「国難」など
石破 茂 です。
「日本の国難」とは、2100年5200万人、200年後には1391万人になると予想される急激な人口減少と、激変する北東アジアの安全保障環境です。この時期の解散なのですから、この二つに明確な選択肢を国民に提示しなければなりません。
日本の高度経済成長の背景となった人口ボーナス期とは全く異なる人口構造になったにも拘らず、産業構造の転換も、人口政策も後手に回ったことは、我々政治に携わる者に大きな責任があります。金融緩和と財政出動で生まれた時間的猶予の間に、産業構造の転換と、地方・女性・人生のベテランが持つ潜在力を最大限に引き出す必要があります。
「やりっぱなしの行政・頼りっぱなしの民間・全然無関心の市民」という「地方創生失敗の三位一体」は秋田市在住の漫画家・こばやしたけし氏の言葉ですが、まさしくその通りですし、「行政」を「中央」に、「民間」を「地方」に置き換えても構図はほとんど同じです。
私が防衛に政策の重点を置くようになったのは、25年前、金日成主席の80歳の生誕祝賀行事の際に北朝鮮をこの目で見てからです。
当時は拉致問題も顕在化しておらず、核もミサイルも未だ実験しておらず、我が国巡視船との銃撃戦も無く、金丸自民党副総裁がお祝いのために訪朝するような時代でしたが、徹底した反日・個人崇拝、国民に対するマインドコントロールの実態を見て心底驚愕し、この国は将来必ず日本にとって大きな脅威になると直感したものでした。
その後、有事法制の成立、ミサイル防衛システムの導入など、拒否的抑止力の向上に努めてきましたが、北朝鮮の脅威が現実のものとなった今、核抑止を含む日米同盟の実効性向上、ミサイル防衛体制の拡充、国民保護体制の整備を早急に図り、脅しに屈しない外交による平和的解決を可能としなければなりません。
民主党政権当時の岡田外相が「危機的状況や重大な局面においても非核三原則を貫くかどうかについては時の政権が判断する」と国会で答弁しているように、非核三原則のうち「持ち込ませず」については実質曖昧な状態になっているのですが、危機的な状況になってから「持ち込み」を行うことはかえって事態の悪化を招きかねませんし、仮に米国が「持ち込まない」という判断をすれば米国の決意が疑われかねず、どちらもあまり得策とは考えられません。平時における抑止力の実効性について、精緻な議論を経た結論を得ることが必要不可欠です。
ミサイル防衛については、SM-3ブロックⅡA(日米共同開発の新型迎撃ミサイル)とイージスアショアの早期配備、EMP対応も可能なブーストフェイズでの破壊能力(BPI)の具体化と法整備を急がねばなりません。
国民保護については、国家緊急事態基本法の制定を急ぐとともに、情報伝達の迅速性と正確性を向上させなければその実効の確保は望むべくもありません。
以上の二つの実現は、極めて急を要します。この選挙は「自公VS希望の政権選択選挙」「安倍VS小池」と言われるようになってきましたが、「国難突破か、しがらみのない政治か」などという抽象論を闘わせたり、「疑惑隠しの自己都合解散」「急拵えの実質第二民進党」などという応酬に終始することなく、双方が具体的な政策を提示し、国民に問う選挙でなくてはなりません。
自民党は、五年前に政権に復帰した時に国民が期待した「謙虚で、誠実で、正直な党」としてその原点に立ち返らねばなりません。これも強く訴えていきたいと思います。
地元である鳥取一区には初日と最終日に短時間しか入れない見通しですが、水月会メンバー、与党の同志が一人でも多く戻ってくるように最大限活動してまいります。
週末は、明日30日(土)が鳥取県倉吉市議会議員選挙応援、県政記者室インタビュー。
10月1日(日)が水月会秋田セミナー(午後1時半・秋田キャッスルホテル)にて講演、懇親会、という日程です。
皆様、ご健勝にてお過ごしくださいませ。
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コメント
お疲れ様です
投稿: mr | 2017年9月29日 (金) 19時50分
脅しに屈しない外交は今の憲法では到底達成出来るとは言い難い。なぜなら交戦権を認めない憲法を前提としている為に中国だけでなく、北朝鮮にも舐められている訳ですからね。日清戦争では海軍が大砲を撃ち、交渉しましたし、日本も敗戦後の調印は米軍艦の上でした。富国強兵とは良く言った物で軍事力と経済力を兼ね備えて外交交渉も筋が通る様に交渉出来るのであって、どちらもない国はどうなるか?フィリピンが国際司法裁判で勝っても無視され、チベットが軍事力が弱い為に国が無くなったのを見れば明らかです。幸いにも日本は完全とは言えずともある程度の軍事力と経済力がある。しかし憲法を改正して交戦しなくても交戦権を認めないと抑止が効かない。現行憲法でも加憲でも改正でも良いとは思わないが国民の理解が伴わなければ根本をかえる事は出来ない。そして国難を招き寄せているのも憲法9条と交戦権を他国の信義に任せている所に問題がある。北朝鮮から拉致被害者を救出出来ないのも、竹島を奪還出来ないのも、中国の船長を暢気に返すのも他国が介入すれば何も出来ないからである。国民がここに気付かないと国難は続々とやってくる。
投稿: 忍者 | 2017年9月29日 (金) 20時33分
先生、スタッフの皆様、こんばんは☺
石破先生のためなら、自民党、ハリキッって応援します。政治にほとんど、興味ない友人知人にも、なんとなく、選挙に行ってもらいます。私の周りは、選挙に行けば、自民党に比例位は、入れるけど、行くのが面倒くさいという人たちが多いです。
でも、自民党が勝って、安倍さんが続投するのが嫌なんで、どうしようかなって迷い中です😁
投稿: なこ | 2017年9月29日 (金) 20時47分
安倍総理がそのまま総理になられる状況だと、
自民党を応援し難いです。
私は自民党と阿倍さんを応援してました。
石破さんが幹事長をやっていたその時は、
特に、熱烈に応援してました。
そして、それがすごく心地よかった。
なのにまたまた、様々ガッカリしていて、
投票に行かないってのはなくても白紙で出してしまいそうです。
安倍内閣が設立した、あの時の、
鮮烈な、清々しさ。
やっと、心配ない政治が行われると言う安心感。
今は、それが全く無いです。
ここ、最近は、腐った排除したくなる自民党に戻った感じです。
私は、石破茂にこそ、
総理大臣になって欲しい。
あなたが農水大臣の時に、さりげなく助けて頂いた恩は絶対に忘れません。
バカな大臣が載せられるこの国家の農政。
もう絶望していた中、
あなたが農林水産大臣を受けて下さった
時の安堵と安心。
やっと、まともな人が大臣についてくれた!!
あなたは私の期待を裏切らなかった。
自民の内部は絶対に駄目。
安倍総理がまた総理なら、自民に入れたくなくなる。
だけど、
石破茂に総理になって欲しい。
その思いで自民党に票を入れると思う。
投稿: 堀 仁美 | 2017年9月29日 (金) 20時51分
石破先生、大事な時に必ず「お鉢」がまわってきます。私は応援しております。
投稿: 荒井和伸 | 2017年9月29日 (金) 21時57分
戦後、任期満了をもっての衆議院解散は、1976年12月の三木内閣の時しかないそうである。石破さんが初当選した昭和61年7月の総選挙以降、今回の総選挙までの任期を平均すると3年半であるが、現安倍内閣では前回2年、今回は2年10ヶ月と短い。郵政民営化解散の時のような国民にわかりやすい理由があるわけでもなく、北朝鮮情勢が緊迫しつつある今、そのような急を要する「国家緊急事態基本法」の審議もないままの解散に、衆議院議員の人自身は納得できるのか。大儀が必要なのは国民ではない。国民は解散の理由を知りたいだけだ。勘違いしていないか。時の政権を支持・応援するのは人それぞれ自由だが、今後、米朝間で武力衝突が起きて有事となり、自衛隊が米艦防護の任務の際に攻撃され戦闘状態となって犠牲者が出たり、スカッドERなどの巡航ミサイルに在日米軍基地を狙われ、迎撃失敗・着弾で多くの犠牲者が出ることも、絶対ないとは言い切れない。そうなればそれは政治の責任であり、支持・応援した人の責任でもある。その時に犠牲者に対して、自分自身が重い十字架を背負って生きていく覚悟があるかどうかを、政権支持者の人に聞いてみたいものである。そ知らぬ顔をして逃げるのはただの卑怯者、愛国者でもなんでもない。「圧力をかけるべきだ」と口で威勢のいいことを言うのは簡単だが、もし、北朝鮮が拉致被害者を画面に登場させて、「この人たちを見殺しにするのか」と迫ってきたら、日本政府はどうするつもりなのか。私は、圧力をかけるなとか北朝鮮に頭を下げろなどと言いたいのではなく、最後まで「対話に応じる条件として何が望みなのか、答えよ」と、しつこく諦めずに全国民の前であちらにメッセージを出すのが、政治家の務めというものではないのか。
防衛装備品についても、「イージスアショアの早期配備をします」「はい、そうですか」というわけにはいかない。費用は、設置場所は(佐渡島1基で足りるのか)、間違いなく敵の攻撃対象になるが現地住民の同意は得られるか、これを導入することによってミサイル迎撃効果が本当に上がるのかなどを国民に何も説明しないのは、政治の怠慢・驕り以外のなにものでもないと考える。
投稿: 撮り鉄 | 2017年9月29日 (金) 21時58分
批判の応酬ではなく、自民と希望の双方が政策論争をすべき、という考え方は理解できる。
だから万が一、小池さんが衆院選出馬表明したとしても、都政を投げ出したなどと批判しないでほしい。
自民党が小池さんの行動を批判するから、希望も自民党批判をしたくなるのだろう。それによって、政策論争より批判だらけになってしまう。
投稿: 匿名 | 2017年9月29日 (金) 21時59分
お疲れ様です。民新党の代表選から間もなくのこの変わり身の早さには驚きはなく、呆れるというのが本音です。
なぜこの時期に?というのが大方の疑問点でしょう。
まあこの時期の解散についても言えますが。自民党の選挙公約に上げられそうな、高等教育無償化は、パラサイト公明党の最も押しているツボですが、果たして選挙で勝って税金をばら蒔きして、費用対効果はいかほどになるでしょうか?公明党が押した、クーポン券等の景気押し上げは過去の記憶で殆ど効果がなく、同じ轍を踏もうとしています。
石破さんはどう思っているか、よく聞こえて来ませんが、そろそろ連立政権の解消は如何でしょうか?
