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2019年9月20日 (金)

「防災省」、宮川典子先生ご逝去など

 石破 茂 です。
 「挑戦と安定」を掲げた内閣改造から一週間が経ちました。色々な論調があるようですが、ただ一人の任命権者である総理大臣が「これが国家国民にとってベストである」として人選したのですから、とやかく言うべきではありません。内閣全体としても、個別の閣僚としても、何に挑戦するのか、それを阻んでいるハードルは何であるのか、それを乗り越えるためにいかなる施策を持って臨むのか、スローガンや総論ではなく、各論と具体策が問われています。
 来月から始まる国会において、国民・有権者が納得する議論が展開されることを期待しています。

 9月9日からの一週間で、千葉県内において熱中症で搬送された方は498人と、全国最多を記録したそうです。今回の台風が強風を伴う異例のコースを辿ったとはいえ、自然災害でこのような被害が発生するのですから、有事においてどうなるのか想像すると極めて恐ろしいと言わざるを得ません。
 世界でも稀な災害大国であり、首都直下型地震、南海トラフ、富士山噴火も時期の如何はともかくとして必ず発生すると言われている我が日本において、何故、復興庁を改組発展させ「防災省」として設置することを議論もせず等閑視するのか、私には理解できません。
 内閣府防災担当部局は最大限に機能しているのでしょうし、災害対応の体制も日々進歩していることは確かですが、人員は決定的に足りませんし、各省からの出向者で構成されていることもあって、長期間にわたる知識や経験の伝承は困難です。被災各自治体に蓄積されている知見も全国的に共有される必要があり、災害が起こる度に自治体ごとの対処体制の違いが問題となりますが、これも出来る限り同じ体制に整えていかなくてはなりません。防災省の長たる国務大臣には災害対策に通暁した学識経験者を充て、内閣改造があっても交代はしない、というような、あるべき理想の姿を描いてみた上で、現行制度との優劣を比較すれば、それでもなお今のままが良いということにはならないのではないでしょうか。

 危機管理体制について、不断の検討を行う、というのは政府の常套句ですが、その進捗状況を常に検証しなくては実効性は担保できません。平時から有事に至る手前までの「グレーゾーン」の対処法制や対処態勢についても、どれほどの検証がなされているのか質していく必要があります。そもそも国家主権そのものである領土(領域)が外国勢力によって侵害された場合、国際法上は自衛権で対応するはずですが、我が国の法制上はまずは警察権で対応するということになっており、その齟齬にも懸念が生じます。
 平時ではないが、「急迫不正の武力攻撃」はいまだ発生していない、という「グレーゾーン」の状況は間違いなく想定されますし、しかも可能性の高いものです。これにいきなり「防衛出動」で対処すれば「先に武力攻撃を仕掛けたのは日本である」という口実を相手国に与えかねず、我が国の国益を大きく損ないます。
 平和安全法制の制定の際、「武力攻撃予測事態」というカテゴリーを創設し、このグレーゾーン対処もある程度含むイメージとなりました。しかし議論全体としては「集団的自衛権行使の限定的容認」に集約されてしまい、その後これが深掘りされることはあまりありませんでした。問題が生起し、事態が拡大してからでは遅いのであり、今後党内でも議論を提起していきたいと思います。

 党人事も「改憲シフト」と報道される向きもありますが、野党がどうのこうのという前にまずは自民党内で徹底した議論が行われなくてはなりませんし、党内から出される疑問に責任を持って答弁できる立場の方がおられなくては、議論はそもそも成立しません。
 政権奪還時に掲げた党議決定たる憲法改正草案と、総裁が「一石を投じ」られた案との相違について、総裁もしくはそのお考えを体した方から党内と国民に説明することが求められますし、いわゆる「叩き台」(「憲法改正に関する議論の状況について」と題する昨年出されたペーパー)の案が、「自衛隊を明記するだけであとは何も変わらない」というものでは全くない以上、この点についての責任ある説明も求められます。
 特に、従来政府が繰り返し答弁している「必要最小限度の実力組織」という表現ではなく、「必要な自衛の措置」となったことにも、相当の理由が必要です。
 「必要最小限の実力しか持たず、必要最小限の権限しか行使しないので、戦力でもなく軍隊でもなく、交戦権でもない」という政府答弁は、論理の当否は別として日本語としては成り立ちますが、「必要な実力しか持たず、必要な権限しか行使しないので、戦力でもなく軍隊でもなく、交戦権でもない」となると、もはや日本語としても意味不明になりかねません。「必要な」の前に「日本の独立を守るために」と言う言葉を挿入しても、本来国際法上の「自衛権」の概念と同様にしなければならないところが乖離してしまうことには変わりありません。
 このような誰にとっても理解の困難な「改正」により、国際法上の常識とかけ離れた憲法を日本人自身の手で固定化してしまうことになれば、後世に必ず禍根を残すものと危惧しております。

 宮川典子衆議院議員が40歳の若さで乳がんのため逝去されました。私が会長を務める「農林水産高校を応援する会」の事務局長として、ご自身が教員であった経験を生かして本当に良い仕事をしていただき、六月に開かれた総会でも見事な働きをしてくださっていただけに残念でなりません。溌溂として明るい中にもどこか憂いを感じられたのがずっと気になっていたのですが、御霊の安らかならんことを切に祈ります。

 週末は、本日金曜日は「プライムニュース」に出演(BSフジ・午後8時)、22日日曜日は鳥取青年会議所創立60周年記念講演会で講演・パネルディスカッション(午後4時・ホテルニューオータニ鳥取)という日程です。
 皆様ご健勝にてお過ごしくださいませ。

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コメント

石破閣下

 ポンコツモデラーのポンコツコメントです。プライムニュースを(最初の15分を見逃しましたが)視聴しました。とても面白かったです。次期総理に相応しいと感じた方が多かったのではないかと思います。現総理にうんざりしている国民は多いと思いますし、小泉氏はまだ早いと感じられます。誰かに就いて勉強しなくては成らないのが今回の入閣で見て取れます。選ぶ相手を間違えないことを期待したいです。
 台風15号の災害は現政権の能力を明らかにしたと思います。これで適正な対応だというのですから(菅官房長官談)呆れたものです。やはり現政権は、あるいは現総理とk国大統領は似たもの同士だと感じる次第です。そうでなければ現在の両国現状を説明できません。アホ過ぎる現状に堪りかねて遂に共産党のシンパがk国に浄化爆弾を放り込んだみたいです。仇敵に助け舟を出してもらわなければならないなんて・・・。終わった前代未聞の内閣なのか、自尊心はないのか。
 まさかですが、閣下も一枚噛んでいませんか。韓国がこのままでは安全保障環境が際限なく悪化してしまう。そこで一計を図っていませんか。某党とも理解しあえる閣下のことですから阿吽の忖度が働き、閣下の知らないところで実は・・・。と疑いたくなります。これは以前から囁かれていたことなのですが、k国大統領はとある隣国の秘密党員だというのですが、なんと日本からユーチューブで宣伝戦を展開しているのです。これに触発されてデモも起きているそうなのですが、次なる第2弾も準備しているらしいという話もあります。あれは変なのがやったことだから御免で済まそうと言う訳ですが、それに答えて「あ、そうだったのね」という内閣でないと通じない戦術ですけど。このままでは第2次朝鮮戦争が起こります。そうなれば日本の繁栄は今度で終わりです。まあそうなればユダヤ人の住みやすい国にはなるでしょうけど。
 国民の幸せとは間逆な政策を遂行している現政権に危機感が生まれるのではないでしょうか。国民を幸せに向わせる政策を具体的に発信してください。乱文・乱筆お許しください。

投稿: 野村 嘉則 | 2019年9月20日 (金) 22時53分

表題(目次)自殺統計解析、弱者の言葉とは?
付録資料1 竹島問題で米国日本よりの声明
付録資料2 韓国側の除外処置は根拠なし
付録資料3 アメリカ・ファーストの説得力
付録資料4 ビーガン発言

