予算委審議、シェア金沢、CCRCなど
石破 茂 です。
北朝鮮のミサイル発射があったにも拘らず、予算委員会ではほとんどこの件に関する審議は無いばかりか、集中審議のテーマは「政治とカネ」のみ。
このような時期に「平和安全法制廃止法案提出で民主党など野党五党一致、19日に国会提出」などとの記事を読むと、慨嘆・歎息を禁じえません。今後この法案の取り扱いがどのようになるのか、国会で決めることなので何とも言えませんが、実際に審議・採決となった時にどのような議論が展開され、その際に民主党議員はどのように対応するのか、見当もつきません。
「更なる圧力を加える」ことに加えて北朝鮮の冒険的行動に対する拡大抑止力やMD(ミサイル防衛)、国民保護体制などの拒否的抑止力の強化も並行して図らなくてはなりません。この議論が国会でもっと深く行われるべきだと思うのですが、今後の展開を期待します。
衆議院予算委員会は基本的質疑、一般質疑を終えて集中審議に入っていますが、15日月曜日のテーマは「経済と地方創生」なのだそうです。質問通告が出揃うのは本日金曜日夜、それから事務方が答弁を作成して、私のもとに届くのは土曜日の午後、日曜日に政務の合間に答弁案に目を通して、自分の言葉と論理に置き換える作業をすることになります。大臣は職務柄仕方ないとして、本日遅くまで作業に追われる事務方は、ワークライフ・バランスなどとは最も遠い世界です。
7日日曜日に「生涯活躍のまち(CCRC)の先行モデルとされる金沢市の「シェア金沢」を地元の馳文科大臣と共に訪問して参りました。
「高齢者、しょうがい(障害・障碍)者、壮年、学生などが共に暮らす『ごちゃまぜの街』」を経営の基本とする「佛子園」の雄谷理事長の説明や、ここに暮らす方々との対話は、とても参考になりました。
街にすっかり溶け込んでいるカフェやライブハウス、レストラン、温泉施設などがとても魅力的で、多くの人々に「また行ってみたい」と思わせるような街づくりがCCRCを成功させる大きな鍵であるように思いました。
アメリカにも約2000か所のCCRCがありますが、居住者が相当にシニアな方々であり、かつ比較的富裕な層が多いと言われています。日本型のCCRCを実現するにあたっては、50代、60代の「第二の人生を地方で拓く」人々をどう呼び込むか、富裕層でなく一般的な国民年金、厚生年金受給者が快適に暮らせる環境づくりをどのようにモデルとして構築するか、が大きなポイントです。
株式も円相場も不安定な動向となっています。報道では様々な解説がなされていますが、どうにも後追い的な感が否めません。時に実体経済と乖離し、思惑が先行する金融資本主義とは一体何なのか、やや複雑な思いが致します。株主資本主義でも金融資本主義でもない、公益資本主義について、もう一度よく考えてみなくてはならないと思っています。
週末は13日土曜日が、九州各地市町村長との懇談、地域企業連合会・九州連携機構(AIE)フェスタにて講演(午前9時)、九州経済人との懇談(以上九大箱崎キャンパス)、第2回日本ジビエサミットで講演(午前10時・アクロス福岡)、北九州市長面会、ジビエサミット展示視察、宇佐市まち・ひと・しごと創生特別講演会で講演(午後2時半・大分県宇佐市文化会館)。
14日日曜日は八頭町西御門地区・殿地区初総会(午前8時・鳥取県八頭町)自民党鳥取県連所属国会議員合同新春懇談会(午前10時・ホテルニューオータニ鳥取、午後1時・倉吉シティホテル、午後4時半・米子全日空ホテル)、という日程です。
立春も過ぎ、今週の都心は少しだけ春の近いことを感じさせる陽気でした。
昭和40年代末のスカイラインの宣伝コピーに「春は希望の別名みたいだ」というのがあって、とても素敵に思ったものです(「海の音は一人で聴くには寂しすぎる」とか、「愛されてますか、奥さん」など、あの頃の日産のコピーは名作揃いでした)。
皆様、お元気でお過ごしくださいませ。
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コメント
大臣、事務方の皆さまもご苦労様です。 自民党が強すぎるからか野党には期待できませんから、与党の皆さまが頑張ってくださいませ。
投稿: 61 | 2016年2月12日 (金) 17時49分
おつかれさまです
投稿: mr | 2016年2月12日 (金) 20時52分
平和安全法案廃止?民主もアホか!自民党議員が総理や菅官房長官迄結婚式に出席して貰いながら浮気現場をおさえられ辞任もアホですが細野さんも路チューですし、共産にもそんなのがいましたね。北ジョンウンが粛清して暴発し兼ねない時に何してるんですかね?呑気というか平和ボケというか自制すら出来ないんですからねぇ~何やってんだか、呆れるわ!未だ差別主義者だの言われているトランプの方が国を何とかしようと暴言吐いてますが予備選では勝ちました。この程度の法案提出で選挙には勝てませんね、無理だわ!現実に生きていながら現実が見えていない人達はいますからね、彼らはどちらかというと隣国か過去に生きてますからね、日本の事はあまり視点が無いようです。
投稿: 忍者 | 2016年2月13日 (土) 06時35分
ごちゃまぜの街ですかぁ~米国にもこれ等の地方があるのは承知していますが税金が安かったり芸術家を向い入れたり、静かな景観や街づくりをして他とは違う差別化を行うので成功しています。グローバリズムや経済至上主義の発想では無理でしょうし、そもそも競争原理とは逆に働いている街なので経済、儲け、税金取りという発想を転換しないとこういう街づくりはそもそも出来ないと思います。過疎化が進んだ町や神社、仏閣の多い街は逆を言えば経済原理からは遠い存在となりそれが逆に癒やしや現実と乖離して特別な空間を作り上げるのでしょう。たしかに経済も大事だが経済活動だけに縛られない生活を求めて都会の人が地方や農業を目指したりするのか何かの兆候だろう。民族だけでなく、生活様式の多様性も大事なのだろう。日本本来の伝統的な生き方だけでなく、日本の生活も欧米化で大分失われ、日本人でもそういう生き方を知らない時代になってきている。ある意味、戦後単一方向に力が向いていたので失い、振り返る暇も無かったのが現状だろう。
投稿: 忍者 | 2016年2月13日 (土) 06時53分
石破さん ブログご更新、有り難うございます。
又しても長駄文になりましたので、二分割致します、ぺこり。
1/2 ≪私の単なる夢?≫
引用【公益資本主義についてもう一度よく考えてみなくては‥】
私が推奨した結果ではないのは自明ですが、石破さんが公益資本主義に着目されたのは何にも増して慶ばしい限りです。