非核三原則論議も公明党は改革の意志がありや?
まして憲法9条改正への話しも公明党からは聞こえない来ない❗来る事はないでしょう。
自民党の議員でも、もっと積極的に国防論議をしたい方もいるはずですが?パラサイト公明党が居ることにより、二の足を踏んでいる状況ですかね!?
もはや旧態依然の選挙の為の選挙では困ります。保身の為の選挙では困ります。
国民を如何に国難から防ぎ、繁栄維持発展させるのが国会議員、与党であり政府の使命だと思いますが。
投稿: 畠山敏三 | 2017年9月29日 (金) 21時59分
政治の記事を見てると、村上誠一郎さんまでもが今回の解散を批判してるようです。河野洋平さんや小泉元首相もそうですが。
野党から批判が出るのは当然としても、身内というか重鎮というか、そういう人達から批判が出るのは明らかに異常です。
投稿: 匿名 | 2017年9月29日 (金) 22時41分
【 共産党を利する 今回の衆院選 】
今回の選挙は 簡単で、
民進党が、希望の党に 事実上、飲み込まれる形での解党。
つまり、保守政党が 自民、希望、維新と
保守のパイを 食い合う構図。
一番得するのは、共産党。
希望の党は、具体的な政策も無く、実績もない党だが、
小池人気による ご祝儀相場で、
今回の衆院選でも 大いに善戦するだろう。
彼らと同じパイを 食い合う 自民が一番の被害を食うね。
安倍政権の驕りが、今回の危機を招いたとも言えるが、
時代の要請だ。
小池さんは、しがらみのない、”現実的な安保政策”を 理念として掲げていたと思うが、
しがらみがない なんてのは、意思決定過程を余程厳格にルール化しないと、非現実的な話だが
「 現実的な安保政策 」というのは 魅力的なフレーズだ。
継ぎ接ぎだらけの、増設を重ねた 温泉旅館などと 揶揄される
分かり難い 日本の安保法制。
只でさえ、一刻を争う 瞬時の判断を要求される 有事における現場において、
こんな分かり難い 安保法制で 実際の役に立つのだろうか?
「 リセット 」を連発する 小池さんだが、
真にリセットすべきなのは 我が国の 虚飾に塗れた 分かり難い安保体系だと思う。
ゼロベースで 作り直すべきだと 私は常々、思っている。
これは、自民党を離れた 保守政党でなければ、
それこそ、これまでの しがらみに縛られて 出来ない話だ。
ーー
非核三原則の、「持ち込ませず」を持ち込ませる
核シェアリングに ついては、
やはり、非現実的だと思う。
現実には、上手くいかない。
NATOでの実績も、正直、冷戦期のソ連の ”経済的自滅”に負う所が 大きく、
核シェアリングが 実際、どれほど機能していたのか 疑問だ。
”共有資産”とは 余程、オープンにしないと、
それが セキュアであるほど 切所の際には 共有する側同士のエゴがぶつかり合い
機能しない。
それに、自国の完全なコントロール下に無い 核兵器を わざわざ持ち込ませるなど
管理上、危険極まりない。
日本は もっと普通に、先の敗戦を検証すべきなのだ。
なぜ、負けたのか? の検証が 全くで来ていない。
だから、過剰に怯え、同じ轍を踏む羽目になる。
なぜ、負けたのかが 理解できれば、
自ずと、それに至る 愚かな行為が見出せ、
今後の抑止に 役立つ。
投稿: ぴっぽー | 2017年9月29日 (金) 22時51分
今回はとても厳しい戦いになりそうですね。
自民が政権奪還した時のことを思い出しました。(本当に嬉しかったです。)
原発ゼロは机上の空論です。
消費税も国民の顔色ばかり伺わず上げるべきだと思います。
投稿: 一ファン一意見 | 2017年9月29日 (金) 23時11分
石破さん
どーしてこんな総選挙になってしまったのでしょう?
安倍首相の大義なしの解散から小池都知事の独裁としか思えない政党作り
国民は何がなんだかわからないまま、報道はどんどん話が大きくなり
はい、選挙です
どちらにしますか?
と言われても正直、安倍首相も話してることがよくわからない
小池都知事なんてもっての他
私はちゃんと話が聞きたいです
政策、これから日本はどうなるのか?
政治は何をしてくれるのか?
国民は何をすればいいのか?
何を信じればいいのか?
子供たちも全員選挙権を持ち
こうやって話を聞いて自分が支持したい人に1票を入れるんだよと教えてきました
選挙期間はあちらへこちらへ伺い話を聞かせました。
しかし、今回ばかりは…
自民党も希望の党も理解出来ません
石破さん、どんどんメディアに出てお話して下さい
国民皆に伝わるように
全国だから、あちこち行ってる間に、皆に伝わらないうちに
選挙は終わってしまいます
都議選のように勢いだけでブームだからと報道は小池1色になり、政権交代などにならないようにお願いします
石破さんが首相になって欲しいとずーと願って来たのに
こんな形になって政権交代だけは、嫌です。
大変ですが、石破さんだけがきちんと政策で戦える話が出来る人です
どうかお願い申し上げます。
投稿: 木山鳥明美 | 2017年9月30日 (土) 00時19分
山口達夫、フェイスブック、9月29日より
CPI、8月急進、実質賃金更なる下落懸念(山口達夫)
・以下の指数は全て前年(同月)比
最近のCPI(消費者物価指数)の変動は以下の通り。
年平均 14年 2.7%(消費増税で2%物価上乗せ)
年平均 15年 0.8%
年平均 16年 -0.1%(世界的原油価格下落による慈雨が日本へ)
17年5月 0.4%
6月 0.4%
7月 0.4%
8月 0.7%
最近の企業物価指数(CPIより3~6カ月先行するといわれている)
5月 2.1%
6月 2.2%
7月 2.6%
8月 2.9%
実質賃金(確報値)
5月 0%
6月 -0.1%
7月 -1.1%
(名目賃金が大きく上昇する要素は現在国内事情には存在しない。よって、物価上昇により実質賃金はどんどん低下して、消費が干上がる)
今後、年末から来春に掛けて、このままでは、著しい消費退潮が起こる可能性がある。
こんな状況で、見かけの大きい物価上昇となる消費増税を規定路線とすることが、果たして許されるのか!
(山口達夫)
投稿: 山口達夫 | 2017年9月30日 (土) 00時43分
維新の公約が中々面白いが、憲法改正だけでなく、消費税凍結、行財政改革、議員定数や報酬3割減、統治機構見直しや防衛体制見直しもうたっている。自民党が党是としながらも憲法改正に踏み込めず、加憲で修正を迫られるのは公明党の連携があるからだ。総理が憲法改正草案を他党でも検討して貰いたいという事でもっと具体的な議論が加速するかもしれない。出来る出来ないと別にすればかなり維新の案に近いかもしれない。ただ個人的な事より多くの国民が追い付けず、意識改革が必要なのも否めない。政治家であれば少数で先に行き国民の先頭に立つ事もするだろうが国民の側からすると今何が必要で何が出来るかになってしまう。そしてその必要が出れば投票行動を変えれば良いし、過去にもそうして来た。小池新党も憲法で線が引かれる様だが自民党からの政権移譲を視野に入れている動きなのは間違いない。自民党も何時までも他国に配慮していると右寄りの連立野党に遣られかねなくなる日が来るかもしれない。しかし小池都知事は発言右翼、行動左翼独裁なので注意も必要だ。
投稿: 忍者 | 2017年9月30日 (土) 07時00分
適齢期を迎えた男女がどうすれば「子どもを産み育てる」喜びに価値を見出せるか?と三回目の被爆国にならないためにはどういう政治家が必要か?の二点を考えて投票したいと思います。
未来への先導、よろしくお願いいたします。
投稿: kktf | 2017年9月30日 (土) 07時49分
おおっ!予定通りのご更新、有り難うございます。平時に増しての東奔西走の激務、どうぞご自愛をお忘れなきよう念じます。
石破さんにも大変にご苦労な選挙になりましたね。表見的には小池百合子さんの所為に見えますが、その実、その根源は安倍Monkeyの所為だと思います。有権者には、安倍Monkey自民党のために投票するか、国家国民のために投票するかと云う意味付けが可能になったと。まあ、小池さんの本性は未だ判りませんけどね。
≪国難にも鉄則は「誰>>>何」≫
引用【日本の国難とは‥①急激な人口減少と、②激変する北東アジアの安全保障環境】
国難を「何」のレベルで並べれば、仰る通りだと思いますが、脱出の目途が立たない③財政危機も④経済停滞もあると思う。然も、それらの国難は、外的要素が強い②を除けば、内政の舞台で為政者が(事後的にであれ)暴露した不作為や無能に起因する。“(人災を捩って)人難”と云う側面が際立つ。即ち「誰」の問題だと解る。その“人難の犯人“は過去に遡れば数多いるが、現職の安倍Monkeyの歪みや不作為や無能が糾弾されるべきだと思う。即ち、≪全ての国難を惹き起こしている病巣は安倍Monkeyだ≫と。
それは理不尽に見えるかも知れませんが、政治権力者には過去の先人の功も罪も纏めて引き受ける存在であり、そして罪は贖い問題は解決するべく、強大な権力を与えられているのだ。その権力は、仮にも密室で談合し、♪己の腹心の友♪や、♪女房のお友達♪に、国費を盛って便宜を供するためではない(嗤)。況や己や子分のスキャンダルを隠蔽するためでもない。
(蛇の足)
②に関して、【日米同盟‥ミサイル防衛体制‥国民保護体制‥外交による平和的解決】が挙げられてることに異存はない。
然し、愚者が最重要とする肝心の≪外交(英語ではSoftPower)による平和的解決≫が最後に♪金魚の糞♪のように扱われているのは、全く合点がゆかない。然も、他の手段には力強くかつ多弁であるのに、このSoftPowerに関してはその一言だけしかないのが気に入らんw。
投稿: 小倉摯門 | 2017年9月30日 (土) 09時31分
「(25年前)この国(北朝鮮)は将来必ず日本にとって大きな脅威になると直感した」―-先生のこの表現が私を落胆させるのです。傍観的で評論家然と思えてなりません。「直観」されたのなら、なぜその時、次善策を提案するなり実行されなかったのでしょうか。
昨今の石破先生の言動に地団太踏む限りです。次期リーダーは常に先生が最適任と認識している私は”なんたるKYぶりか!”と残念に思うことが多いのです。
土井(たか子)さん、細川さん、小泉さんそして今回の小池さんと劇場政治が「風」を起こします。しかし政治の本質は「風」ではありません。石破先生の思考・理想・矜持こそ政治のあるべき姿・道と思っています。
ただなぜこの数年、この時期に及んでも先生にいわゆる「良識の風」が吹かないのか。なぜか。ポピュリズムに迎合する必要はありませんが「国民に理解させる能力」が不足しているのではないか、と(失礼ながら)感じる時があります。国民は想像以上に賢明です。理解する能力は持ち合わせていると思います。
柿が熟して落ちるのを待っていては遅すぎます(私にはそう見えるのです)。今回の総選挙で「石破ここにあり」を発信してください。賢明な国民は先生を待っています。
投稿: 吉原和文 | 2017年9月30日 (土) 10時32分
石破様、こんにちは。衆議院選がはじまります。今回は、日本の今後の行く末を国民が判断する選挙になるのではと思います。周辺諸国で有事が起こりうる状況の中、時の政府がどのような安全保障、外交をしていくのかが国民は興味を持っているのではないかと思います。現在の政府は、憲法改正ばかりに力を入れ、実際、有事になった場合の対策を具体的に国民に示していません。今、有事となった場合、国民をどう守るのかを明確にしていただき、ミサイルが落ちた場合、どのように避難すればよいかなどシュミレートしてほしいです。国民を刺激しすぎるのはよくないですが、今の段階で政府が示しうる措置などを具体的に示していただけたらと思います。石破様、選挙頑張ってください。
投稿: hitomugi | 2017年9月30日 (土) 11時14分
衆院選で希望の党の存在を警戒するぐらいなら、解散せずに国会を開いて野党の追及に応じた方が良かったのではないでしょうか?
