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2016年12月 9日 (金)

陛下ご譲位についてなど

 石破 茂です。

 天皇陛下のご譲位の件について、時間のある時に懸命に考えてはみるのですが、当然のことながらなかなか自分なりの解が見いだせないままに呻吟の日々が続いています。有識者会議の意見も一通り目を通していますが、本当にこの問題は難しいですね。

 この件で、ある方と議論をしていて、憲法学の泰斗・宮沢俊義東大教授の「天皇ロボット論」なるものが存在したことを初めて知りました。
 私たちが学生であった頃(1975年~)、スタンダードな憲法の教科書は「憲法Ⅱ新版」(法律学全集4巻 有斐閣 1971年)でしたが、そこにそのような記述はありませんでした。同教授がこの説を唱えたのは逝去する年、1976年の「全訂日本国憲法」(日本評論社)においてなので、知らなかったのも無理はないのですが、「(天皇は)なんらの実質的な権力を持たず、ただ内閣の指示に従って機械的に『めくら判』を押すだけのロボット的存在」(同書74頁)との指摘は「ロボット的」というどぎつい表現が不敬かつ刺激的ではあるものの、立法者(形式的には日本国民であるが、実際はGHQ)の意図は実際そこにあったと思われます。

 「象徴」の本質は、陛下に対する国民の心からの尊敬である、と私は思っています。一切の私心を持たれず、すべての国民にこの上ない慈愛のお心をもって接せられ、お祈り下さっている天皇陛下であられるからこそ、国民は心から尊敬しているのであって、憲法に定められた国事行為のみを機械的に行われる存在であったとしたら誰もこのような念を持たないに相違ありません。誰が「ロボット」を尊敬するというのか。普通の人間には絶対に為し得ないことを陛下はなさっておられるのであり、そのことへの畏れの気持ち無くしてこの問題を語ってはならないのではないでしょうか。

 宮沢教授は退位について「天皇はその志望により国会の承認を経て退位することを認める」とも述べていますが(「皇室典範に関して」1946年7月)、連綿と続いてきた日本国における天皇陛下のご存在を、無理に日本国憲法と整合させてしまったことの限界をつくづくと感じます。
 冒頭申し述べましたように、結論めいたものは未だ見いだせておりませんが、週末何とか時間を作って「いまこそ考える 皇室と日本人の運命」(文芸春秋SPECIAL 2017冬)などを精読し、考えを少しでも整理したいと思っています。皆様のお考えをお聞かせいただければ幸いです。

 6日火曜日は長野市において故・小坂憲次 元文部科学大臣の自民党・小坂憲次後援会・小坂家による合同葬が執り行われ、葬儀委員長を務めました。4千人に近い方々が参列され、小坂先生がいかに多くの方々に敬愛されていたかを改めて認識いたしました。
 御霊の安らかならんことを希いますとともに、ご家族のご平安を心よりお祈り申し上げます。

 週末は、10日土曜日が自民党稲城支部「稲城未来塾」冬季研修会で講演と懇親会(午後2時・東京南農協稲城支店・稲城市東長沼)、よみうりランドの最近の取り組みにつき現地見学(午後3時半・よみうりランド)、TBS「時事放談」収録(午後6時半・TBS)。
 11日日曜日は「時事放談」出演(午前6時・TBS系列・収録)、鳥取市河原町公民館竣工祝賀会(正午・鳥取市河原町)、鳥取大学学長他との昼食会・「2016GGJエキスポ西日本第一ブロック共同シンポジウムで講演(午後1時・鳥取大学鳥取キャンパス)、JA鳥取中央役職員との懇談会・意見交換会(午後3時・倉吉市内)、自民党鳥取県連常任総務会・懇談会(午後6時半・ホテルモナーク鳥取)という日程です。

 今年も余すところあと3週間となりました。今週後半から急に寒さが戻り、体調が今一つ思わしくありません。
 皆様ご健勝にてご多忙な年の瀬をお過ごしくださいませ。


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コメント

石破さん、こんにちは
天皇陛下は、仕事が多過ぎると思います。昭和天皇の時以上に、今、さらに仕事が増えています。書面で代読してもいいのではと思うような仕事でも出かけられることについて、宮内庁は一体どの様に捉えているのだろうと思ってしまいます。またさらに全体的に他の皇族の方々の仕事も増えています。お立場上、仕方がないにしろもっと皇族の仕事を減らすべきです。
かつて明治維新以前は、天皇が譲位したこともあったのですから、今の天皇が譲位されても良いのではないか、これにより皇室制度が揺らぐということはないと思います。オランダのベアトリックス女王も退位されました。各国の王室と比べると、日本の皇室は気品も高くとても素朴で真面目で丁寧です。周りの人々が騒ぐから余計に問題を複雑化しているのだと思います。一応、今の天皇陛下の御年齢をもって、定年の御年齢の基準と規定したらいかがでしょう。その後は普通の皇室として、東宮御所に住まわれ、皇太子と交代されればいいように思います。三笠宮様のように100歳まで御長寿していただければと思います。

投稿: ホトトギス | 2016年12月 9日 (金) 19時05分

 やはり、天皇に対する尊敬があり、そういった存在が自分たちの象徴であることへの誇らしい気持ちがあります。ここは、特別法での譲位が自分には、一番、しっくりきます。摂政や憲法改正は、違うように思います。現状の法律よりも、国民感情を中心にして対応してよい問題と思います。

投稿: 社会保障から経済成長?! | 2016年12月 9日 (金) 20時08分

お疲れさまです~

投稿: mr | 2016年12月 9日 (金) 20時25分

石破先生、背広の下に薄いチョッキをお召しになったり、ズボン下をはいたり、防寒対策されてくださいませ。ちなみにユニクロのは安価でよいです。失礼ながらおじさんですので、おじさんスタイルでもおかしくありません。健康チェック、血液検査、尿検査されて、血圧もお測りになって健康にお仕事されてくださいませ。
天皇陛下はロボットではありません。印を押すだけ、としか捉えられない学者先生の知識の限界を感じます。
韓国の大統領、あの人こそまさにロボットです。

投稿: 寒椿 | 2016年12月 9日 (金) 21時16分

石破閣下

お疲れ様です。

 ポンコツモデラーのポンコツ意見です。
陛下の退位に関する議論には、憲法を専攻した私としては違和感があります。陛下は日本国民と不二一体の存在であり、憲法典規範の類に収めきれないことは、憲法の第1章の象徴で十分に認識されるべきであり、言い尽くされてしかるべきです。わが国の憲法に国旗、国家を定める条文が無く、それは陛下が国体(国の根源)であるからです。このことの意義を文言にしないのは神道的ですが。(言葉にしては議論が愚論になるからか?)
 陛下と日本国民は繰り返すのですが不二一体です。陛下が日本国民を育て、また日本国民が陛下を生み出すのです。今上陛下のお言葉を自己流に解すると、このことを日本国民に投げかけられたのではないでしょうか?今私たち日本国民は今上陛下の今までの慈愛にみちたお心に抱かれてきた幸福のご恩を胸に、日つくおわす継ぐ成る陛下を全国民の真心にて、お迎えを誓うのが(陛下は自然と陛下になるのではなく陛下と日本国民の不断の努力により)まずは第一。それゆえ、制度で語るのではなく、また陛下が重なる時期があろうとも、日本と国民のいっそうの繁栄(陛下が望まれる)が生み出されるようになるはずです。天皇制とはこころの無い言葉ですがまさにその機能を果たされるべきものです。制度の目的を条文の一に挙げるのが法律文です。以下にはその目的をどのように実施するかの措置を記していくものです。陛下のお言葉はこの目的に目覚めることを念じてのことではないでしょうか?責任を自覚して頂いている政治家の皆様には、継ぐ成る陛下をこころよりお迎えするよう自然な気運で働きかけられていただきたいと思います。法令上の問題点は本質を捉えきれないと考えます。矛盾だらけだからです。乱文・乱筆お許しください。

投稿: 野村嘉則 | 2016年12月10日 (土) 07時41分

政治利用はあるかもしれません。それでも2676年という歴史の重みは明治以降の150年弱とは比べるべくもないように思います。①摂政②特別措置法③皇室典範改正のどれに決まろうとも平成の世を生きる国民の一人として支持します。

投稿: kktf | 2016年12月10日 (土) 08時04分

友人との話の中で天皇陛下が天皇を演じているか否か、つまりめくら判を押すだけのロボットか否かという激論になりました。もしロボットだとしてもあれだけの長い間、常に国民や被災者に寄り添うだけでなく、演じる事が出来るだろうか、政治的な発言や陛下自身の考えもあるであろうが其れを言わない、又は言えない事は大変に辛いし其れを貫き通すのは何大抵の事ではないと反論した。テレビの前だけとか有権者の前だけならその振りをして国民を騙す事も出来よう。しかし関東大震災以前から被災地を訪れ、国民を励ます姿は本物と言わざるを得ない。天皇万歳で死んでいった軍国主義が悪いという洗脳教育のお陰で天皇陛下の真実の姿が見えなくなっている人がいる。若い頃は天皇陛下の行動を見る事無く、そういう教育の影響もあってか天皇制否定やそういう思想を読んだ事はある。しかし天皇陛下の行動や言葉を聞いてどうしてもそうは思えなかった。そう思って疑い洗脳されていた自らを恥じるしか出来なかったのだ。それこそ神社に行って侘びた者だ。間違っていたと言わざるを得ない。だから天皇陛下を利用する小沢や批判する韓国の李は許す訳にはいかないし譲る事の出来ない部分だ。馬鹿だの言われようと誇りの問題である。

投稿: 忍者 | 2016年12月10日 (土) 08時26分

石破先生こんにちは!

IR法案について、自民党内でも一部誤解があるようで…。
「カジノ法案の性急な採決???」
某参議院議員らしいですが。

私も国民のひとりなので、僭越ながら言わせてもらいます。

いったい3年間何をやっていたんだ!

棚ざらしで、まともに審議もしてくれない。
勝手に選挙はじめておいて廃案!
こっちはさんざん待っているんです!
民主党!政権与党時代に審議をきちんとやらないでおいて、いまさらなんなんだ!

軽々しく「カジノ法案」と言うな!
今、採決しようとている法案は「カジノ法案本法」ではなくて「カジノ推進法案」です。
実施法は、これから1年くらいを目途に審議されて作られるものです。

国民の理解、習熟度を見計らって、2段構えの法律になっているんです!

いくらなんでも、マスコミおかしい!
民放…既存のギャンブルから広告料収入をたんまりもらっているから、報道に色がつく。
新聞各紙…既存のギャンブルから広告料収入をたんまりもらっているから、報道に色がつく。

各種ギャンブルで社杯争奪させて記事書いて新聞売って部数争い。
社説ではギャンブルは悪だとネガティブキャンペーン。

まともなのは、受信料でやってるNHKだけ?
いや、これもなぜかおかしい。

われわれが望んでいるのは、きちんとした法整備!
まずは推進法案を通してから、きっちり1年間使って、大好きな議論をして、本法の法整備をお願いします!

まあ、いきなり参議院に上げられて、某議員さん、読むヒマなかったのだと拝察します。

3年間何していたんでしょうか!
つっこむならそっちだと思います。

自由民主党、宜しくお願いします!

投稿: かつしんじろう | 2016年12月10日 (土) 09時58分

石破先生おかげんはいかがでしょうか🐤
甘酒など召し上がってみてください🍵
チョコレートも元気でますよ🍫
天皇陛下のご体調も心配です。
皇后陛下も心配です。
冬休みをとっていただきたいです🎄

投稿: キイロイトリ | 2016年12月10日 (土) 12時18分

   1/2 ≪保守とはどんな構えか?‥中庸≫
生前退位の問題も、その視座を「日本的正義が示す解はなにか?」、更に「保守が示す解は?」に据えれば、自ずから「天皇陛下も人間なり。天が与え給もうた人権もある」など基部の方向性が見えてくると思っています。愚見では、「保守」の核心に中庸の理念を据えれば、「大山は動かず。然し、動いている」を実践できる。その観点では、戦後七十年以上に亘って憲法の一言一句も変えなかった嘗ての自民党も「真正の保守ではない。中庸の心得もない」。憲法の平和精神をドブに捨て解釈変更に暴走した今の安倍Monkey自民党は‥以下省略。
神社本庁や日本会議など右端に潜んでいる宗教系の「黴の生えた古いお頭の幹部」や「街頭で騒ぐ無鉄砲の玉」が唱える保守も、明らかに「似非保守、保守未満」だ!キッパリ!

