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2016年9月 2日 (金)

城崎温泉、養父市特区など

 石破 茂 です。

 シン・ゴジラ関連で取材を多く受けていて痛感したのは、
・外国勢力(国または国に準ずる組織)による我が国に対する急迫不正の武力攻撃から国家の独立(国家主権)を守るのが軍隊で、使用される権限は自衛権
・国内での侵害行為から国民の生命・財産・公の秩序を守るのが警察で、使用される権限は警察権
という基本的な相違に対する理解は、私が思っていた以上に少ない、ということでした。
 自衛隊が国内における警察権的な任務も合わせて付与されているせいもあると思いますが、「軍隊(自衛隊):自衛権」と「警察(海保を含む):警察権」の峻別は最も重要で、最初からこれを混同すると議論の基礎を間違えることになると思っています。
 
 たしかに、小学校から大学まで、憲法の基本的原理である「国民主権」はいやというほど教わりますが(もっとも、田中美知太郎先生は名著「市民と国家」の中で、日本に本来の意味での「国民主権」は存在していないと喝破しておられますが)、「国家主権」や「国の独立」についての詳細は全くといってよいほどに教わっていません。
 憲法制定時に占領下にあった日本は独立もしておらず国家主権も回復していなかったのですから、憲法に国の独立や国家主権、そしてそれを守る軍隊(自衛隊)の記述が無いのは極めて当然のことであり、書かれていないことを教えるわけにもいかなかった、ということだったかと思います。

 さればこそ、サンフランシスコ条約が発効し、日本が国家主権を回復して独立を果たした直後に「自主憲法の制定」を党是とする自由民主党が結党されたのです。
 国家の独立とそれを任務とする組織を憲法にきちんと書くことは、イデオロギーや政治体制とは全く無関係です。制憲議会において共産党の野坂参三議員が「せめて個別的自衛権は認めるべきではないか」と吉田茂総理を質したのは実に象徴的と言うべきでしょう。
 なお、このとき吉田総理は「個別的自衛権を認めること自体が有害である」と答弁しています。当時の日本政府としては個別的自衛権も認められない、との立場だったのであり、保安隊を創設した時点で憲法解釈は明らかに変更されたと考えるのが至当です。
 「集団的自衛権行使を認めた憲法解釈は立憲主義に反し許されない」とする方々は、個別的自衛権なら良いとお考えのようですが、それまで否定していた個別的自衛権を認めたのも立憲主義に反していたのでこれも許されない、との論を展開しなければ論理的には徹底しない、ということは以前も述べたようにも思います。

 このような議論を揶揄する向きもおられますし、私の説明不足や不徳の致すところも大かと思いますが、憲法改正で「軍」を保有することや緊急事態条項を明記することの是非を、曖昧な理解や知識で感情的に議論すべきではないことだけは確かです。
 「文民統制」を謳うからには、統制する側、すなわち政治が法律・装備・人員・運用について出来る限りの正確な知識を持っていなくてはなりません。アメリカの例に見られるように、むしろ軍人の方が抑制的である、というのはとても示唆的です。
 なお、これらについては故・小室直樹博士の「国民のための戦争と平和の法」(色摩力夫氏との共著・総合法令刊)、色摩力夫氏の「国家権力の解剖」(小室博士解説・総合法令刊)をご参照になることをお勧めいたします。小室博士の著作では「日本人のための宗教原論」(徳間書店)、「日本国民に告ぐ」(ワック出版)からも多くのことを学びました。勿論私もまだ完全に理解してはおりませんが、マスコミに多く採り上げられることはなくとも、碩学という方は本当に居られるものですね。

 先週末に訪問した兵庫県豊岡市の城崎温泉や養父市の国家戦略特区を活用した新しい農業の取り組みからも多くの示唆を受けました。
 「これからは農林水産業と観光が成長分野である」と信じ、私も随分と各地を見て回っていますが、画期的な取り組みが全国に広がりつつあることを実感します。これらを見て「自分の地域でもやってみよう」と思うか「カリスマ的なリーダーがいるからこそ出来ることで、どうせ自分の地域では出来っこない」と思うかは、やがて圧倒的な差となって現れてきます。成功している取り組みの普遍化のためにどのような手立てを講ずるのかは行政にも果たすべき役割が多くあるはずです。

 お誘いくださる方があって、8月は2回コンサートを聴く機会に恵まれました。70年代アイドルばかりではなく、高校・大学時代はクラシックも随分と聴いたものでした。交響曲ではモーツァルトの39番、ベートーヴェンの7番、ブラームスの2番、シューベルトの「未完成」「ザ・グレート」、ドヴォルザークの8番、メンデルスゾーンの3番、ビゼーの1番、チャイコフスキーの5番、マーラーの5番が好きでした。
 いささか通俗的ですが、こんな楽しみもあったのだ、ということを久々に再認識し、少し嬉しく思ったことでした。

 週末は3日土曜日が太田いすみ市長との昼食懇談会(正午)、日本青年会議所第49回千葉ブロック大会 勝浦いすみ大会で講演・鳥塚いすみ鉄道社長との対談(午後1時半・岬ふれあい会館・千葉県いすみ市岬町)、いすみ鉄道乗車、木戸泉酒造見学、海の直売所見学(千葉県いすみ市)。
 4日日曜日はラジオ日本「長野すけなりの政界キーパーソンに聞く」(午前8時45分・収録)、水月会夏季研修会(午後4時・神奈川県小田原市)という日程です。

 残暑厳しい中にも、少しだけ秋の気配が感じられるようになりました。
 皆様お元気でお過ごしくださいませ。

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コメント

    ≪道筋、時間≫
私の体験談敵に言えば、自衛権(または軍隊)と警察権(または警察)の違いを知るには、少々回りくどいですが、先の敗戦の直後の数年間、独立を回復する以前、占領下の日本で繰り広げられた吉田/鳩山政権とGHQとの暗闘や、国内の旧軍隊幹部の思惑や、当時出来しつつあった東西冷戦の萌芽などの国際的状況などなど、様々な戦後史のなかで学ぶのが一番宜しいと思います。
現在の自衛隊が、初めは「警察予備隊」と命名され創設され、その後「保安隊」と改名され改組された事情などを、現実の歴史の中に、その違いを生々しく学ぶことができる。
態々回りくどい道筋を辿らせるのは、その序に、日本の(歪んだ?)教育制度の中では、小中高大のどの課程でも学ぶ機会が与えられていない戦後史の様々な断面を、序に学ぶことができますからね。そこに注ぎ込む長い時間は、ゲームやゴルフ(安倍Monkeyの唯一の趣味!w)などの娯楽や呑み会の享楽で奪われる時間に比べれば、与えられる成果は比べものになりはしない。

投稿: 小倉摯門 | 2016年9月 2日 (金) 19時53分

お疲れさま

投稿: mr | 2016年9月 2日 (金) 19時53分

    ≪所得の当初配分(注)≫
今、世界的に、「所得の当初配分」の歪みが増々昂進しており、その歪みが富の偏在を加速している。T.ピケティさんの登場以来、世間が騒いでいる「1:99」は単にその結果に過ぎない。
また、富者に対する税負担の軽減措置も、彼らのタックスヘイブン利用による実質的な脱税を見逃していることも、先進各国の為政者の歪みに他なるまい。その結果は、先進各国が財政運営を制約され、社会民主的(=Sanders的)な「所得の再配分」の実施を困難にしている。
日本の財政危機は世界とは全く別の愚かさに原因しているのだが、いずれにせよ、為政者や行政人の怠慢と不作為を除外すれば、「所得再配分の制度」の破綻は、少子化傾向の打開を妨げ、貧困老人の苦境を加速し、社会の質的劣化に悪循環を生んでいる。

(注)この言葉は、宮本太郎さんの造語だから、今は未だ世間一般の経済用語にも広辞苑にもない。然し、今後、経済社会構造を改善する目的では非常に重要になる言葉であり概念だと思う。但し、政治人や行政人や有識者・知識人を名乗る人達の間に、「正義、規範、道理」などの概念が復活すれば!と云う分厚い壁に阻まれているのだが。

投稿: 小倉摯門 | 2016年9月 2日 (金) 19時54分

日本人はなぜか細かい原則論には陥りますが世界共通である原則論には入ろうとしません。日本人が日本の憲法を作り、国際法で認められた自衛権と集団的自衛権を持ち、自国を守る事は当たり前の権利ですがそれを由としません。粗い論法ではありますが自衛隊という名称も早く、国防軍や軍隊と明記すれば良いのですが9条だ、2項だと言って話が進みませんし細かい所を議論している内に国民も議員達も自国を守りたいのか、自国を守らない方が国際的に良いかの様な議論になり、まともな議論さえ出来ないと言うのが本当の所です。多分、直球ではなく、ゴジラの議論もそういう事でゴジラではなく、中国領空侵犯に対する脅威とか中国領海侵犯による民兵が尖閣や与那国島に上陸し占領されたらどうすべきか?と質問すべきです。そしてその脅威を具体的に排除する為の法整備に障害となる憲法に於ける何条やどの文言が変えなければいけないのか?と具体的に言うべきだし、そう言えば、国民も納得なり反対なりすると思いますが皆その議論を避けるのが本当の所です。確かに直球の議論を持ち出して政治生命が絶たれるかもしれませんし、未だその議論をするだけの成熟した理解と状況が国民の中に育っていないかもしれません。しかし何時か誰かがやらないと何時まで経っても国民への理解は進みませんし、誰も行動を取らない事が正しいと国民への間違った事を刷り込む事になる。そして今までの日本はずっと問題を先送りにして議論や問題提起さえ、しようとしなかったという現実があります。虚構に生きた所で現実は変りません。日本が独立した国?自衛隊は軍隊じゃない?9条が日本を戦争から守る?もうこんな議論は止めにして現実にある脅威に対する具体的な方策を提示し国民が選択するだけでなく、政治家も国民が間違っていれば正す気概が欲しい所です。