投稿: 匿名 | 2017年9月30日 (土) 11時22分
石破さんのお考え全く同意です、安倍さんは今選挙で国難と言い始めました、その狙いは見え見えで、こんな事は国民の多くの方が理解されている事と思います。
北朝鮮問題の対応は十二分に行なって貰わなければ成りませんが、集団安保法案を今回どのように活用されるのか不明です。
それも大事ですが、財政再建策の何もしていません景気が良くなればと言っていましたが財政再建が出来るほどの成長は見込めないのが現実と思います。
一千兆円の借金が一千百兆円になろうとしています。
こんな時に選挙目当ての学費無料化を言い出す了見が全く理解出来ません。
誰でも増税は嫌ですが、今は増税が必要で正直に国民に話す必要が有ると思います。
安倍総理は都合の良い手前勝手な事ばかりを言います、しかし野党が余りにもだらしが無いのでご都合主義の安倍さんの話に説得力が出ます、安倍さんは言った事には責任を持つべきで、国会では説明不足とか思い上がっていたとか言っていますが、それは何にも改善されてなく言葉だけが先走りしています。
確かに今の野党には政権担当能力は無いと思いますが、安倍さんの独裁的政治のやり方は全く賛同は出来ません。
石破さんの早期の総理総裁誕生を待ち望んでいます。
投稿: 橋本 脩二 | 2017年9月30日 (土) 13時28分
ネットの中で、在日や朝鮮半島に向けられる憎悪にも似た暴言の数々。
ロヒンギャにも興味なく国内に250人ぐらいいることさえ知らない。尖閣や北方領土の現状にも実際には関心うすく。難民、移民の受け入れに関しても疎く。
自衛隊、警察官何人いるのかわかっているのか?自衛隊は25万人程度。
警察官も事務方を除けばそんなもの。
北朝鮮は1,379,000人。
韓国で659,500人
地上戦になれば、日本単独では立ち向かえないないのはあきらかだ。
地上戦などあるはず無いと言われる方は日本人が国内から簡単に何人も連れ去られているのを見れば否定は出来ない。
尖閣も中国の公船が沢山やって来てる。
アメリカなしでは国防など成り立たない。今後益々自衛隊や警察官は減りますよ!少子化ですから。
ここで冷静になり考えてみる。
もし、神がいて、近年において罪のない、若しくは無抵抗な日本人を大量に殺したのは誰か?と聞かれたら?アメリカではないでしょうか?
原爆の2度の投下、紛れもない一般市民への人体実験。国土への空襲。女子供が焼け死にました。疎開中の子供が沢山乗った船さえ攻撃された。
旧ソ連でも、シベリア抑留や北方領土を退去させられた時など。
なのに、日本人は何故こんなに、朝鮮半島や中国の人を差別するような言葉を吐く者がネットでなんと多いことか?
支配し、辱しめ、殺戮に及んだ日本の歴史に日本は直面出来ないでいるからか?
戦争で戦士が死ぬのではなく、空襲や原爆で日本人が大量に死んだ事実に目をつぶったまま、今日まできたし、国際社会においてアメリカは非難すらされてない。
日本はそう言う立ち位置の国だと言うことを忘れないことだ。
お金だけだから。国際的に誇示しているのはお金だけ。安倍晋三のやり方は賎しい。
天皇がいて下さるから、日本民族としての地位はヨーロッパにおいてたもたれているが。
日本は防衛をおざなりにしてきた。
被爆国でありながら。
シェルター設置率も最低。
水と安全はただだと思っている目出度い民族だ。水でこそ現代は買うが、それは政府が提供したものではない。
安全はどうか?国に依存するしかないのか?
国民は何もせず、在日や隣国叩き、あとは、国がまもれと?
確かに、日本が朝鮮半島や中国から王朝を奪い、中国は結果的に奪う事になり。政府が著しく品性の欠けるものとなった事実はある。
でも、そこは日本も同じ。最近の政治家は特に品性に欠ける。
隣国の政府のありように対する非難はいい。
私たち民間レベルは何をする?何ができる?
日本人の良さを忘れたのか?国同士はどうあろうと、民間レベルではどんな民族や宗教であろうと文化や技術や心を通わせて来た民族ではないか?
国難は国の外にだけあるなではない。日本人のレベルの低下、少子化。
子供がうるさい、泣き声がうるさい、女も働け、不貞、ヘイト 等々
国難は内にもあり。
有事であればあるほど、在日を理解し話し合いましょう。
北朝鮮政府や中国政府の違法行為をゆるしてはならない。
国連は信用できますか?中国は常任理事国ですが?尖閣諸島での行為を国際社会は容認ですか?
日本人は今の日本の意見や力だけでは国難を逃れる事は出来ない。国民こそ冷静に、ヘイトを憎み、にわか政党や独裁政治に踊らされぬようにしたい。
投稿: ちえぞう | 2017年9月30日 (土) 13時39分
今迄に人口減少して、滅びた国は御座いますか今の進歩で行くと、其方の方が地球を滅ぼしませんか、地球上は、何が起きても不思議では無い、
不安ばかり、
投稿: 中山貴司 | 2017年9月30日 (土) 14時32分
石破さん いい加減に目を覚ましてください。 貴方は何をめざいていますか? 何を言おうとしていmすか?
政治家の資格はないとお思いますが。 寝言が多い。
投稿: 榎本昇次 | 2017年9月30日 (土) 15時01分
石破先生、こんばんは!
確かに先生のおっしゃるとおりなのですが、
安倍総理がお話をしている内容は、あくまで、目次しか聞こえてきません。
これから、総選挙を戦われるわけですから、経済、防衛、少子化、消費税アップ等を何をどのように進めていくのか、はっきり説明すべきです。
国民は、目次だけ喋られても理解できません。
一国民として、安倍政権で目次に騙された感もあり、少しずつ、すり替えられているような気がします。
最後に、安倍総理が丁寧な説明として、この日本をどのようにしていくのかはっきりとしたビジョンを説明していただければよいと思います。
投稿: 東野郁夫 | 2017年9月30日 (土) 17時56分
国民の幸せを考える時、石破さんの言われた経済~社会保障での問題と、安全保障での問題は、最も重要だと自分も思います。それに国民自身がどういう選択するのか、問われる選挙だとも思います。
いろいろお考えの上だと思いますが、石破さんの本文に、「沖縄の基地」「憲法9条」がなかったのが少し寂しかったです。「沖縄の基地」問題を解決するためには、結局、遠回りだけど、自衛隊を軍隊として明記するのが解決への道だと考えるからです。
投稿: 社会保障から経済成長?! | 2017年9月30日 (土) 18時05分
石破先生
まずは総選挙、体調に留意されて頑張ってください。
投稿: 安永 | 2017年9月30日 (土) 18時05分
「安倍のイエスマン」に該当しない自民党候補者だけは、全員当選してほしい。
投稿: 匿名 | 2017年9月30日 (土) 19時06分
いよいよ選挙です。
民新党、希望の党の形振り構わない様をみるにつけ、あ~大半の政治家の仕事は選挙なんだと思わざる得ない状況です。
安倍晋三氏も相変わらず耳障りの良い言葉の羅列で、論理破綻も随所に見られながら、それを読みとく国語力は一部の国民にはなく。
小池氏のお金も時間もないなかで、民新党を乗っ取る作戦には恐れ入ったが、これでは民新党に対して出した政党助成金の意味がない。7月に入ったはずだが、違法行為ではないが、余りにも人をなめた暴挙である。
民新党が嫌で出た連中と一線をかくすならわかるが、前原はついでに民新党のリベラル派や自分に対抗する者を一掃したいと言う思いもあり、魂を売り渡したのだろう。
本来なら、潔く、民新党を出て希望の党から選挙に出るべき連中だ。
野田氏などが民新党の公認を得られないなど愚の骨頂だ。
一度政権をとり失敗したからこそ、健全な野党として立て直すべきでした。今回も前原達を追い出すべきでしょう。
この度の選挙は233の議席をとれなければ安倍晋三氏は退くと言いました。232議席であとは公明党でいいです。
巷には石破氏が小池氏に合流するとか、いう記事がネットにもありましたが。公明党の山口代表もいたって冷静でした。石破氏が今、ぶれるはずはない。
さて、地方がどう動くか?西宮市会議員、橋本健で有名になりましたが、前にも申し上げた通り、地方自治体の自民党議員は腐りきった者が多く、一部の利益を得る者を除いて、一般市民は辟易しています。
だからこそ、この度の選挙は楽観出来ませんよ。投票率が悪ければ自民党安泰かと。
地方創生から石破氏を外したことを悔いる結果になるのか?