①引用【結論めいたものは未だ見いだせておりませんが‥】 
⇒これには石破さんには珍しく呻吟しておられる姿が目に浮かぶようです‥、が、生前退位の問題は憲法が全く想定していないのですから、石破さんが途惑われるのも当然でしょうね。
浅学にして「天皇ロボット論」は直近の水月会会合でのご発言で初めて認識しました。天皇の人としての有機性や複雑さを残した優れた「天皇機関説」から、それらを全て取り去り「無機と短絡」を注射すると出来上がる愚論と断じるべきでしょうね。その根拠の一つは、その論を吐いた宮澤某は、憲法学者として【学説が変節を繰り返した(変節の軌跡:新憲法下の天皇も君主だ→君主の地位をもたない→天皇はただの公務員→機械的に『めくら判』を押すロボット的存在) wiki: https://goo.gl/cW1Xfo 】らしい。其処に象徴の認識はない。人は虎変も豹変も時機に革面もする生き物だが、然し、此処で着目し特筆するべきは、宮澤が「保守の極みたる憲法」の研究者でありながら、日本には伝統文化の貴重な存在である「天皇」に関する考えをころころと変えた点にある。本人の想いは兎も角として、信念がない。浮き草のように右往左往し漂っている。
そんな浮き草に呻吟させられておられる真摯が痛ましい(哀笑)。

投稿: 小倉摯門 | 2016年12月10日 (土) 12時36分

   2/2 ≪保守とはどんな構えか?‥中庸≫
②引用【(宮澤が)連綿と続いてきた日本国における天皇陛下のご存在を、無理に日本国憲法と整合させてしまったことの限界をつくづくと感じている】
この部分は浅学の私にはご趣旨が十全に読み解けないが(ぺこり)、仮に石破さんが宮澤に対し批判的に立っておられるのなら、その言葉は寛容さを残す“限界”ではなく“不整合or変節”になるだろう。
因みに、安倍Monkeyが招集したあの有識者らのうち「右側に傾いだほゞ半数」は、憲法に想定がないことを奇貨として、戦後のどさくさに紛れて制定された皇室典範を金科玉条として、己の見解をその皇室典範の「どさくさ規定」に“整合させて仕舞っている”。
逆に、仮に肯定的に受け取っておられるなら、【連綿と続いてきた日本国における天皇陛下のご存在】も、大山の如く変わって来たし変わるべきだと思います。生前退位の規定は「憲法の穴を埋める」ものに他ならない。神であった天皇を人間として位置付けるものになる。

③引用【「象徴」の本質は陛下に対する国民の心からの尊敬である】は原則論として完全に同意しつつも、然し、【普通の人間には絶対に為し得ないことをなさっておられる】と形容できる天皇は、今上天皇陛下に限定し特定するべきでしょうね。今は見も知らぬ、影も形もない「将来の天皇」がその形容に値するかは誰にも判らない。真に神のみぞ知る。
カジノに准えれば「サイコロの目が悪く出た」で済む話ではないw。

投稿: 小倉摯門 | 2016年12月10日 (土) 12時38分

〉普通の人間には絶対に為し得ないことを陛下はなさっておられるのであり、そのことへの畏れの気持ち無くしてこの問題を語ってはならないのではないでしょうか。

その認識があるのであれば、高齢に伴い「普通の人間には絶対に為し得ないこと」をするのが困難になっていることに配慮すべきでしょうね。

有識者会議とやらで出ている「天皇は存在していればいいのだ」という意見は、ロボット論より酷いのではないでしょうか。

自民党は嫌う考え方でしょうが、日本国憲法の日本に生きている以上、天皇陛下も「個人として尊重される」べきです。

無理があるのは天皇制を組み込んだ日本国憲法ではなく、皇室の伝統を無理矢理ねじ曲げようとしている自民党、「保守」の方でしょう。

投稿: 一市民 | 2016年12月10日 (土) 13時57分

     ≪戦略、作戦、下策≫
IIJ鈴木幸一さん【トランプ流選挙がこれからの模範になる https://goo.gl/kj8QxS 今回のトランプ氏の戦略は、将来の選挙戦の教科書となるようなもの‥】
⇒経世済民の政治に命を掛ける真摯な政治家ならぬ、「選挙で勝つことにのみ命を賭けている政治屋」向けの“マニュアルの選挙編”には既に載っているかもですね。
日本でも数年前からポピュリスト政治が庶民大衆を釣り上げて支持率を上げ、議席数を増やしていますからね。
然し、永い目で診れば、裏切られた支持者の怒りが爆発するから、結局はポピュリズムの効き目を喪う。支持も喪う、議席も喪う(筈だ!と付け加えなければならない現状が哀しいw)。
市民向けの教科書にはトランプやAMは、裏切り者として、永く載るだろう。無惨な政治の教訓として永く語り継がれるだろう。

(長い蛇の足)鈴木さんの言葉使いとは言え、トランプのこの程度の選挙技法を「戦略」と呼ぶのは明らかに間違いだと思いますね。本来の戦略とは、経営のトップの座に相応しい資質の者が広深永な見識と最高度の覚悟を持って策定し推進に当たるものだから、軽輩が選挙戦で繰り出すのは「戦術の下、有態には作戦、下策」のレベルに過ぎないと思う。トランプの勝利で世界中が戸惑い右往左往している原因は、トランプの「国家“戦略”が何処にあるのか?」が診えていないことにあるのだろう。寧ろ、トランプ帝国の戦略はあっても、「米国の国家戦略があるのか?」かな?今、大急ぎで策定中かな?まあ、就任後の蜜月期間中には本性を露わすでしょう。虎変豹変の可能性もある。

投稿: 小倉摯門 | 2016年12月10日 (土) 17時19分

特例法で退位できるようにしようという方向にあるようだが、陛下は憲法に反することはできないと考えておられる。皇位の継承は皇室典範の定めによるという憲法の規定に反するやり方であると陛下が判断されれば、特例法による退位をされることはないと思う。陛下の気持ちを思うと安倍内閣は許せない。

投稿: matsuda shouichi | 2016年12月10日 (土) 20時51分

▅▀▅▀メイ首相声明▀▅▀▅
英国のメイ首相は、10月の演説で、以下の主旨のBrexit
肯定発言をしました。

・金融危機後の最大犠牲者は富裕層ではなく、一般労働
者階級および中流層であり、社会発展貢献に努力してき
た彼らには、不公平感がある。移民難民が、この原因で
ある。これは問題で、努力した成果への報酬を実感でき
る機会均等社会の実現を目指す。その必要条件として移
民制限は必要である。

・移民難民が困窮の原因だと感じてナショナリズムを再
認識する庶民を理解せず、偽善メディアと政治家は、逆
にそう感じる方が異常とし、偏見かつ上から目線で、ナ
ショナリズムを偏狭で悪で不快だとレッテル貼りし、
Brexit賛成派を馬鹿にしてきた。結果、一般庶民と、メ
ディアおよび政界との分断が生じた。

・メディアは地球市民リベラル絶対主義者であり、自分
と異なる主張に対し非寛容である。よって、メディアは
Brexitで動揺、混乱をしたが、それを拒絶した。このリ
ベラル支配は全世界的傾向で、日米欧のメディアは同じ
論調である。

・Brexitは静かな反グローバリズム革命であり、さらな
る飛躍のための体制再構築作業開始と解釈できる。

このメイ首相の発言は、ナショナリズム表明であり、こ
れとBrexitは、グローバリズム新自由主義見直しの兆し
の始まりです。産業革命などの歴史な相転移的変化の始
まりは英国なので、この潮流は世界的なものになります。
それにもかかわらず、移民指向政策やTPP批准で周回遅れ
のグローバル化新自由主義政策を模索する現政権には、
疑義ありです。なお、この手の社会的政治的相転移現象
の最後尾はいつも日本です。

投稿: 観測者 | 2016年12月10日 (土) 22時53分

「天皇ロボット論」とはまた随分な理屈を持ち出されたものです。
三権の長をはじめ全ての議員、官僚(公務員)は、憲法と法律に従い公権を行使するのが定めであって、そこに私心や私欲を持ち込んではならないはずです。
同様に天皇陛下も憲法と法律に従う立場に変わりなく、それをロボットと揶揄するのは間違いです。
天皇は、選挙で選ばれる地位でもなければ、実力で勝ち上がる職位でもありません。その点について理解が理解が不足していると、申し上げざるを得ません。

投稿: たこねえ | 2016年12月10日 (土) 23時10分

カジノを日本に作るのに、なぜ国会審議が必要なのでしょうか
パチンコみたいに三店方式であればすぐに出来るでしょうに

投稿: いちろう | 2016年12月10日 (土) 23時35分

石破殿
初めまして、盛田英夫と申します。
私の家系は、祖父母の時代から陛下を尊敬し、国家を愛し誇りを持って、生かさせて頂いております。
この度の陛下のお言葉を頂戴し、私と89歳になる母が感じた事は、
ご譲位そのもののお話しだけでは無く、我が国の未来について重要である、日本国憲法の改正、我が国独自の世界に誇れる日本国憲法を制定し、陰ながら世界を平和に導く事がお望みではないかと思います。
また、石破殿のおっしゃるとおり、皇室典範と無理な整合性を持たせるのでは無く、新たな方向性を見出すことも望まれているように思います。
憲法改正等に伴い、陛下の御朱印を頂戴して、ご譲位というお運びを、早急に対応して頂き、明るい日本国の未来を何卒よろしくお願い申し上げます。
安倍総理をはじめ、石破殿を陰ながら応援致しております、体調にご留意され、早く我が国、国民に平安をよろしくお願い致します。
お話ししたき事、有りすぎて思ったように書くことが、出来なかったご無礼をお許し下さい。

投稿: 盛田英夫 | 2016年12月11日 (日) 00時13分

政治は良くも悪くも国民の意識に影響を及ぼす。日本は議会制民主主義なので独裁的な政治を行い難いがそのかわり、様々な意見や反論を聞いて政治に生かす事が可能だ。成田空港での反対運動や高江反対運動を見ても明らかに国防と反対派主張が釣合わないにも関わらず、声を流し少なからず対応するのは柔軟さと最後まで何かしらの反映は無い訳では無いという可能性を含みながら進行している。米国二大政党制はもっと雑な感じで対応も粗い、ザックリこっちの主張、あっちの主張はこっちねと言う具合に両陣営バックリ分かれる。日本の方が複雑化し諸問題も長期化する印象があるが出来上がった物を見ると中々悪くない事が少なくない。批判が多いと混乱している様にも見えたり、中々前に進まない印象もあるが結果は修正する姿勢さえあれば良い物が結果として完成する。それは日本製品にも表れていて日本の消費者と言うのは世界でも一番煩い顧客らしくて文句は散々言われるがそれだけに出来上がる製品は良いものが多い。競争と顧客からのクレームが良い製品を作り上げる。本質から外れると面倒になり十羽一絡げで蹴り飛ばしたくなるが忍耐と日本人思考が足りないのだろうが下らない事を永遠と聞かされるのは大変苦痛だが政治家は国会でそれをしている。眠れば写真を撮られ税金泥棒と揶揄されるしイラついて野党に噛み付けばここぞとばかりに揚げ足を取ってくる。産経と読売は安倍の番犬の様な記事があったが沖縄新報とタイムスは翁長の番犬なのは言う迄も無いが中国共産党の番犬では余計マズイ。共産党議員を国費で飼いならしているのは無駄にも思うが中国や北朝鮮、その他の地域の代弁を聞いて良い日本が出来上がれば良いかもしれないがそこの整合性を検証している人は果たしているのだろうか?無駄に存続させて置くほうが国益に適うのか?それとも存続させた事で国益が過去にどれだけ損なわれたのか検証でもして貰いたいが検証結果がまともに出来た存続出来無いのではないかと思うし、それだけでも本が書けそうである。

投稿: 忍者 | 2016年12月11日 (日) 06時51分

オバマ大統領がイランとの核合意で裏切られたと不信感を抱き、サウジVSイラン抗争激化が心配されたが今回、原油協調減産に合意し減産が決まったようだ。石油だけでなく、天然ガス、資源国の国々の価格が下り財政的にも相当苦しくなった事でダブついた原油に方向性が出た事は歓迎出来る。それを反映してかNYダウも上昇している。一時はイランは外国からの資金流入と原油増産で経済を立て直したい為に減産には合意出来無いだろうと思っていたが歩み寄りを見せた様で市場も歓迎した格好だ。中国経済は失速したが米国の明確な政策が無いにも関わらず、期待先行で株価が上昇しているが未だどうなるか分らない水物なので政策が発表されるに従い、乱高下、精査、方向待ちを繰り返しそうだ。しかし大統領が就任する前からこれだけ注目を集めた事があっただろうか?!クリントン政権でも経済に対する期待が大きかったが94年は失敗し95年辺りからしか結果が伴わなかった。エコノミックアニマルと言われながら好景気の米国は凄かったが日本に居なかったのは幸いだった。その頃の日本は阪神淡路震災にサリン事件に自殺者3万人突破と暗いデフレマインド突入モードだったので伝染せずに難を逃れた。世界が不透明な中、欧州でも極右政党が勝つかどうか注目が集まっているが世界中が左に行き過ぎた感がある。極右政党が勝つ事により、中道から左辺りに落ち着くのだろう。交渉は何時も極端に吹っかけておいて調整して丁度良い位なのでトランプもそうならざるを得ないだろう。

投稿: 忍者 | 2016年12月11日 (日) 07時28分

パククネさん…

パククネさんが失脚すると、パククネ政権で交わされた条約が破棄されるおそれがある…って情報番組が言っています。

すでに日本は着手している案件(韓国は疑問ですが)のキャンセル料は賠償とかして貰えるんでしょうか…

投稿: まな | 2016年12月11日 (日) 08時28分

カジノ法案…

「関口宏のサンデーモーニング」で
コメンテーターがギャンブル依存症について力説してました…
だったら、コメンテーターの皆さんで『パチンコ店廃絶運動』を先導してください。
今ある依存症の根源はここにあるんだから…
一情報番組で好き勝手言っているより、本当に日本を思っているなら、コメンテーターの皆さんは発言力もあるし影響力もある…
イロイロなギャンブルが身近で敷居が低いより、特定の場所にわざわざ行かなければならないほうが、行ける人は限られる…

日本国民全員がディズニーランドやユニバーサルスタジオ、海外旅行に行っている訳ではない!国内旅行や日帰り旅行さえ行っている訳ではない。

投稿: まな | 2016年12月11日 (日) 08時48分

『関口宏のサンデーモーニング』…

コメンテーターの話の中で、
サービス業って第3次産業っていうんですか?
『サービス業に従事する人が7割?になって来ているので、カジノ問題は、さておいて観光による国策を考える時期にきている』
『ギャンブルによる観光ではなく、アニメや技術、歴史など、今 観光目的となっている日本の特色にもっと磨きをかける…』
って言うのは、まぁ いいかなぁって思いました。

外国の観光客の目的をみると…
桜、紅葉、雪、温泉、日本食、アニメ、伝統技術、最新技術、京都など歴史的日本建築、日本的サービス

シンガポールを見本に国策を観光にするなら、
林業・農業・漁業はすべての観光の根源と考え、観光の土台に据える。
林業/手入れされた杉林の静寂…トレッキングをしたら心が洗われます。桜、紅葉、雪…
農業・漁業/日本食、フルーツ刈(近くの農園にロシア人が苺刈にきます)
昔ながらの日本的生活が普通にできれば、それ自体が魅力的な日本…

目を覚まそう

投稿: まな | 2016年12月11日 (日) 10時00分

都議会…

罵声、怒号のなか小池さんの質疑応答がなされています…
初日は、自民党の先制攻撃に副知事がサポートにでたり、知事のピンチに協力的で画面的には、意思疎通が上手く行っている いい感じが出てました。
2日目は、対策ができている感が漂う、これまたい感じでした。

豊洲、オリンピック…東京が良くなれば日本の景気も見える形で上向くかも…みんな、がんばって!