石破先生へ


先週、9月10日は、世界保健機関(WHO)が定めた、「自殺予防デー」でした。
これは、「自殺に対する注意・関心を喚起し、自殺防止のための行動を促進すること」を目的として制定された、国際デーとあります。
そこで、今週は、今年の3月28日に警察庁から公表された、「平成30年における自殺の状況」から、経済的側面、社会的側面に留意した、国内自殺者の数的動向を解析してみたいと思います。過労死の問題や過労自殺の問題の報道に関心をもったのがそもそもの動機でした。
 
(要約)
政府施策では、純経済的要求に反する様な施策でも、この種の問題の対策になる施策が撃たれてきた例が枚挙にいとまがないほど多く感じる。確かに、日本は格差社会ではあるが、決して弱者をなおざりにした様な政権は長続きしないように感じました。

(本文)
〇 自殺統計の中で、人口10万人中の自殺者数を表す、「自殺率の年次統計グラフ」が載っている。

 それによると、昭和53年~平成8年まで自殺率22~28人/10万人で安定していたのが、平成9年~平成10年に、一機に37.1人/10万人まで急騰して、以後平成21年まで35~40人/10万人に高位安定してしまっている事態となっている。

この契機となった平成9年時の事件等で注目したのが、「消費税の5%への増税」と「山一証券の破綻」である。

この時代、特に山一の破綻は、多くの破産者や債務過重企業を生む原因になった様に感じる。

この破綻劇が経済高級官僚の作為的な破綻化意図だったのは間違いない。

また、消費税5%を実行したため等の理由で、自民党は参議院選挙に敗れ、自民党内での政権交代となった。

もし、経済的な理由でなく、教育だとか労働施策だとか、何らかの修正が効く問題が原因だったら、以後、10年間も尋常じゃない自殺発生率を放置できなかったのだろう。

現状、安倍首相は、最後まで消費増税の実施に関して抵抗したのは、この様な過去事例の問題に関して、だれかが忠告したのかもしれない様に感じている。

また、現状、日銀が、これ以上のマイナス金利を撃てない理由は、現状でさえも、緩和策のために、メガバンクや特に地銀の経営体力を奪ってきたのが良く分かっており、万一、地銀にしろ、大規模な「破綻」を招くと、山一の時の二の前になる可能性が強いことが分かっているため、「円高を許さない」と大上段に構えてみても、実際は、やり過ぎると、途方もない社会的な害悪を招くことが良く分かっているのだろう。

 その後、平成21年、民主党政権の成立年から、自殺率統計は、右肩下がりに、継続して
低下、正常化を目指すことになる。

 よく安倍首相は、民主党政権のことを、「悪夢の時代」というが、最初に、この高位の自殺率高止まりを改善したのは民主党政権成立が端緒になっている時代的背景がある様だ。

 もちろん、民主党政権を破りそれから政権を受け継いだ安倍政権の時代も、継続して自殺率は減少傾向となっており、平成30年には、23.2人/10万人という、急騰前の自民党政権時代のレベルまでもどしている。

 端緒となったのは、別に、「自民党政権の閉塞状況を民主党政権が開放したから」なんて夢想した言い方はしたくはない。

 一番大きかったのは、亀井静香氏の「中小企業金融円滑化法」を21年年末に通して、翌年から、経営者として不適切としか言いようのない人に経営された、ゾンビ企業でも生き残る社会的下地ができてしまったからだろう。

 これで、離職、入職の割合が減り、破綻する企業が少なくなり、これを維持するのに資金を銀行が費やすために、有能な人が起業するのに、人も金も集めづらく、新規事業参加も既存のゾンビ企業の利権のため困難になるという、純経済的には、途方もない大悪弊をもったものだが、社会的弱者が死ぬほど働かなくても食える素地を作ることになったらしい。

 それで、自殺率の減少が始まった。

 もちろん、この「契機」にリーマンショックの回復作用も働き、さらに、東日本大震災以降の復興需要も手伝って、雇用と賃金配布機会が増大したのだろう。

 これは、要するに、民主党政権にとっての棚ぼたで、以降の安倍政権も、これを一層すすめ、大規模な公共事業や金融面の強化の意味でのアベノミクスを進め、さらに、どうしようもない不適格者の経営によるゾンビ企業の延命のために外国人労働者という低賃金で酷使が日本人より可能な労働資源を入れ、破綻を局限することから、民主党政権時代と、比率的には殆ど変わらない状況で自殺率は減少した。統計的にそう見ざるを得ない。

〇 月別自殺者数の推移
・平成30年は、3月が最も多く、12月が最も少ない。
・平成30年は、3、10~12月で前年を上回り、1、2、4~9月で前年を下回った。
//
つまり、就業状況が巡行状態の時には、自殺が減少し、正月や年度変わりなどになると将来不安や人生について深く考えてしまい、逝ってしまう人が増えている傾向なのだろう。

雇用の質の充実は確かにあるのだろう。これは政府施策の成功として良いかもしれない。

しかし、将来不安や人生観の問題には、もっと余暇選択の対象を増やすとか、働き方改革の内、専業の仕事以外に生きがいを見出す努力も、施策として必要なのかもしれない。

〇 職業別自殺者数の年次推移
・勤め人、被雇用者、微増
・自営業、家族従事者、増加 
・無職、学生・生徒等、減少
//
零細事業者と従事者の悲劇は中小企業の収益性の問題でもある。それゆえ、私は、安易な最低賃金の上昇には、大反対です。

〇 自殺の原因・動機別自殺者数
・自殺の多くは多様かつ複合的な原因及び背景を有しており、様々な要因が連鎖する中で起きている。
・以下、概算値
   健康問題    10,000人
   経済・生活問題  3,500人
   家庭問題     3,000人
   勤務問題     2,000人 
男女問題     700人
   学校問題     350人
    その他    6,000人 
//
全体の半数近くが「健康問題」であり、「賃金を減らして内需を細らせるから反対」の声がある一方、政府施策の働き方改革や「残業規制施策」が出てくるのは、致し方無いとするのが正当な様に感じる。

そうでもしなければ、自殺者や不幸な人の減少は困難だろうからだ!

〇 平成29年及び30年における都道府県別の年間自殺死亡率
資料:警察庁自殺統計原票データ及び総務省「人口推計(平成29年10月1日現在)」(平成30年4月13日公表)より厚生労働省作成
・平成30年は29年と比較して、33道府県で低下、13都府県で上昇、1県で横ばいとなった。
・自殺死亡率が最も低かったのは徳島県で12.0、次いで神奈川県で12.4、京都府で13.2の順となった。

//
なお、全国平均16人/10万人に対して、20人/10万人を超えている、ワーストの方は、青森(22)、岩手(22)、秋田(21)、福島(21)、新潟(21)、山梨(24.9)、和歌山(22)である。
必ずしも経済的地域格差だけで、この問題が発生しているのではないことが分かる。

(なお、該当者の出身地ではなく、遺体発見場所を示したものなので、山梨は、富士の樹海という自殺の名所があるため、この様な数値となっているのだろう。他の場所でも、同様の理由が左右している可能性もある。)


◎ これら統計の成す意味は、この意味での良策は、必ずしも、純経済的献策とは一致しない面もあることを、世間一般に説いている意味があるのでしょう。

そう、これは、社会保障費と同様の経済負担であるし、決して軽はずみに軽視すべきものではないと思える範疇でもあると思えるのです。(記)


付録資料1 竹島問題で米国日本よりの声明
産経新聞 2019.8.27 22:22|国際|米州 竹島問題
米国務省、竹島での韓国軍事演習を「非生産的」と批判
米国務省は27日、韓国が竹島(島根県隠岐の島町)とその周辺で大規模軍事演習を行ったことに関し、韓国による日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)破棄などで日韓対立が高まっている中での演習実施は「現在の事態解決をする上で生産的でない」と批判する声明を出した。
 声明は竹島の主権に関し、「米国は特定の立場を取らない。日韓が平和的に解決すべき問題だ」とした上で、日韓両政府に対し「一連の対立の解決に向け熱意と誠意をもって対話に取り組むよう奨励する」とした。
 これに先立ち同省のオルタガス報道官は25日、GSOMIAを破棄した韓国の文在寅政権についてツイッターで「深く失望し懸念している。協定破棄は韓国の防衛をより困難にし、米軍に対する危険を高める」と異例の強い調子で批判した。
/////
戦後、竹島の問題は長期に渡っているが、米国が、韓国側を批判して、この様な主張を行ったことは過去、稀有である。
 何かが変わりつつある様だ!

