« 2009年9月 | トップページ | 2009年11月 »

2009年10月28日 (水)

鳥取の味

 事務局です。

 明日、10月29日~11月4日の日程で、東急たまプラーザ店、東急日吉店におきまして、「全国駅弁大会」が開催されますが、ここに鳥取の駅弁も参加します。
 お近くの方、ぜひ「アベ鳥取堂」の味をお試し下さい!

| | コメント (62) | トラックバック (0)

2009年10月22日 (木)

国会開会に向けて

 関係者以外、ほとんどの方がご存知ないと思うのですが、来る25日日曜日は参議院神奈川、静岡選挙区補欠選挙の投票日です。
 神奈川は浅尾慶一郎氏の衆議院転出(「みんなの党」公認で当選)、静岡は坂本由紀子氏の知事選転出(落選)による補欠選挙です。党三役の一員としての役目柄、両選挙区とも応援に入りましたが、自民党に対する期待をつくづくと感じ、何とかこのお声に応えねばと痛感したことでした。
 
 来週から臨時国会。野党の存在感は国会論戦がメインであるだけに、周到な準備を重ねなくてはなりません。
 先週末、多くの若手を抜擢した部会長達に対し、「来週の火曜日までに本会議、予算委員会、各委員会の質問原稿を書いてくるように」と命じたのですが、ほとんど全員がこの要求にきちんと応えてくれたことには正直とても感謝しております。自民党もまだ捨てたものではありません。
 今までは所謂ベテラン達が各部会をとりしきり、若手が発言しにくかったり、意見が取り入れられないことも多々あったのですが、最近若い人たちが活き活きと仕事をしているのを見るととても嬉しくなります。一人一人の質では民主党の××ボーイズ、××ガールズに絶対に勝るとの自負を持っており、大臣相手であっても堂々の論戦が期待できます。国会における論戦に、乞うご期待。

 それにしても、郵政会社の西川社長の後任に元大蔵事務次官の斎藤次郎氏が決まったとの報道には驚かされました。
 私は官僚の「天下り」を全面的に否定するものではありませんし、民間人であれ官僚OBであれ、いい仕事をしてくれさえすればよいと思い、そう答弁もしてきたのですが、民主党の諸君が野党時代に、官僚の天下りは「絶対に」許さない、とあれほど言っていたのは一体何だったのでしょう。多数の驕りがそろそろ出てきたのかと思わずにはいられません。

| | コメント (104) | トラックバック (0)

2009年10月21日 (水)

TBSラジオ「アクセス」出演

 事務局です。

 出演予定は、自民党HPに随時更新させていただいておりますが、今回は特別告知依頼がありましたのでこちらにも!
 本日21日2200~、TBSラジオ「アクセス」に小川和久先生、神浦元彰先生と生出演します。濃密国防トークになるか?是非聞いてみて下さい!

| | コメント (9) | トラックバック (0)

2009年10月16日 (金)

新・政調、江畑先生

 谷垣新体制が発足して半月あまり、人事や組織の見直しなどに時間の多くを費やしてしまい、なかなか新・自民党が本格的に動き出したとの実感を持っていただけていないことと思います。

 私たち政務調査会は今週で人事を概ね終了し、派閥にも当選回数にもとらわれずに選任された若手の部会長を中心に国会論戦に臨むべく、精力的に準備を始めました。
 官僚機構に一切頼ることなく、自分の頭で考え、自分の言葉で話し、政府との論争に勝ち、国民に納得していただける能力が要求されており、並大抵のことではありません。しかしこれを乗り越えなければ自民党の再生などありうるはずも無く、全力で立ち向かってまいります。

 野党になると、情報発信の機会が激減します。
 政府・与党であれば放っておいてもいくらでもその機会はあるのですが、野党はこちらからあれこれ工夫を凝らさなくてはどこも取り上げてはくれません。新聞、テレビ、ラジオ、週刊誌、月刊誌、インターネットなどあらゆる媒体を積極的に活用したいと思っていますし、今まであまりなかなか採り上げられることの無かった若くて才能のある人たちをできるだけ登場させようとも思っています。

 今週の某写真週刊誌に「政治家ランキング」記事が載っており、なんと私もランク入りの光栄に浴したのですが、コメントに「論理力と共に多くの人が外見に言及」「見た目と違って言うことはかなりまとも」などとあり、何だか複雑な気分ではあります(溜息)。
 大きなお世話だ、ほっといてくれ!(怒)と言いたいのは山々ですが、採り上げてもらえるだけよしとすべきなのかもしれませんね・・・・

 防衛庁長官時代から直接、間接にご指導を頂いてきた軍事評論家 江畑謙介氏が60歳の若さで逝去されました。
 常に公正・公平、透徹したリアリズムで軍事を語ってこられたご功績は不滅のものであり、かけがえのない方を失ったことが残念でなりません。「こうも使える自衛隊の装備」「兵器の常識非常識」「使える兵器使えない兵器」「米軍再編」などの数々の著書から防衛庁長官・防衛大臣時代に貴重な示唆を受けましたし、電話でも何度か懇切なお教えを頂きました。
 御霊の安らかならんことを心より祈ります。

| | コメント (40) | トラックバック (0)

