中曽根康弘先生の思い出など
石破 茂 です。
中曽根康弘政権は5年にわたる長期政権であり、最後の一年は私も新人議員として議席を得ておりましたが、政権が終わるまで緊張感に満ちたものであったことを鮮烈に記憶しています。長期政権になれば緩みや弛み、驕りが出るというのは違うと思います。必然的にそうなるのでは決してありません。与党の一員として、今の状況に重い責任を有していることを強く自覚しなければならないと痛感します。
中曽根先生は内務官僚から海軍に志願し、太平洋戦争中は各地を転戦されましたが、戦艦や巡洋艦に乗艦して海戦を戦うのではなく、主計将校として主に輸送部隊に勤務し、物資・燃料の補給に当たられたようです(終戦時の階級は海軍少佐)。補給や兵站を軽視した帝国海軍は輸送船に十分な護衛を付けることがなく、輸送部隊は次々と米潜水艦の標的となって多大な犠牲が生じたことも、敗戦の大きな要因の一つです(「輸送船護衛に就くのは腐れ士官の捨て所」。輸送や補給などの兵站や情報を軽視したのは帝国陸軍も同様で「輜重兵が兵ならば蝶々蜻蛉も鳥のうち」と言われたそうです)。先生の安全保障観や日米同盟観の根底には、間違いなく死線を彷徨われた戦争体験があったものと思われます。
総理就任後、一番に訪問先として選ばれたのは韓国でした。中曽根総理は先の戦争について「私は、いわゆる太平洋戦争、大東亜戦争とも言っておりますが、これはやるべからざる戦争であり、間違った戦争であると申しております。中国に対しては侵略の事実もあった」と述べておられます(昭和60年10月29日・衆議院予算委員会・東中光雄議員に対する答弁)。その言葉の持つ意味を今一度冷静に分析し、考えてみなくてはなりません。
中曽根先生と同年であり、一兵卒として日中戦争に従軍された田中角栄先生は生前、「戦争を知っているヤツが世の中の中心にいるうちは日本は安全だが、戦争を知らない世代が中核になると怖い。だからよく勉強して貰わなくてはならない」と語っておられたそうですが、まさしくそのような時代となりました。
戦争の歴史を学ぶことの重要性が一層増しているにも拘らず、憲法論議においても場当たり的な議論が一部で横行していることに強い危機感を感じています。再発足した、安全保障を考える超党派の議連において、戦史も学び直すことが出来ればとても有意義だと思っています。
今週3日火曜日に「秘密のケンミンSHOW」の収録があったのですが、明治9年に鳥取県が島根県に「併合」され、明治14年に再置された際の詳細な経緯など、自分が鳥取県民でありながら知らなかったことも多くあり、とても勉強になりました。
「桜を見る会」事案については、依然として国民の納得が十分に得られない状況が続いています。政治が嘲笑の、官僚が憐憫の対象となってしまうことは何とも悲しく情けないことで、これを解消することは我々の責務であり、やがて世間は忘れるだろうとタカを括ることがあってはなりません。政治ですからすべてが綺麗ごとで済むとは思いませんが、綺麗ごとが全く失われた政治はその名に値しないということを自重自戒しています。
週末は、7日土曜日が「衆議院議員 赤澤亮正君を励ます会」(午前11時・皆生グランドホテル天水・鳥取県米子市)、自民党鳥取県ちんたい(賃貸)支部との懇談会(午後2時・同)、大学アメリカンフットボール関係者忘年会(午後7時・都内)という日程です。
週末残余の時間は暮れの挨拶廻りや、溜まりに溜まっている資料整理に充てる心算でおります。
師走の慌ただしさが日に日に増して参りました。皆様お元気でお過ごしくださいませ。
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【中村医師が襲撃されたのはなぜかについての一つの考え方】
7日のYahoo!に掲載されたメデアの写真で衝撃的なものがあった。中村さんの棺をアフガニスタンの国家元首が担いでいた写真である。これをガニ大統領が撮影を許可した事に驚いたからである。政治的なメッセージが込められた写真になっているのも承知しているのだろうと思いますね。一民間人の棺を担ぐ大統領である。この様な例は、おそらくどこにもないような気がしている。
衝撃がアフガンの国民に向けられているのだろうと思いますね。我が国も驚いているような気がしている。我が国政府はコメントを出すのかどうか気になる処だ。
それはさておき、今回の襲撃事件は予告が1年ほど前からあったという記事があった。産経の記事である。