投稿: 忍者 | 2016年9月 2日 (金) 22時35分

   米国の面白い所はマッカーサーの様に軍事的に成果をあげた英雄でさえ、大統領により更迭され、又大統領選で人気だったにも関わらず、大統領になれなかった所です。そしてその逆にブッシュ大統領以下、ラムズフェルド元国務長官やチェイニー元副大統領の強い権限によりイラクの大量破壊兵器の根拠が疑わしいのにも関わらず、パウェル元長官が国連で介入に反対しまともな理性を発揮したが止めるには到らなかったという事実がある。報告書まで買い込んで読んでみたが事実は無かった。米国には常に矛盾した考えが存在し時に力に理性が負ける。アインシュタインや他の科学者が核兵器の破壊力は理論上分っているので日本に落とす必要は無いと強く求めたにも関わらず、二度も原爆を落とすだけでなく、ウランとプルトニウム型の違う原爆を落とし人体実験を承知でやった事だ。政治には何時も理性の側と力の側の攻防があり、時に理性が勝ち、時に力が勝つ。米国で起った全てを知る訳でないが情報は公開されている。勿論、隠蔽され闇に葬られた事もあるだろうが歴史的な資料としても出てこない日本よりかは少しはましと言える。

投稿: 永劫回帰 | 2016年9月 2日 (金) 22時51分

石破閣下

お疲れ様です

フェイスブックの使い方がわからないレトロアナログ主義者です。やや(年代ものか?)検討違いですが考えを述べさせてください。わが国が軍隊を所有したのは律領制度を導入した1300年前で桓武天皇(792年)が廃止するまでのわずか期間と明治大帝が1873年に徴兵制度を導入し敗戦の1945年までのあわせて200年にもなりません。そのわが国に完備した軍事制度などあるはずも無く、なにが問題点か認識のない憲法学者の(主権があるから憲法なので国家の主権を守り主張する軍の存在を否定してはそもそも憲法で無くなる)自衛隊は憲法違反だという聞くも唖然の事態が日常だという専門家でさえこのていたらくです。(通常の教育などの水準は閣下から見れば廃墟にもにたむなしさを感じると思います。)すべての国民がこのような専門性のある内容を理解・教育は無理では・・・責任ある指導者が将来を見据えて備えておくことと一部でもよいので専門性の高いスタッフを強化しておくのが現実的だと思います。また、日本国憲法は誰に向かって書かれたものか・・前文から本文を通してその格調の高さは世界人民すべてに陛下のお心を反映した世界人民の平和と幸福を念じる(なので憲法を皇室典範の本旨とする見解もあり)ものなので爆笑問題の太田総理?が世界遺産にと主張したのもある意味では道理かも・・陛下のお心をお察しするなど恐れおおく不敬なことですが憲法には「平和的生存権」がすべての日本国民にあり、また世界人民にも当然あってしかるべきということから軍の廃止を目指すのは日本国憲法の使命であれば、自衛隊は「平和的生存権」を実現し守るという使命をもつ日本独自の軍備として存在すべきと主張するのが、レトロ憲法学徒の願いです。理想は現実と違いますが理念だけは忘れず「陛下を軽んじるは日本国民を軽んじるより罪深い」ことです。必ず不敬の輩(旧陸海軍と不実の政府等)が滅びたように今は権勢を誇れども必滅の運命に変わりはありません。やや話が脱線しました。
「サンフランシスコ条約」は「極東軍事裁判」とあわせないと分かりにくいと思います。確定訴因1は1928年からの日本の戦争責任をとうものですが「サンフランシスコ条約」では1939年9月1日からの日本の責任を対象にするものだった思います。それが理由でロシアと中国が「批准」を拒みそれぞれに平和条約に準じる条約を結んでいます。なぜなら戦争を開始したのは連合国サイド(ロシア、中国、イギリス、フランス、アメリカ)からで日本をそれに対応した自衛戦争であることは「極東軍事裁判」で明らかにされたはずでありゆえに日本に戦争責任を問うことが出来ず「軍律法廷」に切り替え、戦争捕虜を審判することになり、ゆえに「サンフランシスコ条約」締結以後戦犯は無罪・釈放となり処刑者は戦時捕虜の処刑となり自動的に「靖国」に合祀という流れだったはずですが2国が反対したため現在のような変則的事態となっていることも誰も説明しません。吉田茂総理はこの2国の反対ということから無理な見解を国会答弁したものと考えています。自民党が「党是」を総理が一存でころころ変えてはこまりますがそこはまあ「訳」ありなのでしょうと・・・また「文民統制」ではなく「民権統制」で官僚統制ではなく選挙で選ばれた国民の代表による統制であるべきです。指導力と十分な知識を駆使する国民の代表が「自衛権」を取り扱うのが正道でしょう。閣下の見解がまさに正論というべきものです。
中部地方の中小企業に勤め、60近くなので閑職に就き、社外の景色を眺める毎日、このブログ書き込みが土曜朝の楽しみです。誤字・乱文お許しください。

投稿: 野村嘉則 | 2016年9月 3日 (土) 08時38分

お疲れ様です。

独立国家としての主権を守るための軍隊は必要で、自衛隊がそれにあたることは国民の誰もが認識しているでしょう。
戦争は武力を使った国家経済戦略の一手段なので、一方的な行為を阻止・抑止するためにも十分な防衛力が必要ですね。

憲法9条を見ると、こういった個別自衛権すら認めないと読み取れます。
憲法改正を拒む人たちは「平和憲法」と呼んで有難がってるようですが、実のところ、いざというときはアメリカや国連が守ってくださいねという「平和は他国にお任せ憲法」ですよね。

憲法制定に関して昭和天皇がマッカーサーに日本防衛は米国が保証するよう念を押したとも聞いています。

確かに、このおかげで朝鮮戦争やベトナム戦争に巻き込まれずに済み、経済成長の美味しいところだけ享受できました。

当時とは米国の姿勢や国際情勢が変わってますから、憲法の見直しは必須と思われます。

石破さんと同じく僕も、高校大学時代はクラシックをよく聴いてました。時間的余裕もありましたしね。。
マーラーの交響曲はどれも好きですが、最近は3番が好きです。
ちょっと長いし編成も難しいので、なかなか演奏会では取り上げられないですけど。。

投稿: maaat | 2016年9月 3日 (土) 10時53分

     ≪諸々雑感≫
1.引用【保安隊を創設した時点で憲法解釈は明らかに変更されたと考えるのが至当です】
歴史的事実は事実として素直に認めれば仰る認識や考え方になると思います。然し、それは様々な歴史の別の側面を拭い去るものではない。
例えば、
㋑憲法が規定する手続きに照らして、それが現実的で政治的に正しい選択であっても、憲法を尊重し遵守する対応だったのか?
㋺当時は、お手軽な解釈変更で済ませただけではないのか?
㋩当時は止むなくお手軽な対応で済ませても、爾後、可及的速やかに、その現実と憲法を合致させなかったのは何故なのか?
㊁当時と爾後のお手軽さが、先般、安倍Monkeyがやった集団的自衛権に関する憲法解釈変更に悪しき先例を与えたのだろう?
㋭更に、そんなお手軽な(姑息な?)解釈変更を繰り返しているから、自衛隊が創設後70年近く経っても未だに憲法に確たる居場所を与えられていないのだろう?

