都知事辞任など
石破 茂 です。
舛添知事が辞職を表明し、一連の混乱はやっと収束することになりましたが、推薦した者として申し訳なく思うとともに、何とも後味の悪い、やりきれなさを感じました。
三年前の五月頃のこと。当時参議院議員として「新党改革」の代表を務めていた舛添氏から、七月に迫った参院選挙を控えて今後についての相談を受け、「しばらく政界から身を退いて充電をしたい」との言葉を聞いた際、次期参院選で彼が無所属として何処かの選挙区から出た場合には、当該選挙区で与党の議席が減るであろうことを党の幹事長(選挙の責任者)として危惧していた私は、とても有り難く思ったことでした。
小なりとはいえ政党の代表を務めていれば、様々な懊悩があったのでしょう。しばらく充電したい、との舛添氏の気持ちも理解できましたし、「自民党に迷惑はかけられない」という言葉をそのまま有り難く受け取りました。その時はまさか猪瀬知事が辞任することになるとは夢にも思っていませんでした。
猪瀬氏辞任後、後継を模索していた当時、都民の多くが支持しているのが舛添氏であるとの世論調査の結果がありました。
一度除名された者は党本部公認・推薦の対象とならないとの内規もあって、舛添氏については東京都連推薦という形をとりました。
彼が寒風吹きすさぶ中での街頭演説で「伊豆や小笠原などの島嶼部や三多摩など、東京でも十分に光の当たっていない地域を大切にしたい」「東京で生まれ育った人が東京で一生を終えることが出来るようにしたい」と訴えた言葉には真実を感じましたし、その時は確かにそうだったのかもしれません。その気持ちをそのまま持ち続けて欲しかった、と残念でなりません。
昭和32年、亡父が建設省事務次官在任時に、自民党から安井東京都知事後継を打診されたことがあったそうです。そのとき亡父は、「東京都知事にはならないが、請われれば鳥取県知事になるつもりはある。小さくとも、貧しくとも鳥取は我が県である」と言ったそうです。
その後、鳥取県知事を4期務めましたが、365日、24時間、ひたすら鳥取県のために尽くしていた印象があります。もちろん首都大東京は様々な事情が異なるのでしょうし、自分の父親のことをそのように語るべきではないのかもしれませんが、首長というのはそんなものなのだと思います。
唐突な選挙では、候補者の人柄や識見を有権者が十分に知る期間が無いため、政党としては「とにかく勝てる人を」という選択になりがちなのは事実です。
そもそもそれが間違っているのだ、政党は「勝てる人」より「その任に相応しい人」を推薦すべきだ、というご批判は当然ありましょうが、そんな人はまず当選しないのも現実です。責任ある公職に就いた者は、常に後継を育てることに配意すべきなのでしょう。
アメリカの大統領選挙のやり方がすべて良いとも思えませんが、少なくとも予備選に長い期間を費やし、篩にかけることによって、「こんな人とは思わなかった」という危険性を軽減(あくまで軽減ですが)出来るのかもしれません。
政党助成金は、「資産家、世襲、高級官僚、タレントでなくとも、見識と熱意のある人なら政党の支援で当選出来る」ことを目指して、政党本位の小選挙区制とセットで導入されたものであり、制度そのものは今でも有用と思いますが、助成金目当ての政党づくりの横行を阻止し、不適切に使用されないための工夫は早急に必要です。
いずれにせよ、政治は結果責任である以上、都民の皆様に多大のご迷惑をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます。
中国人民解放軍海軍艦船の動向は予断を許しませんが、世論はこの問題には冷静のように思われます。
国家主権が外国勢力に侵害された際に警察権で対応することの妥当性につき、引き続き危機感を覚えずにはいられません。
週末は、本日金曜日が原田けんじ衆議院議員を励ます会(18時半・リーガロイヤルホテル大阪)。
18日土曜日が鳥取県内自民党参議院議員選挙に向けての大会(午前10時・皆生グランドホテル天水、午後1時・福祉保健センターなわ)、鳥取県商工会青年部・女性部連合会創立50周年記念大会で講演(午後3時・ホテルニューオータニ鳥取)、自民党鳥取県連街頭演説会(午後5時・JAいなば郡家支店。以降鳥取市河原町内9か所)。
19日日曜日は岡山県経済団体との懇談昼食会(正午・ホテルグランヴィア岡山)、岡山県高校生会議(13時20分・岡山市民会館)、岡山市西大寺地区有志との懇談会(14時・岡山市東区西大寺)、小野田きみ参議院議員候補予定者時局講演会で講演(16時30分・岡山国際ホテル)、小野田候補予定者街頭演説会(18時・岡山駅前)、という日程です。
今週は、選挙を控えた時期と政府部内の人事異動が重なったことによる多くの内部事務と、神戸市や鈴鹿市での講演や街頭活動などが錯綜して、慌ただしいままに終わった1週間でした。
来週からは参院選、心して臨んでまいります。皆様ご健勝にてお過ごしくださいませ。
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コメント
今海運業が船余っているので借り上げて、問題の海域に常駐させて機関銃くらいは積み込んだほうがいいと思います。海運業不況打破と国防一石二鳥です。
投稿: 吉川長太 | 2016年6月17日 (金) 18時43分
大変な夏ですが実力の見せ所でもありますね。 お元気でご活躍くださいませ。
投稿: 61 | 2016年6月17日 (金) 18時54分
小笠原諸島から多摩迄、東京で一生を終える、殺し文句ですね。沖縄の米軍基地を最低でも県外に!沖縄県民もまんまと騙されましたが県外出身の私は絶対に信じず、心にも響きませんでした。水戸黄門で有名な光圀は歴史編纂の為に国家予算を相当使い非難にもあいましたが彼の志や信念は揺るがず、それを受け継ぐ人達も彼の死後、研鑽と収集をやり相当の時間とお金をかけて編纂を終えました。話は違いますがノーベル賞を受賞した日本人が研究に必要な物を収集する為に田舎や日本中駆け回っていたが他人から見たら遊んでいる様に見えると会見で言っていました。桝添と歴史的な何かをした人達の違いは真摯さであり、個人の目的の為にやっていないという大きな違いがある。石派氏がたまに何かを間違えても辛辣に批判しないのは大臣が誠実で自己自浄作用があるから言わなくても良いのであって、激しく非難される人間は傲慢に映り、誰の事も聞かず、責任を逃れ、言い訳に終始するので怒りが広がるのだ。そこには大きな違いがある。
投稿: 忍者 | 2016年6月17日 (金) 19時03分
舛添辞任の問題は、「誰(本人の資質・見識など)>>>何(本人の約束・公約など)」の原則に徹していれば、起こることはなかったと思います。舛添を都知事候補として浮上させたのが石原愚息であり、追認したのが安倍Monkey一味なのだから、≪一事が万事≫だと。
まあ、然は然りながら、一介の都民と石破さんとでは考えることの広狭深浅大小など違うんでしょうけれど‥。
投稿: 小倉摯門 | 2016年6月17日 (金) 20時08分
おつかれさま
投稿: mr | 2016年6月17日 (金) 20時09分
日々の政務お疲れさまです。いつも感心しますが、どうしてこのような理解しやすい文章を構成できるのでしょうか。
これからもバラエティ番組に出演なさって情報発信をしてください。
投稿: 国防読者 | 2016年6月17日 (金) 20時49分
>責任ある公職に就いた者は、常に後継を育てることに配意すべきなのでしょう。
で、あなたはそれをしてるの?それはともかく、これまで貴方に質問し続けて、今回もします。いい加減答えてよ。政治活動って何?
