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2016年9月16日 (金)

父命日、加藤元幹事長ご逝去など

 石破 茂 です。

 今日9月16日は、昭和56年に73歳で没した父石破二朗の祥月命日です。もうあれから35年も経ったのかと思うと、とても感慨深いものがあります。
 当時24歳の私は旧三井銀行(現在の三井住友銀行)に入行して3年目、東京都中央区にあった本町(ほんちょう)支店で個人向け融資を担当しておりました。
 その頃は9月15日が敬老の日で休日であったため、鳥取に帰省して県立中央病院に入院していた父を見舞ったのですが、その日は比較的意識もはっきりしていて「仕事はちゃんとやっているのか?」と問われ、「何とかやっている」と答えると「こんなところにいないで、早く帰れ」。これが私と父との最後の会話となりました。
 寝台特急で東京駅に降り立った時に危篤を知らされ、羽田からプロペラ機でとんぼ返りをしたのですが、2時間余をかけて鳥取に着いた時には既に息を引き取った後でした。
 倅の私が言うのも変かも知れませんが、間違いなく私よりも遥かに立派な人であったと思います。昭和30年、建設省官房長在任中に東京都知事選への出馬を田中角栄先生から打診された時、「東京都知事にはならない。請われれば鳥取県知事になる意志がある。私は鳥取県人である。鳥取に生まれ、育ち、そして死ぬのである。小さくとも鳥取県はわが県である」と答えたと田中先生は弔辞の中で述べておられましたが、まさにそういう人でした。
 父は鳥取県知事15年参議院議員7年と、政治家としては通算22年在任で、私は既にそれを超えてしまったのですが、遠く及ばないことを日々認識しています。一生かけても決して越えられない父を持ったことは、ある意味とても幸せなことであると思います。

 民進党の新代表となった蓮舫女史について私はあまり詳しく存じませんが、予算委員会での質問を聴く限り相当に頭の回転が速く、キャスター出身らしい切れ味の鋭さを持ち、教条主義的ではない有能な議員だと認識しています。しかし、その国家観や憲法観について語るのを聞いたことはなく、今後どのような主張をするのかよく見ていきたいと思っています。
 集団的自衛権行使の限定的な容認(私個人は憲法上も、全面的に行使は容認され、その限定は安全保障基本法によってすべきとの立場ですが)が何故憲法違反なのか、何故立憲主義に反するのか(その立場に立つなら個別的自衛権の行使も否定されなくてはなりません)、これが「他国との戦争に巻き込まれる邪悪な権利」であるとするなら、政権獲得の暁には日本政府として国連総会において集団的自衛権条項の削除を求めるのか、など、明らかにして貰いたい点は多々あります。
 二重国籍の問題について、国籍法第16条は日本国籍を取得した場合の他国の国籍離脱を努力義務として定めており、少なくともこれに抵触していることは明らかでしょう。この点について説明責任を果たしているかどうかが問われるのであり、真摯に履行されることを望みます。

 小選挙区制下においては、政権交代可能な二大政党の存在が強く求められるのであり、過半数の候補者を擁立しているという点において唯一その可能性がある民進党が今のような混乱・停滞状況であること自体、日本の健全な民主主義の阻害要因と言わねばなりません。
 幹事長になられる野田佳彦元総理や前原氏、玉木氏も含めて、現実路線に向けてより一層力を発揮されることを強く期待しています。

 誠に畏れ多いことながら、今上陛下の生前ご退位のご意向をどのように受け止め、対処するかは「その地位は国民の総意に基づく」と定める日本国憲法の趣旨から考えても、第一義的に国会議員の責任です。「畏れ多いことである」ということと「国会議員がその責務を果たす責任と覚悟を持つ」というのは全く別の問題で、有識者会議に意見を求めることはあっても決してこれに委ねるべきものではありません。私自身、膨大な文献を何とか読破・理解し、己の考えを明確にしなくてはならないと思っています。

 加藤紘一元自民党幹事長がご逝去になりました。私が自民党に復党した時の幹事長であり、共和事件や不発に終わった「加藤の乱」以後の時代になられてから、何度か直接ご指導を頂いたり、選挙区に伺って先生の後援会でお話をさせていただく機会がありました。
 農政や外交・安全保障で考えを異にする面も多々ありましたが、もっとお話を伺いたかった方でした。御霊の安らかならんことをお祈りいたします。

 今週、移動中に読んだ本の中では「ドナルド・トランプ 劇画化するアメリカと世界の悪夢」(佐藤伸行著 文春新書)をかなりの驚きを持って(適切な表現ではないかもしれませんが)読みました。
 彼を知る者が日本には全くと言っていいほど居りませんし、旧知の共和党系アメリカ人にもその実像を知る人は私の聞いた範囲では皆無でした。トランプ候補がこの本に描かれているような人物だとすれば極めて由々しきことですが、むしろ彼を大統領候補にまで押し上げたアメリカ社会の変容にこそ、我々は目を向けなくてはなりません。是非ご一読くださいませ。

 週末は彼岸の墓参りで帰郷する17日土曜日に福田俊史鳥取県議の県政報告会で国政報告(17時30分・郡家コミュニティセンター・八頭郡八頭町郡家)、どんどろけの会総会・懇親会(19時・ジャパンズ・鳥取市弥生町)。
 18日日曜日は週刊報道LIFE出演(午後9時・BS-TBS・収録)。
 19日敬老の日は日本青年会議所栃木ブロック協議会「とちぎフォーラム2016」で講演(15時30分・足利市民会館・足利市)、という日程です。

 都心は不順な天候が続いています。皆様お元気でお過ごしくださいませ。

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コメント

子育て応援アプリを導入した方がいいと思う。

投稿: 江ヶ崎護 | 2016年9月16日 (金) 19時40分

お疲れさまでした。

投稿: mr | 2016年9月16日 (金) 21時31分

今回は、「待ってました!」とばかりに、
「ここは俺様のブログだ!」厨が大暴れしそうな悪寒がしてますが。

集団的自衛権絡みの件だけ言わせて戴きます。

日本国憲法では、交戦権を認めておらず(自衛戦争も放棄)、
軍隊の保持も明確に禁止しています。
新しい日本軍に対して「自衛隊」という名称が与えられたのも、
そこが引っかかっているからなのは明白です。
自民党は、戦後ずっと国民を騙し続けて来たのです。
集団的自衛権絡に関しては、他国から守られる権利までは憲法で制限していません。
自衛権すら行使出来ないのですから、他国を守る事は当然出来ません。

軍事同盟(日米安保)というのは、有事の際の「運命共同体」です。
どちらかが戦争に破れるような事があったなら、もう一方も破れるのです。
いざと言う時は、憲法がどうだからと、四の五の言ってられない状況になります。
日本のような大国が、他国と片務同盟を結んではなりません。
アメリカから見放される前に、きちんと憲法を直す必要があります。
民進党が言うような、「加憲」などという姑息な手段では、どうにもなりません。
「自衛隊」などという国際社会に通用しないまがい物の名称を憲法に書き加えるなど、言語道断の愚行です。

余談ですが。
もし、独ソ戦が始まった時に、日本がソ連に宣戦布告していたなら、
ドイツは戦争に負けなかったかも知れません。
ウェイトとしては、軍事同盟>不可侵条約 なのです。
その後の日米開戦の時には、ドイツは即時アメリカに宣戦布告しています。
それからソ連に宣戦布告しても、無駄に戦争が長引くだけだったかも知れません。
ナチスドイツの敗戦は、日本のせいだと私は歴史を解釈しています。

