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2014年1月31日 (金)

代表質問を終えて

 石破 茂 です。

 総理の所信表明に対する本会議代表質問も終わり、今日から予算委員会における質疑が始まりました。
 25年度補正予算、26年度本予算を出来る限り早期に成立させ、消費税率引き上げを視野に入れて景気が失速しない態勢を整え、これに続く諸法案の審議をなるべく早く開始させたいと思っております。
 昨年の臨時国会の反省を踏まえて、時間に余裕を持って万全に近い体制で臨まなくてはなりません。
 
 28日火曜日は、久しぶりに本会議での代表質問に立ちました。原稿を載せておきますので、皆様ご多忙のこととは存じますが、週末お時間がある方はお目をお通しくださいませ。
 新聞はともすれば「石破幹事長、官邸と公明党との間で板挟み」的な政局報道に偏りがちで、中身について詳しく論評してくれませんが、当然ながら今重要なのは政局ではなく政策です。
 安定的な政局運営がなされる中で、多くのマスコミは何か波乱要因は無いかと機会を虎視眈々と窺っているようにも思われますが、そのようなことは事の本質とは遠いものです。
 各々の政策について、議論を加速し、結論を出し、進捗を速めていかなければ、決定的な禍根を残しかねません。財政も、経済も、社会保障も、エネルギーも、安全保障も、すべてにおいて然りです。

 東京都知事選挙も最終盤となります。この間、様々なご意見を承ってまいりましたが、組織として対応する以上、手抜かりなく最後まで力を尽くして参ります。選挙は勝たなければ意味が無く、さりとて勝てれば誰でも何でもいいというわけにも参りません。民主政治とは、この狭間で煩悶する営みのように思われます。

 今週読んだ論考の中では、雑誌「東亜」(霞山会刊)の特集「積極的平和主義が変える日本外交」、なかでも川島真東大准教授の「歴史的視座から見る日中関係」を興味深く読みました。
 この雑誌はかつての「外交フォーラム」の流れを汲むもののようで、なかなか一般書店では手に入りにくいものですが、啓発される機会が多くあります。

 週末は土曜日が地元。
 日曜日は東京で都知事選の支援に廻ります。
 明日から二月、お元気でお過ごしくださいませ。


H26.1.28本会議代表質問原稿

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2014年1月24日 (金)

党大会など

 石破 茂 です。

 お陰様で、さる土日に開催いたしました党大会も、盛会のうちに終えることが出来ました。お越しいただいた皆様、ネットなどでご覧いただいた皆様など、多くの方々に心より御礼申し上げます。

 土曜日の、近く改築予定の国立競技場を見学する「さよなら国立競技場訪問ツアー」から始まり、恒例となった「屋台村」での昼食、青年局・女性局の会議、全国幹事長会議、日曜日の党大会本番、懇親会に至るまで、すべて順調に滞りなく進行いたしました。
 昔々はいざ知らず、以前の党大会は「長い、眠い、つまらない」といったものが多くて「議事が終わって代議員としての務めを果たしたら帰る」という方も多々おられたのですが、四年前野党に転落したのを機に、来場者の方々に「来てよかった!」と思って頂けるための様々な工夫を凝らしました。
 幹事長の党情報告などはなるべく短く、映像や音楽を多用してビジュアルに、総裁の国政全般にわたる演説をメインに据え、幹事長演説は党運営を中心にしてそれを補う形とし、ワークショップや屋台村などで党員や党友に参加意識を持って頂くように心掛けました。
 勿論、今後も多くの改善が必要ですが、今回は私が記憶する限りにおいて初めて時間以内に党大会は終了し、関連行事に参加して頂いた方も過去最多ではなかったかと思います。萩生田筆頭副幹事長はじめ、幹事長室を中心とした実行委員の皆様、党職員の皆様、ご苦労様でした。
 
