イシバチャンネル第四十弾
事務局です。
イシバチャンネル第四十弾をアップロードしました。
今回は平成25年を振り返ってみました。
ブルートレイン廃止から始まり、都議選・参院選、五輪や富士山の世界遺産登録、朝鮮半島問題、日中外交、靖国参拝、そしてケネディ駐日大使についてなどです。
ぜひご覧ください。
追伸:質問は随時受付中です
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事務局です。
イシバチャンネル第四十弾をアップロードしました。
今回は平成25年を振り返ってみました。
ブルートレイン廃止から始まり、都議選・参院選、五輪や富士山の世界遺産登録、朝鮮半島問題、日中外交、靖国参拝、そしてケネディ駐日大使についてなどです。
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石破 茂 です。
昨日、安倍総理が靖国神社を参拝しました。
私は昨日の記者会見で、「総理は、戦地に赴き戦火に斃れ散華された英霊にひたすら感謝と哀悼の誠を捧げ、不戦と平和の誓いを新たにするとの思いで参拝したのであり、これが理解されれば外交関係が悪化することはない」と申し上げました。
この問題は日本人一人一人の歴史観、宗教観、皇室観と深く関わっている極めて難しいテーマあり、私もこれまで随分と考えてきたつもりですが、いま一度よく整理したいと思っております。
橋爪大三郎教授はその論考「首相参拝は合憲である」(その先の日本国へ 勁草書房刊に収録)の中で、「靖国神社に祀られている人々は、『公民としての義務を果たした』点で、近代市民社会の価値に合致している。そして戦後日本にとって有意味な死者たちである。その死者たちの『霊』を現在は一宗教法人である靖国神社が独占しており、日本国民がそれを祀る儀礼を行なうことが出来ないのが問題の本質なのである」と論じています。
靖国神社については数多くの著作が出されていますが、立場や賛否は別として、「靖国神社と日本人」(小堀桂一郎・PHP新書)、「靖国問題」(高橋哲哉・ちくま新書)、「靖国と小泉首相」(渡辺恒雄vs若宮啓文・朝日新聞)、「靖国神社をディベートする」(北岡俊明+ディベート大学・総合法令)、「靖国神社解放論」(稲垣久和・光文社)などは今まで数多く読んだ中では印象的なものでした。
年末年始にもう一度読み返したいと思っておりますが、機会があればご一読くださいませ。
普天間基地を名護市・辺野古に移設するために必要な、仲井眞沖縄県知事の公有水面埋立承認がなされ、普天間の危険性除去が大きく前進することとなりました。長くこの問題に関わってきた者の一人として、感慨無量のものがあります。
混乱の発端は、鳩山由紀夫元総理が抑止力の意味を深く考えもせずに「国外、最低でも県外に移設する」と述べたことにありました。「時の政府がそう言っているのだし、実現すればこれに越したことは無い」と多くの沖縄県民が思ったのは極めて自然のことであり、沖縄県知事も、沖縄の自民党も「県外移設を求める」との立場に転じました。
「辺野古に移設する。その完成まで普天間基地は現状のまま使い続ける」というのではありません。
今回、在沖海兵隊の訓練やそれと一体である普天間におけるオスプレイの飛行を可能な限り本土で引き受け、基地の建設に要する工期を可能な限り短縮することとしました。
加えて、他の米軍使用区域の早期返還と、単なる「運用の改善」ではなく地位協定の内容に何らかの形で変更を加えることに関して協議を開始することとしました。
これらは、沖縄県知事、自民党沖縄県選出国会議員、自民党沖縄県連の訴えに最大限対応したものであり、彼らの努力なくしてここまで到達することは出来なかったと確信致しますし、正当な評価がなされるように今後さらに努力して参ります。
基本は「日本で負うべき負担をアメリカに負わせず、日本全体で負うべき負担を沖縄に集中させない」ことに尽きます。
今年も今日で御用納め、新年仕事始めは、私は一月六日、自民党本部は一月七日となります。
例年通り大晦日に選挙区に帰り、元旦に上京、皇居の新年祝賀の儀に参列いたします。
テレビは大晦日に「列島縦断ライブ景気満開テレビ」(フジテレビ系列・午前七時)、一月五日に「時事放談新春スペシャル」(TBS系列・午前五時四十五分・収録)、「新報道2001」(フジテレビ系列・午前七時半)、一月六日に「プライムニュース」(BSフジ・午後八時)、一月八日に「深層ニュース」(BS日テレ・午後十時)に出演の予定です。
今年一年、本欄をご覧いただいている皆様はじめ、多くの方々にお世話様になり、本当に有り難うございました。
来たる年が皆様にとって幸多い年となりますよう、お祈り申し上げます。
