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2013年5月31日 (金)

忙殺など

 石破 茂 です。
 今週もまた、参院選の候補者選定、参院選の公約作成のスケジュール調整、都議選・参議院選の応援、各議員のパーティでの挨拶などに忙殺された一週間でした。
 その合間に党務処理、陳情などが入り、夜は夜でパーティをいくつかこなした後、随分前から約束していた会合に出席し、帰宅は大体11時過ぎ。「休むのも仕事のうち」ですから何とか五時間は寝ようと努力するのですが、なかなかそううまくはいきません。
 私たちの一週間は移動や街頭活動の多い土・日が一番体力的にきつくて、月曜日が疲労のピーク、木・金あたりが精神的に疲労のピークでまた週末、という繰り返しとなっており、七日に一日は休みを設けるというのはなるほど昔の人の知恵はたいしたものだったのだなと妙に納得したりしております。国家国民のために働ける立場にあることを幸せだと認識する他はありません。

 選挙が近づいたり、いろいろな案件が難航したりすると、世の中には随分とつまらぬ人が本当に居るものだと改めて思わされます。「自分さえよければいい」「他人をどれだけ貶めても構わない」と信じ、そのことに何の良心の呵責も感じない人はいます。このような輩に負けて堪るか、と自らを鼓舞するのですが、一方においてこんな輩を相手にするのも馬鹿らしいな、という気がふっとしないでもありません。

 明日から六月、都議選、参院選に願わくば全力を集中したいと思います。
 桜も、サツキも、紫陽花も、その美しさに触れる機会もないままに季節が過ぎ去って行くことに寂寥感と焦燥感を感じますが、いつかそれを愛でるときが来ることを信じています。

 週末は鳥取県連、島根県連の大会、パーティと参院選対応に費やします。
 日曜午前九時からは松江より「日曜討論」に中継出演の予定です。

 皆様お元気でお過ごしくださいませ。

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2013年5月24日 (金)

各種選挙など

 石破 茂 です。
 東京都議選は6月14日告示同22日投票、参院選はまだ正式に確定はしていないものの、7月4日告示同21日投票の見込みとなっており、連日連夜その対応に追われております。
 都議選は4年ごと、参院選は3年ごとに行われるため、12年に一度、都議選に引き続いて参院選が行われる年があり、今年はそれに該当します。
 宇野宗佑総裁のもとで戦った24年前の都議選と参院選はともに惨敗、小泉純一郎総裁のもとで戦った12年前はともに大勝。参院選ではありませんが、4年前は都議選とそれに続く衆院選で惨敗、47ある都道府県議会議員選挙のひとつではありますが、間違いなく都議選は国政選挙の先行指標です。

 都議選も、国政選挙も、候補者の人格識見や実績が優れていても、「自民党公認」というだけでバタバタ落選することが時折あります。「いかに大逆風であっても勝てる自民党」を作っていかなくてはならないのですが、そのような候補者ばかりではないのであって、とにかく「国民が嫌だなあと思う自民党」とは訣別しなくてはなりません。それは耳に痛い正論を唱えないことを意味するものでは決してなく、あくまで立ち居振る舞い、居ずまいの問題だと思っています。
 いつも申し上げていますように、私は派閥否定論者ではありませんが、「数は力」という派閥の論理がすべてに優先するような自民党にだけは戻ってはなりません。報道を見る限りにおいて、なにか昔の自民党回帰への萌芽が感じられて危惧の念を抱いております。
 私のような自民党内における異端者的存在が幹事長職を務めていること自体極めて異例のことですが、それだけに当然風当たりも強いものです。批判も提言も当然あってしかるべきですし、党全体のために過てる点を改めることもまた当然ですが、それらはどうか党の公の場で述べて頂きたく、心からそのように願っております。党の論理は派閥の論理に優先し、国民の論理は党の論理よりも優先されなくてはならないのです。