2.引用【「文民統制」‥アメリカの例に見られるように、むしろ軍人の方が抑制的である、というのはとても示唆的です】
これは短文で私の理解が行き届かない面はありますが、石破さんのご意図とは違うかも知れませんが(違うとも言い切れない(ニッコリ))、次の事どもを考えるととても示唆的な記述だと思います。
㋑ここで想定されている主たる舞台が日本であり、その日本の現実との比較で、米軍人が抑制的だと云うご指摘であること、
㋺日本の軍人(正しい字句は自衛官だが)は、70年以上前の伝統や遺伝子を受け継いでいるとは言えないが、国家の暴力組織として教育され訓練している事実から、「その昔、暴走に暴走を重ねた精神構造」は抱えておらず、十分に自制的で抑制的であるとは、断じて言い切れない。
㋩更に、統制する側に立つ安倍猿-菅-中谷組(注)が、自ら進んで「文民統制」の大原則を投げ捨てた理由が、言葉は沢山流れたが、判然としない現実がある。例によって、米国からの要請(指示?)とこ観測が排除できない。
蛇の足の(注):元防衛相たる中谷某は安倍に屈膝したとして別扱いもできるが‥。他方で、安倍(不勉強、不見識は夙に人口に膾炙している)と菅には統制文官であるために欠かせない引用【法律・装備・人員・運用について出来る限りの正確な知識】が備わっていなかった所為で、自ら進んで「文民統制」の大原則を投げ捨てることにした?(捨てることができた。米国の指示に隷従できた?)と云う憶測も成り立つ。

投稿: 小倉摯門 | 2016年9月 3日 (土) 11時35分

   ≪不健全財政、財政の危機≫一つの試論
浅学にして日本の財政状況をCashFlowで切る論を知らないが‥、
【平成28年度一般会計予算‥歳入のうち税収は約58兆円 http://goo.gl/yw9ikN 】 ⇒この単年度の予算案で試算すると、国債残高凡そ1,100兆円は税収見込み約58兆円の19年分に相当する。
国家財政と家計の違いは大きいし単純な比較は禁物だが(注)、金融実務の智慧と経験で健全性を測るなら一つの目安にはなるだろう。
或る教科書に曰く【住宅ローンの審査では年収の7倍程度が借入金額の上限 http://goo.gl/8iTyMT 】。この【返済負担比率】は、キャッシュフローが順調に遣り繰りできるか?CashflowはSustainabileか?(注)を切り口にして切り込む、即ち、財政金融の健全性を示す指標だから、国家財政にも参考になる。住宅ローンの借入人が真っ当なビジネスマン(単なる“指示待ち型のサラリーマン”や“(不本意を含めて)自由を尊ぶフリーターや非正規社員”とは別の一団)は、一般的には年齢と共に社会経験を増やし知識を増やし智慧力を磨き技能を鍛練する。年功序列が崩れた今も、一般的には年齢と共に報酬も増える。人生には不運もあるが、そんな真っ当なビジネスマンなら「年収の10倍」のローンを組むことは可能だろう。然し、逆に言えば、今の国債が享受する19倍はない。キッパリ!
そこで‥、今の日本国債等の債務者である日本政府、即ち国家財政運営の舵を握る安倍Monkeyと手下どもや、財務経済連の霞が関官僚や、更には法人税も従業員の所得税(要はほゞ全ての納税)の資金源泉を根っ子で支える大企業経営者の多くには、上述の真っ当なビジネスマンの矜持や気慨や覚悟はない。仮にそんなものが備わっているなら日本経済はむざむざと二十数年を喪い続けてはいない。国内の貧困がこんなに蔓延ってもいない。政官財学報各界の身分高き者らが「真っ当なビジネスマンで、真っ当な見識の持ち主」ではないから、財政が危機に曝され、経済も国民生活も衰退を強いられているのだと思う。キッパリ!
(注)例えば、安倍Monkeyが握っているのが国家権力だから、徴税権で各種の課税率の倍増も、その債務の棒引き(モラトリアムの発動)も、(合理的根拠なく)私有財産の没収で国債償還もできる。猿ならできる。序に戦争もできる。そんな乱暴なことは家計には出来ない。

投稿: 小倉摯門 | 2016年9月 3日 (土) 13時52分

   ≪20世紀の古い観念vs21世紀的な新しい観念≫
行天豊雄さん【リスクは消えたんだが http://goo.gl/Rl6gqE 
第一のBREXIT‥、第二の米国の利上げ‥、第三の中国経済‥、それなのに何故世界的に見て「暗雲が晴れた」という想いが出てこないのだろうか?どうやら‥各国の指導者達の思考の中から「国際協調を重視しなければいけない」という回路が驚くほど急速に退化してしまっている。‥残念なことに、今の世界を見ていると、悪いことはすぐに世界中に広まる。良いことは一向に広まらない】
⇒いつもながら行天節は広く深く永い視座で多くの示唆を授けて戴く。
然し、安倍Monkeyに牛耳られている日本に言及がないのが不満!w かつ、狭い経済論に押し込めている風情にも大いに不満ですが‥(笑)。
「国際協調を重視しない」の切り口では、例示されている国々のうち、既に世界のスーパーパワーに近い中国や視野狭窄の若造が採る瀬戸際戦術の北朝鮮は事情が全く違い一緒にするのは不適切だと思います。が、一方で、ロシアのプーチンとトルコのエルドガンは更に踏み込んで、真に「国際協調を軽視し、個別最適路線を暴走している」と言って過言ではあるまい。特にプーチンは経済構造の現代化(Modernaization 脱地下資源経済)を放置したまま軍事HardPowerだけで過去の大国の栄光回復に執着し、各地で時代遅れの軋轢を生んでいる(楽しんでいる?)やにも診える。
そして、うんざりするほどネガティブに興味深いことは、プーチンもエルドガンも安倍Monkeyの「お友達、類友」であることですね。三者ともに、軍事HardPowerに対する拒否感がない、「国際協調を重視しない」点で深く共通している。
再びJoseph NyeさんのSmartPower論に従えば、彼ら三者は軍事HardPower(悪いこと。20世紀の古い観念)への依存が強すぎる、同時に国際協調や様々な人的智的文化的交流が核となるSoftPower(良いこと。21世紀的な新しい観念)の発想が弱すぎる(ない?)のだと思う。

投稿: 小倉摯門 | 2016年9月 3日 (土) 14時36分

     ≪時間軸の瑕疵≫
朝日【地方創生が失敗した時、この国は終わるhttp://goo.gl/y4ySRw 】
まあ、仰ることは絶対的に正しいと思いますが、「この国の終わり」に至る正しい道筋はその地方創生失敗の一つだけではない。
そもそも、地方創生の失敗も経済政策の失敗も、L型経済やG型経済や人々の生活を破綻させるには、過去の喪われた二十数年間でも大きな凋落とは実感されていない如く、今後も数十年の長い年月が要るのです。
対して、経済活動とも生活とも異なる「金融に属する国家財政」は、破綻するのには、今後数年の間に間違いなく来る満潮、その潮が満ちれば、一瞬で足りるのです。
其処に気付きのない見解には、時間軸に瑕疵がある。危機感が乏しい。

投稿: 小倉摯門 | 2016年9月 3日 (土) 19時00分

大惨敗した大阪から演説を始め、思い責任を感じている、そして前原議員は崖っぷちだと言い、もう一人の知らない候補は新しく始めると言った?だからどうしたの?同情でも聞きたいのか?有権者からしてみれば政策!どんな事を言い、どんな事を現実にやる可能性があるか!と言うのが未だ分らないのか?小池知事見ろよ、自民が反対しようが限界集落を東京で唱えようが押し切って勝ったではないか、あの意味が分らないのか?お涙頂戴している位なら有権者に何で悪かったのか、支持されないのか、聞いてこい!甘えてんじゃないよ、日本が大変な時に何言ってんだ!

投稿: 忍者 | 2016年9月 3日 (土) 19時03分

災害派遣でも必要次第でフルに戦力を使える、というのは知らなかったです。
総理大臣臨時代理の継承順位の話もあまり出ない話なので興味深い・・・。

超法規的なことってあんまり起きないのだなぁ。
そいえば恩赦とかも超法的なものでもなんでもなくて憲法に根拠があるなんて最近まで知らなかったりです。

投稿: きました | 2016年9月 4日 (日) 00時57分

   米中首脳会議で南シナ海での海洋進出を進める中国に米国が注文をつけたが任期の終るオバマ大統領は完全に舐められている様で譲歩さえ引き出せない。最近では無人偵察機だけでなく、無人潜水艦導入が両国とも進み激しい攻防だけでなく、攻撃した方が政治的に不利な様な展開になっている。無人偵察機の場合、スクランブルをかけても無人なので偵察を続行しやったもん勝ちだ。そのまま飛ばし、情報を集めれば良い、それだけではなく安価で人命も失われる事が無いので撃墜した方が国際世論で紛争を引き起こすと逆に非難されかねないので政治的には中国にとって良い所取りの戦略だろう。既成事実を作り、情報を収集し少しずつ相手国の領土を脅かしていくやり方だ。最近は南シナ海で民兵も確認されている様で軍事拠点化だけでなく、何時でも攻撃実行出来る脅しをかけるカードをチラつかせながら交渉に臨むと言う強かな戦略に出ている。日本人を拘束したり、裁判にかけたり、略奪だけでなく、暴動も起こしながら撤退しようとすると雇用や保証を要求する。そして支払わなければ拘束や賠償という形で嚇してくる国だ。様々な圧力を使いながら覇権拡大に余念が無い。

