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2021年3月 5日 (金)

深まらない議論など

 石破 茂 です。
 予算委員会は大きな混乱もないままに質疑が淡々と進み、2日火曜日に予算案は衆議院を通過して参議院に送付され、年度内成立が確実となりました。
 米中対立や最近の中国の動向を踏まえた外交・安全保障論議や、新型コロナの陰で進行が一層加速する少子高齢化への対応などの議論がほとんど深まらなかったのには、切歯扼腕する思いでした。総務省や農水省などの問題は、参議院の審議においてさらに解明されなくてはなりませんし、政府は国民の理解が得られるように一層努めなくてはなりません。

 衆議院の予算審議において野党の追及が拍子抜けするほどに迫力不足だったのは、新型コロナ禍の中にあって、予算の成立を遅らせて国民の批判を浴びることを怖れたからなのでしょう。行動制限を緩めることなく緊張感を維持し、補償は更に手厚くすべきだ、との論調には基本的に誰も反対できませんし、政府がそれに応えた形で一定の譲歩をすれば野党の顔もそれなりに立つというものですが、これはあくまで国会の中の駆け引きなのであって、国民の抱く疑問や不安に十分に応えたことにはなりません。
 野党は「ゼロコロナ」などという一般受けしそうなフレーズを使っていますが、コロナウイルスがゼロになるなどということはあり得ないのであって、当面の間は経済と安全のバランスを取りつつ、ワクチン接種を進めて、終息を待つ他はありません。

 緊急事態宣言の目的は、あくまで「医療崩壊の阻止」にあったはずであり、国民に「活動の自粛」という負担を求め続けるのは均衡を失するものではないでしょうか。飲食店が「クラスター発生の元凶」として集中的にターゲットになっていますが、飲食店という「場所」が問題なのではなく、人数の多寡にかかわらず、密接な距離で、酒が入って大声で会話をしながら飲食するという「行為」が問題であるはずなのに、そういう議論にはならないままに多くの飲食店が危機に瀕しているのは異様なことです。
 建築基準法により換気が義務付けられた会場で、客が消毒と検温を徹底し、会話・発声を禁止して開催されるコンサートや演劇などのライブ・エンターテイメントも同様で、これらは基準を明確にしたうえでなるべく早く通常に戻さなければなりません。マスク着用、消毒、手洗い、換気などの徹底により、感染機会を更に減らしつつ、接触機会を是認する方向に転換すべき時です。
 「コロナとの戦い」と言うからには、敵を知り己を知らなければこれに勝つことは出来ないのですが、敵の正体を仔細に見極めないままに一律に「鬼畜米英」的に一括りにして、これに異を唱えれば「非国民」扱いされて村八分ならぬ「コロナ八分」にされてしまう、などという風潮はどこかで改めなければなりません。輿論(よろん)ではなく、作られた世論(せろん)で社会が左右されてはならないのです。

 医療崩壊を起こさないためには、国民に自粛を求めるばかりではなく医療の供給体制を見直すことも同時に必要なのですが、それはこの一年でどれほど進んだのでしょうか。
 この一年で新型コロナウイルスの正体は相当に解明されて治療法は随分と進み、致死率は下がり、救命率も上がったはずなのですが、そういった情報も決して十分ではありません。
 情報の発信についても、比較する上で確実性のない陽性者数や感染者数を、現実と時間的に差がある「報告日ベース」によって発表するのではなく、発症者・重症者・死亡者を「発生日ベース」によって発表する方が、国民に正しく現状を把握してもらえるのではないでしょうか。
 新型コロナウイルスを決して侮ることなく、「正しく知り、正しく怖れる」ことが必要です。

 尖閣海域での中国の動きに関連して「外国公船乗員が上陸を試みた場合、海保がこれを阻止するため、重大凶悪犯罪とみなして危害射撃も可能」との見解が政府から示されていますが、外国の国家主権の行使によって我が国の国家主権が侵害されることに対して、これを「犯罪」として警察権によって対処することが本当に最も適当なのか、という疑問が拭えません。
 私は海上保安庁法、および自衛隊法の規定を改正し、領海警備的な概念をもった行動規定を創設すべきではないのかと長年考えていますが、面子や精神論に捉われることなく、よく検証して結論を出さなくてはなりません。警察権と自衛権の質的な相違、急迫不正の武力攻撃によらない国家主権の侵害(いわゆるグレーゾーン事態)への対処等、本質的な議論を先送りし続けてきたのは全て我々の責任なのです。

 繰り返しになって恐縮ですが、自民党が国民の厳しい批判を浴びながらも、野党への支持が広がらないのは、「支持率」という数字の意味するところを誤解しているからです。どんなに的確で鋭い批判をしても、「この党に政権を任せてみよう」という支持率には全く直結しません。両者はその質を異にするものなのに、今の野党はそれに気付いていないか、気付いていても敢えてそれに目を瞑っているかのどらかではないでしょうか。民主党政権はそのすべてが「悪夢」だったのではなく、論戦のやり甲斐がある優れた閣僚もおられたのですが、彼らが質問に立つ機会がほとんどないか、立っても時間が極めて短いかのどちらかで、随分と勿体ないことでした。内容の濃い議論があってこそ、与野党協同による国民のための政治が出来るのだと思います。

 近々関連するパネル・ディスカッションに参加するため、今更ながら石橋湛山元首相について調べています。
 首相在任は昭和31年12月23日から32年2月25日までのわずか65日間という短いものでしたが(その間の昭和32年2月に私は生まれています)、徹底した自由主義者、気骨のジャーナリストとして軍国主義に徹底して反対し、領土拡大に異を唱えて「小日本主義」を提唱、国民を扇動するマスコミを厳しく批判した戦前の峻烈な姿勢は、今の政治にもメディアにも見られなくなってしまいました。
 戦後、一貫して集団安全保障の重要性を主張しているのも、現在のアジア・太平洋の安全保障環境の緊迫化を考えると極めて先見性のあるものです。「石橋湛山評論集」(岩波文庫)、「戦う石橋湛山」(半藤一利著・ちくま文庫)、「湛山読本」(船橋洋一著・東洋経済新報社)、「石橋湛山と小国主義」(井出孫六著・岩波ブックレット)、「日本のリベラルと石橋湛山」(田中秀征著・講談社)などからは大きな示唆を受けています。新型コロナウイルス禍で思いがけず出来た時間にも、有り難いことがあるものだと感じております。
 「私が今の政治家を見て一番痛感するのは『自分』が欠けているという点である。『自分』とは自らの信念だ。自分の信ずるところに従って行動するという大事な点を忘れ、まるで他人の道具に成り下がっている人が多い。政治の堕落といわれるものの大部分はここに起因すると思う。政治家にはいろいろなタイプの人がいるが、最もつまらぬタイプは自分の考えを持たない政治家だ。金を集めることが上手で、大勢の子分を抱えているというだけでは本当の政治家ではない。政治家に大事なことは、まず自分に忠実であること、自分を偽らぬことである」(「政治家にのぞむこと」昭和42年)
 湛山のこの言葉に接し、自らを省みて足らざるところの多いことを恥じるばかりです。
 皆様ご健勝にてお過ごしくださいませ。

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コメント

【石破さんが幹事長になった方がいいのでは】
 先週のブログで、石破さんから出演予告のあった、BSフジ プライムニュースを視聴しました。とても良い内容でした。
 見逃した方は、"FNNプライムオンライン 石破茂 福山哲郎"で検索すると、ネットで動画配信が見られると思います。
 『石破茂×福山哲郎 激論 東京の緊急事態解除は コロナ・接待・対中国』と銘打った番組ですが、『激論』は羊頭狗肉でした。ただし、狗肉のほうが高級肉でしたが。立憲民主党福山哲郎幹事長は番組の最後の方で、「今日話をしていて、ま、多少の違いはもちろんありますが、そんなに食い違った意見の交換も、目立ったものはあまりなかった」と発言し、司会者からも賛同を得ていました。出演したお二人は、「激論」のオーダーを失念したようです。
 そこには、相互に相手の人格を尊重し、国が直面している困難な課題に真剣に向き合って、智恵を出し合っている姿が見られました。
 国会や記者会見などでは、ご飯論法、角度を変えた質問にも同じ原稿を何回でも繰り返し読み上げる事実上の答弁拒否、答弁を差し控える、仮定の質問には答えられない、事前通告がなかった、その指摘は全く当たらない、などのオンパレードを、日々見せられています。なので、与野党の議員の間では、噛み合った議論は成立しないものと決めつけていましたが、間違いでした。
 二階幹事長には失礼ですが、番組の企画が「自民・立民の幹事長が激論」だったら、番組が成立しなかったように思います。少なくとも私は、貴重な時間を割いてまで、見ようとは思いません。
 二階幹事長の記者会見を時々見ますが、申し訳ないですが生彩を欠いていると言わざるを得ません。気力、体力の限界が垣間見え、痛々しく感じるときさえあります。先日も、「ワクチン接種の進捗状況は衆議院解散に影響しない」と発言し、解散をチラつかせて野党を牽制し、党内の求心力確保を図っていました。明らかに政策の優先順位が混乱しています。
 世界同時発生のコロナ災害(個人的には「コロナ禍」を「コロナ災害」と呼んでいます)は、確かな見通しのない中、誰が舵取りをしても、苦難の連続になるに違いありません。「適材適所だ」、「余人を持って代えがたい」などの実態を反映しない空疎な言葉を封印し、菅総裁は石破さんを幹事長に据えるくらいの思い切った事をしないと、貴重な時間とエネルギーを空費して、日本が立ち直るための余力を消費し尽くしかねません。