中国服や家族旅行、その他自民の他の議員でもあったバーへの支出等々。政治活動と言えばすべて認められるのなら、その政治活動ってのは何なのさ
投稿: nh | 2016年6月17日 (金) 21時25分
石破さん、お疲れ様です。鳥取県の海岸に北朝鮮のミサイルの残骸のような物がうちあげられ、驚きました。配線コードなどみられ、意外にアナログな作りだと二重に驚きでした。中国海軍はおそらく、わが国と米国とインドの共同訓練に対抗した主権侵害行為ではと想像しています。明らかに違反なのは先方ですが、外交的に接触してみる事も必要かもしれないと感じました。円高、株安の傾向が顕著になって、円買いの動きが出た影響でしょうか。まだまだ予断は許さない状況です。都知事は石原さんの時も新銀行東京の失敗や一回目のオリンピック誘致失敗など派手にお金は使ってます。舛添さんはほとんど何も功績はなかったですね。今、現職の国会議員が辞めて、選挙に出るのはもったいない気がします。石原伸晃さんが、出たい出たいという人じゃない方が良い、なんて言っておられましたが、出たいなんていう人いるんでしょうか。上手く御神輿に乗っかる、首長にふさわしい方いるんでしょうか。東京都は建物は近代的ですが、議会は意外に旧態然な所が見受けられます。女性はやりづらいのではと思います。真面目に実務をやってくれる方、頭は特別によくなくても、人から好かれる方、庶民的な方の方がよいかもしれないと思っています。舛添さんは目つきがよくなかったですね。
投稿: から梅雨 | 2016年6月18日 (土) 01時25分
ほんとですね。舛添さんに期待していましたし、私は頑張って欲しかったのですが、はじめに過ちを認めきちんと謝れば良かったのにと残念です。
東京都知事はある意味日本の顔。日本が好き、東京が一番好きな人になって欲しいです。また、オリンピック中に大震災が来た時まできちんと想定して対策を練ってくれる人でないと心配です。
石破さんが都知事に立候補したらいいのにね♡と家族で言っております。石破さんなら絶対投票しますよ☆彡
投稿: 川井ひろこ | 2016年6月18日 (土) 01時44分
下記に重ねて失礼を申し上げますが、断じて石破さん批判ではない。石破さんに対する「辛口のエール!」です(ニッコリ)。なにせ、ポスト安倍を担える政治家が、石破さん以外にいないんですから、一介の平民とは云え「単なる甘い期待」や「砂糖菓子のようにべたべたしたエール」を贈るだけでは平民の名が廃る。それにつけても、気懸りなのは、石破さんは、もうあの「総理になるために政治家になったんじゃあない」と云う甘ったるいご存念は、キッパリ!と、捨て去られたのでしょうね!生煮えや中途半端な気持ちで就く重職ではない。
―――――記―――――
①引用【中国人民解放軍海軍艦船の動向は予断を許しませんが、世論はこの問題には冷静のように思われます】
この原因は様々でしょうが、その最大の原因は、参院選と都知事選を眼前にして安倍Monkey一味が政局的&政治的な計算と打算に没頭している所為でしょう。政治権力者でありながら国防より選挙が重大事であるらしい。≪一事が万事≫。また、歪メディアもその片棒を担ぎ、大袈裟に危機を大きくは喧伝報道していない。また、各界の身分高き者達は「茹で蛙」然として、「赤信号、皆で渡れば怖くない」を繰り返している。国民は例によって、日常の生活に心も時間も奪われている。
②中国が軍事的な意図を隠さないこの期に及んでも、引用【国家主権が外国勢力に侵害された際に警察権で対応することの妥当性】を云々される石破さんには、悲しい哉、この(↓)岸田某と同じ狭浅短さを強く感じます。「警察権」云々は平時の課題であって、何ゆえに【国家主権が外国勢力に侵害され】る事態を≪回避するための外交展開≫を強く主張されないのか?次期総理ではなく、軍事専門家としてのご所見に過ぎないのではないか?!!
NHK【岸田外相 中国艦艇の侵入 “警戒・監視に万全期す” http://goo.gl/9lGa8U 】
外務大臣がその職責として遣るべきは、“(防衛大臣の職責である)警戒・監視に万全期す”ことじゃないだろ、ったく。外相は外交を遣るべきだ!外交を。即ち、岸田の職責はSoftPowerを鍛えることだ。
まあ、そのためには、自堕落な伏魔殿の大掃除と云う腕力も要る。
まあ、その前に、閣僚としての心構えを叩き直すことも要る。霞が関の悪賢いモグラ達に担がれている限り、閣僚の仕事はできない。
まあ、その前に、中国に喧嘩腰を続ける安倍Monkeyを権力の座から引き摺り下ろすことが先決であり肝心だが。
投稿: 小倉摯門 | 2016年6月18日 (土) 07時58分
最近は、弁護士やヤメ検など第三者に「違法ではないが、不適切だった」と言わせて、法と社会からの糾弾を逃れる政治家が後を絶たない。然し、これは屁理屈です、キッパリ!
そもそも、政治家や政治権力者(LawMaker)の職責は立法LawMakingであり、不適切な行為を特定し取り締まり不適切な輩を処罰することだから、政治家が不適切な行為をしちゃいけないんです。政治家としての根本が失格なんです。完全に本末転倒しているんです。まあ、多くの政治家が「不適切な法律を作り、それを己の悪事の隠れ蓑にしてきた」歴史の悪弊だろうが‥。それを国民が許してきた結果でもあるが‥。
然し、原則「ことを改めるに、遅過ぎることは決してない」。但し、例外は常にある。
投稿: 小倉摯門 | 2016年6月18日 (土) 07時59分
NYT―I.Krastev:Eastern Europe Is Both Dreading Brexit & Ready for It http://nyti.ms/1UAQ2hQ
眼前のBrexitに限らず、EU諸国には今後もこの種の意見が拡散するのだろう。押したり引いたりするのが歴史。差し引き、前進するだけとは限らないのも歴史。
そもそもEU統合構想は、独仏の数多の戦争(殺戮)の永い歴史を猛省して生み出され、類似の歴史、類似の価値観、類似の文化の範囲に限定しつつ、人類の叡智の結晶として紡ぎ出された崇高なもの。
然るに、一時期から地域経済戦略に堕した結果、経済合理性の観点が強まり過ぎた。参加国の範囲を広げ過ぎ、加盟のハードルを下げ過ぎた。その咎がギリシャ問題で噴出した。その咎が、対症療法とは言え、ギリシャをEUから放逐しない間違いに帰結した(その限りで、あの聡明なメルケル女史も間違いを犯した。EU統合によってドイツが享受した経済的メリットの大きさに幻惑されたのでしょう)。
特に数百万人の難民流入は強烈パンチでした。加えて、経済低迷や異常な富の偏在の前には、高邁な理念は一堪りもない。
「戦略の過ちは、作戦レベルは言うに及ばず如何に優れた戦術でも正せる道理がない」から、EU統合構想も創造的破壊に倣って、新EU統合構想に衣替えした方が善いかも知れません。まあ、それにも「天の時<地の利<人の和」が肝心だから、当分の間は「繋ぎ=だましだまし」の対応にならざるを得ないでしょうね。
それにしても、「悲惨な難民」を「単なる移民」と錯覚し国際舞台で発言した安倍Monkeyは、お目出度い(または卑やしい(卑怯卑劣卑屈な))限りです。♪♪哀れ涙が溢れて止まらない♪♪その「哀れ」の対象は安倍Monkey一味ではありません。
一億二千万国民です。キッパリ!