付録資料2 韓国側の除外処置は根拠なし
テレビ東京 昼サテ 9月4日11時
「根拠ない報復」と日本反論
経済産業省は3日、韓国が、輸出管理上の優遇措置を取るグループから日本を外す方針を示していることに対し、「根拠のない恣意的な報復措置であると考えざるを得ない」と反論したと発表しました。韓国政府は先月、日本政府が輸出管理上の優遇対象国から韓国の除外を決めたことに対応する形で今回の方針を発表していて、事実上の対抗措置と見られています。発動されればおよそ1,700品目の戦略物資で審査が厳格化されます。韓国での発動を前に経産省は書面の中で、根拠や詳細に関する説明がないまま手続きが進められることに懸念を示しました。また、日本の輸出管理がどのように不適切なのか、なぜこのタイミングで除外を決めたのかなど韓国側の輸出管理当局に回答を求めました。 
//////
まさに韓国の方の施策こそ、WTOへの提訴が受理されそうな内容の様だ。
でも、そんなこと、日本にとって別に痛くもかゆくもないが、唯一、韓国政府の責任を、韓国国民と世界中に分かる形で、国際的に明示して、この国の、後進的な道徳観念の劣悪さと、
「付き合うことの危険さ」を知らしめるのには、良い対象だと思う。
(記)

付録資料3 アメリカ・ファーストの説得力
テレビ東京 モーサテ 9月5日6時
米貿易収支 米中摩擦で対中赤字縮小
アメリカの7月の貿易統計によりますと、モノに限った対中赤字は296億4,300万ドルおよそ3兆1,500億円となり、前の月より1.7%減少しました。米中貿易摩擦の影響などから輸入は1.9%、輸出も2.7%それぞれ、縮小しています。日本に対する赤字も、5.7%減り、モノとサービスを合わせたアメリカ全体の貿易赤字は、2.7%縮小しました。
/////
米国の関税施策は、貿易赤字の削減という健全な効果も生み出しているのは、事実だ。
 一方的に米中貿易摩擦を、米国の減速の主因と断定するのは、必ずしも、賢明では無いように感じている。
(記)

付録資料4 ビーガン発言
ユーチューブ報道より
米国、対北朝鮮政策特別代表のスティーブン・ビーガン氏が、9月6日、母校のミシガン大学で講演した折、北朝鮮、及び中国に対して、「北朝鮮の核廃棄交渉が失敗した場合、日本・韓国及び他のアジア諸国に対して、北朝鮮の核保有に対する対策として、核武装の必要性を認める議論が起こることは、ほぼ確実である。」として、日本、韓国の核武装に対して、一番神経質な対応を見せている中国に対する圧力を示した。
///
この報道の意味するところは、北朝鮮の核廃棄交渉が不調の場合、最早、米国は北東アジア地域の安全保障に関して、十分な関与を行う意志がなく、米国は同盟国が、地域紛争を抑える手段として、日本・韓国等が、核武装することを、容認する立場になることを示唆する考え方を持っているということであろう。
発言に出ていない、「その他のアジア諸国の核武装」に関しては、ベトナムや台湾が当然入るものと考えられ、この様な、体制が出来上がる前に、中国側から軍事的冒険主義行動が起こる危険性を感じる。
日本としては、その様な事態になれば、核武装するしか選択肢はないだろう。
(記)


投稿: 山口達夫 | 2019年9月21日 (土) 01時47分

石破様、おはようございます。有事に備えるとは平時とは違う旗印を持つということではないかと思います。つまり、平時にはない組織、ルール、指導者が必要になります。つまり、平時では表舞台に立てない者が、非常事態に指導者となる、表舞台に立つ、力を発揮することは過去の歴史からもわかることであり、時代が求める指導者にその人が選ばれるかは天のみぞ知るではないかと思います。
 現在日本が抱える問題で急を要する一つとしていかに財政難を乗り越えるかではないかと思われます。消費税増税であれもこれも国民の負担が増えており、悲鳴を上げるてしまうのではないかと思われます。国民が安心して暮らせる政治を提供し、借金まみれで成り立つ日本を転換していく世の中へと希望をもって導いていくものこそ、今の日本にふさわしいリーダー像ではないかと思われます。石破様期待しています。

投稿: hitomugi | 2019年9月21日 (土) 08時32分

BS拝見しました、仕事に、仕事に関係する勉強と、真面目にしっかりやって来られた事がよく分かります、防災省の事、総理と言うのは目的であり手段では無い、と言う事も国民には有り難い言葉です、これからも健康に気をつけて頑張って下さい、将来の日本を宜しくお願いします

投稿: 高埜寿一 | 2019年9月21日 (土) 15時29分

石破先生、日々の活動大変お疲れ様です。いつも興味深く拝読させて頂いてます。

投稿: 山中哲哉 | 2019年9月21日 (土) 18時09分

石破先生、日々の活動大変お疲れ様です。いつも興味深く拝読させて頂いてます。内閣改造を終え、来月開催の臨時国会はいつにも増して議論すべき事柄が多いような気がします。1つは改憲、1つは増税。改憲に対する先生のスタンスは充分理解しているつもりですが、次回は、先生の「増税」を踏まえた経済観などをご披露頂きたく思います。ご健勝にてお過ごし下さいませ。

投稿: 山中哲哉 | 2019年9月21日 (土) 18時13分

【反日の毎日伝聞社の記事から】

 ラグビーW杯が始まったことを、この伝聞社は快く思っていないようだ。記事があった。
『2020年の東京五輪・パラリンピックで、旭日旗の持ち込みを巡って日本と韓国が対立している。過去にはサッカーの国際大会でも騒動があった。ところが、五輪・パラリンピックに先立って20日に日本で開幕するラグビー・ワールドカップ(W杯)ではなぜか話題に上っていない。組織委は持ち込みを禁じていないのにだ。韓国が出場していないということだけでなく、その背景にはラグビーというスポーツの文化が深く関わっていそうだ。』

 何が言いたいのかと言えばワールドカップなのに旭日旗が問題になっていないことが気にくわないと言っているようだ。その背景にあるのは、ラグビーの文化にあると強弁している。わざわざ『韓国が出場していないということだけでなく・・・・』と書く処に苦しい表情が出ている。

 バカなのかと思うが、多くの国民と世界中の人々は韓国が出場していないからだと答える問題である。これほど簡単明瞭な事実が他にない。それを否定してラグビーにある独自の文化なるものを妄想を膨らませて述べようとしているようだ。

 しかし、その肝心の妄想作文は有料記事になっている為に金を払わないと読めないのだそうだ。どう考えても読む人がないような気がしているのであるが、それを有料に記事にしている。こういう商売をするから倒産に向かうのだろう。

まあ、それはさておき、無駄な出費をする気がないので読む必要もない。しかし、ネットにいる嫌韓ブロガーも、(韓国が不出場なので)旭日旗にケチを付けられることもないすっきりしたさわやかな世界大会だ。と称賛しているところが多いのは事実である。彼等も毎日のこの記事があるのは知っているのだと思うが、中身はおそらく金を出して読むに値するもんじゃないという判断があるのだろう。採り上げている処は金のいらない出だし文だけだ。

 まあ、実際、ラグビー方面に韓国の活躍のないのは大会における大きなポイントである。
 

 ラグビーが我が国に伝わったのは明治32年なのだそうだ。これは野球他のスポーツとどう違うのかを見れば、野球の場合、明治4年頃我が国に伝えた人がいるという記録はあるが普及したのはそれより遅い。正岡子規の存在が大きな普及の契機になる。明治20年代の話だ。それから見ても10年以上遅れている。ラグビーが普及するのは昭和になってからだろう。サッカーもそうなのだが競技への関心は昭和になってからという印象がある。強くなったのは、サッカーは、1964年の東京オリンピックでいきなり3位の銅メダルを獲得したことで人気が急上昇した。ラグビーはそのような僥倖に恵まれることがなかったが根強い人気があった。強くなったと言われたのは最近になってからだと思う。今年は、我が国にラグビーが伝わって120年である。ワールドカップの開催にこぎつけたことで関係者の思いは熱いものがあるのだと思う。しかも、韓国がない。これはサッカー以上に恵まれた事実である。