『【シンガポール=森浩】アフガニスタン東部ナンガルハル州で、農業支援に取り組んでいた医師、中村哲さん(73)が殺害された事件で、州政府のミヤヘイル知事は6日、産経新聞現地スタッフの取材に対し、事前に中村さんが襲撃を受ける可能性があるとの情報があったことを明らかにした。情報の詳細については明らかにしなかったが、中村さんに関する警備を強化していたという。
ミヤヘイル氏によると、武装グループは計5人で、2台の車に分乗し、中村さんが乗った車を追走。進行を遮った後、銃撃した。ボディーガードと運転手の計5人は即死状態だったとみられる。ミヤヘイル氏は、武装グループの詳細については語らなかったものの、「国外で犯行が計画された可能性も視野に入れている」とも示唆した。犯行には、アフガンなどで流通する自動小銃「AK47」(カラシニコフ)が使用されたとの見方も示した。
事件の目撃者は、武装グループは襲撃後に車の内部を確認し、頭を上げた中村さんを見て、「まだ生きている」と叫び、再度発砲したとも証言している。武装グループは裾の長い民族衣装「シャルワール・カミーズ」を着ており、顔は隠していなかったという。』
警備にあたる兵が4人張り付いていたのはどこからの提供なのかわからなかったのであるが、それが地元の自治体政府からだというのがこれではっきりした。記事では『警告』になっているがこれは脅迫ではないのかと思う。具体的に警備担当者を配備している事実から思うのは『脅迫を受けていた』という事実に備える為だろう。
誰からの脅迫か? この知事は知ってるような気がする。襲撃者はプロの殺し屋なので中村さんの息の根を止めてから立ち去ったことが解っている。
まあ、理由は何かとなれば地域に発生した利害関係だろうなと思うしかない。
中村さんのやったことは立派な事なのだが、地域の政治状況に大きな影響が発生したのだろう。何の値打ちもなかった砂漠が緑豊かな大地になって農作物の収穫が期待でき、多くの人々が集まるようになった。60万人が救われたと書いてある。この取材に応じた州政府知事のいる地域だろう。
しかし、問題は他の地域はどう思うのかと云う事だ。中村さんを奇跡をもたらした外国人と見るだろう。ガニ大統領が10月に彼を名誉市民にした意図がここに隠されている。中村さんの身の安全を図る目的もあったと思うのだ。彼の立場が『外国人』のままであれば開発に遅れた地域の人々が何を思うかという不安があったかもわからない。自分達への順番とか考えるだろう。嫉妬心と猜疑心の発生である。自分達は取り残されるのかという焦燥感もあるかもわからない。中村さんは地域の政治に巻き込まれた可能性があるような気がする。
そういう背景があるような気がしているのであるがそれは地域社会の地元しか知らない事実がそこにあるような気がしている。そして、地元民が疑っている先があると思うのだが、それは記事にならないのだろう。
『・・・・ミヤヘイル氏によると、武装グループは計5人で、2台の車に分乗し、中村さんが乗った車を追走。進行を遮った後、銃撃した。ボディーガードと運転手の計5人は即死状態だったとみられる。ミヤヘイル氏は、武装グループの詳細については語らなかった』
彼等の社会の中では襲撃犯の特定は進んでいるような気がする。それは、この州政府知事の近くの土地所有者で今の処、開発区域から外れている処の地主と、その地域の有力者なのかもわからない。中村さんはそういう政治問題にかかわりたくないという姿勢を取っておられた。2016年の記者会見でも、そのことについて述べておられる。巻き込まれたら厄介だとはっきり言っておられた。しかし、地元民は何をどう考えるかわからない問題だ。
中村医師が政治勢力に取り込まれているから自分達の順番が回ってこないと考える土地の所有者が出てくるような気がする。
誤解が発生するということもあるだろう。中村医師が指図しているのかと勘違いするような人がいるのかもわからない。アフガンは多民族国家である。民族間の憎悪とかもあるかもわからない。
タリバンと云う線も、容疑者の地位のままだ。いくら彼等の広報官が『我々はやっていない。国の再建に尽力する人を殺したりしない、潔白だああああ!!』と言っても説得力がない。中村さんはクリスチャンだ。それだけで標的になる。
まあ、容疑者は他にもいる。大変な国である。ただ、奇跡の開発を人力が主体の活動で成し遂げたことが、利権を生んだと見られたことが今後の大きな不安材料ではないだろうか?