当然ながら、また失礼ながら、石破さんがお一人で考えられるのでは広深永さに欠けるのであって(ニッコリ)、公益資本主義の提唱者である原丈人さんから直接講義を受けられることが時間的にも何もかも成果に繋がり易いと思います。原さんも相手が石破さんなら、何を然て措いても駆け付けられるでしょう、多分。
愚見から二点付け加えさせて戴けば、
①原さんの公益資本主義は、広い範囲に細かい網の目を張り巡らせることが欠かせない経済思想としては、未だ基本設計は玄関先に佇んでいるだけ、細部設計に至っては門を潜っただけの状態なのです。
その意味では、石破さんが【よく考える】だけでは足りなくて、公益資本主義の基本部分にせよ細部にせよ重要な思想的パーツを創り前後左右と脈絡を通わせることが欠かせないのだと思います。
十年位前にHarvardで公益資本主義に携わっていた研究者と会いましたが構えが狭浅短で全然駄目でした。人選の間違いでしょう。例えば、N.ChomskyさんやD.KahnemanやJ.Stiglitz(商売人で安倍に近いP.Krugmanは避けた方が好い(ニッコリ))など世界の偉人の叡智を組み込めれば(完成形を目指すなら恐らくその必要もある)願ったり適ったりですが‥。
投稿: 小倉摯門 | 2016年2月13日 (土) 10時26分
2/2 ≪私の単なる夢?≫
②然も、そんな公益資本主義を実践できるのは世界広しと雖も、恐らく日本(人)しかできないのだろうと思います。それを発案できたのも日本人であることが示唆的でもある。欧米人特にアングロサクソンのマジョリティ(例外的な少数派は当然に存在しますけど‥)は強欲を批判しつつも受け入れる傾向が強い。世界第二の経済大国になった中国も歴史的に政治の国であり、経済的には自利的な拝金主義の傾向が強い。
端的に言えば、日本ではグローバル大企業を含めて経営トップの年俸は精々が十数億-二十億円、対して米中欧の彼らは数十倍の巨額を受け取り、株主や社員たちも批判はしつつも容認している。そんな社会とそんな人々に「広深永で質実な公益資本主義の原理」が受け入れられる道理がなく実践される道理もないと思うのです。
要は、そんな公益資本主義が日本で実践され、世界に伝播し浸透し各国で実践されるようになれば、日本は歴史的に初めて思想的に世界に貢献できるし世界から高い敬意を払われる国になる‥(ニッコリ)。
それと共に、安保面で、今の日本国憲法の平和主義が真の意味で「改正」されJoseph Nyeさんが提唱される「SmartPower国家」を標榜する憲法ができていれば、日本は再び気高く優れた国家を取り戻すに違いない。
これは私の単なる夢ですかねえ?(ニッコリ)
蛇足:石破さんが度々言及し推奨される藻谷浩介さんの里山資本主義も大きくは公益資本主義の流れの中にあるのだと思いますが、如何せん思想の範囲が狭い。グローバルに経済を導くには柄不足で、地方創生の文脈で有意性が高いのだと思います。
草々
投稿: 小倉摯門 | 2016年2月13日 (土) 10時27分
石破さん ≪小さな土俵で、序の口レベルの相撲≫
朝日【北朝鮮の「調査委解体」受け政府高官 http://goo.gl/Xd2tU5
日本は交渉の扉を閉ざしていないが、北朝鮮がそう判断するなら仕方がない】
愚見では、この拉致問題を考える場合に最重要の視点は、拉致された本人とその家族に対する人権蹂躙だと思います。その人権が数十年来蹂躙され続けている(一部被害者は回復されたが‥)現実を直視しなければ、間違いなくことの軽重と進むべき道の判断を過る。更に、その人権蹂躙の被害者には、当の北朝鮮の多くの一般国民も視野に入れることが欠かせまい。こう考えれば、国際社会が制裁を科す(“課す”に非ず)べきは大きな網で一括りにした「北朝鮮」ではなく、自ずから「金正恩将軍様とその一統」に絞るべきことになる。
今の国際社会の経済制裁も安倍Apeの独自制裁も、標的は北朝鮮であって金正恩将軍様に絞り込めていない。それらの制裁は金正恩将軍様には何ら一切の痛痒もない。最も苦しめられるのは、既に人権蹂躙されている「北朝鮮の多くの一般国民」だと。
こんなに大きな土俵が要り横綱相撲が取れる大人(たいじん)が必要なのだが、現実の土俵は小さく、序の口レベルの小人では問題解決に近付ける道理がない。
対外的には、精々が中国に対して繰り返している「会話の窓口は常に開いている」程度の空疎な台詞を吐くしかできない。
同時に、国内向けに、は「ミサイルだ!核兵器の小型化も進んでいる」(注)と国民の恐怖を煽り軍事HardPower大国への道筋を整える機会に利用している。
この拉致問題の隘路は安倍Ape政治だけではなく外務省の咎も巨大ですね。某女史が嘗て“伏魔殿”を正しく呼んだ組織です。小泉さんが一部被害者の帰還に成功した際に大きな貢献をした広深永な黒子(田中均さん)に難癖をつけて追い出したあの組織です。冒頭記事の発言をしたのもこの組織員(とても“高官”に値しない)でしょう。
(注)海外メディアが一様に「ロケット、またはミサイルかも知れない人工衛星かも知れないロケット」と報じている同じ時期にです。
‥と書き続けると又しても長くなるので、これで終わります。
草々
投稿: 小倉摯門 | 2016年2月13日 (土) 10時33分
石破さん ≪11日の石破大臣の動静(ニッコリ)≫
朝日【剛力彩芽主演ウェブドラマ http://goo.gl/nCm08T 石破大臣が絶賛:「ハチャメチャだけど掛け値なしに面白い】
石破さんにはこれも地方創生活動の一環なのでしょうが、こういう若々しく素朴な場面に顔を出される石破さんは素晴らしいですね。
ハチャメチャさは若者の特権なのに最近はタコツボで大人しくしている若者が多いから、彼らに向けたメッセージはハチャメチャであると同時に、素朴さや真摯さを備えたものが好いでしょう。若者の背中を押す力になるだけではなく、視る大人の心も温まる。
まあ、若者の近く現場にいる大人の本当の役割は、その温まった心を、挑戦に挑み始めた若者たちの背中を厳しく優しく推す力に変えることなんですけどね。それでこそ、世代間の歯車が噛みあい好循環が生まれるのでしょう。
剛力さんなどメジャーの人気者がこの種のマイナーな映画に出演して、日本の凝り固まった社会を揺り動かすことに一役も二役も担ってくれると、日本にも遠くに小さな明かりが灯るような気がします。
TVなどで視るお笑い芸人も一瞬の憂さ晴らしためのバカ騒ぎだけではなく、偶にはこういう社会的な役割も担う人たちが増えれば善いですね。一時は安倍政治批判に踏み込んだSAS桑田佳祐さんも最近は鳴りを潜めて仕舞ったし‥。まあ、本人の意思や希望に係わりなく所属事務所の経営者など大人たちの問題もあるのでしょうが‥。
要は、日本人は大人が率先垂範して「“せせこましい(京・関西弁らしい)”予定調和」の中の狭浅短な生き方を脱却するべきなのでしょう。