 2002年のサッカーワールドカップは大失敗だった。あほなことをしたもんだと今でも思っている人は大量にいる。サッカー強国のイタリアなどは、あの大会を指して一つの黒歴史扱いのままだ。韓国がサッカーを汚したと云う人々が今もいる。その上、韓国に建てたサッカー場の建設代金の回収も未だに終わっていない事実がある。これだけでも失敗だった。反省しないといけませんね。


 まあ、それはともかく大会の無事を祈ります。事故もなく大きなお祭りが盛大のうちにクライマックスを迎えることを祈念いたします。どこが優勝国になっても、めでたい話である。

投稿: 旗 | 2019年9月23日 (月) 00時03分

石破さん お疲れ様です。防災省を作るというご提案その通りだと思います。今日の千葉の状況を見ていると、この国の脆弱な状況が手に取るように見えます。かねてから、私はこの国の軍備について、どんな防衛をしようとも、東京湾の火力発電所にミサイルと打ち込まれれば、一夜にしてこの国は崩壊すると考えておりました。そのことが千葉に実現してしまっています。防災省を作って、何をするかそれが先決です。首都の電気が止まるという危機的状況に対して、具体的にどんな対応をこの国はしているでしょうか。まるで、ゆでられているカエルのように、何の対策もせず、想定すらもせず、起きてもどうにもならないから、考えないようにしようという思考停止状態をもうずっと続けているのではありませんか。
今回の経験で明らかになったことは、電気が止まれば水が止まり、トイレも使えなくなり、燃料も手に入らなくなる。そうすると物流がとまる。都民の水も、排泄も、食料もなくなって、どうやってその生存を維持するのか。そんな基本原理の対策もなしに、防災などと言う時点で何もできないと考えるべきではないでしょうか。防災は、実は技術論です。電気を止めない方法をどう構築するか。それはもはや、政治家が政治を考えてどうにかなる問題ではありません。防災対策とは、技術対策だと断じてもいいのではないでしょうか。起点は簡単です。電気を止めなければ水も止まらないし、下水も使えます。ガソリンスタンドも営業できれば、ガス欠になることもありません。木が倒れて配電線が切れたから、電線を地中化しようなどと言う論議は、何の解決にもなりません。配電線が倒れなくても、発電所が襲撃されればそれでおしまいです。しかも、全部の発電所を壊す必要もないのです。一部でも壊れれば、それだけで安定供給ができなくなってしまうのです。重要施設だけ選別して電気を送ることができないからです。

その簡単な解決策があります。既に技術は完全に完成しています。それを実現させないのは、電力会社の利益を減らし、最終的には電力会社と言う利権そのものが消滅してしまう可能性があるからです。
その実物は、エネファームです。既にお聞き及びのことと思いますが、家庭用の廃熱を回収するエネファームでは、総合熱効率が90%を超えています。しかも実用寿命も10万時間を超えて、家庭用電源として、完成しています。でもこの出力が、0.75kwに制限されています。メーカーの言う理由は、それ以上では熱が余るから、効率が落ちるという一点です。
おかしいと思いませんか。効率がどうあれ、出力を制限する理由がありません。効率が下がっても、必要な電力を供給できれば、非常時の電源としてそのまま使えるのにデス。一般家庭では、3kwあれば平均した最大電力を賄えます。つまり家庭用で3kwあれば、商用電源が止まってもクーラーも暖房も給湯も使えるのです。勿論電気釜も使えますから、調理もできます。0.75kwでは、照明すらも十分に使えません。
なぜ3kwを認めないかと言うと、3kwの家庭用エネファームを使われると、電力会社の売り上げが減ってしまうからです。しかも、完全独立電源にすれば電力会社そのものがいらなくなってしまうからです。0.75kwなら、それだけでは絶対に自立電源にならないから、電力会社は、絶対になくならない。それが0.75kwの意味です。
更に、電気代の話をしましょう。燃料電池は、単体で熱回収しなくても、現行の火力発電所より高効率にでききます。配電線もなくなりますから、配電ロスもなくなります。。排ガスを利用して給湯をすれば、光熱費が一般家庭でも半減できるのです。1kwで100万台の燃料電池を設置すれば、原発一基分の電力を発電できます。エネファームは0.75kwですが、アメリカではすでに1万kwクラスの燃料電池が開発されています。官庁の重要施設や、浄水場に1000kw単位の燃料電池を配置してゆけば、配電線路なしで必要なな電力を確保できます。燃料は都市ガスでもプロパンガスでもいいのです。季節のインフラがそのまま使えます。大きな施設には、ガス配管を増設すればいいのです。地震で感が壊れたら、ヘリコプターで1tボンベを空輸すればいいのです。戸建ての住宅に3kwの燃料電池を設置して、その余剰電力を地域の配電線路に接続して融通すれば、1万戸の住宅で、3万kwの発電機を保有できます。一般家庭では、常時3kw使うわけではないので余剰電力は、買い取って再販すればいいのです。配電線が壊れれば、それぞれが自立運転するようになりますが、それは取りも直さず、一定の地域のどこかに3万kwの非常用電源があるのと同じことになります。地域を細かく分けて連携することもできるし、それぞれを単独の電源として活用することもできます。重要施設には、1000kw、1万kwなどの単位ユニットを置くだけです。浄水場も燃料電池で運転すれば、水が止まることはありません。下水処理場も同じことです。燃料電池は基本原理として静止機器ですから、ここに技術者もいりません。メガソーラーと同じことです。燃料は天然ガスとプロパンガスと、石炭ガスが使えます。勿論バイオガスも使えます。太陽光発電と併設することも何ら問題がありません。いま火力発電所が燃やしている天然ガスを一般用に切り替えるだけです。勿論原油を改質してガス化することも全く簡単なことです。つまり、エネルギーソースが地球規模に拡大できるのです。中東だけでなく、東南アジア諸国も、アメリカもロシア産出国です。エネルギーソースの安全確保から考えても遥かに有利です。

燃料電池こそ、エネルギー革命を起こせます。それを妨げているのは、電力村の利権構造なのです。その構造を守るために、電力会社の利権で生きている重電各社も電力会社の意向に逆らおうとしません。学者も、電気工学をやっている限りは、電力会社の影響を排除できません。電力会社に逆らえば、学者生命を絶たれてう危険があるからです。
エネファームが完成しているのに、なぜその容量が3kwにできないのか。その理由がそこにあります。
燃料電池は、太陽光発電と同じ直流発電ですから、太陽光発電用のパワーコンディショナーがそのまま使えます。簡単な改質装置と、燃料電セルと排熱回収機を付けるだけで完成するのです。
技術的な問題は何もありません。
防災対策としても、軍事対策としても、完全に完成された技術です。それを社会に実現してください。其れができるのは、政治しかないのです。学者も、企業家も潰されてしまうからです。お願いします。

投稿: かも | 2019年9月23日 (月) 00時20分

石破先生

今晩は!!。
台風の余波の秋雨もあって、一雨毎に秋めいて来ました。先生に於かれましては、日々の政務にテレビ出演に、又、週末の地元の講演会へと多忙を極められ、大変お疲れ様であります。有難う御座います!!。
小生は先生と同郷、鳥取県出身の者であります。
本日も色々述べます前に、先ず先日9月20日(金)のBSフジプライムニュースへ出演されました石破先生の篤き思いを1時間たっぷり拝見致しました。先生の多岐にに亘る政策のお考えの中に、「与党のみならず野党、国民も交えた合意を見る事が何より大切である」との、人間愛溢れる思想に更に深く触れた思いに、大変感激致しました。
益々是非ともいち早く総理へ就任されますようにと、応援致したくなる心情が強くなりました。

