ご無沙汰いたしました。よいお年を。
石破 茂 です。
大変ご無沙汰いたしました。
総選挙の結果は、本当に有り難いものとして受け止めております。
多くのメディアでも申し上げたことですが、これは「自民党が勝った」というよりも、民主党はその行ないに対する拒絶感が国民に強かった、第三極はその粗製濫造ぶりに正体を国民に見抜かれた、結果として手堅い自民・公明が多くの議席を得た、という分析なのでしょう。
これを自民党に対する全面的な信任とするため、本当の勝負は参議院選挙です。幹事長としての職責を全うすべく、全力を尽くして参ります。
選挙後、あまりの忙しさに本欄の更新が滞っておりますことをお詫びいたします。
この間、書き込みをくださる方々の構成やそのトーンに微妙な変化があったようにも思われます。
政治は単純な白か黒かで決められるものではありませんし、自民党を支持して下さる方の中にも多様な意見があることは当然です。なるべく多くの立場の方々のことを考えて発言しているつもりではありますが、ご理解いただくのは難しいものです。
主権者、とは、自分が為政者の立場に立ったとした場合にどうするかを考えて発言し、行動する人のことを言うのだと思っています。
自分の考えだけが正しい、と思い込んだり、一時的に権力を掌握したり人気が出たりしている者の近くに寄ってきて自分もその立場になったかのごとく振る舞うような人は、結局は「主権者」に相応しくないのであり、真の国民主権を実現するためにはそのような態度を排することが必要なのではないでしょうか。
権力も、人気も決して永続するものではありません。
その虚しさをよく認識しつつ、自重自戒しながら新年を迎えたいと思っております。
一年間、誠にありがとうございました。どうかよい年をお迎えくださいませ。
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