投稿: 小倉摯門 | 2016年6月18日 (土) 10時25分
引用【その任に相応しい人‥そんな人はまず当選しないのも現実】
⇒あれ??おかしいなあ。
「その任に相応しい人、その高い身分に相応しい人」が、その任に就き、その身分に就いておられる実例が、未だ役不足とは言え、また稀有な例外とは言え、石破さんご自身じゃあないのかなあ(笑)。
稀有とは言え、その実例がある現実を前にして、ご自身が民主主義の理想を完全否定しちゃあ拙いでしょう。そもそも、民主主義自体が理想主義を追求するべく成り立つ制度なのだから、尚更です。
政治のリーダーが、「理想を高く掲げつつ、然し、止むなく現実を受け入れる」と云う懐の深さがなければ、換言すれば「大きな土俵で、横綱相撲」を取らなければ、民主主義なんか直ぐに壊れます。
安倍Monkeyが壊さなくても、民主主義が自壊する。
投稿: 小倉摯門 | 2016年6月18日 (土) 11時30分
そもそも、「建て直す、日本を、地域を、・・・」なんてことは、与野党問わず、国、地方問わず、政治家は皆、同じか、酷似した言葉を言っている。訴えることが同じなら、頭の中身も同じ。だから、結局、有名人が当選するということになると思う。つまりは、日本の政治家なんて、その程度ばっかり。そんなことは多くの有権者が気付いていると思う。もちろん、ゲル長官とて例外ではない。もっとも、当の政治家は、そのことに気づいていないから、そんな批判にきちんと応じられないのだと思う。
なお、これは、SocialNewsにコメントしたコピーです。悪しからず。
投稿: おおくぼゆういち | 2016年6月18日 (土) 17時27分
【自民党大阪府連会長による自爆劇】
何がしたいのかよく解らない発言が、大阪府連の中山泰秀会長(衆議院議員)の口から飛び出したそうだ。産経新聞にその記事があった。
『吉村洋文大阪市長は13日、記者団に対し、12日に行われた自民党国会議員に対する国の予算要望会合の場で、同党大阪府連会長の中山泰秀衆院議員(大阪4区)から「(橋下徹)前市長の時に市役所に通っていた方が覚醒剤で逮捕されたというのは本当か。給与体系がどうなっていたか、事実関係を教えていただきたい」と質問されたとして、「中山氏に文書で誰のことか問い合わせ、事実関係を徹底的に調査し、結果を市民に説明する」と述べた。』
この内容には、事実の誤認があり、また橋下市長の後任である吉村市長にとっては、大阪市が、5年ぶりに大阪選出の自民党の国会議員を通じて、関係修復を兼ねた予算要望を行う希望があると伝えられている話である。5年前に何があったのか?
自民党大阪府連は十分承知しているはずである。首長選挙の応援に共産党議員の隣に自民党議員が並ぶことになったきっかけのような出来事が、この国家予算要望説明会なのである。
自民党は、自らの立場を優位にしたかったのだろうと思うが、私人になった人物を採り上げ、事実の誤認が会長の発言の直後に判明している内容であるにもかかわらず、解答を強要しているので、橋下氏は直ちに反応を見せ、『名誉棄損』で提訴すると言い出し、実際に訴状を裁判所に出したそうである。中山会長の発言の根拠はネット掲示板であるらしいのだが、中山会長は、報道の事実内容を説明しないまま『「事実関係を知りたい。私は報道で知った。どういうことなんだ。市議団は市議会で質問しなかったんですか」などと語った。』そうである。報道にあったと言えば、恐れ入るとでも思ったのかもわかりませんが、大阪市関連にはそのような報道の事実はどこにもありません。産経などは、同じ記事の中で『中山氏の発言は、橋下氏が市の特別職として任命していた元特別秘書と、橋下氏の府知事選出馬時の陣営スタッフでのちに覚せい剤取締法違反で逮捕された人物とを、混同している可能性があるという。吉村市長は「万一、事実でなければ大問題だ。公の場の発言であり、市役所と府連の関係に関わる」としている。』
事実関係の認識にも問題がありますが、関係修復を願って5年ぶりに来た大阪市市長を何の関係もない問題で、大阪市の名誉を棄損するというとんでもない発言を平気で行う大阪府連の行動に大きな疑問を持ちますね。関係修復を図る気がないのであれば、そう云う無関係になった私人の根拠もない話を持ち出す方がおかしいのではありませんか?
この議員の頭脳に何か問題があるような気がしてしまいます。この予算要望説明会は報道人を前にして公開で行われたようである。大阪市の名誉と、私人となっている前市長の名誉を棄損する狙いがあると思われても仕方がありませんね。事実を誤認するという事の怖さをこの国会議員一人が痛感するだけでは済みませんね。大阪の自民党は、沈没寸前のところにあったのに、これで沈没してしまう可能性も出てきます。民進党などは、既に大阪では何の役にも立たない存在です。大阪府議会に所属する議員がわずかに1名で、大阪市会にはゼロである。そのような状況に自民党を追い込む考えでもあるのだろうか?
要所要所に地雷のような議員が自民党におられる。その危機感がまるでない事実誤認の発言を見ていると不安ですね。
橋下氏個人から提訴を受けるだけでなく、大阪市からも名誉棄損の提訴を自民党大阪府連に対して起こされる可能性すらあります。公開の席上で市の特別職として任命された秘書を誤認しているという事が問題になりますね。
有為な人材というのは、本当に得難いものだ。この大阪府連の会長は45歳にもなって、これでは心配ですね。まるで、民進党のデマノイである。
投稿: 旗 | 2016年6月19日 (日) 01時16分
石破さん、こんばんは。
今から言っても仕方のないことですが、都連がなぜ桝添氏を擁立したのか理解できません。これは結果論ではありません。除名した人間を、なぜ擁立したのか。猪瀬さんについては、あんな結果になった責任は自民党にはないと思います。猪瀬さんがあんなことをするとは誰も想像できませんでした。しかし、桝添さんという人間がどういう人間かは政界にいた人ならわかっていたはずです。桝添さんと宇都宮さんでは、桝添さんに入れるしかありません。責任政党は、きちっとした候補者を有権者に示す義務があると思います。これでは、鳩山由紀夫氏を総理にしてしまった民主党を笑えません。桝添問題に関しての都議会自民党の対応にも非常に不満です。古い自民党の体質を見ているように感じました。結果的に桝添さんの頭の中は都民や国民は不在で、都議会自民党のことしか考えていなかったことがよくわかりました。身を捨ててこそ道は開けるのに、保身しか考えなかった桝添さんが辞任に追い込まれたのは当然です。民進党は国政で共産党と共闘するという論外の暴挙に出た今、政権を担えるのは自公政権しかありません。にもかかわらず、自民党国会議員による不祥事・失言も続きました。なんとか、政権政党としての自覚を持ってほしいと思います。
健康に気を付けて頑張ってください。
投稿: 群馬の応援者 | 2016年6月19日 (日) 02時06分
【橋下徹前大阪市長が自民党大阪府連会長を提訴】
18日の産経の記事にあった。
『橋下徹前大阪市長らが、自民党大阪府連会長の中山泰秀衆院議員=大阪4区=の発言で名誉を傷つけられたとして、計1千万円の損害賠償を求めて大阪地裁に訴訟を起こしたことが18日、関係者への取材で分かった。また橋下氏は名誉毀(きそん)損罪で、中山氏を大阪地検に告訴したという。』
現職の弁護士を相手に、でっち上げのような発言を質問を装うような体裁で、事実無根の中傷を公の席でやった事が、どういう事態になるのかという見本のような出来事が進行中です。