砂漠であった頃はだれも見向きもしなかった不毛の大地であった。今はそこに大きな利権が発生している。州の開発がまだ手付かずの処にいる人々から見れば彼等は何を考えているのか不明だ。疑心暗鬼を生む大地になっていたのかもわかりませんね。まあ、何とも言えません。断定するほどの証拠はない。しかし、難しい問題だ。
投稿: 旗 | 2019年12月 8日 (日) 18時40分
【元祖瀬戸際外交発信国、金氏朝鮮の花火燃焼実験】
AFPに記事があった。
『【12月8日 AFP】(更新)米朝の非核化交渉が行き詰まる中、北朝鮮の西海衛星発射場(Sohae Satellite Launching Station)で7日、「非常に重要な実験」が行われた。北朝鮮の国営朝鮮中央通信(KCNA)が8日、報じた。
北朝鮮の国防科学院(National Academy of Science)の報道官はKCNAを通じて、「2019年12月7日、西海衛星発射場で非常に重要な実験が行われた」と発表。今回の実験結果は、北朝鮮の「戦略的地位」を変える「重要な作用」をもたらすと主張した。
北朝鮮の発表に先立ち、米ミドルベリー国際大学院モントレー校(MIIS)の研究員ジェフリー・ルイス(Jeffrey Lewis)氏は、12月5日に撮影された西海衛星発射場の衛星写真に大きなコンテナが写っており、近々エンジンの燃焼試験が行われる可能性があると指摘していた。
北朝鮮の北西部沿岸地域にある西海の施設は、表向きは衛星発射場とされている。しかし北朝鮮は同施設で複数回にわたって「ロケット」を発射。米国をはじめとする国々から長距離弾道ミサイルの発射実験を偽装したものと非難された。(c)AFP』
米朝交渉の行き詰まりがあって、どっちが先に言いだしたのか典拠が不明な『年内決着』のタイムリミットを前にして「ICBMの燃焼実験」を勝手に強行したと云う記事なのだそうだ。これをやれば米国は恐れいると勝手に思い込んでいるのかもわからない。それは国連で金氏朝鮮の外交官が何の根拠も出さずに『非核化の話は交渉のテーブルから消えた』と、発言したことからも推測できる。
同じくAFPの記事である。
『【12月8日 AFP】北朝鮮は7日、非核化は米国との「交渉のテーブルから外されている」と主張する一方、北朝鮮の弾道ミサイル発射実験を「挑発的」と非難する共同声明を先日発表した国連安全保障理事会(UN Security Council)の欧州6か国を厳しく批判した。
共同声明は4日、ベルギーとフランス、ドイツ、ポーランド、英国に加え、来年安保理入りするエストニアが発表。北朝鮮の「挑発的な」弾道ミサイル発射を非難し、対北朝鮮制裁の履行徹底を求めた。
北朝鮮の金星(Kim Song)国連(UN)大使は、ここ数か月欧州が「妄想」に取りつかれ、米国が「敵対的政策」を取っていると指摘。米国との非核化交渉については、期限である年末が近づく中で交渉が足踏み状態になっている状況を踏まえ、「もはや米国と長期的に協議する必要はなく、非核化は交渉テーブルから既に外されている」と主張した。
また、欧州6か国の非難声明を「新たな重大な挑発」と批判し、北朝鮮は「正当な防衛力強化策」を取っていると訴えた。「この欧州連合(EU)加盟6か国はここ数か月、大きな問題を起こし米国の愛玩犬の役割を果たしているが、米国に取り入る見返りは何かと疑問に思わざるを得ない」と述べた。
国連大使の間では、事態が近く改善されなかった場合、北朝鮮が核実験や長距離弾道ミサイルの発射実験を再開することへの警戒感が広がっている。(c)AFP』
強気の姿勢だけではないのは燃焼実験があるからだと云う事なのだそうだ。
まあ、これで恐れ入る国が安保理にいるとは思えないが、金氏朝鮮がこれからやると思われることは、自国民を人質にした交渉なのだろうと推測する。韓国も同じ手段だった。南も北もやることが同じなのは呆れてしまう。北は経済制裁を受けているのにもかかわらず自国民をいじめることが多いので問題になっていた。この先それがどうなるかと云う事になる。
どうもヒントは期限の区切り方にあるのかもわからない。年内の決着は何を指すのかと云えば金氏朝鮮の出稼ぎ労働者の問題だろうか? という人がネットにいる。それが金氏朝鮮の息の根を止めるパンチになっているので彼等にとっては死活問題なのだそうだ。
経済制裁の更なる強化しか呼ばないと普通の感覚ならそう思う。しかし、朝鮮人は違う。騒げば騒ぐほど飴玉をたくさんもらえると聞かされて大きくなった人々である。それは朝鮮半島内限定でしか通用しない慣習なのだが、彼等は普遍的な真実で万国共通の真理であると思い込んでいるようだ。
韓国はそれで失敗した。何度も失敗している。最近ではGSOMIAで証明された。金氏朝鮮の場合は韓国を騙すことには成功している。国際社会ではトランプ大統領を何とかすることも可能だと自信を持っているようだ。どっちも大騒ぎを演じた。首脳会談の延期などもあった、そして決裂に至った。まだそれが続いていると金氏朝鮮は思っている。妄想しているのは金氏朝鮮の方だ。まだ気が付いていない。
大きな賭けである。元祖瀬戸際外交の力が試されているようにも見える。国を喪う事になるだろうと思う人は多いのだが、金氏朝鮮はやる気満々だ。精神科医による診察が必要な段階にある。
年末は現在進行形の今である。3週間ほどしかない。結果は直ぐだ。
シナ帝国はどう見ているのかニュースがない。これは巻き込む気が金氏朝鮮の側にあるだろう。シナ帝国は、誘いに乗るのかどうか・・・・・・。数日以内に解りそうだ。
投稿: 旗 | 2019年12月 9日 (月) 00時10分
【米国の政治家にあっては珍しい反応】
共同通信の記事を見た。まさかこればかりは共同通信が得意とする捏造記事ではありえないだろう。
『【ワシントン共同】トランプ米大統領は8日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長に関し「彼は(昨年6月に)非核化を盛り込んだ強力な声明に署名している。彼は私との特別な関係を捨てることを望んでいない」とツイッターに投稿し、非核化協議を進めるよう促した。』
これは、時事通信が記事にした国連での金氏朝鮮外交官の声明に答えた内容になっている。
『【ニューヨーク時事】北朝鮮の金星国連大使は7日、声明を発表し、「米国と今、長い協議を行う必要はない。非核化は既に交渉のテーブルから下ろされた」と主張した。
北朝鮮が米国との非核化交渉の期限とする年末が近づく中、交渉の打ち切りをちらつかせ、米国に速やかな対応を迫る狙いがあるとみられる。
北朝鮮のリ・テソン外務次官(米国担当)は3日の談話で、停滞する米朝協議に関し「クリスマスプレゼントに何を選ぶかは米国の決心に懸かっている」と述べ、年末までの譲歩を要求。米側の対応次第では、核実験や大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射などを強行する可能性を示唆した。』
金氏朝鮮による一方的な主張だと言っているようなのであるが、ここまで丁寧に対応する米国の政治家を見るのは初めてのような気がする。新鮮な驚きだ。選挙対策的な意味があるのかどうかはわからない。
非核化交渉はまだテーブルにあると言っているわけだ。残り時間は短いと云う事にもなるがこれを云う事で金氏朝鮮を油断させたいのだろうか?