投稿: 軍師 | 2016年9月16日 (金) 23時34分

吉田兼好は友達にしたく無い人として「身強き人」を挙げていますけど、それでも健康は大事です。
ヒラリーさんが不調だったら、あのバイデンさんが登板という噂も。
むむむ。困惑するしかない・・・。

天皇陛下ご退位について国民の総意は、陛下が円満に退位され、皇室がずっと続いていくことだとおもうので、
難しい議論は有識者に任せるのも良いのではと思います。
曰く三国志でお馴染みの呉から来たとか、易姓革命で他の王朝が滅んだから万世一系の我が天皇に天命ありなのだとか、そんなレベルの話はちょっと平民と掛け離れているというか、職業的過ぎるかなと。

投稿: きました | 2016年9月17日 (土) 01時01分

蓮舫新代表の誕生は民進党というコップの中の出来事で済ませる訳には行かないと思います。
自民党にとって好都合かどうか、とか政治家としての資質云々という問題ではなく、です。この先外交問題に発展しないよう祈っています。

投稿: kktf | 2016年9月17日 (土) 08時00分

石破閣下

お疲れ様です。

 秋の夜長なのにスローモデラーは製作が進みません。下手の横好きですがコメントさせてください。
 民進党の新代表選出関係してこれらの政党は、日本は依然戦争関連の各種問題をはらんでいるにも係わらず(完全は平和条約が成立していない第2次世界大戦・朝鮮戦争は休戦状態のまま)平和の錯覚(陛下がおわりと仰ったのでか?)のもとでまたトンチンカンな議論が国会で展開しないか不安(だから野田元総理が幹事長就任したのかな)を国民にあたえるだけではないでしょうか。ご憂慮に賛同いたします。
 今上陛下の生前御退位の件まったくその通りだと思います。真摯な姿勢で適切で迅速な対応を国民は望んでいます。どの政党においてもまずは優先して扱う事項(共産党は除く)ではないでしょうか。すこし情けない・・
 話はすこし変わりますが、作戦ばかりの話は威勢がよいですが、何が出来て何が出来ないのかを知らなければ100戦100敗です。参謀必携(ドイツ参謀の)には大兵站の設定があります。本国に大兵站をおき軍兵站・師団兵站とラインを引けるか確認する事務作業ですが、国が戦争するのに必要な人的、資源、加工、生産、管理、集積状況を把握したうえで(限りある資源)どの軍の師団や艦隊、航空隊を任務に当てるかが作戦となります。兵站は参謀3部が担当します(旧軍も同じ)よく話題になる作戦は最後の出番の参謀1部が担当します。参謀業務は2部→3部→1部の順で進めます。東京裁判で処刑された軍人に2部出身が多いのはこれと無関係ではないと思います。アメリカはこの順が3部(組織的に最大規模かつ人的に最優先なので)→2部→1部なので状況判断にやや不安を感じます。見識のあった方の死去やとんでもない指導者の可能性などご憂慮尽きないものですが、閣下には適切な情報の発信と指導力発揮をしていただきたくお願いいたします。故人を偲びわが身を省みるお話は気持ち良く読ませていただきました。誤字・乱文お許しください。

投稿: 野村嘉則 | 2016年9月17日 (土) 08時30分

豊洲問題

「ひるおび」で時系列を見ました。2007年の専門家会議の時、すでに都の方から提案されていた。石原さんの記者会見は2008年…石原さんが報告を受けての発言と考えた方が自然…普段、官僚の作成した原稿を丸読みって批判しているマスコミが石原さんに責任を問うのって…もっと核心に迫る取材や報道をしてほしい…

投稿: まな | 2016年9月17日 (土) 09時14分

民進党の蓮舫さんは、野田氏を幹事長にしたことで、こりゃダメだなと思いましたね
民進党に忠告するとすれば、志がある方は、民進党を離党して新党を作りなさいということですね
民進党の決定的な痛手は、国民感情から解離していることです
己を知るということが、民進党くらい出来てない政党はないですね
日本人でないような雰囲気があります
特に古参の議員の方は、最後の御奉公のつもりで民進党を離党して、新党を作るべきです

投稿: 萩の花 | 2016年9月17日 (土) 09時27分

日本国民のため日々東奔西走し活動される氏に心から敬意を表したいと思います。そして次の総理大臣になられる最も相応しい人と期待されています。今後も健康で益々のご精励を心よりお祈り申し上げます。

投稿: 佐藤 薫 | 2016年9月17日 (土) 12時02分

 国土交通省が、高速道路のナンバリングについてパブリックコメントを募集するそうである。私は、ナンバリングはともかくとして、現在の高速道路案内標識の表示方法は、非科学的で不合理ではないかと常々疑問に思っている。
 高速道路を走る自動車は、一般道と違い右左折やUターンという概念はないから、ドライバーが知りたいのは方角ではなく、「目的の出口に対して、現在自分が走行している車線が有効であるかどうか」の一点である。すなわち、このまま走行していいのか、車線変更が必要なのかという判断をするため案内を必要とするのである。目的の出口が何線にあるかは大概事前にわかっているものだ。
 だから、分岐点(ジャンクション)においては地名を表示する必要はなく、「↑東北道 常磐道↑」のように路線名のみをシンプルに表示すればいいはずだ。また、重要なのは分岐レイアウトを正確に表示して、ドライバーが車線変更の判断を早めにできなければ、分岐点直前で慌てて車線変更するか、変更の必要がないのにすることになって危険な割り込みが発生し、渋滞や事故の原因となる。分岐形状が本線に対して左または右から枝分かれしているのか、二股に分かれるのか、3車線以上ならどの車線を境に分岐するのかなどを表示しなければならない。
例えば3車線で中央車線が枝分かれする場合、標識を「↑東北道(A) 常磐道(B)↑」のようにして、路面に「A|AB|B」のように表示すれば、中央車線を走るクルマはどちらにも有効なことがわかるから無用な車線変更が発生しない。
 また、出口表示は「○○ ↑出口 次は△△」というように次の出口を必ず併記するように統一すれば、うっかり通り過ぎてしまうことも防げる。結局、ドライバーはどこから高速に入るにしても「分岐点で目的の路線に間違いなくスムーズに乗れること、その路線に入ったら目的の出口がまもなくであること」さえ分かれば安心である。
 さらに、首都高速などでよく見られる路線名とIC名との混合表示も紛らわしい。例えば「↑羽田 湾岸線↑」とある場合、羽田空港へはどちらへ行ったほうがいいのか。この場合の羽田は横羽線(羽田線)の羽田ICであり、空港は湾岸線の空港中央ICが近いから、やはり「↑横羽線 湾岸線↑」のように路線名に統一したほうが混乱しないはずである。
このように表示を一定の規則で統一すると、ドライバーは目的の出口が何線にあるのかを予め覚えておけばいいだけになる。
 案内は、慣れないドライバーのためにこそある。カーナビが普及しつつあるとはいえ、現在のように煩雑で統一性のない表示方法を先に改めないまま高速道路をナンバリングすると、さらに分かりにくくならないか。ドライバーの視点からよく考えて欲しいものである。ブログの内容から外れたコメントで失礼しました。