希望の党は政治家にとっての希望の党なのです。うだつのあがらぬ議員や次は落選するかも知れない議員。いつかは大臣なってみたい議員達の希望の党なのです。
1つ疑問がありますが、党は代表のものなのか?前原氏の理屈の通らぬ暴挙を目の当たりにし、野田氏などに民新党の公認を出さないなら、もはや民新党は解体すべき。政党助成金は返納すべき。人としてどうかと思います。
投稿: ちえぞう | 2017年9月30日 (土) 19時31分
物心がついてから戦後72年経過し生きてきましたが、日本人の心は当初のアメリカの占領政策のとうりになってしまいました.それにしても解散後の議員さんの皆さんの行動は保身のためですかね人間として恥ずかしい限りです.振り返ると憲法改正にしても警察予備隊のころからあった話です.ご存じと思いますが鳥取の大先輩の古井先生がよくおしゃっていました。志の無い人は国会議員の資格は無いのですが、国民はまた騙されるのですかね.観念的な話では国民は理解する力が無いのです.応援しています石破さん頑張ってください期待しています.
投稿: 前田貞雄 | 2017年9月30日 (土) 20時11分
「25年前…自民党副総裁がお祝いのために訪朝するような時代でした」、そうなんです。最近の人は理解出来ないのも無理は無いと思うのですが、当時は、普通に、午後の通学時間帯に、西武電車に乗っていると、すぐにそれとわかる民族衣装をあしらった制服の女子数人のグループと乗り合わせることもありましたので、なんとなく肌感覚で現今との違いは、通じます。
投稿: ぱす | 2017年9月30日 (土) 22時29分
石破様の見識は素晴らしいのでしょうが、分かりにくい。なぜでしょうか?
引き続き注視していきます。
投稿: yahoos | 2017年9月30日 (土) 23時09分
核ミサイルに対する抑止力は核裝備しか無い。先ず核三原則を見直し「持ち込ませず」を廃し米国の傘を日本国内に導入すべきだ。聞く所によれば米国の核空母は既に入って来ているが日本国は米国の通知が無いから持ち込ませずが守られているとみなして居るそうだ。正々堂々核を導入すべきです。それにより敵方に日本攻撃の口実を与えるが積極的平和主義に徹すべきだ。将来自前の各裝備のため原子力発電を廃してはならない。
投稿: Tsuchiya, Yoshio | 2017年9月30日 (土) 23時38分
石破閣下が早く総理大臣になってください┏●
投稿: 武 | 2017年10月 1日 (日) 07時01分
【河野太郎氏の云っていることは正論である】
産経に記事があった。
『河野太郎外相は29日午前の記者会見で、民進党の新党「希望の党」への合流について、「特定秘密保護法に反対し、平和安全法制に反対してきた野党の方が公認をもらうために『賛成です』とおっしゃって、また全員反対になるのか。非常に曖昧模糊としている」と批判した。・・・・・「特定秘密保護法なしに今の北朝鮮情勢に立ち向かうことはできなかった」と強調した。安全保障関連法に関しても「日本海に展開している米艦隊に補給活動を行うことができるようになっている」と説明した。・・・・「日米同盟を基礎として戦後自民党、公明党政権が築き上げてきた安全保障体制をしっかりと維持するのか、曖昧な体制にするのか。それが問われている選挙戦だ」と述べ、安保政策が争点になるとの考えを示した。』
これに加えるなら、昨年の都知事選挙で鳥越候補を担いだ勢力は、小池知事の批判に回っていた。そのこと自体は別に問題にならないという人もいるかもわからないが、人格批判までやっていたような連中もいたのは事実である。そういう人がどの面下げて希望の党の門を叩くのかと云う事にも興味がある。政策的な違いとかも、その時は明確ではなかったにせよ。都知事選挙なのに、機密保護法等に触れて政権批判の言動とかもあった。こういう事が今回の衆議院選挙で改めて問題になると思うのだが、希望の党に入りさえすればなかったことになるのかと云う事を河野太郎氏は問題にしているように思いますね。節操のないと云う事ではなく、保身優先で主張を曲げる姿は、仮に、彼等が当選したとして、その後にどうなるのか? という不安を呼ぶことにつながる。
自分が間違っていたというのなら説明する責任も発生する。曖昧なまま何もせずに当選しました万歳ですわ。と云う事にしてほしくないわけだ。
今、小池氏は左巻を排除するとはっきり言っておられるらしい。あたりまえの話である。旧民主党がまとまりを欠き、常に分裂したような姿を国民に晒し続けていたのは基本的な理念がなかったからに他ならない。安全保障問題が彼等の鬼門になっていたのは、この問題に対する無責任が支配していたからである。
江戸時代にあった宗門改めの「踏み絵」のような審査があっても不安は残るだろう。反対していた人々が宗旨を改めたのかどうかは、外からではわからないと云う事がある。
国難の原因は彼等の存在である。沖縄の基地問題一つとっても、解決するために汗を流すことがなかったではないか。潰しにかかっていたのは国民の多数が知っている事である。
希望の党が民進党の左巻を排除出来るのかどうかは観察してみないと解りませんね。そして、これとは別に小沢一郎氏の存在がある。こっちはこっちで別の問題であるが疑惑を呼び覚ますことになります。
まあ、前途は多難ですね。自民党のライバルになれるのかどうかもわかりません。国民の支持が広がるのかどうかも不明ですね。
投稿: 旗 | 2017年10月 1日 (日) 09時58分
≪SoftPower、世界の非常識が善い≫
人の意識と云うのは不思議なもので、偶々、粗末な書棚に目を遊ばせていると、ふと「国難」の文字が目に飛び込んできたのです。このブログ並んでいる石破さんのご著書の一冊です(2012年発行)。
当時の私の書き込み(or落書きw)を頼りにぱらぱらとめくっていると、下記の記述(P106-107)に行き当たった。
―――――記(但し、趣旨)―――――
世界の常識では、国の外交力は、大きく三つの柱から成り立っている。①経済力、②軍事力を含めた安全保障、③武器輸出。
発行の5年前は、Joseph Nyeさんが提唱されていた概念「SmartPower=軍事HardPower + SoftPower」が、既に世界の一部で注目を集めていた頃ですが、現在も仰るところの【世界の常識】には至っていないので、当時も推して知るべし。
然し、このご著書では、SmartPowerのSもSoftPowerのSさえも全く言及がない。拝読した当時と同じく、読み直した今回も残念な想いを味わったものです(哀笑)。石破さんは、今でも、ブログでも講演でもインタビューでも、この21世紀的で智的な概念には、一言も全く触れられませんからね、今更ですけれど。
政治家を含めて安保のプロや実務家は、いつの時代も、また分野の如何を問わず、新しい優れた思想に後れる存在ではあるのですが、蓋をするのは愚かなことだとしても、後れすぎては拙いと思う。
その観点では、世界の常識を打ち破るべき≪先駆け≫になるのは、世界に稀有な平和主義を掲げてきた日本が最もFitした先進文化を誇る≪特異な国家≫だと思うのであります(慇懃ではなく強調ですw)。数十年前の日本は世界からあの≪驚異の経済成長≫を遂げた時代に、「日本は特異な国だ!」と高く称賛されていた(“批判”とも言うが(微笑))歴史を持つ先進国家なのだから。SoftPowerに関しては、≪世界の非常識が広深永かつ善であるとは限らない≫。
(蛇の足)開戦前に既に必敗が決定していた戦争に暴走した愚かさも「日本は特異な国」の一面でもある。然し、その大罪人は、肝心の日本国民が未だ断罪をやり残しているが、当時の国際社会が≪曲がりなりにも≫断罪してくれている。
この≪曲がりなりにも≫には、≪戦勝国による、法律論≫と云う論点もあるが、日本の現職総理大臣の祖父でありA級戦犯容疑が掛った岸信介を不起訴のまま無罪放免し後日CIAのAgentとして徴用したと云う事実も含む。
投稿: 小倉摯門 | 2017年10月 1日 (日) 12時53分
連投、御免なさい。
≪腹立ち紛れ≫と云う誤解を厭わず、冷静に!(微笑)
≪岸信介語録≫
Wiki:岸信介 https://goo.gl/bxMrwT 東京裁判に臨むに際し
⇒下記は真に♪敗け狗の遠吠え♪、即ち愚か者の証明である。
同時に、現代的に読めば、七十年以上前に、金正恩将軍様に愚かな開戦Just in Caseの≪猿の屁理屈≫を入れ知恵している(嗤)。
―――――記―――――
①「侵略戦争というものもいるだろうけれど、われわれとしては追い詰められて戦わざるを得なかったという考え方をはっきり後世に残しておく必要がある」
②「今次戦争の起こらざるを得なかった理由、換言すれば此の戦は飽く迄吾等の生存の戦であって、侵略を目的とする一部の者の恣意から起こったものではなくして、日本としては誠に止むを得なかったものであることを千載迄闡明することが、開戦当初の閣僚の責任である」
③「終戦後各方面に起こりつつある戦争を起こした事が怪しからぬ事であるとの考へ方に対して、飽く迄聖戦の意義を明確ならしめねばならぬと信じた」
投稿: 小倉摯門 | 2017年10月 1日 (日) 13時24分
その通りだと思います。
「正直」に論議と選択を問う局面ですね。
投稿: 角田政史 | 2017年10月 1日 (日) 13時33分
石破先生、更新ありがとうございます🍵
希望の党はもう終わりましたね。安倍総理の独裁も小池氏の独裁も、有権者の希望ではありません。読み違えがあったのでは、と思います。民進党は残念なことになりました。前原氏は判断を誤ったのでしょう。新党ブームは過去の話です🐤
投稿: キイロイトリ | 2017年10月 1日 (日) 14時31分
今リアルタイムで、新宿南口で「安倍政権を終わらせようデモ」の長い行列が出来ています。しかし、私はこんなデモは無意味だと思います。国会前の抗議デモも同様です。
ホントに安倍晋三が憎いなら、自民党候補者以外に投票するしかありません。
投稿: 匿名 | 2017年10月 1日 (日) 14時59分
有権者に政策を訴える。説明する。それは大変結構なことですが、石破さんの得意分野に関心を持ち、それに賛同するような人は大体が政治好きの男性であり、小池さんに投票するような(主として)女性は見向きもしませんよ。
そもそも政策政策というのが政治の王道だという認識がありますが、それこそ男性中心文化の生み出したひとつの恣意的な認識に過ぎない。小池さんはそこの所を直観的に掴んでいて、政策で勝負する気なんてハナから無い。だから自民党(無自覚なレベルまでコテコテの男性中心文化体)の議員や自民党シンパの論客が小池さんの無政策ぶりや無責任とも見える身軽さを論難してもカスリもしないんですよ。
小池さんは直観、イメージ、皮膚感覚、感情、色彩そういった「女性的なるもの」に依拠して政治活動をしている。それはYouTubeに上げられた動画を見れば明白です。それ故、そうした小池さんを空虚だスッカスカだと攻撃すれば、その攻撃は「女性的なるもの」への攻撃と認識され、そこに恐らくは無自覚に滲み出る男性優位女性蔑視の気配に女性有権者は反発する。言い換えるなら、自民党が小池さんを攻撃すればする程、小池さんは大助かりなんですね。
従って、安倍さんの「愚直に政策を訴える」は基本的に正しい選挙戦術です。勿論この戦術で「支持を広げる」事はできません。基本、これは守りの戦術です。いかに既成支持層を固めるか、小池さんへの浮気を防ぐかです。今回の選挙は、自民党にとって「いかに負けを小さくするか」が課題になる。敢えて攻撃するなら民進渡り鳥の無節操を個別に叩き、希望の党内の不協和音を誘発すべきであり、小池さんへの個人攻撃は厳に慎むべきです。