投稿: 忍者 | 2016年9月 4日 (日) 03時33分

石破閣下

お疲れ様です

ランナーから細かいパーツを切り離すと紛失する緑内障モデラーです。閣下は本来は農林水産振興の方ですね。地方の経済特区の活用法・取り組み方に関連して考えをお聞きください。「カリスマ的リーダー」なしで実施するのが困難なのは事実だと思います。またそのようなリーダーがなかなかいないのも事実である故に、あきらめてしまうことと何でも反対する(当市でも革新市長に難癖つけて反対してばかり、仮庁舎の立替さえできず新東名開通の活用知らん振り・・・なさけない)運動を克服していくには特別な力量が無いと無理かと思います。地方振興と「経済特区」を揃えても受け手にノウハウがないと手に余るかと・・そこで推進者指導を提案します。「危機管理」とは人の指導力教育なしでは成立しないはず、そこでそのノウハウを生かしてみてはどうでしょうか。リーダー教育は既に地元の方が居られるので、スタッフ育成を行います。私が防災対策で各セミナー等回って賛同を得た方法を紹介します。METと名づけた方法で、Mはミッションアナリシスで今の自己の任務・使命は何かを判断し、目的から逸脱しない。Eはエンバィロメントアナリシスでリスク(おそれ)とアセット(有利に働く要素)を評価し適切に判断し、目的達成をめざす。Tはチームアナリシスで仲間や支援の受け方判断し、目的を最大効率で実施を行うというものです。災害演習では効果的な手法という評価を得て日常の活動でも取り入れそうだと思います。MET式をスタッフ教育に参考・導入してはいかがでしょうか。「スタッフ育成の分まで面倒みるよ」といえばその気になる自治体も現れそうな気がします。(当市のような反対命という活動があると無理かも・・)石破事務所でもスタッフノウハウが各種あるかと存じますが、その事務所運営ノウハウの体系化をして事務所運営サポートも行えば成功率向上して喜ばれるかと思います。MET教育演習は作成途上で所属部署異動で完成していませんので、実例を紹介できませんが(数例しかないので)こんな考え・捉え方もあるかと紹介してみました。
 話が変わりますが、コンサートの件羨ましい限りです。自分といえば「陸軍分列行進曲」や「パンツアーリート(ドイツ戦車隊行進曲)」が学生時代の愛好曲でしたから趣味の差が・・・誤字・乱文お許しください。

投稿: 野村嘉則 | 2016年9月 4日 (日) 08時04分

日露首脳が定期的に会い、平和条約に向けて進展する事への背景にはお互いに中国に対する牽制も含め、利害が一致し出した事があるのだろう。外交が難しいと思う所は表面だけを見ていては駄目だという事だ。一見すると日韓合意や慰安婦に対する10億円支払いと日本側がただ譲歩している様にも見えるが此処だけを指摘しても仕方が無い。というのも日本側が何はともあれ、約束を守っているという事は相手側にボールが投げられ、今度守らなければいけないのは相手側になる。それだけではなくて、日本の本当の意図は軍事情報共有の為の枠組みを作る事で日米韓の軍事同盟体制を強化しようとしている事だ。つまりそれが北朝鮮への牽制になるし、実は日露が平和条約を結び、露との関係を大幅に改善する事により、露から北朝鮮や中国に対する牽制や発言も強化される事を意味する。縦社会の北朝鮮は露の意向を無視する訳にはいかない、元々傀儡政権の裏で暗躍していた露が北朝鮮に影響が無い訳が無く、多くの北朝鮮労働者が行く背景にはそれだけの信頼関係もあると見ていい。日本が清に勝ち、宗主国を倒した事で李朝鮮王朝も一気に日本側に傾いて計算したり、露に行った過去を見るにつけ、日本が中国や露との交渉や勝利を勝ち取る事が引いては南北朝鮮への外交的勝利を勝ち取るには早いというのを安倍総理も分っているのだろう。時に外交では負けるが勝ちに繋がる事も多々あるので表面だけに囚われてはいけない。露も北方4島を実行支配しているが漁業での利益以外にあまり開発が進んでいる様には見えないし、有効活用していると思える程、発展しているとは言い難い。あれだけの大国でもモスクワから離れた所に気を配り、発展させるのは難しいという事だろう。そして手の届き難い所を中国への牽制も含め、日本から経済支援での資源開発や技術が欲しいのだろう。日本側としても北方返還だけでなく、日本人が住める様になり交流が促進されれば、何かが変ってくるだろう。

投稿: 忍者 | 2016年9月 4日 (日) 09時32分

Bloomberg: John Kerry, "no military solution" to South China Sea http://bv.ms/2cvmxVf . "We support diplomacy in an effort to try to resolve this with an understanding that there really is no, quote, 'military solution' ", “U.S. is not interested in "fanning the flames of conflict but rather trying to encourage to resolve their disputes and claims through the legal process and through diplomacy."
この記事を書いたコラムニストはケリーのこの広く深く永い構えに批判的で、20世紀以前の古い米国流の、威勢は好いけど智慧のない “世界最強のAmerican Power”(D.Trumpとも通底する)の信奉者らしい。
視点を肝心の日本に戻せば、安倍Monkeyが熱心に暴走している「軍事HardPowerによる中国包囲網作り」とは、このKerry流の米国は明確に一線を画している。
Kerry本人もBloombergもそんな安倍Monkeyには言及はしなくても、お膝元の日本のジャーナリスト/ジャーナリズムは其処を鋭く突き、日米(注)の根本的な違い(狭浅短vs広深永)を抉り出すべきだと思いますけどね。
(注)そもそも、Japan is never ever Abe!ですから、この「日米」は正確には「安倍ボス猿-稲田雌猿 vs オバマ大統領-Kerry」です。

投稿: 小倉摯門 | 2016年9月 4日 (日) 10時20分

学生時代からクラシックに親しまれてこられたのですね。

交響曲は荘厳な楽曲ですが、難しくてたくさんは覚えられません。
先生はそういう文化的な教養もあられるので、これから女性の支持も増えるのではないでしょうか?

とても寂しいです。

投稿: くま | 2016年9月 4日 (日) 23時44分

【G20のニュースが霞んでしまうマザーテレサの列聖】

  G20がシナ帝国で開催されているのだそうだ。空港で米国代表団と怒鳴りあいをやっているというニュースがAFP他で採り上げられていたようだ。始まる前からケンカ腰なのは問題を大きくさせてしまうだけでシナ帝国にとっては何の利益にもならないと思う。しかし、偉そうにやりたいのだろう。一般のシナ帝国国民は外国の要人が大挙して訪れることを歓迎していないらしい。その理由がロイターの記事にあった。外国の要人が訪れる前から強制的に工場の操業を停止させられることがあるので、外国人の要人が嫌われてしまっているらしい。その期間が訪問前の2週間前から操業停止が始まるので、かなり堪えるそうだ。その対象地域もかなり広範囲にわたっているそうだ。
 何のためにこういうことをするのかと云えば、世界の要人にシナにも綺麗な青空があるという事を見せる事と。世界の要人には綺麗な青空を提供することでおもてなしをしているという意図があるのだそうだ。これをやることでどういう事があったのかと云えば、『2014年11月、北京で行われたアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議の開催期間中に工場が閉鎖されたことで、同年10─12月期の経済成長は2%ポイントほど落ち込んだ。最近では、鉄鋼の一大生産地である河北省唐山市の地方当局によるフラワーショー開催で、鉄鉱石の国際価格が3月急騰した、と英フィナンシャルタイムズが報じている。』
 その場限りの見せかけを演出するために、国民経済がどうなろうが構っていられないという政府の方針があるようだ。その結果、シナ国民は、外国の要人が多数訪問するような事態が何を意味するのか解っているので。嫌っている人々が増えているらしい。なんの役にも立たない国際会議と思われているそうである。
 シナ帝国政府があほだから、このような誤魔化しがおもてなしになると誤解しているわけである。日常の汚染された大気の中で生活しているのは一般市民も政府高官も変わらない環境なのにこういう事に見栄を張るというつまらないことをやってしまう。そこにシナ政府の弱点があるようにも見えますね。まあ、空港で怒鳴りあった後で本会議が始まる前に米中首脳会談があった。空港での怒鳴りあいの決着がついていたのかどうかわからない内容の首脳会談になったようです。ロイターは率直に書いていますね。
『南シナ海の領有権問題をめぐっては双方の主張は平行線をたどり、溝は埋まらなかった。
 4時間以上行われた会談では、オバマ大統領は国連海洋法条約を順守する重要性を強調。ホワイトハウスが会談後に公表した異例に長い声明によると、大統領は「同盟国の安全保障への米国の揺るぎない関与」を強調したうえで、国際法、航行・上空飛行の自由などの原則を維持するため、米国が域内のすべての国と取り組む方針をあらためて示した。』
 これ以外に何が話し合われたのかと云えば
 『ホワイトハウスによると、オバマ大統領は「開放的な貿易・投資環境」の必要性を強調したほか、「中国は国民の宗教の自由を保護する」必要があると述べた。』
 4時間もかけて、南シナ海の事ばかり話をしていたわけではないという事だと思います。