投稿: 特急出雲 | 2016年9月17日 (土) 23時00分

9月のお父様の御命日に 私の父と同じと伺い 二時間後とんぼがえりのくだりで涙がこぼれました。ちなみに 今朝、加藤 旭君というピアノと作曲を2、3才から才能を発揮していたのに 16歳で脳腫瘍で今年なくなられたのをテレビで見て 涙が乾きませんでした。そのCDなんとしてでも聴くつもりです。私は石破 茂さんに是非総理にと応援する者です。三重の片隅に メールできなくても思いのある人は他にもいます。

投稿: 多度の野鳥 | 2016年9月18日 (日) 09時25分

パウエル元国務長官がメールの中でイスラエルは200発核兵器を保有していて全てがテヘランに向いている。イランが核を開発した所で相手にならないと書いていたようだ。これを単純に北朝鮮10発、米国1万数千発とすると先にやられるのは爆撃機、原子力潜水艦、空母にバンカーバスターを積める戦闘機を考えると北に勝利は無い。されど核、一発でも米国に先に届くだけでも被害は甚大でその後の報復で世界は核の冬に入る。口だけにして核を保有したぞと脅かす程度で止めれば良いがそうならないのが現実でパキスタンとインドも現実的に不味いと思い核戦争を回避した位だ。北もそうなる事を祈りたいが若い指導者だけに予測がつかない。

投稿: 忍者 | 2016年9月18日 (日) 12時09分

    二大政党と言う理想は理解出来ますし国民に選択肢がある方が良いに決まっています。しかしその前の大前提として安全保障や外国からの介入を出来る限り排除しながら言論の自由を確保していく事をしないといけません。他の政党が自衛隊を違憲もしくは解体し国連多国籍軍や人民解放軍に関与させ他の組織に安全保障を任せる様な組織形態は絶対に認める訳には行きません。やはり参政権は日本人又は日本国籍を取得した物に与えられるべきで日本固有の権利であり、これも外国からの介入を防ぐ為に必要な処置と言わざるを得ません。別に外国の人達が住み、永住権や二重国籍が有利であるならそうする事が出来る訳ですから重要な事で譲歩する必要も理由も全くありません。外国や欧米はどうのという人もいますがそれらの国の制度が機能しなくなり、テロも財政的にも政治的にも整合性も統制も取れなくなっているのを見ると単純にそれを選択するのが最高だとは言えません。日本は日本の地政学的な環境だけでなく、国民の気質や気候、その他の状況により独自で考え決める事が必要です。勿論、選択肢として他国や他の制度も考慮に入れ、良いものは取り入れ、悪い物は排除または保留にすれば良いので何でも無思慮に入れる必要は無い。米国での二大政党への疑問も出始めているのは国が真っ二つ割れ、内乱寸前と言う程、憎しみや怒りが鬱積しているからで、二大政党の弊害が出ている事実も否定出来無い。何でもマネをすれば良い結果が生れる程、現実は甘くない。

投稿: 忍者 | 2016年9月18日 (日) 12時33分

石破様こんばんは。大河ドラマ真田丸「信之」で九度山に蟄居となった真田親子の姿に今の日本を重ね合わせることができるのではと思います。これまで積み上げてきたものをすべて失い、戦に負けたわけでもないのに一生戦のできない身分とさせられた真田昌幸の思いを日本は背負わされているのではないかと思います。しかし、後世において真田家が愛されるのは、すべてを失った者が、辛抱して生き抜き、子の幸村が日本一の兵と呼ばれる働きをして散っていったからではないかと思います。辛抱が大事ではないかと思います。

投稿: hitomugi | 2016年9月18日 (日) 22時20分

今の石破先生のご活躍は、天国のお父様もきっとお喜びのことと思います。私は母と先日のテレビを拝見しながら「石破さんが防衛大臣ならよかったのに。」と不満をもらしたところ、母は「石破さんは安倍さんの次に総理になる。他に適当な人がいないから。」と言いました。年寄りの勘なのでしょうか。「石破さんは頭がすごくいい人だと思う。安倍さんとはうまくいかない。今回は大臣にならなくてよかった。」とも言ってました。吉田茂さんの時代から生きている母が考えることは、それなりに当たっているのかもしれません🐤

投稿: キイロイトリ | 2016年9月19日 (月) 21時05分

本家台湾の民進党から日本の民進党代表にクレームが付き、台湾を酷く傷付けた、彼女の言う日本国籍を取得すると台湾籍が放棄されると言うのは中国共産党の主張だと語った。そして元々民主党は中国共産党寄りの主張で、今回の二重国籍に関して日本の法務省は台湾出身者の為に中国の法律は適応していないと述べたがやはり彼女はどの国の代表なのだろうか?と訝しくなる。

投稿: 忍者 | 2016年9月19日 (月) 22時22分

石破さんのアキレス健が
「経済」である、もしくはあるかのように
なってしまっては面白くはないので
「マクロ経済」の政策まわりのブレーンが必要なのだと思います。それも消費税増税をすべきと唱える人と、消費税はすべきでないと唱える人の両論をよく聞くべきなのだろうと考えます。
私個人は、消費税を上げるべきでは無いと考えています。
消費税を上げた後、アベノミクスが失速したのは
世界経済だけが原因ではなく
国内の消費意欲の減退がボディブローのように効いていると思います。官僚や御用学者が唱える危機が
本当に危機なのか、冷静に見極めるだけの
情報と、知見を蓄えるべきだろうと存じます。
(証券会社のエコノミストも、さほど当てにはなりません)

国民に正直に語りかけるのであれば
年金をカットせざるを得ないことであって
消費税を上げることではないのかと。
また税収が不公平なままであってはならず
公平に税金を徴収すべく歳入庁は
必須と考えます。
(国をはかって、民をたすける、のであれば
 正しく公平に徴収できる状態にならねばなりません)

アメリカですが
NHKがいいドキュメンタリーをやっていました。
http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/2443/2779234/
百聞は一見にしかずです。