ちなみに小池さんとガチで渡り合えるのは小泉進次郎さんだけでしょうね。
投稿: 八幡氏子 | 2017年10月 1日 (日) 15時09分
全くその通り、議員はもっと未来を計画性を持って先導して欲しいですねと
投稿: 住吉陽 | 2017年10月 1日 (日) 16時47分
≪基本認識が、♪あべこべ♪だ≫
宮内義彦氏【特区の議論、あべこべでは https://goo.gl/RuYfZB 】
昔の宮内さんのご苦労は多とするとしても、今の宮内さんにしてこの見解とは、♪おどろ木 桃の木 山椒の木♪ですなあ。同一人物ゆえに、「公に対する構え」が昔と今とに通底する要素があるのかも知れない。
報道でも安倍Monkey自身の自白でも、安倍Monkey一味は獣医学部新設を第三者的に外部に働き掛けるどころか、折角、手を挙げた京産大に新設を断念させる愚策を弄したのだ。然も、その返す刀で、安倍Monkeyは貴重な特区制度を悪用し、≪お友達に”粟を取るための濡れ手”を供与した≫という一点が重大なのだ。これを≪権力の乱用、権力の私物化≫と呼ばずしてなんと呼ぶ。それ故に、≪加計スキャンダル≫と呼ぶ。
宮内さんには、安倍が“Monkeyだ”という認識はなくとも、東洋の「瓜田に履を納れず、李下に冠を正さず」の広深永な戒めにも、古今東西の「政権は腐敗する」と云う戒めにも、蓋をして、♪知らぬ権兵衛♪を演じておられるようだ。
やゝ話は飛びますが、その様は、恰も、内閣総理大臣の靖国参拝を≪私人の参拝≫だと擁護する構えに等しく、同時に≪夜陰に紛れて、A級戦犯が合祀されたままであること≫に蓋をして容認する態度に等しい。
それこそ、コトの軽重を測る基本認識が、♪あべこべ♪だ。
投稿: 小倉摯門 | 2017年10月 1日 (日) 19時25分
報道を見てると、自民党候補者はマイクを持って小池批判ばかり。消費税の使い道の変更を問うのが名目なのに、演説は小池批判。
村上誠一郎さんを首相にした方が勝てるような気がする。自民党不支持の有権者でも、村上さんを嫌う人はほとんどいないと思う。誰かのイエスマンではないし、主張は正論だし、表裏が無い人だと思う。
投稿: 匿名 | 2017年10月 1日 (日) 21時10分
こんばんは。
TV出演、ブログを拝見しています。
最近の朝鮮半島の緊迫など、とても危機感を抱いております。
しかし、色々な方の意見や情報を見ていますと何が本当なのかよくわからなくなります。
実は朝中露の茶番劇なのかな?
とか、
はたまた米も?など…。
「被爆国だから核を持たないというのはおかしい」と言われる方もいますが、被爆された方が口を揃えて核はいけない、同じ事をしてはいけないとおっしゃるのを聞いて、日本は核武装するべきとは思えません。
今のアメリカ頼みの防衛などに不安を感じますし、むしろ中国と仲良くしていった方がいいのではと思います。
なにより、国内が整備されより強い日本になることを望みます。
ブレない石破さんをいつも応援しています!!
お体をお大事にご活動下さいませ。
読んでなるほどと思いました記事↓↓↓
元中国大使 丹羽宇一郎氏が鳴らす警鐘
https://www.businessinsider.jp/post-104446
投稿: 関根佐和子 | 2017年10月 1日 (日) 22時50分
【東京と大阪を押さえにかかると云う事は、】
希望の党は、維新の会と協定を結んだという話がネットでも拡散しています。
都市部を押さえにかかるのは有効な手段であり、そこでは対立をしない事で協力ができる関係の構築を作ると云う事になります。思い付きで出来た話ではないような気がしますね。
この話が先にあったのか? 民進党の身売りが先にあったのか? 目的の解明に結びつく材料になりますね、発起人は誰なのかと云う事です。
維新と協定を結ぶのは都議会議員選挙の後のような気がします。民進党については、前原氏が代表に就任してから動き始めた話ではないのだろうか?
民進党の場合、随分前から大阪府議会大阪市会は誰が見ても壊滅状態です。そして、都議会選挙で、更なる低迷になります。都市部では国会議員も危ないのではないかと考えたのかもわかりませんね。しかし、衆議院の解散があったとしても、それは早くても年を超えてからではないかと思う人が多かったのでしょうね。任期は1年以上あります。離党者が五月雨式に増えつつあった。これが堪えたのかもわかりませんね。
小池さんには参謀がいるのかどうか知りませんが、そう云う立場の人が民進党の離党者が止まらないことを見て、何を思ったのかと云う事も興味があります。
まあ、早い話が唐突に解散が起きるかもという噂で、離党者がまた増えた。そして解散。
解散と同時に民進党は消失しました。こんなにあっけない終わり方は憲政史上初めてではないかと思いますね。
ここが、怪しいと言われる所以になってしまいますね。筋書きがあったのか? と言い出す人がネットで疑問をぶつけている。
そして、宗門改めのような選別の予告。これで左巻は沈没しますね。受け皿は社民党と共産党しかない。嫌われ者政党だけです。新党を別に拵えないと受け入れる処がない。
民進党崩しが目的なのかと考えてみましたがそんな悠長なことをやっているわけにもいかない。しかし、これで政界の勢力図が、実に簡単に変わるのは事実ですね。
小池さんの政策の中身の開示は明日らしい。
それを見てから考えることになりますね。降って湧いたような話ですが、安倍総理にとっては、この一連の騒動のように見る出来事は、予定が狂う話なのか? 予定通りの話なのか?
外から見ても解りませんね。今の処、謎です。 解散の時期の不自然さが背景にありますね。仮に保守保守の2大政党になれば憲法改正に限ってみれば、これほど環境の整った議会はこれから先に於いては望めませんね。大願成就です。その為に、おやりになったのか?
まあ、謎ですね。
投稿: 旗 | 2017年10月 1日 (日) 23時24分
日本は腹をくくらなくて大丈夫なんですかね
各国が北朝鮮大使を追放したりしてるのに
肝心の日本が
「総連は通常営業中ですが何か?」
「パチンコ屋は通常営業中ですが何か?」
「朝鮮学校の教育無償化しろ」なんて言わせてて
それらの国から抗議が来たらどう答えるんです?
投稿: いちろう | 2017年10月 1日 (日) 23時38分
ホントに自民党政治が正しいというなら、千葉4区では自民党候補者が勝って当然。
まさか無所属の野田佳彦候補に負けないよね?
負けたら自民党の恥。
投稿: 匿名 | 2017年10月 2日 (月) 08時38分
【 バブルは 弾ける 】
小池新党は、民進党との合流ニュースで だいぶん、風がシラけてきた面は 否めませんね
結局、数合わせありきの 野合かと。
小池新党が 真剣に今後を考えるならば、
民進党の 4/5は 切るぐらいの覚悟は 必要ですし、
やはり、自前の戦力を 発掘し、育てるという
地道な道を やらないと
「 バブルは 弾ける 」と 思いますね
只、それでも 安倍長期政権の驕りに対する 国民の不信感は 根強いので、
そこの受け皿が どうなるかですね
共産党が 漁夫の利を得るのは ほぼ間違いないでしょう。
解散前は ”大義(名分)”を 散々、連呼していた
マスゴミと、民進党の面々。
いや、腐ってますね
まさに、言うこと成すこと 全て、ブーメランですね
ブーメランなあほが 多すぎますね
民進党の面々は、「 大義 」とか
どの面下げて、君たちが言うのかと。
--
民進党との合流というのは、
せっかく建造した 新しい”小池新党”という
ボートの船出に、
溺れ掛けた 藁をも掴む 民進党の面々が すがり付いてくると。
全員なり、過半を乗せると 間違いなく、
ボートの統制がとれず、
”小池新党”のボート自体も 沈んでしまうと。
そういう話だと 当初からイメージしてますが・・
投稿: ぴっぽー | 2017年10月 2日 (月) 09時14分
【 最近の小池さんイメージ 】
小池さんの”腰”が 想像以上に軽そうな感じが 最近、否めないので
それは マイナス要因です。
都民にとっても、国民にとっても。
又、事実上の 小池新党たる ファシズム党も、
ファシズムを 短絡的に全否定する気は ありませんが、
小池さんに 過剰に 皆、おもねてる印象が強く
この連中は 結句、何がしたいのかなと。
この連中は 結句、何ができるのかと。
そういう疑問は 覚えます。
だから、愚直さが 売りみたいなイメージの 共産党が 最近、地道に勢力を拡大してるのだと 思います。
やはり、”ウソ”は 嫌なんですよね 有権者からすれば。
投稿: ぴっぽー | 2017年10月 2日 (月) 09時26分
お疲れ様です。
今回の選挙は日本の将来が大きく変わる選挙になりそうですね。
今週もお仕事頑張ってください。
投稿: くま | 2017年10月 2日 (月) 10時36分
民進党の代々のリーダーはここ一番で、間違った判断を下して来た、それを見ていると、とても日本国の政治を任せられる政党ではなかったと思います、今回の前原リーダーも間違った判断を下している、二大政党に前原さんがいくらしたくても、そうなるものではないと思います、政党が、理念、政策を粛々とやって来た結果を国民が見ていて、それを国民が判断することことによって、二大政党が生まれて来るものだと思います。
投稿: エツロー | 2017年10月 2日 (月) 12時09分
≪日本人が打ち鳴らす警鐘 2題≫
内田樹氏【巨大変化に目を閉ざす https://goo.gl/ZkVmtg
日本は暫くカオス的状況が続くでしょう。でも、それは世界中どこの国でも程度の差はあれ同じことです。「他の国も酷いことになっている」と言われて心が和むというものではありませんが】
⇒財政危機や少子高齢化を含めて課題先進国の日本にだけは、そんなカオス的状況も世界に付き合っている時間はないのだが‥。
丹羽宇一郎氏【日本という「裸の王様」https://goo.gl/zZ1FCJ
①アジア諸国を訪問して、“最大限に歓待された、やはり日本人は彼らにとって特別だ”と語る人は多い。当たり前です。あなたは客なのですから。②日本には世界に誇れる大きな強みがあります。1つ挙げるとするならば、私は平均的な労働者の能力だと思います】
⇒平場(市井)の人々に期待されているのですが、例えば二十年の永さで振り返ると経済的にも知的にも中間層は衰えている。
投稿: 小倉摯門 | 2017年10月 2日 (月) 14時00分
石破先生
今晩は!!。
衆議院の解散が決まり、先生に於かれましては選挙応援の日程調整に、日々気忙しく多忙を極められている事と拝察致します。何時も言われていますように、選挙の大勢は公示日までに決まると言われていて、忙しい選挙戦のご苦労が想われます。
小生は先生と同郷、鳥取県出身の者であります。
今回はこの衆議院選挙について、拙論を述べてみたいと存じます。
その前に直近の共同通信社の行った世論調査があり、その事を少し述べたいと存じます。
①安倍首相の冒頭解散・・・評価せず64%
②議席増を望む・・・・・・野党49%
与党34%
③比例の投票先・・・・・・自民党24、1%
希望の党14、8%
④内閣支持率・・・・・・・不支持46、2%
支持40、6%
⑤次期首相は誰が良い?・・安倍45、9%
小池33、0%
分からない& 無回答21、0%
⑥安倍政権下で憲法改正・・反対45、9%
賛成34、5%
⑦更に解散総選挙期待せず・70、0%
無党派層では(期待せず)75%
以上であります。如何でしょう?