投稿: 平山茂 | 2021年3月 5日 (金) 15時53分

NHKの予算委員会中継を見ていると、質問者の後ろに石破さんの姿が見えて、普通石破さんぐらいになれば、そういうところには行かないようですが、私は好感を持て拝見しています。
やはり、その場での空気を感じているのでしょうね。
テレビやネットの中継ではわからないことがあります。

ところで、NHKの中継の法則、というか決まりがわかりません。
この前の山田広報官が国会に呼ばれた時には中継がありませんでした。
時の政権に都合が悪いときには中継がされないような気もします。
どういう決まりで中継がされるのか、されないのか知りたいものです。

衛星チャンネルやサブチャンネルもあるので、中継をしようと思えばできるはずなのに、納得いきません。
なるべく多く中継してほしいものです。

今の自民党は、もうダメです。
下野して、反省するどころか、悪くなって復活しているようです。
私は最近思うのですが、55年体制と言われる、自社なれ合い、のほうがよかった気がします。
あの頃は、批判はありましたが、今よりマシ。
裏で話し合いがあり、そこで落としどころが決まっていたわけで、今のように行き当たりばったり、発言力の強いものの言いなりではなかったように思います。
自民党を、今の政治を石破さんに変えてもらいたいと思います。

投稿: 奥秋昌夫 | 2021年3月 5日 (金) 15時58分

これまで 投稿しても一度も返信ありませんでしたが これで最後にします
(私の解釈では)野党の言う「ゼロコロナ」は限りなく ゼロに近づけるという意味で ゼロにする という事ではないと思います
(この議論自体が 揚げ足取りだと思います)
緊急事態宣言の目的が 医療提供体制崩壊の阻止とは言え 川上の感染者数を極力ゼロに近付けなければ ハンマー&ダンスの繰り返しに終始するだけだと思います
以前にも 政治家の堕落は『驕り』にあり と指摘しましたが 自民党は 野党の(旧民主党)政権失策による 国民離れを意識した『驕り』で染まっていると思います
いい加減 国民のために 真摯に働いてください‼️

投稿: 吉田 剛 | 2021年3月 5日 (金) 16時34分

これまで 投稿しても一度も返信ありませんでしたが これで最後にします
(私の解釈では)野党の言う「ゼロコロナ」は限りなく ゼロに近づけるという意味で ゼロにする という事ではないと思います
(この議論自体が 揚げ足取りだと思います)
緊急事態宣言の目的が 医療提供体制崩壊の阻止とは言え 川上の感染者数を極力ゼロに近付けなければ ハンマー&ダンスの繰り返しに終始するだけだと思います
以前にも 政治家の堕落は『驕り』にあり と指摘しましたが 自民党は 野党の(旧民主党)政権失策による 国民離れを意識した『驕り』で染まっていると思います
いい加減 国民のために 真摯に働いてください‼️

投稿: 吉田 剛 | 2021年3月 5日 (金) 16時35分

新型コロナの感染状況を「発生日ベースで報道する」というのは、その発生日の感染者の状況が確定しない以上、正しい数字を公表出来ないのであって、死者数など1ヶ月は経たないと報道出来ず、いささか現実的ではありません。
よって、今の報道は致し方ない所です。
専門家は「ただ2週間延長しても意味がない」と口を揃えて言っています。
市中感染の原因に対して適切な対応をしなければ、感染者が減らない段階に入っています。
「満員電車でクラスターは発生していない」と言うキャスターがいるのには、いささか首をかしげます。
正しくは、「満員電車でクラスターが発生していても分からない」です。
スーパーは店頭でアルコール消毒があるのに、電車は改札ですらアルコール消毒に対応していません。

『消毒しない手で吊り革を握っても(他人に)感染しませんか?』
『吊り革を握った手を消毒しないで顔を触っても感染しませんか?』

誰が「大丈夫です」と言えますか?
スーパーと電車とでは、どちらが危険なのかは明らかです。
今はテレワークで満員電車自体が多少減っていますが、毎日満員電車利用者の2000人に一人が感染しています。
年に換算すると、満員電車利用者の5~6人に一人が感染する計算です。
出来れば、吊り革を握る直前に手を消毒し、アルコールが乾かないうちに吊り革を消毒するのが効果的です。
でも、実際の満員電車では、そのような動作をするスペースさえもろくにありません。
それでも『電車は安全だ』と誰が言えますか?
https://ameblo.jp/noppo-oji/entry-12648038188.html

今国会の野党では、前原さんが尖閣問題について鋭い質問を浴びせてましたね。
国会がだらしないなら、超党派の勉強会でも開いてください。

投稿: 軍師 | 2021年3月 5日 (金) 16時53分

石破さん、お疲れ様です😊
湛山先生のお言葉、信念を垣間見て何か好きな政治家かもしれません。65日とは短く残念ですが、私も昔の兵隊の横柄さが苦手でして。少子化問題を取り上げていらっしゃいますが、親世代の男性の暴力的な横柄さを見た世代は結婚恐怖症が多いですね。
晩年の人生を考えますと独り身は寂しいですけれど、自由でありたい気持ちが強いかなぁ。
自分の為に食事を作りたいし、自分の時間が大切。喧嘩も離婚も面倒臭い。
反面、寝込んだ際の大変さや今がそうなんですが乾燥で背中が荒れた時にオイルを塗ってくれる人がいない寂しさはありますね😊💦
ネットカフェ住民、ファミレス住民を経験した若いお友達がおりますが、いまだにストレスからくる低体温(35℃代)だったりします。生活も安定しないで非常に苦労されています。そんな状態で結婚など考えられないと思うんですね。人柄はとても誠実で立派ですよ。
心療内科、精神科はいつも満杯の患者数です。診察も受ける気になれず薬のみで帰ります。
しかし、人身事故が毎日起こる現状で心療内科などを受診して下さる方がいい。自身では「このくらいで心療内科を受けるのは値しないのではないか」と考えがちですが、現状は悪い状態です。
ストレスで体調が悪い状態が続いていたら、心療内科、精神科を是非受診してほしいです。

「政治家にはいろいろなタイプの人がいるが、最もつまらぬタイプは自分の考えを持たない政治家だ。金を集めることが上手で、大勢の子分を抱えているというだけでは本当の政治家ではない。政治家に大事なことは、まず自分に忠実であること、自分を偽らぬことである」

政治家もそうですが、市民もこれくらいの志で生きるべきかと思いました。企業でも会社でも、悪口が日常茶飯事にありますがそこに加わらないだけで酷い虐めを受け続けました。ですが私は悪口を発する前に仕事をしっかりやるべきだと思っていて。私に信念があるとするならば、そこかなと。
給料泥棒になりたくないですから。
社会は仕事の出来る出来ない云々より同調を求めてきます。悪口の、ですけど。
私は仕事で評価されても生き残れないと悟りました。苦労人は悪口を言わない方が多いですが、多分同じ理由で村八分にされてるんでしょう。嫌な世の中です。
石破チャンネル110回を拝見しましたが、色んな方向から物事を見れるようになる重要性を感じました。精進しなければです。

投稿: lyrics&front | 2021年3月 5日 (金) 17時28分

石破先生へ


表題(目次) 「20年12月時点の、労働力調査、他の着目点」
付録資料1 水際対策の不備
付録資料2 経済の2重化
付録資料3 国内世論のワクチンに対する慎重さ!
付録資料4 日本、インドに続いてタイにも先を越される!
付録資料5 ワクチンの接種は何年も続く!

1月下旬に20年12月度、労働力調査が公表されています。
 今週は、国内、コロナ禍の12月時点の経済面の影響に関して、分析してみます。
 そこで、今週のお題は、「20年12月時点の、労働力調査、他の着目点」と致します。

(本文)
1. 12月時点の労働力調査の記録から
(1) 就業者数
12月:就業者数、6666万人

各月の前年同月比増減
10月:―93万人
11月:―53万人
12月:―71万人
//
21年1月時点の感染急拡大、緊急事態宣言公布前の段階で、依然、コロナ禍前の水準と比較して、雇用が持続的に50万人以上、減っている状況は、国内の消費需要の麻痺状態をしめすもので、菅政権の大規模補正予算の運用の正当性を当然の如く、支持するものだろう。

(2) 休業者数
12月:休業者数:202万人

  各月の前年同月比増減
  10月:+12万人
  11月:+15万人
  12月:+16万人
  //
   この数値は、雇用調整助成金の継続運用の必要性を支持するものだろう。
   仮に、1人の雇用喪失にともなう、1家計賃金の必要助成値を20万円、企業側の雇用維持のための土地・建物の減価償却、施設費、設備投資、材料費、管理運営費を30万円程度とすると、
16万人×50万円=約800億円規模であり、

これが追加、1年間程度継続すると

800億×1年=9600億

厚生労働省の補正規模が約8300億円程度だから。政府施策に、それほどの異論は無い。

‘(3)飲食・食博業、就業者数
12月385万人

各月の前年同月増減
10月-43万人
11月-29万人
12月-29万人
//
やはり、テイクアウト、デリバリーの普及による一部外食業者の回復があるとは言え、依然、数値的には、殆ど抜本改善されていない感じがする。

‘(4)卸売業・小売業、就業者数
12月1057万人 

各月の前年同月増減
10月 +8万人
11月 -1万人
12月 -12万人
//
年末にかけて、厳しさの程度が加速している。
この中には、不調が指摘されている、アパレル業界の数値もあるのだろう。
これは、事業者主体の貯えの枯渇を感じさせ、ここへの支援も怠るべきではないが、深刻さが現状ましている様だ。