或は時間を稼ぐという意味なのかも解らない。3週間で出来ることは何かという事も考えないといけなくなる。交渉の再開と云う事か?
いろいろと考えさせる内容がこのツイッターにはある。米国はまだ余裕のある立場であると云う事が言えるのかもわからない。ちゃんと見ているぞと云う事も表明しているようだ。
韓国とは明らかに扱いが違うようだ。これは何を意味するのか考えないといけませんね。
投稿: 旗 | 2019年12月 9日 (月) 04時51分
こんにちは
秘密のケンミンショーに出るのですね。
放送楽しみにしています。
投稿: くま | 2019年12月 9日 (月) 08時22分
テレビ東京、昼サテ(ニュース)12月9日11時より
10月経常黒字38%増
財務省が9日に発表した10月の国際収支速報によりますと海外とのモノやサービス、投資の取引状況を示す経常収支は1兆8,000億円あまりの黒字となり、1年前と比べて黒字幅は38%増えました。黒字幅が拡大したのは原油価格が下がり金額ベースで輸入が減ったことで貿易収支が黒字に転換したためです。
////
上記のニュースは重大なミスリーディングを行っている。
財務省貿易統計10月品目別輸入状況には、昨年同月比との輸入額増加(減少)の各品目の全体の輸入額に対する「寄与度」の数値が載っている。
それによると、「原油」は、寄与度「―2.3」に過ぎず、原油以外にLNG、石炭、ガソリン等、鉱物性燃料全体で見ても「-5.5」である。
輸入額の減少に及ぼす他の要因は、凡そ次の通り、
・食料 -0.6
・化学製品 -1.9
・鉄鋼・非金属、他 -1.5
・一般機械 -1.1
・電気機器 -2.1
・科学、光学機器 -0.3
・衣類・同付属品 -0.7
計 -8.2
となっている。
確かに、輸入に対する、原油価格の減少の影響は、あったのだろうが、それ以上に、「外需不振による原材料輸入不振」と「内需不振による消費材、物流コスト材の輸入不振」といった範疇で見るべき要因の方が、遥かに大きいのではないだろうか?
(記)
投稿: 山口達夫 | 2019年12月 9日 (月) 14時37分
石破先生
今晩は!!。
日毎に寒さが募り、当地京都でも未明には3℃まで下がり、日中でも10℃前後と寒くなって参りました。時には霜も降りる日もあるこの頃であります。
その様な中、先生に於かれましては日々の政務に週末の地元の講演にと多忙を極められ大変お疲れ様であります。
小生は先生と同郷、鳥取県出身の者であります。
さて、臨時国会も愈々終盤となり「桜を見る会」の野党からの追及ばかりであり、肝心な議案審議は殆ど行われず、僅かに「日米貿易協定」が承認可決されたばかりであります。「国民投票法改正」については、与党自らが現状では無理であると取り下げてしまいました。しかも、日米貿易協定の内容も英文内容の解釈において不明瞭のままであり、当然国民にも詳細は報道等により見えて来ていません。
安倍総理は日米双方とも「ウィン・ウィン」の協定内容であると自画自賛ながら、自動車の対米輸出関税は今後の協議次第となって居るようであります。そして、早速我が国を揺さぶるかの如く、米軍駐留経費を5倍に引き上げ要求を突き付けて来ている有様です。
「桜を見る会」の疑惑追及の野党の糾弾は熾烈を極め、安倍総理を始め官邸の説明は次々に辻褄が合わなくなり、「臭いものには蓋」の従来からの姿勢がここの所に来て綻び初め、窮地に陥って居るようであります。
森友、加計事案のように、時間が経てば皆忘れてしまい、時間稼ぎをすれば良いと高を括っているようです。
安倍総理は「招待者名簿は個人情報保護の観点からすでに破棄してしまっている。」と述べ、安倍総理も当初自身は招待者に関しては自らは関与していないと述べ乍ら、アドバイス位はしたかも知れないと言い変え、次々に変化してきています。そして反社会勢力との写真撮影、更に遡ればジャパンライフ社の社長との親交振りなども明るみ出て、詐欺商法に利用されたのではないか?などの疑惑も出て来ています。個人情報保護の観点より破棄してしまったと言うPC情報のデータは端末の為、データの取り出しは出来ないとも述べ、野党議員団の官邸官僚からの聞き取り調査もデーターの抽出は出来ず、今後も再度試みる事など「おこないません」「いたしません」と、まるでテレビ番組「ドクターX」の台詞のような不遜な応答です。野党といえども国民の代表の国会議員団に対して、何を忖度してなのか?無礼極まりない始末であります。