さて、本日の本題は『防災省』設置につてであります。
かなり以前より、石破先生ご提唱の「防災省」設置に賛同していまして、先日来より当ブログへ小生も再度喫緊の課題であると述べさせて頂いて居ります。
今回のブログへ先生も防災省設置につき取り上げ述べられ、大変感謝致して居ります。

先日の台風15号の被害に於いては後日談があり、その内容について驚愕し、公憤の想いが強くて今にも怒りが爆発しそうであります。
先生も「9月9日以降千葉県では498名の熱中症患者が発生した」と延べられていますが、その中にはかなりの数の高齢者、病気の患者が亡くなったとも伝えられています。
ところが、9月21日付の新聞では千葉県には468台もある燃料発電機が2町のみしか要請が無く、250台も県の備品倉庫に眠ったままであった事が判明しました。

燃料発電機は1台あたり3~4時間しか持たないとは云えすべて稼働していれば、どんなに救える命があったのだろう?と思えば、信じられない程の「行政の怠慢」と言わざるを得ません。一般市民へは貸出が無く、市町村への行政単位で『要請があれば』との、信じられない現実です。怠慢もここまで来れば、訴訟されれば刑事罰も必至と言うべきものであります。

真新しい作業着を着た森田知事も昨日22日のテレビ報道にて記者より質問が飛び交い、「これほど被害がひどくなるとは思わなかった。すべて要請を出すようにと伝えていたのに大変残念である」と、県のトップであるのに無能ぶりを露呈してしまいました。
予想が困難な地震ではなく、台風はその規模、進路などが現代の最先端科学により刻々報道もされ、一番対策が取りやすい筈なのにこの有様であります。

組閣の為政府の対策本部設置も遅れ、東電の復旧見通しも二転三転と甘く、行政の対応もこのように怠慢であれば、世界でも類を見ない希な災害大国の吾が国は、恐ろしいほどの不安を覚えます。他府県からの電源車、水、食料、復旧機材などのインフラ応援もあれば復旧も早く、救われる命も沢山あると言うものであります。先生が提唱されています『防災省設置」により、縦割りではなく指示、命令系統の一元化によって、全国何処でも均質な減災、防災、支援、復旧体制の実現を早急に希望する者であります。

次に、「日韓議員連盟による活動の再会を」と題しまて、韓国との外交問題に於いて少し述べさせて頂きます。
過日、日韓の政府首脳同士はとも角、相互の国民はそれほど反日、反韓の心情はないようだとの、報道の現場からのニュースによりその様子を伝えました。

ところが、9月12日のパラリンピック選手団団長会議が日本の東京で開催され、韓国選手団会長より、来年開催のパラリンピックのメダルのデザインが旭日旗に似ていて不愉快の為、デザイン変更をと厭らしさとも思える要望が出されました。
又更に、この9月18日のウイーンで開催されましたIAEA国際原子力機関の総会に於いて、韓国代表より「日本は福島の放射能汚染水の処理問題が解決して居らず、このままでは現在の保管体制が3年後には取れなくなり、一部には海上投棄による希釈によって解決しようとする向きもあるようだ。我が国韓国はこの問題を国際的問題として取り上げ、中心となって訴えて行く」と言明しました。

この事は言われるまでも無く、福島の放射能汚染水の保管が3年後には満杯となり、今後の対応が国としても難しく悩ましい所であるのは事実であります。その事を「弱みに付け込んだような厭らしい発言は」、日本国民の最も嫌う所であります。このように、文政権を代表とする韓国は徐々に厭らしさを増して居り、今後の日韓両国の将来に向けての歩みよりが遠のくばかりのようであります。

そこで、本年は韓国のGSOMIA秘密軍事情報保護協定の破棄に伴い、延期となっています日韓議員連盟の合同総会を出来るだけ早急に開催されたく、希望する者であります。我が国のメンバーは与野党の垣根を越えて居り、日韓とも両国の将来に向けた話し合いはやはり政治レベルより入る事が良いように思われます。没交渉のままではなく、両国の歴史的つながりから見ても、傷は出来るだけ浅い内に修復すべきであります。
今のままでは、日韓両国にとってマイナスのままであり、東アジアの政治的、経済的、安全保障面の安定から見ても少しも良くありません。

投稿: 桑本栄太郎 | 2019年9月23日 (月) 20時22分

【国連総会があるたびに世界の流れが見えてくる】

 国連総会で演説をすることが世界のメデアに注目を浴びると思うのは、各国首謀の勝手である。我が国でも、あの民主党政権の最初の首相である鳩山由紀夫が国連で演説をした時はそれなりの注目を集めることがあったが、終わってみれば温暖化ガス削減の為に我が国はCO2を25%削減すると言い出し、後になって見てもその根拠がないことを一方的に独断でぶち上げ、結果的に日本はできもしないことをできると言い放ったと馬鹿にされることになった。民主党政権は大言壮語の政府だと国際社会で認定され、信頼を失う事になった。特に時の米国大統領の小浜氏からは信頼を失う事になったのは国連演説のCO2発言ではないが、首脳会談での沖縄米軍基地の扱いの二重規範のような発言がもとになっている。自分の都合のいいことしか口にしないし、それを実行、或は、実現する気もない事が見透かされることになったからだ。

 今年、後、数時間で韓国の文在寅が国連で演説をするのだそうだ。彼が政権を執って、この2年ほどの間に国内及び、東アジアを大きく変える事実があった。それは、誰にとって良い方向に向かう事になっているのかさっぱりわからないのであるが、それまでとは違う方向に向かっていることは確かである。しかし、韓国の国益を考えているとは思えない行動なので謎と云うしかない。

 文在寅が行動を起こしてオリンピック憲章をずたずたにし、オリンピックを政治的キャンペーンを呼びかけるスポーツ大会に変えたのは確かなことだ。金氏朝鮮はそれに答え参加した。そして南北首脳会談の実現を合計で3回も重ねることにつながった。そして米国首脳が金氏朝鮮の首脳と3回会談を持つに至った。その結果は未だ途上にあるが現状の休戦協定の状態に比べて良くなったのかどうかは不明だ。しかし、核実験と弾道ミサイルの発射実験が姿を見せなくなり、通常ミサイルの改良と思われる実験になっているという事実はある。その間、韓国と金氏朝鮮は2度の共同宣言を結び、双方が合意の上、武器の使用を控えるという約束他を取り決めたと世界に向けて公表しながら、その内容の実現が実行されていないことも事実として明らかになった。
 誰が見てもミサイル発射の事実は、共同宣言違反であるからだ。他にも金氏のソウル訪問の事実もない。これなどは2018年の9月19日に約束を交わし。遠くない将来に実現すると謳っていたことだ。しかし、丸々1年が経過したのであるが未定の予定のままである。
 履行する気が双方にないのだろう。約束とか合意は彼等にあっては、そういうものが元々、文化として育っていないと言っているようだ。もっと言えばウソをかまして相手を慌てさせることが文化だと言ったほうが早いのかもわからない。

 それはともかく、南北間にあった友好を基調とした機運の速度は停滞し。朝鮮半島の運転手だと言っていた文在寅は完全な部外者の位置に追われたままだ。彼の周囲だけが金氏朝鮮の良き理解者の顔を今もしていると思い込んでいる。

 金氏朝鮮からほぼ完全に相手にされていないことは米国のトランプ大統領がこっそり世界中に言ってしまうので、それを知らないのは韓国政府だけのようだ。

 まあ、大変な事態にある。その彼が間もなく国連総会で演説をする予定である。併せて米国大統領とも会談を持つと韓国政府だけが公表している。

 彼の演説に関心を持つ国はゼロかもわからないと云う印象を私は持っている。文在寅は出発前に米国の大統領と朝鮮半島の非核化についての話し合いを持つのだと時事通信や韓国系メデアには公表している。1年半前と同じテーマである。何も進展がないと認めているのだろう。
 トランプ大統領は文在寅に不信感を抱いておられるという話がある。それは結局この問題に行きつくことになるのだろうと思うのであるが、1年半の時間はどこに消えたのかと云う事を問題にしたほうがいいのかもわからない。金氏朝鮮との裏取引の実態は憶測だけが時々メデアに注目されることになっているのである。戦略物資の横流し他がどうなのかについて世界は知りたがっているはずである。国連総会の演説で仮にそう云う話の中身が出ることになれば韓国大統領は再び注目されることになるだろう。世界平和の意思を図るうえで重要な内容になるからだ。
 周囲を敵に変えたのは僅か2年半の彼の行動である。これを名誉に変えるものがあるとすれば金氏朝鮮との裏取引の暴露しかない。期待はできないが、周囲をさらに変えるという意思があるなら、それを暴露するしかないだろう。