この事件は、合わせて名誉棄損罪という事件にするために刑事告訴も行っているようだという記載も見られますね。
名誉棄損罪は、『公然と事実を摘示し、人の名誉を毀損した場合に成立する(刑法230条1項)。法定刑は3年以下の懲役若しくは禁錮または50万円以下の罰金である。』なのだそうで、これの立件があって裁判になれば、自民党大阪府連会長という立場での発言だけにダメージが相当大きいものがあります。大手メデアの記事を見るまでもなく、『事実無根』という事は、発言直後に判明しています。このことから、中山会長が吉村市長に向かって『「事実関係を知りたい。私は報道で知った。どういうことなんだ。市議団は市議会で質問しなかったんですか」などと語った。』という風に追及したそうだ。つまり、報道としてこの事実関係を採り上げたところはどこにもないのは、明らかであるのに、『報道で知った』というのがでっち上げの疑いがありますね。だから、橋下氏の方では、ネット掲示板が根拠なのだろうという認識があって、提訴に踏み切ったと思います。産経ほかの記事を見ても、事実を誤認した報道記事はないと説明されているところが多いようです。『報道で知った』という言葉は根拠の提示を求められ、その根拠を示すことが出来なければ、その時点ででっち上げをやったと認定されますね。質問をしただけと言い逃れをすることがこれで失敗します。質問内容を正当とする根拠がなくなります。こういう杜撰な質問は、それ自体大きなリスクを背負う事になります。国会の予算委員会と同じ感覚で言ったのかもわかりませんが、予算委員会の席上の発言は、内容がいかに憶測で固めた妄想が根拠になった発言でも、その責任は問われることが滅多にありませんが、今回は報道関係者を大量に招き入れた席上でぶち上げた発言という事もあるので、大阪市側は文書で内容を確認した上で回答すると言っています。つまり、大阪市の現市長もこれは重大な問題になると認識しているようです。吉村市長もまた現職の弁護士です。
いったいこの自民党大阪府連会長の認識はどうなっているのか? そっちの方に興味が湧いてきますね。
18日のヤフーニュースに、スクープ記事を連発する文春の編集長が取材されている記事がありました。そこで文春の編集長は『訴訟対策はどうなっているのか』という質問を受けます。それに対して、『おそらく読者のみなさんが思っているよりも、しっかり証拠固めをしていると思います。噂レベル、推測レベルで書くようなことは決してせず、事実であることの裏付けや、事実と信じるに足りる『相当の理由』を入念に調べています。週刊文春に書いてあることは事実だ、と読者の皆さんに信頼していただけるよう努力を続けています。それこそが、週刊文春が今後もメディアとして存続するうえでの生命線だからです。』
つまり、この商売で飯を食っている以上、事実関係の調査に抜かりがあってはならないという自覚があると言っているわけで、あたりまえの回答なのですが、自民党大阪府連会長には、そういう認識が相当欠落しているように見えますね。
そのうえ、文春の編集長は、『絶対に裁判で負けない記事を書かなければいけません。記事を作成する段階で、もし書かれた相手から訴えられても勝つことができるかを考えます。』という風に、それが記事になる前に訴訟になった場合を考えて行動すると言っています。世論を喚起する大胆な記事の公表も、細心の注意を払って記事を掲載していると言っているわけですね。
週刊誌とは違い、政治家の武器は発言にあるわけですから、その発言に細心の注意を払う事は当然と言えば当然なのです。しかし、自民党大阪府連会長にはそれがない。相手を怒らせるという目的があったとしても、提訴されるリスクまで考えていないとすれば、失敗ですね。この頭の悪さは、問題になりませんか?
自爆をして何が悪いと考えているかもわかりませんが、自民党はこれで、大阪の議会から議員がかなり減ることを覚悟しないといけませんね。残念なことです。
投稿: 旗 | 2016年6月19日 (日) 14時39分
【自衛隊には栄誉を称える勲章がない】
我が国には、昔、金鵄勲章というのがあって軍人の栄誉を称える制度があった。しかし、戦後、軍の解体が成り、同時にその制度の廃止となった。幸いなことに、自衛隊発足以来、政府が当事者となって参加する戦争がなかったので、自衛隊員の『戦死』が国家の問題になることがない。朝鮮戦争で哨戒艇が派遣されたという事実や、イラク戦争で給油艦の派遣などはあったが、戦死があったのかどうかわからない。仮にあったとしても、危険作業従事者の扱いで済ませているのだろうと思います。PKO活動の国連軍参加者の扱いなどは、外務省を1枚かますことで乗り切っているのかもわかりませんね。とにかく正面切って『戦死』という扱いが発生することを未然に防ぐ努力があるような印象を受けます。
叙勲制度はどうなっているのかと思いネットで検索すると
『「危険業務従事者叙勲受章者の選考手続について」(平成15.5.20 閣議了解)に基づき2003年(平成15年)から運用されている。春秋叙勲とは別枠で選考され、年2回それぞれ約3,600名が受章している。対象者に授与される勲章は瑞宝双光章または瑞宝単光章である。
受章者は警察官が約半数を占め、次いで自衛官、消防吏員、刑務官等、海上保安官の順となっている。』
これが見つかった。やはり、このままでは何かと不便だという事で、ある種のその場しのぎの様な処理を考える人が政府におられたのだと思いますね。
米国には名誉勲章を始め。国防総省勲章や、作戦ごとに制定される従軍章戦功章等、軍人の栄誉を称える勲章がある。そして議会も、独自の立場で議会名誉黄金勲章の制度を持ち、軍及び軍人の名誉を表彰することがある。文官における最高の栄誉を称える勲章だそうだが、過去の受賞者には、陸軍第442連隊戦闘団(日系人部隊)や、統合参謀本部議長を勤めたコリン・ルーサー・パウエル氏や湾岸戦争の時の米国中央司令官を務めたハーバート・ノーマン・シュワルツコフ・ジュニア氏なども叙勲されておられる。
我が国は、瑞宝双光章または瑞宝単光章の扱いのままいつまでやり過ごすつもりでいるのだろうか? これを不安に思わないのかという心配があるのですが、その心配の意味も理解されていない人が多数を占めているのかもわかりませんね。これは命の尊厳に結びつく重要な問題でもあります。自らの命を投げ出す覚悟がなくては、他人の命を救えるはずがない。その尊い犠牲の行動を生き残った人々がどう見ているのかという問題になるのですが、誰もそれに気が付いていないのだろうか?
米国の第442部隊には名誉勲章の授章者が大量におられる。その中の一例ですが、サダオ・ムネモリ陸軍上等兵の名誉勲章に記されている内容を見ると
『彼はセラヴェッツァで勇敢に戦った。敵の強固な守備と火攻、部隊長の負傷によりセラヴェッツァに留まらざるをえなかった時、彼は砲火の中で正面の敵に対峙し、手榴弾を持って機関銃二丁のある敵を果敢に打ち倒した。敵砲兵の掃射と爆撃から後退したとき、彼は不発の手榴弾が彼の部下のいる塹壕に転がってゆくのを見た。すぐさま駆けた彼は手榴弾に覆いかぶさり、爆発を一身に受け止めた。彼の迅速で英雄的な行動は部下を救い、部隊の勝利に大いに貢献した。』
ムネモリ上等兵はこのとき22歳であったそうだ。
名誉の戦死の扱いはどのようにすればいいのかについて、我が国は悩むことになるような気がしますね。『危険業務従事者』のままでやっていくのだろうか?