投稿: まな | 2016年12月11日 (日) 10時50分

石破様こんにちは。天皇陛下が内閣や国会の上で目を光らせていることには意義があると思います。形式的に国会や内閣で決まったことに判を押すように見えながら、監督者として最終的に同意する役割を果たされていることは大変意義があるように感じます。人は、自分の上に誰かが見張っていないと堕落しやすいので、天皇陛下という存在がおられれば時の首相も緊張感をもって任務に着けるものと考えられます。これからも国家の成り行きに目を光らせる監視役としての天皇陛下の役割に期待したいと思います。

投稿: hitomugi | 2016年12月11日 (日) 12時23分

福島県神社仏閣が大変…

お稲荷さんの狐の像を破壊した韓国人男性35歳が逮捕された。今年に入ってから福島各地の神社仏閣で100体以上が被害に会っていて関連を捜査するとか…

日本は不法投棄の場所に小さな鳥居を立てると不法投棄する人がなくなるって話しを聞いた事があります。
日本人は無宗教のようで八百萬の神や仏、キリストからエケコまでそれぞれに畏敬の気持ちを持ってあたっている。

神社や寺院に行って狛犬や仏像をぶち壊すなんて、とても出来ない。
感性の違いを感じますね。

投稿: まな | 2016年12月11日 (日) 19時08分

那覇航空フェスタがありましたが今年は女性が目立つ感じがします。女性パイロット育成が効いたのでしょうか?まさかね、でも女性隊員だけでなく、観客も女性が増え、母子家庭風の男性無し何て人もいて、数年前はおっさんばっかりだったのにねぇ~一昔前はムサイおっさんしか居なかったのに最近は望遠レンズ片手に無線聞いてる女性がいると恐れ入りました!それも400か500mm望遠レンズですよ!百数十万しますからね。稲田大臣効果か?兎に角、時代が変りましたねぇ~隊員も又来て下さいねぇ~笑顔で!昔は怖かったけどね。いやいや、変るもんです。

投稿: 忍者 | 2016年12月11日 (日) 19時53分

石破さま

お体の具合があまり良くないそうで…。
寒い日々が続きますから、どうぞ、お身体を冷やされませんように。
山陰の冬は雷が多くなりますが、先日もたくさん雷が鳴りました。
あ、石破さまには、雷は応援の声でもありますね(^_^)
お忙しいと思いますが、どうぞ、くれぐれもお体にお気をつけてお過ごしくださいませ。

投稿: uru | 2016年12月11日 (日) 20時50分

【女性の地位の向上が失敗したように見える件が続いた2016年】

 ブラジル史上初の女性大統領が失職したのは、今年の9月である。事情の違いはある弾劾手続きの果てに失職した。
 韓国のそれは、今弾劾手続きが決定した状態であり職務停止になったという状態である。裁判の結果は先の事であるが、ブラジルの大統領と同じ結果になるような気がする。
 そして米国では史上初の女性大統領が誕生するかもわからなかったが、その結果も残念なことになった。これらは、女性であるが故の原因ではないと思う。その個々の資質に能力の未熟な点があったり、当人が行った過去の政治的な判断に間違いがあったことが明らかになったことが原因とされるのだと思います。しかし、現職大統領に向けられた弾劾手続きの発効が2件も続けば、女性ゆえに適任ではなかったと勘違いする人も出てくる可能性はあります。そういう誤解が広がれば女性の地位向上の点から見れば足を引っ張る方向に作用しているように思われますね。
我が国では東京都知事が、健闘しておられる。女性の政治家の地位に不安はないという事が小池都知事の健闘で証明されるのだと思います。

 個人の資質の問題なのだという理解が広がるように願いたいものだ。それにしても、しっかりした考えを持つ女性は増えてきているのだから、活躍の場を広げて出てきていただきたいものである。ブラジル韓国米国の3人の女性政治家はなんで失敗したのかについて分析しておくことも大事なことだと思いますね。同じ間違いを繰り返さないことが肝要である。

 政治家は同じ間違いを何度も繰り返すという事がある。世の中がよくならない原因のほとんどがこれではないかと思います。学習能力が高いことを、証明することが女性に求められるのではありませんか。頑張っていただきたいものだ。戦争のない社会の構築は女性の持つ能力にかかっているのかもわかりません。期待したいです。

 女性の閣僚が3分の一以上を占める内閣が実現すれば印象が大きく変わるだろうと思いますね。
 能力を生かすのはやはり、個人の資質にあると思います。口から出まかせであってはならないと思いますね。
 例えば、党首討論の場で、当人が反論できないことをいい事に公明党の山口代表がキューバでカジノを見てきた等と口から出まかせを平気で口にするような姿勢というのは問題になりますね。自分で調べたのかという事ですね。秘書に調べさせたとしても確認を自分が取ったのかという事でもある。無責任であってはいけないという事だ。あるいは手を抜いてはいけないという事だ。
 こういうことは男の政治家であってもいい加減な出鱈目を言う信用がならん奴という評価が出来上がってしまう重大な問題である。
 物事の進め方とか事実の確認の姿勢は政治家の個性ですね。そういうものに真摯であっていただきたいものだ。

 蓮舫氏は実にいい加減で信用の成らん嘘つきである。民進党は代表選挙をやり直したらどうか?
 既に国民から相手にされていないような気がする。女性の地位も蓮舫氏の登場で坂道を転げ出す勢いがついているようだ。あらゆる意味で最悪の人選だと思いますね。残念な人である。

投稿: 旗 | 2016年12月11日 (日) 21時47分

   続編≪戦略、作戦‥鋏も下策も使い様≫
トランプ次期大統領が選挙期間中に採用した「ポピュリズム作戦、暴言戦術」は、前記の通り下策と言えるものだと確信していますが、肝心の目標や目的を達成するためには、一時的にかつ便宜的にその下策を採ることも厭わない逞しさが必要なのかも知れません。
直截に言えば、「ポスト安倍」を襲う目標を掲げておられる石破さんにも、その目標を達成するためには、【一時的にかつ便宜的にその下策を採ることも厭わない逞しさが必要なのかも知れません】‥と言う以上に、「欠かせないのだと思います」。
まあ、これは外野の軽口や思い付きの域は出ないのですが、安倍Monkeyの嘘とポピュリズム政策に釣り上げられている庶民大衆の所為で支持率が高止まりしている現状や、日本に残された短い時間が刻々とドブに捨てられている現実に着目すれば、その不可欠を痛切に深刻に感じる。

まあ、石破さんには極めて難しい試練であるのは間違いがないが、然し、それは一時的にかつ便宜的な選挙戦術であって、それは「ポスト安倍」に名乗りを上げた段階で、その裏側に貼り付いている「(政策パッケージならぬ)戦術パッケージ」なのかも知れませんw。
その戦術作戦が効き目を発揮すれば、先ずは国民レベルで潮目が変わり、続いて安倍Monkey軍団に屈膝していた自民党議員連中の尻にも火が点くだろう。これぞ好循環!
目出度く「石破総理大臣」誕生となれば、大人(たいじん)君子の常の如く虎変豹変すれば済む。虎変豹変なら事態が改善されるのだから、一定の説明をすれば庶民大衆も文句を鳴らすこともなく納得し、明日の日本に期待するだろう。
以上、予ての私の喩えで言えば、「生真面目で精緻なメス作業ではなく、時機に応じて、やゝ乱暴でも猿の壁を突破する鉈釿仕事を!」でしょうか?(ニッコリ)

投稿: 小倉摯門 | 2016年12月11日 (日) 21時53分

▅▀▅▀新自由主義社会アメリカ▀▅▀▅
グローバル化と新自由主義の最先端のアメリカは、現在、
以下のような苦境に立っています。

・所得格差
レーガン政権以降、新自由主義政策で経済成長したが、
上位所得者の所得のみ上昇し、賃金平均は変わらなかっ
た。そのため、70年代に上位1%の所得の対全所得比が
10%だったのが、現在それが20%以上となり(上位10%に関
しては50%以上)、過去最大格差の1929年と同じ水準にあ
る。

・資産格差
上位1%の資産が下位90%の資産合計以上あり、上位10%の
資産の対全資産比が70%以上である。

・アメリカンドリーム達成困難
21世紀の資本によると、長期的には、
資本収益率(資本利益増加率)>経済成長率(所得増加率)
となり、過小再分配の新自由主義下では、資産格差拡大
が進行する。また、資産は相続される。よって、家の資
産の差は、その家の子の社会的出発点の不均等をもたら
す。例えば、ウォルマート創業家の子供達は、相続資産
が約15兆円もあり、一般庶民出身者との差が尋常ではな
い。このように、機会均等ではなくなり、アメリカンド
リーム達成は、より困難となった。機会均等の崩壊は、
教育に顕著に出ている。つまり、アメリカの大学教育費
は数千万円にもなり、庶民は教育ローンそ使用せざるを
得なく、卒業時の出発点での莫大な負債の庶民と富裕層
子弟の機会均等は、消失している。その上、若年層失業
率10%以上のアメリカでは、負債あり就職なしの悲惨な庶
民子弟も多数いる。(奨学金の本来の意味は給付型であり、
日本での奨学金は教育ローンである。)結果、かつてのよ
うな教育による格差縮小は、望み薄となった。

・健康問題
レーガン以降の新自由主義政策の医療製薬分野での規制
緩和で、アメリカの医療費は高騰し、国民一人当たりの
医療費支出は4780ドル(約50万円)で、非常に高い。これ
は平均値なので、中央値はもっと低く、低レベルの医療
サービスしか受けられない国民が多数いる。そのため、
アメリカ人の健康寿命は69.1歳で、世界36位、先進国最
下位である。また、死亡率が今年上昇した。その原因は、
薬物乱用、アルコール中毒、自殺の増加である。なお、
国直下の保険制度ではなく、国民が民間保険に全員加入
するものであるオバマケアの法案文書は、官僚ではなく
保険会社側が作成し、分厚く全文読破困難である。この
点でオバマケアは、数千ページの条文のTPPが、グローバ
ル資本に有利であること類似している。ちなみに、日本
の国民一人当たりの医療費支出は627ドル、健康寿命は
74.9歳(世界一位)である。

以上のように、アメリカは新自由主義政策のため困窮し
ています。それなのに日本では、安い労働力としての移
民受け入れ願望を持ち、「日本がアメリカの51番目の州
になれば、日本人のアメリカ大統領も可能」と夢見る乙
女チックな議員もいる、新自由主義勢力が、与党内にあ
り、周回遅れでアメリカの失敗を追随しかねません。

投稿: 観測者 | 2016年12月11日 (日) 21時59分

【ノーベル文学賞を受賞したボブ・ディランの言葉を読んで】

 彼も、この賞の受賞を驚いているようだ、産経新聞のネット記事に詳細があった。授賞式には欠席するという予告は早くからあったようだ、その意味も解らなかったが、彼の言葉を聞いても欠席の意味がよく解らないままである。
『ストックホルム=岡部伸】ノーベル文学賞に選ばれながら授賞式に欠席した米国の詩人で歌手のボブ・ディランさん(75)はストックホルム市庁舎で10日夜(日本時間11日未明)開かれた晩餐会にも欠席し、アジタ・ラジ駐スウェーデン米国大使が「権威ある賞をいただき感謝します」とのスピーチを代読した。
 「皆様と直接お目にかかれないことは申し訳ない。ただ精神は確実に皆様と同じだ」と始まるディランさんのスピーチは、まず「このような権威ある賞を受賞することを光栄に思う。ノーベル文学賞受賞は、想像したことも見たこともなかった」と感謝の言葉を述べた。その上で「なぜなら幼い頃からキプリング、ショー、トーマス・マン、パール・バック、アルベール・カミュ、ヘミングウェーなど文学賞を受賞した文学の巨人たちの作品を読んで吸収してきた。教室で教えられ、世界中の図書館に収容され、敬虔な物言いで話される作品に常に深い印象を受けた。そのような人物のリストに私が加わることは、本当に言葉を超えている」と続けた。そして、「世界中で本や詩、演劇を書く人なら誰でも文学賞を取る秘密の夢をひそかに抱くだろう。私がノーベル賞を受賞するチャンスは月に立つのと同じくらいの低い確率しかなかった。だから、私は非常にまれな(恵まれた)環境にいると認識している」と受賞の喜びを語ったそうである。