 屋台村では最後にカレーが足りなくなってしまい、ご迷惑をおかけしました。例年より多く用意したつもりだったのですが、不手際をお詫び申し上げます。
「今年は苦しかった野党時代を忘れないために辛口にした」との私のコメントが多く取り上げられましたが、味はいかがだったでしょうか。私はレシピ(のようなもの)を書き、仕上げに立ち会ってスパイスを加えただけで、あとはすべて党本部厨房スタッフの皆様にお世話になりました。本当に有り難うございました。

 将来的にはアメリカの民主党・共和党大会のように、地方でも開催するお祭り的要素も多く盛り込んだ党大会にしたいのですが、総理以下閣僚の公務との兼ね合いや会場の確保、更には警備の都合上なかなか困難と言わざるを得ません。限られた条件の中でより良いものを目指していきたいと思っております。

 沖縄県名護市長選挙は残念な結果となりました。
 候補者一本化に時間を要し、実質的な運動期間が三週間しかなかったこと、多くのメディアが名護への移設に批判的であったことなど厳しい条件の中で、地元の皆様に本当によく戦って頂きました。
 しかし負けは負けであって、この選挙の結果をよく検証・反省するとともに、国として名護を中心とする北部地域発展のため、今後も尽力し、普天間の危険性の早期除去と沖縄の負担軽減に努めてまいります。

 昨日東京都知事選挙が告示されました。わが党の立場は党大会で安倍総裁と私が申し上げたとおりです。
 二月九日の投票日まで、都民の皆様が候補者の政策や姿勢に耳を傾けていただき、多くの方々の共感とご支持を頂くべく努力を致して参ります。

 週末は土曜日が地元で県中部女性部の集会。
 日曜日は松江からNHK「日曜討論」に中継出演(午前九時)、その後自民党島根県連の政策研修会に出席致します。
 今日から通常国会が始まり、私は来週火曜日午後一時より本会議での代表質問に立つ予定です。
 与党質問は野党質問より格段に難しく、週末残余の時間、何とか頑張って原稿書きをしなくてはなりません。

 一月も下旬となり来週はもう二月、立春も間近です。皆様お元気でお過ごしくださいませ。

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2014年1月18日 (土)

屋台村

 事務局です。 
 本日、党本部で開催された屋台村の様子です。

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2014年1月17日 (金)

名護市長選など

 石破 茂です。

 昨日は沖縄県・名護市長選挙の街頭遊説に立ちました。
 発展著しい沖縄県の中にあって、名護市を中心とする北部・やんばる(山原)地域は人口の伸びも、所得も、雇用も今一つといった状況が続いています。国政、県政と一体となった市政を行うことによって現状を打破し、市民の幸せを実現したいと願っています。
 普天間基地の移設先として名護市・辺野古を選定したことも、現在の「ワースト」の状態を少しでも改善したいとの意図によるものです。
 消費税導入の時と同様、「駄目なものは駄目!」との主張はとても分かりやすいものではありますが、「ではどうするのか」との案が全く示されない、極めて無責任な主張と言わざるを得ません。

 「本土から来る人はカネの話ばかりしている」とのご批判もありますが、私たちはカネで人の心が買えるなどと全く思っておりません。ご負担をお願いする以上は、精一杯のご恩返しをすることが当然のことだと思っております。

 辺野古に建設される代替施設の規模は普天間基地の42%の規模に縮小され、住宅地の上を飛行するという危険性も除去され、なおかつ「日本全体で負うべき負担は本土もこれを引き受ける」との考えのもと、現在の普天間の機能の相当部分を本土に分散移転するという、現時点で考えられる限りの方途を尽くして実現を図るものです。
 尖閣をはじめとするこの地域の安全保障環境を考えた時、日本のみならずアジア太平洋地域の平和と安全のため、沖縄に一定の抑止力は保持しなくてはなりません。
 かつて小沢一郎氏は「第七艦隊さえあれば十分だ」と述べましたが、そのように単純なものではありません。抑止力の意味も理解せず、普天間の危険性除去の方途にも言及せず、ただ「駄目なものは駄目!」と主張している方々を見ていると、何とも言い難い気持ちにさせられます。
 あと二日、現地と連携して最善を尽くし、市民のご判断を待ちたいと思います。

