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2016年3月30日 (水)

イシバチャンネル六十四弾

 事務局です。イシバチャンネル六十四弾をアップロードしました。ななつ星や好きな乗り物について語ります。ぜひご覧ください

PART1 「ななつ星in九州」

PART2 「誕生日プレゼント:フレンドシップ」

PART3 「客船」

 追伸:質問は随時受付中です。

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2016年3月25日 (金)

政府機関の地方移転など

 石破 茂 です。
 今週も衆議院本会議、地方創生特別委員会、参議院予算委員会、内閣委員会、地方・消費者問題に関する特別委員会と、国会対応に明け暮れた一週間でした。
 28年度予算案の年度内成立にも見通しがつきつつあり、地域再生法の一部を改正する法律案も衆議院で可決され、近く参議院での審議が始まります。充実した審議が行われるよう、更に努めて参ります。

 22日のまち・ひと・しごと創生本部において、中央省庁・研究・研修施設などの地方への移転の基本方針が決定され、文化庁の京都への全面的移転、消費者庁・総理府統計局の徳島・和歌山への移転の実証実験が開始されることとなりました。
 これですべてではなく、今後さらに政府において実証実験や新たな方針策定に向けての動きがあるものと考えますが、とりあえず一区切りです。一昨年の9月から今日まで、各道府県や、馳文科大臣、河野消費者問題担当大臣など中央政府においてご尽力いただいた関係各位に心よりお礼を申し上げます。
 文化庁の京都への移転など、十年以上にわたって要望は続いていたのですが、今回ようやく実現の運びとなりました。地方から手を上げて頂くという方式については異論もあるようですが、地方からの提案に政府が真摯に応える責務を有し、国民がその是非を判断する、という点において意義はあったものと思います。
 地方紙は概ね好意的な論評で、とりわけ京都新聞などは当然お祝いムードの紙面でしたが、中央紙の論説には冷淡なものもいくつか見られ、その対比は興味深いものでした。
 曰く、「これだけでは足りない」「地方分権の視点はどうした」的なものでしたが、では何を何処に移転させればよいと具体的にお考えなのでしょうか。地方分権と省庁移転は目指すものは同じでもその手法が異なるのであって、二者択一的なものではありません。まず批判ありき、との姿勢を改めて見たようにも思いますが、指摘は真摯に受け止めて今後の糧として参ります。

 週末は、26日土曜日が地方創生に係る意見交換会、第五回地域しごと創生会議(午後1時・ANAクラウンプラザホテル広島)、新しい日本をつくる会「暁」東京定例会懇親会(午後6時半・アチーブメント高輪研修センター)。
 27日日曜日は田中真一自民党岩手県参議院選挙区第一支部長・遠野市後援会懇談会(午前八時・あえりあ遠野)、「これからの地方創生を考える会in一関」(午前11時)、一関市長・平泉町長・県・市議会関係者との懇談会(正午・ベリーノホテル一関)、第59回岩手県左官業組合連合会通常総会(午後2時)、田中真一政経セミナーにて講演(午後3時・ホテルメトロポリタン盛岡)、という日程です。

 昨日、今日の花冷えで、少し都心は桜の開花が遅れそうですが、今年もまたお花見には縁がなさそうで、寂しい限りです。来年こそは、と毎年書いているような気もしますが。
 この季節になると、麗美の「花びらの舞う坂道」(かなりのマイナー曲ですが)、荒井由実の「花紀行」を妙に聴きたくなります。
 
 来週はもう4月、気持ちも新たに新年度を迎えます。
 皆様ご健勝にてお過ごしくださいませ。
 

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2016年3月18日 (金)

危機管理能力など

 石破 茂 です。
 今週は衆・参両院本会議、衆議院地方創生特別委員会、参議院予算委員会、内閣委員会、地方・消費者問題に関する特別委員会など、国会審議に追われた日々でした。

