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2015年9月25日 (金)

同盟のジレンマなど

 石破 茂 です。
 シルバーウィークなるものも終わり、世の中は平常の体制に戻りつつあるようです。
 日頃の疲れを癒された方、行楽地にお出かけになった方、連休と関係なくお仕事をなさっておられた方、いろいろな過ごされかたがあったことかと思います。
 私は後半の二日間、何年振りになるのか、全く予定の入らない時間を過ごしました。有り難いことでした。日頃寝ていない分を取り戻して、少しでも良い状態で今後に臨もうと思ってはみたのですが、あれこれ仕事のことが頭に浮かんで寝付けない、やっと寝たらいろいろな夢を見て目が覚める、結局仕事の本を読んで何とか精神の安定を保つ、というような有り様で、ワーカホリックもかなり重症です。
 しかし、日頃見ないNHKのBS番組をいくつか見られたのはとても幸いでした。以前も放映された「映像の世紀」のデジタルリマスター版と、NHKスペシャル「憎しみはこうして激化した 戦争とプロパガンダ」の再放送は極めて秀逸なものでした。オンデマンドでも配信されていますので、是非ご覧頂きたいと思います。

 安全保障法案について、本欄をご覧の皆様にどうしてもお考え頂きたいのは「同盟のジレンマ」、すなわち「戦争に巻き込まれる恐怖」と「同盟国から見捨てられる恐怖」についてです。前者のみが強調され、国会においての議論も集中したように思われますが、後者についてどのように考えるべきなのか。
 有史以来、集団的自衛権という概念が確立する遥かに前から、同盟を結んだあらゆる国々は、このジレンマの相克に悩みながら自国の安全保障について政策を立案してきたのですし、成功例も、失敗例も枚挙に暇がありません。
 日本において前者のみが強調され、後者についてほとんど議論がなされないことがいかに異様で、いかに恐ろしいものなのか。後者が現実となった時に慌てふためいても、装備の造成にも、部隊の錬成にも、恐ろしく長大な時間と膨大な労力とがかかるのであり、これらを為さないままに辿るであろう国家国民の運命に思いを馳せたことがあるのだろうか。それが国民に対して責任ある国家の為すことなのか。私は決してそうは思いません。長くこの仕事に関わってきた者として、痛切な反省とともにそう思います。

 今から13年前、初めて防衛庁長官を拝命した時、「日本にはなぜ海兵隊が無いのか」と尋ねたことがありましたが、当時防衛庁・自衛隊の幹部から明確な答えはありませんでした。
 「アメリカ海兵隊があるから」というのがその答えであり、彼らもそのことは十分に承知していたはずですが、「軍事的には日本にも領土防衛と海外の自国民保護とを主任務とする海兵隊的な組織が必要であると考えるが、その是非の判断は政治が責任を持って行うべきである」という議論がなされない言論空間に強い違和感を覚えたものでした。
 太平洋戦争中の硫黄島のイメージが強烈なせいかもしれませんが、海兵隊はよく言われる「殴り込み部隊」というよりは、国家主権である領土の防衛と海外における自国民の保護とを主任務とするものであり、それを他国に委ねる独立主権国家とは一体何なのか。この議論を提起してこなかったのも、専ら政治の責任です。

 立憲主義との関係についても、何故それに反すると主張されるのか、法理論的に明確な説明をされた方をあまり知りません(あまり「法理論的に」などという言い方はしたくないのですが、議論の性格上ご容赦ください)。
 そもそも創憲議会における吉田総理の答弁にあるように、「個別的自衛権を認めること自体有害である」という立場を当時の政府は採っていたはずでした。保安隊の創設の際にそれまでの解釈を改めて個別的自衛権の行使を認め、それが時間を経るにつれて政府の解釈として定着し、国民もそれを当然のこととして認識するようになったのです。国会の議論で「集団的自衛権の容認は立憲主義に反する」と唱えられた方はこれをどのように考えるのか。
 そもそも量的かつ相対的な「必要最小限」という概念を「憲法判断」としたこと自体に無理があったのではないか、との考えも成り立ちえます。
 また、刑法において「正当防衛」の中に「他人のためにする防衛」も違法性阻却事由として位置づけられているのは、自然権と共に法秩序の保護が正当化事由とされていることによるものですが、国家の自衛権においてこれが否定される理由は見当たりません。

 前回も記したように、安全保障法制はまだ一歩進んだに過ぎないのであり、これから先の展開こそが重要です。これを一過性のものとしてしまっては我が国の独立と平和を保つことはできません。その道は遥かで遠く、険しいものですが、地道な努力を欠いてはならないと思っております。

 新たな政策集団については、次回に記したいと思います。自民党創設以来、全く新しい集団の発足は初めてであり、それだけに批判も多いのは当然のことです。世に問うべき50年後、100年後を展望した政策を絶え間なく立案し、国民に直接向き合い、語りかける。そのような集団を目指しています。

 週末は26日土曜日が、10月25日放映予定のBSーTBS番組の岡山県、鳥取県、島根県を走るJR西日本列車乗車取材。
 27日日曜日は東京鳥取県人会総会・懇親会に出席の予定です。
 国会も事実上閉幕し、少しだけ安堵したような感じです。
 皆様お元気でお過ごしくださいませ。

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コメント

お疲れさまでした

投稿: mr | 2015年9月25日 (金) 20時55分

私は以前から日米安保の片務性を米国民は理解してるのか疑問に感じています?このアジア近郊で米国を助けるための行動を取らなかったら米国世論の反応を考えると不安になります!

投稿: 渡辺栄治 | 2015年9月25日 (金) 22時35分

   戦争に巻き込まれるという議論は実は今米国であり、日中の間に入りたくない米国人がいる事でそういう議論があるのだろう。以前はベトナム戦争やイラク戦争で日本が巻き込まれたくないという議論があって9条と集団的自衛権行使が難しい事から逃げてきた。米国でも戦争疲れは国民の間に蔓延している様でその為に日本に巻き込まれるのは御免だという論調がおこるのだろう。そして米国の日本が集団的自衛権の行使を大歓迎する裏には日本が責任を持って対処する自覚が出た事への表れの裏返しかもしれない。介入しても感謝もされず戦争好きと揶揄されウンザリしているのかもしれない。しかし米国が介入せず、引けば他の勢力が台頭し余計独裁的な権力者が上に立つに過ぎない。中国からISSIL迄米国より彼らが良いと言う人達がどれだけいるか疑問だ。

投稿: 忍者 | 2015年9月25日 (金) 23時42分

   同盟国から見捨てられるという事からイメージするのはフィリピンと韓国です。戦時統制権移譲でノムヒョン政権時に当時のブシュ大統領にすぐにでも返すと言われ焦り、延期、その後も延期の連続だ。そして韓国の軍隊を見てもKF16戦闘機のレーダーが統合出来ず運用も難しい事になりそうだ。それに陸軍を想定して発足している軍の場合、海軍での戦略や船酔いによる兵士の教育も簡単にはいかない。それに加え、空母を運用するとなると最低三隻はないと訓練する機体、運用する物、そして点検する物だ。それに関わる人員も数百から数千になるので簡単に用意出来る訳が無い。戦闘機のパイロットでも戦闘行為を出来る様になるまで相当な時間を費やさないと無理だ。そう考えると軍隊は簡単に編成出来る物では無い。フィリピンも反米運動と自然災害で米軍が撤退したが中国の埋立ての呻きに合う事になった。勿論、これらの国は同盟解消はしていないが同盟である価値が低下すれば強い国は負担や他の理由で見放す事も無くはない。そうならない為には互いに重要である事を相手にも示さないと成り立たない。そういう意味から言えば、日本が集団的自衛権等を米国が歓迎したのはこれらの逆を行く成功例と言えるが一部の日本人はそれを理解していない。