‘(5)製造業、就業者数
12月1054万人

各月の前年同月増減
10月 +5万人
11月 -19万人
12月 -11万人
//
トヨタ実績の世界No.1復帰やルネサスエレクトロニクスの12月営業益前期比10倍以上等好業績のところもあるが、自動車業種における半導体調達難からくる減産化みとおしや、港湾物流のコンテナ不足からくる一般資材の国際的調達難等が徐々に影を投げかけているのだろう。

‘(6)農業・林業 就業者数
12月182万人

各月の前年同月増減
10月―12万人
11月-11万人
12月-13万人
//
実数とコロナ影響による悪化の程度の比率を見ると、農業・林業も、飲食・宿泊とほぼ同じレベルの被災を被っている。

付録資料、に挙げて置いたが、1月の緊急事態宣言下でも、留学生、技能実習生を中心とした外国人労働者を、法施行前の駆け込みで、5万人以上1月中に国内にいれて、感染症対策上、非常に問題があると、国民新党の山尾志桜里議員が国会で質問していたが、政府側も実は、確信犯の不作為をやったのではないか?とさえ、この数字は、思わせるものがある。
 悪いと言えば悪いが、そこには、情を組む余地が少しくらいは有りそうな感じもするのだが?やはり、国民全体の視野には、悪行なのだろう。

2. 毎月勤労統計より現金給与総額、12月分
(1) 調査産業計
・546,607円(前年比-3.2%)
・その内、賞与、冬のボーナス部分
 :283,088円(前年比-5.4%)
 この-5.4%の意味を、テレビ東京、WBSに出演したあるアナリストは、「国民
のプチ贅沢消費意欲の終わりの始まり」と評していた。

でも賃金が-3.2%なんて公務員では全く考えられないし、春闘でベースを上げようとしている労働組合は、何を考えているのか?と思いたくなる。
(2) 飲食サービス業
・135,676円(前年比-13.2%)
その内賞与部分
・24,782円(前年比-32.8%)
//
消費意欲どころか、安定した生活が破壊されたレベルと感じる。

賃金レベルはナマポの生活保護世帯より悪い。

ちなみに、この数値は平均値であり、実際、半数以上が、数値以上に厳しい生活をしているのだろう。

だから、富裕層の確定申告での還付になってもいいから、特別給付の10万円程度をあまねく国民に配る必要があると言われるのにも合点がいく。

(記)

付録資料1 水際対策の不備
2月10日水曜日
国民民主党 山尾志桜里議員の質問から
・政権側の1月緊急事態宣言下の水際対策の不備の指摘から
「ビジネストラック等、留学生、技能実習生を中心にした、訪日希望者が、法律施行前の駆け込み入国が集中して、「1月1ヶ月の間に5万名以上に入国している。」
 確かに、人道的見地から、現状も数百人規模の入国を認めてはいるが、「国内では感染症対策のために、国民に厳しい処置を取りながら、なんで、5桁もの数の入国を見てめているのか?」
 「この規模の入国は、20年の2月、3月、4月、5月、6月より遥かに多い。」
 どこの部署が責任を取るのか、釈明を求めたい。」
 「この後、議事が約5分間止まり、法務省、厚生労働省、外務省間で話し合われ、上川法務大臣の釈明となった。」
//
 コロナ対策と言えば、ワクチン以外全くの手抜きとしか考えられない行政のあり様に、多少の疑問も生じざるを得なかった。
(記) 


付録資料2 経済の2重化
NHKニュース
トヨタ 最終利益見通し 1兆9000億円に大幅上方修正
2021年2月10日 17時15分 新型コロナ 経済影響
トヨタ自動車は、今年度1年間のグループ全体の最終利益の見通しを公表し、これまでの1兆4200億円から1兆9000億円に大幅に上方修正しました。車の需要が回復する中、アメリカや中国、日本などの主力の市場で販売が大きく伸びたことが主な要因だとしています。
テレビ東京、WBS、2月10日23時
・ルネサス、前期比10倍の営業益
半導体大手のルネサスエレクトロニクスは、20年12月記、営業利益が651億円、前期比10.4倍の営業益をあげました。
//
自動車、半導体など、高収益な製造業種の好決算が継続している。
飲食・宿泊業・アパレルが雇用の面で最悪なのに比較して、経済の2重構造を作っている。
(記)

付録資料3 国内世論のワクチンに対する慎重さ!
テレビ東京、WBS、2月10日23時
・日本人はワクチン接種に対して慎重
世界15ヶ国で行われた、新型コロナウィルスに対するワクチン接種への姿勢に関する世論調査で、「強く希望する」とする世論が、日本は2番目に低い19%でした。
 最低がロシアの17%、最高がブラジルの72%でした。
//
菅政権は、日本の世論動向にもっと鋭敏であるべきだろう。
(記)

付録資料4 日本、インドに続いてタイにも先を越される!
共同通信
タイ産ワクチン、来月にも治験=製薬公社とマヒドン大が開発
2021/02/10 19:37
 【バンコク時事】タイのアヌティン保健相は10日、製薬公社とマヒドン大学などが共同開発した新型コロナウイルスワクチンの治験が3月にも始まると発表した。
 製薬公社総裁を兼ねるキアティプーム保健次官は「治験には6~8カ月かかる。その後に登録し、来年初めから製薬公社の工場で大量生産できる」と述べた。
 マヒドン大学熱帯医学部のウィーラポン学部長によると、治験はタイ人ボランティアを対象に実施する。学部長は「適量と安全性を調べる第1段階は3月か4月初め、210人に対して開始する。第2段階は250人に対し、4~5月に実施する」と語った。第3段階は状況によっては国外のボランティアに参加してもらう。このワクチンは2~8度で管理できるという。
 アヌティン保健相は「タイはこれまでに6300万回分のワクチンを確保した」と述べ、最初の20万回分のワクチンは2月末までに入荷し、接種が3月初めに始まるとの見通しを明らかにした。保健相はこれまで2月中に接種が始まると繰り返し説明していた。(了)
//
インドに続いて、タイにも先を越されるとは? 日本の製薬技術はどうしたんだろうか?
政府の支援が少なすぎるのではないか?(記)

付録資料5 ワクチンの接種は何年も続く!
2月8日火曜日のTV、バラエティー番組での医療関係者の発言
・新型コロナワクチンの接種が2回で終わらない可能性が高い!
・ワクチンと変移ウイルスの改善、変遷は鼬ごっこの様に継続してきたことは歴史の示す真実だ。
そのため、今回、ワクチンの接種を主要な対策として対処する場合、すでに、南ア変異種に対して、3回目の接種の必要性が米国で提言され始めている状況を見る限り、例え先進国内で一時的にワクチンで鎮圧できても、アフリカ、南アメリカ、アジア等貧困地域でウィルスが野放しになれば、そこで無人蔵に変移化して、半永久的に、先進国内でも新種のワクチンを毎年打ち続けないといけなくなる可能性が高いとされている。
ただでさえも、今回のワクチンが在来のウィルスに対してさえも、何年も抗体を維持できることさえ、確認できていないのも事実であり、新型変移ウィルスの問題を無視しても、
 具体的な画期的治療法が確立されるまで、10年位、ワクチンの接種は継続する可能性さえある。
//
ワクチンの安全性といっても、アナフィラキシー症候群の様に、接種直後の問題だけに焦点を当てているのが、政府の良い訳の様に思えるが、本当に怖いのは、サリドマイド児の様な奇形や軟弱身体機能の遺伝性疾病の大量発生の方だと思う。
 その方の安全性は、より長期的研究、試験が必要であり、私は、菅政権の、ワクチンに解決の手段を前のめりで、求める姿勢は、短期的な五輪や選挙事案のイッシューに偏ったものであり、国民のことを真剣に考えるのなら、ワクチン施策にもっと慎重になるべきだと思っています。(記)

投稿: 山口達夫 | 2021年3月 5日 (金) 18時08分

石破様、こんばんは。コロナ問題も自粛ばかりが先行しているのは否めませんが、少し気を緩めると感染者数が増えるのも事実であります。今後、ワクチン接種が開始されますが、ワクチンによってコロナに対する免疫ができて、コロナにかかりにくくなったり、重症化しにくくなったりするので、今後は少しづつ以前の生活に近づいていけるのではと期待しています。自衛権についても相手が攻撃してきたら反撃できるので、その意味では自衛隊の日ごろの訓練が必要と考えます。石破様期待しています。

投稿: hitomugi | 2021年3月 5日 (金) 20時07分

問題が生じると嘘をついて逃げて誤魔化し、意にそぐわない公務員は人事で報復して口ごたえ出来ない様にして、国会議員は自民党の推薦を無くすと脅かし言うことを聞かせる、こんなのマトモな政治と言わないでしょう、最初にこうしたのは誰だ、全くもう石破先生、なんとかして下さい、有用な意見を尊重して仕事のレベルの見返りが有る社会に戻して下さい、日本の国の将来に希望を持って若い世代が生きられる様に、石破先生お願いします

投稿: 高埜寿一 | 2021年3月 5日 (金) 20時26分

石破様
拝読させて頂き、久しぶりに腑に落ちるお言葉でした!50年前の大学時代に自民党の先生の遊説カーに乗って、真の革命とは与党の改革力によるものと叫んだことを思い出します。最近の文春砲
に踊らされたような立憲民主党、その元を生み出している自民党の指導力、弁舌力の無さに情け無さを悲痛な思いで見ています!自民党を取り戻して下さい!出来なければ、次回総選挙で選挙民として路頭に迷うだけです!石破さん、立ち上がって下さい。

投稿: 小林重雄 | 2021年3月 5日 (金) 20時45分

中国の全人代に寄せて

戦争論です。

世界が変わったんですよ。大昔の戦争は、徒党を組んで仲間が寄り集まって,力の強いものが勝った。
その後の戦争でも,各国が同盟して力を合わせて、力任せにたたき合う問いのが,戦争の原理だった。それが東西冷戦になり、ベトナムから,中東へと,仲間同士のたたき合いが続いてきたが、ここへ来て、グローバル化が進んで,軍事同盟の意味が無くなってしまった。