 衆議院の委員会における原稿取り違えは、あるべからざる、かつ、ありうべからざることで、誠に申し訳なく思っております。
 内閣府には5人の大臣がいるのですが、大臣官房は5つではなく1つしか無いことに加え、その時々の懸案対処のために多くの官庁から出向の形で人を集めているので、どうしても事務処理が対応困難になりがちであるという構造的な問題を抱えてはいます。が、そんなことは言い訳にもなりません。
 事務方において何重にもチェックがされているはずの原稿が間違っていることなどあり得ない、という思い込みがあったのですが、これも一種の「安全神話」でした。
 長く大臣を務めていて、こんな経験は初めてですが、自分の危機管理能力不足を反省しております。
 
 イージス艦の事故の際も経験したのですが、こんな時に接してくれる人の人柄が垣間見えるようにも思います。与野党・官民を問わず、本当に有り難い方々が多くいて下さることに、心より感謝しております。
 国会審議自体は真摯で傾聴に値する質疑も多く、委員長、理事、委員各位に深く敬意を表します。
 残りの法案審議に万全を期して衆議院を通過させていただき、参議院における審議が行われるべく努めて参ります。

 週末は19日土曜日が鳥取都市計画道路 滝山・桜谷線開通式(午前10時)、自民党街頭演説会(午前11時・岩倉サンマート前、午前11時45分・サンマート南店前、12時半・トスク吉成店前)、石破後援会湖南地区国政報告会(午後1時半・ウェルネス因幡路)、八頭郡後援会国政報告会(午後3時半・郡家中央公民館)、自民党三朝支部総会(午後6時半・プランナールみささ)。
 20日日曜日はスズキ・鈴木会長との意見交換会、若桜鉄道ラッピング列車披露式典(以上八頭町)、自民党浜坂・中ノ郷支部総会(午前11時・浜坂公民館)、親族の集まりである「盤山会」総会(同・しいたけ会館)、鳥取大学「知の拠点大学による地方創生推進事業キックオフシンポジウム」で講演(午後1時半・鳥取大学)、自民党街頭演説会(午後3時・JR青谷駅前、午後4時・JR浜村駅前、午後4時50分・鹿野商工会前)。
 21日春分の日は自民党熊本県連との昼食会、蒲島郁夫熊本県知事候補個人演説会(午後1時半・熊本市民会館)という日程です。

 今日の都心は春を感じさせる暖かな日和です。明日から三連休の方もおられると存じます。
 皆様、お元気でお過ごしくださいませ。

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2016年3月11日 (金)

東日本大震災5周年追悼式など

 石破 茂です。

 本日、天皇・皇后両陛下ご臨席のもと、東日本大震災五周年追悼式が挙行されました。あの震災・大津波・原発事故から5年、「もう5年も経ったのか」「まだ5年しか経っていないのか」、実感はそれぞれの人によって異なるのだと思いますが、いずれにせよ「風化させない」ということはとても大切なことです。
 辛くて苦しかったことの記憶は忘れ去りたいものだということを割り引いても、もう一度気持ちを新たにして取り組まねばならないと痛感させられます。
 
 政調会長であった私は当日、最終盤を迎えた名古屋市議会議員選挙の応援に入っておりました。
 14時46分、一連の遊説を終え、ある候補の事務所で、次の遊説地であった新潟に向かうための時間調整を兼ねた激励挨拶をしていた時に大きな揺れを感じたのですが、何が起こったのかよくわからないままに中部国際空港に向かい、そこで初めて大変な事態になっているらしいことを知りました。
 しかし、テレビの映像を通じて見る光景はとてもこの世のものとも思われず、飛行機の時間が切迫していたこともあってそのまま新潟に入りました。
 新潟での集会は中止となり、早急に帰京せよとの谷垣総裁のご指示で帰京を試みるも、関越道・上越新幹線ともに不通、大阪・伊丹への飛行機便があるかも知れないととっさに思って新潟空港に行ってみるとなんと一席だけ残っており、何とか伊丹までは辿りつきましたが、帰京しようにも羽田行きはほとんどが欠航、東海道新幹線も東名・名神高速道路も不通、奇跡的に翌朝一番の羽田行きの切符を手に入れ、その晩はようやく探し当てた中の島のホテルに泊まりました。
 一睡もできないままにテレビ画面を呆然と見続けながら、党本部との連絡に追われていたあの夜のことを一生忘れることはないでしょう。
 