季節の変わり目です
お体ご自愛くださいませ。

投稿: 33歳改め34歳 | 2016年9月19日 (月) 22時41分

【9.11には、別の意味もある映画を見て】

 マイケルベイ監督の作品『13Hours』を、ネットでレンタル料金並みの金額で見ることができた。アマゾンがそれを提供してくれている。
 この映画は、2012年9月11日にリビアで起きら駐リビア米国領事館襲撃事件を扱った内容で、2012年の出来事でありながら、当時から機密のベールに包まれた内容については、ぼやけた説明がなされている。この事件では米国大使が殺害された。この時期に起きた反米勢力における中東での抗議活動で、これほど悲惨な結果をもたらした事件はここより他にはない。他の中東諸国では、例えば、エジプトで星条旗が引き摺り下ろされる事件、イエメンでは米国大使館の車両に放火されるというようなこともあったが、大使及び大使館職員が怪我をするという例はない。リビアで起きた事例だけが突出しているのである。それがなぜなのかよく解らない。事件から4年経っているのであるが、解っていないことが多いという事を、この映画は見た人に突き付けているようである。
 りビアにも大使館はある。海兵隊が警備につくようなしっかりした大使館がトリポリにある。しかし、この時。大使はベンガジにある領事館に偶然いたという話である。ここが怪しい。
 この話から疑わないといけないのは誰かからの命令があって、大使は領事館のあるベンガジにやって来たのだと思うが、映画でも、その内容に触れることがない。
 この時の国務省長官がヒラリークリントン氏である。この映画に登場するのかなと思って、期待して見ていましたが、影も形もない。クリストファー・スティーブンス大使は、いったいどのような目的があってベンガジにやって来たのかについて何も解らないままこの映画は終わったので、増々、クリントン氏の立場が怪しく思えてきますね。ネットでは、クリストファー・スティーブンス大使はクリントン長官の命令でベンガジにやって来たのではないか?それは米国製の武器をイランなどとは敵対する様な勢力に横流しをする目的があったという事ではないかとか、クリントン氏のメールがダダ漏れ仕様だったおかげで。大使の行動という重要な機密が、簡単に敵対勢力に筒抜け状態であったので、スティーブンス大使は暗殺の標的にされたのではないか? と云うような憶測が充満していたのですが、それにこたえるような事実が一つもないので、映画は、その時リビアで戦った元シールズの兵士だった米国人の活躍に重点を置く様な内容になっていました。
 おそらく、マイケルベイ監督も不確かな情報では映画にならないという事で、解らない部分はぼかすしかなかったんだろうと思いますね。例の私用サーバーを経由して各方面に発信されまくっていたと思われる米国国務長官のメールの話もなかったし、国務省の最高責任者の話もなかった。危機的状況に直面していたCIAの秘密事務所からの援軍要請については『上からの許可がない』と云うような表現で、許可を出さない人物の特定すら避けた展開になっています。
 9月12日未明にはクリストファー・スティーブンス大使の遺体の状況がはっきりしたにもかかわらず。クリントン長官がそれを認めたのは12日の午後になってからで、小浜大統領が特別声明で、「このような無分別な暴力は正当化されない」と主張、さらに、実行犯らに対して「裁きを下す」と主張するなど処罰する考えを明らかにしたが、今に至るも、具体的な行動は何もない。

 混乱の原因はクリントン氏の行動にあると主張する米国の政治家は一人や二人ではなく、下院議会の公聴会でも大きな問題になった。そして、私用サーバーを使ったメールが暴露されることになり、それがこの事件の背景になっているという疑いがあるので、今もそれはくすぶったままである。2012年の末ごろにクリントン氏がストレスから体調を崩し、危険な状態にあったことも、この問題が原因なのかもわかりませんね。彼女の失策がばれていないというだけで、自覚があるのかもわかりませんね。
 米国では、今年の2月にこの映画は公開されたそうです。クリントン氏はこの映画についてのコメントは何もやっていませんね。自分が国務長官をやっていた時に起きた大使殺害事件なのにコメントも出さないのは、何かあるのかという疑いをふくらますことになると思いますね。しかし、何か言えば、その発言の中身について又、聞きたくもない話を聞かされることになるという判断があるので沈黙を通すことにしたのかもわかりませんね。
 もしかすると、クリントン氏は政治家として機密情報の扱いに失敗したのかもわかりません。
 この様な結果をもたらすような出来事が、どうして起きたのか? 簡単に言うと、スティーブンス大使の行動が筒抜けになってしまったのはなぜかという事ですね。米国人は、クリントン氏に大きな責任があったと思っているのではないかという印象を受けますね。

投稿: 旗 | 2016年9月19日 (月) 23時56分

【加藤紘一氏に期待するものが何もなかった】

 8月15日は、我が国にあっては終戦記念日であり。靖国神社を参拝して英霊の鎮魂を祈念する人々が普通におられます。それは今ある平和を尊ぶことが理由ですね。感謝の気持ちがそこにあります。

 靖国神社については戦後になってからその変容を企てた宮司がいたことで今も政治問題であるかのような扱いを受けている処もありますが、それを強調して小泉総理の靖国参拝を批判したのが、この加藤紘一である。批判の対象が間違っていることに気が付いていないのではないかと当時から思っていたが、終にその考えを改めることなくあの世に逝かれたので、今頃は、先帝陛下他多くの罵詈雑言𠮟責非難轟々を受けまくっている最中なのかと思いますね。参拝することを批判しても意味がない事に気が付くべきであったという事ですね。
 言いたくない事ですが、だから、家が放火されたのかと思います。靖国神社の扱いについての政治家としての見識を見ることがなかった人です。そこから国民の多数に嫌われる人になったのかと思いますね。

 この問題より前に戦場売春婦の扱いを巡る事実関係の確認の様な談話を加藤氏は官房長官の時に公表しておられる。これもまた中途半端な扱いで終わったので、河野洋平が勝手に政府を代表するような妄言を後出しする原因になったように見えます。
 売春婦の管理についての補助支援を当時の陸軍が関与したという事は解るにしても、強制はなかったと断言していなかったことが原因ですね。中途半端が、加藤氏の行動と発言にいつもついて回ります。自分で決めるという事や、決定するという事の意味について曖昧にぼかす処があった。例えば、加藤談話には、具体的な数の表記がない。資料の提出があっても、それは全体の数の判明がないので曖昧さを残した内容になった。
 売春婦は強制連行されて就業に至ったと主張する頭のおかしい人々に対しての答えになっていないという事ですね。どこを探しても強制連行した事実がないという事を強調するべきであったのに、加藤紘一はそれをしなかった。そこに漬け込む隙を与えたという事になるが、彼はそうなっていくことを予想もしていなかったようである。先の読めない人でもある。
 曖昧さを残す政治家としての加藤紘一氏は加藤の乱と呼ばれる政変未遂事件にその姿を見ることになります。
 時の政権は、密室から誕生したと思われていた森喜朗内閣で、自民党の安定多数があったから密室談合政権も誕生したのだろうと思います。しかし、森喜朗氏は口の軽さに於いて定評があり今もそうですが、問題発言連発癖が治らない人である。それゆえに国民の支持が低迷するのは時間の問題のように見られていたと思いますね。神の国発言とかで狼煙が上がったようなもんで、内閣に関連して中川秀直氏の官房長官としての行動とか、また、潜水艦事故の時のゴルフとか、森氏でしか起こり得ないような出来事がそこにあったわけで、そこで、内閣不信任案が登場した時に加藤氏の派閥と山崎氏の派閥の間で何かが話題になったのかという事だと思います。

 政界における隠し事は長く寝かせている側が負けますね。根回しにも失敗しという印象も受けますね。自派にいると思っていた人からも逃げられていたと気が付いたのは何時だったのか?
 結局、勝負の時に動けないと解ったのではないですか? 

 加藤紘一氏は政治家として、中途半端な実行力しかなかった残念な人である。そのことに気が付いておられたのか謎ですね。

投稿: 旗 | 2016年9月20日 (火) 01時41分

民進党 代表選挙

いゃ〜…決まりましたね!
民進党の代表になるのはいいですが、総理大臣は目指さ無いで下さい。
『2番じゃダメなんですか?』なんて、はなからベストを目指さ無いモチベーションの人に国の舵取を任すなんてできませんよね…
そういえば、『日本は日本だけのものじゃ無い!』って言った民主党の総理大臣もいましたね…