 ノベール財団から見れば、理由があるのだろうが、フォークシンガー或はロッカー或はミュージシャン又はシンガーソングライターが文学賞を受賞するというのは、どういうことなのかみんなに解るような説明が欲しいですね。受賞した本人がまず解っていない。言葉を超えると率直に述べているのである。この部分については同感ですね。過去にも例がない事をやったのであれば、やはり納得のいく説明が欲しいものだ。
 今後、ノーベル文学賞にはグラミー賞のような性格があるのであれば根拠の提示が必要になりますね。
 混乱させたのはボブ・ディラン本人だけにとどまらず世界中の人が不思議に思っているような気がします。ノーベル平和賞のような曖昧さが必要になっているのだろうか?
 75歳になるボブ・ディランの人生が文学的であるなら、そう言ってほしいものだ。彼のような生き方は他にはないと云えますね。

 最後に彼は以下のように結んでいる。
『受賞の連絡を受けたとき、劇作家のシェークスピアを想起したとして、「彼は自分自身を劇作家と考えたと思う。自分の作品を文学とは思わなかっただろう」と述べ、「私も長年やってきたことはレコードを作り、世界中でのコンサート演奏」で、「シェークスピアのように創造的努力を追求し、人生の日常的な事柄のすべての側面に取り組んでいる」とした上で、「私も『自分の歌は文学なのだろうか』と自問したことはなかった」と告白。「だからスウェーデンアカデミーに感謝したい。そのこと(私の作品の文学性)に非常に多くの時間を割いて考慮して頂き、(文学賞授賞と)究極的にすばらしい答えを提供していただいたことに感謝します」』

 文学賞とは何かという問題が、始まるような気がしますね。無責任な結果をもたらすことがないようにしてほしいと思います。

投稿: 旗 | 2016年12月12日 (月) 00時36分

石破さん、お疲れ様です。
陛下はロボットではございません。
先日、陛下・皇后様が私共の街まで御訪問下さいました。生前退位を希望されているにも拘わらず大変有り難く思いましたし、長い道中御疲れになられたのではないでしょうか。平凡な街ではありますが謙虚で温かい人々が多く、誇れる街です。御訪問本当に光栄な事でした。東大のその教授は、かなり俯瞰な目線で天皇家を見ておられる方なんでしょう。私などが陛下と直接御会いできる訳ではないのですけれど陛下のお人柄に無知な方のご意見なのですから流した方が良いですね。地位の高い方ほど立場をわきまえずそういった傲慢な意見を言ったりする方が多いのでしょうから。
では、今週もインフルなどに気を付けて頑張って下さいませ。なにもしないお休みが取れると良いのですが。失礼致します。

投稿: lyrics&front | 2016年12月12日 (月) 02時51分

石破さん、いつもブログ更新ありがとうございます。石破チャンネルを見ました。

気になることは、やはり、さりげなく、さらっと石破さんが移民推進を話されていることです。

移民を言うのならば、最低限、今の日本における外国人の状況をもっと改善してから、言うべきことではないかと思うのです。

先日、福島の神社仏閣のお地蔵様やご本尊が韓国人の来日者によって数百体破壊されました。

こんな事件は、最近では珍しくもなくなりました。日本の古き歴史ある建造物やご神体に対して、油をまく韓国人もいましたし、

浅草でお地蔵様を壊す中東の留学生がいたり、四国のご神木が傷つけられて枯死した例など、もっと振り返れば対馬の仏像の盗難など、

これは日本人として精神的に許せないことが、次々と起こるような世の中になっています。

政治はそのことに対して対策を講じたのですか?このような外国人の犯罪に対して防護策を講じたのですか?僕は聞いたことがありません。

むやみやたらに外国人を受け入れる理由はどこにもないし、日本の医療制度や生活保護の制度にタダ乗りし、母国から家族を呼び寄せ、我が物顔で好き放題やっている姿も都会の古びた団地などでは見受けられます。

さらに外国人の日本女性への暴行など、しばしば事件化して目につくようになり、神社仏閣のこととともに、僕は特にこの2つが腸が煮えくり返るほど憤りを感じています。

日本の治安に対して、グローバリストやグローバリズムを推進する安倍政権は責任をとれるのですか?呼び寄せた外国人労働者の社会保障は一体だれが持つのですか?治安はどのように守るのですか?そのことを、国民に納得できる説明や対策を講じた上で、移民も必要だというのなら、まだ、話を聞くこともできますが、現状、移民のいいところだけを食べて、都合の悪いところは日本の社会に押し付ける汚いやり方を平然とした顔で国際化はいいことだと偽善を言っている自民党政治家は一切、信用できません。

そして、反日を堂々と行っている中国、韓国からは少なくとも移民など受け入れるべきではない。移民を受け入れるにしても、日本の伝統と文化と社会を尊重できるということを宣誓させた上で、犯罪を犯したら即、強制送還、不法残留は一切許さない、厳格な出入国管理を徹底できた上での話です。

日本はスパイ天国で、反日し放題、メディアも中国、韓国勢力に乗っ取られ、アメリカの犬でもあるという現状で、自前のことがちゃんと自国でできるのですか?はなはだ疑問です。

多くの人がきっと同じことを感じていると思います。もっともメディアが報道しない自由によって情報が制限されている中で、意識的にネットで情報を集められない層は依然、そうした日本の汚染に気づかず、目の前のことに一喜一憂してあおられ流され続けるという状況が現状なのだと思います。

福島のご神体破壊の事件はNHKでは報道されていないようです。まさに、報道しない自由ですね。だから、僕はテレビは6年前に捨てました。

 石破さんがおっしゃってることは、表面的なことでしかないと思います。人口が減少するから経済規模や地域や仕事を維持するために外国人の手が必要だというのは、そのまま、経団連の安い人件費が欲しいという理屈そのままじゃないですか?

製造業の派遣労働を解禁して、多くの非正規労働者を生み、人件費を抑えるというかつての自民党の政策の結果、氷河期世代の中には派遣の仕事を転々とした結果、結婚もできず、収入も増えず、

アベノミクスなどという上級国民のための経済政策の恩恵も受けることなく、日々、なんとかつなぐことで節約とわずかばかりの老後の備えとして貯蓄する人がたくさんいます。自分もその一人です。最近は、貯蓄すらできない世帯も増えてきている状況です。

一方で高額所得者はより金融資産を増やし、日本は明らかに二極化して、かつてアメリカがたどった99%対1%の構造に流れて行っている気がします。結果としてアメリカで今、起こっていることはわかりますよね?

日本の消費が回復しないのは当たり前ではないでしょうか?日本の中間層を破壊したのは間違いなく自民党と失われた25年の政策の失敗の結果ではないでしょうか?

消費税は一刻も早く5%に戻すか、むしろ廃止すべきです。それが一番広い経済政策になると思います。

年金や医療の制度の持続性など将来不安をあおられながら、なおかつ消費増税をしてきたのですから、普通の人間なら生活や将来の生存のために消費を切り詰めるのは当たり前のことです。

この状況でプレミアムフライデーなどという政策を考えているようですが、

それこそ、金持ちの持てる者の発想ではないでしょうか?午後3時に仕事を終わらせて、消費を促進する?アホらしい政策だと思います。

小売業や流通業で働く人間は人間ではないのですか?彼らが午後3時に仕事を上がれるのですか?上級国民のための政策と言われても仕方ないものだと思います。

上級国民の貧しい想像力で想像できる範囲で政策を考えているから、そんなくだらない政策が生まれるのではないでしょうか?どの道、自分たちは現状が維持されれば不都合はないのだから、それとなく真面目にやってるふりをしているのだと、僕は受け取っています。

本気で問題を解決する気なんかないということだと思います。

国民が消費して内需を拡大して経済が循環しなければ、経済は豊かになりません。そもそも、海外の需要を経済大国である日本が食い散らかすことによって日本の経済が規模を維持されていくというのは、焼き畑農業と同じ発想だとは思いませんか?

その土地の、その地域の人件費が上がったら生産地をもっとより人件費の安い地域へ移動する。まさに焼畑です。

本来、その国の需要をよそからやってきた日本というよそ者が食い散らかすわけです。そして、仕事を得ることによって、その地域の人々は確かに一時的にはうるおい、経済活動も活発化します。ですが、いずれ人件費が上がり、工業製品の組み立てや衣料の裁縫など労働力の集約を必要とする仕事が成り立たなくなると、その地域に残るものは一体何が残るというのですか?

虎の子の技術を移転するというわけではないのですから、農村から大都市に出て来て集約的な労働に従事していた人々が途端、解雇され路頭に迷います。

工場労働で得た技術は極めてつぶしが効かないある特定の工程に限定されたものです。畑を耕さず、農業の仕方を忘れた農民の子孫たちが一体、多国籍企業が人件費高騰のために去っていた荒廃した大都市で何が残され、何ができるのですか?

小泉政権の竹中路線のグローバリズムに乗っかってきた石破さんを含め自民党議員は、そういう想像をもっと深めるべきではないのですか?現状で、それは中国や韓国で起こっていることです。

次は、東南アジア、インド、そして、南アメリカ、アフリカとハゲタカのように外需を食い荒らして、焼き畑で荒廃した発展途上国を残していくのですか?

とてもまともな考えだとは思えません。石破さんがそれこそよく言われている、「自分たちさえよければよいというのではない。」に反してはいませんか?

経済規模が大きくなりさえすれば、国が豊かになるかといえば、それはあまりに雑な考えだと思います。

目標としてGDP600兆円という数値を設定することが間違っているとは言いません。

しかし、市井の名もない個々人が、それなりにお金を使うような状況に持っていけなければ、消費も増えないし、生産活動も活発化しない。

それを実現することは、確かに簡単なことではないことです。ですが、明らかにマイナスのことを政治がやっていることの自覚がないのが、自民党に対して理解できないことです。

消費税増税などは、せっかくのアベノミクスの出だしの盛り上がりを打ち消してしまいました。

さらに、緊縮財政を続けた結果、3年たって結局、今は元のデフレに戻りつつありますね。これまで散々、金融緩和を進めて来て、そのことで、見かけ上の財政赤字は1000兆円を超えましたが、その裏で、日銀が金融緩和のために市中の国債を買い上げ続けた結果、

高橋洋一先生の試算では、日本の実質的な借金は100兆円レベルまで減少していると僕は聞いています。もっとも、国の借金問題という財務省のプロパガンダと日本経済新聞を筆頭に、各種マスコミによる宣伝で、日本は財政破たんする借金大国、財政を健全化するために緊縮財政をして、消費税を10%からさらにもっと上にあげていかなければならないと、そんな息のかかった情報が社会を広く根深く席巻しています。

アベノミクスは金融緩和による円安誘導と、安い円を使って、外国との自由貿易を活発化させて大企業に稼がせることによって、成長によって税収を増やすという絵を描いてきましたが、

日銀が買い取れる国債の限界が見えてきたために、金融緩和は行き詰まり、さらに、アメリカからもストップがかかり、中国経済の崩壊などで、世界で日本が稼げる市場に陰りが見えてきています。

大企業のために消費増税をして法人税減税をしたのに、結果、税収は下がり始めたのが今の現状です。増えたのは内部留保だけです。企業としては安全策をとるために、投資もできない状況で、ただ、政府が声高に賃上げ要請を繰り返すというような他人任せの構図のように思います。

自由貿易での外需獲得もダメ、民間企業の投資もリスクをとってなかなか踏み込めないでいるという状況で、積極的に需要を作り出せるのは政府だけです。

国債を発行し、それを日銀に償還させれば、打ち止めになっている金融緩和もさらにできるし、発行した国債でお金を借りて、そのお金によって現在、需要がある介護、医療の充実も北朝鮮や中国の軍事的脅威に対しての防衛予算も、地方と中央を結び、東京一極集中や過疎の問題を解決するうえでも、あるいは老朽化したインフラの更新、震災に備えた耐震強化にしても、公共事業によってやれることが、この安い金利の状況だからこそ、逆にチャンスでできることがたくさんあります。

あとは、それを政治がやる勇気があるかどうかの問題だと僕は思います。確かに、財務省と闘わなければならないだろうし、現状でがんじがらめになってしまっている多くのしがらみを調整していかなければならないのだとは思います。

でも、うち滅ぼされてもやるという気概がなければ何事も始められないと思います。自分たちの現状を維持したまま、なんとかうまくやろうとしている限り、大したことは何もできないと思います。

世の中には安定を望む人が大多数であるということは常だと思いますが、日本は結局、その目の前の安定に縋りつきながら、徐々に、できる選択肢、可能性を自ら緩慢に失い続けているというのがこれまでと、現状ではないでしょうか?