2009年10月 9日 (金)

中川昭一先生の想い出

 石破 茂 です。

 去る10月4日に56歳の若さで急逝された中川昭一先生のご葬儀に参列してまいりました。
 先生の初当選は私より一期早い昭和58年、30歳でした。
 まだ当選一・二回の頃、中川自民党青年局長の下で次長を務め、タイ・ベトナムなど諸外国を廻った時のことや、細川政権時代、ウルグアイ・ラウンド交渉を巡って夜を徹して議論した時のことなど、23年間の様々な思い出が去来いたします。
 小泉内閣で防衛庁長官を務めていた8年前、当時組織本部長であった先生から、「拉致被害者の家族の方々を支援するためのチャリティオークションを開くので、お前も何か出品しろ」とお声が掛かり、「では鳥取名産の二十世紀梨にしましょうか」と申し上げたら「何を言っている、石破といえばプラモデルしかないだろう、何が何でもお前の作ったプラモデルを出せ!」のご厳命。仕方が無いので一晩徹夜して72分の1の航空自衛隊の往時の戦闘機F-86を組み立て・塗装し出品したところ、これがなんと中川先生の出品された「北海道の名産品お届けカタログ」よりも高値で落札。先生は「なんで石破のプラモデルが俺の出したものより高いんだ!」と随分と憤慨しておられましたが、それだけ郷土に愛着と誇りをお持ちであったのでしょう。

 当選期数も、年齢も、農林水産政務次官・農林水産大臣・拉致議連会長・自民党政調会長と、辿ってきた経歴も似通っており、私の一方的な思いかもしれませんが随分と親近感を感じてきただけに、類稀な才能を持たれた中川先生のご逝去は残念でなりません。
 保守政治とは何か、民主党との対抗軸をめぐって議論が行われています。「真性保守の再生」が叫ばれる中、中川先生はその先頭に立って議論をリードされたかったことでしょう。
 「保守とはイデオロギーではなく感覚である」との江藤淳氏の議論に賛同する私は、先生から見れば現実主義の唾棄すべき存在に映っていたのかも知れません。でも、エドモント・バークの著作などをきちんと読んだ上で、もっと多くのことを胸襟を開いて語りたかった。

 それにしても、政治家とはとても悲しい仕事だな、とご遺影を見ながら改めてしみじみと思ったことでした。
 理想と誇り高き愛すべき政治家、中川昭一先生のご冥福と、ご家族のご平安を心よりお祈り申し上げます。

| | コメント (71) | トラックバック (0)

2009年10月 2日 (金)

八ッ場ダム視察

 石破 茂 です。

 今日は、谷垣総裁に同行して、民主党・前原国交相が建設中止を言明した群馬県・八ツ場(やんば)ダムの現場に行き、地元住民の皆さんや知事、県議、町議の方々の切実なお話を聞いてまいりました。
 費用対効果については、専門家の間でも諸説あって、これが唯一の正解である、と断言することは出来ません。費用は計算できますが、効果を数値化するのは極めて困難です。
 今後の国会論戦に備えて私たちも可能な限り研究するのは当然ですが、むしろ問題は中止に至る手法にあると思っています。

 前原氏は「民主党のマニフェストに『八ツ場ダムは中止』と書いてあり、これが支持されて政権を握ったのだから、建設中止は当然」の一点張りだったそうですが、これは本当に正しいのでしょうか。詳細はまた論じますが、マニフェスト絶対主義ともいうべきこのような手法は代議制民主政治の根幹を揺るがす極めて危険なものと断ぜざるを得ません。
 はっきり言えば、マニフェストの詳細までどれだけの人が読んでいたのか、甚だ疑問です。
 仮に熟読していたとして、例えば十項目掲げられた公約のうち、七つは支持するが三つは支持しないという人がいたとしても(すべてに賛成、などという人はまずいないでしょう)、投票すれば公約すべてを支持したことになるのか。
 「自民党が嫌いだ」「子育て手当てが貰えたらいいな」「農家に戸別所得補償がして貰えたらいいな」などという理由で投票した多数の人々には、八ツ場ダムなんて殆ど何の関係も関心も無かったはずです。
 
 マニフェストが絶対なら、基本的に議会なんか要らない。論戦の過程でいかにその非が明らかになろうと、政府が四年間解散しなければそのまま行ってしまうことになりましょう。
 日々の暮らしに忙しい国民一人一人に専門的に知識があるわけではなく、それを知悉する暇も無いし、その必要もない。だから代議制民主主義が採用されているのではないか。
 政治のシステムに完全なものはありませんが、代議制民主主義はまだベターなものではないかと思っているのです。

 このような手法が採られ、国民の支持も比較的高いのはとても恐ろしい。しかしこのような事態を招来したのも、自民党の責任であることを思うとき、党の再生の重要性を思わずにはいられません。
 ご批判は謙虚に承りつつ、それでも全力を尽くす他はないのです。

| | コメント (71) | トラックバック (0)

« 2009年9月 | トップページ | 2009年11月 »