何を考えて国政に当たっているのか

投稿: まな | 2016年9月20日 (火) 06時20分

   ≪情けない≫
Independent: France to ban all plastic cups and plates to save environment https://goo.gl/P6uMwm “The law, which comes into effect in 2020, is part of the Energy Transition for Green Growth” 
⇒広く深く永い視座を持っている人たち(または国家)は素晴らしいですねえ。「グリーン成長戦略」だそうですね。この脈絡でさえ、この国は安倍Monkeyの所為で増々ボロボロになる、技術立国なんてドブに捨てられていると気付ける人は稀ないんでしょうねえ。情けないですねえ。
2020年だそうですね。素人の直観では、石化技術のプラスチックに代わって有力になるのは紙技術ではないか。日本にも特に地方には、世界的にも優れた紙の伝統と技術が分厚い在庫があるんですけどね。従って、地方創生には持って来い!の戦術でしょう。そんな広深永で健全なInnovation発想は、安倍Monkeyが国家の舵を取り、経団連系大企業の臆病なトップが経済の方向を決める日本では、自然エネルギー事業を妨害している如く、全く期待できないですね。安倍Monkey一味が政治権力の座にある限り、2020になっても、日本は19-20世紀的な土建事業に狂奔し浮かれているのだろう。情けないですねえ。

投稿: 小倉摯門 | 2016年9月20日 (火) 07時53分

シンゴジラ

ゴジラの破壊力より人間の方が恐ろしいです。

投稿: くま | 2016年9月20日 (火) 08時21分

3K【安倍、難民・移民対策に3年総額2850億円支援 https://goo.gl/rZFQMe 】
⇒安倍は矢っ張り猿ですねえ。「カネは出すけど自分で受け入れる苦労はしない」だってさ。湾岸戦争時に135億ドル(凡そ一兆円)をドブに捨てた歴史に一切学んでいない。当時は大反省したのに‥である。
また、これを記事にした3Kも愚かな子猿ですねえ。真正のジャーナリズムなら報じるべきそんな歴史的反省には一切口を噤んでいる。
猿のお頭は不都合な歴史はなかったことに出来るんですね。

投稿: 小倉摯門 | 2016年9月20日 (火) 08時58分

   ≪安倍晋三の自民党が‥≫
引用【民進党が‥日本の健全な民主主義の阻害要因】
このご指摘には全く同感です。民進党の軟弱さや歪みは、今や(数年前から?)意見や判断と云うよりも、真理であって多言は要しません。
が‥、これは石破さんの筆が滑ったというか律儀に下からの積み上げで論じられた所為でしょう、その【民進党‥民主主義の阻害要因】を【政権交代可能な二大政党の存在が強く求める小選挙区制下】に求めるのは、「壮大で美しい、かつ詰まらない予定調和(無理難題とも言う)」を大上段から振り下ろすことだと思う。そこから今の軟弱な民進党に改心を迫っても、鶏と卵論やハムスターの車輪廻しと同じく、問題解決には一歩も近付くまい。
然も、その二大政党政治を支えている筈の小選挙区制度が、そもそも柄不足(柄じゃあない)であり、寧ろ多様な異見が並存している智的な世界を歪め、また多くの自民党議員を安倍晋三一味に屈膝させ、安倍晋三一強と安倍自民党一強を生む仕掛けになっている欠陥制度もある。その結果、民進党とは比較にならない程大きな【民主主義の阻害要因】が安倍自民党にある。
その制度的欠陥に加えて、民主主義の主役である有権者が、日々の生活に追い捲られているとは言え、将来について思考停止し、政治権力者の撒き餌や嘘に釣り上げられている現状では、、財政破綻を発端にして自分たちにも降り掛かるん早晩の問題(Yes or Noの問題ではなく、Whenの問題として)ですけどね。
癌患者に胃腸薬を処方しても快癒は全く期待できない。女王の教室の名言「好い加減、目覚めなさい!!」は子供たちに向けられたものだったが、今や‥以下省略。。

投稿: 小倉摯門 | 2016年9月20日 (火) 11時18分

  ≪選挙制度改革の斬新な(?)切り口≫
ハイヒール革命!【真境名さん「なんでも白黒つけたがりすぎ」 https://goo.gl/RSLBU4 】
⇒これは「世間一般とは違うこと」を耐え抜いてきたLGBTの人たちの逞しさや真摯さや奥深さに強烈に心を打たれるお話ですね。
時機は今、パラリンピックの余韻が残っている。日本から出場しているアスリートたちは、「世間一般とは違うこと」を耐え抜いて、夫々の領域で世界舞台で(“狭く暗い井の中に非ず”を含意)、逞しさや真摯さや奥深さを戦い大活躍していることにも想いが及ぶ。彼らなら、今までの単なるアスリートとは違い、安易に猿軍団に迎合したり屈膝したりしないだろう。
更に想いを打っ飛ばせると‥、生命を賭し血を流し戦い獲った民主主義ではなく、安易に与えられた民主主義社会で、安易に選挙権を放棄する今の日本の社会には、あるいは選挙で代議士に選ばれた途端にボス猿に屈膝して自説を捨てる輩が多い今の日本の政治社会には、「ええええぇぇぇ!!これって何!??」と驚愕するような強い衝撃が有効かも知れません。思考停止した選挙民も、思考停止した代議士も、難しい課題であればこそ、様々なグラデーションの中から最善最適の色合いや組み合わせを追求することが欠かせないのだと、また安易に「なんでも白黒つけたがりすぎ」るのは民主主義社会ではご法度なんだと知らしめたいところです。一般的にはサプライズを生み出す発想や、詰まらない予定調和とは真逆の発想が欠かせません。

例えば、衆院と参院の国会議員枠や2千近い地方(都道府県・市町村)議員枠に、LGBTやパラアスリートの人達に特別枠を用意するのは好いアイディアかも知れません。国政選挙なら「全国区特別枠」になる。また、須らくゼロと云うのはある意味で異常な事態なので、そこからの是正策になる面はある。制度設計には広深永に様々なパッケージが要りますから、今は未だ、単なるアイディですけどね。

投稿: 小倉摯門 | 2016年9月20日 (火) 12時47分

IIJ鈴木会長【「もうおしまいだ」 今も変わらぬ孔子の嘆き  https://goo.gl/k8iwSF 子曰く【已んぬるかな。吾れ未だ能くその過ちを見て而も内に自ら訟むる者を見ざる也】(論語 公冶長)
⇒流石に温厚な鈴木さんも、最近はとみに、安倍晋三一味や多くの富者など日本各界の身分高き者が曝し続けている「様々な卑やしい(卑怯卑劣卑屈な)振る舞い」に対して、苛立ちや怒りが隠し切れなくなっている。

投稿: 小倉摯門 | 2016年9月20日 (火) 14時30分

石破先生

お早うございます!!。
猛烈な台風16号の余波と、本日は接近襲来との予想にて、一昨日18日より当地は雨が降っています。時折強い雨脚もあり気温がぐっと下がって来ました。
石破先生に於かれましては大変多忙な折柄、丁寧に心情を発信して頂き大変感謝であります。
小生は先生と同郷、鳥取県出身の者であります。
いつかはある父親との別れは、小生にとっても他人(ひと)ごとならぬ辛い想い出があります。
4歳の時母親と死別しました小生にとって、父親の存在は特別なものでした。当時東京勤務であり、父親の余命がいくばくもないと聞き、田舎へ見舞いに行きました。まだ意識は十分にあり、よく分かっていましたが何時までも滞在する事が出来ず、後ろ髪を引かれる思いで東京へ帰る事にしました。その時父親の手の爪を切ってあげましたが、農家の割には華奢な手つきであり、小生によく似ていて大変哀しみが込み上げて来ました。田舎の人の割には正義感が強く、政治の話題も好きで鳥取県出身の古井喜実氏、石破二朗氏を強く支持応援しておりました。

