石橋湛山など
石破 茂 です。
河井克行元法務大臣がそれまでの主張を一転させ、参議院選挙に立候補する妻への投票に向けた買収を認めて、議員辞職を表明しました。
買収の意図があったかどうかは本人が一番知っている(と言うより本人しかわからない)ものですし、長期間全く登院もしないで歳費を受け取ることには納税者の理解が得られず、何故突然今の時期に、と不思議に思うのは私だけではないでしょう。
先日の党大会では誰もこの問題に触れませんでしたが、買収の原資に国民の税金による政党助成金が含まれていたとすれば、国民や政党助成金制度に対する大きな背信であることは間違いありません。今後の裁判の過程で一連の資金の流れも明らかになるのかもしれませんが、仮にそうならなくても、この解明に自民党として真摯に取り組み、自民党の平成24年憲法改正草案にあるとおり、憲法に政党を明確に位置付け、その在り方を定める政党法の制定を目指すことが必要です。
憲法改正のテーマはなにも第9条に限らないのであり、多くの党と国民の賛同が得られるものを優先させるべきです。それによってこそ自民党にも、憲法改正にもより多くの理解と支持が得られるものと考えております。
党大会において、党歌「われら」を参加者全員で手話を用いて黙唱(このように表現するのでしょうか?)したのは、とても良い企画でした。当コメント欄でもご指摘を頂いたような、自己満足や偽善、その場だけのパフォーマンスに終わらないよう、今後とも取り組んで参ります。
手話言語法の制定は喫緊の課題ですが、手話には一般の日本語とは文法や語順が異なる「日本手話」と、一般の日本語を単語や助詞、動詞ごとに変換して、語順通りに並べる「日本語対応手話」(党大会ではこれを用いました)等があり、どれを「言語」とするのかが定まっていないという問題があるようですが、多くの自治体で条例が定められていることもあり、これ以上の先送りがあってはならないと思います。
24日水曜日は、東洋経済新報社創立125周年事業の一環である「石橋湛山と保守政治」と題するパネルディスカッションに参加して参りました。歴史家・作家の保阪正康氏、元朝日新聞主筆の船橋洋一氏という、当代随一のお二方とのパネルでしたので、背伸びしてみても仕方がなく、かえって自由にものが言えたように思います。
「フランス革命の省察」を著し、保守思想の父と呼ばれるエドマンド・バークは、「良き愛国者や政治家とは、いかにして自分の国に現存する素材で最善がなし得るかを常に考えるのであり、保存しようとする性向と、改善するための能力があいまったものが政治家の基準である」と述べ、江藤淳氏は「保守とはイデオロギーではなく感覚である」としています。
保守とは、大切なものを維持するためにこそ自らを不完全なものと認め、異なる意見を持つ者に対する寛容さを持ち、言論の自由を尊ぶリベラリズムがその本質である、というのが現時点で私が到達した理解です。このような姿勢によって保守されるべきものとして石橋湛山が認識していたのは、あくまで平和を守り、権力ではなく権威の体現者として国民全体の統合の象徴であらせられる陛下を戴くこの国の在り方と、五箇条の御誓文に「広く会議を興し万機公論に決すべし」と明記されたデモクラシーの精神だったのでしょう。
湛山は公選による実質的な自由民主党の初代総裁となったわけですが、そう考えると、自由民主党の英語表記であるLiberal Democratic Partyはなかなかに味わい深いものだと思います。
大正8年、結核による乳幼児の死亡率が高いことを憂いて公費で結核に対する医療を早急に整備すべきと指摘し、大正12年の関東大震災直後には、災害の経験を科学化せよと論じています。新型コロナや災害に対する対応を考えるにあたって、今でも示唆に富むものです。
石橋湛山については、自主独立の外交論や憲法論など、学ぶべきことが極めて多く、今後何回かに分けてご紹介したいと思いますが、理解が浅薄な点はどうかご指摘ください。
近現代史を学ぶ重要性を今回改めて痛感致しました。「石橋湛山の65日」(保阪正康著・東洋経済・最新刊)、「湛山読本」(船橋洋一著・同)、「戦う石橋湛山」(半藤一利著・ちくま文庫)などを是非ご一読ください。
今週も、新型コロナウイルスへの対応で様々な動きがありましたが、小林よしのり氏とウイルス学者の宮沢孝幸・京都大学准教授の対談集「コロナ脳 日本人はデマに騙される」(小学館文庫・最新刊)は内容が濃く、多くの疑問に率直に答えるものです。新型コロナウイルスを侮るのではなく「正しく怖れる」というのはどういうことなのか、何故リスクの相対化が出来ないのか、メディアリテラシーの低さは何によるものなのか等々、皆様にもお考え頂ければ幸いです。
脅威はウイルスだけではなく、外交や安全保障面においても中国や北朝鮮など、幾多の懸念が存在しますが、これらも「正しく怖れ」なければ日本は重大な結果に直面することになります。
高輪ゲートウェイ駅周辺の再開発にあたって発見された「高輪築堤」跡は、文化財としての価値が極めて高く、重要文化財として指定すべきものと考えます。
明治5年に我が国初の鉄道として新橋・横浜間が開業した際、本芝から高輪海岸を経て品川停車場までの2.6キロの間、海上に線路を敷設するために築かれた鉄道構造物で、歴史の教科書でこれを描いた錦絵をご覧になったことがある方も少なくないと思います。法律的にはさまざまな難しい課題がありますが、皆で何とか知恵を出したいものです。
東京都心の桜も満開となりました。皆様ご健勝にてお過ごしくださいませ。
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コメント
石破さん ブログのご更新、有り難うございます。
≫買収原資に税金による政党助成金が含まれていたとすれば…
⇒冒頭から突っ込みを入れて恐縮ですが、これが ♪何故 仮定形なのか?♪ 大いに疑問であります…とは文学的or修辞的な論点ではなく、政治資金の規範を極めることを目的としています。
即ち、仮定形で論を起こすか?断定形で起こすかでは、立論の高度が違う。従って、仮説や結論の密度や鋭さにも違いを招く。
即ち、自民党政治資金のキャッシュフロー(事務責任者は元宿仁事務総長?)に照らせば、あの150百万円に税金が含まれているに決まっている。断言できる。断言できないのは150百万円のうちの税金割合(xx%)の数値に過ぎないのだから。仮に5%と僅少であれ「税金が買収原資に悪用された」という認定に変わりはない。
閑話休題 ≪今どき“デジタル化”、その愚劣と帰趨≫
朝日:マイナ保険証、トラブルで先送り https://bit.ly/3w2LqMz
⇒この先送りは当たり前に想定できたこと。視野狭窄患者には、こんな重要施策でも点でしか見ない。広く深く永い視座で面を眺める知能がない…という以外には診断できない。
ま、一般市民はそれらの一体化を拒否するまでもなかった。手間が省けたっという嗤い話であります。
⇒そもそも、菅義偉小人以下の彼らは今が20世紀だと妄想しているに違いない。国家の重要戦略に≪デジタル化≫を平気で掲げる国ですからね。DXではない。プラットフォーム機能化でもない。その21世紀的な言葉の意味も解っていない。
⇒21世紀にあって国家経済や延いては市民生活の生死を決するの国家絵図を、菅義偉小人は勿論、二階俊博も当然に、平井卓也も河野太郎らは「机上の空論、画餅」さえ描けない。情けないねえ~。
⇒そもそも、マイナンバー制度自体がお粗末極まる代物。
曰く「データ保護のレベルが日本と同等の国や地域に限るべきだ」と見栄を切った甘利明は、謀らずも自分は●●だと自供している。
⇒菅義偉になにか(?)を期待してる庶民大衆でも、その程度のことは知ってますよね??同じ一票を持つ有権者だから、その程度のことは知っていて欲しいものです。
蛇足1:5歳児チコでも「ボーっと生きてんじゃねえよ!」と。
蛇足2:最近は河野太郎ワクチン担当相の ≪メディア露出≫ が俄然減りました。面目を失ったという認識がある(のか?)。
投稿: 黒山椒 無躇 | 2021年3月26日 (金) 17時13分
≪ 現在に伝わる恐ろしい組織黴症候群≫1
朝日:政府高官「開催が前提だ。聖火リレーが始まったらもう止まらない」 https://bit.ly/3lQTs6p
⇒あっはっは~!堪りませんね~!♪美味しいんでしょうねえ♪
⇒「80年前の開戦」の前に既に敗戦が確定していたのと同じ♪♪かっぱえびせん♪♪。馬鹿ですね~。
≪ 現在に伝わる恐ろしい組織黴症候群≫2
朝日:ハンセン病死者に解剖実施 https://bit.ly/2PvCkak
≫検証会議副座長の内田博文・九大名誉教授談「(解剖の)同意は事実上強制だった可能性も。ハンセン病患者の人権を軽んじた歴史の一端を考える資料にもなる」
⇒旧内務省-厚生省の長い歴史のなかで♪他人の人権♪を認める風土はないんです~。恐ろしいでしょ。
現在の厚労相にも伝わる恐ろしい組織黴症候群ですよ。認知機能障害に罹っていないなら、怖いでしょ。
現在進行形のコロナ対応で厚労省医務技監らの姿勢にも明らかである。「ボーっと生きてると切り刻まれるぞ~!」。
投稿: 黒山椒 無躇 | 2021年3月26日 (金) 17時14分
参考:
このブログではご紹介はありませんがw、以下URLから『石橋湛山の65日』出版記念ウェビナーに参加申し込み致しました。
https://bit.ly/3fkxibp (応募期限:4/12(月))
大いに楽しみであります。GoooodLuck!