何より、戦術がすっかり変わってしまった。軍隊が隊列を組んで,大砲を構えて命中精度を競って,射程の長さを競って戦争をしていた時代が終わってしまった。
戦争から,射程と命中精度という大テーマが消えてしまった。地球の裏側から,テビ画面を見ながら,ピンポイントで攻撃できる。
わざわざ軍艦でのこのこで向いて戦争するなどと謂う無駄なことは必要ない。

それより何より,同盟が意味を失ってしまったから、他国のために血を流して戦争して守り合うなどと謂うやっかいなことはしないというのが現代だ。

 宣戦布告などして,戦争をするなどという時代でもない。飽和攻撃で,相手国の国家機能を失わせればそれでお仕舞いだ。
命中精度がよくなれば,巨大な破壊力を持つ兵器も意味が無い。
命中精度が悪い時代には,どこへ飛んでいっても大きな被害を与えられるように巨大な爆発を起こさせる必要があった。命中精度が上がれば,狙った目標だけを確実たたくだけでいい。
日本が,日米同盟で核の傘で守ってもらうなどと寝言を言っていれば、守ってもらうときにはもう国はなくなっているでしょう。
その自信を中国が持っているから,もう日本など相手にしない。アメリカも守ってなどくれない。

コロナですが、これもね、一体終息するなどと謂うことがあり得るのでしょうか。
風邪がなくなるというのと同じことでしょう。
私は,終息などあり得ないと思いますよ。ワクチンができても,感染しても重症化しないと謂うだけのことでしょう。東京で300人だから多い,100人だから少ないというのはナンセンスです。
条件がそろえば当然リバウンドは起きるし、経済活動を止めて,リバウンドを防いだところで,経済がだめになれば人は生きてはゆけないのだから同じことです。
年間で30万人感染して,1万人死ぬという状況は,インフルエンザでは日常です。
それでも,学級閉鎖くらいしかしない。コロナも同じことでしょう。
サーズや、マーズとは違うウイルスだから,同じように終息を考えるのは間違いでしょう。

不確かなままに,営業時間を短縮しろと謂われても,事業者はそんなことをすれば生きていけない。罰金を払っても営業しなければ生きていけないとなれば、罰金を払っても仕方が無いというのは止められないでしょう。

一体東京都は,緊急事態と謂いながら,ドン値策をとの仕事としていて居るのでしょう。本来都や行政がすべき,具体的な感染防止対策は何もせずに。自粛しろ飲み屋に行くなと幾ら謂っても,国民にしわ寄せ寄せしているだけでしょう。
竹槍と全く同じですよ。
例えば,統計データーをとって,具体的にどこでどれだけの感染が起きているから,あるいはどれだけ感染確率が高まっているから,ここへは近寄るなとか,PCR検査を実施して完全にピンポイントで地域を絞って線引きして隔離すればたちどころに感染がゼロにできる。それを全くやっていない。

実際に私の住む地域でも、感染が発生しましたが,行政が,発生した地域を線引きして,その中の飲食店を徹底してPCR検査をして隔離したら,一発で止まりましたよ。

線引きを見れば,市民は,どこのどんな店が危険かを直感的に理解してしまうから、誰もそこには近寄らない。それでお仕舞いです。しばらく続いていた感染も以後全く発生していないのです。

東京に全部緊急事態宣言を出すなど愚の骨頂です。こんなでたらめをしているから,何も変わらない至難の対策にもなっていない。
必要なら,歌舞伎町だけ止めればいいのです。それをしないのは,行政の怠慢そのものです。そこに間違いの根源があるのです。正してください。

投稿: かも | 2021年3月 5日 (金) 22時30分

石破閣下

ポンコツモデラーのポンコツコメントです。

 新型コロナウイルスの件はやむを得ない側面があります。発生当時からほぼ真相は判明していたはずです。まさかと思いましたが本当にそのようです。最近になってWHOや尾身会長も年内終息は無理で、来年に持ち組むという見解を示すようになりました。最初から分かっていたことです。ですからと言って事実を公表して欲しいとはいいません。馬鹿正直に耐えられるほど世界は賢明ではないからです。
 世界で最も凶悪な新型コロナウイルスの変異株が存在しているのは日本です。ですから極めて緩いロックダウンにもならない対策で、外部から来たい放題でも感染が拡大しないのです。注意を呼び掛けるだけで終息に向かい、変異株だけが残り感染が細々と残ります。
 冷静に我が国の対策と実情を客観的に判断すれば、このことは容易に分かることです。変異株は感染により発生します。ですから感染を防ぎ、これ以上凶悪な変異株を生じさせないことが重要です。成すすべが無いという事、解決法は時間だけという事実を受け入れることができるなら、政治にしろ経済にしろ何でもできるでしょう。それに耐えられる社会だけが生き残ることに成るでしょう。
 他国の軍隊が国境を越えて来たり、上陸してきたときに警察権を行使することは別に可笑しなことではありません。戦後すぐのことですが、関東軍は国境侵犯という犯罪でシベリア送りになりました。戦争捕虜ではなかったという事です。日本とドイツの捕虜の扱いが違った(地雷処理を素手でやらされたドイツ捕虜とシベリア鉄道建設に就かされた違いなど)のはそれが理由と聞きましたが、これは別の見解があるかもしれません。
 今現在の与野党の動きを見ていると何もしたくない、という本音がはっきりと見て取れます。世界がどう変化するのか読み切れないのだと・・・動けない。乱文・乱筆お許しください。

投稿: 野村嘉則 | 2021年3月 5日 (金) 22時55分

   ≪菅義偉小人に長官・重職を授けたのは誰だ?≫
≫内容の濃い議論があってこそ与野党協同による国民のための政治が出来るのだと思います
⇒真に仰る通りだと思います。政権与党の自民党に真っ当な学識教養や「瓜田不納履、李下不正冠」などの弁えがあれば、そんな野党の質問を高く超越する大局観や国家観や国家戦略を騙ることができる。自ずから国会の論議は深められる。国民も政治への信頼を回復できるだろう。
然し、哀しい哉、現実の自民党はトップの菅義偉は小人であり党内議員はヒラメやxxチルドレン(未熟な餓鬼)で溢れている。
それらの点を含めて、屡々引用しております西郷南洲翁の遺訓(下記)を奥歯で噛み締めている。
但し、極東の島国の指導層に溢れている「茹で蛙」ではなく、釜茹でに処される石川五右衛門の気分である。但し、愚者は取り立てて社会に善行を積んだわけではない。断じて釜茹でにされる悪行は犯していないのに…。その愚者の慚愧は、「2:8構造」の下層を占める一億人近い一般庶民と全く同じだろう。5歳児に「ボーっと生きてんじゃねえよ!」とどやされていなければだが。
―――――記―――――
南洲遺訓その六に曰く【小人程才芸有りて用便なれば、用ゐざればならぬもの也。去(然)りとて長官に居ゑ重職を授くれば、必ず邦家を覆すものゆゑ、決して上には立てられぬものぞ】
蛇足:この「小人」とは菅義偉であり、広義には安倍愚猿を含む。

投稿: 黒山椒 無躇 | 2021年3月 6日 (土) 10時06分

おっしゃることすべてその通りだと思います。いつまでもだらだらと先の見えない自粛はゆるみがでて当然です。
どうせなら2週間徹底的にロックダウンをかけ、その後緩める、の方が、気持ち的には楽です。NZのように成功している例もあるのに、どうして日本ではそれを真似できないのか、理由を知りたいです。

ものごとをはっきりせせてすぐに行動に移すことの不得意な日本人の特性が悪いほうに働いていると思います。

国民も、『ダメな政治家ばかりだけどじゃあ他にいるのか』というジレンマに陥っています。どうして行ったらいいのか、何ができるのか、お考えがあれば教えていただきたいです。

投稿: 山本きみこ | 2021年3月 6日 (土) 10時18分

   ≪高速で飛来する女神の前髪を掴むために≫
“石破内閣のシャドウキャビネット”の人選構想について、ご進捗はいかがでしょうか??(愚見では、要求される資質が全く違うので水月会メンバーと重なる必然性はない)
また、部分的にもせよ、国家の重職を授けるご仁や最側近のブレーン人財とは、口先や偽りではない♪真の国民のための政治♪について戦略構想を交す段階にありましょうか??