 名護市では「日本の春はここから」をキャッチフレーズに25、26両日に桜祭りが開催されるそうです。
 沖縄には年に十回近く行っていますが、一度も公務以外で行ったことはありません。いつの日にか、公務抜きで沖縄に行ける日が来ることを願っています。

 東京都知事選挙も間近です。
 当欄にも舛添氏支援について様々なご意見が寄せられており、そのすべてを拝読しております。
 名護市長選挙も、東京都知事選挙も、あらゆるご批判は選挙の責任者である私が負うべきものです。民主政治が多くの人の利害や意見を調整する営みである以上、「ベスト」でなければ「ベター」を追求する他はありません。
 すべての人が納得する「ベスト」などは存在しませんし、政治家は思想家でも哲学家でもないのであって、これが務めなのだと思っております。

 週末は、土曜日、日曜日と党大会関連の行事が続きます。
 ことのほか寒い週末となりそうです。どうかご自愛くださいませ。

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2014年1月15日 (水)

党本部「屋台村」準備の様子です。

 事務局です。
党大会前日の1/18(土)に開催される党本部「屋台村」の準備の様子です。

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2014年1月10日 (金)

新年ご挨拶

 石破 茂 です。
 新年明けましておめでとうございます。
 旧年中は大変なお世話様になり、誠に有り難うございました。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

 年末年始はテレビ出演や東京都知事選挙、名護市長選挙への対応などで結局相当に慌ただしく過ごすことになってしまいました。あの本も、この本も読みたいと相当に張り切ってオフィスから何冊も持ち帰ってはみたものの、靖国神社関係の書籍を数冊読んだだけで終わってしまいました。この傾向は学生時代の休み前と全く一緒で、人間進歩の無いものだと思わされます。

 昨年末、靖国関係の本を何冊がご紹介いたしましたが、もしお読みになった方があればご感想をお聞かせいただければと存じます。このテーマはおそらく戦後日本を考えるにあたって最も大きく深いテーマのひとつと考えます。
 どのような立場をとるにせよ、反対の立場の見解にもよく目を通し、意見が異なるのであれば論理的に対応できるようでありたいと心掛けております。

 これは選挙の候補者選考にあたっても全く同じです。
 我が自民党は組織政党であり、いかなる選挙であれ候補者への対応を決定するに当たっては党内の様々な見解を聞き、総裁のご決断のもとで決定を致します。一部の者が独断するようなことがあれば、それはもはや組織政党ではありません。
 本日、自民党東京都連が舛添要一氏を推薦する決定を行い、党本部に上申を致しました。
 都知事選挙に限らず、選挙の候補者たらんとする者に対して我が党が決定します際には、伝聞風評によることなく根拠を正確に検証した上で判断致します。有権者の審判に足るだけの材料を提供することは、政党としての当然の義務であると心得ます。

 忙中閑あり、というわけでもないのですが、本日某雑誌の「伊400型潜水艦」についての取材を短時間お受けいたしました。
 兵器はその国のその当時の考え方を如実に表します。大和型戦艦と零式戦闘機はあまりにも有名ですが、潜水空母とも呼ばれた伊400型潜水艦にもそれを見ることが出来ます。
 戦略兵器として構想されながら、最後は特攻兵器としての運用がなされ、何一つ戦果を挙げないままに終わったこの潜水艦からは、多くのことを学ばされます。

 この冬一番の寒さの週末となりそうです。私は地元と東京でいくつかの行事をこなす予定です。
 お元気でお過ごしくださいませ。

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2014年1月 7日 (火)

新年仕事始めの様子です。

 事務局です。

新年仕事始めの様子です。

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