投稿: 忍者 | 2015年9月26日 (土) 00時22分

文中にある『「他人のためにする防衛」も‥…』については、全く知らない概念でした。
素人の肌感覚だけでは駄目ですね。

投稿: tofactory | 2015年9月26日 (土) 01時19分

   ドイツは難民受け入れに積極的だが3割近くがシリアからの政治亡命者で難民として受け入れて欲しい為に虚偽の申告をしているようだ。勿論、彼らも必至なのだろうし善意ある譲歩が戦闘を激化させたオバマ政権や欧米社会にも責任が無い訳では無い。しかしこれを日本の周辺諸国で考えると何とも難しい問題が起こる。果たして反日国家からの経済移民でも反発が起こるのに政治的な難民として区別して受け入れる国民と理解がどれだけ広がっているかと思うと唸りたくなる。昔中国残留孤児の受け入れもあまり理解が進まず、拒否していたが日本では政府があまり説明をしない為、理解が中々進まないだけでなくしなくて当たり前というのが本当の所ではないだろうか?同情して手を差し伸べるのは素晴らしいがその後の差別や弾圧はもっと見苦しい。

投稿: 忍者 | 2015年9月26日 (土) 01時29分

   集団的自衛権は立憲主義に反する?意味不明としか言えません。自らの存在を否定するならいざ知らず、自国だけでは守れない現代にあって自衛権のみで守れるという思い込みが前提でない限り無理があります。法律で存立を何で否定するに至るのか?又否定する根拠になる論拠もないまま、否定に至るのか?あり得ない議論です。推測ですがこの議論の前提には軍隊でない自衛隊が自国を守るという所から発しているのではないかと思いますが自衛隊だけで守れるという確実な前提などある訳がありません。つまりその為に集団的自衛権も必要ですし、同盟や集団的自衛権を行使しないと守れないのです。自国だけで守れない確実性はいくらでも証明や仮定が可能です。自衛権のみで自国が守られ侵略もされずにいた国を全く知りませんがあるのでしょうか?

投稿: 忍者 | 2015年9月26日 (土) 01時57分

同盟…自国と他国との関係。→日本にも戦国時代があり、2国間関係のみならず、第3、第4 の関係まで考えた時、自国の影響力と、同盟を結ぶべき相手国の影響力を考えた結果として、自ずとして同盟を結ぶべき相手が決定します。また自国戦力と相手の戦力とを考えた時、答えが出るのではないでしょうか。

投稿: 島谷淳子 | 2015年9月26日 (土) 02時02分

表現としては問題なのかもしれませんが『石破派』誕生を嬉しく思いますし、大いに期待しております。  皆さま共々お元気でご活躍くださいませ。

投稿: 61 | 2015年9月26日 (土) 02時28分

安部総理の会見、申し訳ないが鼻で笑っちまうくらい内容の無いものでしたね。6600兆だの何だの根拠の無い数字だけ言われてもね…まぁ、成長はするんでしょうが、衰退する下がり幅の方が大きいですよ。道理です。少子高齢化が進む現状で数字が上がる要素はありません。横ばいくらいでも必死にならなきゃ達成なんてできないでしょう。少子高齢化対策間違ってませんか?女性の社会進出?保育園の増設?それで子供増えました?経済を押し上げるのは子供です。これは間違いない理屈。数字ばかりで方法を示さない演説に説得力なんてありません。皆で考えましょうよ。

投稿: 誰の声? | 2015年9月26日 (土) 05時58分

群馬大学附属病院…

ある医師による腹空鏡手術で8人死亡、その後同じ医師による開腹手術でも10人死亡していた事が発覚…数ヶ月の内に計18人が手術後死亡していた。最初に、この事件がテレビに出た時、どこかの情報番組が、この医師による手術の記録画像を手に入れ、別の大学の専門医に見せて意見を聞いた所、『・・・なんて言うか、下手ですね!』って言ってました。患者は、どうすればいいのか…見た目で腕の善し悪しは解らない…

投稿: まな | 2015年9月26日 (土) 06時45分

【独フォルクスワーゲンによる不正】

 意図的に排ガス規制の数値をその当局が行う検査の時だけクリアする目的で不正な装置を使っていたことが発覚し、メーカーの最高責任者もその事実を認めたという衝撃的なニュースがあって、その後、経営者の辞任声明が、続いてあった。
 後任の責任者は系列傘下のポルシェの最高責任者が就任するというニュースが、25日にありました。この偽装事件は、意図的に行われていて、しかも、それに関与した者が少数らしいのですが、偽装された数値を宣伝に使い、欧州クリーンオブザイヤーの称号さえ獲得してしまったことを見れば、組織的な犯罪になってしまっていることに注意を要しますね。宣伝に携わった人々はその事実を知らなかったかもわかりませんが、捏造された数値の性能があると大々的に世界にアピールしたことで、環境汚染の拡大に関与したことにもなってしまっていたのだ。

 『信頼を失うのは一瞬で済む。』という言葉を、この3日ほどの間に表現してしまう事件になっています。株価の暴落もさることながら、2兆円を超える制裁金の話が飛び出し、それによってまた株価の暴落も加速したそうである。デイーぜル車の触媒に利用されるプラチナも、この事件の発覚と同時に7%の市場の下落があったらしい。一つの自動車メーカーの事なのに、同業他社にも与える影響も大きいと見られているようです。そして、なんと、独逸の製品に向けられていた信頼にも影響が出るのではないかと懸念されていますね。とんでもない事件がなぜ起きたのかについて、捜査当局の解明を待つしかないですね。
 動機が非常に気になります。出来もしない条件を出来ないと認めることが嫌だったのか? あるいは、その場しのぎさえすれば何とかなると思っていたのか? ばれたらどうなるのかについては何も考えなかったのかという事で、愚かな人々の弁明がどういうものか興味はありますね。未開の人々の出まかせではないところに、深刻な疑惑を感じますね。技術立国の独逸で技術を巡る不正があった。
 本当に驚きました。人間の闇というのは、底なしなのかもわかりませんね。
 独フォルクスワーゲンには、60万人の従業員がおられるそうです。大変なことになるかもわかりませんね。
 EUの経済にも深刻な影響があるという人もいるようです。我が国の自動車メーカーも、疑惑の目が向けられないとは限りませんね。デイーゼル車では、マツダという事になるのでしょうか、とばっちりを受けることにならないか心配ですね。

 嘘がばれるというのは信頼を失うという事なんですよ。それは商売人にとっては死なんですよ。それが解っていなかったという事かもわかりませんね。嘘をつきまくっている特定アジアの経済数値が出鱈目なのは周知されていますが、彼等はそれで信頼が既にないことも承知していると思います。それでも、本当の数字を公表することがない。相手にされていないという事も自覚がないのでしょう。そこと独逸が同じようになれば、本当に大変なことになると思います。残念では済みませんね。

投稿: 旗 | 2015年9月26日 (土) 07時27分

政策雇用目標、
悪い文句事ではないですが
雇用の質もある。
日本に観光に来た中国人などが驚くのは、
空港のカート運びにしてもタクシー運転手にしても
「日本は何でこんなに高齢者ばかり働いているのですか?」と。


途上国の人は文句も言わずに
日本人よりよく仕事をして賃金も日本人よりトータルでかなり安かったりして語学など意欲も能力も高い人が多い。
多くの日本人は比べて見た事のある人がほとんどいないので実態を知らない。
企業も右左翼のスケープゴートにされるから表立っては言わないが業績を求めるマトモなところならそういう視点で経営をしているはず。
そうでなければ競争で生き残れない。

投稿: 鳩肉 | 2015年9月26日 (土) 12時07分

なぜ政府は「同盟国から見捨てられる恐怖」という論点を提示しなかったのでしょうか。そうすればアーミテージ・ナイ レポートの通り進める説明がすっきりするのに。国民に正直にならなければ、どこまでいっても丁寧に説明したことにはなりませんよ。

投稿: 原口真 | 2015年9月26日 (土) 13時24分

安倍政権大丈夫ですか?