 野党自民党として、発災翌々日の13日には「震災対策基本法の制定」「被災地からの要望にワンストップで対応できる復興省的な組織の創設」などを内容とする緊急対応方針を決定したのですが、当時の菅政権の対応は誠に鈍く、最初は基本法も復興庁も要らないという姿勢で、侃侃諤諤の議論と紆余曲折の末に基本法が成立したのが発災後3か月を経た6月、復興庁が発足したのは翌年2月という有り様でした。
 今更民主党の批判をしても始まりませんし、そもそもそのような人たちに政権を奪われた責任は自民党にあることもよくわかっております。自公政権が発足して3年以上経った現時点においても、なお努力すべき点は多々あるのであって、もう一度初心に還って対応の更なる改善をすべきなのでしょう。
 
 発災数日後、菅総理から谷垣総裁に対して連立政権に向けた入閣の打診の電話がありました。
 谷垣総裁に「『内閣は連帯して国会に責任を負う』との憲法の趣旨から見ても、震災対応だけに限った連立などあり得ず、もし菅総理に本当にその気があるのなら基本政策についての協議を速やかに行うべきである」との意見を政調会長として具申しましたが、もしその協議が行われていたとしたら、後の展開は随分と違ったものになったに違いありません。いろいろなことを考えさせられた今日3月11日でした。
 犠牲となられた方々の御霊の安らかならんことと、ご遺族のご平安を祈ります。
 
 5日から6日にかけて、BSジャパンの番組収録でJR九州の「ななつ星in九州」に佐世保から由布院まで乗車する機会に再度恵まれました。
 今回のテーマは「日本におけるブランド力」というもので、小谷真生子さんとの対談などに備えてほとんど夜通し、関係の文献を読んでおりましたが、新しい気付きも多くあってとても有り難く思いました。
 唐池JR九州会長の「1時間や2時間なら誤魔化しも効くが、1泊2日、ましてや3泊4日では誤魔化しは効かない。世界一の列車を目指すというのはそういうことだ」との言葉通り、九州ブランド、日本ブランドを体現して走る「ななつ星」に感銘を新たに致しました。
 それにしても、風景や人々の生活が間近に感じられる在来線の旅は、本当にいいものですね。新幹線には絶対にこの味わいはありません。「早く、安く」といういままでの価値観とは対極にあるのがこの「クルーズ・トレイン」なのであり、来年春に運行を開始する「四季島(しきしま・JR東日本)」、「瑞風(みずかぜ・JR西日本)」にも大いに期待しています。
 新たな価値観に違和感を持たれる方は当然ありましょうが、「低欲望社会」(大前研一氏)に対応する一つのモデルではないでしょうか。

 週末は12日土曜日が「田勢康弘の週刊ニュース新書」出演(テレビ東京系列・午前11時半)、「東日本大震災から5年 甦れ!東北の鉄路」出演(BSフジ・正午・収録)、自民党鳥取県連自民党大会出席者・表彰者との懇談会。
 13日日曜日は自民党大会と大会後の懇親会(午前10時・グランドプリンスホテル新高輪)。
 という、久しぶりに少し余裕のある土日です。地域再生法案や国家戦略特区、地方分権関係の法案審議も近々始まりますので、その準備にも時間を充てたいと思っています。
 
 今週後半の都心は一転、冬の寒さとなりました。皆様お元気でお過ごしくださいませ。

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2016年3月 4日 (金)

和気町、津山市、清水国明氏など

 石破 茂 です。
 予算案審議が参議院に移り、(水)、(木)と全閣僚出席の基本的質疑が朝9時から夕方5時まで行われました。
 質問者の持ち時間が問いと答弁者の答えを合わせて○○分と決まっている衆議院の「往復形式」と異なり、質問者の時間だけが決められている参議院の「片道形式」は、時間が読めなくてスケジュールの調整に苦労します。
 参議院ではどれだけ長く答弁しても時間は全く消化されないので、なるべく本質を簡潔に答弁しないと時間がかかる一方となってしまいます。それだけ丁寧に答弁できるという利点もあり一長一短なのですが、衆・参の文化はことほどさように大きく異なっていることを改めて実感します。
 それにしても、長時間椅子に座りっぱなしというのは相当な肉体的負担を伴うものです。政府として国会に予算案審議をお願いしているのですから、決して文句など言ってはいけないのですが、昨日は審議終了後に一瞬手足の先の感覚が乏しくなってしまいました。もちろんすぐに回復しましたが、「エコノミークラス症候群」とはこのようなものなのかもしれないな、と思ったことでした。