菅官房長官も次々に色々な事が明るみ出て来ていて、弁明に四苦八苦の状態であります。「破棄したPCから抽出したデータの電子媒体は公文書に当たらない」と、まったく意味不明な説明であります。いつもはあれほど沈着冷静な応答ぶりながら、先日の定例記者会見では記者からの追及に「しどろもどろ」状態の始末でありました。
そもそも安倍政権は安倍総理はもとより、麻生財務大臣、茂木外務大臣、萩生田文科大臣、閣僚ではないものの、甘利選対委員長など脛に傷のあるメンバーが多くなり、最早退散を願いたい議員ばかりであります。国民目線から見ても民意との乖離が激しく、又その事に少しも気づいて居ない愚かさであります。
野党議員団は臨時国会の会期を40日間延長する事を自民党森山国会対策委員長に申しいれていますが、恐らく拒否されるであろうと巷間では見ています。又、野党議員団は内閣不信任決議案を国会に提出も検討していると言われていますが、菅官房長官は「内閣不信任案が出されれば、衆議院解散はあり得る」と牽制のような言葉を述べています。
しかし、今この現状で解散を行えば過半数割れは眼に見えていて、安倍総理が投げ出さない限り、小生は年内は勿論、オリンピック終了後の秋まで無いであろうと推察して居ります。
次に、アフガニスタンに於いて、銃弾に倒れたNGO法人ペシャワール会現地代表でありました中村哲医師について述べて見たいと存じます。
現地アフガンは極端に水が悪く、子供達は泥水を飲んでいる現状を見て「先ず薬より綺麗な水を」と井戸掘りを続け、その後貧しい事が政府軍、タリバン、イスラムの各勢力に分かれ、傭兵となって戦って居て、灌漑により水を引き砂漠を緑化すれば農地も増え、食糧も確保出来ると、医師の身でありながら土木技術を身に付け、自らブルドーザーの運転を行い、砂漠の泥を担ぎ先頭に立って水路を25キロメーターも仕上げました。そして、数年後には荒野であった土地をみどりの大地に作り替え、小麦の収穫、稲の収穫などが行われるようになりました。
その様子を12月7日土曜日の午後11時よりNHKeチャンネルのビデオ放送で視ていて、感動のあまり涙を流しながら見ていました。
まさに医療のみならず、「政治の根源」はここにあり、この世に生きる人間にとって「働き、家族、子供達を養う仕事があれば、争いは大方無くなる」との仕組みを見た思いでありました。今後の海外援助も資金提供ではなく、その国の民が食べられる仕組みづくりを支援すべきであると、つくづく思わされました。
中村医師はプロテスタント系バプテスマ派のクリスチャンでありながら、イスラムのモスク建設にも着工し、アフガンの人々の普通の生活も解放してあげました。自身の息子も病気になり、二ヶ月に一度の割合で何度も帰国しながらも現地の留まり、現地の復興に身を捧げました。しかし、自らの息子はその病気がもとで亡くしてしまいました。
まさに自らを省みず、他者へ愛を行う現代の聖人のように思え、日本人として大変誇らしく思いました。
最後に先生に一句献上の上、中村医師を偲びます。
☆水涸るる荒野に星や待降節
投稿: 桑本栄太郎 | 2019年12月10日 (火) 00時48分
【王毅外相は韓国の要請に答えを出さなかったそうだ】
朝鮮日報に記事があったYahoo!に掲載されていた。
『中国の王毅・外交担当国務委員兼外相が訪韓期間中に与党・共に民主党の李海チャン(イ・ヘチャン)代表に別個に会い、「敏感な問題をうまく処理すべきだ」と言ったことが6日、確認された。「敏感な問題」とは、慶尚北道星州に臨時配備された在韓米軍の終末高高度防衛ミサイル(THAAD)を意味する。・・・・文在寅大統領をはじめとする韓国側の主要人物たちは「習近平国家主席の早期訪韓」問題を集中的に取り上げたが、王毅外相は確答しなかったとのことだ。外交消息筋は「中国が習近平主席の訪韓とTHAAD解決を結びつけようとしている意図が見え隠れする」と話す。』
2017年以来の要請(習近平主席の訪韓の事)が、王毅外相がはっきり返事をしなかったと云う事が確認されたという話である。しかし、正面から拒否もしていない。韓国政府だけが焦っているのだ。彼等は何度もこれに拘っている。香港やウイグルで何が起きていようが関係がないという立場である。
そして、王毅外相がはっきり言ったわけではないのに
