解散から一週間あまり
石破 茂 です。
解散から一週間あまり、選挙戦も実質佳境に入りつつあります。
私にとっては八回目となりますが、お盆を挟む八月の選挙も、解散から投票日まで四十日間もある選挙も初めてで、ペース配分や公務、他の選挙区への応援、そして自身の選挙の日程の割り振りも、走りながら考えるしかありません。
我々政治家は不思議と、選挙に入るとやたらと元気になるもので、体調も極めて良好です。日頃霞が関や永田町で渋い顔ばかりしてややこしい議論を戦わせ、警護官さんたちに取り囲まれてどこに行くにも不自由な毎日で、相当にたまっていたストレスを、一気に発散させている趣すらあります。
好事魔多し、民主党のマニフェストには「日米FTAを締結する」と明記されました。
うがった見方かもしれませんが、「インド洋での補給活動は憲法違反のアメリカへの戦争支援だ」「在日米軍は第七艦隊だけで十分(そもそも第七艦隊は在日米軍ではない、というのは前にも書きましたが)」などと言って不興を買ったもので、補給も継続することを表明、それでも足りなくて農業は完全自由化、との路線に切り替えたのでしょうか。だとすれば、外交観を疑わざるを得ません。
しかし我々はこれに居丈高になることなく、あくまで謙虚に真摯に、自民党の至らざるところをお詫びしながら、対応していかなくてはなりません。
何が起こるか分からないあと一カ月、一時の気の緩みもあってはならないと自重自戒しております。
| 固定リンク
| コメント (19)
| トラックバック (0)