国民のこのバランス感覚はまんざら捨てたものではありませんね?
小生もいつも述べていますように、国民は政治の急激な変革は望まず、緩やかなしかし確実に実感出来る改革を望んで居るようであります。その意味で小池氏の新党「希望の党」は『改革と保守』を掲げていて、自民でもない民進でもない受け皿としての資質は、国民への訴求力はかなりあるものと思われます。
民進党は予ねてより支持層拡大の為には、「解党的出直しを」と自ら事あるごとに述べていて、新任の前原代表は小池氏と事前に協議の上合流を決断したものと思われます。
自民党を離党した若狭議員、民進党を離党した細野議員他、事前に小池氏を中心と新党結成の動きがあったとは言え、前原代表は苦渋の選択であったものと思われます。
しかし民進党は解党の上、全員「希望の党」へ合流出来るものと思っていたにも拘らず、詰めが甘かったのか?小池氏が大きな潮流を作る為に敢えて言い出さなかったのか?その間には大きな齟齬をきたした現状であります。自ら新党立ち上げを発表し、代表に就任した小池氏は、理念のない「野合」と評される事を嫌がってなのか?「無条件で合流するつもりはさらさらない」と云い、選別すると言い出したのです。この、上から目線の条件が民進党側に反発を招き、支援団体である連合も不快感を述べ、枝野副代表は新党結成に向けて動き出しました。
小生は頭脳明晰な女性政治家は尊敬するものの、「男性議員を手玉に」取るかの彼女の言動ははっきり言って「好きでは」ありません。先日、小池氏は「次期総理首班指名には山口さんが好いな!」などと秋波を送り、相当なしたたかさを見せています。更に自身の衆議院出馬をマスコミから朝から晩まで取り沙汰され、「現状ではまだ」と含みを持たせ何から何まで小池氏自身が劇場の主役を演じているように受け止められます。又、民進党からの合流議員の公認発表を第一次などと述べ、その事も繰り延べするなど自身が主役の中心たるべく振る舞っています。新しい受け皿としての新党結成と他党の受け入れ、更に他党との選挙協力は良いとしても、合流の「ごたごた事」が続けば、国民はしっかり見て居り支持が伸び悩む事が何故理解出来ないのでしょう?
安倍総理の云う、政策の無い「野合」とは急な展開であり、止むを得ないとしても『改革と保守』の訴求力から、『小異を捨て大同につく』べきであると云うものであります。
小生はいつも述べていますように、与党自民党そのものが良くないのではなく、与党自民党内の『安倍一強』の驕りそのものが国難であり、その点が解消されないままの自民党は凋落の一途をたどる事となります。石破先生を応援致しております事を思えば、先生の苦悩同様、国民の一人としても投票に悩むところであります。
何かとご苦労とストレスも多いい選挙戦を戦われるものと拝察いたしますが、くれぐれもご自愛頂き戦い抜かれますよう!!。
投稿: 桑本栄太郎 | 2017年10月 2日 (月) 21時34分
【商標登録の記事から】
ヤフーに記事があった。
『民進党の枝野幸男代表代行が立ち上げることを発表した新党名「立憲民主党」が、まったく関係のない企業、ベストライセンス社(大阪)によって、すでに商標出願されていたことがわかった。』
枝野氏は希望の党からはじき出された民進党立候補予定者のために、新しい政党の設立準備をされていたそうだ。その活動の中身は知らないが、党名を『立憲民主党』と考えていたらしい。ところが、その名前は既に商標登録の業界では超有名な企業に登録出願中であることが解ったという話が記事になった。枝野氏は、この記事をご覧になることがあれば、党名の変更を余儀なくされると思う。大変なことです。
それはともかく、この記事には後段に注目すべき一文があり、それは何かを考えさせることになります。
『なお、「希望の党」は今年2月20日、出願人「小池百合子」で商標出願されている。』
私も特許庁のHPをあたり、その中の「特許・実用新案、意匠、商標の簡易検索」から「希望の党」を検索すると、「小池百合子」という名前の出願人が、2017年2月20日に登録しているという内容になっているのを確認できました。同姓同名の人がいる可能性もあると思いますので断定はできませんが、あの小池百合子さんなのかもわかりませんね。もしそうだとすれば党名は、半年以上前に決定していたと云う事になります。用意のいいことです。
それをどういう場面で使うのかについては計画があったのかなかったのか? それは解りませんね。使う時期についても衆議院の解散とか云うような事態が起こらない限り、使う事もないまま埋もれてしまう名前なのかもわかりません。登録しておこうとなったのは、この記事にあるような企業によって勝手に名前を横取りされるような事態を防ぐという狙いがあったと思いますね。
枝野氏にはない防衛意識が、小池氏にはあると云う事です。この差は大きいですね。
やはり安全保障問題は左巻の人には鬼門なのかもわかりませんね。
このような記事から見ても、彼等に国防を任せるのは無謀ではないかと考えてしまいますね。
それはともかく、こうなることを予想していたのか、予定していたのかわかりませんが、この用意周到な行動は、先見の明なのかどうか考えてしまいますね。
希望の党は核になる人物が、都知事ひとりという印象が強いので先が見えません。しかも、再三にわたり立候補するつもりはないと仰っておられる。誰が中心になって旗を振るのかという問題ですね。中山恭子さんは75歳を超えておられる。細野氏や若狭氏は若いが、頼りにならない印象がある。流れ者の鈴木氏や離党組の長嶋氏松原氏も、民進党内では外様に近い待遇だったので迫力が乏しい。話を切り出した前原は、これにはすぐに入ってこれる状況にはない。おそらく、10月10日までに超有名な誰かの加入があるのかもわかりませんね。しかも、小池知事の考え方に近い人物。
ひょっとすると、それは橋下徹氏なのかと思ってしまいますね。他に誰かいるのだろうか?
半年以上前から打ち合わせはできているのではないかと思いますね。その中身が、今月10日までには明らかになるのかもわかりません。世論調査などでは、希望の党に期待を寄せる層というのがあるらしい。14%の支持率がいつの間にかあるらしい。強敵が表れたと見るべきか、日本新党のリメイク版なのだと見るべきか?