蛇足:リアルな鼎談ではないので参加を拒否されることはないw。
投稿: 黒山椒 無躇 | 2021年3月26日 (金) 17時33分
コロナウイルスの威力は想定外です、コレは神様の本物の怒りかも知れません、ノアの箱舟の再来です、きっと、愚かな人間の沙汰に怒りを爆発されているのです、災害が毎年襲撃してくる日本、世界を見回しても同様です
人間の醜態を神が裁かれるのでしょう、人間よいっぺん滅んでやり直せ、でしょう恐らくご自分が創られた人間への神の愛でしょう、あまりに自分や自分達の利益を追いすぎて他に目がいかなくなった人類へ神の裁きが下ったのです、残念ながら
投稿: 高埜寿一 | 2021年3月26日 (金) 18時15分
石破閣下
ポンコツモデラーのポンコツコメントです。
政治とは「汚職と職権乱用のオンパレード」と言われるほどには日本の政治は壊れているとは思いません。ほとんどの政治家は、少しの思い違いを除けば、誠実な方が多いと思います。それだけに突出していると目立ちますが、まあ世界標準のグローバルスタンダードの十分の一ぐらいの不正はあるかもです。
理想を求めて用もない改悪に明け暮れる悪癖原因は、偏りに気が付かず正論だけで話を進める時に起こりやすいのだと思います。政策を実現するために清貧であればそれに越したことはないですが、権力や利権に触れずに出来るのかというと、それはそれで非現実的ではないかと思います。何がしたかったのかが無かったという方が問題だったと思います。
ここで単純な疑問を持ちます。民主主義が人を作るのでしょうか。人が社会を、民主主義をつくるのでしょうか。我が国は帝を頂く今でも帝国です。帝国を作るのは忍耐と強い意志です。そして民主主義も忍耐と強い意志がなくては作りあげられないでしょう。ですから帝の国が民主主義国家になり得るのです。
コロナ禍を最後まで耐え抜く忍耐を持つ国が世界の指導的国家になり得ます。あと2年弱はこの災いが続くと思われます。先を見るに長けた見解が求められるでしょう。コロナという現象は事実ですし、その中で日本が一頭抜けていますから、考えるところは随分あります。でもしかしこれ以上悪性なコロナの変異株を生み出さない為に感染を広げない必要はあります。とりあえずコロナが世界戦争を未然に防いだ見たいですから。乱文・乱筆お許しください。
投稿: 野村嘉則 | 2021年3月26日 (金) 21時22分
石破先生へ
表題(目次) 仮染の人倫主義から「北京五輪ボイコット」
ウィグル人に対するジェノサイド問題で、対北京五輪に対して、ボイコットないし開催国の変更を求める意見が世界中で盛り上がりを見せる中、維新を除く、日本の政治勢力や報道機関は、中国関連の利権目当てに、この問題に対して、消極的な姿勢です。
私には、あまり利権など関係ないので、この問題に関して、敢えて、正論を試みようと思います。
そこで、今週のお題は、仮染の人倫主義から「北京五輪ボイコット」と致します。
(本文)
1. 五輪開催が「平和の祭典」で有りえない歴史的事実関係
よく東京五輪の開催を推進しようとする利権団体のシンパが、「五輪開催は、世界平和に通じる事業」などと言っていますが、その「世界平和」は、別に五輪の開催とは何ら関係なく、むしろ、逆に、強権国家の国威発揚と戦争や民族浄化、ジェノサイド「大量殺戮」への契機となった例が過去にあったことを、特に、欧米諸国の市民は、根強く覚えてきました。
そう、ナチスドイツが、政権を取った後、ユダヤ人のジェノサイド「大量殺戮」に向かう道程で、「ベルリン五輪」を国威発揚の場として開催し、それは実際に、世界戦争が始まり、戦火の拡大を見るまで、米国を含む多くの国に対する、ナチス党のシンパ勢力の拡大や、宥和主義を世界中にまき散らす、原因の一環になったというのが、多くの現在の欧米知識階層の認識だと思います。
そして、現在の日本の東京五輪の目的が、仮に、本当に平和の祭典であったとしても、中国の北京五輪に続く、権威の醸成過程であれば、個人的には、コロナ禍のリスクを踏んでまで、実施する正当性は、余り無い様に感じます。
2. 私のF/B記事より、
高橋洋一チャンネル情報
〇 北京五輪ボイコット問題、ウィグル民族のジェノサイド(民族浄化政策)に関して
・現在、英国BBC(国営放送局)の流した、中国当局の、ウィグル民族に対するジェノサイド(民族浄化政策)に関して、具体的に、大量の婦人・青年に対する強制不妊手術の実施、漢民族人男性との強制結婚、等の同化政策や、民族人固有に、苛酷な強制労働を敷いている実態に関し、嘗ての、ナチスドイツの行った、ユダヤ人の大量虐殺や、ベルリン五輪に参加した国々の反省を兼ねて、ヨーロッパ諸国や米国の、中国当局に対する「ジェノサイド認定」、(民族浄化施策の確認)が成されており、中国当局との対立の末、恐らく、次回の冬季五輪には、ヨーロッパ諸国と米国等は、参加拒否でボイコットという形になりかけている。
冬季五輪だから、参加国と言えば、ヨーロッパと米国と中国、ロシア、日本位しか主要参加国が無いため、IOCが開催を承認しなくなる可能性さえある。
当然、米国の放送機関もボイコットするだろうから、資金手当ての当てが、それこそ、中国当局の財布ぐらいしかなく、それでは、だれも、テレビを見なくなるだろう。
一方、日本のNHK、民放を含め、各報道機関は、習近平の顔色を窺い、五輪の放映権はもちろん、中国関連の報道情報をストップされると、報道機関の死活問題になるため、このウィグル問題が、米国、欧州でジェノサイド認定され、それが北京五輪の開催をピンチにしている事実関係は、すべて、報道することがタブーになっている。
//
何が、公正で国民のための報道機関だ!
利権まみれで、政治家以上の酷聞に驚いてしまった。
五輪自体、東京五輪でさえも、その醜さが露わになっているのに、中国は、それ以上にけがわらしい!
辞めちまった方がいいじゃないか!