投稿: 黒山椒 無躇 | 2021年3月 6日 (土) 10時27分

石破先生、いつもありがとうございます。
先生の言葉に力強さを感じ、元気を頂きました。
先生は『自分』をお持ちでいらっしゃいます。
ご自分を表に出しきれないのは、社会、組織の中で行動する上で、抑えなければならない場面を知りすぎておられるんだろうと思ってます。
ですが、この状況。現政権、菅首相とこれを動かす二階幹事長の間違いだらけの政権運営が罷り通る異常事態。
自民党はこの二人が全てなのでしょうか?違うはずです。

お行儀よくしている必要なんかありません。
内側から、正してください。
ご自分を貫き、信念を表に曝け出してください。
純粋な気持ちで政治家になった自民党員を牽引してください。期待されるべき志を持つ党員は、これを歓迎し、ついてくる筈です。
(ついてこなければ、見放します。)
遠慮なく、なりふり構わず、走ってください。
応援しますし、必要なら参戦します。
ちなみに、石破先生は、くれぐれも「自民党の石破茂」を貫いてください。自民党でないと出来ない大切な事がたくさんあります。
圧倒的に、絶大的に、期待しています。

投稿: 考え中🤔 | 2021年3月 6日 (土) 11時48分

石破さん、いつも興味深く拝見しています。
私は学生時代は日本史専攻でした。近代史・現代史に興味を持っていました。しかし当時は本や資料に乏しく存命の方もいらっしゃって卒論を書くには障害が多い時代でした。

卒業してプログラマーとして勤め始めると仕事が面白くて、日本史のことなどは忘れてしまいました。
そんな私が再び日本史(昭和史)に関心を持つようになったのはNewsWeek(日本版)で国連で活躍されている中満泉さんが紹介した本の中に「失敗の本質 日本軍の組織論的研究」があったからです。この本をきっかけに何故日本は勝つことのない戦争を
始めたのか?無茶な作戦を取り続けたのか?そこには具体的裏付けのない精神主義で勝つという呆れた実態がありました。このような馬鹿げた参謀本部に対して誰も何も言えなかった。まさに山本七平氏の「空気の研究」の世界です。昭和史については主に保坂正康氏の著作を読んでおりますが、山本七平氏戦争体験、半藤一利氏、加藤陽子氏の本もよんでいます。

しかし。昭和史の本を読んでいると精神的に辛いです。時々は違う分野の本を読んで頭を切り替えないと身が持ちません。

今回の石破さんのブログを読んで思い出したことが二つあります。ひとつは保坂正康氏の発言です。
石橋湛山が総理だった時、副総理は岸信介でした。湛山は病のため所信表明は岸が代読した。湛山の考えとはまるで違う岸はこの所信表明をどんな気持ちで代読しただろう。
二つ目は四年前に日本記者クラブで行った東京大学大学院教授の石田勇治氏の「ヒトラーとは何者だったのか」の講演後の質疑応答の時です。日本とドイツの敗戦後はどう違ったのかと問われ、
敗戦後のドイツにはナチスの議員がいた。しかしすぐに彼らを辞めさせた。対して日本では戦犯であった岸信介が総理になり、その孫の安倍晋三も総理になっている。これはドイツでは考えられないととだ。そう述べています。

私の父は戦争に行きました。真珠湾攻撃の前に台湾の高尾に待機していたそうです。
工兵部隊で進軍してくる兵隊たちの前を進み、道を切り開いたり橋を架けたと言っていました。参謀本部は「補給」ということは頭になかったようで、敗戦近くなると食べ物がなくなり蛇・カエル・トカゲも食べ尽くし、しまいには木の皮を食べたそうですし
泥水を飲んだと言いました。あげくマラリアに罹り、その後遺症症には死ぬまで苦しみました。

そんな人たちが汗水垂らして働いて「奇跡」と言われるほどの復興を遂げたのに、それを食い潰し自分の利益優先ばかり考える輩の何と多いことか。陣笠議員が多すぎます。国民のためよりも何よりも「旨みがある」から議員になる人間が多いのではないか。大きな派閥に入ってその庇護を受け年功序列であわよくば「大臣の椅子」が転がり込んでこな胸を膨らませる議員ばかりではないですか。近年の内閣の大臣のお粗末さは目を覆うばかりです。

石破さん、お粗末な文章を読んでくださってありがとうございます。

こんなことを書いたのはブログで石破さんの考えに接するたびに、傍観者ではいられないし石破さんの発言に真摯に受け止めて自分も粗雑ながら発言してみようかな、こんなことを考えている奴もいるんだな、そう石破さんの目に止まるようなコメントを書きたいと思ったからです。

投稿: 薄井博光 | 2021年3月 6日 (土) 12時07分

はじめまして。学生の者です。兵庫県民です。
といいますか、岡山での参議院選挙でお会いした気がしますが…。

私は、石破さんをみていて思うことがあります。鳥取県のために必死に尽くそうとする姿。

私は、そんな石破さんをみていて、胸がいっぱいになります。

そして、言われることもド正論。
確かにその通りとこちらが頷きたくなるほど、理路整然と話される姿に、尊敬の眼差しを向けるほどです。

今回のこちらの記事を見て、感じました。
本来、予算委員会では、徹底的に予算の審議に時間を費やすのが普通なのに、どうして別事項で時間を掛け続けるのか、とても不思議です。

もちろん、真実を明らかにする意味では、
審議を中断してでも行う価値はあるかもしれませんが、何時間も、そのことに時間をかけ、本来の予算の審議が遅れる事が継続して続くということは、どうなんだろうという気持ちでした。

その気持ちを持って、記事を読むと、石破さんご自身も考えられていたのだと思い、
失礼ながら親近感を持ちました。

これからも、ご自身の考えを発信していってください。ご自愛ください。

投稿: 匿名 | 2021年3月 6日 (土) 17時14分

石破先生の的確な野党批判には、なるほどと頷くしかありません。だが、石破先生自体はどうなんでしょう。スガという腐ったような議員を党首にしている自民党議員連中は一体何者ですか。宗教団体と変わらないんじゃないでしょうか。「外交・安全保障論議や、少子高齢化」の白熱した議論が無かったと言われるが、スガ氏に応えるだけの力量があるのでしょうか。国民の99%は無いというでしょう。
国民は野党を相手にしていません。自民党にこそ期待しているのです。それなのに党員からは何も聞こえてきません。PCR検査もしないし、邪魔をするような専門家集団はいったい何者でしょうか。最近、首長に自民党議員以上の国士が出て参りました。それは自民党国会議員が当てにならないからです。スガ氏同様に腐ったらだめです。
国民の怒りは投票行動に表れています。50%もいかない国政選挙の当事者として深く反省をして欲しいものです。国民は期待しているだけに、野党を出汁に批判する石破先生には切歯扼腕する思いでしょう。

投稿: 工藤勝弘 | 2021年3月 6日 (土) 19時09分

実行してください。

投稿: 匿名 | 2021年3月 6日 (土) 19時13分

石破さん、
「野党は「ゼロコロナ」などという一般受けしそうなフレーズを使っていますが、コロナウイルスがゼロになるなどということはあり得ないのであって、当面の間は経済と安全のバランスを取りつつ、ワクチン接種を進めて、終息を待つ他はありません。」
ここ間違ってませんか。
キチンと野党が提案するゼロコロナ案について調べていればこんな批判にはならないはずなのですが。
批判する時にもキチンと相手の主張を聞く、
もしくは過去の発言や著書を調べてから批判するのが石破さんだったと思うのですが、
そういった素晴らしい心がけは石破さんの中で「信念」と呼ばれる類の事では無かったのでしょうか。
文字面だけ読んで主張や提案の内容を調べていない、
Googleで検索するなり他の議員さんに確認するなりすれば10分で調べられる事すら調べなくなってしまったのですか?
総裁選で負けてからの石破さんはすっかり変わってしまったように思います。
非常にがっかりです。
今一度、初心に帰ってもう一度ゼロから地道にやってみて欲しい。
石破さんは常日頃からインタビューでも、
テレビの討論番組でも、
地元の講演でも、
石破チャンネルの中でも、
総理大臣は自分からなりたいと言ってなるものでは無い、
そのように仰っていたと記憶しています。
しかし、今は。
今を逃したらもう目指せないので今すぐにでも総理大臣にどうしてもなりたい、
そのような妙な欲が発言から見え隠れしていると感じるようになりました。
これはあくまで私自身の主観ではありますが、
長年応援してきた1人の人間がそのように受け止めるようになったという事は事実です。
地元で応援してきた人達、
後援会の人達とも良く話し合ってみて欲しいです。
フグ会食の事についても沢山頭を下げられた事でしょう、
反省もされた事でしょう、
しかし、それが石破さんに票を投じて来た人達にしっかり広く伝わっていますか?
正直、他の人がどう思っているかは分かりません、
上記の内容も憶測を多分に含んでいるかと思います。
然し、石破さんを応援してきた、
今も応援しているからこそしっかりと応援している人間と対話を深めて欲しいと思っております。

少し強い言い方になってしまったかもしれません。
何にしろ大変な時期だと思いますが、
お身体に気をつけてこれからも頑張って下さいね。
失礼致します。

投稿: 応援してるよ | 2021年3月 6日 (土) 19時55分

石破さん
今回の台湾パイナップル騒動ですが、何とか落ち着き先を見つけられそうです。
豪州ワインといい、中国は自国の市場規模を盾にとった嫌がらせが目立ちます。

このままでいけば、3月下旬には緊急事態宣言もあけるでしょう。
疲弊した観光業が立ち直るのを期待しています。
しかし、ここで海外観光客、特に中国人観光客が大幅増加するのは注意が必要です。

かつてのレアアース同様、観光客を盾に無理な要求を突きつける可能性大だからです。

尖閣諸島の行く末も気になります。
リスクヘッジの施策は平和時だからこそできるのです。

香港、ウイグル、チベット、台湾、と正体を見せたあの国に用意する心を忘れてはいけません。

投稿: ハリアー黒 | 2021年3月 6日 (土) 20時21分

税金を払っている方より税金で給料を貰っている方が威張っていて、しかも払っている人々へでは無く自分達の利益の為に奔走している、コレは政治家とは言わないでしょう、田中角栄先生が庶民の為に粉骨砕身していた事を石破先生は側でご覧になっていたはず、権限や財より責任を重視なされた立派な政治家であられた、何故に上から締め付けて自分達は決まりや約束ごとを守らないのか、特権階級だと思っている様です、思い責任を背負うからの権限であり報酬です、この原則を忘れてしまっているらしい、庶民は政治に不信感を募らせています、時間の問題で言うことを聞かなくなるでしょう、石破先生、戦中派の真剣勝負の政治を継げるのは石破先生の他に居ませんでしょう、子供や孫の世代の為にこの国を宜しくお願いします