『外交関係者の間では、「王毅外相は『文在寅政権が習近平主席訪韓というプレゼントをもらうには、THAAD撤退という先送りされてきた宿題をしなければならない』というメッセージを投げかけた」との見方が出ている。韓国政府では王毅外相のTHAAD言及は「原論的水準」と説明しているが、THAAD問題解決を強調する王毅外相の姿勢は、これまでよりもはるかに執拗(しつよう)になっているように見える。』
というような反応を示していると説明しているのだ。王毅外相の発言にはこれに関する具体的な文言はない。それをにおわすような言葉と解釈することは出来るかもわからないが、はっきりと王毅外相にそれを尋ねた韓国側の政治家は一人もいないのも事実である。
ただ、シナ帝国側も習近平の訪韓が大きな政治的外交的に有効な交渉カードになっているのは知っているようだ。だから、今は答えないという事も考えられる。或は、古来よりのしきたりで、シナの皇帝は韓国に足を運ぶなど沽券にかかわると思っているのかもわからない。事実としては後金のヌルハチ(大清王朝の太祖である)が大量の軍勢を引き連れて朝鮮に乗り込んだという例以外では2014年の習近平の訪韓だ。これは朴政権での話である。これによって朴槿恵は北京の軍事パレードに足を運ぶことになったのだ。シナ帝国の皇帝の威力は朝鮮では絶大である。だから、文在寅は焦っているのだ。現実問題として、金氏朝鮮にシナ帝国の赤い皇帝は足を運んだことがないのも事実である。朴政権を超えたいという願望が強い文在寅なのだというのは簡単に推測できる話である。
それはともかく、王毅外相が何も言わなかっただけで右往左往しているわけだ。
大中華の秩序に従うなら過去はどうであったのかについて一番詳しい立場にいるのが韓国ではなかったのか?
実質的な国家要人として1978年に鄧小平の来日があった。国家主席としての来日は江沢民の1992年の4月6日である。習近平は2009年に一度来日して天皇陛下と会見している。旧民主党政権が皇室を政治利用した件である。習近平としては、それ以来になるのではないか?
来年の春の国賓待遇は悩みの種だろう。日中国交回復以来の大きな悩み事になるばかりだ。
まあ、韓国とは異なる悩みである。
投稿: 旗 | 2019年12月10日 (火) 05時16分
石破先生
今晩は!!。
日中はとも角、夜ともなれば急激に冷え込み愈々真冬の様相となって参りました。
小生は先生と同郷、鳥取県出身の者であります。
色々世の中、立腹する事ばかりが次々に起こり、本日は昨日に引き続き今回二度目の投稿をさせて頂きます。
本日のニュースにて、政府は「反社の定義は困難と閣議決定した」との発表を知りました。桜を見る会の招待者に一般的に言われる「反社勢力が含まれていた」との野党の追及に対して、内閣の統一見解を発表する事により防戦体制を敷くものと想われます。
この反社会勢力とは、「暴力及び威力と詐欺的手法により、経済的利益を追求する集団及び個人を指す言葉である」と、2007年6月19日に日本政府指針として発表されたものであります。それを受けて、警察庁次長通達によって関係部署へ伝えられたものであります。
しかし、本日の「反社勢力は定義困難」との閣議決定は、どのように理解を得る説明が出来ると言うのでしょう?現在の安倍内閣はこんな事も弁えられない、資質欠如と言うべき状態であります。すべて自分達の強弁を正当化させる為の独裁的政権運営というべきであります。詐欺的商法で当時問題となったジャパンライフへも、被害にあった人が消費者庁に届けても立ち入り検査を行わず、行政指導に終り、詐欺商法の被害者を更に増大させてしまったと言われています。消費者の利益を守るべき立場が、当時の安倍政権への忖度を行ってしまったと言うまるでデタラメな行いであります。しかもその裏には、天下り先としての配慮もあったとは、「何をか況や!」との状態であります。
臨時国会の延長も拒否し、本日閉幕となりましたが菅官房長官をして「十分に理解を得たとは思えない」と言わしめる程であります。
またぞろ来年の通常国会へ引きずり、この問題に於いて野党からの追及を受ける事になれば、まともな法案審議など出来ないではありませんか?森友、加計事案のようにいつまでも野党がこの些末とも思える事案を追及していて、「肝心な法案審議が出来ない」というのは野党の所為ではなく、与党の不誠実が問題なのであります。野党議員を選挙で選んだ主権者がその背景には居り、国民に対しても「不誠実」とも云えるのであります。
まさに「反社会勢力」とは、国民を裏切るばかりの安倍政権そのものではありませんか?