(記)
3. 報道におけるウィグル問題
(1)北京から開催地変更を 米議会、冬季五輪で決議案(02月03日 14:31)
【ワシントン時事】米野党共和党の複数の上院議員は2日、来年北京で開催予定の冬季五輪・パラリンピックについて、国際オリンピック委員会(IOC)に開催地変更を求める決議案を議会に提出した。中国政府による新疆ウイグル自治区のウイグル族迫害などの人権侵害を理由としている。
(2)新疆で不妊手術急増 ウイグル族迫害の一端か―中国
2021年02月05日18時51分
【北京時事】中国の新疆ウイグル自治区で、女性の卵管や男性の輸精管を縛る不妊手術が急増していることが、中国政府の公式統計で明らかになった。2016年に「一人っ子政策」が廃止され全国の手術件数が減少する中、伸びは突出しており、米国が「ジェノサイド(集団虐殺)」と認定したウイグル族ら少数民族に対する中国当局の迫害の一端を示している可能性がある。
(3)ウイグル迫害は「ジェノサイド」 カナダ下院が動議可決(02月23日 17:14)
【オタワAFP時事】カナダ下院は22日、中国新疆ウイグル自治区の少数民族ウイグル族について「ジェノサイド(集団虐殺)の対象となっている」と認定する動議を可決した。
(4)香港・ウイグルの人権懸念 茂木外相、国連理事会でビデオ演説(02月23日 21:50)
茂木敏充外相は23日、オンライン形式で開催中の国連人権理事会閣僚級会合でビデオ演説を行った。民主派や少数民族への弾圧が続く香港、新疆ウイグル自治区の人権状況を「深刻に懸念している」と表明。これらの地域で基本的人権や法の支配といった普遍的価値が保障されるよう「中国に対し、建設的で具体的な行動を強く求める」と訴えた。(
(5)欧州初の「ジェノサイド」認定 オランダ議会が動議、中国反発(02月26日 20:05)
【北京時事】ロイター通信によると、オランダ議会は25日、中国新疆ウイグル自治区の少数民族ウイグル族の状況について「ジェノサイド(集団虐殺)」と認定する動議を可決した。同様の動議はカナダでも可決されたが、欧州では初めて。
4. BBC(英国、国営放送局の報道より)
ウイグル女性、収容所での組織的レイプをBBCに証言 米英は中国を非難
2021年2月5日
中国西部・新疆ウイグル自治区の収容施設に入れられたウイグル族の女性らが、組織的なレイプ被害を受けたとBBCに証言した。この報道を受け、米英などの政府は「深く憂慮している」などと懸念を表明している。
新疆ウイグル自治区の収容施設では、ウイグル族などの少数民族100万人以上が拘束されていると推測されている。
BBCは3日、収容施設で警官や警備員らから組織的にレイプや性的虐待をされたとする女性収容者たちの生の証言を報じた。
これに対し中国外務省は、BBCの報道を「間違った報道」とし、告発内容は事実ではないと述べた。
女性たちの証言
収容施設から解放された後、アメリカに渡ったトゥルスネイ・ジアウドゥンさんは、収容施設では「毎晩」女性たちが連れ出され、覆面をした中国人の男にレイプされていたと話した。
彼女自身、拷問を受け、2~3人の男たちに集団レイプされたことが3度あったという。
トゥルスネイ・ジアウドゥンさんは2018年に9カ月間、収容施設に入っていた
BBC
カザフ族で新疆省出身のグルジラ・アウエルカーンさんは、収容施設に1年半入れられた。収容中、ウイグル族の女性たちの服を脱がせ、手錠をはめることを強いられた。女性たちは、中国人の男らがいる部屋に置き去りにされたという。
「(男たちは)かわいくて若い収容者を選ぶために金を払っていた」、「男たちは私に、彼女たちの服を脱がせて手を動かせないようにした後、部屋を出るよう命じた」
収容施設の1つで警備員として働いた人物は、匿名を条件に、拷問や食事を与えないなどの虐待があったと語った。
<関連記事>
ウイグル族のモデル、中国の収容施設から動画 BBCが入手
中国政府、ウイグル人を収容所で「洗脳」 公文書が流出
中国・ウイグルの「再教育」収容所で真実を追う
中国政府の新疆政策に詳しいアドリアン・ゼンツ氏は、BBCが取材で得た証言について、「残虐行為が始まって以降に私が見た中で、最も恐ろしい証拠だ」と話した。
「私たちが想像していたよりも明らかに深刻なレベルで性的虐待と拷問が行われていたことを示す、信頼できる詳細な証拠だ」
米英が非難
BBC報道を受け、アメリカでは国務省の報道官が3日、「ウイグル族などのイスラム教徒を収容する新疆の施設において、女性に対して組織的なレイプや性的虐待があったという、直接的証言を含む報道を深く憂慮している」と述べた。
「こうした残虐行為は良心を揺さぶるものであり、重大な責任が問われなくてはならない」
イギリスでは4日、ヌス・ガーニ下院議員が議会の緊急質問で、「これらの恐ろしい話によって、中国当局が新疆で行った、集団虐殺にも相当し得る残虐行為に関する多数の証拠がさらに増えた」と訴えた。
ガーニ氏は、ナイジェル・アダムス外務閣外相(アジア担当)に「こうした犯罪に対する法的な調査が完全に実施されるまで、中国との関係を深めることは一切しないと今日約束する」ことを求めた。
これに対しアダムス氏は、政府が「中国の責任を問う国際的な取り組みをリードしている」と説明。
「BBCの報道を目にした誰もが、明らかに邪悪な行為に動揺し、心を痛めたはずだ」とし、欧米各国と協調して中国に圧力をかけ続けていくと述べた。
動画説明,
中国の収容所、ウイグル族のモデルが内部を撮影
豪州も調査求める
オーストラリアのマリス・ペイン外相もBBCの報道に言及。国連の監視団が「直ちに」新疆ウイグル自治区に入ることが許可されるべきだと述べた。
「私たちは透明性が最も重要だと考えており、中国に対して引き続き、ミシェル・バチェレ国連人権高等弁務官ら国際監視団による、新疆への有効で無制限のアクセスを直ちに認めるよう強く求める」
人権団体は、中国政府がウイグル族から信仰などの自由を徐々に奪っていると主張。大規模な監視や拘束、思想教育、さらには強制不妊が行われているとしている。
国際刑事裁判所は昨年12月、集団虐殺や人道に対する犯罪について中国を捜査するよう求める、国外に逃れたウイグル族の人々から出された申請を退けた。中国は同裁判所の権限が及ばないというのが理由だった。
今年1月には、退陣間際のトランプ米政権が、中国はウイグル族に対して集団虐殺を行ったと認定。現在のバイデン政権も、同じ立場を取っている。
中国は一貫して新疆における人権侵害を否定。収容施設は拘束施設ではなく「職業教育と訓練のセンター」だとしている。
(英語記事 US and UK condemn reports of rape in Chinese camps)
//
「慰安婦」と、ありもしない問題をでっち上げ、中国の現実の問題に目を背ける、韓国の人権団体や日本の左巻き報道機関の内心の不純さが良く分かる。(記)
5. ウィキペディアより、中国の核兵器開発実験のモルモットにされてきたウィグル人の過去
核防護学者高田純札幌医科大学教授による2002年8月以降の調査で、中国がウイグル地区で実施した核実験によって、同自治区のウイグル人を中心に19万人が急死し、急性放射線障害など健康被害者は129万人にのぼり、そのうち、死産や奇形などの胎児への影響が3万5000人以上、白血病が3700人以上、甲状腺がんは1万3000人以上に達すると発表された(高田純 2008)。また、被害はシルクロード周辺を訪れた日本人観光客27万人にも及んでいる恐れがあり、影響調査が必要であると同教授は指摘している。
高田教授による調査は、1996年までの中国の46回の同地区における核実験の爆発威力や放射線量、気象データや人口密度などを基礎データとした。楼蘭遺跡の近くで実施されたメガトン級の核爆発では高エネルギーのガンマ線やベータ線、アルファ線などを放射する「核の砂」が大量に発生、東京都の136倍に相当する広範囲に及んだ。同教授によれば、中国の核実験は、核防護策がずさんで、被災したウイグル人への医療ケアも施されずに、広島原爆被害の4倍を超える被害者を出している。
高田教授は「人道的にもこれほどひどい例はない。中国政府の情報の隠蔽も加え国家犯罪にほかならない」と批判した。
このような状況の中で「(中国政府に)実験のモルモットにされた」と訴えるウイグル人も現れており、ウイグル人医師アニワルは、「中国では被曝者が団体を作ることも抗議デモをすることも許されないし、国家から治療費も出ない。中国政府は『核汚染はない』と公言し、被害状況を隠蔽しているので、海外の援助支援団体も入れない。原爆症患者が30年以上も放置されたままなのだ」として、中国政府の対応を激しく批判している。また、核実験場は最も近い居住エリアから10キロしか離れていなかったとも指摘されている。
ウイグル人の悪性腫瘍の発生率が、中国の他の地域の漢人と比べて、35%も高くなっており、漢人であってもウイグル自治区に30年以上滞在しているものは、ウイグル人と同じ発生率となっている。また、先天性異常のために歩くことも話すこともできない障害児ばかりが生まれる地域もある。
中国による同地区核実験についてはイギリスBBCが1998年8月に隠し撮りによるドキュメンタリー「死のシルクロード」(27分)を報道し、この作品はローリー・ペック賞を受賞している。アニワル医師も同作品に同行している。
投稿: 山口達夫 | 2021年3月27日 (土) 01時52分
可井には良心というものがない。このような輩が、国会議員として長期間にわたり、歳費をもらうという慣習は国民目線から見て、到底許容できるものではない。
投稿: スギサキタカシ | 2021年3月27日 (土) 21時56分
憲法改正は政党法の折り込みも結構ですが、やはり9条の改正を優先してほしいと思います。自民党の党是として早くから国民に周知しているところです。焦点をぼかさないでほしい。自民党を支持する大きな理由に憲法9条改正があることを忘れないでほしい。
もう一つ、自由と民主主義を標榜する政党として中国のウイグル族弾圧などに正面から批判の声をあげてほしいと思います。
自民党員 です。
投稿: 戸川春雄 | 2021年3月27日 (土) 22時04分
近現代史を学ぶ重要性を述べておられますが、それらについて書かれた本を読むと暗澹たる気分になり鬱病になってしましそうになります。
改めて著書を出版し講演を続けている保坂正康氏のタフさに驚いています。
私は昭和28年生まれですが、しばらく働いてから進学しましたので石破さんの学生生活とかぶっているところがあるように思います。
私が近現代史を学んだのは「なぜあんなバカな戦争(日中戦争〜太平洋戦争)をしたのか」この一点でした。
残念ながら当時は出版物も資料も少なく、不本意ながら水戸藩で起こった小さな事を現地調査や文献を調べ、卒業できればいいや
と半ばやっつけ仕事で卒論を書きました。
この歳になって改めて近現代史を考えてみようと思ったのは、News Week(日本語版)に国連で活躍されている中満泉さんが五冊の本を紹介していて、その中に「失敗の本質 日本軍の組織論的研究」があったからです。
本を探してみると保坂正康氏の著作に出会いましたし、読むのに何度か挫折していた山本七平氏の「空気の研究」が同じ著者の「一下級将校の見た帝国陸軍」や保坂氏の著作を読む事で「なんとなくわかる感じ」くらいにはなりました。
話は変わりますが高校の後輩が「おもしろいですよ」と薦めてくれた石平氏の「なぜ中国から離れると日本はうまくいくのか」は、戦争を中心に考えていた私を現実に引き戻してくれたようで興味深い本でした。
本はいろいろ出版されているのに、日本では(特に戦時の)資料は出てきませんね。敗戦直前に焼却したの一点張りです。
保坂氏の著作で気になった文章があります。氏は丹念に戦場体験者(実際に戦場で戦った下士官以下の方)のインタビュウをされており、それらを参考にしています。保坂氏は大本営参謀本部で戦場に出る事なく、戦場で戦っている兵隊たちの声を無視し続け、安全な場所で地図上で兵隊を将棋の駒のように動かしていた輩を「戦争体験者」と言って区別しています。
保坂氏の危惧は戦場体験者の方達が亡くなり、生の証言が聞けなくなると戦争や軍部を正当化するような文書・本が出回り誤った情報が流布されるのではないか。このことです。
石破さんはYouTubeはご覧になったことがおありですか?