投稿: 高埜寿一 | 2021年3月 7日 (日) 03時18分

 常会衆院の予算審議での野党の追及に迫力不足と発言していますが、御身は自民党を公器として何をしていますか。
 昨年は、新型コロナウイルス感染症にあえぐ国民を尻目に、7月、8月は仕事もせず歳費を満額受領し、9月か安倍が辞めたあとに菅を選ぶために集まっただけで、また年始まで惰眠を貪り、漏れ伝わるのは「チンは たらふく食ってるぞ ナンジ国民は飢えて死ね」ヨロシク、自民党は与党として、菅は、二階は、森山は、そして御身は党内で、国会の内外で何をしていますか。
 野党もそうですが、足許の自民も公明も日本維新の会も腐ってませんか。新聞紙上から与党の記事に触れると腐臭がしてなりません。
 選挙で与党か。投票に及ばずです。野党は「これから」育てる楽しみがありますが、腐りきった与党は朽ち果てるのを座視するしか、現状では無いみたい。そうしたら、新しい我が国が出来るのかも知れません。

投稿: 河嶌哲也(かわしま てつや) | 2021年3月 7日 (日) 11時42分

 常会衆院の予算審議での野党の追及に迫力不足と発言していますが、御身は自民党を公器として何をしていますか。
 昨年は、新型コロナウイルス感染症にあえぐ国民を尻目に、7月、8月は仕事もせず歳費を満額受領し、9月か安倍が辞めたあとに菅を選ぶために集まっただけで、また年始まで惰眠を貪り、漏れ伝わるのは「チンは たらふく食ってるぞ ナンジ国民は飢えて死ね」ヨロシク、自民党は与党として、菅は、二階は、森山は、そして御身は党内で、国会の内外で何をしていますか。
 野党もそうですが、足許の自民も公明も日本維新の会も腐ってませんか。新聞紙上から与党の記事に触れると腐臭がしてなりません。
 選挙で与党か。投票に及ばずです。野党は「これから」育てる楽しみがありますが、腐りきった与党は朽ち果てるのを座視するしか、現状では無いみたい。そうしたら、新しい我が国が出来るのかも知れません。

投稿: 河嶌哲也(かわしま てつや) | 2021年3月 7日 (日) 11時42分

78歳の主婦です。
何時も拝読させていただいております。
先の総裁選で私は貴殿になって欲しいと願っていた一人でした。失礼ながら今の政治家に失望しています。記事に記載されているように
「最もつまらぬタイプは自分の考えを持たない政治家だ。金を集めることが上手で、大勢の子分を抱えているというだけでは本当の政治家ではない。政治家に大事なことは、まず自分に忠実であること、自分を偽らぬことである」
(「政治家にのぞむこと」昭和42年)
まったく同感です。
こうした考えをお持ちの方にこれからの日本を
率いていってほしいのです。

私は戦後、3歳で満州から引き揚げてきました。父を早くに亡くし、母は女手一つで子供3人を育ててくれました。
これからの子供に必要なのは「教育」だと言い、最後までその信念を貫いた生涯でした。
その後ろ姿は今でも脳裏に焼き付いています。

急速にあらゆる事が進化している現代です。
しかし、人間として大事な事は
時代が変化しても変る事がないと思って
います。
コメントに書かれているように
「自分に忠実であること、自分を偽らぬことである」
今後のご活躍に期待し応援いたしております。
ありがとうございました。


投稿: 近藤和子 | 2021年3月 7日 (日) 13時00分

石破さんの考えにはいつも拝見していますが、共感を覚えることが多いです。今回の湛山の「政治家に望むこと」に同感です。今の政治(官僚を含む)
には危機感さえ覚えます。これ程対外的にも対内的にも難題が山積している時に何故本音の議論が進まないのでしょうか。
反対意見があるのは当たり前で、何故それを抑えこもうとしたり、ウソやはぐらかすような答え方しか出来ないのか、いつからそうなってしまったのか、政治家も官僚も戦後の日本を復興させようと危機感を感じて国を良くする為に真剣に仕事をした時のことを思い返して欲しい。
経済成長してGDP世界2位に踊りでたあたりから
おかしくなったように思います。
得票数字ではさほど差がないのに自民党圧勝という選挙制度にも、学歴偏重的な国家公務員の採用制度にも疑問をいだきます。
それらが今の状態を生み出してしまっている一つの大きな要因であるようにも感じます。世のため、人の為に尽力している一般人の方が余程立派な仕事をしています。数多い国会議員の中で党派を超えて変えて行こうとする集団が生まれないものでしょうか。
政治には関心を持ってウォッチして来た方ですが、国会中継もこの頃ではチャンネルを変えてしまうかとが多いです。これは善良な国民にとっても不幸なことです。それに何よりもこの後を担う若者や子供達に責任持ってバトンタッチできるのかという思いが募るばかりです。

投稿: 辻 幸夫 | 2021年3月 7日 (日) 15時42分

【米軍の支援作戦の話が各種メデアの記事にあった】

 時事では、
『【ワシントン時事】東日本大震災での米軍の救援活動「トモダチ作戦」は、10年後の今も日米の絆の象徴として語られる。
 経験したことのない揺れと津波、それに続く原発事故。事態が切迫する中、日米両政府の間には摩擦も生じた。危機を乗り込える原動力になったのは、同盟国としての義務感ではなく、「被災者を助けたい」の一心で現場に駆け付けた米軍関係者の思いだった。

 ◇日米最大の作戦
 「日本で巨大地震」の一報。横須賀を拠点とする米第7艦隊司令官スコット・バンバスカーク氏は、マレーシアのボルネオ島にいた。津波の映像を見て、瞬時に「大規模な人道支援・災害救助任務になる」と判断。隷下の全艦艇に出航準備を整えるよう指示し、自らは指揮所機能を備える旗艦「ブルーリッジ」が停泊しているシンガポールに飛んだ。

 ありったけの支援物資を積み込み、震災翌日の3月12日朝に日本に向けて出航。「米軍のあらゆる能力を動員し、日本を支援する」。海上自衛隊司令官にこう伝え、米軍最大2万4000人、艦艇24隻、航空機189機を動員した「日米最大の作戦」が幕を開けた。』

 当時は旧民主党の政権であり、最高責任者の菅総理は何を思ったのか? これは今でも謎だ。突然へりコプターに乗り込んで原発に向かい作業の足を引っ張るような行動に出たという事態があった。当時の政府ははっきり言えば現地で何が起きているのかについての情報を掌握していなかったということに尽きるのだろう。それは、この時事の記事の後段にもある。

 『◇震災の教訓
 一方、日米両政府の間にはあつれきが生じていた。在日米大使館の政務担当公使だったロバート・ルーク氏は「日本政府は原発事故に関する情報を持っておらず、米政府が要求しても共有できなかった」と指摘。「問題は、日本政府が情報不足を認めたがらなかったことだ。このため、日本が何かを隠しているのではないかと疑念が生まれた」と説明する。

 在日米国人の退避案も浮上した。そんな時、両国をつなぎ留めたのが米軍と自衛隊が培った協力関係だった。「被災者を助ける」。その一点に全力を挙げるトモダチ作戦に引っ張られるように、政府間の情報共有の枠組みが立ち上がり、摩擦は徐々に解消された。

 ルーク氏は「トモダチ作戦は難局における日米両国の結束力を示し、同盟をより強固にした」と強調。中国が影響力拡大を図る中、地域安定の要となる日米同盟の重要性は増しているとし、「震災とトモダチ作戦から得た教訓を長年にわたって生かしてほしい」と語った。』

 当時の民主党は今の野党である。

 『 衆議院の予算審議において野党の追及が拍子抜けするほどに迫力不足だったのは、新型コロナ禍の中にあって、予算の成立を遅らせて国民の批判を浴びることを怖れたからなのでしょう。行動制限を緩めることなく緊張感を維持し、補償は更に手厚くすべきだ、との論調には基本的に誰も反対できませんし、政府がそれに応えた形で一定の譲歩をすれば野党の顔もそれなりに立つというものですが、これはあくまで国会の中の駆け引きなのであって、国民の抱く疑問や不安に十分に応えたことにはなりません。
 野党は「ゼロコロナ」などという一般受けしそうなフレーズを使っていますが、コロナウイルスがゼロになるなどということはあり得ないのであって、当面の間は経済と安全のバランスを取りつつ、ワクチン接種を進めて、終息を待つ他はありません。』

 石破さんの指摘にみるように情報収集能力は未だにないと云うしかない。迫力のなさも、当時と変わらない。国民受けすることばかりを考える姿勢(例えば、国会内に対策を名目にした委員会を多数乱立させたという例を見ればわかる。あれは何の役にも立っていなかった)
 何が必要なのかについて絞り込むこともできないのは今も変わらぬ姿なのかと思いますね。

 彼らは自民党の代わりが務まるのだろうか?