過疎化した地方に人を呼び込むためには、まず第一にはインフラ整備だと思います。新幹線や高速道路を整備すると、よくストロー効果で地方からさらに若者が都市へ流出していくとよく言われますが、

現状では、長野新幹線の延線による北陸新幹線の経済効果が確実に金沢や福井に表れています。また、中途半端に函館までの延線で始まった北海道新幹線も、結果としては経済効果が出ているようです。

新幹線の開通とともに人の移動が始まり、結果的にそれに付随して経済活動や企業活動が活発化するという構図です。

その結果、地方都市に仕事が生まれ、都会から人が戻ってくる場合も、あるいは地方の若者が地方にとどまって生活していくという状況も生まれているとのことです。こういう話は三橋貴明さんのブログでの情報ですが。

こういうことは一例に過ぎないかもしれませんが、こういう小さな成功パターンを政策として大々的に拡大していくというのが、国が行う経済政策というものなのではないでしょうか?

新幹線では人の移動と駅を中心とした再開発、さらに観光の促進効果と派生しますが、高速道路ならば人の流れとともに物流の動脈が増えて強化されることにもなります。

青山繁晴さんが進めようとしている日本海のメタンハイドレートを使った日本での資源産業の勃興は、新潟でとれたメタンハイドレートを海中で化学膜をつかってガス化したものを集約し、沿岸の火力発電所に供給し、あるいは、大阪の三田にある都市ガスのインフラを高速道路と一体化して建設して、まずは関西圏のエネルギーを賄うというビジョンで考えられています。こういったものに具体的に戦略として大胆に予算をつけることはどうしてできないのですか?僕はそういうことは本当に疑問です。

日本海側でメタンハイドレートによる資源産業を国策でやれれば、過疎に苦しむ日本海側に新たな産業基盤が生まれ、そこで雇用や経済活動が生まれていくことは、素人の僕が考えても納得できる説明です。プレミアムフライデーなどとは次元の違う政策だと思います。

また、自動運転の技術研究、革新と実用化が進めば、過疎地域で交通手段をもたない高齢世帯でも、自動運転によって生活資材の調達や、移動など、社会生活上改善が行われつつ、自動車の新しい市場が生まれるわけでもあります。

さらに、石破さんも話されていましたが、日本農業の復興で、稼げる農業に農業の体質を変えていくことは、地方の基幹産業が農業である以上、絶対に必要なことだと思います。

そもそも、規格品を工業生産物のように一律に生産して、市場に買い取ってもらうという、安易な構造がそもそも制度疲労を起こして成り立たなくなっています。

一律産地で同じ品目を規格生産し、市場に一律に買い取ってもらうというルートの中で、農協が中間搾取的に肥料や農薬を販売し、集荷、出荷し、流通も管理して、そこにぶら下がる中間組織が農家の利益を一律的に搾取しているという構造も、農業が成り立たなくなって劣化していく原因の一つだと思います。

だから、そういう意味での農協改革は賛成です。ですが、農協を解体し、農業に企業を参入させて、大規模で株式会社化するにしても、日本の食の安全保障が守られることが大前提です。グローバリズムを推進する自民党が利益だけ追及して、アメリカのカーギルに全農グレインを買収されたり、中国企業に日本の農地を買収されていく危険に対して、どのような対処を行うか、説明がない限り、現状で自民党が言っている農協改革はグローバリストの圧力で進められているとしか受け取れません。

どうやって日本の食を守るかというビジョンをちゃんと示してください。それが見受けられません。だから、信用できません。

日本の国益が守られたうえで、日本の農業がより柔軟にビジネスを行えるのならそれは、やるべきことだと思います。

ある地方のその地域で、農産物として作れるものの中で、いかにそれを金銭収入に変えられるか、そこをもっとマーケティングをして真面目に考えなければならないと思います。

僕は地方で生産した農産物を使って、大衆食堂を都市展開をするのはどうだろうかと考えます。畑で作った農産物をその畑で働く人員が輸送し、都市など消費者が多い場所で、大衆食堂で定食として販売する。

一つの地域でつくれるものは気候や地域特性を含めて限定されるので、複数の産地が、その産地で栽培できる農産物を持ち寄って大衆食堂をつくる。

そこで、都市で単身世帯や2人世帯、あるいは核家族など、そういった買い食いをしたり、食事を簡易に済ませる傾向にある都市で孤立した人々に対して、大衆食堂という場所とともに提供する。

サービスとして10食食べてくれたら1食サービスするなどのように、月極や回数券販売の仕組みで行い、会員券を発行して、不特定の誰かにその場にあるものを提供するという、顔の見えない関わり合いの生まれない現在の外食産業ではなくて、どこどこの何々さんという具体的な人物にリピートして利用してもらうことで、安定的な需要をつかむ、そして、

結果的にその大衆食堂で人間関係も生まれる。大衆食堂を起点にして、食材の元の農産物がつくられた地域のことをアピールする。農産物や食材を通して、その作られた地域の気候や風土、観光案内、あるいは歴史など発信できる場所とする。そこから派生して、大衆食堂に来てくれた会員のお客さんに、是非、その農産物がつくられた地へ旅行してもらえるようなツーリズムプランを提供する。

大衆食堂に産直販売所を設置して、季節の果物や漬物などを販売してもいいと思います。お酒などもいいかもしれません。米から作った清酒やワインなど。あるいは、民芸品などを販売できる展示場をつけてもいいかもしれません。

さらに、木炭や木質ペレット、家庭菜園用の腐葉土、堆肥、そういった地方ならではの産品を使い方の説明と、コネクションを作れる場所としてできたら、面白いとも思います。

大衆食堂を起点に、そこをアンテナショップとして、地方の人間は整備された高速インフラを使い、農産物を輸送したり、地方と都市を行き来する。そのことによって、都市でも地方でも生活が両立される。そのための併設の住宅施設なども完備する。

都市で農村に食材や、そのアンテナショップを通して関心を持ってもらった若い人に、地方と都市を行き来して経済活動に携わってもらうことで、都市の人間を地方へ還流させることができるという考えです。

また、派遣業を行うこともできると思います。冬季の農作業がない時期に、その大衆食堂を事務所として建設業への派遣など、日ごろ土と格闘している農業民は器用に建設の仕事へも応用できる部分があるのではないのでしょうか?

建設業が農業を経営するという取り組みもあるという話を聞いたこともあります。大衆食堂を派遣事務所として、労働力を集められる場所とするのはありだと思います。

もっと考えれば、地方でつくったバイオ資源を使って、例えば、太陽光発電で水を電気分解して水素を生産し、それを都市に供給するための基地として大衆食堂を使うこともできますし、あるいは木質資源から木ガスやメタノールを生産してそれを供給することも、木質ペレットや木炭を供給することも、エネルギー自給できる構造を作り広めていく拠点として利用できるのではないかと、そんなことも考えます。

技術的な部分やコスト的な問題で、まだまだ難しいところがあると思いますが、地方の資源はそこで作ることのできる農産物、それから、景観、風土、伝統、そして、水。さらに、山林資源だと思います。日本の地方はこれらをいかに使って経済活動を潤わせるか自分たちの目の前にあるもので、最大限知恵を絞らなければならないと思います。

工場を誘致するとか、なんとかの保養施設やリゾート施設をつくるというような安易な発想から完全に脱却せねばならないと思います。地方の資源をいかにして経済活動渦巻く市場の中でお金にかえて地方に持ち帰るかが知恵の出しどころだと思います。その地方ごとに何かしらが必ずあると思います。

それを実行するためにも、高速インフラが整って、ある規模の大都市と連結しているということはそれが成り立つための重要な要素です。だから、インフラ整備は大事です。

インフラ整備自体が公共事業として公的支出でGDPを押し上げます。

僕はこの大衆食堂構想を個人レベルで、なんとか実現できるよう追及するのが目標です。田舎では学習塾を経営して、そこで教えた生徒を雇用して、都市と地方を行き来して大衆食堂と地方農村学舎を通して経済の流れを作り人がいられる場所を作るのが僕の夢です。

現実感がないと笑われればそれまでの夢ですが、僕はできることを一つ一つ積み重ねていきたいと思っています。

話は全く変わりますが、ロシアとの北方領土問題について、あるいは尖閣諸島での中国の侵略について、韓国とのいわゆる慰安婦問題についてもそうですが、日本がまともな外交をやるためにはどうしても、憲法9条の国の交戦権はこれを認めないという部分を変えることが何よりも大事だと思います。

全てはそこに起因すると思います。日本がまともな主権国家になり外交も防衛も国際基準で当たり前のことを当たり前にできるようになるために、なぜ、その一番大事なことを後回しにして、ロシアとの主権なしでの北方領土経済開発なるバラマキ外交をやるのか、理解できませんし、憤りやら情けない気持ちにもなります。

なぜ、中国に何度も何度も領海侵犯されても何もできないのか?日韓合意によって海外の日本人がどれだけのいわれなき屈辱と被害にあっているか、岸田外務大臣の軍の関与を肯定する発言によって、どれだけ国益が損なわれ、先人の名誉が汚されたか、安倍外交に対して最初は期待していましたが、今では多くの保守まとめ系サイトで冷たい目線が注がれています。石破さんはそういう情報にちゃんと触れていますか?

保守速報や政経ちゃんねる、正義の見方、大艦巨砲主義などのコメント欄を是非、精査してください。少なくともそこに書き込むようなコメニキ(コメントする兄貴たち)を納得させることができないようでは、石破さんが総理大臣になる日は来ないのではないでしょうか?

安部さんの2番煎じのグローバリズム偽装保守外交なら、もう安部さんだけで十分です。そうじゃない、石破さんの考えを、今は党内融和のために示すことができなくとも、次の総裁選には全身全霊で語ってください。それを待っています。

最近の石破チャンネルは、鉄道や軍艦のことなど趣味話題が中心だったので、それは別に嫌いではありませんが、石破さんが野党質問していた時の、あの本気で国を思う姿が見れず悲しい思いをしていました。

今回は、政治の話をちゃんとしてもらえて、うれしかったです。移民には断固反対ですが、移民を進めるという石破さんの考えならば、是非、保守系コメニキを納得させ論破するような石破さんならではの理論を展開してもらえるとありがたいです。少なくとも石破さんの言っていることも一理あると思わせることができなければ、岩盤の保守支持層の支持は得られないし、そこから伝播するまともな感覚をもったまっとうな日本人たちの支持も得られないと思います。

正直、民進党や共産党、社民党、自由党など売国4党はどうでもいいです。何も期待していませんし、税金の無駄遣い、国政の邪魔しかしない存在だと思っています。

それらと比べて自民とがまともだとか、そういう話はもういいですし、そんな段階ではないと思います。嘘に嘘を重ねて売国反日の本性が日ごとにはがれていく野党は、じり貧だと思います。

問題は、与党の中で間違ったことは違うと批判できる勢力が必要だということです。結局、安倍さんに従っておこぼれにあずかるというのでは、自民党にもうんざりして、投票所へ行く人も減る一方です。

違う軸をもった議論ができる勢力が絶対に必要なのだと思います。イエスマンばかりではどんどん巨大与党も劣化していくのではないでしょうか?

カジノ推進法案など、自民党の矛盾が噴出していると思います。パチンコはどうなんだと、誰もが思っていると思いますが。ヘイトスピーチ規制法なども、新たな人権擁護法案の形態なのかと疑っています。

一方で反天連デモなどは許されている。川崎デモは止められたのに。自民党もいろいろとおかしくなってきていますね。野党から政権復帰した時の初心を思い出してほしいです。

自主憲法制定をかかげて結党した自民党が未だに70年近くたっても憲法に手をつけられない。これだけの議席をもっていても、権力を保守するという意味で、保守政党なのかと思ってしまいます。

できないなら、やる気がないなら、もう言わない方がいいと思うレベルです。

やる気のある人たちで新しく党を作ってくださいとすら思います。なんでもかんでも数を集めてそれを頼りに最大公約数でしかできないことに終始するなら、日本の根本的な問題はこれからも何も手をつけていけないということじゃないですか?