保坂氏の危惧通り戦争を生かしたりあの戦争は正しかったや松岡洋右や東條英機に好意的な本を紹介するコマーシャルがYouTube本来の内容の間に登場するようになっています。
初めのうちはyahooのニュース記事の中に小さく「実際はこうだった」記事の紹介で興味なないユーザーはそこをクリックしなければスルーできたのですが、今度は「広告をスルーする」という表示が出るまでの間は嫌でも見なければならない状態になっています。
石破さんはとっくにお読みになっている本を知ったかぶりのように並べ立ててしまい赤面ものですが、どういうことで近現代史に興味を持ったのか、どういう本を読んだかを明らかにしていい加減な気持ちで石破さんに話しかけているのではないということを示しておきたかったのです。
石橋湛山のお話を楽しみにしております。
中国問題が切迫しているように思われます。
防衛大臣を経験されている石破さんの発言に注目しております。
どうぞお身体を大切にされ、ますますのご活躍を祈念しております。
投稿: 薄井博光 | 2021年3月28日 (日) 01時55分
石橋さん。
1つ目の「河井克行元法務大臣がそれまでの主張を一転させ・・」ですが、自民から1億5千万の選挙資金を交付されたのは、河井あんりです。河井あんりの選挙責任者として河井克行が、その選挙資金を自由に使える立場であったのです。国会議員は、妻であれ、他の候補者の選挙責任者となることを、違法化すべきです。
自民党は、河井あんりの選挙区で、西川ひでのりさんを公認候補としました。西川ひでのりさんへの、自民党からの選挙資金提供額はいくらなのか、自民党から公表すべきでしょう。それがなければ、河井克行の買収資金の流れなどの解明を、自民党が真摯に取り組み。。など実現しないでしょう。
次に、党大会において、手話を用いて黙唱しても、聖火リレー出発式に手話通訳がいなかったことは、党大会での手話黙唱で忙しく、党大会よりも重要な、手話が絶対的に必要な、国家的イベントがあることが、眼中に無くなったと思ってしまいます。
また、読まれた著書として、「コロナ脳 日本人はデマに騙される」(小学館文庫・最新刊)を挙げられていましたが、この本、4月1日発売で、一般人は、発売日まで買うことすら出来ません。発売前の本をどういう入手経路で手に入れたのか。小さいことですが、政治家として、一般人と違うことができる、ある種の特典の疑念に対して、説明しておく事が必要なことではないでしょうか?(同様に、「石橋湛山の65日」も、3月26日発売です。発売日のうちに、ブログに書かれていると言うことは、発売日以前に本を入手して読まれていたとのでは?とも思われます)
最後に、「高輪築堤」跡の保存ですが、今の東京において、近代化を示す跡を重要文化財に指定する事は必要ですか?地方で失われつつある文化財の保護に力を注ぐ方が良いと思います。
投稿: 大石 | 2021年3月28日 (日) 04時59分
日本人の幸福度という報道に接して、書きました。
日本人が、年功序列、終身雇用という珠玉の社会システムを捨ててしまたところに最大の不幸の元がある。
理由は全く簡単なことで、その仕掛けが持つ最高の社会システムとしての機能を理解することができなかったからだ。
そうなってしまった理由ももっと簡単で、アメリカがびっくりして、この制度を捨てさせてしまったからだ。
こんな優れた制度がある国には到底太刀打ちできないと考えた。
年功序列制によって、日本人は誠実に働くことや、真摯であることや善良であることや、寛容であることや忠実であることをしっかり学んできた。
終身雇用という究極の信頼醸成システムは、忠誠心や帰属意識や、家族主義を企業に徹底して実現させることを求めてきた。
企業かが、その社会的責任をしっかり理解し、富の独占を卑しいこととして、正当で誠実な分配の原理を確実に社会全体が共有することを、善良な義務として果たすことを課してきた。
その結果、資本家が暴利をむさぼることなく、搾取が蔓延することもなく、公正で正当な取引が日常として成立していた。
支払いが、盆暮れでいいという社会慣行も、信頼があればこそであった。
治安が安定し、礼節が社会の基本理念として成立していた。
その根底にある、八徳(仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌)が生まれた。
その社会的知性を、具現化した制度が、年功序列、終身雇用制だ。
日本人は、一所懸命という言葉を持っている。一生懸命ともかく。
一人一人が、誠実で真摯な存在であることを最高の価値とした生き方であり、価値観だ。
其れが世界に誇る日本人の、幸福の拠り所であったはずだ。
其れを捨ててしまったことが何よりの不幸だ。
<慰安婦問題、>
日本人はどっちつかずのずの曖昧な書き方しかできない。
その曖昧さが、日本人にも、当時者にもあるからいつまで経っても問題解決の本質に迫れない。
いつまでたっても水掛け論になって、曖昧なままになって居る。
事実は実なもっと簡単だ。簡単なのに何故問題が解決できないと謂えば、そのれぞれの主張がそれぞれに皆正しいからだ。
皆が正しいことを主張しているのに解決できないのは、その正しさの主張にほんの少しのねじれがあるからだ。
私の経験を先ず書いておこう。
昭和30年代の話だから、もう、50年にもなるが、私の先輩であった父親ほどの年代の元日本兵、其れも衛生兵との会話だ。慰安婦という言葉も、慰安所という言葉も既にあって、日本人が強制して慰安婦を徴用したという話題がニュースになって居た。
ふとした折に、話がその話になって、迂闊に私が日本兵が関わっていたと発言したところ、その元衛生兵の先輩が、普段の穏やかな物腰と打って変わって、拳を振り上げて、誇り高い帝国陸軍が、断固慰安所の運営関わるなどあり得ないと血相を変えていた。
強要して、不幸な状況を作り出したなどという事実はないと、当に当時者であった衛生兵が主張していた有様が、強く心に残った。
それでも、軍が毎月検査に出向いて管理していたでしょうという重ねての問いにも、むしろ話はは逆で、軍にとっても、検査をして慰安婦の健康を維持して、兵が性病や諸々の疾患に罹患することの方が遙かに危険だから、その為の検査をしたのだという。非道な扱いなどしたことはなかったとその兵は、懐かしむように話していて、若い兵が、むしろ慰安婦にかわいがられていたと懐かしんでいた。
学者の論文で、契約があったというのも、手続きとしては、全く正しいし正論だ。非難される謂われなどないと主張するのも正当だ。
軍とその執行者の執行者たる管理者と、慰安所の経営者、或いは慰安婦の間は、ある意味、むしろ円満ですらあったことは想像に難くない。
然し、事実はその隠された円満さの裏にこそあった。
私は、そのやりとりの中で、衛生に尋ねた。当然、人員の不足や、欠員が生じれば、軍はその充足を求めたでしょう。・・そりゃそうだ。病人が出れば困る。
経営者は、当然にして補充に走る。
お国のために働けと謂うだろう。其れが、誇り高い仕事ならともかく、紛れもなく醜業だ。誰も望まなければ、軍のために働けという以上の強制はない。逃げることもも隠れることも許されない、問答無用がそこにある。
どれほどに手厚い保護を受けて、一見穏やかな運営や環境整備が行われていたとしても、其れでなにがしかの報酬があったとしても、制度仕組みが、軍や法理に基づくものでなかったとしても、慰安婦当事者の意に反して、逃げられない強制があったことを否定することはできない。 其れがもう一方の現実だ。
さて、結論です。最初に戻ります。
誰もが正しい主張をしているから、折り合えないのだと、私は考えています。日本人は、軍の関与など絶対になかった。だから、強制もしなかったし、悲惨な使い方もしなかったから、謝罪などしないと主張するのはのは間違いだと主張します。
一方で当事者は、強制はあったし、それはそれは悲惨な状況があった 。だから謝罪して賠償してほしいと求めます。
日本人は、例えば朝日の記事は事実無根の創作だから、そんな事実はないから、無実だと重ねて反論します。
それでもね、そこに、日本軍の関与があったかなかったか、或いは契約があったか、なかったか、強制だったのかどうか。
其れを現買うに問題にすることが、人道として正しいのかどうか。問題の原理はそこです。
私は、日本人として、そこに悲惨があったことは容易に想像が付きます。
日本人の貞節を守るために、半島でもっぱら人を集めたであろうことも容易に想像が付きます。
契約があったとしても、その契約にどれだけ自由があったのか。あの時代のあの状況を考えるから、その契約がどんな者であったかは容易に想像が付きます。
この問題の肝は、どちらが正しいかではなくて、その状況の正しい理解と、共感の共有です。
徴用工の話も、あるいは中国の歴史認識も同じ話です。
私は、だからといって、引き受けて謝罪しようとは思いません。其れはどちらかが一方的に、加害し、被害を受ける問題ではないからです。でもね、互いにその痛みを共有することだけはしましょう。