以上の脈絡で、安倍Ape一味や小人たちに話を展開することもできますが、折角温まった心が冷めるので止めておきます(哀笑)。
草々
投稿: 小倉摯門 | 2016年2月13日 (土) 10時47分
お疲れ様です。
久しぶりにコメントさせて頂きます。
まずは、先週お誕生日だったのですね
おめでとうございます。
石破大臣と私では丁度10歳違いでございますが歳の節目というのは何かと考えさせられる時ですね。大いに考え、議論したいと思っております。
しかし、最近の自民党は何かおかしな雲行きを感じますが、石破大臣はどうお考えでしょうか?甘利さんの辞任、丸川さんの線量発言、高市さんの電波停止発言、宮崎氏の辞任(こちらは論外ですが)。今、日本が抱えている問題はもっと、重大な事案ばかりのはずなのに、こんな事で審議の大事な時間を使ってほしくはないですね。それから、阿部総理が少々強引な政治をされている感が否めない今日この頃です。
投稿: 蘭農家の嫁 | 2016年2月13日 (土) 12時02分
北朝鮮にとって沖縄にいるアメリカ軍が脅威なのだと思います。日本の国防は、現在アメリカ任せですが、将来は、自国で守ることを念頭に少しづつ進めていくことが必要だと思います。テロもいつ日本で起こるかわかりません。北海道の元自衛官も今の自衛隊の戦力では、北海道は3日も持たないと語っていました。アメリカも世界を範疇に見張っていますので、いつ、極東に穴が開くかわかりません。備えあれば憂いなし。他国に占領されてから、それを奪回するのは多大な戦力を要します。少しづつ、備えを強化するのも必要と考えます。
投稿: hitomugi | 2016年2月13日 (土) 14時06分
唐突にご無礼をお許しください。
今は「年金問題を根本的に解決するチャンス」だと思います。
<年金問題を根本的に解決する為に→賦課方式から積み立て方式にする。(将来、積み立てた額をベースに物価スライドさせた額を支給する)
積み立て方式の問題点である二重払いを解決する為に→"年金再生国債"のようなものを発行してやりくりする。』
というのはどうでしょう?
国債不足の今が絶好のチャンスだと思います。
「年金制度を根本的に立て直す為の国債を発行します」という事なら、多くの国民は賛成するのではないでしょうか?
年金の不安がなくなって国民の節約志向が弱まれば、経済状況が大幅に改善するのではないでしょうか?
長々と失礼いたしました。
石破様、どうかご自愛ください。
投稿: みさか明 | 2016年2月13日 (土) 14時25分
ゲル大臣、遅くなってしまいましたが、お誕生日おめでとうございます~
大臣のお誕生日を含めた数日間は、仕事の日程が詰まっていたのと、仕事上の人間関係でちょっとしたゴタゴタがあってしばらくの間、怒り心頭モードだったのもあって、ゲル大臣のお誕生日のこともお留守になってしまっておりましたすみませぬ。
毎年、申し上げているような気もしますが、お元気で長生きしてくださいませ
それにしても
>「平和安全法制廃止法案提出で民主党など野党五党一致、19日に国会提出」
なんと愚かな。
日本のサヨク政党って本当に「国の守り」より自分達のパフォーマンスの方が大事なのだなあと暗澹たる気持になります。
そして、そういったサヨク政党、サヨク政治家を支援してきたのが日本の大手メディアですよね。彼らの報道のおかしさはインターネットなどによって近年、明るみに出てきました。日本の国益を害するサヨク勢力が滅びる日はそう遠くないのかもしれません。
投稿: hinomoto | 2016年2月13日 (土) 15時10分
最近の自民党議員の問題多発ぶりは野党よりもマシだから自民に入れとけっていう驕りですか、石破さん
投稿: nh | 2016年2月13日 (土) 19時05分
石破先生こんにちは。
IR法案どうなっちゃったのでしょうか。
ただただ傍観するのみであります。
日経平均大幅下落。
おかしいですよね。
政治とカネの問題。
唖然!
ならばIR法案なんぞは通るはずない?
ボラティリティーが大きすぎて、めちゃめちゃになっているような気がしております。
バランス見て政治やってください。
あとは石破先生にお任せします。
投稿: かつしんじろう | 2016年2月14日 (日) 14時44分
【2月13日に歴史的な和解があったのだそうだ】
1054年に分裂があったとされ、その後の1000年近く分裂したままであった東西キリスト教の総本山が、和解したという記事があった。ロイターにそれがあった。
『【ハバナ共同】ローマ・カトリック教会の頂点に立つローマ法王フランシスコとロシア正教会の最高位キリル総主教が12日、キューバの首都ハバナの国際空港で会談した。1054年のキリスト教会の東西分裂以来、ローマ法王と、東方正教会で最大の勢力を誇るロシア正教会トップの会談は初めて。
両者は中東の過激派組織「イスラム国」(IS)を念頭に、イラクやシリアで迫害を受けるキリスト教徒の保護のために連携し、暴力やテロ撲滅に向け国際社会に行動を求める共同宣言に署名。東西教会の歴史的な和解をアピールした。』
これが、1054年に分裂した当事者の正統を継承している集団なのかどうかは異論が起こりそうな気がいたします。ローマカソリックの総本山が、バチカン市国で、ローマカソリック教会を指導する教皇であることは何も変わっていないと思います。しかし、ロシア正教会は、『正教会』派の中のロシア国内だけの集団なのではないかと思ってしまいますね。ギリシャ正教会とは別の一派のような印象を持っているのですが、ロイターがこれを記事にしているのは、正教会派の大本の一つが、和解したという意味で書いていると云う事なのだろうか? そこの辺りがよく解りませんね。
正教会には他に古代エジプトで発展したコプト正教会や独自の歴史を持つシリア正教会などもあって、これらは『正教会』という名前は同じでも宗派的に異なる集団らしいので、この東西和解に関与しているのか何もわかりませんね。教義上の解釈の違いなどもあって分裂したような背景もあるので、その問題の解決があったという事が採り上げられているようなこともないので、記事にあるように、シリア内戦、或は、対立するイスラム教集団への団結を印象付ける事が目的の一時的な和解なのかも解りません。ロシア正教会はシリア正教会とは全く他人のような関係であり、ローマカソリックもまたシリア正教会とは他人の様な関係です。キリスト教徒としての連帯を呼びかけることが狙いであってもシリアでそれがどのような効果を発揮するのか謎ですね。
今回、この和解が行われたのがキューバであるという事に注意しないといけませんね。
最近になって米国と和解した国である。そしてここはカソリック教徒が多い国です。しかも、ロシアとは友好国であるという立場もある。ロシアからロシア正教会の大司教を招聘することも、ローマ教皇を招へいする事もできる立場になっているという事情ができているようですね。その点に驚きます。