国連に出発したそうだが朴大統領と会い「最も大切な隣国」だから経済協力という名目で血税を出し「関わらないことが日本国益」であるのに自ら日本国民を貶めるつもりですか?(既に外務大臣が動いていますね)

日本は国連で今まで以上に平和に貢献する=日本国民の血税を今まで以上につぎ込むとか日本で難民受け入れると宣言するつもりか?どうせならローマ法王に会い「国連の役割、あるべき姿、国連の現状」についてどう考えているのか具体的な話を引き出したほうが国連改革を主導できると考え行動できなかったのか?

朴大統領「創造経済」←?日本人「言葉遊び?具体的な政策と行動は?(笑)」

安倍首相「一億総活躍」←日本人「日本もか…」

原稿読んだ時点で違和感ないなんて…保育園の問題さえも解決してないのに…しかも兼任させるとはいえ大臣まで任命する?自民党「安倍政権」は大丈夫?日本をおかしな方向に向かわせようとしている?自民党への不信感増幅させただけでは?


韓国で行われる世界軍人大会に日本防衛大臣が参加?しかも日本の安保法案に韓国側に理解を求める?何故日本を敵国とする韓国と軍事交流する必要があるのか?旭日旗を罰する国と?安保法案について「日本に必要だから」日本国民に理解を求めるものなのに何故「韓国」に理解させる必要があるのか?説明願います。

親中政権になった豪国で潜水艦の現地生産条件を日本も呑むと?技術流出より目先の利益ですか?「技術流出が認められた時の豪国の責任と賠償の条件」を当然呑ませているのか?…

インドネシアに中国との間で高速鉄道で揺さぶりをかけられている情けない日本…今までインドネシアに対し日本はどんな関係を構築してきたのか…「今のインドネシア政府が高速鉄道導入で自国民の安全よりもお金を優先する国であったとインドネシア史に残らないことを願っております」「我々が高速鉄道建設するということは日本国民が享受している同等の安全をインドネシア国民に約束しているのです。その後のメンテナンス技術もインドネシア国民が担えるよう人材育成も含みます。その為にはこれ以上の譲歩はできません。」とインドネシア国民に向けて言えばいいだけ。わざわざ日本国益を削ってまで中国との競争に勝つためだけに譲歩すればますます舐められるのに…それとも今まで注ぎ込んだ「賄賂」のせいで退くに退けなくなったとか?
その国に見合うレベルのインフラを考え、相互がwin-winでない事業をする理由は?

参議院での手打ちといい安倍政権(自民党)は大丈夫ですか?

投稿: KK | 2015年9月26日 (土) 13時25分

どんどろけの会になるんじゃないかとちょっと思ってましたw

ジレンマはジレンマである以上は、対処法が複数あるので単なる危機より脱するチャンスが多いものと考えます。
上の例なら「戦争に巻き込まれない」か「同盟国に裏切られない」か、どっちかの条件を満たせば良いはず・・・。
似たものに安全保障のジレンマというのがあって、要はコミュニケーションが大事なのだとか。

おつかれさまです。休みの日は肩の凝らないものをみるべき。
「ナポレオンの村」良かったですよw

投稿: きました | 2015年9月26日 (土) 15時09分

「上石見駅にて」

9月26日(土)午後8時過ぎ。
米子で釣りした帰り道。
トワイライトエクスプレスが上石見駅に停車中なのでで立ち寄る。

地元の方が「今日は石破さんが乗車されてるのよ」と教えてくださった。
えっと驚き 目の前の車両を見る。

サロン車両にTVの中の人。
(H県F市の私はTV画面でしか拝見したことがない。)
とっさに 手を振る両手振る。

気づいて手を振ってくださった。
ありがとうございました。

次の停車は生山駅
‘おっさんしょううお’の
出迎えを受けられましたでしょうか?
日南町のマスコットは可愛いですね。


釣果もやや良。
今日は良い一日になりました。

投稿: 栗原  さゆり | 2015年9月26日 (土) 22時48分

鳥取砂丘での犬連れ禁止して下さい。花火や線を描くことを禁止しているのに、犬連れで進入するのを禁止しないのはおかしい。公園の砂場が犬の糞尿のために敬遠されるようになって久しいですが、鳥取砂丘も同様に、犬やラクダの糞尿が心配で、裸足で歩くには勇気が要ります。本当は禁止したいが、犬を禁止するとラクダも禁止しないとおかしくなるので、禁止しないのでしょうか。レンジャーの人に聞いたところ、ラクダの糞は回収するが、尿は回収不可能だそうです。砂丘の一部で、砂が固くなっているのはそのためでしょうか?

投稿: 鳥取砂丘 | 2015年9月27日 (日) 05時38分

石破さん  ≪強い違和感の爆発≫
石破さんのこのブログ全体の行間に未だに「安倍版安保法制について国民の理解が不足している」と云うニュアンスが強いことに強い違和感が爆発的に湧き上がる。石破さんの口癖である「政治家が国民を信頼しているか?」が宙を彷徨っている気がする。

同時に、産経の世論調査(↓)を思い出した。まあ、この調査実施者が予て安倍一味に提灯を点けており屡々捏造記事を垂れ流す3Kですから無邪気に鵜呑みには出来ないのですが、それ故にその表面と裏面に多くの世論状況が読み取れると思います。
9/21産経世論調査結果(抜粋、%)http://goo.gl/xTfbRB
【①【問】日本の安全と平和を維持するための安全保障法制の整備について:必要69.4 必要でない24.5 他6.1
②【問】安保関連法が与党と野党3党の賛成多数で成立したことについて:評価する38.3 評価しない56.7 他5.0
③【問】国会は安保関連法案の審議を十分に尽くしたたと思うか:
思う18.0 思わない78.4 他3.6
④【問】日本の安全保障を考える上で、日米同盟は必要か:
必要84.3 必要でない9.7 他6.0】
⇒①の結果は3Kの安倍支援姿勢が必要回答を水膨れさせているとも考えられるが、一方で国民の7割が今の安保体制では不十分であり整備と強化が必要だと理解している顕れとも読める。
②と③の結果は明らかに国民を主役とする現行憲法と民主主義の下でその手続きが各段階で蔑ろにされたと云う認識の顕れだと読める。政府答弁の揺れを放置した採決は拷問だったと読める。
④の結果は、反対の少なさを含めて「複眼の読み」を入れなくても日米同盟の必要性が確っかりと理解されていることを示している。

愚見では、今回の戦争法制成立は従来の「左側の平和ボケ安保」から「右端の平和ボケの安保」に極端に振れた結果と観える。左右の違いがあるだけで歪んでいることに変わりはない。然も、今度のこの振れは、6年前の民主党への政権交代での主役が「情緒的な国民」だったのに対して、今回の主役は「打算計算が得意で私情に駆られて暴走した政治権力者」だった。表現を換えれば、従来も今回も無段階グラデーションをなす政治の海のなかで肝心の「中庸域」を素っ飛ばした。広深永で智的な正解を逃した。深浅や言葉の違いはあるとしても、この調査結果①が「国民市民の中にも真正の知識人や有識者に認識されている」と証明している。
蛇足:国民の多くは「右端の平和ボケ」が成立させた安保法制の細部に仕込まれた悪魔(この部分が“戦争法制”に該当する)を問題視しているのだと思います。その問題意識が「安倍の美しく化装した大局」に潜む如何わしさや胡散臭さを感じ取ったのだろう。この限りで「同盟のジレンマ」と云う的確とは言え安保研究者が使う言葉や考え方の詳細は知らなくても、国民は確っかりと適切にことの本質を判断できていると思う。
草々