 愛知県連が推薦した名古屋市長選挙、党本部が推薦したさいたま市長選挙と政令市の選挙で敗け戦が続いています。
 「あくまで地方選の結果であって国政に連動しない」というのが敗けた時の常套句ですし、首都であり時期的にも近接する都議選と異なる所ですが、この2つの敗戦を糧として地方選への取り組み方をもう一度分析、点検しなくてはなりません。
 この2つの選挙の最大の敗因は自民党支持者が自民党推薦候補に半分しか投票しなかったことにあるのであって、戦略的にも戦術的にも徹底した再考が必要であることを痛感しています。

 週末は25日土曜日が自民党佐賀県連大会と佐賀県内各地での遊説。
 26日日曜日は両陛下ご臨席の鳥取県における植樹祭行事と参院選に向けた諸活動を予定しております。

 初夏の風が心地よい日々、皆様お元気でお過ごしくださいませ。

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2013年5月17日 (金)

終盤国会など

 石破 茂 です。
 平成二十五年度予算も成立し、国会も終盤を迎えました。
 区割り法案、海外で危難に遭遇した邦人の陸上輸送を可能とする自衛隊法の改正案、日本版NSC設置に関する法案等まだ多くの重要法案が残っており、参議院の今の状況を踏まえながらこの取り扱いに遺漏なきを期して参ります。

 今週は橋下発言・西村発言への対応、都議選、参院選対策と各地域での応援に忙殺された一週間でした。
 橋下・西村発言については、それぞれの信念や思いを述べたものであって、どう繕ってみても今更どうなるものでもないように私には思われます。
 これを支持される方もごく一部にはおられるのかも知れませんし、思想信条はそれがいかなるものであれ各人の自由なのですが、「大阪市民を代表する市長」「全国民の代表者たる国会議員」としては看過されるべきものでは当然なく、その自覚に欠けるものと断ぜざるを得ません。
 発言の撤回だ、離党だ、除名だ、議員辞職だと騒がしいことですが、橋下氏の人気にあやかって当選した人々が自己保身のためにあれこれと画策している様は見苦しさを通り越して哀れさに近いものを感じます。発言には十分に立場をわきまえて注意しなくてはなりません。自重自戒。

 都議選、参院選共に間近に迫り、応援日程が極めて錯綜してきました。「都議選は国政選挙と同様の体制で臨む」と言った以上、全力を尽くす他はありません。応援演説も通り一遍のものであってはならず、準備には相当の時間と労力を要しますが、一票一票を大切にするというのはそういうことだと思っております。

 参院選は選挙区の候補者選定をすべて終え、比例区の選定が最終段階になっています。
 名乗りを上げて自民党の公認を求めておられる方には当然それぞれの見識や思いがあるのでしょうが、判断基準は「その人を公認することを国民が、党員がどのように受け止めるのか」という視点が最も重要であるように私は思います。日々第一線で努力して頂いている地方党員や地方議員が違和感を持つような判断であっては決してなりません。
 最終決定は私の責任において行うものであり、当然恨みを買い、批判や怨嗟の的となるのでしょうが、それが幹事長の責務であると信じております。

 明日十八日土曜日は秋田県連の政経セミナー。
 十九日日曜日は新宿と秋葉原で都議選候補予定者の応援演説を行った後、沖縄県連幹部との意見交換会のため那覇に参ります。
 いつの日にか自分の時間が出来て、来し方行く末を真剣に考えることのできる日を待ち望んでおります。

 五月も後半に入ります。お元気でお過ごしくださいませ。

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2013年5月10日 (金)

「傷だらけの山河」「遠い海」など

 石破 茂 です。
 五月もはや十日となりました。連休が終わって四日、ようやく世間に日常の日々が戻ってきたように思われます。皆様はいかがお過ごしになりましたでしょうか?