 最後の『国民の宗教の自由を保護する』の部分は、最近になってバチカンとシナ帝国の間に交渉がある事と無関係ではないような気がしますね。バチカンから任命される司祭をシナ帝国は拒否していたようだ。そして独自に司祭を立てていたという問題がある。どちらも、『勝手なことをしやがって!』という対立を生む問題になっていました。どのような解決方法があるのか疑問ですが、双方が歩み寄れることになるのではないかと思っているようです。まあ、無理だと思いますね。宗教を認めることがないので、それがまさにチベットの問題が今も続いている理由です。
 金より他に信じる物がない連中である。彼等はあらゆる意味でどこの宗教からも言われることは同じなわけで『地獄に堕ちろ!』なのです。
 彼等にあっては、マザーテレサが列聖した事を法王が宣言した意味を、知ることがないかもわかりませんね。シナ帝国でG20の会議が開かれているというニュースを知る人の数より。マザーテレサが聖人になったというニュースを歓迎する人の数の方が圧倒していることを知ることがないだろう。

 マザーテレサはキリスト教徒以外の人々でも、その名が知られている。シナ帝国の要人とは正反対の生き方を実践した人である。人を大量に餓死させることよりパンを一人でも多くの人に分け与えようとされた人だ。毛沢東が指揮した大躍進政策でいったい何千万人の人々が餓死したのか? 彼等を裁く者は本当にいないのか? 何時までしらを切りとおせるのか? 
 それが注目されるような時代がやがて来るのではないだろうか。
 マザーテレサが聖人になられた日がシナ帝国でG20が開催されたという事と重なるのは偶然とは思えませんね。
 シナ帝国は20世紀最大の人殺し国家である。

 この事実を忘れてはなりませんね。

投稿: 旗 | 2016年9月 5日 (月) 02時56分

朝日【JA、改革アピールに躍起 小泉氏の批判受け http://goo.gl/EJzhoj 】
進次郎さんのご苦労の一端が成果を上げているようですが‥肝心なのは、誰がやるかであって、何をやるかではない。腐敗し壊れた組織文化に育ったJA(誰)が、彌縫策で改革の振りして値下げなど(何)をしても長続きする道理がない。東電が福一事件を惹き起こした背景も無様な後処理も、根因は其処にある。改革にも匙加減が欠かせない。
が、然ればこそ、焦らず、着実に、然し、日本に遺された時間は少ないから、速やかに、かつ大急ぎで!

投稿: 小倉摯門 | 2016年9月 5日 (月) 10時24分

   再び≪何を遣るかではない、誰が遣るかだ≫
毎日【安倍首相:「経済てこに領土」鮮明 http://goo.gl/4xOS5m 
プーチン①安倍が提案した経済協力プランは唯一の正しい道だ ②島と経済協力とは取引しない】
⇒この脈絡では、日本が抱える根本的で深刻な問題は、彼我の主役が≪誰だ?≫に在りますね(長い注)。この脈絡では、標題の≪誰が遣るかだ≫は、大きく捉えれば≪誰と遣るか、相手は誰だ≫も含意している。
両者は、軍事HardPowerを軸にした類友だとしても、プーチンは場面や舞台を選び、相手によって、完全に矛盾したこの発言を繰り出す“大白熊”であり、然も、安倍Monkeyが国際舞台で看板に掲げる「法による支配、国際法の遵守」(長い注)に数々の違反事例(最大のものはクリミア侵略)を演じている主犯たるプーチンという点にある。安倍猿の手に負える相手なのか?だと否定的な感慨が湧き上がります。
プーチンには、その昔、不可侵条約を破り満州に侵攻した民族の遺伝子はないのか?無邪気に美味しい提案をするんだから、「その懸念はない。問題ない(菅)」を繰り返すのだろうが、客観的に世界を見渡せばそう判断できる合理的な根拠は皆無だ。安倍Monkeyは此処でも「その侵略の事実も数万人のシベリア拉致事件もなかった」と言い張るのだろう。

(長い注)その看板(法治国家)を、国内の舞台の様々な場面で、自ら汚い泥に塗れさせている。枝葉の部分での作戦成功の事例は否定しないが、安倍政権下の戦略-戦術で成功した事例を上げてみろと言いたい。失敗例も先送り例も数え切れない(下記)。皮肉を込めて言えば、成功しているのは、真っ当な経営者なら決して使わない「係長クラスの無責任で下品なセールストーク」だけだ。その食言詭弁強弁(有態には全てが嘘)で日々の生活に追い捲られている(特に貧困層に落ちた人々)庶民大衆を釣り上げ、内閣支持率を引き上げることに成功しているだけだ。
要は、安倍Monkey一味は、息を吐くように嘘を吐く嘘吐きなのだ。
―――――記(順不同)―――――
①最大の看板である経済戦略がデフレ助教にに回帰している
即ち、アベノミクスは失敗した(トリクルダウン不発など)。
②社会に貧困が増え、定着しつつある。
③財政危機に関心がないから、危機を増々劣化させている。
④少子化が止まらない。高齢化社会への対応がない。
⑤沖縄の普天間/辺野古問題の膠着(=地方自治や民主主義の破壊)
⑥北朝鮮拉致問題に進展が全くない
⑦中国封じ込めContainmentの20世紀以前の構え
(高等で智的な対話Dialogではないのは勿論、抑止Deterrenceでも関与Engagementでもない)
⑧北朝鮮のミサイル/核兵器開発の膠着

投稿: 小倉摯門 | 2016年9月 5日 (月) 12時44分

石破先生

お早うございます!!。
9月に入り朝晩はかなり涼しくなりましたが、台風の連続襲来により我が国土は大変な事になって来ました。先生におかれましては連日の政務に週末の講演にと、多忙を極められ大変お疲れ様であります。
小生は先生と同郷、鳥取県出身の者であります。
先ず昨日4日、小田原にの水月会研修会において石破先生の「総裁任期延長論」への牽制発言の報道を新聞にて眼にしました。最近の報道では二階幹事長のみならず、菅官房長官、高村副総裁までが私的な発表ながら賛成論を述べて居り、自民党政権は首脳及び長老による翼賛政治へとなったのかとの印象さえぬぐいきれません。この2年半のアベノミクスを中心とした安倍政権の成否の検証は全くないままでの任期延長論とは、自民党は政治を私物化していると云われても仕方ないのではないでしょうか?

さて、本日は先生も大きく関係されましたであろう自民党による憲法改正草案を、先日より精査しながら読み返し勉強を行っていまして、先の谷垣幹事長もまだ「たたき台であり完成とは言えない」と云われていましたが、大変僭越であり不快に思われるかもしれない事を返り見ませず、その感想を述べてみたいと存じます。

先ず1、前文ですが
現憲法のものより文言が簡潔になり分り易いものの、先の大戦を痛切に反省し、平和希求への崇高にして高邁なる精神(心の部分)は大きく後退した感じを残念ながら否めません。如何に憲法とは言え、あらゆる事案に対する想定を文言にて網羅する事は不可能であり、その事を補完する為にも「憲法前文の精神」が重要になって来るものであると思います。

2、第一章、「天皇」について
象徴天皇としての立場と云いながら、天皇を「国の元首」とするとは、以前の帝国憲法の名残のようであり、どのような議論の上でそうなったものか?との経緯が知りたいと思います。今上天皇はいつも「象徴天皇」としての役割を深く自認されており、御み心に反するものではないでしょうか?

3、第二章「戦争放棄」について
第9条の2項については全面的に書き換えされ、付加項目として「自衛の為の戦力の保持と武器使用はこれを妨げない」としている。自衛の為としているものの、その範囲の規定がありません。そしてその戦力は従来の自衛隊ではなく、「国防軍」として保持し、内閣総理大臣の指揮下に置くものとしている。更にこの国防軍の秩序保持として、国防軍及び関係公務員の特別裁判所(軍事裁判所)の創設も明記されている。

4、第三章「国民の権利及び義務」について
従来の個人主義がはびこった反省からであろうか?「個人」の尊重ではなく「人」の尊重として個人は大きく制限され、国民の義務としての項目が現憲法の「2項目」から「21項目」と大幅に増大している。
この事は「国民は自らの意に反して苦役を強いられる事はない、従って徴兵制はあり得ない」としながらも、窮迫不正の事態に至れば徴兵制への道を開く口実にもなり得るものではなかろうか?更に国民の権利については従来の「公共の福祉に反しない限り」との文言が、「公益及び公的秩序に反しない限り」と書き直されている。この公益、公的秩序が国民との文言より前面に出れば、時の政権の思惑によって国民の政権に批判的運動は反社会的行為と見なされ、嘗て戦前の「治安維持法にも似て弾圧の対象ともなり得るのです。
まだまだ勉強は途中迄ですが、小生は現憲法からの改正を全面的に否定知るものではなく、時代に即して加憲として改正されればと思うものです。
しかし、「自衛権行使」と云っても、歴史上において近代戦争では自ら「これは侵略戦争である」と云って戦争を行った国などは何処にもなく、戦火の発端は「自国の国民保護、他国による領土侵犯からの保護である」として行われて来たのが、歴史の常套なのであります。更に集団的自衛権においても、大国による思惑により小国の同盟国を守るとして行われてきた事も事実なのであります。従って小生は他国からの侵害を守る戦力はあくまで『自衛隊』で良く、国際紛争解決への海外への出動は「国連安保理決議による」、と文言が入る事を切望致します。集団的自衛権行使容認による『同盟国保護の出動』は、平和主義に馴染まないものと考えます。国連安保理が介在しない国際紛争であれば、他国の戦争へ巻き込まれる懸念は大いにあります。