日本人だって、戦争で甚大な被害を被ってきました。無辜の市民が無慈悲に殺されたのです。自分の家族が、焼夷弾の油を浴びて、ろうそくのように燃えて死ぬことを為す術もなく見ているしかなかったのです。
歴史の問題は、その悲しみを共有することに依ってしか理解することも、解決できません。
戦争を始めておいて、何事だという反論もあるでしょう。或いは戦争を始めさせてのはどっちだという反論もあるでしょう。
歴史は常のその時代の必然によって織り上げられていくのです。
今、トランプからバイデンへという必然によって、歴史が綴られているようにです。
<オリンピックをどうするか>
参加国が少なく、有力選手がいなかったから取れましたなど冒涜以外の何物でもない。
オリンピックは世界の全ての国と地域から、それぞれの種目で、最強の選手が集って、競うところに意味がある。
その前提が成立しなければオリンピックなどと冠するのはおこがましい。
困難に直面する国の国民や選手の思いに思いを致すなら、開催しないことによって発生する損害を全て引き受けて開催を返上するのが、名乗りを上げて争って開催を勝ち取った国の責任というものだ。
何が何でも開催して、元を取るなど、亡者の戯言だ。
<中国にどう対峙するか>
中国を倒すには、もう一度アヘン戦争やるしかない。勿論、アヘンでするのではない。富という麻薬だ。
方法は簡単だ。国が豊かになれば、国中に至る所に腐敗が発生して、あらゆる不条理がはびこるようになる。
どれほどの厳罰をもってしても、抑えきれるものではない。
香港も、ウイグルも一帯一路も、そのための道筋に過ぎない。
おため顔をしてする恩着せがましい外交が、やがて悪辣な取り立てが待っていることに、世界中が気づき始めている。
利用できるものなら何でも使う。ウイルスもその一つだ。
戦争などで何も解決できない。
大国は総身に知恵が廻りかねて、やがて倒れるるのが歴史の必定だ。
そこまで待つ覚悟こそ必要だ。
投稿: かも | 2021年3月28日 (日) 10時02分
♪勿忘草、深刻化する危険な核発電♪
新潟日報:原子力規制委員会、東電に「核燃料移動させる資格ない」 https://bit.ly/2PDmQRn ≫東京電力柏崎刈羽原発で相次いで核物質防護体制の不備が発覚した問題で、原子力規制委員会が24日に決めた「是正措置命令」の方針は、(柏崎刈羽に限らず)東電の原子力事業者としての資質に大きな疑念を突きつけた。更田豊志委員長も今後の検査結果次第では原子炉設置許可の取り消しなど、さらに重い命令を出す可能性も否定しなかった。
⇒福一事件十年後の今の東電幹部は口には出さないが、心の奥底では、正常な姿の核燃料だけではなく、福島県内外に広く深く拡散し山林や土壌に染みついたた「膨大な放射性物質」も、敷地内に蓄え経年劣化した除染物質も膨大なタンクの汚染水も、「これからの廃炉作業で排出される膨大な汚染物質」も、「一切、除染や移動の資格ない」と逃げを打っている‥らしい。
⇒十年遅れとはいえ新東電GoodCompanyを建ち上げ、古い東電BadCompanyの株主に責任を取らせる…果断な意図はないようだ。「ことを改めるに、遅過ぎることは決してない」のだが‥。
参考:彼女ら、は無邪気以外の罪はありません。♪復興五輪♪を鵜呑みにしているわけではあるまい。 https://bit.ly/3rsrOhd
投稿: 黒山椒 無躇 | 2021年3月28日 (日) 11時37分
石破さんの手話の動画見ました。
笑顔がかわいかったです。
今日の千秋楽の斉唱でも音楽だけ流れていました。
今週もお仕事頑張ってください。
投稿: くま | 2021年3月28日 (日) 21時29分
【米国の人種差別はかなり根が深いような気がする】
メジャーリーグのNYYにいた田中将大投手が、FA宣言ができる待遇を獲得したと同時に米国を去ると言い出したのは、何があったのかよくわからなかった。私はNYYのファンでもなかったので、気にも留めていなかったのだが、最近その事情がネットで話題になり、改めて深刻な問題があることを知った次第だ。
女性週刊誌の取材に田中投手が応じたような内容だ。
『2021年3月27日 19時0分 女性自身
「田中投手が帰国したのは、もちろんヤンキースからFAになったことが大きいのですが、実は妻子のためでもあったのです。米国では長男がスクール(日本でいう幼稚園)で嫌な思いをしたそうなんです。“コロナ絡みで差別を受け、怖い思いをした”と。妻の里田まいさん(36)も不安を訴え、田中投手としても家族の安全を最優先し、日本に戻る決断をしたようです」(スポーツ紙記者)』
彼がヤンキースから離れたのは、球団の契約にかかわる待遇とかの問題だとばっかり思っていたのであるが、彼の家族の環境が大きな問題になっていたということのようである。彼は明らかに日本人でありヤンキースファンや、NY市民多くは、シナ帝国との関連を考える者はいないように思っていた。それがどうも違うようだ。アジア人はコロナに関しては区別がないと思っている人がかなりいるということで、アジア人を国外追放すれば安全と安心が得られると思っている野蛮な人々が相当数いるものと思われる。彼等から見ればシナ人と日本人の区別ができないということがあるのだろう。それはとてもめんどくさい作業になるから人種的にはっきりわかるアジア人という識別で排斥するというアバウトな考えがあるのかもわからない。とてもアバウトな国民として有名な米国人らしい考え方なのだろう。
彼等の社会は人種差別が根本にある。建国以来、それが伝統になっているといっても過言ではない。米国人の領土は先住民からの略奪だ。土地を奪われた人々は命も奪われた。生き残った人々を彼らの社会に参加させることもない。差別で答えた。それが基本にある。同時に奴隷として欧州他から連れてきたのが黒人だ。その人々も最初から差別の対象になっている。白人同士でさえ先住民としての白人と後から入ってきた白人には差別があった。根拠のない優位を誇る社会なのだ。
人種差別を政策に置いた大統領がいたのも確かである。誰も反対しなかった。注意する人はいたが少数派だ。奴隷を解放する政策に賛成してもインデイアンとかアジア人やメキシコ人他を平等に扱うということがなかった。だから日系人強制収容所などが平気で作られアラブ人が拷問を受けても誰も不思議に思うことがなかった国民だ。武漢発の新型コロナウイルスが蔓延すればアジア人出ていけになる。これは政府が言っているわけではないが、アバウトな米国国民はそのように考えて、陰湿ないじめを行い排斥してしまうのだろう。まあ、田中投手に危害を加えるのはもしかすると熱狂的なボストンレッドソックスのファンかもわからない。今ならこういう攻撃のやり方をしても目立たないと思っている可能性も考えられなくもない。狂的なファンによる暴走ということかもわからないが、証拠もない。まあどちらにせよ田中投手は既に楽天にいる。米国での生活が危険だとする判断は揺らがなかったのだろう。
我が国は、シナ人をどう見ているのか曖昧だという批判を受けているらしい。二階などは未だに習近平を国賓待遇で訪日という看板を捨てていない。やる気満々だ。
大中華を標榜する習近平は侵略の姿勢も捨てていないので尖閣や南シナ海で迷惑行動を繰り返している。新彊チベット自治区には我が国のメデアは取材をする勇気もないので実態は誰も知らないのと同じだ。だから、BBCほかの報道について取り上げることもしたことがない。ニュースの中身を扱わずにニュースの表題だけを扱うだけだ。この方面の研究者も我が国にいるが、メデアがそういう人に取材をすることもほとんどないようだ。シナ共産党がやっていることも人種差別政策なのであるが、それを指摘するメデアが我が国にない。侵略した先の民族浄化をやっていると決して言わないので、国民は事実を知らないままだ。なぜ、我が国のメデアがシナ共産党に逆らうことができないのかといえば高橋洋一氏が言っていたのであるが、それをすれば北京支局他のシナの駐在施設が一斉に閉鎖されることになるからだそうだ。それをされたくないので何も言わない。と述べておられた。本当かもわからない。我が国のメデアはシナ共産党に逆らうような報道をしたことがない、昔、日経新聞などは自社の記者がスパイ容疑を受けて長年拘束されていた事実を報道したことがなかった。ほかにもあるのかもわからないが報道機関とシナ共産党には【密約】があって、何も逆らえないようにできているという話もあるようだ。真偽は不明だ。
まあ、情けない姿になっているようだ。NHKが国際放送中に画面が真っ黒にされても抗議をしたことがないのは有名だ。国際的に知られまくっている事実である。そのことについて数多く擁している「NHK解説員」の誰一人、解説をしたことがない。責任ある報道機関とは呼ばれないのはそういうところにある。
人権問題に関心があるふりをしているだけだ。だから、朝日新聞社が記事にした、ありもしなかった『20万人の強制連行された売春婦』を同業他社の一つとしてそれを検証した処がなかった。批判する能力もないのだ。人権問題に無関心といわれても仕方がない。