頼りになる人材の確保のための時間がまだ必要ですね。それは小池さんもよく解っておられると思います。
事前準備があるのではないかと疑っていましたが、党名の商標登録のおかげで確信が持てそうだ。この全体の計画についての発起人は誰なのか? そっちに興味が湧いてきます。
投稿: 旗 | 2017年10月 2日 (月) 23時43分
【危険な米国】
銃の乱射事件がラスベガスで発生したというニュースがあった。この手の事件の被害者数が、今回の事件でさらに更新されたと云う事を大きく報道していた。死者が50人超えたそうだ。そして、病院に搬送された負傷者が406人と報じていました。負傷者の内訳についての詳細はまだないが、治療の甲斐なく死亡に至る人が表れるのではないかと心配されていますね。容疑者は64歳の白人男性で警察との銃撃戦があったかのような報道が流れたが、そう云う事実はどこにもなく、警官が容疑者を見つけた時には既に死亡していたそうだ。自殺だと言われていますね。
犯行現場となったのは32階のホテルの部屋で、彼はそこから野外コンサート会場に向けて銃の乱射をしていたそうである。そのホテルの部屋には10丁を超えるマシンガンがあったと報じられている。この人物の背景は何も記されていませんね。まだよく解っていないだけなのかもわかりません。ただ、米国は誰でも10丁以上のマシンガンを所持することができる社会なのだという事実に我々は注意を払わないといけませんね。
カジノのある観光地という点も注意が必要ですね。用意していた金を擦ってしまってやけくそになった人なのかもわかりませんね。鉄火場では、こういう人物は必ず現れます。自暴自棄になる度合いについては個性の問題とかもあるので、人を巻き込まない自殺というのが普通よく見られるケースのようですが、このように銃を用意して暴れまくる人が出てくることがあります。
広い意味でラスベガスという街の管理が成っていなかったのではないかと責任が問えることかもわかりません。マシンガンを10丁以上も持った客を32階の部屋に宿泊させたという事がポイントですね。業務上の過失の様なものではないかとさえ思ってしまいますね。マシンガンを所持させたまま宿泊させるというのは可笑しいでしょ。ホテル側に隠して10丁以上の大量のマシンガンをこっそり運ばせたのかどうかが問題になるのかもわかりません。
それはともかく、観光客を集めることが目的の街で銃の携帯が簡単なのは異常ですね。
外務省の海外安全HPには、早速、ラスベガスの事件が採り上げられていました。
タイトルは「米国:ラスベガスのコンサート会場における銃撃事件の発生に伴う注意喚起」 とあります。内容は
『●10月1日午後10時30分頃(現地時間),ラスベガスのコンサート会場において何者かが銃を乱射しました。現場周辺には近づかないで下さい。』
どっちかというと緊迫感に乏しい記載ですね。そして、
『1 10月1日午後10時30分頃(現地時間),ネバダ州ラスベガス市内の「マンダレイ・ベイ・リゾート」付近のコンサート会場において,何者かが銃を乱射し,死傷者が出ているとの情報があります。つきましては,事態が収束するまで現場周辺に近づかないでください。
2 また,ラスベガスをはじめとする米国に渡航・滞在される方は,不測の事態に巻き込まれないよう以下の対応に努めてください。
(1)最新の関連情報の入手に努める。
(2)以下の場所がテロの標的となりやすいことを十分認識する。
公共交通機関,観光施設,観光地周辺の道路,コンサートや記念日・祝祭日等のイベント会場,レストラン,ホテル,ショッピングモール,スーパーマーケット,ナイトクラブ,映画館等人が多く集まる施設,教会・モスク等宗教関係施設,政府関連施設(特に軍,警察,治安関係施設)等。
(3)上記(2)の場所を訪れる際には,周囲の状況に注意を払い,不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れる,できるだけ滞在時間を短くする等の注意に加え,その場の状況に応じた安全確保に十分注意を払う。
(4)現地当局の指示があればそれに従う。特に銃撃,車両突入及び爆弾等の事案に遭遇してしまった場合には,警察官等の指示をよく聞き冷静に行動するように努める。
【車両突入の場合】
●ガードレールや街灯などの遮へい物がない歩道等では危険が増す。
【コンサート会場,スポーツの競技場等の閉鎖空間】
●会場には時間より早めに入る,終了後はある程度時間を置いてから退出する等,人混みを避けるよう努める。
●セキュリティの確保されていない会場の外側や出入口付近は危険であり,こうした場所での人だまりや行列は避けるようにする。
●不測の事態の発生を念頭に,会場の出入口や非常口,避難の際の経路等についてあらかじめ入念に確認する。
●パニック状態となった群衆の中で負傷するおそれもあり,周囲がパニック状態になっても冷静さを保つように努める。
【爆弾,銃器を用いたテロに遭遇した場合】
●頑丈なものの陰に隠れる。
●周囲を確認し,可能であれば,銃撃音等から離れるよう,速やかに,低い姿勢を保ちつつ安全なところに退避する。閉鎖空間の場合,出入口に殺到すると将棋倒しなどの二次的な被害に遭うこともあり,注意が必要。
3 海外渡航の際には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。
3か月以上滞在する方は,大使館又は総領事館が緊急時の連絡先を確認できるよう,必ず在留届を提出してください。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet )』
と続きます。この様に詳しく説明しなければならない米国がレベル1にもなっていない空白の安全な渡航先のランクになっています。
何かおかしい話です。テロ事件と頭のおかしい人によって銃の乱射事件が交互に繰り返し発生するような国が安全なわけがない。フロリダのナイトクラブで49人の無関係な人々が銃によって殺害されたのも最近の話である。危険な国とはっきり言わないのは可笑しい事である。
交通事故が我が国以上に多発する国の扱いと変わることがないのは考えてみれば危険な話ではないか? 銃による死と交通事故による死は内容は異なるが死に追いやられる側になれば違いはない。
我が国は交通事故による死者について不断の努力で数を減らす努力をしている。昭和50年代には約1万人の死者が毎年発生していたが、今では約6000人ぐらいの数にさがってきている。人口10万人あたりの死者発生率は5.3人なのだそうだ。世界から見れば163位の位置にある。米国シナ帝国韓国はいずれも交通事故死は最悪のままで、改善する気がないかのような数字である。外務省は安全渡航先の中身にこういう数字を考慮しないのが問題ではないかと思う。ちなみに米国は126位で年間35000人の死者が出る。韓国は我が国より人口が半分ほどなのに102位で、年間6700名を超える死者が発生する。シナ帝国は最悪でワースト50位の位置にあり、年間訳28万人の死者が発生する。実に危険な国であるのに、海外渡航先ランクはレベル1にもなっていない。これもおかしい話である。政情不安だけが危険な材料ではないという認識が我が国の外務省にはないようだ。基準の見直しとか考慮する必要があるのではないか?
銃の乱射事件が頻発する国という項目を拵える必要もある。路上を歩いていて根拠もないのに拉致誘拐され、どこかよく解らないところに監禁されてしまう国というのもある。普通に道を歩いていて車にはねられる可能性が我が国と比べて異常に高い国もある。そういう観点から基準を見なおしして国民に提供することもサービスではないかと思いますね。
危険とはないかについて考えるなら命を奪われることがやはり危険という基準になるのだろう。それは、強盗が多発する国、テロリストが大量にいる国。内戦状態の国とかは当然ではあるが、交通事故が我が国を基準に見て異常なほどに多発する国、銃が自由に取引され自己防衛とかの名目はともかく、野放しのようになっている国というのも危険である。
渡航先出の注意を喚起するは当然のことなのかもわかりませんが詳しく説明することも外務省の仕事ではないかと思いますね。
米国とかシナ帝国とか韓国は実に危険な国である。我が国基準という観点で見て、レベル1にしたほうがいいですね。
投稿: 旗 | 2017年10月 3日 (火) 01時35分
安倍総理、世界の顔になっておられます。健康さえ許せば、政権に踏みとどまってもらいたいです。
投稿: 安居秀 | 2017年10月 3日 (火) 08時28分
今は衆院選で勝つために一丸になってる自民党。でも、どうせ来年の総裁選では、いろんな問題が起きるだろう。
総裁選で誰を支援するかによって、その後に入閣できるかどうかが決まってしまう自民党。
小池さんはおそらく、自民党のそういう点が嫌になったのかもしれない。
投稿: 匿名 | 2017年10月 3日 (火) 11時22分
東京周辺で応援演説をするなら、船橋市に行くべき。無所属候補者に負けたら自民党の恥。
投稿: 匿名 | 2017年10月 3日 (火) 21時16分
【北朝鮮では、もしかすると9月の中頃に爆発事故が起きていたのかもわからない。】
1週間ごとに何かを発射していた北朝鮮が9月23日ごろ以降大人しく見えるのは謎である。
先月末頃に記事があった。
『北朝鮮東部の咸鏡南道新浦(ハムギョンナムドシンポ)で9月半ば、ミサイル用とみられるエンジンの地上噴射試験が行われたと軍事関係筋が明らかにした。試験は失敗したという。米韓両国は、新型の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の開発実験の可能性があるとみて注視している。
試験では爆発が起き、北朝鮮技術者に死傷者が出たという。新浦は日本海に面し、北朝鮮軍の潜水艦基地がある。』
この咸鏡南道新浦の近くには、北朝鮮のロケット燃料秘密製造工場があるのではないかというNYTの記事も9月にあった。
『米国政府の高官は、北朝鮮がミサイルの液体燃料として使っている非対称ジメチルヒドラジン(UDMH)について、この燃料を自主生産できる能力を保有しているとの見方を示した。米ニューヨーク・タイムズが報じている。』
この工場が咸鏡南道付近にあるらしい。しかし、UDMHの製造は危険かつ技術的に困難で、北朝鮮は製造できないだろうと懐疑的に見る専門家もいるのだそうだ。
現在、このUDMHを、怖れもせずに製造している国は爆発の大国で超有名なシナ帝国だけだと言われている。ロシアは1960年代に大変な事故を引き起こしてしまい。元帥級の将官を含む軍人と科学者を一度に大量に失う事があって、それ以降、怖くて手が出せない状況なのだそうだ。
だから、北朝鮮への経済制裁にシナ帝国が各方面から積極的になるように強く求められたのは、UDMHの供給元ではないかと疑われていたと云う事もあるからだ。しかし、独自に製造しているとなると状況も変わってきますね。そして、この超危険なUDMHの取り扱いに北朝鮮も失敗したのではないかという観測が、ミサイルの爆発事故を招いたのではないかと思われるようだ。
シナ帝国もまたこのUDMHでは、無事故であったわけではない。長征の開発で失敗して爆発事故を引き起こしていたこともあるらしい。シナ帝国は公式には認めていないようだが、かなりの開発に携わる人員の損失があったと思われている。
北朝鮮の事故はほとんど何も解っていないが、旧ソ連の事故の様なものであれば開発要員に死者が出たことも考えられますね。どの程度のレベルの開発研究員がこの世から消えたのかわかりませんが、現在の静寂はその結果なのかもわかりません。
北朝鮮の挑発行動が今月の中旬頃になると、根拠も述べずに妄想しているのは韓国だけである。ロイターはそれを先月記事にしている。
『[ソウル 28日 ロイター] - 韓国は、北朝鮮が来月10日の朝鮮労働党の創立記念日や来月18日開幕の中国の共産党大会に合わせ、さらなる挑発行為に踏み切る可能性があるとの見方を示した。