次に、先日防衛省の外郭団体、防衛装備庁とによりイスラエルと武器共同開発が安倍総理の下締結されました。これは武器輸出禁止三原則の解除と共に行われた、全く真逆の武器輸出解禁と開発促進に基づくものであり、無人爆撃機、及びドローンの共同開発だと云われています。イスラエルはわが国のセンサー技術の優秀さを認めた上で積極的であると云われています。しかし、中東のシリアへの攻撃に使用されていて、沢山の女子供の犠牲者が発生しているのです。
頭書の憲法改正草案に関連するところもありますが、現安倍政権はいつからこのような欧米先進国と同様な好戦的な国家になったのでしょうか?安倍政権のこのような無秩序とも思える方向は、国の将来を危うくするものと云わざるを得ないのであります。

これまで、国家安全保障局の設置、特定秘密保護法の強行採決と施行、武器輸出解禁と開発促進、集団的自衛権行使容認も含めた安保法制の強行採決と施行など、近隣諸国ならずとも現政権の右傾化の危険を国民は大変懸念しているのです。

投稿: 桑本栄太郎 | 2016年9月 5日 (月) 16時17分

学校に各会派の代表を呼んで、討論会をしてはどうか。高校だけでなく大学も、主権者教育をやった方がいいと思う。新聞店など地域を回る業者と協定して、認知症の行方不明者の情報を警察に提供してはどうか。

投稿: 江ヶ崎護 | 2016年9月 5日 (月) 17時43分

 いすみ鉄道は地方創生の先駆者ですね。キハに乗られたのは随分久しぶりだったのではないでしょうか。
 私は1978年の高校生の夏、友人との初めての山陰旅行で姫路から姫新線・因美線を冷房のない普通列車で乗り継いで鳥取へ向かい、途中駅停車の蝉時雨の中、急行「みまさか・みささ」が「グオーン」というエンジン音を響かせて颯爽と追い抜いて行った時、「ああ、冷房のある急行はいいなあ」と思ったことを思い出します。
 ところで、先日JR西日本が三江線の廃止を表明しましたが、ここは日中に6、7時間位の空白時間帯がある閑散路線ですから、自分ならまず取っ掛かりをどうするかと考えた案が、この時間帯を使って個人から法人まで色々なお客様の希望するプランに合った貸切列車を走らせることです。つまり、都市部では絶対真似できない究極の「今だけ、ここだけ、あなた(たち)だけ」の列車の旅。予約制にすればこの部分は損失が出ない。あとは、この路線を上下分離方式にして三セク化するしか存続の手はないでしょう。下の部分は広島県と島根県、沿線の6市町(三次市、安芸高田市、邑南町、美郷町、川本町、江津市)が貴重なローカル鉄道線をどう考えるかですね。
 テレビ東京系列の「開運!なんでも鑑定団」という長寿番組がありますが、お宝というのは持っている本人はその価値がわからないものでしょう。その宝物を捨てようとしているのですからもったいないことです。自分たちの街が有名になり、子孫に引き継ぐ千載一遇のチャンスでもあるのに。

投稿: 急行砂丘 | 2016年9月 5日 (月) 21時08分

【民進党は初遊説地に大阪を選んだらしい】

 ネットの国内ニュースの記事にあった。
 大阪の梅田で3人の代表選立候補者が街頭演説をしている動画があった。それを聞く聴衆の姿が動画にはなかった。記事を読んでも彼等が何を訴えた得たいのかよく解らない。
 『ものすごい重い責任を感じています』『民進党にとって崖っぷちの選挙だと思っています』これが何を意味するのか謎としか言いようがない。大阪市会に現在民進党市議会議員はゼロであり、大阪府議会に1名いるだけである。そういう地で訴えるものがあるのか? はっきり言えば相手にされていないという事ではないのか?
 ほんの数年前までは、民主党議員だけで大阪市内の選挙区をほぼ制覇する勢いがあったのだが高ころびにこけるとはこのことを云うのかもわかりませんが、総崩れになった。
 そこから初遊説に乗り出すのは、やけくその様な開き直りがあるのかもわかりません。しかし、訴えるものがない。1候補者の国籍問題を口にするわけにもいかない訳で、シナ帝国の横暴やシナ帝国の経済の行方の話が出るような展開もない。英国の政治的決断が我が国にどのような影響を及ぼすことになるのかとか、米国大統領選挙の行方を民進党はどのように見ているのかというような話が出てくるわけでもない。

 大阪が抱える問題についてどういう理解があるのかとなると何も知らないと言ったほうがいいような印象を受け、彼等から大阪にどのような問題があるのかについて聞くことは一つもなかった。維新がまがい物の政党であるかのような発言があって、大阪府の松井知事を怒らせることになったようだが、松井知事を怒らすことが目的で街頭演説をやったのであれば、大阪府民の支持は遠のくばかりではないかと思いますね。大阪府議会に1名しか議員を持たない零細政党であることを忘れているとしか思えません。

 彼等の存在こそ、大阪の自民党以上に訳の解らない状態に漂っている、何がしたいのかというより、息をしているのかと尋ねたい気分である。先の首長選挙に於いては共産党との共闘は同時に自民党との共闘でもあったわけで、何もできない姿を晒し、大阪で埋没していることに変わりがない。
 そのような政党の代表選挙に大阪市民府民が関心を持つだろうか?

 大阪について何を知っているのかという辺りから始めないと相手にされないのではないだろうか? つまらない男が居座っていた党代表の座を争うのは、つまらない事かもわかりませんね。

投稿: 旗 | 2016年9月 5日 (月) 23時48分

石破様こんばんは。シン・ゴジラの石破様の見解は、日本国憲法を再考させる意見ではなかったかと思いました。現憲法下、自衛隊がゴジラを攻撃できないとは思ってもいませんでした。国家を脅かすテロ行為ととらえれば、SATによるテロ防止は可能ではないかと思うのですが、使用できる武器に制限があればゴジラ侵攻に対しあまり効力はないと考えられます。赤軍派が日本政府に対し同士の釈放を求めたとき、時の首相は、超法規的措置を取り、釈放を認めました。改憲前に有事となった場合、超法規的措置という手段で、集団的自衛権を自衛隊に使用許可という逃れの道もあるのではないかと思われます。

投稿: hitomugi | 2016年9月 6日 (火) 00時30分

【日本を支えた謎の男のお友達について】

 戦後の吉田茂を支えた人物に白洲次郎という人がいるのは有名な話である。サンフランシスコ講和条約にも顧問という不思議な立場で吉田総理の傍にいた。

 彼の経歴は謎である。英国の大学を卒業したのかどうかもよく解らないが、友人が大量にいて、戦後の我が国の復興にその人脈が役に立ったという話もある。彼は兵庫県出身で旧制神戸一中の卒業生であることは確かな話であるらしい。同級生に文化庁長官をやった事がある今日出海氏がおられたという話である。
白洲次郎氏は長生きをされた。昭和60年にお亡くなりになられている。
 
 もう一人、戦後の我が国を陰で支えた人物に田中清玄という謎の人物がいる。共産党員であったが、その不明を悔やみ転向された人である。そして、ロイズの会員であり、ハプスブルク家のオットー大公のお友達として有名になったが、何より先帝陛下が悩んでおられた問題に進言することがあって、解決の参考となったことが非常に大きい。大げさな表現になるかもわかりませんが、彼がいなければ現在の我が国はその形態が変わっていたかもわかりませんね。

 共産党崩れながら、彼の家は会津藩の家老職を継ぐ家系であった。
 それはともかく、田中清玄の旧制中学時代のお友達に今日出海氏が登場するようだ。これは奇怪な話になるのかもわかりませんが、WIKIにはそうなっている。田中清玄は旧制函館中学の卒業なのだそうだ。そこに今日出海氏も通っていたような記述になっている。これを見て驚いた。今氏は、神戸一中から、病気療養の後に暁星中学に行かれたとある、函館中学がどのような形で登場するのか謎である。
 それはともかく、今日出海氏と田中清玄が対面することがあるとすれば東大新人会ではないかと思いますね。そこで出会っているのかもわかりません。これは何を言いたいのかと云えば、今氏を通して田中清玄と白洲次郎がお友達になっていた可能性があるのではないかと思う事である。共に謎の多い人物である。外国での活動がほとんど解っていないと言う共通点がある。しかし、我が国のために力を尽くした人である。そして両者は共に岸信介と没交渉であったという点も共通している。田中などは著作に残るぐらいはっきりと岸は嫌いだと書いているが、白洲にはそこまではっきりとした発言は無い。しかし、没交渉であった。
 謎の多い人物であるが、不思議な縁が彼等にはあったのではないのだろうか?
 白洲と田中は3歳違いである。同学年ではありませんね。今日出海氏はどのようにしてお友達になったのか? 