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事務局です。
昨日(12/26)収録したイシバチャンネルの様子です。
動画につきましては、改めてアップいたします。
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石破 茂 です。
猪瀬東京都知事の辞任を受け、選挙に向けて候補選考を進めなくてはなりません。
突如の辞任、という特別なケースである今回の都知事選を離れて、あくまで一般論として思うのですが、現行の選挙期間はあまりに短すぎはしないでしょうか。候補者の体力的・資金的な負担や、騒々しい期間が長く続くことによる迷惑など様々な問題はありますが、「こんな人とは知らなかった!騙された!裏切られた!」「所詮アマチュアで政治のことを知らなかったのだ!」的な批判が選挙後に澎湃として湧き起こる様子を見るにつけ、候補者の政治家としてのスキルアップや、有権者が真贋を見極めるためには、選挙期間のみの活動ではあまりに足りないのではないかという気がしてなりません。
私自身は立候補表明から初当選まで、1年9か月の期間がありました。
当時は中選挙区制で、有力な現職や元職がひしめく中、来る日も来る日もただひたすらごあいさつに伺い、5人、10人の小会合を繰り返して、何とか最下位で当選することが出来ました。もう27年以上前のことです。
信じられないほどに献身的に支えて下さる方も多くいらした半面、寝返りや背信も何度か体験し、そこから多くのことを学びました。
選挙の基本はあくまで、どれだけの有権者と接して個人的な信頼関係を築くかに尽きるとの思いは今も変わりません。政治家としてのトレーニングを積む期間として、また有権者が候補者の真贋を見極める期間として、どのような工夫が出来るのか。一つのヒントはアメリカ大統領選挙なのでしょうが、あれも膨大な資金を必要としますし、何か良いお考えがあればご教示くださいませ。
傲慢、とか脇が甘い、とか猪瀬氏に対する批判は多くありますし、その通りのことも多いのでしょう。特に東京電力病院と徳洲会との件が、致命的となったのではないかと思われます。
高名な作家から副知事に転じ、そのまま知事にまで上り詰めた猪瀬氏には、政治家になるための準備期間があまりに足りず、いきなり権力の極みに昇りつめてしまったことによる弊害が如実に出てしまったのかもしれません。その足らざるところを補うシステムを機能させられなかったことの責任は、何処にあったのかと考えてしまいます。
東京都政はオリンピック・パラリンピックに向けた準備のみならず、首都直下型地震への対応、全国最低の出生率、かつてのニュータウンへの対策等々、極めて多くの課題を抱えています。
当選するための知名度や華やかさとともに、行政を執行できる見識と、都庁という組織を動かす手腕を持った人でなくては務まる仕事ではありません。
自民党として、いかなる態勢で臨むのか、東京都連の考え方をよく聞きながら早急に答えを出さなくてはなりません。
「昭和16年夏の敗戦」や「黒船の世紀」など猪瀬氏の著作の愛読者である私は、都民・国民に対する説明責任を真摯に果たされた後、また作家としての猪瀬氏の活躍を期待しております。
ブルートレイン型の夜行特急の全廃が発表され、大袈裟かもしれませんが、一つの時代が終わったのだと思わされます。
15日の日曜日、秋田県能代からの帰途、多分これが最後になるだろうなと思いつつ特急「あけぼの」に乗車いたしました。
日本海側の小さな駅にも停まりながら一路上野を目指す車内で、夜行列車に乗って東京と地元を何百回となく往復した日々のことを思い出しておりました。
わざわざ空港まで行かなくとも、近くの駅から乗れて、目が覚めれば目的地、というこの便利さが何故価値として否定されるのか。運賃が高いのだ、通勤電車の邪魔だ、採算性が悪いのだ、快適ではないのだ、などとの様々な批判を浴びながらも、でもどこか違うのではないか、との思いを禁じ得ません。
週末は予算編成の仕上げのための各種会議、天皇陛下のお誕生日の式典などの予定となっております。
お元気で週末をお過ごしくださいませ。
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石破 茂 です。
臨時国会は二日間の会期延長をしたものの、結局七日の深夜に参議院において法案処理を了して終わりました。
特定秘密保護法に関して、行政権による恣意的な運用を防ぐためには、立法権若しくは司法権の関与が必要であり、諸外国において整備されているこの仕組みを法施行までに提示することが今後の立法府の責務となります。
有事法制やイラク特措法の際にも、「徴兵制復活」「海外派兵」などというまったく無根拠の批判がありました。