キューバの国際的な地位の向上が発揮された出来事ではないですか? 争いをやめさせるためにできることを探している段階に見えますが、関心を持つ人々が増えれば争いの終息は早くなると思います。
1054年の分裂とは、我が国にあっては後冷泉天皇の時代、関白藤原頼通の時代に起きた出来事である。当時キリスト教徒が一人も存在しなかった我が国にあっては、何の影響もなかった話である。今は、日本ハリストス正教会と日本カソリック教会の和解があったということになるのだろうか? そもそも我が国で、争っていたのかどうかも怪しい話ですね。
それはともかく、中東での争いの影響は各方面に及んでいるようです。
投稿: 旗 | 2016年2月14日 (日) 16時37分
【サウジアラビアに注目している人が増えているようだ】
サウジアラビアという国は今の処、米国の同盟国の様な立場にあるが、その内情は安定しているとは言えないようだ。この国は国王が支配するイスラム王国である。人口約2900万人のうち王族と呼ばれる人は3万人ぐらいおられるのだそうだ。国王の許には皇太子と呼ばれる人と副皇太子と呼ばれる人がいて、勢力争いをしていると伝えられていますね。米国にも留学した経験があって米国政府と仲がいいのが、現皇太子なのだそうです。副皇太子というのは現国王の息子さんですね。この人は、地元の大学を出た人で国防の責任者の立場にあるのだそうだ。現国王はその副皇太子に跡を継いでもらいたいと考えているらしい。これは欧米のメデアに記事がありました。国内にいたシーア派の指導者の処刑を巡りイランと国交断交をしたのはこの国王と副皇太子の意向が強く反映された結果なのだだそうです。実際の処はどうなのかわからない部分もありますが、イランとの国交断交を巡る話が勃発する前に、イエメンに侵略していたという事実があり、その侵攻作戦を指揮していたのが、副皇太子であるのは確かなようなので、その延長線上にイランとの外交関係の途絶を図る権力の行使があったという事を考えればやはり、現国王及び息子の副皇太子の策動があったと見られていますね。シリアに特殊部隊を派遣すると言い出しているのも、国防大臣を兼任する副皇太子の主張なのだそうだ。
サウジアラビアの王政は、17世紀ぐらいから現在の体制に近いものが発祥し、1902年に現国王家の人が周辺地域の制圧に乗り出し、1930年代になって王位を握ってサウジアラビア王国の誕生に至ります。サウジアラビアは石油が発見されるまでは貧乏な王国でした。しかし、1930年代の半ば以降から石油によって世界に知れ渡る国になります。その国の王位に価値が出てきたのは石油の発見と無縁ではありませんね。
王位の継承が複雑になったことも石油の存在が影響していますね。経済的な繁栄をもたらす石油を巡り王位もまた国際政治の争いの種になってきたように見えます。王族による国王の暗殺事件が起きたこともあったりして、石油が生み出す金の持つ力に翻弄されていることがわかります。そしてまた、現王室内に不満を持つ勢力があるとメデアが記事にし、我が国でも中東に関心を持つ人のブロクに記事が登場しています。
問題は、米国がどっちの陣営に肩入れをするのかという話になっているようですね、ロシアやシナ帝国とも友好を図り、米国だけを信頼するやり方でいいのかと言っているだけなのか? 或は、現皇太子一派を排除して現国王の血統だけでサウジアラビアの将来を占めていきたいだけなのか? よく解りませんね。
米国は、ここでも現大統領は小浜氏なので、影響力の低下を座視するだけで終わると言い出す人が既にいます。小浜さんは、ブッシュ氏の反動があって大統領になったという自覚がある人なので、海外の事業から手を引きたいというのは隠しようがありませんね。それがいいのか悪いのは別の問題で、そういう姿勢があるが故に、米国が衰退していく大国と呼ばれてしまう証拠のように思われています。
米国の影響力というのは米国自身に自覚がありすぎるのか? 或は、なさすぎるのか? それが一番の謎です。
世界最強の軍隊を持つ国は、この地球上にあっては米国以外見当たらないのは事実です。その自覚が米国にはありませんね。
小浜氏の次に期待する米国人が多いように見えます。しかし、まだ1年待たねばなりません。1年と云う時間でなにかもかも、そのチャンスを逃してしまう事もありますね。大変なことだと思ってしまいます。
投稿: 旗 | 2016年2月14日 (日) 18時37分
【民主党の岡田代表は、日本の経済だけが失敗したと思っているようだ】
岡田代表の情報の仕入れ先は国内限定なのだろうか?
『民主党の岡田克也代表は14日、急激な円高・株安の進行に関し、「『円安・株高』がアベノミクスの最大の成果だと誇ってきた、その一番肝心なところが今、揺らいでいる。アベノミクスの破綻という観点でしっかり議論したい」と述べ、衆院予算委員会などで安倍政権の「失政」を追及する方針を示した。』
時事通信の記事にあった。予算委員会で安倍総理に対して、追及するのだそうだ。
「失政」というからには、失政が発生していない国を例示するというのだろうか? それがあるなら聞いてみたいものだ。ロイターなどでは欧州米国日本の中央銀行の責任者が、そろいもそろって信用を棄損する行動や発言があったので、世界的な株安に向かったとある。その根っこにあるのは、シナ帝国の人民元が下げ止まらないからだと分析されている。この原因もアベノミクスになるのだろうか? もし、そうであるなら論理的な説明が必要である。妄想とでっち上げが、その説明の骨幹にあれば、民主党は政治の舞台から退場することになるだろう。シナ帝国の経済は既に破綻している。しかも、それは世界的な株安の引き金になっていると思われている。それは安易すぎる説明なのだろうか?
シナ経済があのようになっても日本は影響を受けることがあってはならないし、影響下にない日本は安泰のはずであるというなら、それはそれとしての説明も必要になってくる。しかし、実態はシナに入れ込んでいた日本の企業の業績が大変なことになっているという事実がある。岡田代表の情報網がどうなっているのかさっぱりわかりませんが、安倍総理の失政というからには、充分な証拠があるのだろう。そして失敗しないためにする対案が用意されているのだろう。それを期待したいもんだが、対案を出してきた実績がないので、批判だけに終わるかもわかりませんね。批判だけの民主党では頼りにならない。
民主党には国民の声が届いていないのかもわかりません。いつまでたっても批判をするという材料しかないようでは政治家を廃業するしかないです。早く対案を出していただきたいものだ。彼等は、いくら言っても、答えが出せない馬鹿な政治家集団のままで終わるのか?