 この両者を知る今日出海氏も、謎ですね。
 

投稿: 旗 | 2016年9月 6日 (火) 02時07分

 ≪G20報道 英日中の比較≫
①FT: G20 leaders urged to ‘civilise capitalism’ http://goo.gl/HM5dqm
Mr.Xi “ Following 'The Old Road' relying purely on fiscal and monetary policy leads to a dead end,”
⇒中国は未だ「巨大な中進国」だから先進国の全てが遭遇している「先進国経済の罠」が実感できている道理はいないのですが、この習近平さんは、金融政策と財政政策(いずれも古い道)しか能がない、即ち“この道しかない”と言い放った安倍の「愚かな猿芝居」を見抜いている。
②日経【石原経財相、G20首脳宣言 大きな成果http://goo.gl/w0Hb8T/
全ての政策手段を活用する点が確認されたことは大変大きな成果だ】
⇒今更ですが、日経は相変わらず「大本営発表」を唯々鸚鵡返しに垂れ流してます。FTの親会社なんですけどね。
また、これも今更ですが、この石原愚息(具足)は≪安倍の「愚かな猿芝居」≫を称賛して、改めて己が馬鹿で愚かだと曝しました。今回のG20合意の目玉は‘civilise capitalism’であり”Inclusive growth”です(蛇の足)。
③但し、中国ではこんな智的な批判(↓)も出てますけどね。安倍Monkey批判の趣旨はないが、的確な批判になっている(哀笑)。
ChinaDaily : Action Needed,not Words http://burl.cc/1DErJm 

(蛇の足)因みにInclusive growthとは、「遍く広がる成長などと訳される。成長果実やグローバリゼーションの恩恵を広く平等に社会全体の人々に行き渡らせること。多くの人々に平等な機会を与えアクセスできる状況を作り、どのような状況にある人達でも成長へのプロセスに参加できかつ貢献できるようにすること」なんです。富者や特権階級や既得権益者のための経済成長ではなく、市民や庶民大衆にも「遍く広がる成長」を求める点で‘Civilise CapitalismまたはCivilian Capitalism’に通底している。
この脈絡で、冒頭のFT記事はIMFのChristine Lagardeの発言を報じている、曰く“Growth has been too low, for too long, for too few”

投稿: 小倉摯門 | 2016年9月 6日 (火) 12時22分

G20.於/中国

また日本海に向け北朝鮮がミサイルを撃ちましたね…
北朝鮮の新聞のイラストで中国兵と北朝鮮兵が一緒にアメリカ兵を攻撃いるのが出ているとか…仲が悪かったら、そもそもそんなイラストは生まれ無いでしょう…何か国際会議の度にミサイルが発射されているのは、会議の内容がなんさ諸島や尖閣諸島における中国の悪行に集中しないための協同作戦だと思いますが…

投稿: まな | 2016年9月 6日 (火) 12時38分

G20.於/中国2

会議中に安部さんから南しな海や尖閣諸島に於ける悪行を議題に上げられてはこまるので、会議後非公式の首脳会談になったとか…しかも32分!

G20の会議の議題として抗議するより、首脳会談したほうが有意義なんでしょうか…?

投稿: まな | 2016年9月 6日 (火) 12時54分

G20.於/中国3

世界中からの1500名余りの報道陣に向け、会場いっぱいのパソコンを用意し、お土産に10000円以上相当の備品バック用意…怖いですよねぇ…前になりますがテレビで中国製のパソコンにスパイソフトが内蔵されていて、パソコンを起動すると活動を開始する仕掛けになっていたとか…怖いですねぇ…絶対使えませんよねぇ…

投稿: まな | 2016年9月 6日 (火) 13時05分

【発言を後悔している】

 これはフィリピンのドゥテルテ大統領の言葉である。米国政府との首脳会談に向けて、その気持ちを暴言で歓迎の意を表明したことでその首脳会談が急遽、ドゥテルテ大統領の目論見とは異なる方向に向かい中止となった。あの発言が原因かとドゥテルテ大統領が気が付いたのかもわかりません。
 暴言をぶつけられても会いたいと小浜大統領が思っていたとすればドゥテルテ大統領は常人の感覚を失っていたと思われても仕方がない。
 マトモな人ではないという噂が、麻薬撲滅騒動の際にも出ており、また、これについての批判が国連から出たときに『国連を脱退したろか!』というような発言で応酬したことも、米国政府は危機感を持った可能性がある。目を合わせるとアブナイ人とでもいうような評価が出来上がっているのかもわかりませんね。だから、首脳会談が中止になった。
 ドゥテルテ大統領の周囲には助言をする人がいないのかもわかりません。言いたい放題にしているとやがて北朝鮮の指導者のように見られる可能性もある。常識が通用しない人という見方が定着してしまいます。そうなれば、誰からも相手にしてもらえなくなります。これはこれで、国家的には大きな危機を迎えますね。

 国民の人気ばかりを宛てにする政治家がここにあるのではないですか? シナ帝国の指導者などは最初から国民の人気など無縁の処から湧いて出てくるタイプなので、考え方が異なりますが、そう云う環境でも国際的にはフィリピンの大統領のように見られていますね。何をしでかすかわからない人という扱いになっています。政治的な環境が異なる中にあって似たようなアブナイ政治家が出てくるというのは驚きです。
 フィリピンののトランプと呼ばれているのはどこを指して言っているのか解らない処もありますね。無責任な暴言を連発する処なのでしょうか?
 周囲に彼を支える有能な助言者がいないという事がばれていますね。残念な人である。

 もしかすると、彼はその口が原因で自分の命まで落とすことになるかもわかりませんね。

投稿: 旗 | 2016年9月 7日 (水) 00時35分

  ≪Japan is never ever Abe!が認識されている?≫
①毎日【日中首脳会談 関係改善、なお不透明 http://goo.gl/OJltb2 
予定を1時間遅れて始まった会談冒頭、安倍首相を出迎え握手した習氏に笑顔はなかった。2年前、北京で初めて会談した際の「笑顔なき握手」が再現された】
②朝日【習主席、握手の笑顔なし http://goo.gl/PIdPRk ㋑威信をかけたG20で、南シナ海問題を持ち出されメンツを潰されることへの警戒感が滲んだ。㋺G20閉会後【首脳会談の冒頭、習国家主席は硬い表情のまま、手元の紙に目を落としながら話した。安倍首相との握手の際も笑顔はなかった】
⇒この習近平の対応は国際舞台では珍しい露骨な対応ですが、習近平は徹頭徹尾、「智慧のない下品で愚かな猿」が嫌いなんでしょうね。相手は、「小さな土俵で、序の口止まりの力士のような卑やしい(卑怯卑劣卑屈な)相撲」しか取れませんからね。然も、一緒に「萩生田の子猿」を引き連れて現れたんですから尚更でしょう。
日本と日本人の全般は好きなんだろうと思います。日中国交正常化時に見せた周恩来の広深永な構えと同じく、習近平の発言や態度には「Japan is never ever Abe!」だと解っていることが浮き彫りになっている。欧米に伍して経済力を鍛えて来た国家であり真面目で上品な国民ですから(最近は例外も増えてますが‥)、今は未だ「図体が大きいだけの中心経済国」である中国の指導者に、日本人の経験や技能は頼る部分が多いのであって、嫌われる理由がありませんからね。
③因みに3K【安倍首相「東シナ海での特異な活動は極めて遺憾」 習近平氏「南シナ海で日本は当事者ではない」 http://goo.gl/hzE95n
安倍首相:会談後 ㋑日本の立場、私の考えを率直に伝えた ㋺対話と協議を通じて東シナ海の安定を図り、真の意味で平和、協力、友好の海とするよう働きかける】
⇒「対話の窓は常に開いている」と大言壮語しながら、実際には♪壊れたレディオ♪然として、常に同じセリフを繰り返しているだけでは、駆け引きも交渉もなく、真に「小さな土俵で、序の口止まりの力士のような卑やしい)相撲」です。柔道やレスリングのルールに従えば、「逃げ腰減点!!」を繰り返してます。