投稿: 小倉摯門 | 2015年9月27日 (日) 08時25分

石破さん  ≪伊藤仁斎の構え≫
再び小林秀雄さんエッセイ「哲学」(文芸春秋 昭和38年1月。文春文庫“考えるヒント2”に収録)から一寸長いですが一部を引用してご紹介します。
曰く【(伊藤)仁斎に言わせれば、学問の道は、「学ンデ知ル」ところにはなく、自ら、「思ッテ得ル」ところにあった。(中略)「思ッテ得ル」の思ウとは疑うという意味である。(中略)仁斎には何でもわかったとする賢者というものが一番油断がならない人種となった。そこで、愚者の迷いは浅いから心配しないが、千里の外に迷っている世の賢者の為に深く懼れる、という反語となる。これが単なる反語なら面白くもないのだが、これは、彼の「積擬」の結実なのであり、彼の学問の命なのであり、彼の言う「実徳」の現実の性質から発せられる反語なのであった】

⇒語弊を承知で言うのですが、優れた思想家である人災とは云え「多寡が思想家」にしてなお「実徳のために積擬」を謳い実践していたのです。「一億二千万国民の命運と国家の行く末を決定づける政治家」も「その政治家の頂点に立つ政治権力者」は、多寡が学者や思想家とは比べられないほどの広く深く永い視座で「実徳のために積擬」を実践する責務ObligationまたはDuties(注)を背負っているのだと思う。
(注)此処で「責務」とは自然法や道理が特に身分高き者達に課す重いものであり、多寡が人定法が定める「責任Responsibility」とは全くの別物を指す。世間は屡々この両者を混同している。国家や企業の経営トップを論じる全ての場合に混同されているGovernability(統治能力や資質)とGovernance(統治制度)またはCompliance(法令順守)に通底している。

蛇足:この国が眼前に抱える重大な問題に戻れば、国民も自民党議員も、息を吐くように嘘を吐く安倍一味には「疑いを積み上げる」、「一片の信頼も期待さえも断じて置かない」ことが欠かせないのだと。
草々

投稿: 小倉摯門 | 2015年9月27日 (日) 10時22分

難民受入

最近ペルーの人が連続で殺人事件を起こしたらしい件について…やっぱり言葉が通じず意思を伝えられないジレンマ…生活習慣の違いは大きい。関口宏のサンデーモーニングのスポーツコーナーで野球の外国人スケット選手がよく乱闘になますが、彼等も大リーグでは乱闘になっていない!それは、やっぱり言葉が通じなくてストレスがたまる所に原因がある…って言ってました。
ただ単に受入るだけではなく、その人の生活が成り立つ支援が何なのか考え必要はあると思います。日本人は島国根性があるから、地続きで国同士が隣接している国より、好奇心大勢な所もあるが、他を受入しづらい部分があったりもする。難民になってしまう原因を解消して、生活環境を変えずにすむ支援を国連で話合えないものか…。

投稿: まな | 2015年9月27日 (日) 10時48分

※「戦争に巻き込まれる恐怖」と「同盟国から見捨てられる恐怖」
おっしゃる通りだと思いました。
ただ前者は 何処の国も等しく有るのだと感じます。

自分は、今の状態の日本を本気で
アメリカが守ろうとするであろうか?
そちらの方が心配です。
いま安保に反対されてる方々は いざと言うときに
アメリカに替わり日本を守るために先頭に
立っていただけるんでしょうかね?

投稿: 南 辰有記 | 2015年9月27日 (日) 11時33分

お疲れ様です。
私達国民は、最近ようやく「日本はなぜ基地と原発を止められないか」などの本を読む事によって、日本はアメリカの同盟国などではなく、戦後まだ主権すら回復出来ていないアメリカの属国である事を知り始めまています。
日本国民の人権を踏みにじる不平等条約が押し付けられたままです。
我が国の独立と平和を保つために、先に主権を回復して下さい。同盟国と本当の同盟を築く為に。

投稿: 篠原 | 2015年9月27日 (日) 14時35分

【正徳3年9月26日は、勘定奉行荻原重秀の命日である】

 幕府の経済の立て直しを図り、元禄の改鋳と後に呼ばれる貨幣の金銀の含有量を減らして発行させたことは、当時に於いて金山銀山の生産量が枯渇しつつあった現状を見た方策という事もあったが、『貨幣は国家が発行するものであり、その信用は国が負うものだから、瓦礫を以てこれに代えても、やり抜くことができるのだ』と言ってやったことである。これは200年後に於いて経済学者が、『貨幣国定学説』で述べていることを先取りした政策である。荻原が実際には、瓦礫を以て小判と主張したわけではないが、金の含有量を減らしたことは間違いのないのことで、これでデフレに沈んでいた経済に活況をもたらし現在の政府が望むような緩やかなインフレの実現があったのは、間違いのない処である。しかし、彼の政策の意味は理解されることがなかった。特に、ガチガチの儒学で幕府に仕えた経済音痴の新井白石などからは、罷免を求める声が挙がり、荻原は、それが為に更迭され、食を断って抗議の死を迎えたそうである。彼の命日は正徳3年(1713年)9月26日(新暦では11月13日)の事である。59歳であったらしい。
 
 現在いる財務省関係者や麻生財務大臣は、荻原重秀を慰霊するべきではないかと思いますね。当時の一部の頭が悪いが政策提言ができる立場にいた人々の支持が得られなかった政策であるが、その画期的で先駆的な天才経済官僚の存在に注目するべきだと思いますね。
 誰も思いつかない政策の実行があったという点に注目したほうがいいですね。そういう事がないと経済政策は行き詰まりを見せるのではないかと思いますね。
 国家の信用とは何かについて深い洞察があったのだろうと思います。そういう方面から国の財政を考えた勘定奉行はいなかったという事も注目する必要があると思いますね。

 荻原重秀は、200俵取りの旗本に生まれた人である。荻原家は三河以来の譜代ではなく、武田家の遺臣である。家康が武田の正統が絶えたことを残念に思い、自分の五男を宛て再興したことや、井伊家に武田の遺臣を預けたり。幕府の旗本に取り立てたりしたことがあったことで、荻原重秀がそこにあった。勘定奉行になる前は佐渡奉行の職にあった。金山の経営に関与していたわけである。また、それより前には、太閤検地以来の検地を、幕府が実施した際に、この荻原が関与していたと言われている。経済の実際を見て勘定奉行に至ったと思われますね。適材適所の人事があったという事です。そういう立場にいる者を、ゴチゴチの政論しか頭にない朱子学者の新井白石が批判を繰り返したわけである。
 今に見る憲法学者を見るようだ。そういう批判に抗しきれなかったのが6代家宣である。彼が、荻原を罷免した。
 荻原は書物を残さなかった。彼の考えが伝わらなかったのはそこにある。経世の闇が幕府を苦しめたのは事実であり、新井白石のような門外漢が、財政の立て直しに寄与したことは一度もない。新井白石は、荻原は貨幣改鋳で26万両を懐に入れたと云ったらしいが、そういう事実はどこにもない。新井白石のような人は自分の主張の実現のためなら、あることないことをでっち上げるのは平気である。まさに民主党が安保関連法案を『戦争法案』と云ったことと変わりがない。
 荻原の墓を見ればわかる。彼の墓は日照山長明寺(台東区谷中)にある。26万両を懐に入れた人の墓が墓石一つなのかという事だ。
 荻原重秀の事績については最近になって評価が変わり、その先駆的な考え方に驚く人が多いようだ。200年も先の考え方を先取りする頭脳について、今おる経済官僚は学ぶこともあるのではないか? 財務省はもっとしっかりしないといけませんね。