残念な連中は国会議員になるべきではありませんね。
投稿: 旗 | 2016年2月14日 (日) 19時47分
【宮崎謙介前議員と呼べばいいのか?】
新しいタイプの政治家の登場があって、急に退場する事になったようだ。
行動力がある人なのは、政治家を志す気持ちが、いつ起こったのか不明ながら、結婚と政治家になるという希望を併せて実現しようとしたところにあるように見える。山形県とのつながりがよく解らないが、そこに反日の自民党政治家加藤紘一氏がいたことと関係があるようだ。彼は加藤紘一氏の娘婿になった時期がある。しかし、すぐそれは破綻した。そして、どういう縁なのか不明ながら、京都で自民党が候補者を公募していることを知り、それに応募して公認を受けることになる。そして、平成24年の衆議院選挙で当選した。そして、平成26年自身にとっては2回目の衆議院選挙でまた当選した。翌年、同じ自民党ながら反日の議員で有名な二階俊博議員の派閥に所属する自民党議員に接近し、婚約を発表し、同時に2世の誕生を予告した。これだけでも、この議員の行動力がただものではない事が解りますね。
彼にとっては、政治の世界と結婚は同時進行の展開であったのかもわかりません。しかし、そこに独特の女性観があるような印象を受けますね。彼の2世は、2月5日に誕生したようだ。
そして、この前後に週刊誌の記事で一連の行動が採り上げられることになり、不倫騒動が勃発することになります。この行動力がある政治家は、2月12日記者会見を行い議員辞職を公表した。
国会議員になりたいと思う人は、やはり、若い人であるなら彼のような行動力が必要なのではないかと思いますね。決断することも早い。先を見ることに不安があるだけです。そして、独特の女性観が、この場合大きなマイナスに働いているのではないかと思います。しかし、そのような大きな欠点がなければ、非常に優秀な人材であるような気がします。彼を擁護する気はありませんが、彼のようなタイプの『行動する政治家』というのは、得られる人材ではないと思いますね。
まあ、残念な人である。前に騒がせた買春で醜聞になった議員とは立場が異なります。口説き落としたのかもわかりませんが、調子に乗って何もかも失う事になるのかもわかりません。続報は、黙っていても文春辺りが伝えることになるような気がします。政治家の不倫は、民主党のモナオさんや、菅直人の例で懲りていることになっていないのが問題なのであって、言い寄ってくる女性をちぎっては投げ、ちぎっては投げの結果が今もあるのだという事を伝えたいのだろうかと思うほどである。
時あたかも、バレンタインデイの到来がある。私などは、今年も保険のおばちゃんの心使いを親身いる思いをするだけなのですが、世の中には何十個もチョコレートの包みを受け取る男が実際に存在するらしい。これは、彼にとっては災難の始まりになるような気がしてならない。モテル男は、よほどしっかりした人生観がないと身を持ち崩す原因になるような気がしますね。
私などはモテタことがないのですが、若い時に女性に追いかけられて大変な目に遭った人を何人か知っているので、同じことが繰り返されているのではないかと思うわけです。誘惑に弱い人は、宮崎氏のように必ずなってしまうのだろうと思います。身の破滅が、どこまで続くのかわかりませんね。宮崎氏の場合は、これが終わりの始まりではないですか?
井原西鶴の描く一代男のような世界観は持たない方が身の為だと思いますね。女性はかなり怖いと思いますよ。
投稿: 旗 | 2016年2月14日 (日) 21時57分
情報番組で…
コメンテーターの人が『民主党は円安について批判して追及していたのに、いざ円高になったら、それを追及しようとしている!そもそも、どこに軸を置いているのか…』
批判の為の批判
民主党の頭のいい、志のある皆さん!やっぱり所属する場所が悪いと思います。その実力を国政に生かせる場所を模索して下さい。
投稿: まな | 2016年2月15日 (月) 13時00分
2015年10-12月期の経済成長率がマイナスになりました。特に民間の最終消費支出が大幅なマイナス。安倍政権の年頭所感でもはやデフレではないと言っていましたが、数字はデフレそのものです。
思い起こせば、自民党(安倍政権)が政権に復帰したのは外交・経済における惨憺たる状況を回復してほしいとの要求からだったと記憶しています。
今、デフレであるにも関わらず、デフレではないとし、憲法改正に舵を切ったような印象を受けています。
政権の優先課題はあくまで経済であったはず。外的環境が悪化するなか、GDPの民間消費は大きなマイナス。その状況で憲法改正を進めるのは正しいのか。
相変わらず非現実的なイデオロギーでしかまとまれない野党に助けられていますが、有力かつ現実的な経済対策を野党が打ち出し始めたとき、自民党政権の危機が訪ずれると感じています。
投稿: mt3edc4rfv | 2016年2月15日 (月) 13時09分
宮崎議員辞任会見を見たが彼は有権者や支持者を裏切ったかもしれないが育休にしろ、その法案の中身の内容の良い悪いは別問題だ。日本には長時間労働や効率の悪い職場や働き方が伝統としてあり、育児休暇や産休、休日の分散化や中長期休暇導入はドンドン導入した方が良い。それと彼の個人的な性欲は法案とは別に切り離して考え、必要で日本が進む方向であれば頓挫させる事なく推進するべきだ。たしかに彼の行動は議員として自覚が無い、しかしだからと言って自民党の政策全てが否定されている訳でもない。この辺の事も有権者がどう判断するかは選挙や世論の動向にも少し反映すると思うがだからと言って他党や政権交代等まともな法案も出せず、日本の将来の方向も示さない政党に今の日本を任せる訳にはいかない。それとこれとは話が別で選択の余地も無いし日本にはそんな余裕も無い。
投稿: 忍者 | 2016年2月15日 (月) 14時10分
保険料の値下げはどうなったんだ。一時期麻生の馬鹿が利用率に応じた減額を検討すると言っていてはずだ。
私はほとんどと言うより全く医者を利用していない。なのにずっと同じ金額を徴収されている。
議員の不祥事、議員の法律を改正するべきだ。
そして公務に関する犯罪は時効を適用外出来る法改正を行うべきだ。
実際に警察と検察と裁判所の全期間が共謀しての公文書偽造と行使によって全く分からない内に罪を確定され、公正証書不実記載、前科記録されていて10年以上経て発覚するとんでもない事例もある。
そして警察はこの抗議に対して弁護士を立てなければ受け付けないととんでもない事を言い、検察は時効を理由に何もしようとしない。
こんな馬鹿な事が許されるのか。
行政、司法に隠された腐敗がある事を知らない者がどれだけ多いか。
投稿: 諸悪の根源自民党 | 2016年2月15日 (月) 20時52分
◇◆北朝鮮の国家戦略◆◇
北朝鮮は軍事的には、通常戦力に対し比較的安上りとな
る核兵器と、世界最大規模の約20万人の特殊部隊に、資