自民党及び与党議員は、いつまでこんな状態を許して置くのでしょうか?与党に対して猛省を促すものであります。
次に、未だ読んで居ない為詳細内容は不明ながら、文芸春秋の1月号に掲載されたと言う麻生副総理兼財務大臣の対談が、PCニュースに一部発表されていました。
麻生財務大臣曰く「安倍総理も本気で憲法改正を目指すのであれば、自ら総裁4選の道を選ぶべきである」と述べ、次期総理候補は「党を出たり入ったりした人ではなく、岸田議員などが良いのではと述べ、菅官房長官については「まだ気迫が感じられない」と言い、「加藤厚労大臣も将来的には良いのではないか」等と、呆れるほどの放言の言いっぱなしです。
すでに79歳にもなり、自身も色々問題がありながら何故ここまで居残るのか?国民目線から見ても異常なほどであります。二階幹事長と共に、政界引退を誰かが引退を進言すべき時ではありませんか?老醜は去って頂くのみであります。麻生派の派閥議員を55人抱えていても、いつも傲慢不遜な応答ぶりには辟易するばかりであります。
いつも公憤による怒りから、口汚く表現になる事を反省しながらも保守本流であります、リベラルな先生の出番を首を長くしてお待ち致して居ります。
又、いつも僭越なる申し条をご容赦下さいますよう!!。
投稿: 桑本栄太郎 | 2019年12月10日 (火) 21時15分
【我が国の外交政策が試されているような記事を平気で書く反日メデア】
共同通信の記事は無責任の塊のように見える。根底にあるのは反日なのだろう。見下したような記事である。
『日本、イラン両政府が調整するロウハニ大統領の訪日に関し、米国が了承する意向を日本政府に伝達していたことが7日、分かった。米国は安倍晋三首相とロウハニ師の首脳会談後、結果を共有するよう要請した。イランと対立するトランプ米政権の理解が得られたことで、ロウハニ師訪日の実現は確実な情勢となった。時期は今月20日を軸に調整する。複数の外交筋が明らかにした。
イラン大統領の訪日は2000年10月のハタミ大統領以来、19年ぶり2回目となる。
ロウハニ師訪日を巡り、米国は日本を介して対米関係に関するイラン側の考えを把握した方が得策と判断したとみられる。』
ソース不明のこの記事は、米国が我が国を試しているという内容である。イランから聞き出したいことがあるのだという記事であるが、誰がそれを希望しているのかよく解らない体裁になっている。共同はこれに関連した記事を別に挙げている。
『【ワシントン共同】米国務省のフック・イラン担当特別代表は5日、イランのロウハニ大統領が今月中にも訪日する見通しとなっていることに関し、イラン当局による反政府デモ弾圧に「全ての国が例外なく懸念を伝えるべきだ」と述べ、日本政府が人道上の懸念を直接伝えることに期待を表明した。国務省で共同通信の取材に応じた。
フック氏はこれに先立つ記者会見で、デモ弾圧による死者が「千人を超えた可能性がある」と主張。イランと敵対するトランプ米政権はデモに寄り添う国際世論を高め、イラン政府への圧力を強化したい考えだ。』
我が国政府への恫喝のような記事である。こっちはソースの明示を最初からやっている。反日目線がこれで明らかになった。人権問題が優先だと言っている。我が国政府にそれができるのかという問いかけである。
こういう流れとは別に、人権問題では共同はシナ帝国の肩を持ちたいのかもわからない。内政干渉だという主張を擁護しているかのように見える。
4日の記事だ。
『【北京共同】中国政府は4日、少数民族ウイグル族を弾圧する中国当局者に対する制裁を目的としたウイグル人権法案を米下院が可決したことに反発し、対抗措置の検討に入った。米議員の中国入国拒否や、中国の人権問題を批判する非政府組織(NGO)への制裁を打ち出す可能性が取り沙汰されている。
中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報は4日、法案に賛同した米政治家や「事実をねじ曲げるNGO」をリストにまとめ、入国拒否や中国での活動規制といった制裁を加えるべきだと主張する記事をニュースサイトに掲載した。』
9日の記事だ。
『[北京 7日 ロイター] - 中国の外交担当トップである楊潔チ・共産党政治局員は7日にポンペオ米国務長官と電話会談を行い、米国は中国の内政問題への干渉をやめるべきだと訴えた。国営テレビが伝えた。
楊氏は、ウイグル人権法案の可決や香港人権・民主主義法(香港人権法)の成立に言及し、米国は国際関係を著しく損ねたとし、米国に対し「過ちを正し、中国の内政問題への干渉を直ちにやめる」よう求めたという。
米下院は3日、中国政府が新疆ウイグル自治区で少数民族ウイグル族などイスラム教徒を弾圧しているとして、トランプ政権に強硬な対応を求めるウイグル人権法案を圧倒的賛成多数で可決した。
また、香港の反政府デモを支援する香港人権・民主主義法案はトランプ米大統領が先月27日に署名し、成立した。』