さて本日は、先日9月16日の沖縄普天間基地の辺野古移転への翁長沖縄県知事時の違法確認訴訟判決が福岡高裁那覇支部であり、この件に付き拙論を述べて見たいと存じます。
この訴訟は政府が翁長沖縄県知事の辺野古移設承認を取り消した事への違法性を訴えたものであり、国側が勝訴との判決のとなりました。
<その判決のポイントとして>
①翁長知事の承認取り消し処分は違法
②国防と外交は国の本来的任務であり、国の 判断は不合理でない限り尊重されるべき
③普天間飛行場の被害を除去するには、辺野 古沿岸部の埋め立てを行うしかない。県全 体の基地負担は軽減される
④沖縄の米海兵隊は県外移設出来ないという 国の判断は合理性がある・・・というもの でした。
又、この日の前日15日、神奈川県厚木飛行場の騒音被害を訴えた住民による午後10時以降、早朝6時前の夜間早朝の飛行訓練差し止め訴訟が最高裁第一小法廷にて行われ、我が国自衛隊機によるものは一部認められ、別途協議が行われる事となりました。しかし、米軍の飛行訓練については我が国の法の踏み込める権限外としてはねられました。
この一連の訴訟判決を眺めるとき、我が国の司法・立法・行政の三権の独立性は最近政府の意向によって歪められて来ているのではないか?と大変疑念を覚えてしまいました。

先ず辺野古訴訟については
①の辺野古移転の承認を行った前仲井間県知事の判断は、普天間飛行場の危険性除去を第一優先として居り、その後飛行場跡地は県に返還されるとして、その為の辺野古の埋め立ての判断には瑕疵はな無く、翁長知事は以前の国と県側との和解の是正指示に従わなかった、との理由であります。しかし、仲井間前知事のその後の選挙によって、新しく住民の代表となった翁長知事の判断は、埋め立ては県知事の承認が必要であるとした地方自治法はどう担保されるのであろうか?
②と③のポイント項目については、行政と地方自治は対等と地方分権法に認められていながら、国の判断が地方自治の判断に優先する事になり、地方自治の対等性はゆがめられる事になるのでは?とも思われ、③の中の『辺野古沿岸の埋め立てを行うしかない』とは、司法が行政に踏み込み過ぎであり、そこまで言える何の権限があるのか?と大変疑問があます。④のポイント項目については当初より国側の意見に寄り添うものとしか言えないのでは?と思われるのです。

以上の観点から疑問を述べましたが、翁長知事も普天間飛行場の危険除去については充分過ぎる程の認識もあり、さりとてその代案である辺野古基地移転後の恒久的存在を認める事には繋がらないとの思いからの理由なのであります。
在米軍基地は沖縄全体では229、921ヘクタールにもなり(10.2%)、沖縄本島のみでは18・4%にもなる現実を政府関係者はどれだけ理解しているのでしょう?
そして、先ほども述べましたが厚木飛行場の騒音被害のみならず、沖縄の米軍飛行場においても夜間10時以降、早朝6時前の飛行訓練差し止めは協定がなされていても、常時通告も無く協定違反があり、無いのに等しい現実もあります。
日米地位協定の厳格化の見直しなどもなく、沖縄住民の理解をどうして得る事が出来るのでしょう?

小生は嘗て提案しましたが、沖縄の米軍基地は将来的に(10年後、20年後と緩急的に)グアム島及び日本本島、及び日本近海埋め立てによる分散移転の具体的計画提示がなければ、沖縄県住民の理解は得られないものと推察致します。
テレビインタビューにて沖縄住民の意見と表情を伝えていましたが、「諦めの感情と問答無用」の政府方針に腹の底からの怒りを見ました。

石破先生も防衛大臣を担当され、理解を得る事に大変苦労と腐心されていて、大変僭越なる愚見ながら、沖縄住民の真意に政府は本当に心から寄り添う姿勢を持っていたと言えるのでしょうか?沖縄住民といえども、まさか全ての米軍基地を即県外へと思っているとは、到底考えられないのですが・・。
時々伝えられています、沖縄振興策の予算を削減などと「飴と鞭の使い分け」のような発言は沖縄県民をあまりにも侮辱した方策であり、厳に慎むべき出あります。

投稿: 桑本栄太郎 | 2016年9月20日 (火) 15時11分

  再び≪必要条件 < 十分条件≫
呆れ果てることに、未だに世間には、蓮舫女史の二重国籍をぐちゃぐちゃ言っている(池田信夫某など頓珍漢な、思考停止した)人たちがいるんですね。
須らく政治家には、日本国籍の持ち主であることは、法律論以前に、GovernabilityやGovernanceとして当たり前に必要なことだが、それだけで十分ではない。
80年前に中国を侵略した愚か者たちも、75年前に「昭和16年夏の敗戦」を半年遅れで始めた戦争大罪人らも、要は全ての日本国民を悲惨と辛苦に塗れさせた連中も、全員が「日本生まれ、日本育ち、日本国籍の連中」なんですからね。直近では悪魔に魂を売り渡した安倍Monkeyとその手下どもも、その部類に属する。
それは、逆に言えば、貴奴らは「極東の島国の狭く暗い井の中の罔い蛙」に過ぎないのだと断言できる、キッパリ。

投稿: 小倉摯門 | 2016年9月20日 (火) 16時54分

石破閣下

お疲れ様です

 フェイスブックでお知らせのメッセージがあり開いてみると、お知らせはありませんと出てきて・・・理解不能のポンコツモデラーですがコメントさせてください。
 BSで閣下が出ておられたので拝見しました。オフィシャル・ブログに書かれてあることを要領よくまとめてあった番組でしたのでぜひもっと多くの方に視聴してもらいたい内容でした。さすがです。ところが番組サイドは総理ねらいの話が聞きたくて仕方なかったみたいですが・・・抑止力の話で基本的な武力行使の説明からしなくてはならなかったのも残念です。マスコミはもう少し勉強してほしい・・・(無理かな)
 突然話題を変えますが、原子力産業が原子炉関連と原子力発電関連に大きく分けられると思います。一部の運動家とそれに乗るマスコミによりその区別がつかなくなっているように見受けられます。私たちの生活が原子炉関連事業に支えられている実態は秘密でもなんでもないことなのに、ただのマスコミの不勉強だと思います。
 今回はマスコミに対する愚痴ばかりになりました。日本の政治が閣下が憂慮するような劇画化しないことを願います。誤字・乱文お許しください。

投稿: 野村嘉則 | 2016年9月20日 (火) 21時00分

良く経済では選択と集中という言葉が使われる。そういう私も必要な事や好きな物へは時間やお金を消費するが無駄な物には目もくれない、時間もお金もエネルギーも向わない。そしてこの行動様式は投資の為に貯めたり節約するが無駄な消費はしないという行動にも繋がる。投資の為に消費しないが何かやりたい事の為には消費するという事だ。それは良くも悪くも結婚しない、子供は作らないという行動にも繋がるが本当にしたいと思えばするだろう。こういう現象は他にも見られる様でマイナス金利で銀行がアパート経営の為には金を貸し、アパート経営するサラリーマンも収入が安定的に入る迄消費しない。公務員の親戚がいるが彼らも自分達のお金はほとんど大事な事や自分達の事にしか使わない。つまり家を買う、子供の養育費や旅行等好きな事に使う。その他に間に合う事は様々な特権を利用してやり過ごす。こう見ると議員や政治家も似た様な者で税金で落とせるものは合法であれば全てそれで賄うのが当り前でやり過ぎると枡添状態になり国民に厭われる。石波氏が防衛関連の株を所有しているのを見て似た様な事を考えるものだと思ったがやはり興味のある事に投資や時間、エネルギーを使うのは皆大して変らないと見て良いかもしれない。とは言え、皆金額の開きがあり利益も全然違うので頑張らないといけない。