源の選択と集中を行う、めりはりのある戦略をとろうと
しています。現体制維持には、これで十分だと認識して
いるようです。事実、核の抑止力は絶大であり、特殊部
隊は、飛行場潜入による戦闘機破壊などの敵兵器無力化
や、大都市騒乱状態発生工作などにより、敵戦力弱体化
を可能にし、これも抑止力となっています。
アメリカでは、核戦力導入により通常戦力の支出が削減
され、それが資金的余裕となり、戦後のアメリカの経済
発展が実現したとも言え、これはある種の経済発展モデ
ルです。そのモデルを追随してきたのが、漢族です。さ
らに、このモデルを採用しようとしているのが、前述の
核と特殊部隊重点化政策で軍事的効率化を図ろうとして
いる北朝鮮です。つまり、南進のための戦力を保持する
ような無駄はせず、現体制維持に十分な、核と特殊部隊
を抑止力とする効率化により、軍事支出削減をし、それ
で浮く余剰金で経済発展させようとしています。
アメリカモデルを実践しようとしている北朝鮮現体制は、
その手段はすでに計画済みで、その一環として、戦略的
に人材育成を実施中です。その結果、30代から50代の有
能なテクノクラート集団が形成されつつあり、今も年間
1000人程度を、欧米で学習させています。例えばアメリ
カでは、シラキューズ大学などで農業、経済、ITの人材
育成を行っています。これに関し、アメリカは黙認して
いるようで、この事業資金の一部は、Time誌創刊者の遺
産の財団の基金から捻出されています。
以上のように、北朝鮮は現体制維持のため、冷静な合理
的状況判断による制約条件付き最適化問題の最適解を模
索しており、「破れかぶれで行き当たりばったり」と
侮って舐めてかかるべきではありません。日本はこのこ
とを考慮し、日本自体の最適戦略を練る必要があります。
投稿: 観測者 | 2016年2月15日 (月) 22時15分
【予算委員会で、スポーツ振興策の話があった】
㋁15日の衆議院予算員会で、後藤田正純議員の質疑の様子が衆議院ネットで中継されており、そこでスポーツ振興策の活性化で国内市場を拡大させてはどうかという話が出ていました。話の中身は、我が国と米国におけるその市場の規模の違いが、かなり大きく開いていることがあるという事のようですが、その違いの原因とかは分かっているのかどうかは気になる処ですね。
スポーツ競技人口なども、そう云う市場を支える存在になっているのだと思いますが、総務省が平成23年に行った社会生活基本調査のスポーツ競技人口の上位21位までのデーターを見ると、我が国国民が最も親しんで参加するスポーツの第1位が、『ウォーキング・軽い体操』であり、競技人口が4000万人もあるのだそうだ。ラジオ体操などの影響があるのかもわかりませんが、金のかからないスポーツという点もでも、これがダントツなのかと思いますね。これでスポーツ振興の市場を米国のような50兆円規模にまで膨らませることができるとは思えません。第2位はボウリングなのだそうだ。これも我が国にあっては異常なブームがあった競技ですが、今は落ち着いた環境になっているのだろうと思います。競技人口は1400万人いるらしいです。第3位は水泳だそうだ。4位に器具を使ったトレーニング、5位は、ジョギング・マラソン。6位登山・ハイキング。7位サイクリング。8位つり。9位にようやくゴルフが登場し、10位になって初めて野球(キャッチボールを含む)が登場する。そして、11位がサッカー(フットサルを含む)である。このあたりだと競技人口は約630万人なのだ。これでは、50兆円の市場をし王出出来る環境が作れるのかどうか非常に怪しいと思ってしまいますね。そしてこの調査項目は、第21位まで記されているのですが、国技とまで言われている『相撲』は出てきません。競技人口自体がかなり低いのではないかと思いますね。だから日本人横綱が出てこなくなったという事にもつながりますね。
しかし、『相撲』の市場は競技人口の割には大きい方だと思いますが、それでも、170億円ほどしかないそうだ。国際化に成功した面もあるのではないかと思いますが、期待するほどには大きいものではありませんね。テレビの中継が今もある。それは海外にも報道されています。国内の競技人口が低迷していることと異なる想定外の進化をたどっているように見えます。
『相撲』は、スポーツには違いありませんが、「興業的に成り立っている特殊な祭り」のような面が強い気もしますね。『相撲』もまた日本相撲協会という団体の管理下にあって、それは文部科学省の監督のもとに運営されているのだそうだが、この競技ほど特殊な発展を遂げている例が他にはありませんね。しかし、市場規模は大きくない。
相撲はしきたりがあってむやみやたらと相撲部屋が作れないというような事があり、素人が参入することを拒む競技でもあります。だからある程度以上の拡大は最初から望んで無いような姿が感じられますね。国際化は外人力士の活躍だけで終わるという事になるのだろう。
我が国のスポーツの市場規模が拡大し続けることがないのは、この相撲が持っているような要素が他の競技にも見られるように思います。プロ野球なども長年にわたり外人選手の登録数の制限とかがあって門戸を狭めるような政策が続いていたという事や、簡単に球団を作れないというようなこともあり、拡大策を制限する規制が強かったのではないかと思います。だから、ある程度以上の発展がなかったという事になりますね。これではいけないという事なのだろうと思いますが、相撲が、あのような形で続いていることも、競技を廃れさせないためという事に重きを置いた考え方が根本にあるのかもわかりませんね。大相撲は、我が国国民のスポーツ競技に寄せる考え方の基本になっているような気がします。十両や幕下というような、二軍、三軍の編成を組んだ取り組みの提供にも意味を持たせています。これは、野球やサッカーにも競技のレベルに差があることや、チームのランク付けなどでリーグの活性化を図ることに繋がっていますね。競技の発展には、競技人口の増加が期待されないと意味がない。しかし、その競技人口の増加がなくても発展する方法はあり、「興業的に成功するかどうか」がこの場合のポイントになりますね。スポーツ振興で経済効果を高めるという視点は、いいことだと思いますが、運営方針がやはり大きな問題になるのではないだろうかと思います。巨額の金が動く米国のスポーツビジネスをまねても我が国には難しいような気もします。同じようなことをしているように見えても異なっているのはなぜなのか? そして、その違いというものは意味があるのかについて考えることも必要ではないかと思いますね。
我が国のスポーツ振興を考える上で、人材を育てることも重要になってきます。例えば、我が国のバスケット競技の世界にいる人々は、鎖国政策をとり続けている江戸幕府のように見えてしまいますね。あれはいったい何なんだろうといつも思っています。バスケット競技というのは世界的に見れば非常に人気のあるスポーツなのですが、なぜか?