殉職という概念は戦死もまた同じと言いたいのだろう。しかし、それは違うように思いますね。何がどう這うのかについて、その議論は国会で問題にもなっていない様なので、それがあるが故に靖国が今も解決しない理由とも言えますね。何れにせよ、その問題にぶち当たる日が必ず訪れると思います。その責任は国会議員全員にありますね。
石破さんは、以前、自衛隊員の栄誉を称える制度を考える必要があると発言しておられたような記憶があります。今も、その考えはあるのですか? これは国家と国民の問題ですね。
投稿: 旗 | 2016年6月19日 (日) 17時41分
私の生活環境がここ40年で変化して自然がかなり減ってしまい生態系の変化により海洋生物との触れ合いが出来なくなってしまいました。ウィリアムズ王子が来た東京湾は工業地帯と化して良いことも多いかもしれませんが、汚染され又人の手が加わって海辺の無いところに変化してしまいました。此れからの政策は地元の人の日常生活も配慮して自然とのふれあいのできる街ずくりをしていただきたい。人口構築物に囲まれた生活は現実で、放送で見飽きたので自然を返して呉れるよう要望します。
投稿: 伊藤芳朗 | 2016年6月20日 (月) 06時50分
【雨の季節が始まる】
毎年の事であるが、雨の季節の到来は死者を招くことがある。特に大雨の日に起きるので、心配の種になります。今年は早速鹿児島で起きたようだ。
(日テレ6月19日(日)15時55分配信)
『九州南部は梅雨前線の影響で明け方から発達した雨雲がかかり続けた。午後1時40分までの24時間雨量は鹿児島県の鹿屋市で240.5ミリ、鹿児島市で166.5ミリを観測している。
この大雨の影響で、曽於市では田んぼの様子を見に行っていた村留歳久さん(74)が用水路に落ち、死亡した。』
老人が、大雨が原因で田んぼの様子が気になり、そこで起きた事故である。これは、毎年必ずどこかの地域で発生する事故なのだが、田んぼの様子を見に行く人が無くなる気配がない。冷静に考えてみても、大雨の状況で、田んぼの様子を見に行ったところで老人に何ができるのかという事である。田んぼが流される寸前に見えたところで対処する能力が高齢の老人にあるのだろうか? 用水路に足を取られ土左衛門と名前が変わってしまうだけではないか。これが毎年起きる。見に行かなければよいと思うのだが、気になってしまう人は自分は大丈夫という根拠のない自信があるらしい。
これは防ぐことは簡単な話なのだが、その立場に自分がいると気が付いていないので、防ぐことが非常に難しい問題に変わってしまう。
大雨が収まるのは確かな話である。大雨が365日も続くことが絶対にないと断言できる。だから雨が止んだ時に見に行くようにすればいいと普通は思う。しかし、この事故はこれからも続くような気がする。大雨の最中に田圃を見に行くことをやめさせるのは、誰にもできないように思いますね。
残念な気持ちになるニュースです。
投稿: 旗 | 2016年6月20日 (月) 06時56分
オリンピック開催地として候補者はたくさんおやりになりたいことがあられると思いますが、信じて投票したのに、蓋を開けてみたら違っていたみたいなことを避けるために当選しても誠実な行政運営を期待したいです。
投稿: くま | 2016年6月20日 (月) 08時06分
毎日【 アベノミクス「見直すべきだ」61% http://goo.gl/zrqL4e
安倍内閣支持率42%(5月比P減)、不支持率39%(6P増 】
⇒アベノミクス失敗に気付き始めたのは慶ばしいことですが、国民は未だ覚醒が足りません。「実体経済に無知」に無知で無能(即ち無恥)な安倍Monkeyにアベノミクスの「見直し」を迫るのも、期待するのも大間違いなんですよ。≪一事が万事≫、安倍Monkeyの言うことは全てを拒否し、宰相の座から退陣を迫るべきなんです。
その点で、国民は真面目に生活しているのだろうが、真面目さが足りない。‥と言うと厳し過ぎるなら、「今の生活」だけではなく、「明日来年5年後の生活」にも、「自分の生活」だけではなく「子供や孫の生活」にも想いを致すべきなんです。その広さ深さ永さが足りない所為で怒りが足りないのでしょう。
国民が肝心の其処に気付ければ、安倍Monkeyのポピュリズムや甘言に釣り上げられることもない。政治版オレオレ詐欺に騙されなくて済む。不支持が急上昇する。支持者が「下水溝から涌き出した有象無象」だけになる。目指せ!支持率20%割れ!。
まあ、そうは言っても、安倍Monkeyに屈膝した与党の有力政治家も平(ひら。“たいら”に非ずw)議員も其処を突かないし、歪メディアも何も言いませんから生活者にはなかなか難しいことですけどね。
投稿: 小倉摯門 | 2016年6月20日 (月) 12時06分
ネットの党首討論は以前に比べ過去の事も追及され民党政権時代に数があり与党として権力があったのになぜやらなかったのか?という批判が相次いだ。メルトダウンという言葉を使うなとか報道規制を強いて情報操作をした事は国民なら知っているが、放射能流れの情報もパニックを危惧し隠し、対応遅れや混乱、又過度な放射能無知による町全体の移動処置等上げたら切りが無いが今まで何も無かった様に答えず、やり過ごしたつけがここに来て出て来ている。経済政策も彼等の政権当時は円高75円から80円と企業は悲鳴を上げていたが白川元日銀総裁も無能振りを大いに発揮しインフレが恐ろしく何も出来ず、株価も為替も動かない状態が続いた。今円高になったとは言え、103円で英国がEUを離脱しても99円台位だろうし、それでも20円も安い水準だ。しかしこれが民進党ならもっと酷い結果になり、責任逃れと説明もしないで前政権が負の遺産を残したと愚痴と恨み節を言うだけだろう。議員でも辞めて税金を返してくれた方が景気回復に役立つと思うが枡添みたいに議員という仕事にしがみつくのだろう。
投稿: 忍者 | 2016年6月20日 (月) 12時36分
社民党の批判は現実に憲法が合うように追求しなければならない、だから憲法を変える必要はないという趣旨だったが人権や幸福追求、その他の問題では通用する事でも防衛になると今の憲法では対応出来ない所迄来ているがそういう現実は無いかの様に見ないし、憲法を改正もしくは加憲して対応しようという態度すら見られない。勿論、彼等のとって中国は良い国なので攻撃や軍隊を送る事はしないという立場なのだろうが軍艦が尖閣だけでなく、九州近海にも来ているが見ない振りをするのだろう。9条をノーベル賞にしようと言っている国は韓国や中国で日本では共産と社民という事は防衛はしなくて良いという立場の人達だ。
投稿: 忍者 | 2016年6月20日 (月) 13時01分
石破大臣殿
お早うございます!!
連日の政務に加え、週末の地方講演、懇談会などの超過密スケジュールをも精力的にこなされ、大変お疲れ様であります。
小生は大臣と同郷、鳥取県出身の者であります。6月18日(土)午後1時には、小生の出身地元「保健センターなわ」にて講演も頂いた御由、大変ありがとうございます。
今年の梅雨は空梅雨と云われながら、降る時は豪雨との予報もあり、暑くなればこれまで経験した事もないような暑さとなると言われ、現代世相のように我慢の利かない天候なのか?と作物の収穫をも大変懸念致しております。
さて、あれほど連日世間を騒がせた舛添東京都知事も、漸く自ら辞任の発表を行い、収拾の方向へ向かいました。そして、早くも後任都知事の出馬予想も取沙汰されている程であります。
自民党政権の三代の総理のもとで厚労大臣も務め、自民党の憲法改正草案作りにも貢献していながら、自民党が野党になるや離党を行い、新党を結成して党首となるなどそれまでのリベラルとも思える言動に大きく反していて、確かに奇異な感じを受けた事があります。
その辺りが都知事選に立候補した際、当時自民党青年局長であった小泉進次郎議員より「党の苦しい時に離党した人を党として応援する大義はなし」として反対された所以でした。
そして、辞任を表明した舛添都知事は記者会見をも辞任するからには不要として拒否をしていて、都民及び国民は何等納得出来ないままの状態であります。辞任してしまえば舛添知事の不祥事は全て不問に帰す事など絶対に有り得ず、今後の政治不信を払拭すべく上に於いても都議会、及び検察は徹底的に調査すべきものと考えます。
そして今回の件で明らかとなった政治資金規正法の不備を必ず法整備すべきであります。即ち収入は政治資金規正法に則り正しく記載されていても、その使途にまでは規制を受けないとの現状が大問題となった所以であります。一都議員に対して月額60万円の政務活動費もあると云うのにです。
この点は大阪維新の会が提案して居ります、「国会議員も含め、使途明細は全て明細を添付の上提出を行い、監査を受けるべきである」との趣旨には大賛成です。
民間企業であれば当たり前の事であり、事実小生も現役時代には顧客へのお見舞いの果物も認めて貰えず、自己負担さえした経験がある程です。更に言えば、彼の大泣き県会議員は起訴までされました。しかし、舛添都知事の件は辞任にて後は不問とされるのでしょうか?、又、録音と云う事実まで世に公表された甘利元大臣もこのまま不問とされ、議員をそのまま続ける事になれば、政治に対する国民の信頼を大きく裏切る事になるでしょう。
おおよそ議会制民主主義国家に於いて、議員はすべて民から負託を受けている公僕であると云う事を、最近の政治家は忘れてしまっている感があり、政治家諸氏はその事を片時も忘れてはなりません。
石破大臣に於かれましては、愈々参議院選挙の暑くて厳しい戦いになるものと予想されますが、どうかお元気にて戦い抜かれる事を祈念致しております。
投稿: 桑本栄太郎 | 2016年6月20日 (月) 13時02分
愚コメントが後宇先になりましたが‥、石破さんと意見が合った!