投稿: 旗 | 2015年9月27日 (日) 17時18分

そこまで言って委員会…見ています

まだODA続いているんですか?止めれば…世界2位の国なんだから世界3位の国からの支援って不用でしょう…世界には日本の確実な支援を必要な国はたくさんある…支援の表明だけで支援しない国が沢山あるとか…
日本からお金、技術と支援して貰って…恩を忘れない国もあれば、起動に乗ってくると反日になって…なのに当然のように資金援助だけは言って来るって…?
精神状態を疑う。
日中国交正常化の時、田中角栄さんが「ところで…先覚問題はどうします?」と官僚のシナリオにない発言で官僚アタフタ、領土問題を解決しての平和条約なのに、波風を恐れるあまりの弱気なシナリオの為に、先覚問題を現在まで引きずっているんだって、頭のいい官僚の皆さん、国益を中心において外交をお膳立てて下さい。

渡米中の安部さんがプーチンさんと北方4島返還の話をするとか、日中国交正常化の時みたいに資金、技術だけ利用されて、あげく反日なんて事にならないよう…

投稿: まな | 2015年9月27日 (日) 18時06分

安全保障問題の究極は、日本が世界で一番の軍事力を持つことで、解消されるのでしょう。それは夢物語でしょうから、現実的にはアメリカ軍との協調と思います。世界中の安全は非常に不安定になっているのは間違いないと思います。日本はできる事は自分でしなければいけないと思いますので、方向は間違っていないでしょう。きちんとコントロールできるように法整備はますます重要と思います。石破先生の最も得意とするところと思いますので、ご尽力お願いします。最近「我那覇真子様」のYouTube画像をよく目にします。彼女の言うことが本当に沖縄の現実かどうかをもっと検証する必要があるのではないでしょうか?どの報道が正しいのかよくわからないこの頃です。

投稿: 杉山誠 | 2015年9月27日 (日) 19時15分

安全保障関連法案の審議で感じたのは法案提出前に担当大臣を含め熟議が足りない事です。答弁も官僚の書いた文書を繰り返し読み上げる、耳打ちされて答弁に立つ 、憲法学者が違憲と言ったらどなたのアイデアかわかりませんが、唐突に砂川判決が登場して来る。この有様を見ていてこの重要法案をこの議員の方々に任せて大丈夫なのだろうか心配になりました。石破先生、どうか安心して未来の日本を共に歩める政治集団を育てて下さい。期待しております。

投稿: 内田 照男 | 2015年9月27日 (日) 22時46分

お疲れ様です。

今週もお仕事頑張ってください。(o^^o)

投稿: くま | 2015年9月27日 (日) 23時16分

   同盟のジレンマというのは日本を見ても結構表面化している。総理が国連総会に出席し安保理改革をするにしても中国との関係にしても露との領土問題にしても北朝鮮との関係でも米国を無視して独断で行動し決断する事は出来ない。つまり米国の意向を無視して交渉や決断を出来る訳もなく、独立国とは言いながら影響を受けざるを得ないのが現実だ。それを踏まえないと今回の安全保障関連法案成立がひつような事が分らない。又は日米に亀裂を入れ同盟を意図的に分断したい勢力の工作という意味では反対派を理解出来る。朝鮮戦争でもベトナム戦争でも湾岸戦争でも米国は日本に何らかの形で参加してほしかったのは歴史の事実だし、それが警察隊から自衛隊を生み、金だけ払うと揶揄する事で行動を促し、米国議会での拍手も日本が主体的に行動し責任を持つ事を約束したからだ。しかし未だ欧米が望む程日本国民には理解が進んでいないし何時までも幼稚でいたい無責任な国民は過去に返り赤紙を謳いながら戦争に行きたく無いとしがみ付いている。ジレンマというのは国益に絡んでも付いて廻り互いに衝突する事さえある。TPPも北方領土も含め米国との同盟ゆえのジレンマは必ずある。しかし争いを回避しお互いの利益を促進する交渉や決断をするのが良い政治家だ。しかし今それが出来る政治家がどの位いるのか?名前が少ししか出ないのは日本の危機も近いのか?それこそジレンマだろう。

投稿: 忍者 | 2015年9月27日 (日) 23時55分

   別にカリカリする必要も無いが制服向上委員会が経済優先を終りにしようと訴えた。えっ?貧乏選択するのは簡単、仕事しないで売れないアイドルやりなさいよ。辺野古基地いらな~い、というが売れる為に宣伝している癖にキレイごとを言っている矛盾に気付いていない。若者に売れたいが為に宣伝文句をいうのに経済優先反対とは何とも分り易い。安倍政権止めよ~うというが米国やNATOの欧米各国が支持を表明しているのに暴走?国連で改革を訴えているのに暴走?意味が不明ですかね。キレイな海を埋め立てないでと訴えるなら沖縄県と中国の方がドンドン埋め立てを強硬し暴走してますけど?それは共産党以下全く目に入らない様ですね。それこそ沖縄に来て空港近くや与那原、西原、アワセ、北谷、浜比嘉、名護に東海岸は全部埋め立てですし、浦添に新たに埋め立て計画がありますけどね。中国の寄港船の為に埋め立てた港は反対無いですね?何で辺野古だけ反対なの?分りますよね。

投稿: 忍者 | 2015年9月28日 (月) 06時26分

   IOT技術導入の検討がなされているようだが監視社会がより進み政府が個人の自由をどう守るのかが課題になるだろう。マイナンバー制度もそうだが国民に課税したり情報を管理するには都合の良いシステムだが悪用されると都合の良いシステムは完全に支配され悪用されると個人の権利を回復する手立てがない。無政府主義者や共産左翼ではないので公安に監視される心配も無いが金や人、情報がどう流れているか管理、監視されるのは正直嬉しくないし、政府も確実に悪用、監視に利用するだろう。そして事が発覚してから法律作りを検討しやっと思い腰を上げる。まぁ政府には有利に法案のどこか骨抜きにするのは税制と同じでしょう。安保反対よりこういう静かな議論の方が実は危ない。なぜなら国民の自由に関係してくるからだ。ウィキリークスが米国民の携帯を盗聴監視し、総理や国連事務総長、独逸メルケル首相等盗聴していたのは記憶に新しいが政府がそれをやらないと誰が保障出来よう?私の様に爆弾も作れず、暗殺計画も無く、中国や北朝鮮に売る情報も無い人間には監視された所で大した影響は無いがその情報が暴力団組織や犯罪組織に流れ自らの情報が消去されたり遠隔操作された時、誰が守ってくれるだろうか?年金の情報すら管理出来なかった政府が本当に管理出来るのか?防衛機密さえ漏洩している平和ボケ官僚が重要度の低い個人情報を管理してくれるのだろうか?非常に危うい。マイナンバーも預金に情報を繋げるらしいがマズイ感じがする。それにIOT技術と脆弱な安全対策の上に重要な情報を詰め込むアイデアに危惧を抱くのは私だけではないだろう。

投稿: 忍者 | 2015年9月28日 (月) 07時13分

同盟を解消される議論。同意です。
アメリカのトランプ氏の議論が、なぜ、マスコミで安全保障の問題として取り上げられないのか不思議です。マスコミの揚げ足取りに引っかからないように、話題提供。ご苦労さまです。佐藤栄作のようにならないようにしながら、マスコミの偏向を糺し、公平な報道を推進し、国防について無知な国民の眼を醒ますことにも挑戦してください。

投稿: 矢木美明 | 2015年9月28日 (月) 07時46分

石破先生

 単刀直入に言いたいと思います。
私には娘が2人おりますが、テレビカメラに
娘が暴行されている場面がうつっていて、娘からも同様の訴えがあり傷害が確認されたら、黙っていられません。
普段温厚な!?私でさえ悲憤慷慨、切歯扼腕します。
もちろん加害者がわかっていたら訴えます。
それが普通の対応では?

自民党は対応を間違えていませんか?