我が国では関心が低い。この競技に関係する団体が複数あるというような話は随分前から聞いて知っています。しかも、それらの団体が反目しあっているという話も有名ですね。これではいつまでたっても関心を呼ぶこともできないのではないかと思います。まあ、やる気がないのでしょうね。残念な人々がいるとこういう事になるという事です。我が国のスポーツ振興とは何なのかについて、経済効果だけで考えることが解決に至るとは思えません。難しい気がしています。
投稿: 旗 | 2016年2月16日 (火) 03時49分
国会中継
批判の為の批判ばかりしていないで…今のこの状況をどう切り抜けるか、建設的な話し合いお願いします。
投稿: まな | 2016年2月16日 (火) 07時36分
年金を下げると言うなら物価も下げてくれと言うのは正論だと思うが。
投稿: カバチタレ | 2016年2月16日 (火) 07時44分
石破さん 愚見≪金融資本主義とは≫
引用【時に実体経済と乖離し、思惑が先行する金融資本主義とは一体何なのか‥】
流石に石破さんらしい広深永なご着眼だと思います(安倍Apeには一切こんな着眼はないしその発想を持つ資質もない)。
愚見ではその【何?】の本質は、巷間の経済論には殆どありませんが、二つの株式市場、即ち、一方の実体経済に近い(新規)株式発行(第一次)市場と、他方の実体経済からは遠く離れた(既発)株式流通(第二次)市場のバランスが量的にも質的にも大きく崩れている所為だと思います。
その「バランスの崩れ」は端的に夫々での取引量の「凄まじい違い(1兆円vs1000兆(1京)円など三桁四桁は平気で違う)」に現れている。まあ、その違いは一面では上場企業の新株発行が機会も株数も少ないこと(それはそのまま企業の投資活動が不活発であることの証になる)にも起因している面があるのですが、それにしても凄まじい。
双方の市場は時に深く時機に浅く連関していますので、こいうと極論なんですが、発行市場では企業の投資計画や新規事業の将来性などへの目利き力や事業を育てる構えが重要な要素になって資金が動きますが、流通市場では市場の気分Sentimentまたは勢いMomentumでカネが流れ、その結果として時に暴走OverShootもする。そもそも、流通市場では多数の投資家の間で、無機的に「切った!張った!と、金銭的な利益と損失を遣り取りしているだけ」、即ち、投資(“投機”の反語)の本質である「有機的な事業価値や社会貢献の構え」がほゞ皆無です。
そんな事情もあって、流通市場は金融資本主義にとって極めて居心地が好い。思惑(前述の気分や勢いを作り出すもの)が先行し易い、‥だけではなく強欲Greedとの親和性が極めて高い。
これも短絡的で言い過ぎですが、金融商品の流通市場は特にアングロサクソン流の性向に親和性が高いのかも知れません。その金融商品は、「Free、Fair. etc」などの美しい掛け声(注)の中で、株式に限らず社債も国債も仕組み商品からDerivativeに広がり、更に時間軸作戦で現物取引から先物市場にまで、要は縦横無尽に広がっている。まあ、それらは堅実なリスクヘッジ手段としての顔もあるのですが‥。
(注)その掛け声の主たちの集団が、本来の意味とは掛け離れた言葉使いで、ネオリベラルとか新自由主義者と呼ばれる。
原丈人さんご本人に確認した訳ではないのですが(笑)、「公益資本主義」では、そんな流通市場の悪しき特質を抑えつつ、同時に発行市場で重要な事業目利き力や企業や事業を育てると云う地道で健全な特質を育てるべきだと訴えておられるのだと思います。
以上の脈絡を、株価上昇に依存するだけのアベノミクスと重ねるとその狭浅短さにウンザリします。
草々
投稿: 小倉摯門 | 2016年2月16日 (火) 11時10分
石破さん ≪重要な調査として大きな注目を!≫
郷原信郎さん【甘利氏疑惑調査の「元特捜弁護士」は本当に存在するのか https://goo.gl/Ux2qRy (結語部分(長いですが‥))同様に、記者会見で甘利氏が強調した「元特捜検事による調査」が、「特捜検事」という言葉で、国民の目をごまかすために使われたものだったとすれば、多くの国民がこれまで「正義」と重ね合わせてきた「特捜」ブランドを悪用するものであり、「特捜関係者」にとっても許し難いもののはずだ。
「元特捜検事の弁護士」というのが、本当に実在しているのか、実在しているとすれば、誰なのか、これまでどのような調査が行われてきたのか、甘利氏は早急に明らかにすべきである】
⇒この郷原さんの指摘が当たり前のGovernance(注)なのですが、人としての重要な資質であるGovernability(注)に欠けた連中に掛れば、制度としてのGovernanceなんか容易に蔑ろにされ崩される。その本人が「仮に与えられた身分に過ぎない」とは言え、仮にも「高い身分にある者」であれば、当然の如く社会の秩序が乱される。そもそも、Governabilityは自己最適(“部分最適、個別最適”にさえ劣る狭浅短なもの)しか視野になく、「密室での謀(はかりごと)」を好む手合いには備わる資質ではない。そんな手合いが「生き様とか、美学とか」を口にするのには、社会はちゃんちゃら可笑しいと唾棄するべきだと思いますね。
井戸端の雑談やワイドショウ的な好奇心ではなく、過去数々の失敗例を経験しているとは言え、今後こそは日本全体の政治と社会の将来や、人々の価値観の先行きに影響を与える重要な調査として大きな注目を維持し続けたいものです。
然し、調査を依頼した実際の甘利某の実像はどうなんでしょうか?そんな広深永な問題意識を持って調査を進めるのでしょうか?
(注)これらを「ガバナンス、ガバナビリティ」と日本語で表記すると、「Restructuring vs リストラ」と同じく、全く違う意味になるので英語表記としました。その意味の違いは、本来は言葉に起因するのではなく、人々や社会の認識や価値観に原因があるのですが‥。
草々
投稿: 小倉摯門 | 2016年2月16日 (火) 12時43分
子育て支援
会社がいっぱい入っているビル…
従業員が〇〇人以上の会社、工業団地、商店街などに…小児科病院が経営の保育園があれば、出勤時に預け、退社時にお迎えに行けるので便利だと思います。
ビルに保育園設置が試験的に始まった所があると、ちょっと前にニュースでやっていたような…
職場の近くなら、急な呼び出しにも対応できるし、風邪ぎみなど気になる時も、昼休みに様子見に行ける…残業になっても様子見に行って、また仕事に戻ったり…
働く女性の動線に配慮して子供がハンデにならないシステムを…
何世代も同居していた時は、子供が鍵っ子になることは無かったが、核家族が主流の今、保育園、託児所など家族に代わり子供たちを養育する施設と連携しなければ、生活や育児が成り立たない。
少子化を止める為にも、お母さんが働き安く、子供たちを育て安いシステムをお願いします。
投稿: まな | 2016年2月16日 (火) 12時45分
石破さん ≪日本の大手メディアの惨状≫
①FT【FX World Unmoved by Negative Interest Rates https://goo.gl/L7qxBo 】
②FT-日経【効き目を失うマイナス金利 試される日銀 http://goo.gl/k5vU7g 】
この二つの記事は①子会社のFTの記事を、②親会社の日経が翻訳し転載した‥、常識的にはそう理解されるんですが、実体は然に非ず。
安倍Apeが喧伝したアベノミクスの成果ではなく、安倍Apeの歪みが日本の大手メディアの手を借りて「全国、津々浦々」に浸透しているようですね。
AmongOthers、FTが折角「Maybe、政策立案者が‥問題の根っこに対処すべき‥」を結語とし、批判の矛先を正しく「安倍Ape」に向けたのに、親会社たる日経が見出しで「試される日銀」と矛先を安倍Apeから外らし日銀に向けるのは何故??ですかねえ。
YMや3Kは確定していますが、今や日経も馬と鹿の集まりですかね?