 今や韓国政府が瀬戸際の経済と瀬戸際の外交を行っている。なんでこうなったのか?  彼がそこを一番不思議に思っている可能性がある。おそらく、彼は、それを理解する能力に致命的な欠陥があるような気がしている。それは何かといえば客観的に自らの立場を見ることができないからだろう。

 文在寅はトランプ大統領に会ってまた、金氏朝鮮の仲介人の立場を降りる気がないことを伝えるようだ。我が国の嫌韓ブロガーの意見も同じ見方が強い。しかし、世界の評価は、例えば。米国における朝鮮半島問題の研究者は

『21日、米国の声(VOA)放送によると、ダニエル・スナイダー スタンフォード大学教授は対北朝鮮制裁の緩和と関連し、韓国ができることは現状では皆無であると指摘した。』

 もう何もできることはないと冷静な分析をしている。なのに、ハンギョレ新聞他には朝鮮半島の非核化が今も重要な問題だ。その問題解決の為に、韓国ができることは大きい。重要な立場にあり続けると語ったらしい。我が国のメデアにはそういう話がない。価値基準が異なるからだと思う。物凄い勘違いが彼を支配している。

 話をややこしくするだけだとはっきり言わないのはこの場合、不親切である。

 韓国経済の沈没もまた韓国が招いた問題である。我が国は無関係だ。というより、被害者だ。韓国が勝手に始めた不買運動の被害国である。


  まあ、起きたことは我が国の方では何も手を差し伸べることができない物ばかりだ。勝手に貿易の低迷を招いているのである。両国がこれまで知恵を集めて交わしてきた条約や合意は風前の灯火である。現に2016年に発効したGSOMIA協定は、その更新が韓国の一方的な破棄によって更新自体が終了を見た。外交カードのように扱われるような不安定な協定であれば、我が国にこれがないことによる不利益が発生しないと云う事もあって、再考する値打ちもない。こんなカードの為に、1年ごとに揺さぶられることになるのは真っ平である。

 どう考えても断韓に向かう以外に道がない。中央日報などは2008年の金融危機はシナ帝国に助けてもらったという記事を書くようになった。あれを見てがっかりした金融マンが大量にいるという噂である。韓国の通貨危機のためにかけずり回った当時の中堅官僚他は現在の重鎮である。これでは次の金融危機で韓国経済はお陀仏になると断言する人までいる。


 彼等は台湾にいる人々と全く違う人々だ。無視するしかない。丁寧に無視をすると云う事だ。

投稿: 旗 | 2019年9月23日 (月) 23時34分

【防災省の創設】

 危機という言葉の中身は突然やってくるというニュアンスがあると思うのだが、安全保障上の危機とは区別して考える必要をそこに感じますね。相手国があって次に何を引き起こされるのかと考え込む危機と天気図に描かれる危機、或は今の処大きな役に立っているのかどうか不明な点の多い地震計他などが予測をする危機は違いますね。そして、経験上、天災は忘れたころにやってくるので対応が後手になるのだ。

 防災省の創設は今回の台風17号にも役に立つことが期待できるかもわかりません。千葉県知事の森田健作氏は千葉県の限界を訴えておられた。できる事に限界があったようだ。そう云う声は重要である。ほとんどの地方自治体は防災に備えた予算など最初から用意をしていない。地震や台風はただ一つの街を狙って襲ってくることはないから知事は国が何とかするという思いが常にある。なので予算を組むのは自分の仕事でありながらそれで足りるのかどうかも解らないこともあって、関心が低いのだ。台風が来なければ使わない金になるという事情とかもあると思う。

 近畿でも南海地震に備えた防災予算を組んでいる自治体はゼロに近い。避難場所の指定とかやっているが避難場所の計画、例えばその避難場所で住民はどれぐらいの期間耐えるように設備他が設計されているのかとなると、それが不明である。非常食一つとっても何人なら何日分という目安を用意しても実態が、それにないだろう。あったとしても数日分ぐらいかもわからない。避難場所の維持というのは金が要るのだ。孤立した住民の発生も考えなければならない。通信網の寸断とかも考える必要が出てくるだろう。携帯電話があれば心配ないというのは早計である。基地局のアンテナが倒壊すれば通信上の毀損が発生する。細々とした問題が大量に発生することに繋がりますね。ドローンとかの活用についても訓練が必要だ。すぐにできるはずがない。結局、現場で何が起きているのかについて知ることから始めないといけないことが多すぎるのだ。それには訓練を受けた人が必要になる。

 防災省は広域同時多発的に発生した地域や局所に向けた緊急支援及び、避難住民の長期に渡る保護になるのかわからない。強力な支援体制が必要である。例えば、現行の道路交通法でさえあえて違反しないといけなくなる事態が発生することも考えないといけなくなるかもわからない。緊急事態というのは訓練を受けた人がいないと前に進まないこともあるだろう。誰にその役割があるのかとなれば結局首相になるのかもわからないが、防災省の権限を決めておくことの重要性に気が付かないと前に進めないような気がします。

 災害の広域化について学習しておかないといけませんね。東北大地震は巨大な教材になった。ここから学習しておくことは大量にある。
 不測の事態が2つ以上の自治体に同時に発生すれば総合的な判断が必要になる。首相や官房長官にそれができるのかどうかは2011年を思い出していただいたら解る事だ。委員会の量産で対応が何一つ満足に出来なかったではないか。予算のついていない委員会を30以上も立ち上げて、何ができるのか? と怪しんで見ていたが結局何もできないまま終わった。
 常備在任する防災省がこの場合必要だと思い知らされた。省なら最初から予算を握っている。人材もある。我が国に適した防災省を早く作った方がいい。


 2011年の時のような後悔だけはしたくない。

投稿: 旗 | 2019年9月24日 (火) 00時34分

【超高齢な自動車運転手の問題】


 深刻さの度合いが年を追うごとに深まっているような気がする。YOUTUBEにも大量に動画があるが道路を逆走する老人ドライバーは、3日前にも近所の道路で出会った。かれこれ、15年ぐらい前からお目にかかっているが合計すれば20人ぐらいに出会ったのではないかと思う。

 15年で約20人の逆走ドライバーに出会うというのは数字的に普通の事なのかどうか判断ができない。細かく記録を付けていたわけではないので、受ける印象である。信号無視はもっとある。

 これらの老人はおそらく75歳は超えているような気がしている。年齢を尋ねたわけではないので、これも受ける印象だ。
 私も昨年からドラコレを車につけた。怖いからだ。アクセルとブレーキを踏み間違えるという話がよく出るが、そんなのはいい加減な出まかせではないかと思っている。何か誤魔化しているのだろうと思ってしまいますね。

 まあ、しかし、悪質な老人ドライバーは確実に増えている。少子高齢化対策に反する犯罪的な事故である。これを犯罪と呼べば、そう云う老人はビビるだろうか?

