2021年9月25日 (土)

河野候補支援など

 石破 茂 です。
 自民党総裁選もあと4日を残すのみとなりました。
 第一回の投票の観測としては、党員・党友票では私が支援する河野太郎候補が優位に立つものの、国会議員投票を加えると過半数には届かず、決選投票になるとの見方が多いようですが、最後まで第一回投票で過半数を得るべく、力を尽くして参ります。
 国民世論や党員の皆様の「自民党を変えてほしい」との強い思いは日々高まっているように感じられ、意を強くしております。

 2012年、谷垣総裁の後を争う総裁選において、地方組織から国会議員のみによる決選投票に対する大きな反発があり、これを受けて総裁公選規程が改正され、決選投票では国会議員は党所属議員全員が一票、地方には各都道府県それぞれ一票の47票が与えられることになりました。今回もそれが適用され、決選投票は国会議員票382票、都道府県票47票で争われることになります。
 しかし圧倒的な投票権は国会議員が持っているという状態にはほとんど変化がありません。公選規程改定時に私は幹事長を務めており、「自分が有利になるような改定をした、と取られるようなことがあってはならない」との思いが強くありましたし、また当時の党内には「安倍総裁のもとに一致して政権奪還後の政治を担おう」との清新な雰囲気が満ちていたように記憶しています。
 あれからもう10年近くが経ちました。国政選挙との間の調整等、技術的には相当の工夫が必要となりますが、決選投票においても党員の比率を半分くらいまで増やせるような総裁公選規程の改正が検討されるべき時期なのではないでしょうか。第一回の投票後、一週間程度の時間をおいて上位2人による討論を徹底して行い、その間に再度の党員投票の準備を完了させることも、決して不可能ではないように思われます。
 先日、河野候補と兵庫県議会の皆様とのオンラインでの意見交換の際、参加者からそのような意見が出て、なるほど然りと思ったことでした。
 今はまず現行規定の中で最善を尽くすのが当面の急務ですが、国会議員票の争奪戦には様々な権謀術数、疑心暗鬼が渦巻くのが通例です。日本国と自民党の在り方が更に透明かつ熱心に議論される総裁選の在り方は、今後さらに模索されなくてはなりません。

 YouTube上には総裁選挙に関しても様々な立場からの番組が投稿されています。地上波では見られないようなユニークな番組がネットメディアの長所ですが、一方に極端に偏した内容のものも多く見られ、こればかり観ていたら思想傾向は相当に偏るだろうなと考えると怖ろしい思いが致します。自分の意向に沿う番組を観たいのは当然ですが、やがて似たような番組が「お気に入り」としてAIに選別され、その傾向はますます加速します。政治に限らず、ワクチン接種などの健康情報や社会経済の問題であっても、その本質は様々な立場や切り口の異なる言論・解説によってこそ明らかになるもので、たった一つの見方に固執してしまえば、ことの本質はおろか、解決策も見いだせなくなってしまいます。
 だからこそどの立場からのものであっても「言論の自由」は保障されるのであって、民主主義にとって必要な健全な言論空間とは何なのか、国民投票の際のネット規制の在り方も含めて、深く考えざるを得ません。
 政治は泣いている人と共に泣く気持ちを持たねばならない。自民党は国会議員のものではなく、国民・党員すべてのものである。保守とはイデオロギーではなく、守るべきものを守るために、異なる立場からの主張にも謙虚に耳を傾ける寛容さを本質とするものである。
 河野候補と共有するこのような思いのもとに、残された日々、最善を尽くして参ります。

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2021年9月19日 (日)

電話作戦など

事務局です。

本日は河野候補とのオンライン座談会の後、小泉大臣とともに電話作戦をしています。

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2021年9月17日 (金)

河野候補支援など

 石破 茂 です。
 今回の自民党総裁選挙において、河野太郎候補を支持することと致しました。15日の水月会総会とその後の記者会見において私の思うところを申し述べました。その全文を載せておきますので、ご覧いただけますと幸いです。またYouTubeで当日の記者会見の映像もご覧頂けます。

 

 「行蔵は我に存す、毀誉は他人の主張(出処進退は自分で決める、批判は他人が自由にすればよい)」とは、勝海舟が福沢諭吉先生に宛てた有名な言葉です。多くのご批判には謙虚に耳を傾けなければなりませんが、自分の決めたことには自分で責任を持たなくてはなりません。

 

 野党時代、ポスト谷垣ということで安倍晋三先生とともに総裁選に立候補した時、第一回投票で党員票では大きく上回りながらも国会議員票を加えると過半数に達せず、国会議員による決選投票で安倍総裁が誕生しました。
 当時、地方の意向が全く反映されない決選投票の仕組みに批判が噴出し、その後、決選投票にも地方から都道府県各一票の計47票が与えられることとなりました。党員に支えられている自民党として、地方票の割合を増やしていくための議論はさらに必要かもしれません。
 今回も、まずは第一回の投票で河野候補が過半数を得るべく、最大限の努力をしなければなりません。

 

 欠点の無い人などいるはずもなく、支える人がどのように補うかもとても大切なことです。シニア層の河野候補への支持を増やすなど、地方の方々に対する働きかけを懸命にやる連休期間中となりそうです。
 2001年、森総理が退陣表明をされた後、橋本龍太郎元総理と小泉純一郎元厚生相が争った総裁選挙においては、国会議員数ではほとんどすべての派閥に支持された橋本元総理が圧倒的に勝っていたのですが、「自民党をぶっ壊す」との刺激的なキャッチフレーズと、田中真紀子先生の応援で小泉先生が旋風を巻き起こし、圧勝しました。
 あの時に橋本元総理が小泉元厚相に勝ったのは地元岡山、野中広務先生がおられた京都、青木幹雄先生の島根、担当大臣をしておられた沖縄の他は私の地元鳥取だけだったように記憶しています。
 当時、支部長・幹事長や職域支部を徹底的に回り、橋本候補のリーフレットを全党員に送付し、電話依頼も全党員に対して行いました。
 今回、総裁選挙で本当に久しぶりに応援する立場に回っていますが、応援を徹底してやらないで、自分の選挙も出来るはずはないと思っております。

 

 皆様、良い連休をお過ごしくださいませ。

 

ダウンロード - 202109142.pdf

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