嬉しいなあ(ニッコリ)
引用【長い期間を費やし篩にかけることによって、「こんな人とは思わなかった」という危険性を軽減(あくまで軽減ですが)出来る】(注)
⇒選挙制度のこの抜本改正こそが、あの渡辺喜美さんが繰り返した「肝心なのは何を遣るかであって、誰が遣るかではない」の間違いを告発する作業に他ならない。即ち、「誰 >>> 何」の精神を選挙制度に埋め込む作業に他ならない。
(注)「‥のかもしれません」は要らないと思う。ニッコリ。まあ、これは言葉尻なので瑣事ですが、須らく革新的な新制度の出来栄えは最初は60-80%で満足すれば好い(腹八分目。例えば“あくまで軽減ですが”)ので、
(注の長い蛇足)新制度導入後に、100%を目指して改善手直しを繰り返すことが肝心です。同時に、最初が50%未満なら間違い(愚策下策)として切り捨て原点に戻ることも肝心ですが。投票資格年齢の引き下げも然り。あの裁判員制度も然り。逆に、そんな手直しや原点回帰を遣らないから、制度が悪用され、社会が乱れる要因(推進力?)になる。戦後70年近く憲法“改正”に一切手直ししなかったことの愚が此処にある(勿論、今の自民党の憲法草案は“改悪”ですから論外ですけど)。
ところで、あの裁判員制度は、導入前には様々な批判や反対がありましたが、戦後政治の「数少ない、画期的な、勝利」だと思います。当初の制度設計が優れていたこともあるのでしょうが、肌理細かな手直しも行われた。一般国民が、他人任せや思考停止を止めさせられ、責任ある判断を迫られ、社会正義とは何か?を深く考える機会になったのですから。壊れ易い民主主義の基盤強化に寄与しているに相違ありません。あんな社会制度“改革”をどんどんやるべきだと思います。
歴史的また大局的に日本の社会制度を眺めれば、そもそも、「数十年前の人口“ボーナス期”に創られた社会制度は全てが、今の人口“オーナス期”には社会に不条理と不正義(平等や公平や公正ささえも壊すもの)に働く」と云う当たり前の話なんです」から。
投稿: 小倉摯門 | 2016年6月20日 (月) 13時23分
石破先生
雨の季節ですね。
研究団地の沿道にアジサイが植えられています。
曇りや雨で照度の低い日中、その青紫が目に鮮やかに飛び込んできます。
アジサイは梅雨の季節の宝石ですね。
今週もたくさんのお仕事ありがとうございました。中国艦隊が領海侵入をした事件はあまり報道されませんでしたね。
舛添さんのニュースの陰に隠れてしまいました。マスコミの意識的な操作かなぁ、とも勘ぐってしまいます。
けれど百歩譲って良いほうに考えると国民は
現政府を信頼しているから、動じないとも取れますね。
ネットでは撃沈せよとか何もせずに遺憾、懸念だけで何やってんだとか勇ましいですが、民主党政権時みたいに同盟国との信頼もなく右往左往するより、真の大国らしく動じない態度を貫くほうが、大変な政治行動だと思いました。
少なくても私は軽挙妄動するより、政府、官邸内において適切に国民を守ってくれたのだなと感謝したいと思います。
石破先生、国民の多くは中国の行動を知らないわけでもないし、許しているわけでは決してないし、一部左翼のように親中反米を貫く思想も持ち合わせていないと思います。
ただ、自分の周りの仕事、生活に追われているので、例えば 増税とか不正などの自分たちの生活感と一致する事項に目が行くのでしょう。
しかしながら、やはりマスコミの報道には疑問が残ります。
自分たちの日常の生活を守り続けるためには、この日本の体制を継続しなければならないという考え方を広く伝えるべきでしょう。
外国の侵入になすすべもなく自分たちの生活が破壊されされるのを許すのか?
(沖縄近海や対馬などの漁業者はすでに日常を破壊されていませんか)
私はやはり諸外国の行動や情勢が変化していっている中、日本国憲法を見直していくのは当然と思っています。
石破先生、是が非でも参議院選挙で勝利してください。私は先生が応援される候補者の方々を、もちろん自分の選挙区ではありませんが、応援いたします。
投稿: ブナの森 | 2016年6月20日 (月) 13時26分
都知事選自民党もどうでるか悩み中でしょう。
小池百合子氏は個人的にはやって欲しいと思います。登山家の野口氏が以前、富士山のゴミ問題を提起して唯一現場に速攻足を運んだ人だと言っていました。
相手を言葉で中傷し政治ごっこをするような人ではなく自分がすべきことがなにか考えて動ける人が必要と思います。
組織は年上の男性達に愛想の良い人でないと居づらそうで自民党にいても女のくせに自分の意見をだしてくるようなやつは仕事やらせんみたいなかんじのようですし。
ただマスコミ受けも良くないし、日本はまだ自分の意見をしっかり述べれる女性をうけいれる社会にはなっていないから都知事選勝てないかもしれませんので、政治家生命を天秤に掛けるのは国の損失かもしれません。
女性でもトップに立てる国になるのは遠いかもしれません
投稿: いふし | 2016年6月20日 (月) 15時02分
舛添氏に対しての罵詈雑言が至る所で見受けられます。自らが集めた政治資金の使い道に数百万円の問題があったとしても、舛添氏は都知事としての仕事を立派に果たしていました。日本人は揚げ足取りの集団苛めが好きな国民なのかと恐ろしくなります。川崎の河川敷で中学生を数人で殺した不良少年達と、舛添批判に狂奔する人たちとでは如何ほどの違いもないでしょう。東国原などという人物が舛添氏の後を狙っているとも聞きます。第一次安倍内閣を引きずり倒して民主党に政権を委ねた構図によく似ており心配です。このブログでも石破先生に対する口汚いコメントが次第に増えてきました。政治家として心を痛めることも多いとは思いますが、石破先生あっての自民党と思っていおります。時にはスルーしながらご自愛ください。
投稿: 水月 | 2016年6月20日 (月) 17時05分
党首討論でただ批判するだけで大した対案も無く、嘗て与党だった時に実績も大して言えないとなると実行力は無い、問題提案力も無く、ただ何でも批判する政党となると共産党か?日本の野党も宗教化していて同じお題目を唱えるだけの壊れたレコードになっている。これでは国民に選択肢は無く、同じ事を繰り返して国民に刷り込み作業をしているに過ぎない。別にネットで調べる手段が増えたからではないが少し調べたり過去を検証すれば膨大な情報や答弁、資料が出てくる時代になっているので嘘がすぐばれる事になっている。そして情報というのは必ずしも真実で無くても国民の怒りや不満に触れれば爆発的に拡散する危険も孕んでいる。米、比の政治家達が国民を煽動するのに使うのも分る気がする。それが良いとは言わないが政治家が仕事をしないと不満の矛先がそちらに行く。枡添も岡田も集中砲火を浴びている原因は過去にしっかり仕事をしなかった事に起因している。どうしようもない経済を浮上させたのは安倍政権であって結果をどう批判しようと過去に政権運営が学芸会レベルで話にならなかった責任回避の理由にはならない。その説明責任をずっと逃れて来て結果を出した方から詰問されたり、対案を出せと言われるのは当然の結果だろう。そこで何も出来ないので又、共産党と組み数を勝ち取ってから力で何とかしようとしても共産とは政策実現や法案で相容れる訳も無いし、彼等の受け入れる法案になると日本の共産化と日本分裂案しかない。そうなると国民の為の法案を通すというより、日本を解体する為に一生懸命頑張りますという事だ。そんな事に尽力するより中国に行き中国を解体してこい!やつ等が分裂、解体するなら心から支持するぞ!