 いや、彼等は唯我独尊の境地に達しておられる人ばかりなので我が事のように考えることがない。認識の齟齬が最初からある。運転に自信が溢れておられる。信号無視を自慢する。高速を逆走しかかったと言って道路会社の道路の作り方や路面の線、施工方法、標識の位置などの批判に向かう。彼等は自分には責任がないと思い込んでいる人々だ。我が国の高度成長期時代を引っ張っておられた人々である。死ぬまで現役だ。
 まあ、道路交通法の方を変えることが、この場合の対策になりますね。これしかありません。心理的な検査とか云う項目が注目されるようになればいいと思いますね。自信に溢れた人ほど怖い。これは実感です。

 

投稿: 旗 | 2019年9月24日 (火) 01時18分

9月になりました。

秋もこれから深まります。
今週もお仕事頑張ってください。

投稿: くま | 2019年9月24日 (火) 08時16分

石破先生

今晩は!!。
朝夕はかなり冷え込むようになりが、本日は漸く秋晴れの爽やかな気候となりました。
秋蝉の鳴き声もすっかり聞かなくなり、蟋蟀の声を中心に虫の声ばかりとなって参りました。
先生に於かれまして、日々の政務に地方の講演にと、相変わらず多忙を極められ、大変お疲れ様であります。
小生は先生と同郷、鳥取県出身の者であります。
昨日24日は、昨年安倍総理との総裁選の公開討論会を動画にて改めて見直し致しました。
石破先生の①少子高齢化による人口減問題、②社会保障制度のあり方、③地方創生について④防災省設置について、⑤憲法改正の考え方、⑥労働分配率などの収入格差等々、総合的なお考えを再度伺い、改めて少しもぶれる事がない論述に現在聞いても新鮮味を覚える程でありました。

昨年のこの総裁選討論会の頃は、北海道胆振地方の地震、中国地方の豪雨水害、大阪北部地震、台風被害などの後でもありました。
その討論会の中で石破先生が「防災省」設置について篤い思いを語られました時、安倍総理は「防災省を設置しなくても、各省庁より人が出て現地でチームを組み、対策の体制をしっかり行っている」との答えがありました。しかし、その後の特に今回の台風15号の多大な被害が出てしまい、千葉県民の被害の人災の様相には、「今の内閣は何にも変わっていないのだ!」と、国民の想いより乖離してしまっている無責任内閣との印象を、又もや深めてしまいました。

東電は漸く電力の復旧を終えたと発表しましたが、実際には未だに「停電難民」と言われ、電気が通っても電信柱からの送電の不具合が沢山あって復旧となって居らず、その数は東電も把握出来ない程であると言われています。昨年の北海道胆振地震による停電は、北海道電力の送電システムに問題があったとも言われているのに、少しもその経験が千葉県に措ける東電の復旧に生かされていないようであります。同じ電力会社どうしなのに、電気の融通し合いなどに少しも生かされていないのはなぜなのでしょう!!??。被災後の電力のみならず、その他インフラ復旧の相互支援体制も取れていない現実なのです。
これでは減災・防災どころではなく、災害列島日本の体制は後手後手に回り、その陰には尊い人命が失われてしまうことになるのであります。
特に減災・防災の体制は「防災省設置」により、国が前面に出て指示命令系統の一元化がなければ、実現出来る筈がありません。

少し余談乍ら、昨日のニュースでは9月23日のニューヨークで行われました国連気候変動行動サミットに於いて、スウェーデンの16歳の環境活動家の少女グレタ・トゥンベリーさんが、世界の首脳に向って涙ながらに地球温暖化対策を演説によって訴えました。
「人々は日増しに死にひんし、生態は壊れている。私達は絶滅を前にしているのにあなた方はお金と、永続的な経済成長と言う「おとぎ話」を語っている。よくもそんな事が言えるものだ!」と怒りで小さな体を震わせて叫びました。その時国連本部の総会ホールは静まり返ってしまっていたと伝えられています。
今や地球温暖化と環境対策は、最大課題となって居り、特に次世代を引き継ぐ若者達は大変危機感を持っています。その為世界中の若者が行動を起こし、デモ活動を行って居るとも伝えられています。

今回の我が国の台風15号による、千葉県の被害とは直接は関係ないものの、環境汚染などによる地球温暖化、そしてその事による大きな気候変動など、人種、年代を超えた地球規模で真剣に取り組む時期であります。
政治の究極の目的とは、人類が生き延びて皆幸せな日々を過ごすためにあるものと思います。何も生産活動を行わず、労働も行わない政治家は人々の幸せの為に働く事が出来なければ、まったく存在の意味がありません。
小生は特に今年は、「文明は人類を幸せにして来たか?」との命題を、この所いつも考えて居ります。

投稿: 桑本栄太郎 | 2019年9月25日 (水) 22時05分

【国連総会の注目はイランにあった】

 我が国の総理がイランの首脳と会談を設けたのが日本時間で言うなら24日である。そこでの話は外務省はHPに掲載していることであるが我が国のメデアにある記事もその内容以上のものがないので成果が乏しい結果に終わったような気がしている。米国首脳との会談は日本時間で26日、本日あったようである。
 外務省のHPに内容が挙がるのは明日以降だろう。日韓関係を巡る話が日米首脳会談に出たという記事があった。FNNの記事では
『日米首脳会談の中で、トランプ大統領が、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領について、「北朝鮮から信用されていない」などと批判していたことが、FNNの取材でわかった。

政府関係者によると、トランプ大統領は、日本時間の26日午前に行われた会談で、安倍首相に対し、「最近、韓国とうまくいっていないんだって?」と切り出したという。

これに対し、安倍首相は、韓国をホワイト国から除外した経緯や、いわゆる徴用工問題について、日本の立場を説明した。

それをうなずきながら聞いていたトランプ大統領は、「文大統領は、北朝鮮からも信用されていない」、「尊敬されていない」、「最近は金委員長から電話もかかってこないらしい」と、文大統領を批判したという。

(フジテレビ)』

 まあ、これは不調に終わったイランとの会談を暗示させる効果があるようだ。話している内容は両国とも韓国に何も期待をしていないのが解る。これは対イランを巡る会談の反応とかと重なるのではないかと思えるわけだ。
 韓国への対応はGSOMIA協定終了時に確定したようなもんであり、「失望した」と述べた米国国務省の見解がその後何も変化がないことを見ても時計の針が動いていないことを意味する。イランに対する反応が、それに近づいているのかもわからないような暗示である。

 日本とイランの会談は、頑張ってみたけれど目的を攻略することもできなかったわけである。目標は米国との橋渡しだと会談前に語っていたのであるが、残念ながら、それが潰えたことを指す。

 フランスのマクロン大統領も同じように動いていたようだが何も起きなかった。
 AFPがそれを伝えている。
『【9月26日 AFP】イランのハッサン・ロウハニ(Hassan Rouhani)大統領は25日、国連総会( UN General Assembly)で演説し、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領との会談の可能性を否定した。欧州は緊張緩和に向け土壇場での取り組みを続けていたが、米国は同日、さらなる制裁強化を発表した。

 フランスのエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は、米・イラン間で歴史的な首脳会談が実現すれば中東での全面戦争の可能性を抑えられると期待し、国連本部で2日間にわたり両首脳とそれぞれ会談し、調整を試みていた。

 しかしロウハニ師は国連総会での一般討論演説で、米国が経済的圧力をかけ続ける限り協議には応じないと明言。「制裁下でのいかなる交渉も拒否する」と述べた。』

 イランは他からも同じ内容の話があったのかもわからないが我が国とフランスの両国から提案を受けた話については拒否したことがこれで確認された。米国は更なる制裁強化する方向に向かっている。

 記事の後段にある記述は、具体的な内容を含む話である。

 『トランプ氏はこれに先立ち、経済制裁の緩和を否定。またトランプ政権はロウハニ師の演説の直前に、制裁強化を発表していた。マイク・ポンペオ(Mike Pompeo)米国務長官は25日、イラン産石油を購入したとして、中国企業とその経営者らに対して制裁を科すと表明した。(c)AFP/Shaun TANDON』

