全面対決へ
石破 茂 です。
秋らしい日々のないまま、初冬となってしまいました。今の政界も似たようなもので、一気に与野党全面対決の様相となりつつあります。
野党の要求した小沢・鳩山両氏の説明責任の履行も、尖閣海域事案ビデオ全面公開も、財政健全化責任法案審議入りも、すべてゼロ回答のまま、職権で月曜日の本会議開催、補正予算の財政演説、火曜日の質疑がまたしても菅直人総理外遊中に決められました。
あまりに不誠実かつ無責任と言う他はありません。菅総理は何の努力もしていない。小沢・鳩山氏に会おうともせず、自分はビデオも見ずに「あれは検察が決めたこと」と責任を回避し、財政規律を無視したままマニフェスト満載の23年度予算を組もうとしている。この一体どこが「先送り一掃内閣」なのか。
予算委員会の私の質疑をご覧になった方はお気づきになったかもしれませんが、私は菅内閣に一縷の望みを託していました。
「菅総理、貴方は何を怖れているのか。もし正しいことをやるのであれば、私たちはたとえ野党であっても協力する」と言ったのですが、どうやら全く通じなかったようです。
結局菅直人という人は「総理からの人」ではなく「総理までの人」であったようです。もはや何のシンパシーも感じません。徹底的に対決あるのみです。国民を馬鹿にするな、と言いたい。
週末は土曜日に自民党福井県敦賀市支部政経セミナーで講演(午後五時半・敦賀市あいあいプラザ)。
日曜日は久しぶりに終日地元。
週が明けて二日火曜日は富山県自民党地方議員連絡協議会で講演(午後五時・名鉄富山ホテル)。
三日の文化の日は橋本岳前衆議院議員再起動の集いで講演(午後五時・倉敷アイビースクエアフローラルコート)となっています。
本当に、少し休みたい…というより、少し纏まってきちんとものを考える時間が欲しい、と思います。
何だか新しい知識を仕入れる暇も無いままにさほど多くもない自分の蓄積をどんどん使い果たしつつあるようで、怖くてたまらない思いです。
その場凌ぎがいつまでも通用しないことは、自分自身が一番よく知っていますので。
季節の変わり目です。皆様お風邪など召しませんように。
| 固定リンク
| コメント (127)
| トラックバック (0)