韓国の国家安保室長、鄭義溶氏は28日、文在寅大統領との会合で、北朝鮮が10月10日と18日頃に行動を起こすことが見込まれると述べた。詳細は示さなかった。』
韓国の発表するコメントはこういうものがよくある。思い付きを口にするので信頼がない。
まあ、シナ帝国の共産党大会は以前からメンツをつぶすのが好きな北朝鮮なので多くの人々が予想している内容ではある。それを本当にするかしないかだけの話で、得意になって吹聴するほどの中身がある話ではない。問題は、爆発事故があって、それがどのような影響を北朝鮮に及ぼしているかを見ることができるのかどうかである。
重大な被害があったとすれば、この該当する時期に、何も起きない可能性もある。
それが解れば、北朝鮮問題の対応も変わってきますね。
投稿: 旗 | 2017年10月 4日 (水) 05時08分
≪広深永な構え≫
コメント主某さんが称賛されていたので丹羽節を読みました。
丹羽宇一郎氏【北朝鮮問題で日本は戦争に近づくことしかしていない https://goo.gl/A73uVa 】
丹羽さんのこの構えが、♪大きな土俵♪、♪横綱相撲♪と言うものだと考えます。“広い視野と深い思考と永い時間軸”に裏付けられていて素晴らしい。それらの当然の結果(?)として、バランスも取れている。困難な問題を解決するにも、困難な課題に取り組むにも、その勇気を鼓舞するにも、この広深永な構えが欠かせない。見識や教養や謙虚さや真摯を蓄えるのは、この広深永な構えを紡ぎ出すための手段・道具に過ぎないのだと考えます。
困難な課題に挑戦することが政治権力者なのであって、≪無知に無知で無恥な安倍Monkey一味(注)≫の如く、私情に駆られて暴走する政治権力者は愚か者に過ぎないのだ。
(注)個別名を挙げれば‥、高村細田菅高市稲田山谷有村丸川下村世耕加藤萩生田礒崎衛藤西田古屋今村百田櫻井日本会議神社本庁など安倍一味。近々政界引退する奴も落選する奴もいるが、♪愚か者の記念碑♪があっても善かろう。
投稿: 小倉摯門 | 2017年10月 4日 (水) 10時47分
石破先生、今まで大変お世話になりました。
これから枝野氏を応援することにしました。
今回もその先も自民党は磐石だと思います。
立憲民主党はそうではない感じがします...。
小池氏や前原氏のやり方は間違っています。
石破先生はどうか巻き込まれないで下さい。
投稿: キイロイトリ | 2017年10月 4日 (水) 18時30分
【大量殺人事件】
アメリカ連邦捜査局 (FBI) では4人以上の人間を殺害することを大量殺人と定義付けているそうだ。
米国だけの犯罪ではないが、この手の犯罪が頻発するのは やはり、米国の独断場に近いと言えそうである。我が国にも戦前、津山の30人殺しで有名な事件があった。あの犯人(21歳)も猟銃の乱射という手段で被害者の数の拡大を図ったような内容である。凶器は猟銃以外に日本刀が使われたとされるが、銃弾による死が数の上では圧倒している。我が国では、これを超える大量殺人事件は今に至るもない。
今回のラスベガスの事件の形態に近いのは1966年に発生したテキサスタワー乱射事件のように見える。高い処から無差別に銃を乱射して大学構内の人間を殺戮するという形態です。ただ、この犯人は25歳なのだ。そして、最期は警官に射殺されているという終わり方をしている。大量殺人の加害者の特徴は、40歳以下の加害者である例が圧倒的に多いと云う事と、最期はなぜか自殺しているという例も圧倒的に多いのだそうだ。射殺される例というのは米国でも数例あるが、自殺しているようである。テキサスタワー事件では犯人以外に、14人が射殺されている。加害者の若い例では高校生が1999年に高校を襲撃して13人を殺し24人にけがを負わせ、犯人は2人いたのだが共に自殺している。17歳であったようだ。
2007年には韓国人の学生が銃を乱射して33人殺した事件がある。犯人は逮捕を恐れて自殺したと思われている。23歳であった。2012年に起きたコネチカット州の小学校襲撃事件では26人が射殺され、21歳の犯人は自殺している。昨年起きたフロリダの事件では49人が射殺され、30歳の犯人は、警官に射殺されている。
ラスベガスの事件は異様であると米国の犯罪学者は頭を抱えているらしい。犯行時の年齢がおかしいと言い出す人もいる。64歳の大量殺人犯の例がないのだそうだ。
ロイターの2日の記事に犯罪学者のコメントが掲載されている。
『銃乱射事件の実行犯としては、同容疑者は珍しい部類に属する、とメリーランド大のローラ・デューガン教授(犯罪学)は指摘する。
「ほとんどの銃乱射実行犯は若い世代だ。今回のケースには、困惑している。なぜ60代の裕福な男が、こんなことをするのか」』
経済的に恵まれた人であるという点も違和感があるらしい。大量殺人を犯す加害者は、不満の塊を抱えた人が占めるのが相場のようである。当然のように経済的な問題も抱えている例が圧倒的である。破滅を求める犯罪と呼ぶ人もいる。こういう犯行が米国に顕著に目立つのは野放し状態とも云える銃の蔓延と無縁ではない。破滅に向かわせている国であるという自覚はないのだろうか?
ともかく、60歳を超える破滅型の人間の存在について関心を持たないといけなくなりますね。あるいは、今回のこの事件は真犯人は別にいて、この64歳の男が替え玉にされたのかもわかりません。まあ、根拠のある話ではありません。しかし・・・・・。
謎の事件ような気がします。
投稿: 旗 | 2017年10月 5日 (木) 02時52分
【ダブルスタンダートなNHKの過労死報道】
読売に記事があった。
『NHKは4日、首都圏放送センターに所属していた佐戸未和さどみわ記者(当時31歳)が2013年7月、東京都内の自宅で亡くなり、翌14年5月に渋谷労働基準監督署から長時間労働による過労死と認定されていたと発表した。』
自らの職員の過労死が労災認定されていたのが2014年、事件自体は2013年に起きている。電通の過労死自殺事件は、2015年12月に起きていて、2016年に発覚した。電通を採り上げるより先に自らを省みることがなかったのはなぜなのか?
記事の中段にNHKの言い訳の言葉がある。
『NHKは14年6月10日、佐戸記者の両親の代理人を通して労災認定を把握したが、3年以上たって発表した理由を、両親が当時、外部への公表を望んでいなかったから、などとしている。また、同労基署から、NHKが是正勧告を受けるような法律違反の指摘はなかったという。』
親御さんの気持ちは外部への公表は望んでいたのではないかという疑いはありますね。NHKは嘘をついている疑いがありますね。その上、法令違反はないと開き直っているようだ。職員は自殺をしたのではないから、抗議の意思がないと勝手に理解したうえで、体力がなかったから死んだのだとでも思っていた疑いもある。それは読売の記事をよく読めばわかるように書いてある。
採用されて5年以上が経過しているであろうと思われる31歳の職員である。この職員の立場がどのようなものか全くわからないが、『亡くなるまでの1か月の時間外労働時間は約159時間で、休みは2日だった。』と、あるのは普通の勤務なのだろうか? 選挙関連の仕事が続いたと書かれている。
NHK職員は、高給待遇がある事を日本中に知られている。根拠はないが、死亡した部署の上司の認識は、高給を与えているから大丈夫だと思っていたのかもわかりませんね。 2日も休みを与えていたのにと思っていたのだろうか?
その辺りの認識というのは記録になるようなものが残っていない限り推測も難しい話になります。
そして、今回の報道はNHKが自ら公表したと言っている。今になってというのは、故人となった娘さんの親がNHKに注文を付けたと云う事のようだ。それがなければ知らない顔を続けていたと云う事である。
記事には
『今回の公表は、電通社員の過労自殺などが注目される中、娘の死を無駄にせず、再発防止につなげてほしいと、両親から要望があったためとしている。』
ここで、先ほどの言葉が嘘だとばれていますね。「公表を望んでいないという親」が、わざわざ要望を寄こしに来るのだろうか?
そして、要望があったと云うのはいいが、受ける印象から思う事であるが、電通とかの事件の事を聞いて、黙っていていいのか? と諭されたのではないのか?
おそらく黙ったままでいれば、週刊文春のようなメデアに過労死事件が発掘されたらとんでもないことになるという心配が、過労死を出した部署の責任者辺りが不安に思ったのかもわかりません。2013年の事件を今になって採り上げるのは事情を隠しきれなくなったと見るほうが正しいような気がします。
卑怯で姑息なシナ様のNHK。彼等に信頼を寄せる人は少なくなっているのが実態ではありませんか? 高給を誇らしげに自慢するのも時間の問題ではないだろうか? 早く潰れてほしいものである。
投稿: 旗 | 2017年10月 5日 (木) 05時12分
石破さんに期待しています。安倍さんを支えて防衛大臣が適任です。その役割はあなたしかいません。貴方は総理になるより参謀が適任と思います。国を救えるのは安倍さんだけではできませんしあなたのような丁寧に国民に説得できる人が必要と思っています。マスコミに対しても正論で撃破して安倍さんの支えをしてください。
投稿: takeo.kishi | 2017年10月 5日 (木) 15時44分
【2017年ノーベル文学賞】
日系英国人が受賞したというニュースがあった。名前だけは知っていたが読んだことはない。昨年はボブ・ディランという歌手だったので、小説家への授与はないのかもと思っていたら、戻ってきたというような印象を受けましたね。日系人というのも珍しいような気がします。英国での日系2世の人かなと思っていたのですが、日本で生まれ5歳頃に渡英し、そのまま教育を受け作家になった人なのだそうだ。帰化されておられるそうなので、紛れもなく英国人である。日系1世の英国人というべき人である。
英国社会で作家として生活するのは大変なのかどうか知らないがWIKIに書かれた内容から判断すると日系人であると云う事が英国社会に於いては稀少な存在として見られることもあるのかもわかりません。
比較的若い時期に、英国の文学作品に与えられる権威のあるブッカ―賞を受賞されておられるようなので苦しい生活と闘うような作家生活ではないのだろうと思いますね。
文学を志す人は同時に貧困生活との戦いでもあるわけで、今回の受賞者がそういう境遇を体験されているのかどうか知らないが、今回の世界的な権威のある文学賞と莫大な額の賞金は、宝くじに当たったような喜びを彼に与えるような気がしますね。まあ、お金は沢山あっても邪魔にはなりません。
それはともかく、我が国の各種メデアは誰も彼の受賞を予測したところがなかった。昨年もそうであったが、村上春樹のことばかりをしつこく採り上げていたようだ。何年も前から候補にあるという話のようだが、受賞に至らないというのは、選考委員の中に反対の勢力があると思ったほうがいい。つまり、選考メンバーの構成がどうなっているのかも知らないが、彼等が変わることがないのであれば村上春樹は受賞することはないと思いますね。これは人種的な差別とかではなく作風や感性の問題なのだと思いますね。それの答えが、今回の日系英国人の受賞も兼ねているような気がします。
テーマとか作風が気に喰わないと相手にされることがないのは、この世界の変わらぬ姿でもある。論理的な説明が難しい感性の問題と言えそうですね。
どれぐらいその作家の本が売れているのかは別の問題なのだろう。好みの問題というような好き嫌いが幅を利かせる世界に文学はあると思います。普遍的な価値観があると思うのは勝手である。
気にすることなく、村上春樹は自分の世界を広げればいいのだと思いますね。
1964年には、フランスのジャン=ポール・シャルル・エマール・サルトルに授与されるという話になったが、彼はそれを断っている。彼は生活に困るような作家ではなかったので平気でそれが出来たのだ。フランス名物のレジオンドヌール勲章さえも断っている。ある意味徹底した姿勢がある。そういう生き方もあるのだ。
投稿: 旗 | 2017年10月 5日 (木) 23時33分