政策集団 水月会 第2回セミナーのご案内

 事務局です。

 来たる5月9日(火) 18時00分~ホテルニューオータニ東京にて、政策集団 水月会のセミナーを開催いたします。

日時:2017年5月9日(火)
      17時00分 受付     
  〔一部〕18時00分 開会            
              講演(石破 茂)
  〔二部〕19時00分 懇親会

参加費:20,000円
     (事前にお振込みくださいますようお願い申し上げます。)

 参加ご希望の方は、石破茂事務所(FAX03-3502-5174/メールアドレスg00505@shugiin.go.jp)まで、「第2回水月会セミナー参加希望」の旨と、お名前、ご住所、お電話番号、ご職業を明記の上、ご連絡ください。ご案内状を郵送にてご送付いたします。
 お電話でご連絡いただく場合は、03-3508-7525までお願い致します。

 なお、この催しは、政治資金規正法第八条の二に規定する政治資金パーティです。

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2017年3月24日 (金)

G1サミットなど

 石破 茂 です。 
 23日木曜日に、参議院に引き続き衆議院予算委員会で籠池森友学園理事長に対する証人喚問が行われ、私も予算委員として現場で質疑を聞いておりました。
 誰が虚偽を述べているのか、証人が偽証罪にも問われる可能性のある証人喚問という場を自民党主導で設定したのですから、真実が明らかにされ、安倍総理、昭恵夫人、政府関係者が述べていることが正しいという確証を国民が持つように最大限努力するのが与党の務めでしょう。あまりにも当然のことであり、「政権の足を引っ張るのか」などと短絡的に反応するのは的外れとしか思えません。
 我々、立法府や行政府に籍を置く者は、常に納税者や消費者の立場を忘れてはなりません。今回国が負わないとした瑕疵担保責任(売買の目的物に通常の注意では発見できない欠陥がある場合に売主が負うべき賠償責任・民法561条以下)は消費者保護の観点を含むものですし、財政法は財産の共有者でもある国民や納税者の立場から「国の財産は適正な対価なくして譲渡や貸し付けをしてはならない」(第9条)と定めています。これらの趣旨からすれば、今回の一連の行政の対応は、違法ではないと思われますが、極めて異例であるようには感じます。

 21日春分の日に、久しぶりに参加したG1サミットのパネルディスカッションでは、安全保障分科会で神保謙・慶大教授、津村啓介・民進党衆院議員、小原凡司・東京財団研究員と、地方創生分科会では鈴木英敬・三重県知事、阿部守一・長野県知事、末松弥奈子・ツネイシホールディングス専務とご一緒させて頂きました。
 パネル自体はそう長い時間ではなかったのですが、核心的・本質的な議論が出来たように思います。基本的な知識を共有し、空想的ではなく現実的な議論が展開できる方々との時間はとても充実していて楽しいのですが、翻って国会は…我々は更なる努力が必要ですね。
 GIサミットの会場となったルスツリゾートは、東京ディズニーランド、ディズニーシー、ユニバーサルスタジオジャパンに次ぐリゾート施設なのだそうです。新千歳空港から車で一時間半もかかるのが難点のように思うのですが、リゾート地とは本来そういうものなのかも知れません。G1サミットは「日本版ダボス会議」を目指しているものですが、スイスのダボスがそうであるように、そう簡単には行けず帰れない地で開催し、日頃の仕事を離れて濃密な議論を行うことには大きな意義があると思います。

 今週の政策集団「水月会」勉強会は「医学の勝利が国家を滅ぼす」(新潮新書)の著者である國頭英夫・日本赤十字社医療センター化学療法科部長の「サトゥルヌス(古代ローマの農耕神。英語ではサターン。ゴヤの絵画『我が子を喰らうサトゥルヌス』は有名)」と題する講演で、とても刺激と示唆に満ちたものでした。この本は是非ご一読をお勧め致しますし、皆様のご意見をお寄せ頂ければ幸いです。
 國頭部長は本書を「里見清一」のペンネームで著しておられますが、これは山崎豊子氏の「白い巨塔」で描かれている良心的な医師・里見脩二に因むものだそうです。この小説も実に考えさせられる内容の深いものでした。