 まあ、難しい話だ。

それはともかく、この作戦が日米安保条約に則った事例になるのかどうか不明なところもあるが、「トモダチ作戦」は我が国内における米軍の立場を鮮明にしたようだ。

 この作戦に参加した米軍兵士の中には被ばくしたと思われる人もいるらしい。それは河北新報の記事にあった。

『東日本大震災の支援活動「トモダチ作戦」に参加中、東京電力福島第1原発事故で被ばくした米兵らを支援している日系米国人ジャーナリスト、エィミ・ツジモトさんが河北新報社の取材に応じ、「多くの米兵らが今も健康被害に苦しんでいることを知ってほしい」と訴えた。

 被ばくしたのは、三陸沖に派遣された米原子力空母ロナルド・レーガンの乗組員ら。ツジモトさんは震災直後から兵士らの取材を続けてきた。

 中には重症で除隊を余儀なくされたり、足を切断したりした兵士がいる。十数人の死者が出ており、最初の死者は気仙沼市大島で支援活動を行った海兵隊員だという。

 被爆2世のツジモトさんは「放射性物質は人体に影響がある」と常に放射能問題に関心を持ち、小泉純一郎元首相らと被ばくした米兵らの医療支援に当たってきた。「大災害の影響を受けた全ての人々のために、現状を伝えてほしいという兵士たちの声を語り継いで今日まで来た」と話す。』

  これは言ってみれば当時の民主党政府に情報がなかったことが原因なのかもわからない。放射能汚染されている地域というのがあると指摘もできなかったということになる。それはそういう情報を持っていなかったので、米軍に教えることができなかったということになるのだろう。実に頼りない政府ということになるが、当時の政権内にいた人からは何の反応もないので訳が分からない。

  まあ、これを検証して今後に備える研究材料にできるのかどうかですね。司令塔になるのは、政府である。そこはしっかりしてほしいものだ。

  大震災から10年の節目を記念する行事が各地で開催されるのだろう。教訓になる話はたくさん出てくると思います。多くの人々の願いがそこにあると思いますね。

投稿: 旗 | 2021年3月 8日 (月) 00時39分

【我がPCにも詐欺メールが届いた】

 かねてよりネットでは警告があふれていたが、ようやく我がPCのメールホルダーにもそれが入っていたようだ。

 アマゾンを名乗るのである。内容はクレカの期限が切れているのではないかという親切な指摘になっていた。この手は桑名の焼き蛤だ。これだけで有名な古手に騙されるような人がいるとは思わないが、仕掛ける方は数打てば当たると思っているのかもわからないね。

 まあ、アマゾンにも通報しておいた。気になるのは、最近、返品依頼した先の中国人がもしかすると関係しているのかもわからないという疑惑がある。メールまでわかっている。・・・・@ibplmfx.com これがどこのメールなのかということだ。日本じゃないね。と思います。

 シナ帝国の人々はあの手この手で大変だ。だから嫌われるのだろう。

投稿: 旗 | 2021年3月 8日 (月) 04時40分

      ≪人物鑑定≫
一週間くらい前に偶々見掛けた時事:対談番組に石破さんが出ておられて、「武田良太総務大臣はガバナンスやコンプライアンスには厳しい方だ」と仰っておられました。その後の事態が厳しく改善されるものと期待していたのですが、歩みは鈍く、足元がふらついており、TooLittle TooLate。期待するのは止めました。

武田総務相: NTT接待問題,、東北新社接待問題、菅正剛問題、山田真貴子問題…
https://digital.asahi.com/articles/ASP382V90P38ULFA001.html 
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK0594R0V00C21A3000000 

投稿: 黒山椒 無躇 | 2021年3月 8日 (月) 09時42分

こんばんは。
石破さんのブログで今回も知らない言葉を見つけることができました。以前知らなかった言葉に相剋って出てきました。これは中国の五行説からきているのですね。
面白そうだけど難しそうです。
お仕事頑張ってください。

投稿: くま | 2021年3月 8日 (月) 22時08分

石破先生

今晩は!!。
暖かい日が2~3日続いたかと思えば、又寒さが戻り、折角微笑みかけた白木蓮も首を竦めたような今日でありました。
先生に於かれましては、衆議院での予算委員会も終わり参議院へ回付されたとはいえ、多忙な日々の事と存じます。お疲れさまであります。
小生は先生と同郷、鳥取県出身の「国の将来を憂う者であります。

さて、今回の先生のブログ更新内容も「的を得た是々非々」の内容であり、改めて感嘆致しました。
令和3年度の予算案も衆議院の予算委員会を経て通過の上、参議院審議へと回付されました。
そして、先日の参議院の予算員会の初日に共産党田村智子議員が質問に立ち、政府のコロナ対策の不備と何もかも後手後手となり、その事が医療崩壊を招いてしまったと、その責任を鋭く追及致しました。
その度に先ず田村厚労大臣が答弁に立ち、「医療崩壊との定義は無いものの云々・・」と苦しい弁明ばかりの答弁であり、菅総理も田村厚労大臣の答弁を驚くほど短く、追認するばかりでありました。

1月7日より1ヶ月との期間で第2回目の緊急事態宣言が発出され、更に2月8日より一ヶ月の延長となりました。しかし、その間全国的に感染者数の減少傾向が見られ、解除条件を満たしたとして、大阪を中心に2府6県は早めに解除となりました。しかし、東京都を中心に関東の1都3県は減少傾向の下げ止まりが見られ、更に本日3月8日より2週間の期間延長となりました。
そして菅総理の記者会見では、延長とすることへのお詫びはあったものの、その後どのような対策を採るかとの詳細については説明がなく、国民の不満と不信は更に募る事となりました。

石破先生も指摘されますように、国民や飲食業への自粛と我慢を強いるばかりではなく、病床数を確保の上、コロナ感染者が出ても受け入れ態勢を整える事が政府の役割であり、そうすることが国民の不安を取り除く所以ではありませんか?
あれ程膨大な感染者と死者を出しているアメリカでさえ、今では医療崩壊は無いと云われているようです。我が国は人口一人当たりの病床数は世界一と云われながら、そのほとんどが民間病院の病床と云われているものの、このパンデミックの状況下であり、政府が借り上げと補償を行い、コロナ感染者への受け入れベッドを確保すべきものであります。

確かに、感染者数は全国的に減少しているものの、反対に変異型ウイルス感染は拡大傾向を見せ、経路不明の変異型ウイルスは全国的に市中感染が広がっていると見られて居ります。大阪の例を取れば、感染者数は減少しているものの、そのうち20%が変異型ウイルスと云われ、徐々に増えているようです。
変異型ウイルス感染症は、従来のウイルスより1,5倍も感染力が強く、重症化になりやすく、今進めらてて居るワクチンもその効き目が疑問視されて居ります。したがって、変異型ウイルスウイルス感染症は、従来のものとは『別物』と位置づけ、対策を立てるべきと思うものであります。
更に、この変異形ウイルスは去年の我が国へ拡散して行った傾向とよく似て居り、去年一年間での経験値を生かし感染減少への糧とすべきであります。

ここで昨年2月初めからの、我が国へ新型コロナウイルス肺炎が拡散して行った経過を追い、その不備と疑問点を追って見たいと存じます。
①昨年2月中旬にプリンセス・ダイアモンド号が船内に集団コロナ感染者を出したまま、横浜港に入港しました。多くの感染症専門家は、早急に全員PCR検査を実施し、感染者と非感染者を分離隔離すべきと提言しましたが、そのままで船内に閉じ込め、結果としてクラスタ化が進んでしまいましました。そして後半になってより漸くPCR検査を全員に実施し、非感染者は下船させました。しかし、問題であったのは非感染者として公共交通機関によって自宅へ帰してしまった事であり、この中より下船後要陽性者が数人出たと云われて居ります。
②中国からの団体旅行者の入国は2月中に拒否しましたが、暫く中国からの一般客は入国を認めていて、中国全土からの入国禁止となったのはその後2月末頃でありました。
③そして新型コロナウイルス肺炎の拡大に伴い、3月に入った頃より緊急事態宣言が云われだし、安倍前総理は突然指示をだして、先ず学校が臨時休校となりました。ゴールデンウイークの人の密対策として、中々踏み切れなかった第1回目の緊急事態が4月6日より5月7日まで発出されました。この時の東京の感染者数は87人と発表されています。
④その後、緊急事態宣言が効力を発揮し国民の自粛意識が浸透した為なのか、暫くは感染者は減少したままとなりました。そしてこの間、前加藤厚労大臣の時、PCR検査実施の拡充が云われながら、目詰まりなのか少しも検査数は増えず加藤厚労大臣はお手上げの状態でありました。小生もこの頃より、パンデミック級の感染症対策は徹底した検査によって、感染者と非感染者を分離隔離を行うことが基本であり、受け入れ病床を充実させるべきと述べて居りました。
⑤未だ実施は早いと云われて居りました、Gotoトラベルが7月より前倒し実施され、その人流の為なのかその後又少しづつ感染者が増え始めました。しかし、政府はGotoトラベルが感染者を増大させているとのエビデンス(根拠)は無いと述べ国民の不安をよそに、かなり強引に続けました。
⑥11月に入り、感染者数が急激に増え始めコロナ対策分科会、新たに組織されました厚労省アドバイザリーボードにより年末に向けての従来のインフルエンザと新型コロナウイルス感染のダブル発生も予想されるとして、厳重警戒注意も云われながらながら、政府は拡大傾向にあると定義して居らず、Gotoトラベルもエビデンスが無いとして、専門家の意見を無視してしまいました。
⑦その結果12月末となって、全国的な感染増大はもとより、東京では初めて一日の感染者数が1千人を超える程となり今年に入り1月7日より2月7日までとして、第2回目の緊急事態宣言が発出されると云う事態になりました。その後は2月8日より更に一ヶ月の延長と云う事態に至り、その後の大阪を中心としました2府6県、東京都を中心としました関東の1都3県は前述しました通りであります。

⑧最後に疑問点としましては・・
イ、各自治体の毎日の感染者数の発表は何故PCR検査数何人中何人の感染者と、分母が併記されないのでしょう?
ロ、政府のコロナ対策分科会の提言、厚労省アドバイザリーボードの提言は何故活かされないのでしょう?どうも提言は提言としても最終判断は政府にあるとして、「軽視」の傾向がるのではないか?と思われます。
ハ、現在はワクチン接種に躍起となっている傾向ではあるが、接種が遅くなる事はあっても早くなることは考えられず、その進捗状況が何故発表されないのか?
二、国会の予算委員会の現場をテレビで見る機会も多いが、田村厚労大臣が必死に弁明とも思える答弁の最中に、その後ろの両側の茂木外務大臣と河野ワクチン接種担当大臣は、下を向き爆睡中であることが多く、見ている国民は怒り心頭であります。この苦しい時に不謹慎極まるのでがないか?