投稿: 小倉摯門 | 2016年9月 7日 (水) 11時08分

【シナ帝国の経済が悪化をしている事実の裏付け】

 スイスと云えば高級時計の1大生産国である。時計の世界的3大メーカの総てがスイスにある。時計王国と言っても過言ではない。そのスイスの時計業界には業界としてのHPがあって、時計の好きな私などは4年ほど前にそのHPを見つけてからヒマな時間にはそれを見ていることがある。年間の業界全体の販売実績のデーターやどこの国によく売れているのかなども詳しく掲載されているので、そう云うデーターを見ているだけでも世界の経済がどういう方向に向かっているのか知る参考になっているように思う。ロイターなどもそのデーターをもとにコラム記事を書いているようだ。
 世界の関心がシナ帝国の経済に向かっていたのはスイスの時計の売り上げを見るだけでも解る時期があった。
 習近平が政権を握るまでスイスの時計はシナで大量に購入されていた。驚くほどの購入金額がそこに書かれていた。スイスの超高級時計は不動産の価格と変わらないものがあって、その金額を腕にはめることができるので重宝に扱われていたのだろうと思います。贈答用に利用されていたのかもわかりませんね。1個で何千万もする時計がシナ帝国では大量に売れた時期があったのだ。
 それが習近平が政権を握り、腐敗防止キャンペーンがあって、そのことだけなのかどうか不明でありますが、スイスの時計業界が大きな影響を受けた事も確かな事実として記録に残っている。
 シナ帝国での売り上げの落ち込みだけで時計の売り上げが半滅したそうだ。おかげでGDPの5%以上が簡単に消滅したそうだ。スイスにとっては非常に頭の痛い話になっているらしい。我が国での売上高を追い抜き米国に迫る勢いがあった輸出高があっという間に半滅すれば大変な事態である。ちなみに我が国の購入額は30年ほど前から不動の順位を維持している上得意先にある。ロレックス他の人気は異常と言ってもいいぐらいである。それはともかく、
ロイターのコラム記事によると、
 『習近平氏が2012年、中国共産党総書記に就任した直後より、汚職取り締まりを開始。
 いつものように、中国は冗談を言わない。中国共産党は昨年、30万人近い腐敗役人を罰したことを明らかにした。
 汚職摘発で贈答の取り締まりが特に目を引き始めると、中国本土や香港において時計販売は著しい打撃を被った。スイス時計の輸出は落ち込み、現在も減少が続いている。香港向けスイス時計輸出は昨年23%減少し、中国本土向け輸出も4.7%減となるなど、全体の輸出数量は46万個も落ち込んだ。香港向け時計輸出は18カ月連続、中国本土向け輸出も7カ月連続でそれぞれ減少している。
 これは、国民総生産の半分を輸出で稼ぎ、そのうち11%を時計が占めるスイスにとっては頭痛の種だ。』
 
 この時計産業の壊滅が突然、フェイスブック株の話につながるのだそうだ。
 時計王国のスイス中央銀行に目を向けないといけないことになる。この中央銀行はザッカーバーグCEOが保有するよりも多くのフェイスブックの上場株を保有しているという点にある。そのことがスイス中銀が抱える問題を目に見える形にしたともいえますね。シナ帝国の政策(汚職役人撲滅運動)だけではないと思いますが、シナ帝国の経済の低迷もまた超高級時計に見向きもしなくなる事態を引き起こしているように思います。スイス中銀の行動は、時計の売り上げによって引き起こされた訳ではないと思いますが偶々他よりたくさん持っていたフェイスブック株のさらなる投資に弾みをつけたとロイターは分析しているようです。
 携帯電話等が普及している社会にあって、超高級時計がバカ売れするのはどういうことなのかという事ですね。驚異的な売り上げの拡大がシナ帝国で短期間続いた。誰が買うのかという事も注目を集めるわけです。そしてどういう目的があるのかとか詮索されますね。それは急激に売り上げが落ちた時に改めて問題視されます。
 こういう国は過去に例がない。不気味な動きをする国という印象を知らしめることになりますね。異様な事態ですね。
 シナ帝国での時計の売り上げが回復することがあるのかとスイスは考えますね。その結論も既に出ているような気がします。2度とないだろうと思われているようですね。

 スイスの宝飾時計で有名なコルムという会社は最近知ったのですが、いつの間にかシナ人の支配下にありますね。最近の話のようです。これには少し驚きました。コルムの時計は精度の追求よりも成金趣味を満足させるような超高級宝飾時計で有名ですね。コルムを買収したシナ人は、後悔しているかもわかりませんね。あのような時計を購入してくれる購買先が、今となっては見つかるとは思えませんね。先を読むのは誰にとっても難しい話です。

投稿: 旗 | 2016年9月 8日 (木) 03時05分

   ≪手も足も≫
日経【石破氏「アベノミクスの次考える」 http://goo.gl/Pb1gSf 】
関連:毎日【政府が廃炉や福一事故賠償を進めるため、大手電力だけでなく新電力にも費用負担を求める方向で調整 http://goo.gl/qpv2o8 】
⇒政府の経済政策手段は金融と財政だけではない。この核発電関連の事例の如く、意思と智慧があれば経済現場にも直接的に手を突っ込むことができる。この事例は、智慧のないお頭がその汚い手を新電力と消費者の懐に突っ込んだ歪んだ悪しき例だが、高い見識や叡智を備えたご仁なら広深永な公正さに裏書きされた美しい手を差し延べることができる。

石破さんの仰る「アベノミクスの次」の切り口はその辺りにあるのだと思う。例えば、低付加価値の古いコモディティ事業に拘り21世紀的な高付加価値のProduct事業への挑戦を忌避している臆病な大企業の経営トップの尻を蹴り上げる(それでも足りなければ、馘首する)こともできるに違いない。高い見識や叡智に加えて、政治権力者としての強い覚悟も、今のヘタレ日本の舵を握る者として強い危機感があれば、手だけではなく足も使うことが欠かせないのだから。

投稿: 小倉摯門 | 2016年9月 8日 (木) 09時51分

  ≪多様で健全な金融市場を創る≫
日経【空売り投資家 http://goo.gl/uSCS7G 】
情報は常に非対称なものだから株価は常に歪みを内包している。此処での問題は、標的企業のトップが言っている会計処理の適否ではないし、分析の深浅でもない。将来の事業資質と将来の環境の適合性や経営者の資質能力の高さ低さが今の株価と適合しているのか?の問題だと思う。
更に、広深永に構えて、市場の健全性の観点に立てば、GPIFや共済などがやっているPKOのように一方的に買いから入るだけではなく、売りを先行させる手口があってこそ、市場の裁定機能が働き、適正な価格形成に寄与する。
まあ、個別的には投機的なハゲタカだと云う批判も当たっているケースもあるだろうが、全体的には多様性を取り込めるので健全な動きだと思いますね。

投稿: 小倉摯門 | 2016年9月 8日 (木) 11時48分

【二階俊博の発言は根拠を示さないので不快である】

 8月25日BS某局で、二階俊博が「女性尊重の時代に天皇陛下だけそうはならないというのはおかしい。時代遅れだ」として容認する見解を示したそうである。こういう見解は、今年の3月国連女性問題部会が唐突に我が国への内政干渉を目的にしたような見解を盛り込む騒ぎがあり、我が国政府は厳重に抗議をした結果、報告文から削除されることになった問題である。

 二階は、この問題をぶり返す狙いがあると思われる。彼の売国奴的な主張の背後に何があるのかについて、自民党は調査をするべきではないのか? 政府が抗議をして撤回させた問題を、自民党幹事長の立場にある者が、再度採り上げて問題にする意味が解りませんね。この問題は、女性差別というような問題とは別の伝統的な考え方に根差した背景があり、古代や近世の一時的な例外があっても基本的には男子の継承があっての皇室という理解から来るものではないのか。我が国政府が厳重に国連に抗議したこともそういう理念にもとずく行動ではなかったのか? 二階の主張の根拠を改めて問う必要がありますね。問題は彼の認識にあるのではないのかと思ってしまいます。
 彼の認識とはどういうものかを示す例として私は何度も採り上げますが、例えば、他国との友好関係の構築でさえも、大量動員の送迎バスさえあれば達成できるとういうような認識を持つ人間が、現実にそういう行為が友好関係においてどれほどの効果があったのか反省したことがあるのだろうか? このピント外れの認識で旅行会社は喜ぶだろうが、国民は何の利益も得ることがない。現にあの3000人パッケージツアーで、日中間の険悪な状況の改善があったのかという事だ。3000人の日本人は、誰一人現地の一般のシナ国民と歓談をする機会すらなかったという話ではないか。どういう友好関係がどこから芽生えるのか知りたいものだ。
 そう云うピント外れを発狂したように行う人が、国連による内政干渉の話を蒸し返した目的が知りたいものです。自民党内では誰も問題にすることがないのだろうか? 幹事長の発言は絶対という扱いになっているのだろうか? 政府が厳重に抗議をして撤回させた行為を無駄にする発言をするからには根拠を明確に示していただく必要がありますね。我が国の伝統を破壊するという目的があるなら、なおのことその根拠を出していただく必要がある。

 この二階の発言に対して安倍総理は、8日この問題を含む皇室の問題について記者会見をされたそうだ。読売新聞にその記事があった。
 『天皇陛下が「生前退位」の意向を示唆されたことについて、「今回は天皇陛下が国民に向けて発言されたことを重く受け止めている。国民からこの問題に対応すべきだという意見が多数ある中で検討しなければならない」と語った。女性・女系天皇の容認や女性宮家創設などの検討を先送りし、生前退位の問題を優先して検討する考えを示したものだ。』

 先送りの意向があるとして発言としての報道がない、二階の目論見に答える気がないのか?
 まだ何も考えていないのかよく解らないままである。政府の立場は、今年の3月に国連女性部会に抗議をした姿勢から変わっているはずがないのは同じ総理が引き続き政権運営を担っていることから確かな事であると云えますね。しかし、その間こういう問題について閣議を開くという事があったのかどうかも知りませんね。
 いったい二階はどのような立場で問題を蒸し返すことをしたのだろう?
 何も解っていないのに問題にするのは見識を疑われることになりませんか。彼は、かなり偏向した考えの持ち主である。自民党幹事長に相応しいのか考えてみる必要がありますね。

投稿: 旗 | 2016年9月 8日 (木) 23時45分

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