佐藤議員とのことと手打ちにしたとか報道されていますが(信ぴょう性がどの程度かわかりませんが)、別件で対処すべきです。
そこに国民に分かりにくい 永田町の理論を持ち込むべきではないと思います。
この一件をもって 密室政治と決めつけられ、支持が減る恐れもあります。

透明性を求める政党であれば、この国会の荒れた責任を明らかにする意味でも、主張することは主張し、懲罰動議もかける、そして
佐藤議員がもしも仮に同様の罪と認識すれば、同様に処置する、このような対処により
国民の自民党を見る目は違ってくるのではないでしょうか?
(私は佐藤議員は正当防衛的行動だったと思いますが)

自民党幹事長も務められた石破先生でしたら
どのようになされたでしょうか?

投稿: ブナの森 | 2015年9月28日 (月) 09時46分

ホルクスワーゲン

世界の人が地球の視点に立って、排ガス処理の部分は日本製にしたらいいのでは…40年位前の東京は、今の中国まではいかないけど光化学スモッグで大変でした、工場や車からの排気ガスをクリーンする研究がどんどん進んで、すっかり綺麗になりました。現在は、更に進んでCO2が出ない車も出来た。それぞれの得意分野を受け持って、地球に優しい車や工場に出来ないものか…

投稿: まな | 2015年9月28日 (月) 13時00分

稲田議員は経済問題に明るいのですか?

国際機関の経済専門家と議論できる方なのであれば良いのですが「女性起用」を印象付けるためだけに選んだのであれば「日本女性議員のレベルは低い」とされ「彼女に会っても有益な時間を過ごすことはない。今後彼女との会議はキャンセルして」とされないか心配です。
自民党が仲間であるはずの女性議員の暴行被害問題に「手打ち終了」をよしとしている方ですよね。(あっ!石破議員もか💦)クールジャパン宣伝の際、日本女性議員として自身のゴスロリ衣装着用に「違和感」を持たない方ですよね。
世界が自身を通して「日本」をどう見るかという意識を持つ議員に既に変わっているのであればIMF関係者と話す前には「経済問題にも精通した状態」であるとは思いますが…蓮舫議員とのやり取りをみたら…

石破議員は自身の目指す政治運営(勿論日本国民のためにしてくれると信じてます)ができるよう人材を多数育成し誰が見ても間違いのない適材適所の人事をしてください。

投稿: KK | 2015年9月28日 (月) 14時02分

   ≪日米安保の片務性??≫
石破さんがこのブログでも繰り返し日米安保が【片務】的だと云う理解を否定しておられます。正しくは「非対称性」です。元々は非対称な双務性を備えて略々均等な契約としてスタートしたのです。
その後の様々な事態の変化で、その片務性を意図的に言い募り、米国の一部がFreeRide論を掲げ対日批判を煽り米国の負担縮減を目論んできた。同時に、日本の一部には誤った片務性の認識から誤った後ろめたさを感じ日本の軍事的身体生命の負担増の措置が進んできた。駐日米軍が恰も占領軍であるが如き世界に唯一の不条理極まる悪法「日米地位協定」も実質的には殆ど改正されてはいない。

戦後の時代の流れとその歴史は、非対称で双務的で均等な日米安保条約から、非対称さをそのままに双務性を歪め不均等さを助長した条約にして来た歴史でもある。
蛇足:その日米安保の歴史の中で、沖縄の人達が不条理で過重な負担を押し付けられた歴史は、日米(注)政治家の怠慢と不作為の所為で放置されたままである。掛け声だけで騙して来た。
(注)形式的には日米だが、米国が沖縄のために主体的に動いても国益に資さない。実質的に日本の政治家の怠慢と不作為だろう。
草々

投稿: 小倉摯門 | 2015年9月28日 (月) 14時04分

石破先生

ブログのアップ有り難うございます。
スタッフの皆様にも感謝です。
また、「水月会」発足おめでとうございます。

次期総裁への足固めといった報道が多いですが、それは結果として付いてくるものではないか・・と各種報道を見て生意気ながら考えます。

先生が率いる政策集団が描く日本をもっと知りたいと思いますし、若手議員を暖かく・厳しく育てる会であってほしいと一有権者として心からお願いしたいと思います。

安保関連法案の成立を受けて、メディアによる攻撃はなかなか止みませんね。法案に対する情緒的な拒否感も多くあると思いますし誤解も多いのではないかとも感じます。様々な場でこれからも多様な理解のレベルに対し分かりやすい丁寧な説明が求められると思います。

月を愛でる良い季節になりました。
お身体大切にご活躍ください。

投稿: 露草 | 2015年9月28日 (月) 15時37分

保守速報コメント欄より抜粋

最悪です。驚きました。

紛れもない暴行の事実が動画で世界中に晒されているのに、日本の子供たちだって見てるのに

「参院で協議した結果」手打ちにし、それで主犯の男が「けがをしたのは遺憾」ですって?。

何この上から目線。

暴行犯がこんな言いぐさでも許してあげるんですね?自民党は。しかも自党の女性議員が被害者なのに守る気ゼロとは。

安保法制での批判をかわしたいから?とかいろいろ理由はあるのでしょうが、一体どういうやり取りをしたらこれほどの事件を無かったことにできるのか、或いは無かったことにしてよいと思えるのか、本当に疑問です。

自民党の唱える『女性が輝く社会』って、一体どんな女性を対象としてるんですか?。

ものすごく腕っぷしが強くて男性有段者とかも平気で投げ飛ばせるたくましい女性じゃないと、暴行されても誰にも守られず我慢を強いられるようではとても耐えられないと思います。

そんな女性がどれだけいます?死ぬほどの恐怖を味わっても、命の危険からも守ってもらえない社会なんて、普通の女性は一体どうやって輝けばいいんですか?

今回の件は多くの女性が結果を見守っていたはずです。社会で程度の差こそあれ似たような辛い思いは経験していますから。

仕事の出来不出来で批判されるのは男性も同じだし勿論覚悟の上ですが、今回の件は下手をすると大怪我や命の危険もあった事案。

それだけに身内の女性一人守ろうとしない政党が与党で『国防』や『憲法改正』を語ってい
る現実・・

今回の件は本当に自民党に失望しました。残念です。自民党さん、きっと貴方たちの想像以上に女性票はゴッソリ無くなりましたからね。たかが女の一票なんてもう気にならないのかも知れませんが。

ここまで抜粋


女性が輝く社会?こんな対応をしてて、そんなことを自民党が安倍総理が言う資格など、ないんじゃないですか?これを見て見ぬふりをしている全ての自民党の政治家と、それから、石破さんだって同じですよ?

男の自分ですら、このコメントの人と同じことを考えたのに、「女性が輝く社会へ!」とそれを聞いた当事者である女性は、相当に失望し、白々しく感じているんじゃないでしょうか?

こんな対応だから、拉致被害者も取り返せない。日本人は本当に世界から腰抜けだと思われている。

全てに通じるんじゃないでしょうか?単純に武力を強化したら抑止力が上がるんですか?敵はこちらの姿勢や態度も見ているんじゃないんですか?

腰抜けがいくら武装したって、何もできない腰抜けだと思われたら、抑止力は張り子の虎です。

現実主義、実利主義に徹するのもそれは大事なことなのかもしれませんが、儲かれば中国のような非人権国家とも事なかれで仲良くする。

TPPでグローバル資本に、規制緩和だ構造改革だと言って、平気で日本を売り渡す。

物価は上がって、実質賃金は安倍政権発足当初から5%も下落し、さらに8%、10%と消費増税、

景気は緩やかな回復基調が続いている?