痛みを伴う改革が必要だと言いながら、自分たちの権力を失う政権リスクにはとことん逃げ続ける政党が、痛みを伴う改革などと言えるのですか?自分たちが失うかもしれないという痛みから逃げているじゃないですか。

石破さんが勝負する時を期待しています。

言いたい放題言わせていただき、大変失礼しました。でも、思っていることは本音で言いました。

石破さんにしても、安倍さんにしても、その愛国心を僕は疑ってません。限られた現実の中で最大限戦う人だからこそ、応援したいし、話を聞きたいと思えます。

実際、言うのはヤスシ行動するのは難しだと思います。

どうでもいい人なら、希少な休刊日の夜中にこんな作文はしようと思いません。今年は365日中364日フルで完全配達しそうです。休みは1日もありませんでした。

石破さんに伝えたくて、今日は書かせていただきました。
忙しい石破さんなので、僕のような最下層の労働者の声は届かないことは百も承知ですが、一つの声として読んでいただけたら幸いです。

いつもありがとうございます。これからも応援しています。


新聞配達員 白鳥 卓也

投稿: 白鳥卓也 | 2016年12月12日 (月) 05時57分

今年も残すところあと僅かですね。

師走の忙しさに十分気をつけて、風邪ひかないで下さい。

投稿: くま | 2016年12月12日 (月) 08時20分

陛下の御譲位に関しては、陛下のお言葉が全てであり、それ以上でも以下でもないのですよ。
既に両親を亡くした私にとって、天皇陛下は父であり皇后陛下は母なのですよ。日本人としての心構えを示す道標なんですよ。その父母が自らを律して苦悩されておられる。この悲痛な願いを、政治家の皆様に是非とも叶えて頂きたいと思うのは日本人として当然の気持ち。
ただ、陛下のお言葉を悪用し、永年続いた皇室の伝統を潰そうとする許し難い輩(退位と表現する)がいるのも確か。
この存在を知れば、国民の多くが御譲位に賛成であっても、慎重に事を運んで頂きたいと思うのも当然。
私は恒久性のない特措法が妥当だと感じます。
それと、宮内庁職員全ての身辺調査が必要ではないのでしょうかね?『調査する』と言うだけでも効果はあると思いますが…。

投稿: 吉法師 | 2016年12月12日 (月) 16時28分

東京都議連という組織は、馬鹿の集まりなのでしょうか?
7人の区議員を除名にして批判が少なかったとしても、自民党都議連の全てを信任された訳ではない事が解らないのですね。自らの言動も行動も、注目されている事すら解らないのですね。代表質問で嫌がらせをし、汚いヤジを飛ばす。都議選寸前まで我慢が出来ないのでしょうか?小池知事の思惑通りですよ。
こんな奴等に今迄騙されてた都民って…。野党がもっと酷いって事ですかね?
ただ、これで次の都議選が楽しみになりましたね。『黒い頭のネズミ』が都議会から居なくなれば、本格的なネズミ退治が始まるのでしょうか?
小池知事自身も、身辺の全てが小綺麗ではないのでしょうが、一掃して頂きたいモノですよ。

投稿: 吉法師 | 2016年12月12日 (月) 16時58分

「天皇ロボット論」が出たときのロボットのイメージと今のロボットのイメージは違いますからねえ。
鉄腕アトム、どらえもんから始まって マジンガーZ キューティハニー、ガンダム、マクロスを通過して、いまや攻殻のタチコマ君や初音ミクまで、いまや国民すべてに愛される、みんなの素敵な象徴になってしまったというか?

最近の流れを見ていると要は、戦後の象徴天皇制が定着したってことなのでしょうかねえ。
戦前の神聖不可侵な絶対君主にはもう戻らない。さりとて、皇室は象徴としてきちんと愛されているから、サヨクさんたちが仰るような天皇制廃止も絶対ありえない。

逆にいうと、かっての右も左も想定してなかったような時代が来てしまったということで。これから起こるすべては「想定外」の事態になる。
それはそれで大変な時代がきてしまったんだろうなあ。

かっての国体明徴運動で天皇機関説が、排撃された理由もそれですね。 天皇機関説というのは、今風の言葉でいうと、天皇システム論。もし天皇がシステムだとすると
例えば、部屋を明るくするシステムとして白熱電球よりLEDがすぐれているとすれば、白熱灯はLEDに取り換えられてしまう。同様に天皇というシステムも、より効率のよいシステム(例えば共産主義社会とか)があれば、それと取り換えてしまってもかまわないことになる。それは、万世一系、天壌無窮のわが国体に対する著しい反逆とされてしまうわけですね。

これをどう解くかですが、基本的に法律とか憲法とか制度とかは、合理的でなくてはならない。だから天皇機関説でもかまわないわけです。世界には数多の国家がありますが、天皇がいらっしゃるのは日本だけ、でも世界の数多の国家が国家として成立できているのは、つまりは日本の天皇が果たしてらっしゃる役割を他の何かが果たしているわけで、合理や学問で考えれば、天皇機関説でいいわけです。

ただ一人の日本人としては、天皇にはシステムを超えた何かを感じるけど、それは敢えて法律とか憲法には書かない 制度にはあえてしない。下手に制度にすると逆に変な国家ができちゃいそうでヤダってことでしょうか? 一方、なにがなんでも天皇制を替えたいというサヨクの人たちには、替えるのはいいけど替わりになる「何か」はあるんでしょうね?」と聞きたい。「書記長? 総統? なんか独裁者ぽいから、却下!」


あと皇位継承については、いろいろあるけど、有識者があまり言わない観点を少々。

女系天皇を認めるかどうかは、実は西欧のキリスト教的な王位継承順位に変更するか、朱子学的な王位継承順位を維持するのかの問題です。
また、天皇の退位を認めるかどうかは 仏教的な隠居出家を認めるか、朱子学的な王位継承順位を継続するかの対立です。

今の皇室典範は、儒教の朱子学の価値観に基づいて作られてます。
明治維新は、近代日本の始まりであると同時に朱子学の革命でした。尊王攘夷も王政復古も朱子学のスローガンです。
幕末以前は、日本では仏教的な価値観が優勢で、上皇の存在を認めていたのですが、幕末の国粋主義の流れのなかで、朱子学的な価値観が優勢になり、また、歴史上、白河上皇とか後白河上皇のように、出家とは名ばかりで、政治的混乱を引き起こした上皇もあったりしたせいもあって皇位継承の順位もそれに倣うようになりました。

また明治維新当時、朱子学の王統に従う王朝国家は日本の周りにいっぱいありました。まず愛新覚羅氏の清朝と李氏朝鮮、薩摩の保護領(植民地)になっていたとはいえ尚氏琉球とフランスの保護領の阮氏越南(ベトナム)で、私が知っているだけで、4つもあります。皇室典範ができた当時は東アジアでは朱子学が国際標準だったわけです。それも影響しているのかもしれない。年号の一世一元制も、終身在位制も当時は近代化で先行していた(すぐに追い抜くけど)清朝の真似です。


明治維新は、このように朱子学の革命だったのですが、その後、日本の独立を守って、近代国家を建設するには、西洋列強のやり方を学ばねばならない。そこで、急速に西洋から近代国家の流儀を文明開化で輸入しなくてはならなくなる。そしてキリスト教的な価値観がどっと日本に流入してくる。

これは例えば教育勅語の徳目とその原型になった幕末のイデオローグ、会沢正志斎の「迪彝篇」の徳目表などを比べてみるとわかります。会沢正志斎のでは「男女別あり」になっているところが「夫婦相和し」に、「長幼序あり」となっていることろが「兄弟に友に」にかわっています。
教育勅語を作る時に、「国民は、男女も長幼も、みな平等でなければ西洋式の近代国家にならない、さりとて社会の秩序を維持するためには、男尊女卑や幼長の序は必要だし、どうしよう」と明治の元勲さんたちは、さんざ議論したり悩んだりした結果「とりあえず、みんな仲良くね」ということにしておこうと、曖昧に誤魔化したんですね。さすが、日本人。

教育勅語の「一旦緩急あれば義勇公に奉し…」のくだりなど「戦争や災害のような非常時には、公共の福祉(みんなの幸せ)に忠誠を誓ってくれ」と読めなくもない。実はGHQに押し付けられるまでもなく、かなり「日本国憲法」だったんです、教育勅語って……。

このように、日本では、仏教、儒教、キリスト教的な価値観がミルフィーユのように重装的にミックスされていて、しかもみんな無自覚に曖昧にごまかしているから、天皇退位のような問題になると、論点を整理できず、なんだかピントが外れた、すれ違った議論の応酬になってしまうんでしょうね。

もう少し、みなさん、こういった価値観の淵源を勉強して、理解しておく必要があるかなあと、思います。


皇位継承については、基本的には、天皇家の跡継ぎの問題なんだから、陛下と皇族の皆様で話し合ってよい方法を決めればいいんじゃないでしょうか?
私たち下々のものとしては、皇位が無難に継承されて、平和なこの日本が、小さな石が大岩になって、苔が生えるまで、千年も八千年も続いてくださればそれで文句はないわけで……。

ただ、下々の者として、私が主張したい条件は二つだけ。

まず、無難に継承するためには継承するルールがきちんと決まっていて、上皇を作るなら上皇、女性宮家を作るなら女性宮家それぞれの役割や権限が、憲法や皇室典範に明記され、国民みんながそれに納得していること。そうでないと皇室が政争の道具にされてしまう。悪くすれば、内乱やクーデターの原因になる。

もう一つは「今までは朱子学式に皇位を継承してきましたけど、これからは西洋式、あるいは仏教式に変えますが、これからも変わらず皇室と日本国をお守りください」と
伊勢神宮の天照大神さまにお祈りしてご報告、申し上げること。これは政府は政教分離でなくてはならないから、皇室のプライベートな行事として行っていただくことになるのかなあ。それが事実であるかどうかはさておいて、一応、古事記、日本書紀に記載されている天照大神さまの天壌無窮の神勅が権威の淵源なわけだから、ご挨拶はしておかないと……。

この二つは、条件として申し上げたい。また、それがきちんとできていれば、後は、どうやっても、まあ大過はないんじゃないでしょうか?

投稿: 通りすがりの狐 | 2016年12月12日 (月) 20時34分

石破先生

今晩は!!
日毎に寒さが募り、本格的な冬の到来を実感するようになりました。この時季になりますと、田舎鳥取の日本海の厳しい海鳴りが想われます。
先生に於かれましては、日々の政務に週末の地方講演に、イベントの挨拶にと飛び回られ本当にお疲れ様であります。
小生は先生の同郷、鳥取県出身の者であります。
今回は「天皇陛下の生前御退位」について、呻吟するほどの問題であると心情を吐露されていて、その事につきまして僭越ながら拙論を少し述べてみたいと存じます。

小生はこれまで、何度も当欄に於いて愚見を述べさせて頂きましたが、一言で言えば現在の天皇制は陛下御自身の「人権を阻害」奉る由々しきままであると言う事であります。

ご存知のように昭和22年に現在の新憲法が発布された時、以前の旧大日本国帝国憲法(以下明治憲法)下では皇室典範は憲法の内容と同格であったものを、新憲法では明治憲法廃止に伴い、象徴としての天皇制の下に「法律の一形式」としました。従いまして皇室典範は国民の代表である国会議員が国会審議において、皇室典範の不都合部分は改正出来得ると云う事であります。

旧大日本帝国憲法は明治期に時の総理大臣伊藤博文公により纏められ、吾が国の初めての憲法として発布されました。その明治憲法下ではそれ以前の天皇の皇位継承権争いが古代より幾度も起こった事を踏まえ、皇位継承の制度を確立させました。例えば、時の政権による皇位交代のごり押し、天皇ご自身による退位をほのめかすなど、時の政権への圧力などが挙げられます。そして色々確立された内容の中で、明治憲法では皇位継承権は男系とするなどであります。しかし、天皇の御退位についての取り決めは制度としては無く、その後の大正天皇、昭和天皇へとご崩御されるまで続いて来ました。そして昭和22年に新憲法が発布された時、「天皇は国民の統合の象徴である」と新憲法に規定され、憲法で定められた国事行為のみを行い、「国政に関する権能は有しない」と規定されました。新憲法下では皇室の存続を自主自律の観点から願い、皇室典範にのっとる事を決めたのです。しかし、明治憲法から新憲法への変遷時においても、皇室典範は先ほど述べました自主自律による継続との観点から、殆どその内容の変化の無いまま、新憲法下の皇室典範へとなり約70年後の現在まで続いて来たのであります。

現在82歳になられます今上天皇の7月のビデオ会見は、「政治的権能を有しない」との憲法に抵触する事を恐れながらの、悲痛な天皇御自身の心情吐露と受け止めるべきであります。

これも小生はこれまで何度の述べましたが、先の大戦の犠牲者へ昭和天皇と同様の哀悼を表され、吾がことの贖罪とされるかのような公的行為は、まさに国民の象徴としてのお勤めを私情を挟む事無く心から果たされておられます。戦争の犠牲者のみならず災害の犠牲者、被災者へも同様であり、その御姿を眺めるにつけ有難くて、涙が滲むほどであります。

以上の事をふまえ、結論から申しますと、皇室典範の特例法を火急的速やかに改正の上、今上天皇のご健康を「第一義」と考えるべきであります。この事は国民の世論調査でもほぼ賛同しており、まさに「国民の総意基づくもの」ではないでしょうか?その上で、皇位継承の男系或いは女系も可など、新宮家の創立、御退位された天皇の呼称などをじっくり検討すれば良いのではと考えます。
御退位された天皇の呼称はただ単に「先の平成天皇明仁様」などでも良いものと考えます。
皇太子殿下、又将来皇太子殿下をお支えになる立場の秋篠宮様へも、今上天皇は常日頃から「象徴としての天皇とその役割の果たし方」を良く話し合いを重ねて居られるご様子も窺え、何ら問題はないものと考えられます。

以上僭越な申し条をご寛容頂き、先生に於かれれましては、寒さの募る折柄くれぐれも健康にはご留意されますよう願っております。
寒さの中にお身体を晒し、冷やす事が一番健康に良くありません。