 週末は、25日土曜日が自民党石川県連珠洲支部政経セミナー(午前11時・珠洲商工会館)ならびに自民党輪島支部能登半島地震復興10周年講演会(午後2時・輪島文化会館)にて講演。
 26日日曜日は「時事放談」出演(午前6時・TBS系列・収録)、地域交流館みほふれ愛プラザ施設見学、同竣工式にて挨拶(午前9時半・茨城県稲敷郡美浦村)、自民党兵庫県連宍粟市支部・春名哲夫県議会議員主催の講演会にて講演(午後4時・宍粟防災センター)、竜友会OB会懇親会(午後7時・鳥取市内)という日程です。
 
 東京都心は全国で一番早い桜の開花宣言となりました(標準木は靖国神社のソメイヨシノ)。満開となるのは4月1日とかで、まだとてもそんな感じではありませんが、もうしばらくするとお花見の時期となるのですね。
 まだ当選一、二回の頃、当時住んでいた九段議員宿舎近くの千鳥ヶ淵に夜桜見物に行った時のことが懐かしく思い出されます。毎年この季節になると荒井由実の「花紀行」(1975年)や麗美の「花びらの舞う坂道」(作詞・田口 俊 作曲・荒井由実 1985年)を無性に聴きたくなります。若い世代の方はご存じないかも知れませんが、とても素敵な作品です。
 来週末はもう4月、皆様お元気でお過ごしくださいませ。

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2017年3月17日 (金)

森友事案など

 石破 茂 です。
 奇怪な「森友事案(事件ではなく)」で今週も国会は混乱気味でした。火曜日の衆議院本会議における民進党議員の質問などを聞いていると、ただ感情的に絶叫するばかりで、あれでは議論は全く深まりませんし、本来の議題である物品役務相互提供協定(ACSA)には付け足し程度に触れるだけで、時間のほとんどを森友事案に費やしていたことも不見識と言わざるを得ません。
 
 本案件について、国民のほとんどは「何が何だかよく理解出来ない」というのが実感のように思われます。
 政府としては「何故今回、国は瑕疵担保責任を負わなかったのか」「ゴミの除却費用の算定をどのように行ったのか」「森友学園側が除却を適正に行ったか否かの検証はどのように行われるのか」などについてわかるように説明しなくてはならないでしょう。
 政府が「委員会ではきちんと説明している」といくら言っても、どんなに説明しても、理解が得られなくては疑問が増すばかりで、説明していないのと同じことになってしまいます。私自身、国民に対して得心のいく説明をしたいと思っているのですが、現時点でその域には達しておりません。与党議員がこんなことではいけないと自戒を込めて思っています。
 政治家の関与があったかも大事ですが、まずは一つ一つの事実の解明が優先されるべきです。政府を支える立場の与党こそがその責を負わなくてはならず、「自民党は逃げている」という印象を国民に持たれることは断じて避けなくてはなりません。
 来週23日木曜日には、衆・参の予算委員会において籠池氏の証人喚問が行われる予定です。場合によっては同氏が偽証罪にも問われる極めて効果のあるものとは思いますが、何をもってして「偽証した」と告発し得るのか、議院証言法のコンメンタールや判例の解説をよく読んでみなくてはなりません。

  私は籠池氏なる人に会ったこともありませんので論評する立場にはありませんが、私が覚える違和感の最大の所以(ゆえん)は、彼ならびに親族の不可思議な言動ではなく、「このような人が保守を名乗るのか」という一点に尽きます。
 故・江藤淳氏は著作「保守とは何か」(文芸春秋刊・平成8年)の中で「保守主義というと、社会主義、あるいは共産主義という主義があるように、保守主義という一つのイデオロギーがあたかも存在するかのように聞こえます。しかし、保守主義にイデオロギーはありません。イデオロギーがない、これが実は保守主義の要諦なのです」と述べておられますが、そのとおりだと思います。この本は自社さ連立政権時代に書かれたものですが、今読んでも示唆に満ちています。
 イデオロギーがないが故に、保守主義は奥深くかつ内省的なものであり、反中国や反韓国を唱えることが保守なのではない、というのは先般も申し上げた通りです。