投稿: 忍者 | 2016年6月20日 (月) 18時36分
【陸上自衛隊で起きた危険なミス】
『5月23日の北海道然別(しかりべつ)演習場であった誤射事故で、陸自は20日、「弾薬調達の担当者がパソコンシステムで入力を誤り、実弾を請求したことが主な原因」などとする調査結果を公表した。弾を受け取った時の確認不足や隊員の経験不足も重なり「ミスを防げなかった」としている。』
ヤフーの記事にありました。演習で実弾が使用されるという非常に稀な出来事であったので驚きました。その原因は何かに興味がありましたが、私などは、人間関係のもつれがあって、誰かを殺害するような計画を立てた人が、ミスを装って実弾の支給を部隊単位でさせて、殺害の機会を狙ってやったのではないかと妄想したのですが、どうもそういう事ではなく、パソコンを利用した発給システムがあって、その入力にミスをした事と、弾丸箱の受領を担当する隊員が弾丸の形状の確認を怠ったというミスがあり、最終的な確認もないまま弾丸を支給してしまったというのが真相のようだという説明が20日にあったという記事である。日常業務にある落とし穴に嵌まったような出来事だと言ってるようだ。
記事には
『輸送隊の40代陸曹が弾を供給する業務隊に請求手続きをした際、実弾を使用した4月の訓練の書類を参照し、パソコンシステムに実弾を示す番号を誤って入力した。4月の書類を参照した理由について、陸曹は「業務に不慣れで、入力に自信がなかった」と説明しているという。』とあるが、40代となれば自衛隊の中では超ベテランの隊員なのではありませんか? そう云う人が『不慣れで入力に自信がない』とはどういうことなのかわかりませんね。何か誤魔化しているような印象を受けてしまいますね。
業務に不慣れな隊員が陸曹までなれるものなのかという疑いを抱きますね。もともとパソコンとは無縁の他の業務に長年従事していたというような状況があるなら『不慣れ』の意味も通ると思います。しかし、記事にはその背景まで取材はしていないようだ。記者も質問をしなかったのだろう、不勉強な記者である。
この問題は、そのベテラン隊員の背景が問題になりますね。そこが怪しいと言えば怪しいですね。
これとは別に4月に行った実弾演習というのも気になりますね。実弾を使う演習も実際にあるわけで、それと今回の演習に使うのが空包だという認識があったのかという点についても違いを認識していたかどうかの追求をしたのだろうか?
それが解っていないと、パソコンの入力ミスと済ますわけにはいかないと思いますね。
こういう調査は徹底してやって戴かないと怖い気がします。ベテラン隊員による誤発注とは、実に情けない話です。
投稿: 旗 | 2016年6月21日 (火) 02時31分
今日宮古島では陸自配備が表明された。それとは逆に沖縄本島では海兵隊基地の撤退を訴えた。この温度差の違いは中国から距離と似ていて中国公船や略奪漁船が多く出没する石垣や宮古では中国への恐れと警戒感が強い。それに比べると共産党と連立を組む翁長知事は中国観光客を見込んで表立った反対は何もしないし中国の代弁者の様な口振りは誰もが知る所だろう。渡慶頭バス停の前にコンビニがあるが今日行った時には無くなっていた。ここの防犯カメラに新里容疑者が映ってここから移動した様だ。別に其れを見に行った訳では無いが近所を歩いて見ると以外にデカイ家やアパートが多く、中にはYナンバーで軍属の車だらけという住宅もある。そしてこれ等の住宅は国から手当てだけでなく、上官で無いと外に住めないのでお金が良い。そしてその少し先には火力発電所があるがそこを左に折れるとキャンプハンセンへと繋がる道がある。基地前には歓楽街もあり店もあるが嘗ての様な賑わいは沖縄市同様寂れている感じはする。その基地横には役所もあるがこれだけ見ても金武町は基地と電力会社に依存している経済というのが分る。勿論、漁港や農地もあるが電力会社で働き、軍人を相手に商売をした方が儲かるのは誰にでも分る。沖縄電力は沖縄での売り上げNO1であり、他の業種より売上高が多い。観光が増えたと行っても未だ電力会社と基地からの予算と軍人たちが消費する経済はやはり大きい。しかし海兵隊撤退を可決したという事は少なくとも金武町の人達はかなり儲けて声を上げ自立出来る位にはなった証拠かもしれない。それ程デカイ家に住み金があるという印象を受けた。別に悪い事では無いが貧乏面は止めて欲しい。なぜなら私の方が沖縄県民より余程貧乏なのだから。
投稿: 忍者 | 2016年6月21日 (火) 09時00分
蓮舫氏は、都知事選に出馬しないようですね。
舛添氏となんら変わらぬ『セコい』を実行中の民進党だからですかね?
説明責任についても、全く同じ言い逃れですね。
朝日や毎日は報道しませんが・・・。
処で、在日韓国人に対し、本名で働かせた経営者が最高裁で敗訴しましたね。
無理矢理本名を語らせ、『精神的苦痛』を与えたそうですよ。
本名がそんなに恥ずかしいのでしょうか?では、何故帰化しないのでしょうか?帰化しないのは、韓国籍に誇りがあったからではないのでしょうか?
で、恥ずかしい?精神的苦痛?裁判で敗訴?
もう採用しませんよ。リスクですから・・・。
ただ、いつまでも通名の使用を禁止しない貴方々国会議員が一番悪い。特に在日韓国人・朝鮮人から献金を受け取るような議員は最低。
在日外国人を全て平等に扱うべきですよ。イイ加減にして下さい。
投稿: 吉法師 | 2016年6月21日 (火) 11時06分
たまに石波大臣に噛み付いているコメントを見かけるが大臣や事務局の人達からすれば石波宗教樹立ブログではないという証で寛容と言う懐の広さを物語っている。朴を批判した産経記者も朝鮮日報の引用をしただけで拘束され裁判にかけられた。赤の国では共産党に批判的な本を販売していた店の店主が拘束された。そして今住民によって選ばれた町長がいきなり居なくなり抗議活動が勃発している。国に退去命令に抵抗し住民と一緒になり闘った町長らしいが突然消えた。中国では政権を批判すればいきなり逮捕!まさに収容群島ではないか!逮捕!それは闇夜に貫くドアの音であり、逮捕、それはいきなり前触れもなくやってくる。逮捕!頭を殴られたように容疑をかけられ、逮捕!もうお前の自由は無い、逮捕!それが共産国家!