投稿: 桑本栄太郎 | 2016年12月12日 (月) 21時31分

【シナ帝国の焦り】

 トランプ次期大統領のシナ帝国に向けた発言がヒートアップしているようだ。ロイターに記事があった。
『[ワシントン 11日 ロイター] - トランプ次期米大統領は11日、米国政府がこれまで維持してきた「一つの中国」政策について、必ずしも堅持する必要はないとの見解を示した。フォックス・ニュースのインタビューで答えた。
「『一つの中国』政策については十分に理解しているが、中国と貿易などについて合意でもしない限り、なぜ堅持する必要があるのかわからない」と述べた。』
 台湾の指導者と電話会談をしたことでシナ帝国から抗議を受け、それに関連する発言が鋭角的な方向になっているようだ。シナ帝国の訳の解らないメンツが尊重されないことに、シナ帝国もまた焦っているようである。
 我が国の空自から妨害弾の攻撃を受けたと騒ぎ出し、その根拠も不明なまま非難しだしたことがあったので、防衛省及び菅官房長官は事実に反するでっち上げをやっていると抗議するに至った。シナ帝国の焦りがどうもあるような気がしますね。口実をでっち上げて何かをやろうとしているような印象を受けます。
 彼等の軍隊が統制の取れた組織なのかどうかも怪しいです。習近平氏が軍を掌握しているのかどうかははっきりしません。南シナ海の動きもまた習近平氏の命令があってあのような蛮行に至ったのかどうかもよく解っていないような気がします。肩を持つわけではないのですが、過去にはシナ帝国中興の政治家として有名な鄧小平ですら軍を掌握するのに10年かかったというような話があるらしいので、汚職容疑のでっち上げで叩き上げの将軍を更迭したという噂もある習近平の実力は不明なままではないかと思いますね。
 それはともかく、シナ帝国の夢とアメリカファーストが相容れるものではないのは広く伝わっています。選挙で国民の支持を得た政治家とシナ共産党の中では実力者というだけの世襲政治家が対立するのは避けられない様な状況になりつつあります。来年の1月を待たずして次期大統領の発言が、政治的な、極めて政治的な蠢動を招くことは憂慮しないといけませんね。おそらく、トランプ氏の頭の中ではプーチン大統領は友好国並みの位置にあるから、このような発言が平気で飛び出してくるのではないかと思いますね。或は、密約の様なものは既にあるのかもわかりませんね。
 シナ包囲作戦の先に、米国経済の復権と世界の中の米国を確認させる意図があるのかもわかりません。
 国務長官の候補者が決まりつつあるとはいえ。この職責の人選が遅れたのは、やはりなり手がなかったと思った方がいいのかもわかりませんね。
 
 ロシア相手の交渉という事はこの政権に関しては国務長官の仕事ではなくなりますね。
 シナ帝国との交渉がトランプ政権の大きな仕事になるような気がしますね。自国の産業優先、自国民の雇用優先のビジネスマンなので、シナ帝国がこれまでゴリ押しで進めてきたルール破りに我慢が出来ないという事が予測できますね。

 政治家になって初めて外交政策というものを扱う大統領は70歳なので、自分のこれまで培ってきた考え方を捨てることはないような気がします。普通の商売人はルールに厳しい処があります。彼はどうなのかわかりませんが、発言を見る限りシビアなビジネスマンのような印象を受けますね。或は、融通の利くビジネスマンかもわかりません。そこはどうなのか? これから判明するような気がします。

 来年は、大変な年になりそうだ。

 

投稿: 旗 | 2016年12月13日 (火) 04時08分

     ≪当然に恒久法で≫
朝日【石破氏 天皇退位「特例法には得心してない」 https://goo.gl/rmBfsm 】
相変わらず石破さんの発言は方向性は正しいが、ご本人にはある種の事情がおありなのだろうが、相変わらず曖昧で明瞭さを欠く。学者じゃないのですから、特に有力な政治家に肝心である「国民に訴求する力」も曖昧になり減殺される‥。(対する市民は、言い過ぎを含めて直截に言えることが特権の一つだが‥(笑))。
天皇は敗戦後に神から人間になられた。道理として、天皇とは言え、既に人間でおられるのだから人権は天賦されるべきでしょう。隠居や引退する権利は賦与されるべきだと。皇室典範を文字通り“改正”して、天皇の人権を明記するのが正しいと思います。但し、同時に、その権利の種類や行使に就いては、やゝ制限的になるにせよ、「憲法上の天皇」に相応しい内容や手続きを定めれば済む話だと。
逆に、安倍Monkey一味が想定している特例扱いは、そもそも、天皇の人権を否定し冒涜している。近視眼な彌縫策であり、天皇に対して不遜な話だと。
「天皇に不遜を許し見逃す者」は、日本では保守とは言わない。あの有識者らの間で、日本会議系と神社本庁系の意見が割れているのには笑っちゃいました。

投稿: 小倉摯門 | 2016年12月13日 (火) 11時48分

     ≪コトの本質を≫
朝日【国民にも負担 福一事故、廃炉や賠償費膨らむhttps://goo.gl/3HIZBp  】
⇒基本的に、あの福一で起こった事態は、天災は単に引き金になっただけであって、その被害や損失の本質は「人災」が起こした事態だから、事故ではなく「事件」と呼ぶべきなんだと確信しています。その認識に立ってこそ、犯人探しの道筋が見えてくるし、福一事件での除染も賠償も廃炉も最終的な費用は、国民全体で尻拭いする(させられる?)のだとしても、今の安倍Monkeyやセコイ世耕の遣ることは全くの順逆であることに気付くことができる。誰も指摘しないのだが、安倍猿軍団が率いる政府のこの手口は責任逃れも甚だしい卑やしい(卑怯卑劣卑屈な)手口だと。
そもそもは、核発電を推進してきた日本政府が、先ずは費用負担し、政府債務を増やし、今の東電を破綻させ、政府を含めた株主責任を費用化した上で、国民負担を要請するのが順序だ。その順序を踏んでこそ、政府がその愚策の責任を取ることになるのだ。それが規範であり道理だ。そうであってこそ、自民党の特に核発電族議員に鉄槌を下すこともできる。猿軍団には規範も道理は通じない。だから、社会が増々乱れている。
まあ、その道筋は、国債発行額を増やし政府債務残高を増やし、財政危機を大きくするが、そうであってこそ「財政危機に無関心な安倍Monkey一味」を権力の座から引き摺り下ろす期待に現実味が増す。まあ、逆に言えば、そんな事態を避けたいと云う政局的&政治的な計算と打算があるから、卑やしい(卑怯卑劣卑屈な)手口を使うんですけどね。
それに就けても、「ポスト安倍」を担うご仁のご苦労・辛苦たるや並大抵のものでは済まない。

投稿: 小倉摯門 | 2016年12月13日 (火) 11時50分

    ≪不味いコーヒー≫
FT:Hitachi chiefs defend new Intercity trains https://goo.gl/n7qEUL 
Some of the trains ordered were going to be electric-only but Hitachi will now supply all electric-and-diesel trains.
あれま!嘗ての日本企業は、根幹に係わる仕様や重要な約束が守れないこんな無様を曝しはしなかった。それが日本企業が世界に躍進できた源泉だった。それは、今や、その日本が「世界標準の普通の国」になったと云う嘆かわしいお話なのだが‥、それは経済産業に止まりはしない。様々な分野で悪循環を起こしている。
安全保障や戦争or平和の理念に関しても、「国際法の規定」に拘るから、強く戦争を忌避しない「普通の国」に成り下がりつつある。それらは単なる予定調和とか周囲への迎合ではないのか!!?
世界中を探し回っても、見当たらない「崇高な特異性」を失った日本、その源泉である「深い智慧と見識と覚悟」を喪った日本なんて、「豊かな香りを喪った不味いコーヒー」と同じだ。
とは言え、神社本庁や日本会議など右端の下水溝で蠢く宗教集団が主張し誇りたがっている「前世紀のカビの生えた“日本の特異性”」なんて真っ平御免だが‥。 それ故にこそ、第三の道を!

投稿: 小倉摯門 | 2016年12月13日 (火) 11時56分

    2/2 ≪日本に跋扈する卑やしさ≫
文芸春秋 2017年新年特別号 https://goo.gl/E7N3d8 
予て広深永な主張を展開しておられる保阪正康さんが書かれた特集【真珠湾「失敗の本質」~開戦から半年間の「勝利期」を見つめ直せ】も、戦後日本が未だに引き摺っている深刻で貴重な失敗論であり‥、過去4年間にアベノミクスが辿った「当初の勝利期とその後の惨敗」の軌跡と重ね合わせれば、更に鋭い痛みが増す。

然し、此処では【「アベノミクス」私は考え直した 内閣官房参与 浜田宏一】に注目を惹きたい。「ことを改めるに遅過ぎることは決してない」とは言え、人々の生活に直結する経済成長戦略について、慚愧や謝罪の一片もなく、平然と「考え直した」だけで済む話ではない。80歳を超えた老醜に、引き摺られた国民の哀れを想わざるを得ない。
安倍Monkeyが息を吐くように吐いてきた嘘、AmongManyOthers、就中、アベノミクスの欺瞞に釣り上げられている無邪気な人達に、この浜田の卑やしい告白(卑怯卑劣卑屈な懺悔?)(注)を、是否読んで欲しいですね。あのトリクルダウンの嘘を信じた挙句に、安倍や浜田など猿軍団が、実は「経済無知に無知で無恥な愚者」であることに呆然となること請け合い。
然し、彼らに肝心なのは、その呆然から速やかに立ち直り、安倍Monkeyを権力の座から引き摺り下ろすために行動することなのだが‥どうかな??
(注)卑やしさ:
①そのリフレの愚論を以って安倍Monkeyの経済ブレーンに座し、数年を掛けてその愚論であることを実証した挙句に、斯く考え直しても尚、その座を自ら返上しない姿を指す。リフレ三田(浜田本田岩田)の残る二田は「何日?、何を言い?、何をする?」もだろうか?
②また、リフレに替る経済策がないために、その浜田から経済ブレーンの座を召し上げられない安倍Monkeyの無様を指す。

投稿: 小倉摯門 | 2016年12月13日 (火) 17時07分

【赤穂浪士の討ち入りがあった日である】

 旧暦の12月14日は新暦では1月の末頃であるが元禄15年12月14日に、この事件は起きた。今の世の中の風潮で云えば、老人を狙ったテロ事件と云う事になるのかもわかりませんね。
 大変な事件である。そもそもの発端というか原因は今も謎である。
 5万石の領主が地位で云えばはるかに上位にある老人に向かって刃傷沙汰を引き起こしたという事は、はっきりしているのだ。しかし、動機が不明である。その場に居合わせた旗本の梶川與惣兵衛がとっさの判断で取り押さえなかったら吉良少将は殺されていたかもわかりません。
 梶川與惣兵衛頼照という旗本は、将軍家の譜代の旗本であり、彼自身は旗本の土岐氏の家に生まれ梶川家に養子に入った人であるそうだ。元服後に将軍家綱に拝謁している。
 その梶川與惣兵衛は浅野長矩を羽交い絞めにした状況を書き残している。彼は『梶川與惣兵衛日記』にそれを残した。そこにある言葉が『遺恨覚えたか』という叫び声なのだが、その意味を巡って何があったのか今も解らなくなっているのだ。
 その場にはいなかったが直後に浅野長矩を取り調べた多門 伝八郎重共という旗本がいる。家綱に拝謁の栄を賜り後に布衣の着用を許された700石取り目付役の旗本である。彼の記録も残っている。その覚書によると「私的な遺恨から前後も考えず、上野介を討ち果たそうとして刃傷に及んだ。どのような処罰を仰せつけられても異議を唱える筋はない。しかし上野介を打ち損じたことは残念である」そして、乱心ではないときっぱり述べているそうだ。その乱心ではないとする覚悟の刃傷沙汰の原因はとなると、それには答えないのだ。
 だから、誰も何も見当がつかないまま老人襲撃事件に至った。大石内蔵助も『原因は解らんけど武士の一念を遂げるために吉良の首を取る』と討ち入る当日の吉良邸の前に突き刺した「浅野内匠頭家来口上書」に、言葉使いは異なると思うが、はっきり書いてある。
 高倉健が主演の『47人の刺客』という映画にもあるが、大石内蔵助は浅野長矩がなんで吉良少将に切りつけたのか? その理由など解らなくてもいいと言ったのはそこにある。考えても解らんという動機の恐ろしさは、狂人のものかという疑いを生じさせることになる。乱心ではないと浅野本人が言った言葉が残っているのであるから余計に厄介なことになります。

 謎の事件は謎のまま314年経過した。

 我が国の刑事事件で警察が加害者にしつこく動機は何かと問い詰めるのは、こういうことにしたくないという事か?  
 この一連の事件の中で大石内蔵助だけは、はっきりとした動機があって吉良少将を殺害している。このはっきりした動機があって、この事件は美談のように扱われることになったと言えますね。しかし、吉良義央の側に立てば、わけがわからない思いのまま死んでいくことになる。残酷な話だと思いますね。

投稿: 旗 | 2016年12月14日 (水) 02時34分

    1/2 ≪世界に稀有な智性≫
Noam Chomsky: https://goo.gl/V8znd5 
世界の市民にはこれは必読の卓見だと思いますね。今の世相に対する、なんと痛烈で的確な批判であることか!Chomskyさんの智的なEdgeに刺される痛みに堪える意味がある。その行間も裏面も併せて読み解くことが思考を広く深く永くする効果がある。そこに盛り込まれた叡智は、質に於いて、十分にその痛みに堪え読み解く努力と時間に値する。
その批判の矛先は、「世界の、全ての、政治トップ、大企業トップ、オピニオンリーダー」に向けられている。the Richはその事実に半ば気付いているが蓋をして安楽を貪っている。the Poorはポピュリスト政治家や知識人(と云われる連中)に騙され食い物にされていることに気付きが全く足りない。
B.Sandersさんが表舞台から退場した今、その無念が蘇る。他国のこととは言え、世界にも大きな悪影響を及ぼしている。

投稿: 小倉摯門 | 2016年12月14日 (水) 10時04分

   ≪オレオレ詐欺に騙されない人、騙される人≫
Bill Emmottさん:Japanese Foreign Policy in the Trump Era http://prosyn.org/d5Ibdwr ”But these events actually presage an uncomfortable, potentially destabilizing time for Japan – and all of East Asia.”
海外の叡智の覚めた(冷めた)目にはこう映っている。
騙され易い国内の庶民大衆は、立て続けにロシア・米国の2大国と首脳会議をやれば、「安倍Monkeyは好くやっている。頑張っている」と錯覚するのだろう。然し、小さく貧弱な土俵に立って、多寡が係長クラスの小者が嘘塗れのセールストークをやっても外交成果は得られない。安倍Monkey一味はそんな無様にも予め言い逃れは準備しているから、居眠りして思考停止した庶民大衆は騙され続けるのだろう。
早く目覚めて欲しいものです。日本が破壊されてから目覚めては遅過ぎる。その後に目覚めたら、猿軍団に騙され夢見ていたことを後悔するよ。後悔先に立たず。七十数年前の後悔を繰り返す?