しかし当時は報道各社の論説委員に対する説明をはじめ、多くのインタビュー、テレビ出演などを通じて事前から努力していたのですが、今回はそれが必ずしも十分ではなかったことを反省しております。
今後、多岐にわたる諸課題を前進させるためにも、丁寧な説明を怠ってはならないことを改めて痛感いたしました。
一般の国とは大きく異なる内容を持つ中国の防空識別圏の設定、人民解放軍の海・空軍力の飛躍的な増強、北朝鮮の権力構造の激変など、事態は急速に動いています。
こちらに隙があればそこに付け込まれるのは歴史の常であり、憲法前文にある「(日本国民は)平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して我が国の安全と生存を保持しようと決意した」という状況からますますかけ離れていく現状においては、外交的な努力とともに、安全保障の法的・能力的な不備を改め、運用の実効性を高めていくことこそが、戦争を回避するための道なのだと信じます。
今年もあと二週間余り。
TPP交渉は越年したものの、普天間基地移設に向けた環境整備など、まだまだ難題は山積しています。何とか気力と体力を振り絞って乗り切っていかなくてはなりません。
本日金曜日は長崎県。
土曜日は地元からウェークアップ・ぷらすに中継出演した後、鳥取県内の行事などに出席する予定です。
日曜日は秋田県大館市と能代市へ参ります。
お元気でお過ごしくださいませ。
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事務局です。
先週、キャロライン・ケネディ米駐日大使が自民党本部にお越しになりました。
会談したときの様子です。
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石破 茂 です。
昨朝、自民、公明、維新、みんなの党の実務者間で合意し署名された、特定秘密保護法案に対する見解をまとめた文書は、相当に深い内容が盛り込まれています。実務者の真摯な努力に深く敬意を表します。
本法案の成立後も、立法府・行政府とも更なる努力が必要です。このような実務者たちの地道な努力はメディアにほとんど報道されませんが、必ずいつか成果となって現れるものと確信します。
防衛庁、防衛省で仕事をしていた時、内部で議論や決定されたことが数日のうちに新聞に載ることが頻繁にあり、情報保全体制に大きな疑問を持ったものでした。
イラクに自衛隊を派遣した際、現地の実情を視察し、より実態を把握するとともに、現場の自衛官を激励したくて何度も極秘裏に視察計画を立案したのですが、毎回メディアの知るところとなって結局実現はしませんでした。誰がいかなる意図をもって報道に漏らしたのか、最後まで判明もしませんでした。
防衛庁長官の訪問計画のどれほどの部分が秘密に当たるかは判断を要することですが、漏洩に対する抑止力が十分に効いていなかったことは事実でしょう。
私自身が危害に遭おうとどうなろうと、それは職務上負うべきリスクですが、現地の活動に支障をきたしたり、現場の隊員にまで危害が及んだり、それが他国にまで影響を及ぼすようなことがあってはならないのであって、その時の判断はやむを得ないものでしたが、随分と悔しい思いをしたことでした。
戦争をするためではなく、戦争にならないためにこそ、この法案が必要なのだということ、そして指定のルールを明確にすることにより、時の政権の恣意を防ぎ、情報公開が進むという長所があることを、もっと多くの国民に理解していただく努力が今後も必要です。
今週末の日程は全く流動的ですが、土曜日に「激論!クロスファイア」(収録)、日曜日に「報道2001」「日曜討論」の出演が予定されております。
皆様お元気でお過ごしくださいませ。
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石破 茂 です。
整然と行われるデモや集会は、いかなる主張であっても民主主義にとって望ましいものです。
一方で、一般の人々に畏怖の念を与え、市民の平穏を妨げるような大音量で自己の主張を述べるような手法は、本来あるべき民主主義とは相容れないものであるように思います。
「一般市民に畏怖の念を与えるような手法」に民主主義とは相容れないテロとの共通性を感じて、「テロと本質的に変わらない」と記しましたが、この部分を撤回し、「本来あるべき民主主義の手法とは異なるように思います」と改めます。
自民党の責任者として、行き届かなかった点がありましたことをお詫び申し上げます。
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