いい加減、不都合な現実に目を向けるべきです。アベノミクスは失敗しているということも。

すぐに憲法改正ができないから現実的に、対応するために解釈改憲で、最低限の安保法制を整えたということ、心ある人ならそれは100歩譲って理解はできることです。

日本国憲法には国民を守る規定はどこにもない、しいて言えば、諸国民の公正と信義に信頼しているだけ、憲法自体が国民を守れない欠陥憲法なのだと。

平和憲法ではなくて、戦後、大日本帝国を解体した武装解除の憲法だということをなぜ、国民に説明しないのですか?ハーグ陸戦条約違反、戦勝国は敗戦国の憲法や法律をいじってはいけない。それを犯されているという事実。

目先や建前だけで、国民をごまかし続ければ、本当に取り返しのつかないことになりますよ。

総選挙の低投票率を忘れないでください。国民の多くが投票することすら放棄していることを。自民党に入れるしかないから投票しているだけで、自民党に投票する気すら失せて、投票しない人がどんどんと増えていきますよ。

結果、組織票を持つ共産党や公明党が力を持つ。自民党の地方組織は公明党の力がなければもはや成り立たないぐらいまでに、骨抜きにされているんじゃないですか?

自民党の中で石破さんだけが、僕自身、最後の希望です。よろしくお願いします。

無視しないでください。お願いします。

新聞配達員  白鳥 卓也

投稿: 白鳥卓也 | 2015年9月28日 (月) 18時28分

石破元防衛大臣、 [米軍の海兵隊は、敵への奇襲攻撃部隊]とご存知であったのでしょうか? 敵に対して[奇襲攻撃を行う部隊-海兵隊]が日本の自衛隊に必要なのでしょうか…。→石破元防衛大臣は、戦争をどこの国に仕掛けるのですか? 日本自衛隊の主任務は国の防衛であり、先制攻撃を意味する奇襲攻撃部隊を日本自衛隊に必要である、と主張した石破大臣は超タカ派の大臣で、日本防衛ではなく攻撃部隊が自衛隊に必要である、と発言、しかも奇襲攻撃部隊である米海兵隊のような部隊が日本自衛隊に必要と発言。

投稿: 島谷淳子 | 2015年9月28日 (月) 18時28分

誰かさん、非武装国家は世界に30余り現存してませんか?まぁ、侵略するメリットがないとか理由は様々だとは思いますが…。

何かやたら理屈やら正論やら現状から歴史まで長々と書かれ、自分と考えが合わない他者を何時も小馬鹿にする勉強熱心な方がいらっしゃいますが、いっそ政治家に成られたら?ここで他者をバカにしてるだけじゃ、貴方は単なる無責任な評論家以外の何者でもありませんよ?

投稿: 誰の声? | 2015年9月28日 (月) 21時18分

石破大臣殿

今晩は!!
日毎に秋めいた日となり、漸く爽やかな気候の到来となりました。
いつも政務に、地方講演へ視察へと多忙を極められ、その上、石破派の「水月会」も立ち上げられて、その多忙さは相当なものとご拝察致します。本当にお疲れさまでであります。小生は大臣と同郷、鳥取県出身の者であります。

今回は大臣が「同盟のジレンマ」について語られ、防衛の大家石破大臣に対し「釈迦に説法」との懸念も抱きながら僭越なるものの、少し持論を述べて見たいと存じます。

先日、某テレビ局の番組を見ていましたら日本に於いて芸能人でもあり、実業家でもあるケント・ギルバート氏が出演していました。
司会者が彼に、今回の日本の安保法制をどう思われますか?との質問に対し、大きく苦笑を交えながら「日本がアメリカの戦争に巻き込まれるとの批判がありますが、冗談でじゃないですよ!、アメリカ人こそ日本の戦争に巻き込まれるのではと懸念していますよ!」との話でありました。

そうです!!米軍が日本国内に沢山駐留していて日本からの思いやり予算と基地を提供されているとは言え、アメリカは軍事予算を相当割いて極東アジアの平和と安定堅持の為、またそれを確かなものにする日米安保の保持の為大きく米軍を日本国内に展開しているのです。しかし日米安保についてアメリカは日本を守って居り、日本はアメリカによって守られているとの偏務性の事が当然のように日本国内では思われています。この辺りが、アメリカ国内に措いて「安保ただ乗り論」と言われる所以であります。しかしながら、日本が他国から侵害された際、米軍の出動は所謂「アメリカ国内の議会の承認が必要」な事は日本国内ではあまり語られる事は無く、殆ど知られていません。

日米安保体制は1951年、当時の吉田内閣の時、朝鮮動乱が発生し米軍の朝鮮半島出動に伴い日米間に安全保障が締結され、日本国内の治安維持を目的に警察予備隊の編成がアメリカの要請により実施されました。
更に1960年の改定新安保条約の締結を経て現在に至っているのです。
その後、50数ヶ年を経て国際情勢は大きく変化し、ソビエト連邦の崩壊による新国際秩序、ベトナム戦争、アフガン戦争、湾岸戦争、イラク戦争などがあり、我が国はその都度アメリカの要請により特措法制定などによって、米軍の後方支援活動を行って来ました。
我が国のその時々の政権は憲法との整合性に苦慮しながらも、出来るだけ日米安保体制保持の為アメリカの要望に応え、少しづつ肩代わりを行い支援を行って来ました。
今回安保法制が国会で審議され与野党間において激しく意見が交わされながら、その何故新安保体制が必要であり、今後どういう体制が必要か?などの本質的な事は全く語られず、与党政権も新安保法制を政府判断に委ねる事ばかりを求め、少しも国民の知りたいところが説明される事はありませんでした。
その事が国民に不信と不安を抱かせたままであり、強引過ぎる政権運営に大変遺憾と危惧を抱く者であります。

さて、所謂同盟のジレンマについてですが、凡そ人類が富を持ち社会生活を営み始めてから、その集団である国と国との同盟は個々の紛争の場合、歴史の古今東西を問わず実施され、離合集散と裏切りは時の世の常の習いでありました。
その同盟は自国が存続する為の利益が主目的であり、信義などの誓いによる相互同盟は殆どなく、日本の戦国時代は婚姻によってまでより確かな証しとして来ました。
このように同盟は何時の世にも相互に不安を抱きながらの推移が常であり、軍事同盟とはかくも不安定要素を含んでいるものであります。

そして話は現代に大きく飛びますが、今日の世界情勢を考える時、2013年、中国の国家主席に就任した習近平主席は就任と同時にアメリカのオバマ大統領を訪問し、現在の国際情勢に措いて、ソ連崩壊後の勢力バランスをアメリカと二分する事を提案しました。
アメリカもその事を受け入れ、両国間に措いて有事とならない事を約束し、両大国において平和的安定を模索する事で合意しました。

そして今回習近平主席は二度目のアメリカ訪問を果たし、その国際情勢を互いの勢力均衡を保つ事の再確認と今後の国際情勢について話し合いました。勿論先日の抗日勝利記念式典の際の軍事パレード、そして今回の訪米の航空機300機5兆円の爆買いなども提示し、軍事面、経済力をも誇示しながらの訪問であります。
しかし、アメリカのオバマ政権のここ近年はアメリカ経済の低迷が続き、米軍の日本駐留の経費負担もアメリカ議会で取沙汰されるに至り軍事費の削減を余儀なくされ、事実米軍の人員削減も行われました。更に、イラク戦争後のアメリカ社会において帰還した米兵のPDSD(心理的外傷後ストレス障害)発生も多く、米軍の厭戦的要因もあり、その事に我が国の安保体制に不安を抱く安倍政権は慌てだしたと言うのが本音の所かと推察しました。

その為今回の安保法制が去年閣議決定がなされた後、当時幹事長であった石破大臣が日米安保のガイドライン改定に先立ち、アメリカを訪問されました。当時石破大臣の良く言われていました事に「我が国の防衛はアメリカも巻込み、一体とならなければ果たせない」との理由による、そのアメリカの本音と覚悟の程を探り、確認する事であったものと今でも推察確信して居ります。 