投稿: 小倉摯門 | 2016年12月14日 (水) 12時49分

   ≪自然法、お天道様≫
NHKスペシャル【ドラマ東京裁判全4話 https://goo.gl/7qulPK 「平和に対する罪」。それまで国際法では合法とされていた「戦争」そのものを史上初めて犯罪とみなし、国家の指導者個人の責任を問う新しい罪の概念であった】
⇒NHKはNスペだけは頑張っていますね。
まあ、然し、この特集も、「自然法の道理と、人定法の制約の狭間で苦悩する真面目な判事たち、その限界」と云う結論を導き出せれば、その頑張りが成果を結び優れた智性を示せるのだが‥どうかな?
同時代的には、暗にだとしても、安倍Monkeyが今の日本の政治権力者として、戦争を強く忌避する「人の心」がないことを示すのだろうか?戦争には善い戦争はないこと、悪い戦争しかないこと、戦争は数多の人を殺し自国の民も殺される残虐な行為であること、その残虐さにどんな屁理屈も通用しないこと‥などを示唆できるのだろうか?
同時に、今の時代は、理想主義のオバマ大統領がその職を去る一方で、その安倍Monkeyと同類のプーチンがお互いに秋波を送り合っている。来月には、同じく同類のトランプが大統領に就く。ジャイアンでしかない大国中国の習近平‥もいる。そんな切り口の番組は、別の企画になるのだろうか?
NHKから籾井が消えて上田会長を迎えた後には実現されるのだろうか?

蛇足1:広く深く永い叡智を盛り込んで自然法をお創りになり地球に広められておられるお天道様は、世界に拡散しているこの逆行(智性の退廃)を大いに懸念しておられるらしい。
蛇足2:国連憲章まどには書かれているのだろうが、「人道の罪、平和に対する罪、戦争犯罪」は今の国際法では確立された概念なのだろうか?仮に規定も概念も有りとして、現実の事態に有意に機能しているのか(そんなものがあれば、中東やアフリカなどに今の凄惨な事態は起こってはいない‥)。
米国では、模索はしたがその国内法がない所為で、あの「史上最悪最愚の大統領G.W.Bush」を処断できなかった‥と云う記憶がある。
憲法で戦争を禁止している日本では、3百万人が殺された戦争に負けた後71年を経ても、法体系には規定も概念も、未だに欠片もありませんよね、多分。「核発電は安全だから、事故処理の必要はない」と云うあれと同じ屁理屈なんでしょうかね?

投稿: 小倉摯門 | 2016年12月14日 (水) 12時52分

私は石破先生と小林よしのり先生の二人が女性天皇の可能性に言及してることに注目しています。
二人ともアイドル好きという共通項がある。

釈迦に説法で恐縮の極みなのですが、ミランダクレデンダっていう政治学で出てくる言葉があります。
どちらも重要な統治の両輪です。

天皇の統治はミランダですが、
クレデンダの世界で生きているお二方は、盲目的に支持し崇拝出来るのは、かよわい女の子まで。
それ以上は心の中でストップがかかってしまうのではないですか?

投稿: きました | 2016年12月14日 (水) 17時39分

【統合型リゾート(IR)推進法が成立した】


 与党の賛成多数で成立した法案である。しかし、現行の刑法にある第185条と第186条をどうするのについて考えないと法の支配にほころびが生じ大変なことになる。
 現行法では賭博行為は禁止されている。

第185条 賭博をした者は、50万円以下の罰金又は科料に処する。ただし、一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるときは、この限りでない。
第186条 常習として賭博をした者は、3年以下の懲役に処する。
2 賭博場を開張し、又は博徒を結合して利益を図った者は、3月以上5年以下の懲役に処する。

この条文が生きているのに競馬やパチンコ店が隆盛を極めているのは可笑しいと思っている人も多いと思うが、競馬は特別法で保護されパチンコは3店方式の換金技術の言い逃れで刑法の条文の回避が成ったと妄想しているだけである。真面目に考えればパチンコ屋の存在は常習賭博の提供をやっているのだと言われても仕方がない。
 それはともかく、統合型リゾート(IR)推進法の成立は言い逃れがより難しい常習賭博場の提供を含む法律である。これをやるには刑法第185条と第186条に向かい合わねばならないという問題があると思う。国会議員の人々は賛成に回った人からも、反対に回った人からもこの現行法についての見解を聞くことがない。真面目に考えているのだろうか?
 他の公営ギャンブルと同じ感覚で特別法で保護されているから何も問題はないと思っているのだろう。しかし、そういうことを続けると法の支配が崩れていく怖さがある。賭博行為の禁止を謳う刑法の誕生は憲法の精神が込められているのだそうだ。昭和25年に賭博を禁止する最高裁の判例がある。それによると
『賭博を処罰する根拠として、賭博が「諸国民をして怠惰浪費の弊風を生ぜしめる」こと、「健康で文化的な社会の基礎を成す勤労の美風(憲法二七条一項参照)を害する」こと、「暴行、脅迫、殺傷、強窃盗その他の副次的犯罪を誘発」すること、そして「国民経済の機能に重大な障害を与える恐れ」があること、を挙げています。(昭和25年11月22日、最高裁)』

 憲法第27条健康で文化的な社会の構築に反する行為として『賭博』があると最高裁は判断した。これに反する法案を成立させたという事は刑法第185条及び第186条をどうするのかについて踏み込んだ見解を国会はやらないと可笑しいような気がしますね。
 賭博にかかわる問題はこれだけではない。パチンコ店ではマネーロンダリングの問題が疑われるほど1回に巨額の金が動く事はほとんどないが、カジノの場合は既に世界中で問題になっている。犯罪で得られた金を表に出せる金に換えるシステムとしてカジノが利用されているそうだ。そして、ギャンブル依存症対策である。
 パチンコ屋の隆盛によって我が国では既にギャンブル依存症に陥った人々がいるのにかかわらずそれを無視してさらなるギャンブル依存症の患者量産に舵を切る事は人間のする事ではないと思いますね。悪魔の仕業ではないのか!

 我が国には既に一般社団法人 ギャンブル依存症問題を考える会が、今回のこの法案について
『「今は存在しないカジノに反対して、パチンコの問題に目を向けないのはおかしい」と指摘する。』これは法案に反対する野党民進党他にも向けられた言葉である。

 『厚生労働省の調査結果によれば、ギャンブル依存症の患者は国内におよそ536万人いるとの推計が出ている。』これは、2009年頃に厚生労働省の依存症対策研究班が推定値として出した数字であるらしいが依存症という概念の中にアルコールや薬物依存症なども含まれているような印象を受けるので、厚生労働省のデーターベースを調べまくったのですが、ギャンブル依存症としての単体の数値を明確に指摘するには至っていませんね。他の患者も含めた数値かもわかりません。しかし、20兆円産業と言われるパチンコの隆盛を考えるとかなりの数の依存症患者が発生しているのではないかと思います。536万人と言っているのは共産党の機関紙にある数字です。政治的な意味が強いと思いますね。しかし、パチンコの害は大きいと思います。

 刑法の条文をこれからどうするのかについて議論していただくことになる。我が国の規制緩和がこういう情けない方向にのみ向かうのは残念なことである。パチンコを壊滅してから考えていただきたかった。

投稿: 旗 | 2016年12月15日 (木) 04時09分

極々一部の側面だけに焦点を当て
『安倍がぁ~』『安倍がぁ~』
と言っておれば良いだけのマスコミって、本当に誰(サル)でも出来るお気楽なお仕事ですね。
政権に批判的な学者や専門家の見解だけを集めて記事にする。反論する側の意見は、絶対に取り入れない。両論を織り混ぜた記事なら判断材料としての価値もあるが、一方的に私見を述べるだけなら、
『政治家として、お前がやってみろよ』
又は、そんなに著名(誰に?)な専門家なら
『政府に直接提案してみれば?』
としか思えない。国の為に本当に『善し』とするなら、どんな手を使っても政府に直接提案するべきなのですよ。そうでないなら、ただの陰口でしかないのですよ。マスコミもこの優れた(?)専門家を紹介すれば良いのですよ。
そうせずただの陰口を記事に出来るマスコミ、って本当に短絡的でお気楽なお仕事ですね。あぁ~羨ましい。


投稿: 吉法師 | 2016年12月15日 (木) 11時22分

     ≪とほほのほ≫
日経-中沢克二さん【習近平主席「トランプ劇場」に我慢の限界? https://goo.gl/BAFCal 今回の事態はある意味で軍が習近平に圧力をかけている、とも言える。‥いつまで習近平が我慢できるのか。限界は近付いてきている】
⇒他ならぬ「中南海の内部情報に長けた中沢克二さん」のご託宣だから無碍にはできない故に、余計に胸騒ぎが強く響く。
世界の大国にトランプゴリラ、安倍Monkey、Putin白熊‥などとても智的な人間とは言えない「獰猛で乱暴な生物(Asad、Erdoğanなどの小者は省略)」が跋扈する今の世界で、習近平だけには中国古来の訓えの真髄(“中核的利益”を超える“価値”!(哀笑))に倣って欲しいものです。贅沢は言わないが、例えば‥、
孟子【天時不如地利、地利不如人和、‥故君子有不戦】
孫子【百戦百勝、非善之善者也。不戦而屈人之兵、善之善者也】。
まあ、然し、日本の足元の現実では、不本意にも安倍Monkeyを担がされている日本市民としては、正しくは「贅沢は言えない」か。

投稿: 小倉摯門 | 2016年12月15日 (木) 12時37分

     ≪黒田日銀の慚愧≫
NYT:Fed Raises Key Interest Rate, Citing Strengthening Economy
http://nyti.ms/2hG0rAX ”Fed officials continued to predict the economy would expand at an annual rate of about 2 percent for the next few years”
この発言の2%と云う具体的数値に大きな意味はないが、「今後2-3年は実体経済が安定的に成長して行く」と予想できる中央銀行は幸いですね。政策金利の引き上げはその見込みや判断があってこそできる、即ち実体経済が改善した単なる結果に過ぎないから尚更です。
逆に、黒田日銀は、実体経済の無知に無知で、株価や円相場など金融策にしか脳がない、また木で鼻を括るような唐突な(注)賃上げ要請をするしか脳がない「暗愚な安倍Monkey」をボスに担き、臆病風に吹かれている茹で蛙の経済人に頼らざるを得ないのですから、極めて不幸な境遇を強いられている。黒田さんはこの Yellen会見を羨ましさと慚愧を以って視られたのだろう。
(注)石破さん流に言えば、「政策パッケージがない」でしょうか。

繰り返しになりますが、ご自愛専一に願います。石破さんにとってご体調の回復は、「重要な国事行為」(普通の日本語)ですから(ニッコリ)。

投稿: 小倉摯門 | 2016年12月15日 (木) 12時40分

石破先生

私の一国民母としての意見を書かせて頂きたいと思います。
愛子さまにとっては天皇陛下は、おじいさま。
私達とは身分は全く異なりますが、子供から見たら、おじいさま。
愛子さまのご心労、雅子さまのご心労、日本国民なら、直面したことのあることではないでしょうか?
男女の産みわけ。
現代の医学では、不可能と私は不妊外来の勉強会でdoctorからご回答頂きました。

天皇家、政治家、社長、弁護士、医者、サラリーマン。
どんな役職にあれ、私のような障害者の家庭であれ、家ではお父さん、お母さん、おじいさま、おばあさま。

私達、母子から見たら、愛子さま雅子さまのご心労、それを支えられる皇太子さま、天皇陛下皇后陛下の激務。
日本国民のどの一般家庭にも、これほどの負担はないのでは?と想像してしまうのが、私の母としての意見です。

憲法の問題。
私のような素人には、なかなか難しくわかりません。

ただ、私が今母として思うことは、天皇家であれ家庭を大事にしたいと奮闘されてこられた皇后陛下の母親としてのお姿を見て育った世代ですので、ご高齢となられた天皇陛下皇后陛下には、おじいさま、おばあさまとして、天皇家のご家庭のためにお体を大切に過ごしていただけますよう、有識者会議が進みますこと、お祈りしております。

投稿: 下村範子 | 2016年12月16日 (金) 02時48分

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