投稿: 忍者 | 2016年9月20日 (火) 21時09分

石破さま
 
 最近、貴方様のブログを拝読し始めた者ですが、コメントで気になることが垣間見られます。私に言わせれば「独善」「誹謗」意見です。せっかくの先生の国民とセッションの場提供の意図がそれらによって読後を萎えさせる時があります。表現の自由も節度を失っしては元も子もありません。
 先生がコメントに目を通されているのか、疑問に感じる時があります。先生の見識に誤解を生じないためにも「検閲」とまで言わなくても常識的に「校閲・添削」され掲載することも必要ではないかと思います。
 ご検討をお願いするばかりです。

投稿: 吉原和文 | 2016年9月21日 (水) 09時28分

   ≪クリントン vs 安倍晋三 vs サンダース≫
NHK【クリントン氏 安倍にTPP反対を伝える https://goo.gl/V2TpvL 
⇒「安倍晋三が推すTPP」(注)は根っ子が歪み腐っているのでそれに反対するクリントン女史は正しいが、同じ理由で、同時に「安倍晋三が推し進める集団的自衛権」(注)にも反対してこそ、即ち如何に自国に有利だからとは言え世界に危機を及ぼす愚かな動きには反対してこそ、その広深永さ正しさが完成する。
世事にればたらは禁物だが、他山の石としてまたはBestPracticeとして、サンダースならその広深永さ正しさが完成している(多分)。  
(注)「別のTPP、別の集団的自衛権なら推進が然るべし!」を含意している。更に普遍化すれば、≪一事が万事≫、安倍晋三の遣ることは全てを否定するべきだと。

投稿: 小倉摯門 | 2016年9月21日 (水) 13時00分

  ≪「選択と集中」も様々ある≫
「選択と集中」に関連して愚見を付せば。
経営管理を主軸とする、従ってポストイメージでは精々が管理担当副社長が得意とするMBAの発想を持つトップでは、精々翌期決算に有意な「選択と集中」に陥るケースが多い。目先儲かる事業を選択し注力する一方で、儲からない事業を縮小閉鎖するのは好いが、5年後10年後の金の卵を孵化させProduct事業に育てる永い時間軸がない。言い換えれば、短期決戦の株主の意向を重視した判断に陥り易い。皮肉を込めて言えば、「株主を市場とする企業経営」には持って来いの発想と言える。
他方で、その逆に、MBA的な企業経営ではなく、経営管理の知識はありつつ「事業経営を優先する経営トップ」なら、商品企画製造販売など各分野の三現主義(現場現実現物)を弁えているから、足元のCommodity事業のSustenabilityの限界を洞察できる。その横展開で生き延びを図る智慧もある。のみならず、同時に、次世代型で付加価値の高いProduct事業の育成投資に挑戦するBoldさも備えている。技術や技能の陳腐化がなくなる。社員の新たな技能が磨かれる。労働生産性も飛躍的に上がる。新興国の技術向上と技能習熟に追い上げられて価格競争力勝負の愚を犯すことがない。過剰なコストカットに走る必要がなくなる。

別の次元では、「選択と集中」は株主にも要求される技能でもある。
事業自体に深い智見がなくMBA的な利益至上に頼る株主が多いのが拙いのであって、そんな株主が戦略的に事業レベルに関心を持ち、同時に永い時間軸を辛抱すれば、株主の選択と集中戦術は、経営トップの選別(時機に馘首も)に向かうに違いない。然すれば、今のCommodity事業が蘇り、企業の稼ぐ力が増し利益も増える。社員の技術や技能が向上するし賃上げも実現される。智的にも所得も中間層が分厚くなる。
これこそ、全方位のWin-Winではないか。

投稿: 小倉摯門 | 2016年9月21日 (水) 13時02分

本人は嫌がるだろうが卓球の愛ちゃんと言えば泣きながらボールを打っている子供の時の姿が何度も流され頭に焼き付いているがこの度、結婚した、祝福を祈りたい。メダリストという事で日本の国旗を背負い闘うので質問も台湾との婚姻届の場所や今後銅活動を両立させるのかという質問が多かった。国際結婚は難しいが結婚自体も続けるのが難しいのでお互いにどう課題を克服していけるかだろう。しかしそれに加え、国籍や時期東京オリンピィクをどうするのか考えないといけないので大変だろう。国際結婚や国際交流が発展する事は何も悪くないし推進していくべきだ。しかし二重国籍問題にゆれる民進党代表は全く次元が違う。総理大臣になる可能性のある者が二重に国籍を持っていたり外国籍なのに党代表になる事はやはり国益を担う者としては不適格だ。軍事機密を扱う者や外交機密、総理大臣になる可能性のある者が外国籍ではいけないし其れを許す訳にはいかない。とは言え、時代の流れなのだろう国際結婚自体増える事は悪い事ではない。

投稿: 忍者 | 2016年9月21日 (水) 13時58分

あ、蓮舫さんの件。

タレント議員の方ですから多くは求めないけど、「台湾は国ではない」は大問題です。

日本は台湾に責任がある。
中国の拡張を抑え込むために協力すべき大義もあります。
今話題の尖閣も、台湾を味方につければ解決できます。中国の主張ではあそこは台湾領なので。

台湾との関係強化、できれば国交回復は石破先生になんとかお願いしたいとこ。

投稿: きました | 2016年9月21日 (水) 17時52分

初めてコメントさせていただきます。
浪人生の男です。

高校を卒業して、政治や世の中に起きているニュースに興味を持つようになりました。報道されているものの本質にたどり着けているか分かりませんが、生意気にこうなのでは無かろうかという意見も持つようになりました。その中で、テレビやネットに流れている石破さんの声を聴くと解りやすい発言で、尚且つ賛同したいと思うものが多かったです。

働いてもない知識も少ない私が賛同するもしないもありませんが、もっと国の事を知りたい良くしたいと思いました。そして、石破さんと話してみたいという勝手な叶わぬ願望まで抱きました。

このままコメントを続けると永遠と書いて収拾がつかなくなるので、若い野郎がなんか言ってるよと流して下さい。今後、色んな勉強をして私の中でぶれない意見が出てくるといいなと思います。ありがとうございました。

投稿: ゴーグル野郎 | 2016年9月21日 (水) 23時06分

   再三再四≪情けない≫
小幡績さん【日銀の今日の緩和:永久緩和 https://goo.gl/6CLlu5 】
優れた金融政策論であり好いネーミングだと思いますね。白井聡さんの「永続敗戦(論)」を連想させる。その具体策として、♪永久債やマイナスクーポン債♪を連想させる。
然し、【理論的には橋渡し】はできても、政治と経済の役者が悪すぎる。
診断が真の病根に届いていないから、癌患者に胃腸薬を処方している。その観点では、我々は今再び「昭和16年夏の敗戦」が再演されている現実を目の当たりにしている。この国全体の知的レベルが「先進国経済の罠」を云々するレベルに遠く及んでいない。
情けないですねえ。