さて安倍総理は北朝鮮の脅威、中国の南シナ海での力による現状変更の抬頭を盛んに懸念材料として国際間に訴え発信して来ました。
しかし先に記述しましたが、アメリカと中国の間に措いては、何れもお互いに紛争に至る事は避けるとの合意が出来ているものと我が国も確信し、力による抑止力の為であるとの日米安保体制を国際社会に前面に出さない方が、近隣諸国との緊張を生み出さない為にも必要かと想われます。アメリカ自身も過去の日本の勤勉さ、国家としての纏まり、技術力なども熟知しいて我が国の軍事力増強は望まず、その為日米間での連携のみで行える軍事的抑止力の発揮しか出来ない仕組みのようであり、ここの所の日米合同演習のようです。

この辺りが一国のみでは外国の侵害から我が国を守る事は出来ず、日米安保体制は必要と認めながら同盟のジレンマであると一国民の小生でも自覚している所以であります。
さりとてわが国民の殆どがそうかと思いますが、保守中道を望みながら極端な変化には不安と不信を抱くものであります。

更に今一つ、東アジア、中東、ヨーロッバにも国境を接しているロシアのプーチン政権に注目しておく必要があります。今後の世界情勢はロシアが台風の目となるものと推察致します。外交音痴と言われる我が国ですが、もう少ししたたかさを持つ必要があり、今後の自国紡衛と外交方針を固めておく必要もあります。
縷々長々と述べ、大変失礼致しました。

投稿: 桑本栄太郎 | 2015年9月28日 (月) 22時07分

【言論弾圧事件が起きる背景を考える】

 我が国の言論というのは、江戸時代にあっては、政府側の内部で起きる意見の対立を指すことから始まり、政府の方針と異なる主張が出たときに弾圧という形で、主張した者を追い込むことになっています。
 鎖国政策を巡る攻防となった蛮社の獄を見れば、鎖国政策への批判を許さないという頑なな方針が崩れるのを何としても防ぐことが目的化してしまっています。対案などは一切受け付けない。政策方針に疑念を持つことさえ許さないという頑固さは、集団的自衛権を許さないと主張する今の民主党に通じるものがあるように思います。
 その先頭に立っていたのが、水野忠邦の側近である南町奉行鳥居耀蔵である。彼は、儒学者林述斎の3男に生まれ、旗本鳥居家に養子に行った人である。学者の子は退くことを知らぬ頑固者なのだろう。彼の個性が、渡邊崋山や高野長英のような被害者を出してしまったように思いますね。
 鎖国政策批判というだけでなく、シーボルト事件に見られるような情報漏洩事件の様な側面もある出来事が、この蛮社の獄に見られます。鳥居耀蔵は自分を引き立ててくれた水野忠邦を裏切るようなことなどもしたようで、自己の保身のためなら何でもやるような人であったようです。やがて、彼自身の職務上の不正などの発覚もあって解任されます。しかし、養子先の鳥居家の家格が彼の命を救う事になり死罪は免れ、讃岐丸亀藩の預かりとされ、それが、明治維新まで続きます。

 彼が継いだ鳥居家とは、あの鳥居元忠の3男成次の子孫の家で、徳川家にあっては、忠義の家として認知されている処です。あの関ケ原の合戦で、伏見城に籠城し石田三成相手に500の手勢で戦い、討ち死にをした武将の子孫の家なのですが、それが三河以来の譜代の旗本であるという事もあって、この家の出身者は、他なら改易や死罪に処されるような出来事があっても、鳥居元忠の子孫の家という事が大きく評価され、過酷な裁定になることがなかった。だから、鳥居耀蔵も、譜代大名家に預けられるという事で済んだのだ。
 それはさておき、蛮社の獄の前に、大塩平八郎の乱などもあって、幕府への信頼が揺らぎ始める事態になっていたことは間違いのない処です。この後に安政の大獄が起きることになります。これはそれまでの鎖国政策を一転して、日米修好通商条約の締結を幕府大老の井伊直弼が決定してしまいますね。ここまで来ると、幕府内部の言論弾圧で・・・という次元を超える事態に広がり、朝廷を巻き込む問題なのですが、幕府が勝手にやってしまったという事が大きな問題になってしまいます。

 ここから倒幕運動が本格的になっていきますね。条約は、1858年の締結です。それから10年後に大政奉還と王政復古の大号令が成ります。

 急激な変化がこの時代にあったのですが、鳥居耀蔵は、讃岐にいました。彼が江戸に帰るのは、明治5年です。そして、彼が、死を迎えるのが、明治6年10月3日です。享年78歳。
幕府の崩壊を見ることになったわけですが、彼は様変わりした『東京』を見て、自分の云う通りにしなかったから、こうなってしまったのだと云い放ったそうである。どこまで、頑固な人なのかと思いますね。
 彼の墓は、文京区本駒込の諏訪山吉祥寺にありますね。そこには、榎本釜次郎(武揚)も眠っています。私の曾祖父もここに眠っています。幕臣が多いのかもわかりませんね。

投稿: 旗 | 2015年9月30日 (水) 02時00分

【民主党は何も変わらない】

 時事通信のネット記事から
 『民主党の細野豪志政調会長は29日の記者会見で、安倍晋三首相が打ち出した経済対策「新3本の矢」について「付け焼き刃で出してきた印象だ」と批判した。国内総生産(GDP)600兆円の目標については「大風呂敷を広げているが、具体的な道筋も明らかになっていない。安倍政権の経済政策の行き詰まりが端的に表れた」と指摘した。 』

 いつまでたっても評論家気取り、政治家の視点がどこにもない。批判するだけで受けた時代が忘れられないのかもわかりませんが、そこから1歩も進歩がない。だから対案が出せない。能無しなんですわ。
  飽きられているという事が解らないと進歩しませんね。細野氏は、それなりに民主党内では影響力のある人らしいですが、それで、このレベルなら政治家を廃業したほうがいいと思いますね。新たな提言とか、どこが間違っているとか言って、その証拠はこれがないからだとか、具体的な議論に結びつく批判になっていませんね。

 民主党は、こういう姿勢をもうそろそろやめないと、相手にされなくなります。既に相手にされていないという事もあるかもわかりませんが、それでも、批判しか言えないのは、負のスパイラルに入り込んでいるという事ではないのかなと思いますね。バカを晒すという言葉があって、それは民主党のためにあるように思ってしまいますね。
 アベノミクスの失敗というより、シナ帝国経済の失敗があって、世界が引きずり込まれかけているというのが正解のように思います。しかし、我が国は、傍観している場合ではなく、何かを考え手をこまねいている場合ではないと云う認識は誰も持っていることだろうと思いますね。

 それはともかく、民主党ならどうするのかという事を誰も聞きません。それが一つの現実ですから、時事通信の記者に得意になってペラペラと与党の批判ばかりしているのは、あほと変わりませんね。残念な人です。

投稿: 旗 | 2015年9月30日 (水) 03時46分

先日はBS日テレのご出演お疲れ様でした。微妙な時期でのきわどい質問に、丁寧にかつ凛としてインタビューにお答えになる石破議員のお姿は、何度拝見させていただいても感銘深いものがあります。
それでも私は、集団的自衛権もさることながら、解釈改憲自体が立憲主義に反すると考えています。国の指導者が法を越えて自国民を裏切り抑圧すれば、集団的自衛権があろうがなかろうが国は立ち行きません。
戦後の日本は法治主義で歩んだ結果諸外国の信頼を勝ち取ってきましたが、今後は「日本は(中国と同じく)何をするかわからない国」という印象や認識を与えることを危惧します。「同盟国から見捨てられる恐怖」はこちらにもあるのではと思います。

投稿: もともと関西 | 2015年9月30日 (水) 20時19分

「同盟国から見捨てられる恐怖」という発想に驚きました。理性で判断すべき事柄を感情で判断なさっているのではないでしょうか。安保法制に反対している人たちは戦争が恐いから反対しているのではありません。人を殺すことが倫理的に正しくないから反対しているのです。

投稿: こうすけ | 2015年10月 2日 (金) 20時10分

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