田中投手のこの問題が明らかにされたことで、米国社会を問題視する記事が今後出てくるかもわからない。それは相手が米国だから気楽にやるだろう。米国内に設けている支局が閉鎖されることもないと思っているのは予想できる。我が国のメデアはこのレベルのダブルスタンダードが基本にある。それを業界の誰も恥じることがない。最低の業界だ。
投稿: 旗 | 2021年3月28日 (日) 23時35分
【サッカー公式親善試合の日韓戦】
リアルタイムでこの試合を見る気は最初からなかった。対韓国戦は勝っても負けても、後味の悪いものしか残らないのは経験上知っている。
まあ、案の定というべき試合になっていたようだ。動画になったものを拝見したが、プレーヤーとしての資格を問題にするしかないのはいつもの韓国の選手である。あれは誰が見ても必要のない暴力だ。
頭にくるので書かないが、いったい誰がこの試合を企画したのか問いたい気分である。
どっちから持ち掛けたのだ。そして誰が応じたのか?
我が国国民のサッカーファンも呆れているだろう。必要のない試合ではないのか。ファンが離れていく可能性がある。韓国はサッカーに限らない、かかわりを一切持ちたくない対戦相手だ。一言でいえば、スポーツマンシップからほど遠いところに彼等はいつもいる。Yahoo!のコメント欄等を協会関係者は見るべきだ。試合に勝利をしても失敗だったと気が付くだろう。
昨年、我が国はラグビーのワールドカップを主宰する栄誉を得て開催することができた。その時の試合のヤフーのコメントと比較すれば熱気の違いが一目瞭然だ。選手のたたえ方や試合運び観客の動きに至るまで、全く違う世界がそこにある。スポーツマンシップがあったのだ。サッカー協会は学んでほしいものだ。韓国と試合をすれば疲労感しかない。胸糞悪い。
これに関連したことでいえば、例えば高校野球で京都の代表校に京都国際という学校を出場させた。彼らは観客席で何をしたのかといえば【独島は我が領土】という大きな看板を掲げていたのである。このように競技とは全く関係のない政治を試合に持ち込む姿勢がある。過去には、野球の国際試合でマウンドに韓国の国旗を立てたことや、サッカーでも【独島は我が領土】を書いた看板を選手が試合後に頭に掲げて走り回ったこと、シナ帝国で開かれたジュニアのサッカー大会で韓国チームが優勝した際に、優勝カップの上に足を置いて勝利を誇示したことなど、マナーに問題が多く指摘される。周囲を不愉快な気分にさせるのが得意な人々だ。この優勝カップの事件はシナ帝国全土で大きな問題になって優勝を剥奪するという事態になった。実際に、優勝カップを返上することになったそうだ。不快に思うシナ人が圧倒的多数を占めたということだ。我が国では大きく報道されることはなかったがネットで拡散していた。
何度言っても彼等は反省することが絶対にない。素直な勝利の表現だと主張するばかりだ。高校野球で政治的な主張をするのにはさすがに驚いてしまったのだが、大会運営委員から指摘もなかったそうである。資本金が1千万円に落ちぶれた反日の毎日新聞は何も思っていないのか?
中小企業に高校野球を主宰させる限界を見たような気分である。京都国際と通名を名乗る各種学校を『高校待遇』にしたのは誰なのか?
文部科学省が関与できない立場なのかもわからないが、教育とは無縁の主張を看板に掲げて観客席に置くことは大きな問題だ。毎日新聞に責任があるのかどうか知りたいものだ。
投稿: 旗 | 2021年3月29日 (月) 00時28分
≪御意! 然りとて・・≫
引用≫保守とは、大切なものを維持するためにこそ自らを不完全なものと認め、異なる意見を持つ者に対する寛容さを持ち、言論の自由を尊ぶリベラリズムがその本質である
⇒御意!石破さんが広く深く永く積まれた研鑽の末に到達されたご理解ゆえ、軽々に嘴を挟むことは畏れ多きことながら、然りとて…、その定義は ♪教養見識など叡智♪ にも当て嵌まると考える。
これを逆に言えば、その定義を以って♪保守と叡智は同じコインの表裏♪、♪一体にして不可分♪なのだと考える。
⇒その視座を、先代と現在の官邸主と夫々の補佐役らに当てれば、奴らは ≪保守に非ず。叡智の欠損患者≫ が浮き彫りになる。
⇒その視座は特に今の不勉強な野党の群れにも深い示唆を与える。
投稿: 黒山椒 無躇 | 2021年3月29日 (月) 13時07分
石破先生
今晩は!!。
日毎に暖かくなり、ここ数日22℃を超える4月中旬の気温が続いて居ります。桜の花も満開を迎え、少し赤みがかってまいりました。花吹雪の時季ももう間もなくのようであります。
先生に於かれましては連日多忙な事と拝察致します。大変お疲れ様であります。
小生は先生と同郷、鳥取県出身の「国の将来を憂う」者であります。
さて、過日26日には令和3年度の予算が参議院本会議に於いて承認可決されました。
しかし、野党の政府追及ばかりであり、予算の内容の議論を尽くし得ていないのでは?との声もあります。
小生はそうとも言えないと思う者であります。
冒頭に先生も述べられましたように、河合克之議員の買収事案は「本人のみしか真実は分からないものの」半年以上も国会に登院も出来ず、議員歳費を受け取るばかりでありました。
その他野党の追及は総務省幹部による接待疑惑が主な内容でありました。
今回の河合杏里、克之両議員のみならず、吉川元農相の収賄の事案、更に秋元元IR担当議員が汚職の法廷に於いて自身の罪を否定したと報道にて知りました。
本来であれば、これらの事案は選挙に於いて信任を得た上の与党政権であれば、政府自ら詳細を調査の上、国民の前に明らかにし、任命の責任をも明らかにすべきであります。
しかし、総理を初め政府首脳は「出所進退」は議員自らが判断する事である」と突き放して来てまいりました。
野党より「参考人招致」の要請があっても「民間人のため関係ない」とか、「要請があっても」拒否させるなどはとても見過ごす事は出来るものではありません。
これらの事は国民の信任を得て第一党となり、政権を預かる事になった与党としての責任感の欠けることであると云わざるを得ず、安倍前総理の就任以来、菅総理に至るまでの政権は国民の思いとは乖離し過ぎているばかりであります。
次にコロナ禍の現状について述べたいと存じます。
東北の山形、宮城県仙台、大阪を中心としました近畿各県、東京を中心としました1都3県においては先日の緊急事態宣言解除後、下げ止まりから増加の傾向を見せ、専門家によればすでにリバウンドによる第4波に入っていると指摘されて居ります。それも感染力の強い変異型ウイルスが従来型に取って替わる傾向にあるとも云われ、大変憂慮すべき事態であります。
世の中、長い緊急事態宣言の自粛後であり気候も暖かくなり、桜の開花とともに人出も急激に増え、京都の各名所、都内では渋谷、新宿、原宿などの盛り場は恐ろしい程の人出の映像を目にしました。
これほどの人出ともなれば、過日当欄にアメリカの研究によればとしまして、「コロナの空気感染もあり得る」と記述しましたが、人流による感染のみならず、局所的空気感染も起こっているのでは?と思うばかりであります。
従来より何度も述べて居りますように、人から人への疫病の感染症対策の基本は、感染者と非感染者の断絶であり、中途半端な対策は収束を遅らせるばかりであり、国家経済と国民を疲弊させるのみであます。対策が遅くなればなるほど、その後の対策は難しくなるようです。
未だに、感染地の首長に対策の権限がなく、国は地方行政からの要請が無ければと、お互いに無駄とも思える貴方か任せの対策であると云う様相であります。
現在では蔓延防止策としまして、他府県への人の動きや不要不急の外出自粛を要請、更に飲食業への時短延長が予定されていますが、更にもう少し突っ込み、通勤や通学による人流の実態も精査を行い、実行再生産数の高い地域への人の流れも抑えるべきであります。
それにしても、人口密度の高い我が国での大都市圏への人口の一極集中は、地方創生のみならず疫学的見地からも不都合が多いいようです。
石破先生がいつも提唱されて居られます、我が国の仕組みのビッグ、リセットが必要なようであります。
投稿: 桑本栄太郎 | 2021年3月29日 (月) 22時16分
≪隣国の強権狂権に対するは狂狷(注)か?≫
CNN: Chinese celebrities are finding it increasingly difficult to stay out of politics. https://cnn.it/39kr87x
Over the past two days, Chinese actors, singers and models have spoken up en masse to defend Beijing's policy on Xinjiang(新疆), as a nationalist-fueled backlash erupted against some international clothing brands for expressing concerns over allegations of forced labor, and refusing to use cotton produced in the western region.