このコメントの言葉使いが、やゝ(!)乱れている点をお詫びします。
苛立っている所為です。
草々
投稿: 小倉摯門 | 2016年2月16日 (火) 21時19分
石破さん ≪北朝鮮:局面打開策?妄想?≫
これ(↓)は単なる思い付き(妄想?)の域を出ないんですが‥、
「北朝鮮を南北に分断して、その北半分を国際社会(中国を含む)の管理下に置き、南半分を韓国の統治領にする」と云うアイディアはどうでしょうね。
①今のままではいつまで経っても金正恩将軍様の暴挙は抑止も制止もできそうにないので、そんな局面が打開できる。
②中国は地理的に米国(と同盟)勢力範囲との間に緩衝地帯を設けたいらしい。「その北半分」がその緩衝地帯に位置付けることができる。
③部分的とは言え、数十年に亘り南北に分断されている朝鮮民族の惨劇が緩和される。
④この「領土的リシャッフル」の中で、膠着状態にある拉致被害者とそのご家族の惨状を解決できるかも知れません。
⑤緩衝地帯になる「その北半分」の住民をどう定義し選ぶか?
私には具体的なアイディアはありません。が、「決まるように決まる」でしょう(ニッコリ)。
草々
投稿: 小倉摯門 | 2016年2月16日 (火) 21時50分
【衆議院予算委員会は民主党の評判を下げる為に開いているようだ】
『ブーメラン国会』と呼ぶ人がいる。我が国のNHK他の金満メデアではそこまで呼ぶ人はいないようだが、ネットで国会審議を話題にしている人などは今国会をそのように呼ぶ人が結構おられるようだ。
投げた人の元に戻ってくる武器としてのブーメランなのだが、民主党が使うブーメランは、投げた人に向かって突き刺さるブーメランのようだ。
彼等の発する質問が、思い付きの際から1ミリもぶれることないので、過去の審議記録をあたれば、同じ質問にどのように答弁していたのかさえはっきりする。しかもそれは古い記録ではない。民主党の現職議員も承知していると思われる内容を質問に持ってくるというのは、何か別に意図があってやっていることなのか? と深く考え込んでしまいそうである。
しかし、ただただ、彼等はホンの数年前に何を言っていたのか忘れてしまっているだけの様なのだ。記憶力すら期待できないのは、政治家としていかがなものなのかと悩むことがないのだろうか?
世の中には精神的なストレスが原因で記憶障害が起きるというような事もあるらしいので、議院運営に精神科医を専属に配置させてはどうだろうか?
病んだ人が国会に登場する姿を晒すのは国民に不安をあたることになりませんか。心配ですね。
15日の予算委員会で起きた民主党の山尾議員の質問に驚いた人も多いのだろうと思います。産経にその記事があった。
『安倍晋三首相は15日の衆院予算委員会で、放送局が政治的な公平性を欠く放送法違反を繰り返した場合、電波法に基づき電波停止を命じる可能性に触れた高市早苗総務相の発言について、「民主党政権で同じ答弁をしている」と述べ、野党の批判に反論した。民主党の山尾志桜里氏の質問に答えた。
菅直人内閣時代の平成22年11月、平岡秀夫総務副大臣(当時)は参院総務委員会で、「放送事業者が番組準則に違反した場合には、総務相は業務停止命令、運用停止命令を行うことができる」と答弁した。その上で、首相は「同じ答弁なのに、高市氏が答弁したからといって、おかしいというのは間違っている」と述べた。』
この山尾議員という人は、平成21年に初当選した人なので、平成22年の平岡副大臣の答弁を知らないでいたとすれば、不勉強であるという批判を受けてもおかしくないわけで、そう云う事も知らない議員に質問時間を与えた民主党こそ、見識を疑われる内容ではないかとさえ思います。おまけに、この放送法を巡る内容については、当時の総理であった菅直人氏までが自身のブロクで、『16日のブログで、放送局が政治的公平性を欠く放送法違反を繰り返した場合の「電波停止」の可能性に高市早苗総務相が触れたことに関し、安倍晋三政権に対して「憲法21条の国民の知る権利を侵害し、憲法に違反している」と批判した。』と、これも産経の記事にある。
記憶障害を発症しているのであれば、問題にならないのだろうか? 国会議員は、やはり精神的な問題を抱えた人にやってもらいたくないというのが、国民の率直な願いだと思います、判断に誤りがあってはならないし、精神的に何か問題を抱えていれば迷惑を被るのは国民である。また、実はそういう事ではなく、自虐的な快感を求めているのだという事になれば、それもまた、国民の不安を煽る事態になってしまうので、ブーメランを楽しんでいるという事があってはならないと思いますね。
民主党は病んでいるのかもわかりませんね。この記憶障害のような質疑だけでなく、政権を握っていた時期に文部科学大臣をやっていた中川議員などは、公然と国会審議の場で総理をいじめの対象にすると放言している始末である。これは時事通信に記事がありました。
『民主党の中川正春元文部科学相は16日、民主、維新両党の合同代議士会で、金銭授受問題で辞任した甘利明前経済再生担当相が睡眠障害で自宅療養していることを引き合いに、「いよいよ攻勢を掛けていきたい。安倍晋三首相の睡眠障害を勝ち取ろう」とあいさつした。』
学校教育の場でいじめをなくそうと文部科学大臣は、取り組んでおられたのではないかと思いますが、国会の予算委員会なら総理大臣をいじめの対象にしてもかまわないと思っているという事になりますね。こういう掛け声が出てくるのは、やはり、精神的に大きな悩みを抱えているか? 或は、既に病んでいると思ったほうが早いのではありませんか?
こういう人々の姿は国民に大きな負担を課すことになりませんか? 危ない人々を国会に送ってしまったのかという事です。
残念なことであると同時に心配ですね。
投稿: 旗 | 2016年2月17日 (水) 07時13分
石破さん ≪対症療法vs完全治癒法≫
郷原信郎さん【アディーレに措置命令http://goo.gl/j3kD8S 】
TV宣伝が喧しいアディーレなどが荒稼ぎの場にしている消費者金融の過払金問題は、最高裁判決が出た時点で、既に弁護士や行政書士の業務(士業)の手を離れ、単なる経理担当者の事務作業で済む仕事になっています。が、報酬だけが士業のルールが適用されている。「詐偽とかボッタクリ」と呼ぶべき犯罪行為ですね。
一方で、弁護士法などの既存の法律や行政の安易な判断が、その「詐偽とかボッタクリ」を助長している面も見逃せません。
社会で「身分高き者(とは言え、国民の税金で生活を営んでいる者たちでもある)」を構成する政治家や官僚が、対症療法的に事象の表層を綺麗気に整えるだけのコンプライアンスで事足れりとし、事象の根っ子にある病巣を抉り出し摘出し完全治癒を目指さなければ、社会はどんどん乱れ崩れるのが道理です。
草々
投稿: 小倉摯門 | 2016年2月18日 (木) 09時34分
北朝鮮の飛翔体問題が定期的に発生してますが人工衛星なら友好国の中国に打ち上げてもらう方が安上がりでしょうね。
投稿: (^-^) | 2016年2月26日 (金) 01時42分