投稿: 小倉摯門 | 2016年9月22日 (木) 09時49分

  ≪的確なるが故に痛快≫
日経【丹羽宇一郎さん “舌先三尺”https://goo.gl/LNBVzt 
①【まずメディアの報道姿勢がよろしくない。‥政権に気を使っているのか、頭が回らないのかわかりませんが、誰のためのメディアか、読者・視聴者を忘れているとしか思えません
②【日本の外交筋も情けない。‥安倍晋三首相はというと、習主席(それも23番目という屈辱的な順番ですが)のほかは、会議後のドゥテルテ大統領や朴槿恵大統領くらい
③【私は最近の日本の政府や政治家の姿勢を「舌先三尺」だと思っています。‥言葉巧みに口先だけは大風呂敷を広げた三尺で内実の伴わない空虚なものが跋扈している気がしてなりません
④【これでは世界に対して日本の姿勢や本気が伝わらない。政府も野党もメディアも、そのあたりを改めることから始めないと国民は外方(そっぽ)を向き信用を失うことになるでしょう】。

⇒的確なるが故に痛快で、この丹羽節の一言一句にも異論を差し挟む余地がない。今の日本は痛快さに酔っている場合じゃないんですけどね。
安倍一味や霞が関の悪賢いモグラらや他の大メディアは読み捨てにしただろうが、これを掲載した日経は矢面に立たされているのに、そういう訳には参らん。社内で掲載するかどうか侃々諤々の議論したのかな?それとも「蛙の面にションベン、豚に小判」宜しく遣り過ごしたのかな?

投稿: 小倉摯門 | 2016年9月22日 (木) 13時05分

【米国で何度も繰り返される警官による黒人銃殺事件について】


 16日にオクラホマ州で白人女性警察官による発砲で、黒人男性が殺害され、20日にはノースカロライナ州で、黒人警官によって丸腰の黒人が殺害されたという事件が続いた。オクラホマ州では昨年37名の黒人が警官によって殺害されていたという事実もあるので、米国内では問題を抱える拠点のような扱いになっているらしい。

 米国の警察制度は、我が国と異なっているので理解しにくい処がある。自治体警察の内容も複雑であるし、警官教育の内容も同じではないようだ。だから、警察全般を叩いても問題の解決に責任を負う立場にいる人は無数にいる為、モグラ叩きをしているような状態になって、問題解決の進捗に寄与することが何もない。つまり、いつまでたってもこの問題は解決することがないと思ったほうが早いですね。政治問題にしないと解決しませんね。
 米国には全米の警察トップという人がない。警察組織が大小様々あって一つの組織に号令をかけても効果がないという理解がないといけませんね。州政府にも警察の最高責任者がはっきりしませんね。黒人銃殺のもぐら叩きのような犯罪が無くなることがないと思いますね。警官になった黒人でさえも黒人を銃殺してしまうのは、警察組織に問題があると見たほうがいいと思いますね。ノースカロライナ州の事件はその象徴になるような気がします。
 銃社会という背景も同時に問題解決を妨げる材料になっていますので、ほぼ永遠に解決することが無いような気がします。前途は暗いですね。
 政治問題なのですが、その意識が低いのだろうと云う印象を受けます。
 これは次期大統領がトランプ氏だから解決するとか、クリントン氏だから解決するという問題ではありませんね。有権者もこの問題で大統領選挙の判断をすることはないように思います。だから、何時までたってもこの事件が無くなることにはならない気がしますね。
 残念な話です。我が国の外務省も訪問するには注意を怠るなと言っている。もっと踏み込んで、訪問しない方がいいと言えばいいのにと思いますね。命が惜しくない人が行くべきですと云う警告に変えたほうがいいですね。警官に殺されますよ。

投稿: 旗 | 2016年9月23日 (金) 05時09分

【菅元総理名誉棄損裁判でまたも敗訴】

 そう云えばそのような裁判があったなあと、忘れてしまっていた裁判であったが、産経にその記事があった。
『東京電力福島第1原発事故の政府対応をめぐり、安倍晋三首相(62)が発行したメールマガジンの記事に嘘を書かれ名誉を毀損(きそん)されたとして、菅直人元首相(69)が安倍氏に約1100万円の損害賠償などを求めた訴訟の29日の控訴審判決で、東京高裁が1審東京地裁に続いて訴えを退けた』

 海水注入の件の話である。安倍総理がメルマガの中で、『間違った判断をしたのは菅元総理だ』と名指ししたことを不服として名誉棄損の裁判を起こしたという話は聞いたことがあるが、その2審、高裁の判決が29日にあったらしい。地裁判決と変わりのない内容になったようだ。なんか、まだやっていたのかと云うのが正直な感想ですね。
 問題となった文は、
 「やっと始まった海水注入を止めたのは、なんと菅首相その人だったのです。」

 これですね。これにカチンときたのが、菅元首相です。彼は、上告すると言っているようだ。記事の後段に
『結局メルマガの「海水注入を止めたのは菅首相」という虚偽の情報を、「再臨界の懸念の表明」という「間違った判断」にすり替えた判決でとても承服できない。
 現職首相を相手にする裁判のむつかしさを痛感している。しかし、判決には大きな間違いがあるので、司法の正義を信じて直ちに上告の手続きをとる。』

 暇な立場になったのだから、これが仕事のようなもんだろうと思いますね。東電の清水社長に対して、『メルトダウン』を言ったのか云わなかったのかという問題も5年後の今になって再燃している状況もある。彼は、『僕は原子力には詳しいんだ』と吹聴していたという噂もある。彼の実際の発言や行動はどこまで正確な記録なのか本人も解っていないのではないかと思いますね。

 最高責任者の行動を記録するのは内閣の責任ではないのだろうか? 具体的に誰の責任なのかはっきりしておいた方がいいような気もしますね。公式の発言とかは記録に残っているようにも思うのだが、後になって言った言わないが出て来るからおかしな話になってしまうような気がしますね。
 米国政府などは、大統領の行動や、誰と会ったのかという辺りを詳しく記録している人がいるらしい。シークレットサービスなのかどうかわかりませんが、公式の記録を日々纏めているらしいですね。我が国はその辺りがどうなっているのかよく解りませんね。秘書官の仕事になっているのだろうか?
 首相は、基本的に一切のプライバシーがないと云う立場に置かれている公人中の公人です。この菅元首相の裁判でも、そのような公式記録集とかがあれば、裁判の有利な証拠になっただろうと思いますね。言ってもいないのに言ったようになっているが、記録にはそれは一切ないという反論ができるはずだ。
 また、公人の記録は、いずれ歴史的な記録にも転用される。そのためにも必要な気もしますね。そして、公式記録と異なる内容の手紙とかが発見されるようなことがあれば、新たな人間像を発見することになり、それはそれで楽しみの多い歴史が語られることになります。

 公人の日常とは何かと考えてしまいますね。菅直人氏も、僅か5年前は、適任であったのかどうかは別にして、我が国を背負っておられた時期があったのだ。 
 それなのに、その当時の事で言った言わないとかのことで裁判をする事態になっている。責任の重さの自覚があって就任されたのかどうか謎ですね。

投稿: 旗 | 2016年9月30日 (金) 01時25分

加藤さん亡くなられたのですか?知らなかった。残念です。御霊の安らかならんことをお祈りします。

投稿: 自民党は高齢者や小さな子供・若者を大事にする政党? | 2016年9月30日 (金) 05時19分

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