イランとの対比を考えているのかもわからないがイランの人権弾圧状況を示す内情は誰も知らない。共同にも記事がない。なのに、米国国務省の職員の主張をわざわざ採り上げ人権優先のような話に持って行こうとしている。なのに、シナ帝国は、『内政干渉をやめろ』の視点だ。このメデアは何をどのように見ているのかと云う事になる。
イランの大統領の訪日はイランの方から出た話である。米国政府の許可が下りたという胡散臭い話を記事にして、人権を採り上げろと言う指示を米国は我が国政府に下したと記事にしているわけだ。捏造記事なのかもわからない。
或は、ダブスタなのかもわからないが、このメデアは我が国政府を貶めたいと云う事しか考えていないので、自分達が支離滅裂になっていることにも気が付いていない。米国の主張や行動にも問題があるのかもわからないが、そこを採り上げるのはシナ帝国の側に立った時だけである。
反日主義者の考える人権とは何かについて考える必要がある。
次の記事は一例であるが金氏朝鮮の状況を記事にしている。
『【北京共同】北朝鮮メディアは8日、金正恩朝鮮労働党委員長が7日、中部平安南道陽徳郡で温泉リゾートの完工式に出席したと大々的に報じた。金氏は今月2日には北部で山間都市の完工式に出席。制裁下でも経済は発展していると内外に誇示し、今年の業績と位置づける狙いとみられる。
崔竜海最高人民会議常任委員長が完工の辞を述べ、「最悪の逆境の中でも発展、繁栄できることを再び世界に宣言した。自力更生路線の巨大な勝利だ」と強調した。』
共同は金氏朝鮮で問題になっている人権侵害がらみの記事を出したことが、ほぼない。このスタンスこそ指弾されるべきではないかと思っている。
反日主義メデアの闇は深い
投稿: 旗 | 2019年12月11日 (水) 05時15分
【警察官の腐敗なのかどうか? 区分を迷うような事件があった】
Yahoo!に記事があった。
『山形県警の幹部警察官が勤務中、デパートで缶詰などを万引きしたとして逮捕されました。
山形警察署の交通官で警視の岩田知之容疑者(49)は、9日午前11時20分ごろ、山形市にあるデパートの食品売り場でカニや牛タンの缶詰など5点、合わせて1万3000円余りを盗んだ疑いが持たれています。警察によりますと、岩田容疑者は商品を盗んで店を出たところで警備員に声を掛けられて逃走しましたが、約20メートル先の路上で取り押さえられました。容疑を認めていて、事件当時は勤務中だったということです。』
勤務時間中に署長クラスの階級の幹部警察官がカニ缶を万引きしてつかまっているという事件なのだ。まあ、カニ缶は高額である。この事件でも牛タンの缶詰とかと合わせて5缶、13000円なのだそうだ。それを持って走ったわけだ。しかし、20mで追いつかれ現行犯逮捕である。一般人でも現行犯なら逮捕できますね。幹部警察官が現行犯逮捕されたと云う事である。
驚いたというしかない、こういう事件が起きるとは信じられない出来事である。49歳で警視ならまだ未来はあるような気がする。何かあったのだろうか?
制服に銀の肩章がついて、その肩章には金の星が3付く。彼より上の警視正からは国家公務員だ。地方の警察官では最高位にいるとも云えるわけである。それが、カニ缶の万引きである。山形県警に地震が直撃するほどの衝撃である。
精神的な悩み事が疑われるのではないかと思ってしまいますね。まあ、そうはいっても、警察官の腐敗である。しかし、驚いた。
投稿: 旗 | 2019年12月11日 (水) 06時25分
【腐敗した官僚の存在を週刊誌が指摘】
野党は何をしていたのかと思う事ばかりだ。Yahoo!にその記事があったので一部を上げる。
『和泉洋人首相補佐官が、厚生労働省の幹部の女性と公私混同の行動を繰り返している疑いがあると週刊誌が報じ、野党は、事実関係を確認するよう政府に求めている。』
週刊誌をネタに質問をしていると云う事だ。野党がキオスク等々からネタを仕入れるのに要する経費は週刊誌の代金だけで済むと言っているようなもんで、駅まで歩けば手に入る。このシステムは30年以上通用している。彼等は国政調査権があると豪語しているそうだが、実態はこれだ。大げさに云う様な行動ではない。何もないに等しい。週刊誌を購入するのに国政調査権が問題になったことが一度もない。
まあ、そう云う事だ。
話の中身にノーベル医学賞の山中教授が登場する。脅迫を受けていたそうだ。どういうことなのか知らないが、官僚の腐敗があったと云う事だろう。官僚は腐敗するものだ。彼等は監視対象にしておかないといけない。金を扱う部署は特に要注意である。
自分の匙加減一つで税金が原資になっている金が動くので偉くなった気になって命令するようになる。金が命令しているのであるが、歯向かう事を許さないのだろう。官僚が腐っているのがこれで解る。山中教授はそういう目に遭われていたのかもわからない。ノーベル賞も取れない官僚がやる事だ。偉いのだと言いたいのだろう。彼等は必ず腐敗する。絶対に腐敗する。だから週刊誌は監視をしていたのだろう。ネタとして見れば、外れがない。
そう云う事だ。目新しいことではない。腐敗した官僚を監視するだけで悪事が露見する。
あとは野党のお手並みを拝見することになるのか? 不安が残る。
投稿: 旗 | 2019年12月13日 (金) 04時06分