投稿: 忍者 | 2016年6月21日 (火) 13時12分
【東京電力の社長の記憶障害、第3者委員会の聞き取り調査の不完全さ】
『炉心溶融』という言葉が、当時大きな問題になっていたのは確かな事でありながら、誰が、それを使うなという指示をしたのか、今になって大騒ぎになっている。
当時の政権の最高責任者(菅直人)は『原子力に詳しい』と吹聴していた東工大出身の人物である。その本人が、私は指示していないと開き直ったので大問題になったという印象を受けている。彼の下にいた官房長官(枝野幸男)も、そう云う指示は出していないと同じように言っている。肝心の第3者委員会の調査については 毎日新聞のネット記事に重要な記載がある。
『清水氏の記憶はあいまいで、第三者委は当時の官邸にいた政治家には聞き取りを実施しておらず、「官邸の誰から具体的にどんな指示、要請を受けたかを解明するに至らなかった」としている。』(6月16日(木)20時33分配信)
このいい加減な調査というか調査をやっていないような調査結果が、混乱を招いてしまっているのではないかと思いますね。
誰かの指示なしに清水社長が突然言い出したと解するのは無理があるように思うのは、事故から2か月後にメルトダウンが間違いないと解った5年前の5月27日に細野政務官(当時)による謝罪があった事実である。
政権内部は隠蔽していたのではないかという疑いの方が濃い。
事故直後の3月12日に、記者会見で、保安院の中村幸一郎審議官がはっきり『メルトダウンが疑われる』と言ったことを問題にして更迭したのは誰なのかという事と重なる問題でもある。同じ人物が、清水社長に指示をしたのではないのか?
清水社長は、直接指示されたのか、官僚を通して指示されたのか? その辺りが解っていないだけなのではないかと思いますね。指示があったのは間違いがない。無かったとするなら中村審議官の更迭もなかったはずである。中村審議官は記者会見後、誰に呼ばれたのかを聞けば答えが出るのではないのか?
民進党は嘘をついているという印象が強いですね。
投稿: 旗 | 2016年6月22日 (水) 03時46分
【東京都知事は辞任に追い込んだが、国連事務総長には沈黙する我が国の政治家…参議院選挙に向けた公約から】
国連事務総長と東京都知事を同列に並べようというわけではないが、その能力と資質に問題があって混乱を招く人物を何とかしようとする気持ちを、東京都知事には向けることができても国連事務総長にはできないと最初から諦めているように見えますね。国連事務総長は任期の終盤に差し掛かっているという事も、この場合沈黙に作用するようになっているのかもわかりません。しかし、昨年の9月のシナ帝国の軍事パレードに出席した辺りでの我が国の各政党のHPを見ても、何一つそれに触れることがなかったのは、問題から目を逸らしているだけではないのかと思ってしまいまました。
政治家の能力と資質がこれほど注目されている時代にあって、同業者に向ける視線に差が出来ているのは問題があると思います。
2009年の衆議院選挙の時の旧民主党のHPなどは、外交政策に於いて『国連中心の外交を!』等と大きな文字を使って書いていたことを記憶しているのですが、今では、どこを探しても『国連』と言う文字を探すのが困難な趣の内容に変わっています。国連中心主義を捨てたのだろうか? それならそれで構わないが、そうなった理由の説明をするべきだと思うが、それに一切触れることがない。今の民進党の外交の基本は、『共生をめざすアジア外交』『世界と日本の経済・社会を元気にする経済外交の推進』『国際貢献・人間の安全保障の推進』『ソフトパワー外交の積極的推進』『核兵器のない世界の実現』の5つの項目があり、これ以外にあるのは、『専守防衛の強化・安全保障体制の整備・日米同盟の深化』と云う安全保障における立場の表明である。
民進党の掲げる看板は、見ても何を言いたいのか解らない。2009年頃は『国連中心』を言うだけであったので、それから見れば頭を使って考えるようになったように見えるが、最初に書かれた2行ほどの文を見て悩むことになりますね。
『共生をめざすアジア外交』の最初に出てくる説明が「アジア太平洋地域の平和と安定と繁栄を確かなものにするため、域内の共生を促進するための戦略的な外交を展開します。」
今、南シナ海で起きていることは何なのかと現実に起きている姿の理解を拒絶した文がいきなり登場することになっています。現状の把握に失敗しているのか、或は、彼等だけは平和と安定と繁栄が見えているだけなんだろうと思うしかありません。ここで躓くと先に進めません。しかし、次に書かれている文は、妄想が入っていると思わないといけませんね。
「中国、韓国、ASEAN諸国、インド、豪州、ロシアなど、重要性を増すアジア太平洋諸国との関係を大局的見地から強化します。」
何がしたいのか解る人は我が国におられるのだろうか? これを書いた人は、酒でも飲んでいたのではないかと思いますね。「大局的見地から強化します」とは、いったい誰がどういう行動をしてどのような状態に至る姿を指しているのだろうか?? しらふでこれを書いてHPに晒すというのも実に大胆な行動でありますが。具体的な国名を挙げながら、その実態がどういう形を伴うものか何も解らないという文章に接するのは、国民を混乱させることにはならないのだろうか? 以下不便を感じつつ最後まで読んでも国連とどう向き合うのか何も書かれていません。あれほど国連中心の外交を展開すると言っていた政党なのですが、そう云う事がなかったように訳の解らない文言で政見公約の様な表明をHPに掲げておられます。新たな展開を考え出したのかもわかりませんが、国民に訴えたいものは何かとなると、これを書いた人も解っていないのではないかと心配しますね。
自民党のHPは、常任理事国を目指すだとか、具体性のある解りやすい目的を挙げて世界の中における我が国の立場について熱心に書いておられる。しかし、ここもまた現国連事務総長への批判がない、国連とどのような関係を持ちたいのかについても、漠然としています。
ただ、ロシアとの関係について特筆している処は注目に値しますが、これは、平和条約交渉という、我が国にとってみれば、約60年がかりで取り組んできた問題でありながら、具体的な進捗がゼロに近い外交政策ですね。まだやるのかという思いを抱く国民がいるかもわかりませんね。それは、条約を締結しても勝手に破って攻め込んできたという前科がある国なので、慎重になっているという事も云えそうです。彼等との信頼関係とは何かについて、政治家は国民に向けた説明をやった事がない。次に締結する平和条約は信頼できるのだと自信を持って説明できる政治家はいるのかという事にもなります。しかし、自民党はやる気満々なのでなんとも言えませんね。我が国の独自の立場で進める外交政策の目玉はこれです。
自民党は国連中心等と云うバカげた文言を使ったことがありません。しかし、対ロシア外交というのは、我が国にとってどのような利益があるのか国民に説明を尽くすことが必要になると思いますね。シベリア抑留者も高齢化して生存者が少なくなっているという話である。未解決の問題は領土にもある。まだやるのかと言われても、やらねばならない理由になっている。勝算のある話なのかどうか? 不明ですね。しかし、民進党はこの話に関心がない。だから、国民の支持がないという理由にもなっているように思います。
外交政策は、我が国の未来における生存を賭けた重要政策ではないかと思いますね。憲法だけでは国は守れない。そのことに民進党他が気が付くころには大変なことになっているような気がします。
投稿: 旗 | 2016年6月23日 (木) 02時45分
民間企業だと代行を勤めた人が暫定トップに就任とか普通にあるけど、知事って即時選挙で選ばなきゃならないんですか?
都知事というのは都政を束ねる重要な役職。トップの辞任が三回も続いてもどうにか持ちこたえたのは、不在と混乱の間も都民も含めて副知事以下全都をあげて頑張ったからだと思います。
新しい知事になる人はいまから都政の勉強をバリバリやって、なったらすぐいままでの遅れも巻き返すように政務に専念してもらわないと困りますね。都政が落ち着かないと困るのは、職員と都民です。
目立った災害や事故が起きてないだけ、東京都はラッキーなんですよ。と、隣の県にいて思います。
投稿: はな | 2016年6月25日 (土) 19時54分
シンガポールで海水からの真水生産船(?)。日本は遅れたのかな?それとも日本が造船したのかな?ゆくゆくは、真水及び水素生産供給船(ヘリコプターを多数搭載し、他の海保各巡視船にも(水素)燃料を供給出来る、海保の【真水及び水素生産供給拠点船】。(実験的に海保や海上自衛隊の退役船を再活用したら良いのにね。それとも実は自民党が潰したとか?)。
投稿: 村井啓介 | 2016年7月13日 (水) 23時04分