 自衛隊の日報問題も、事実の早急な解明が最優先であることは論を俟ちませんが、文民統制の名のもとに政治家や官僚たちが制服自衛官たちにあまりに高圧的な姿勢で臨むべきではありません。
 実力組織は単に権威や権力で統制は出来ないのであり、法律・装備・運用・人員について可能な限りの知識を持つとともに、自衛官や家族の皆さんの共感と信頼を得る努力を最大限にすべきです。
 私自身、在任中精一杯の努力はしましたが、足らざるところは極めて多かったと反省しております。
 しかし同時に、誰が大臣であろうとも国の独立と国民の生命・身体を守るため、全力でこれを支えるのが組織というものであって、仮に感情でこれを怠るようなことがあれば、それは国家国民に対する背信行為です。
 文民統制は統制する側もされる側も、常に強い自覚と責任を持たなくては機能しないものです。
 「警察は政府に隷属し、軍隊は国家に隷属するのであり、同じ実力組織でありながら警察に文民統制の概念が存在しないのはその故である」というような論に以前接したことがあります。この論をすべて肯定は出来ませんが、文民統制の本質を含んでいるようにも思ったことでした。

 3月11日に米子市で開催した自民党鳥取県連主催「憲法改正を考える県民集会」は島根県連のご協力も得て2000名を超える方々にお集まりを頂き、ひとまずの成功を収めることができました。開催に当たってご尽力くださった安田優子県連幹事長はじめ関係の皆様に心より感謝致します。
 自民党が本当に憲法改正を目指すのであれば、47都道府県連においてこのような会を開催し、所属国会議員がその思いを述べ、広く党員から意見を聴いて理解を広げるべきです。
 憲法について議論することは国のあり方そのものを考えることに繋がります。政治の側から積極的・能動的に動かなくては憲法改正の機運など高まることはあり得ません。それもしないままに「国民の関心が薄い」などと言うのはエクスキューズに過ぎません。

 第9条ばかりが取り沙汰されますが、第6章「司法」についても改正の必要性を強く感じます。総選挙の際に最高裁判所裁判官の国民審査が行われますが、一体どれだけの人がその名前と経歴、彼らがどのような裁判においていかなる立場を採ったのかを実際に知っているのでしょうか。圧倒的多数の人が何も知らないままに不信任の×印を付けることなく投票しているというのが実態ですが、これこそ形骸化の典型ではないでしょうか。
 自民党憲法改正草案では、国民審査の方法は憲法に定めず、法律でこれを決めることとしています。
 最高裁裁判官は内閣の任命によることとなっており(長官は天皇陛下のご認証を要する)、時の内閣の意向がどうしても反映されがちになるでしょう。三権分立をより実効あらしめる観点からも、審査の方法に加えて国会の関与についても議論し、より良いものとする点があるように思います。
 これらの憲法の議論につき、15日水曜日の水月会勉強会における門山宏哲代議士(比例南関東・千葉一区)の講演やその後の質疑はとても有意義なものでした。

 週末は、18日土曜日が「石破茂君を囲む会」にて講演、その後懇親会(午前11時・リーガロイヤルホテル大阪)。
 20日春分の日は第9回G1サミット第9部分科会A「日本の防衛政策 東シナ海・北朝鮮の脅威にどう対抗すべきか」、第10部全体会「地方創生 政府・自治体・企業の役割とは」にパネラーとして出席(午前8時~ ルスツリゾート北海道 北海道蛇田郡留寿都村)という日程です。
 党役員や閣僚在任中はG1サミットにはなかなか参加できなかったので、今回はとても久しぶりです。
 
 寒の戻りで、東京都心はとても寒い日が続きました。皆様、ご健勝にてお過ごしくださいませ。

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