(この記事の憂鬱さに、冒頭写真が≪纏足美女≫を連想させる)
⇒国粋主義、独善主義、独裁政治、思想/言論統制、人心抑圧、文化統制…などと四文字熟語を並べると、その狂気ともいえる異常さは、愚者が体験したわけではないが、往時の昇龍ヒットラーの狂気を想起させる。支配統制Controleはあれど、智的な経営Managementが徹底的に欠落している。埃を被り砂さえ掛けられている孔子孫子老子荘子翁などなど儒教の先師たち(注)の慚愧が目に浮かびます。
毛沢東の事績を追っているらしい習近平の ♪望月、我が世♪ は忌まわしい ≪第二の文化大革命≫ による終焉を待つしかないのか?
世界の危機時計がカウントダウンを始めた台湾情勢を含めて、海外の華人華僑らは数千万人に上る。一大勢力を成し得る筈の集団だが‥。また、我が日本国は、習近平中国は ≪お互いに引っ越しできない隣国≫なのだが、地球の裏側の見知らぬ国であるような…。
(注)論語 子路第十三 21 子曰。不得中行而與之。必也狂狷乎。狂者進取。狷者有所不爲也。
子曰く、中行を得て之に与みせずんば、必かならずや狂狷か。狂者は進みて取り、狷者は為さざる所あるなり。
解説:願わくは中庸を行くご仁とことをともにしたいものだが、それが叶わぬなら狂熱で狷介な者を求めたい。狂熱の者は志が高く進取に富む。狷介の者は節操が固く断じて不善を為さないから」(下村湖人『現代訳論語』。但し、原文字句を一部変更してある)
投稿: 黒山椒 無躇 | 2021年3月30日 (火) 18時27分
石破先生へ
サウスチャイナ・モーニングポスト 21年3月29日
中国の台湾侵攻時、米国が防御に出れば中国軍が日本にある米軍の空軍基地を攻撃できると香港サウスチャイナモーニングポスト(SCMP)が専門家を引用して28日報道した。
台湾をめぐる米中紛争に日本が直ちにまきこまれる可能性があるという推測だ。
SCMPは米国は中国が台湾を攻撃する場合、軍事介入の有無について立場を明らかにしていないが、去る16日、米日国防長官会談の際、米国と日本は台湾海峡有事の際、緊密に協力することにしたと明らかにした。
また、ジョン・アキリーノ米国インド太平洋司令官指名者は23日(現地時間)、米国上院軍事委に提出した聴聞会書面への回答で「中国が予想よりはやく台湾を侵攻する能力を備える可能性がある」と話したと伝えた。
米国シンクタンク、ランド(RAND)のティモシー・ヒース選任研究員はSCMPに「中国が台湾を攻撃することを決心すれば人民解放軍将軍は沖縄と日本にある米軍基地をミサイル攻撃しようとする強い刺激を受ける。人民解放軍に莫大な損失を与える最強の兵力だからだ」と説明した。
SCMPは米軍が沖縄嘉手納空軍基地など日本に23の軍事基地を置いていると明らかにした。引き続き監視・偵察飛行を遂行する多くの米軍軍用機は嘉手納基地から離陸すると付け加えた。
オーストラリアのシンクタンクである戦略政策研究所のマルコム・デービス専任研究員は「たとえ米軍は日本に配置されていないと言っても日本の介入を効果的に遮断するために中国が(台湾を攻撃する場合)最初に日本基地を攻撃する可能性が非常に高い」と展望した。
それと共に日本が中国-台湾戦争に引きこまれたらオーストラリアのような他国の参戦も誘導され、あっという間に戦争が拡大するかもしれない、と警告した。
彼は「米国、日本、オーストラリアなどすべての当事者が台湾支援に出ない選択肢も明確にある。しかし、そのような場合、米国が主導するアジア安保秩序が崩壊し、中国がいちはやくその力の空白を満たすだろう」と説明した。
軍事評論家宋忠平は台湾をめぐる緊張増大の主要因は中国でなく米国だと指摘した。彼は「中国は軍事的手段を動員すべき場合、被害を最小化しようと考える。しかし、米国が中国の台湾との再統一努力に干渉すれば状況はすみやかに悪化し、多くの国が関与する最悪のシナリオにつながることになる」と話した。
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少なくとも、台湾有事Mの際、日中間は、戦争状態になり、民間人の犠牲者も相当出ることを、中国側が認めていることをこの報道は、示唆している。
中国の中距離弾道弾による攻撃が、核弾頭によらないとは、中国側は、全く言っていない点も当然すぎる前提だ。
つまり、相当数の確率で、数年以内に、日本は再び核攻撃の洗礼を浴び、それで死傷する民間人も相当でるということだろう。
これは、逃げ道など全くない、不都合な真実だ!
(山口達夫 記)
投稿: 山口達夫 | 2021年3月31日 (水) 00時06分
【コロナ退治の司令塔の一つで深夜の団体会食が発覚】
まあ、自分たちが何をやっているのか?