 対イラン問題では、シナ帝国にそれを阻止する立場がないので実行されるのは時間の問題だろうと思いますね。

 総会直前にイエメンの攻撃がサウジにあったと云う事もイランにとっては大きな逆風だ。イランの関与がないのかどうかは、はっきりしていない。それだけに不利に働くように見える。ドローンの製造元は
シナ帝国製ではないかと思われているらしい。そこも曖昧なのがシナ帝国を黙らせる目的或は効果を期待しているのかもわからない。ロシア製ではないのは、ロシア軍がシリア領内に保有するフメイミーム空軍基地が、ドローンによる攻撃を受け甚大な被害を被ったことを2018年に表明していた事実からも解る。その後、攻撃型ドローンの開発に目覚め、今年の7月にはショットガン搭載のドローン製造に成功したようなことが記事になっていた。開発の途上にあると思ったほうがいいのかもわからない。だからイエメンの攻撃の詳細についてはロシアも研究しているだろうと思いますね。
 シリアにあるフメイミーム空軍基地は2014年以降何度も攻撃され、かなりの被害を受けているようだ。特にドローンによる攻撃は昨年以降強まっていたらしい。
 ロシア国防部のコメントが残っている。スプ―トニク日本の記事である。
『・・・ロシア連邦国防省の情報筋は、サウジアラビアにある米国の強大な対空防衛グループは、地対空ミサイルシステムの低い効率から石油施設への攻撃を撃退することができないと指摘していた。情報筋によれば、「米国が宣伝していた地対空ミサイルシステムのパトリオットミサイルとイージスシステムは、述べられているような特性に相当せず、それらは小型飛行物体や巡航ミサイルとの戦闘では効率が低い」』

 被害を受けた経験から出た言葉と理解したほうがいい。シナ帝国のメデアにはイエメンによる攻撃についてのドローンの役割等々についてのコメントがない。不思議な話であるが彼等はそこに注目しないようだ。政治的な内容になってしまうからだろう。シナ帝国は、2015年のイエメン内戦時に軍艦を派遣して内戦から逃れる各国の人々(我が国の国民もその中にいる)を救助した話が伝わっているが、その頃フーシ派と対立する側の政権にドローンを提供していた事実もはっきり記録に残っている。シナ帝国の提供したドローンによってフーシ派の政治部門指導者サーレハ・アリ・アル=サマド最高政治評議会議長(元首格)がサウジ主導連合軍によるドローン攻撃で死亡した。と云う事実がある。

 だからと言って、今回フーシ派が使ったドローンはシナ帝国製と断定できる証拠はないのであるが、ドローンの能力について彼等は経験で学ぶものが多いと思われそれを提供する前は、シナ帝国、或は、韓国の可能性があると思われているようだ。AFP記事にあったイランの石油を購入したシナ帝国企業を制裁対象にするという話も暗示的である。イエメンのドローンはシナ帝国製との疑惑を持っているのかもわからないからだ。

 韓国と云う事になれば背後にいるのはイランである。そういうものを物々交換で提供する可能性が高いという噂がネットにあった。根拠がある話とは思えないが否定する材料もない。

 中東に関与する微妙な立場に東アジアの国がある。我が国も下手をすれば疑われる可能性がある。韓国をホワイト国から除外する根拠になったのはこういう背後関係があったからと考えたほうがいいような気がしている。おそらく証拠があるのではないだろうか? 公表するタイミングを考えているのかもわからない。

 韓国はどうも危ない話を渡っているような気がしている。

 FNNの冒頭の会話はそう云う事も考えないと大変なことになる。韓国ではドローン研究及び開発はかなり進んでいるらしい。我が国のメデアは取材していないのだろうと思いますね。

投稿: 旗 | 2019年9月27日 (金) 01時29分

【朝鮮半島の運転手と云わなくなったようだ】

  読売に記事があった。
『【ニューヨーク=岡部雄二郎】韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領は24日、国連総会で一般討論演説を行った。「北朝鮮が本気で非核化を実践するなら、国際社会もこれに応える姿を見せるべきだ」と述べ、北朝鮮が非核化の前提条件として求める「体制の安全」を国際社会としても保証するよう求めた。

 文氏は具体策として、非武装地帯を「国際平和地帯」とし、国際社会が協力して地雷除去や生態系保護などの活動を進めることで緊張緩和を進める構想を披露した。将来的に北朝鮮と共同で非武装地帯の世界遺産への登録を目指すとも語った。

 非核化を巡る米朝協議は停滞が続いているが、文氏は「(米朝)両首脳がもう一歩、大きく踏み出すことを願っている」と述べ、4回目の首脳会談を通じた事態打開に期待を寄せた。

 演説では「日本の植民地支配」にも言及し、1919年の「3・1独立運動」から今年で100年の節目を迎えることを紹介した。「東アジアは、侵略と植民地支配の痛みの上に相互に緊密に交流し、経済的な分業・協業を通じて世界史に例のない発展を成し遂げてきた」とも述べた。自由貿易や国際分業の重要性を訴えることで、日本政府による対韓輸出管理の厳格化を暗に批判したものと言える。』

 短い記事なのでどれほどの内容を正確に伝えたものなのかわかりません。しかし、全体の印象が変わる処がないだろうと思いますね。ブルムバーグが2017年に記事にした【金氏朝鮮のスポークスマン】という表現がある。これは今も変わらないようだ。

 『・・・・・「北朝鮮が本気で非核化を実践するなら、国際社会もこれに応える姿を見せるべきだ」と述べ、北朝鮮が非核化の前提条件として求める「体制の安全」を国際社会としても保証するよう求めた。』

 停戦中の当事国の国家元首の言葉じゃないですよ。誰がどう見ても広報官だ。「我々の邪魔をするな」というセリフに聞こえます。

 非核化に熱意もない。非武装地帯を公園にして世界遺産の登録だ! と考えているようだ。肝心の非核化は意識にない。
 平和ショーを見てくれと言っているわけだ。2018年9月19日に合意を見たとする平壌宣言がどうなったのかについての報告にもなっていない。無責任丸出しの演説である。これで、朝鮮人には約束を守る文化がないと世界に向けて宣言したのと同じである。

 この背景があって日韓関係は終わりを告げたと解釈できそうだ。約束を守る気が彼等にない。そう云う事だ。

 先週末からウオンが再び危険領域(1200ウオンライン)に陥っている。

 銀行証券為替各分野の経済関係評論家他が警告していた。その理由はさまざまである。シナ経済の悪化が目に見えたと云う事や香港の政治環境、欧州の経済とかも無視できなくなったという話もある。それらの中で我が国の消費税が影響していると述べる人もいる。経済の悪化に陥り韓国を振り向く余裕もなくなるので韓国は完全にお陀仏だという意見である。そう言いだす人は日本は韓国を手助けするという見方を変えていなかった人で、そう云う人までが消費税の影響を気にするようになったと見ることもできます。ともかく、あと、数日で消費税はあがる。同時に、アベノミクスの失敗は確実なものになるだろう。消費税を必ず上げるという政策もアベノミクスの工程表にあったという評価になってしまうからだ。


 まあ、どちらにしても我が国は自国の努力しかできないわけだ。韓国の火の粉を振り払う政策に向かわないと大変なことになってしまう。不買運動はある意味韓国から遠ざかる方向に向けることになった。怪我の功名となって、安倍氏の評価になる可能性もある。

 それはともかく、まあ、我が国がダメな方向に向かっているように見えるのは創業者になる気概を持つ人が少なくなってきていることがあるのかもわからない。本田宗一郎や松下幸之助ほかの強烈な個性が失われているのではないか? 個性の持つ力は、どう測るのか解らない。成功をもたらす力と言えばいいのか? まあ、経済を右肩上がりにする力とでも言っておこう。

 簡単に、社会の雰囲気を簡単に変える方法として、消費税は廃止するという策もまた大きな政策になる。経済格差の問題で言うなら消費税の存在は貧富の差を助長する作用があるのに沈黙する。それをやめることで大きな力を社会に与えることができると思いますね。まあ、そこに政治家の個性と見るのか能力と見るのか大きな差が出てくるような気がしますね。

 10月で変わりたいと思うなら消費税廃止を考えたほうがいいですね。これは大きい効果がある。だからと言って、韓国を相手にするわけではない、韓国を相手にすれば、この効果は消滅しますね。消費税を廃止して、且つ、韓国とは縁を切る。そうすれば、我が国は令和になって再び、昭和、以来の高度経済成長の復活が始まるような気がしますね。間違いない。

投稿: 旗 | 2019年9月27日 (金) 02時55分

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