石破 茂 です。
税と社会保障の委員会がようやく本格的な質疑に入りました。
「GDPの成長に資する」「これ以上の財政悪化を防ぐ」「毀損の著しい所得再配分機能を回復させる」「若い世代に対する所得移転を推進する」「医療、年金、介護の本質である保険としての機能を回復させ、本来の裨益者たるリスクを回避できなかった人に対する処遇を厚く、回避できた人は削減することにより、過度な税率の引き上げを避ける」など、具体的な論点は数多くあります。
政府案はそれらにほとんど答えることなく、「とにかく消費税率を上げる。そのほかのことは後から考える」というだけのものでしかなく、ましてや所謂ばら撒き政策的なものも残っており、自民党としてこのままでは到底賛成はできません。自民党としての案を党議決定の上早急に示し、これを「丸呑み」するか否かを野田総理に迫るべきだと私は思っております。ことは急を要します。欧州の危機は対岸の火事ではありません。
産経などの一部報道にありますように、昨日官房長官、外務大臣に米国ニュージャージー州パリセイズパーク市に設置された「慰安婦の碑」の早期撤去を申し入れてまいりました。
この碑の写真をご覧いただけるとわかりますが、極めて事実歪曲的なものであり、日本政府は国家の威信と名誉にかけて整然と、かつ誠実に対応しなくてはなりません。まだ第二次大戦は終わっていないこと、外交の場は戦いの場であることを改めて痛感させられる事案です。
尖閣衝突事件で強制起訴された中国人船長に対し、那覇地裁は控訴棄却を決定しました。
中国側が「尖閣諸島は中国領土であり、日本の司法手続きを受け入れることはできない」として起訴状の送達を拒否したためですが、日本政府はこれに対してどう対応したのでしょうか。
仮に控訴棄却が確定した場合には、もはや裁判は開かれないことになるのですから、「裁判に影響を与える」との理由で全面公開しないままでいる衝突の映像を解説付きで公正に公開すべきは当然のことでしょう。
天皇、皇后両陛下がご訪英中です。旅のご安全と実り多いご訪問となりますことをお祈りいたします。
以前も書いたのですが、ごく一部を除いて、何故報道はテレビも新聞も両陛下に対してきちんとした敬語を用いないのか、私は不思議でなりません。
皇室に対する尊敬、敬愛の情に差はあるのでしょうが、憲法上も「国民統合の象徴」であらせられる天皇陛下に正しい敬語を用いるのは至極当然のことではないのでしょうか。たとえば「英国訪問中の天皇、皇后両陛下は17日、ロンドン市内にあるホーランドパークを訪れ、園内を散策した」(18日付毎日新聞朝刊)というのは「英国ご訪問中の天皇、皇后両陛下は…ホーランドパークにお出かけになり、園内を散策された」とするのが本来だと考えます。立場上あまり適当ではないので差し控えていますが、新聞に投書したいくらいです。
私の立場でできることはもちろんいたしますが、どなたかこの運動を地道に、しかし粘り強く市井の立場からも展開していただけないものでしょうか。
自民党内で選挙制度改革をめぐり、中選挙区復活論が台頭しつつあります。
小選挙区に移行した結果が現在の有様ですのでわからないわけではありませんが、私は以前も申しあげたとおり、小選挙区制を機能させるための必要条件であった地方分権も、政党法制定も、政界再編もなされないままで小選挙区制だけを導入したためにこのような結果が生じたのであり、運用面の改善も併せて議論する必要があると確信しています。
定数是正もそうなのですが、選挙に関する事項を選ばれる側である国会議員が決めることにそもそもの無理があるのでしょうか。いかなる制度や定数であれ、与えられた条件の中で戦うべきなのであり、己に都合の良い制度を希求するなどあってはならないことです。公職選挙法の改正を憲法との関係も念頭に置きながら研究する必要性があります。
週末は本日金曜日が秋葉けんや代議士青年部設立総会で講演(午後6時半・レトロバックページ・仙台市青葉区国分町)。
19日土曜日が河村健夫代議士後援会「女性のための政治セミナー」で講演(午前10時・美祢グランドホテル・美祢市大嶺町、午後2時半・ANAクラウンプラザホテル・宇部市相生町)。
20日日曜日がフジテレビ系列報道2001出演(午前7時半・広島県安芸市からの中継)、大和ミュージアム見学(午後1時半・呉市同所)、寺田稔前衆院議員を激励する会で講演(午後3時・呉市文化ホール)、広島県隊友会呉支部懇親会で挨拶(午後6時・阪急ホテル・呉市中央)、平口洋前代議士後援会との夕食会(午後7時半・リーガロイヤルホテル広島)。
21日月曜日が平口前代議士世話人研修会で講演(午前7時半・同)という、山陽道日程です。
今日の東京は一時スコールのような雷雨に見舞われました。本当に夏に限っては亜熱帯気候になりつつあるのでしょうか。
お元気でお過ごしくださいませ。