頭に『?』 が、23もあった話だ。
Yahoo!にあった記事を挙げる。各種メデアが鬼の首を取ったかのように一斉に報じるので、挙げなくてもいいぐらいなのだが、産経は懲罰を示唆しているところがミソだ。
『厚生労働省の職員23人が東京都による営業時間の短縮要請が継続していた24日に東京・銀座の飲食店で深夜まで会食していたことに対し、与党幹部からも30日、厳しい批判の声が相次いだ。野党側は国会での集中的な質疑を与党側に求め、田村憲久厚労相の監督責任も追及する構えだ。』
大臣にあっては災難としか思えない。下手すれば辞任になるような気もする。野党はそこを狙って国民受けを狙うだろう。内閣不信任案まで考えていれば自爆になる。野党は、どっちかと言えば、あまり信頼されていない。コロナ対応をいまさら野党に任せたいと思う国民がいるとすれば、その人々は自滅願望でもあると誤解されそうだ。
しかし、今、この役所に向けられた批判は勢いがある。23人もいながら馬鹿の群れと化していた。誰一人声を挙げなかったというのが痛い。場の空気に流されたのだと思うが、疾病対策の牙城の一つの役所だ。そういう処がアホの集まりでは困るわけだ。
人の移動のシーズンでもある。それに対応したマニュアルも作っておけばよかったのにな。基本的に、官僚は規則化されたものが出来上がっていれば、仮に、それが違法でもそれに勝手に従う人々だ。まあ、落とし穴のような気もする。官僚の規則作りにうるさい役所の責任になるのか、内閣府の落ち度になるのかもわからない。厚労省の官僚がそういう方面のマニュアルを作るとも思えない。難しい処でもある。
第4波が起きているという人がいるらしい。大阪は厳戒態勢である。それにこの厚労省の事故のような事件だ。混乱が続くと思いますね。この23人の中から感染者が出たらもっと大変だ。そこが注目されますね。数日以内の話だ。
投稿: 旗 | 2021年3月31日 (水) 00時30分
【韓国が何を考えているのか予想できる記事があった】
朝鮮王朝史の写本(なお、云っておくが、元本はフランス政府が持っている)を民主党が勝手に韓国に贈与したことで感謝されることがなかった。時の李明博大統領は韓国国民に向かって『取り返したぞ!』と言ったそうだ。彼等に好意が通用しないのがこれでわかる。
ここに新たな問題を引き起こしそうな古本の存在が記事になっている。漢字で書かれた本なので、韓国人は読めない。一般の学者でも読めないだろう。漢字の学習を受けた人でも古典になるようなものは難しいと思われる。しかし、彼等は欲しがるだろうと思う古本だ。
記事は
『15世紀に金属活字で印刷した『吏学指南』が日本の早稲田大学図書館に所蔵されていることが確認された。それまでの木版で刊行された本よりも早い時期に金属活字で刊行された事例という点で重要な歴史資料になるという評価が出ている。
文化財庁傘下の国外所在文化財財団は29日、早稲田大学図書館が所蔵している韓国典籍に対する全数調査の結果を国外韓国文化財叢書として発刊した。早稲田大学図書館が所蔵する韓国典籍482種2686冊の現況と特徴を分析し主要典籍に対する詳細な解説を入れた。
今回報告書で紹介された15世紀の金属活字本『吏学指南』は中国の元の時代にまとめられた官吏指針書で、政治・経済・法律などの用語を簡略に解説した本だ。今回公開された版本は1421年に完成された世宗(セジョン)初期の金属活字である「庚子字」で刊行された。金属活字印本としては初めて見つかったもので、韓国には残っていない唯一の本だ。
1865年4月から1868年7月までの景福宮(キョンボックン)再建過程を9冊に分けて記述した『景福宮営建日記』も目を引く。景福宮再建関連文書、使われた費用、動員された人夫などが詳細に記録されており、完本としては唯一のものという点で史料的価値が高い。』
まあ、早稲田大学が持っているとなると、韓国政府は妄想を始める可能性が高い。容易に『取り戻せる』と妄想を膨らますかもわからない。本国には1冊もない貴重な古本だ。活字印刷の本なら、そこそこの部数、もしくは予想を超える大量の製本があったのかもわからない。だから、韓国から盗んだという言いがかりは無理だ。彼等は言いがかりをネタにしてただ(対価を払わず無料でという意味だ)で強奪しようとするだろう、朝鮮王朝の写本がそうだった。
本国に1冊も残っていない活字印刷の本という意味を考えれば、その価値を認めずに、彼らが捨てたということになる。今になって騒ぎ出したということだ。
対馬の仏像のように機会を狙うだろう。用心した方がいいが早稲田大学なら、もしかすると、旧民主党の誰かのように『無償で贈呈する』と言い出す人が出てくるかもわからない。何とも言えないですね。
吏学とは役人に関する話なんだろうなと推測する。同じタイトルの本がヤフオクに出品されていた。検索すれば出てきた。こっちの方は中華民国の出版になるようだ。やはり役人に関する話になっている。朝鮮の官吏の何について書かれているのか? 記事には詳しく解説されていないのでよくわからない。おそらくこれを取材した記者も読めなかったのではないかと思いますね。漢字だ。記事は中央日報のものだそうだ。漢字を捨てた人々は、理解しないだろう。しかし、朝鮮王朝史の写本と同じように価値も解らないまま欲しがるだろう。あの王朝史の写本のその後がニュースになったことがない。10年以上前の話になる。昔、マッカーサー元帥を通して送り返した彼らの国璽のように、10年も時が経てば、今はボロボロになっているかもわからない。国璽は複数あったのだが、欠損していたのもあって、送り返した時の数と2個ほど足りなくなっていたという話である。彼等は管理をするという文化というか、それを含めた習慣がない。彼等の憲法の原本すら紛失して今も行方不明のままだ。そういう国に写本とはいえ民主党政権にいた何も考えない人が勝手に贈呈した。
今どうなっているのか後継を名乗る立民は尋ねてみた方がいいのではないか?
がっかりしたくないから尋ねる勇気もないのかもわかりませんね。それが仮に事実になれば旧民主党政権の考え方が大きな問題として残ってしまうことになりますね。
まあ、事実は今のところ不明だ。韓国に奪われた仏像の中には腐食したものがあるとニュースになったことがある。保管場所に注意を払うような人もいないらしい。文化財保護の能力は全く期待できない人々である。
投稿: 旗 | 2021年3月31日 (水) 03時18分
【矛盾に気が付かないのか? 韓国政府外相の発言】
いくつかの嫌韓系ブロガーが指摘をされている話題だ。
Yahoo!にも見出しにその言葉だけが取り上げられていたので目についた。
日テレは『韓国外相「日本の真なる謝罪で99%解決」』
この日テレの見出しにはわざと抜け落ちている前段の文言がある。
Jキャストニュースの文中にあった。
『「被害者の名誉と尊厳を回復しなければならない。日本が15年の慰安婦合意の精神に基づいて、反省して心から謝罪すれば、問題の99%は解決できる」(韓国鄭外相談)』
15年のとは、2015年のことであり、その年の暮れに成った日韓合意のことだ。そこに書かれた内容から見れば大きな矛盾があるのがわかる。
2015年の日韓合意は何かといえば
『「慰安婦問題は、当時の軍の関与の下に、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題であり、かかる観点から、日本政府は責任を痛感している。安倍内閣総理大臣は、日本国の内閣総理大臣として改めて、慰安婦として数多の苦痛を経験され、心身にわたり癒しがたい傷を負われた全ての方々に対し、心からおわびと反省の気持ちを表明する」とあり、慰安婦合意では、日本政府が元慰安婦の女性を支援する財団設立のために約10億円を拠出することを前提に、慰安婦問題が「最終的かつ不可逆的に解決されることを確認する」 ともうたっている。日本政府はすでに10億円を拠出しており、慰安婦合意で求められている対応はすべて完了している、との立場だ。そして、「慰安婦問題は最終的かつ不可逆的に解決した」という内容だ。これを韓国政府との間で【合意】したのである。文在寅も今年になってからであるが政権発足当初から昨年までは無茶苦茶な対応があったのは事実で、癒し財団の解散を我が国の了解もなしに勝手に強行してしまい、これについての謝罪もない。その後2年経過して、経緯は不明ながら、なぜか? 今年になって、売電大統領との電話会談後のあたりから、この日韓合意について追認したような発言がすでにある。ということは、文在寅政権内でこの「日韓合意」が少なくとも内容を読み込まれていると解していいと思う。なのに、改めて「謝罪を求める」という理解を疑う文言が出てくるのだ。この外相は人語を解することができないのだろうか? または新たなゴールポストの要求なのであろうか?
嫌韓系ブロガーはこの外相は日韓合意の中身を知らずに言っている。あるいは今までは偽りの謝罪だと勝手に根拠もないまま主張している。または、これらとは異なる新たな要求だとまで言われていますね。何度でも出てくるこの手の要求。永遠に終わらせる気がないことが明白だ。だから信用されないということにも気が付いていない。これを要求し続けることが彼等にあっては何度でも使える利権なのだと思いますね。癒し財団の復活もない。10億円の行方は不明のままだ。
話し合うことが無理な相手としか言いようがない。合意に応じたことも彼等にあっては嘘なのかもわかりません。その場をやり過ごすのが彼等にあっては、外交なのだろう。そして、その気がなかったと言い出すのは時間の問題ですね。やはり、かかわりを持つこと自体が危険です。この外相だけが知能に問題を抱えているだけの話かもわかりません。しかし、水面下で開催されたらしい日韓局長級会談でも議論の蒸し返しを謀っているという噂がある。日韓関係を壊しにかかってきているのはどう見ても彼等の方だ。日韓合意を崩したいのだろう。
国際司法裁判所で会いましょうと言った方がいいようだ。
投稿: 旗 | 2021年4月 1日 (木) 23時31分
京大宮沢先生の言説を真実、真理と受け止めるようじゃ、石破さんの情報評価能力、論理的思考能力は、絶望的に低いことを、露呈している。期待どころか、怒るにも値しない、情報評価能力、論理的思考能力の低さ
投稿: 飯塚敬一 | 2021年4月 6日 (火) 07時48分