 私は山口、福岡、香川、熊本、地元を廻り、ほとんどを街頭や集会での参院選に向けての演説や講演に費やしてしまいました。
 飛行機や電車の移動の際、楽しそうな人々を見るにつけ羨ましくもなりましたが、この休みの最中(さなか)に自民党の話を聞きに来て下さる方のことを思うと、そんなことを言っては罰(ばち)が当たるというものですね。
 私同様、連休中ほとんど休みなく働いた方も大勢おられるのでしょうし、贅沢を言ってはなりません。

 連休最終日、有難いことに午後少しだけ時間が空きましたので、たまたま本棚の奥から見つけた石川達三の「傷だらけの山河」と井上靖の「遠い海」を読み返しました。
 高校や大学の頃、石川達三の「青春の蹉跌」「人間の壁」などの社会派小説や井上靖の「氷壁」「欅の木」「花壇」「星と祭」などの作品を随分と読んだものでした。
 今改めて読み返してみると、遠い昔の記憶が鮮やかに蘇るだけでなく、新しい発見もあったりして、随分と楽しいひと時を過ごせました。「傷だらけの山河」はいかにも社会派作家らしい作品ですし、「遠い海」を酷評する人もいますが、私にはとても切なくてかつ爽やかな佳品に思われます。それにしても…もうあれから四十年近くが経ったのですね。

 今週は川口参議院環境委員長解任問題、憲法記念日の余波なのか、憲法改正、就中96条についての取材、参議院候補者選定の大詰めの作業、さいたま市長選挙の対応など、相当に慌ただしい日々でした。
 環境委員長の問題は世論の支持が我々に向いており、これを今後の糧として一層謙虚に注意深く当たって行かなくてはならないと思ったことでした。
 96条については随分と多くの文献にあたって自分なりの整理をしたつもりでおりますが、なお精査が必要だと感じております。
 参院候補者は、能力識見も当然要求されますが、「何をやりたいのか」「何故自民党なのか」が明確であることが何より大切です。それぞれにそれなりの方が推薦人としてバックにおられるのですが、最終的にはすべて私の責任において決めることです。
 本欄にもいろいろなご意見が寄せられておりますが、すべて拝読いたしておりますので、そのことだけはどうかご理解くださいませ。

 週末は十一日土曜日が東京都議会議員選挙支援で青梅、福生、その後自民党山梨県連政経文化パーティ。
 十二日日曜日が自民党山形県連大会、その後さいたま市長選挙の応援で大宮、見沼、岩槻、浦和と街頭演説会をこなします。
 下手にお休みをとると、かえって体調のリズムが変調をきたしてしまうのですが、その意味ではこれでよいのかもしれません。

 日曜日は母の日、皆様お元気でお過ごしくださいませ。

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2013年5月 9日 (木)

「石破茂君を囲む会2013」のお知らせ

 事務局です。

 来たる5月20日(月)、「石破茂君を囲む会 2013」を開催させていただくこととなりました。
 年一回開催しておりますパーティ(政治資金規正法8条の2に規定する政治資金パーティ)でございます。
 もしご興味のある方がおられましたら、石破茂事務所(03-3508-7525、h00505@shugiin.go.jp)までご連絡くださいませ。

 【開催要領】
 平成25年5月20日(月) 18:30~ 
 ホテルニューオータニ東京 本館宴会場階 「芙蓉の間」 (東京都千代田区紀尾井町4-1)
 会費:20000円

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2013年5月 2日 (木)

連休後半など

 石破 茂 です。
 とうとう五月になってしまいました。
 世の中は少し曜日配列が悪いとは言うものの、ゴールデンウイークの真っ最中。
 金曜日は香川県にて参院選関連の諸集会。
 土日は街頭演説会など参院選関連諸集会を地元でこなします。

 そうはいっても通常の業務はやや少なくなっておりますので、久しぶりに憲法のテキストを読み返したり(もっとも我々の学生の頃は宮沢俊義、清宮四郎、佐藤功先生の時代でしたから、新しいものもきちんと読まなくてはなりませんね)、メタンハイドレード技術の学習会や次世代4Kテレビの見学会など、日頃出来ないでいた計画をいくつか試みたいと思っております。
 
 連休明けからはいよいよ都議選、参院選モードに入ります。
 東京都内、全国各地を回る予定でおりますので、その節は何卒よろしくお願い申し上げます。

 皆様、お元気で連休後半をお過ごしくださいませ。

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