長島忠美先生ご逝去など
石破 茂 です。
去る18日、長島忠美衆議院議員(新潟5区選出・元山古志村村長・元復興副大臣)が急逝されました。享年66、数日前の早朝に議員宿舎の食堂で言葉を交わしたばかりでした。あまりに早い突然のご逝去を悼み、心より御霊の安らかならんことをお祈り申し上げます。
我々が野にあるとき発生した東日本大震災の際、自民党復興本部の中枢として、山古志村での震災に対応された時の経験を活かして素晴らしい働きをしてくださいました。復興特別委員会で質問に立たれた先生は、菅直人総理に「仮設住宅を建設する時の留意点は何か?」と問いかけ、通り一遍の答えしかしない総理に対して「これから暑くなるまでに仮設住宅のすべてが完成するわけではない。避難所の冷房も今から準備しなくては間に合わない。避難所周辺の生活道路に砂利を敷いては絶対に駄目だ。車椅子のお年寄りにあれほど辛いものはない」と具体的に諄々と説かれた時のお姿が印象に強く残っています。この方が自民党に居られて本当に良かった、と当時政調会長であった私は思ったことでした。越後人らしく、寡黙な中にも実直で、誠実で、行動でその思いを体現された方でした。残念でなりません。
自民党東京都連の新会長選びを「総裁派閥細田派と非主流派石破派の代理戦争」と報ずる向きも多くありますが、相変わらずそのような政局的見方しか出来ない報道をとても残念に思います。
都議選における惨敗をどのように総括し、何を改めるべきなのかという視点を欠いてはなりません。単なる面子や好き嫌いや利害にとらわれて都民の利益や党の将来を見失ったとき、今度こそ主権者たる都民の鉄槌が下ることを我々は肝に銘ずるべきだと強く思います。誰が選ばれるにせよ、透明性が高く、多くの人が参加する有意義な議論を経て、正しい選択が行われることを切に願います。
30年度予算の概算要求時期となり、各省からの要求事項の説明、農林水産や防衛をはじめとする自民党の調査会や部会の幹部会、平場(ひらば)の全体会合などの日程が目白押しなのに加え、本日はこれより茨城県知事選挙に立候補している新人、大井川和彦候補応援の街頭演説のため下妻市、桜川市へ参ります。
明日は大阪府下6か所、来週も北海道や宮崎県での講演や演説が予定されており、その準備もしなくてはならないため、落ちついて物事を考えたり記したりする時間が取れません。前回に引き続いて言い訳ばかりで恐縮ですが、何卒ご容赦くださいませ。
26日土曜日は、岡下昌平衆議院議員の勉強会で講演(午前11時・ホテルゴーラリージェンシー堺・大阪府堺市堺区)、鳥取県ファンの集いin関西(午後1時・リーガロイヤルホテル大阪)、自民党大阪府連「なにわ塾」で講演、自民党大阪14区支部街頭演説会(午後5時・羽曳野市古市駅前、午後5時半・柏原市河内国分駅東口、午後6時・柏原駅西ロータリー)、という日程です。
夏風邪がなかなか治らず、体調不良がずっと続いています。皆様におかれましては、どうかご自愛の上ご健勝にてお過ごしくださいませ。
大井川かずひこ候補の応援の様子です。
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