 先週末は岡山県和気町と津山市で講演して参りました。
 日本古代史で有名な「道鏡事件」において重要な役割を果たした和気清麻呂の出生地である和気町は人口一万五千人ほどの小さな町なのですが、日本一の種類を誇る「藤公園」、鯉のぼり生産量日本一の「徳永鯉のぼり」など素晴らしい場所や産業があり、津山市も城下町らしい風土・文化に恵まれた、落ち着きと風格のある山あいの街で、鉄道に関する施設や展示も立派なものでした。
 日本には1718の市町村が存在するのですが、何処にも本当に「ただひとつだけのもの」があるのですね。

 東京メトロの車内に随分と大きな広告が出ていたらしいのでお気づきの方もおられたかも知れませんが、1日(月)、秋葉原において清水国明氏との「40代からの地方移住」と題するトークショーに出演して参りました。
 今は河口湖や周防大島での自然体験セミナーなどでご活躍中の清水氏との対談はとても楽しいもので、「赤とんぼの唄」や「ネコニャンニャンニャン」など、我々の世代にとってはとても懐かしい唄を久しぶりに思い出しました。才能のある方というのを、本当に羨ましく思います。

 普天間基地の辺野古への移設を巡って、国と沖縄県の間で和解案受け入れの合意が成立しました。
 すべての裁判を取り下げ、国は工事を中止、埋立承認の取り消しの是正を指示するとの内容で、県側がこれを不服とする場合には国の是正指示を取り消す裁判を起こし、この裁判の結果に双方が従うこと、あわせてこの裁判の判決までに双方が円満な解決に向けた協議を行うこと、となっています。
 防衛庁長官、防衛大臣在任中にも散々考え抜いた案件ですが、今度こそ良い決着が図られることを心から期待します。

 週末は、3月5日土曜日が全国クレーン建設業協会・萩野常務理事 双光旭日章受賞祝賀会(姫路市)、山陰放送ラジオインタビュー(移動車内)、BSジャパン・日経プラス10特別番組「新たなブランド戦略で世界を制す(仮)」収録で「ななつ星in九州」に乗車。
 6日日曜日がそのまま「ななつ星in九州」において阿蘇バスツアー、小谷真生子キャスターとの車内対談、小谷氏・ルースジャーマン白石氏との鼎談、その後、自民党鳥取県連所属県議会議員との懇談会(鳥取市内)。
 関西-九州-羽田経由で鳥取と、やたらと移動の多い土日です。
 ごく限られた区間とはいえ、ななつ星に乗れるのはとても嬉しく、楽しみにしています。

 昨年米国のフューチャーブランドが発表した国のブランド力評価ランキングで日本は第1位となったのですが、これを機会に、「ブランド力」とは何かをよく考えてみたいと思っております。
 日に日に暖かさと陽の光が増してきました。春ももう間近、皆様お元気でお過ごしくださいませ。

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2016年3月 1日 (火)

政策集団 水月会 第一回セミナーのご案内

 事務局です。

 来たる5月11日(水) 12時00分~ホテルニューオータニ東京にて、政策集団 水月会のセミナーを開催いたします。

日時:2016年5月11日(水)
    11時00分 受付
     (お食事のご用意がございます。)
    12時00分 開会
            水月会所属議員紹介
            講演(石破 茂)
    13時00分 閉会

参加費:20,000円
     (事前にお振込みくださいますようお願い申し上げます。)

 参加ご希望の方は、石破茂事務所(FAX03-3502-5174/メールアドレスg00505@shugiin.go.jp)まで、「第一回水月会セミナー参加希望」の旨と、お名前、ご住所、お電話番号、ご職業を明記の上、ご連絡ください。ご案内状を郵送にてご送付いたします。
 お電話でご連絡いただく場合は、03-3508-7525までお願い致します。

 なお、この催しは、政治資金規正法第八条の二に規定する政治資金パーティです。


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