又、現在はワクチン接種体制に躍起となっているようながら、有効な治療薬としての「アビガン」「イベルメクチン」の承認は何故承認されないのか?を国民に分かりやすく説明して頂きたいものであります。

投稿: 桑本栄太郎 | 2021年3月 8日 (月) 23時58分

【価値が分かってもらえそうもないところにあったシナ王朝時代の茶碗の話】

 ニューズウイークの記事がYahoo!にあった。

『米国の個人宅の庭先で開かれていた不用品を売るガレージ・セールで、35ドル(約3800円)で買った中国製の茶碗が、実は15世紀に作られた骨董品で、最高50万ドル(約5420万円)の価値があることが明らかになった。17日にニューヨークのサザビーズでオークションにかけられる予定だ。

 直径約16センチのこの茶碗は、米国コネチカット州の庭先で、35ドルで売られていたものだった。ある男性は言い値を払ってこれを購入。サザビーズに写真と詳細をメールで送り、鑑定を依頼した。

AP通信によると、サザビーズで中国の陶磁器や芸術品を担当している専門家のマンジェラ・マカティア氏とハン・イン氏のもとには、こうした鑑定依頼のメールが毎週のように何通も届くという。しかしこの茶碗はひと目で、「非常に特別なものだと分かった」とマカティア氏は話す。絵のスタイル、茶碗の形、使われている青い色などすべてが、15世紀初頭に中国で作られていた磁器に特徴的なものだったのだ。

実際に現物を見て鑑定したところ、明朝初期に作られたものだということが分かった。AP通信によると、こうした判定は科学的にテストを行うわけではない。訓練と経験を積んだ専門家の鑑識眼によるものだ。』

 こういう話は米国のガレージセールの中から突然降ってわいたように出てくることが過去にもあった。何もシナ王朝時代の茶碗に限らず英国製のものやフランス製の置物他、絵画の類など多種多様にあるのだそうだ。そうなってしまうのは訳も分からず処分する人がいるからだ。鑑定眼というものは学習しないと身につくものではないので、何も知らない人にはゴミにしか見えないものだと思う。何年か前にも、これは隕石なのだが、そこそこ大きさがあって重い岩石としか思われていなかったが実は隕石だと見る人が見ればそこらにある石とは違うとわかるのだそうだ。だから、人の手で作られるもの以外にも、価値の判る人がいれば評価は変わる。

 このシナ王朝時代の茶碗は奇跡のような逸品だと、記事はまとめている。まあ、理解が少しでもないと割れてどこかに打ち捨てられたかもわからない。米国に茶碗の理解者がいることに驚きますね。高貴な茶碗の多くはシナ製だ。我が国にある。有名な国宝の茶碗も、もとはシナ帝国で作られた。『曜変天目茶碗』の名前で呼ばれている。わずかに3個しかないのだそうだ。茶碗の中に宇宙を閉じ込めたような輝きで知られる。近年になってこの再現に近づいたように見える茶碗を作ることができる人が現れたようだ。しかし、思ったように再現するのはかなり難しいようだ。曜変天目茶碗は室町時代にシナ帝国から我が国に伝えられた製品だと思われている。シナ本国には1つもない。茶碗の価値を認めることはあっても伝えていく文化は彼らにないのかもわからない。今回の米国のガレージセールで発見された茶碗を見れば、ここにも、シナ本国から逃げ出したことがわかる。

 シナ本国にあった歴史的に重要な宝物のほとんどは台湾にある。蒋介石の先見の明だ。これは今思うと正解だったような気がする。シナ帝国にそのままあれば文化大革命を生き延びることもできなかったかもわからない。現実として、古典書籍などはその多くが灰燼に帰してしまい。シナ帝国の歴史学者は古典を求めるために我が国の神田にある書肆に参拝するしかないのは有名な話だ。価値を全否定する時代がシナ本国にあったのだ。

 文化の破壊なのだが、文化大革命とかいうのだ。愚かな人々である。

 まあ、この米国で発見された茶碗をシナに里帰りさせることがあれば、その価値を理解するシナ人は少数だろうと思う。シナ本国が自国の文化的価値に気が付いたのは始皇帝陵の発掘以降なのだそうだ。この発見も文化大革命の時期にかぶっていたら破壊されまくっていたかもわかりませんね。2000年ほど盗掘されずに残っていた奇跡の墳墓である。それが広く知られるようになってからシナ帝国の人々は自国の文化に気が付いたのかもわかりません。

 歴史的文化的な遺産がその形をとどめたまま時間を生き延びるのは容易なことではない。

 奇跡が起きないと難しいのではないだろうか。

 世界的に見て、人類が後世に何かを残していこうとする考え方が勢力を持ち始めたのは最近のことである。放置していれば破壊される。あっけないほど簡単に破壊されてしまうものだ。我々は二度とバーミヤンの仏像のような姿は見たくないものだ。

投稿: 旗 | 2021年3月 9日 (火) 01時58分

【尖閣をめぐる攻防戦が始まっているのだろう】

 シナ帝国の自国の海上警察部隊に発砲を認める事態を大々的に発信したことから、彼らの狙いは警察権の行使に名を借りた言いがかり、難癖等々をこれから始めるという宣言なのだろうと思っている。台湾パインなどはその嚆矢だ。シナ帝国にとって台湾と尖閣は2つでワンセットなのだ。台湾の攻略は同時に尖閣に及ばないと貫徹しないことになるからだ。

 それとの関係でみれば、石破さんの懸念もまた重要な指摘になるのかもわかりません。

 『 尖閣海域での中国の動きに関連して「外国公船乗員が上陸を試みた場合、海保がこれを阻止するため、重大凶悪犯罪とみなして危害射撃も可能」との見解が政府から示されていますが、外国の国家主権の行使によって我が国の国家主権が侵害されることに対して、これを「犯罪」として警察権によって対処することが本当に最も適当なのか、という疑問が拭えません。』

 シナ帝国の配乗における警察活動に名を借りた侵略行動がどのような形になるのか?
 これを考えていかないといけませんね。台湾パインの輸入禁止は検疫に名を借りた行動だ。そういうあたりから行動を開始させる意図を台湾政府は深刻にとらえているかもわかりません。これは豪州のワインの輸入禁止や石炭ほかの輸入禁止措置に拡大していることも注目していることだと思います。豪州は距離があるので戦争にはならないと習近平皇帝は見ていることだろう。しかし、台湾と尖閣は目の前だ。侵略戦争の準備をしていると思います。

  シナ帝国の海上警察組織は今のところ事件になるような行動を起こしているのかどうか不明ながら彼らに対して我が国の海保が干戈を交えるという事態もまた、これも異常とみるしかないことも事実だと思います。警察VS警察だ。

 これを戦争と呼ぶのかということになってしまいますね。海上自衛隊がどのあたりから顔を出すのかという問題になるのかもわかりませんね。というか、海保に外国警察に向けた交戦権が付与されているのかどうかもさっぱり解りません。  

 ともかく習近平帝国はすでに行動を起こしていると解した方がいいと思います。事態は急転するだろう。法整備他が間に合うのだろうか?

  大きな不安です。

投稿: 旗 | 2021年3月10日 (水) 03時07分

【総務省の官僚による政治家への接待とは何か】


 総務省の話題が菅総理の息子さんの話から始まって各方面に拡大しているのだなと思う記事を見た。

 こういう記事を喜んで書くのが共同だ。

『文春オンラインは10日、NTTの澤田純社長らが、総務相在任当時の野田聖子・自民党幹事長代行や高市早苗衆院議員を接待していたと報じた。事実なら、接待問題は官僚から政治家に拡大することになる。国務大臣規範は、関係業者から供応接待を受けることなどを禁じている。高市氏は自身のホームページで接待は受けていないと反論した。
 野田氏は2017年11月と18年3月の2回、それぞれ立川敬二元NTTドコモ社長、村尾和俊NTT西日本社長(当時)から接待を受けたとされる。高市氏を接待したのは澤田氏で、19年12月と20年9月の2回と報じられた。(共同)』


 野田氏と高市氏は共に安倍内閣で総務大臣をやっていたのは間違いない。長期政権になると真っ先に腐敗するのは官僚だ。それで、政治家をコントロールしようとするのだろう。女性大臣だから舐められたのかもわからない。安倍内閣は第1次は目立つことがなかった。短命であった。第2次政権以降が本番なのだろう。第2次政権の最初は新藤氏が2年ほど総務大臣の座にあったが。よもやこの総理がこれから5年以上も政権の座にあると誰も思わなかったので新藤氏は狙われなかったのだろう。以降は高市氏と野田氏が占め続ける。長期政権を同じ顔の総務大臣で飾った。これは腐敗した官僚の思うツボだ。

 接待が始まったのはいつからなのだろう?    

 文春もいつから始まったのかについては詳細がない。だから共同の記事も文春からの引用だと断っている。独自取材のニュースではない。だから、実態はわからないということになる。
 官僚は必ず腐敗するというのは間違いない。検察庁の腐敗とかも見れば、総務省だけが真面目な官庁とは言えない。広範囲にわたる権利を握る官庁でもある。管轄のすそ野が広い。金の生る木もたくさんある。権力があるわけだ。

 所帯の大きい官庁は、昔、大蔵省がそうであったように、腐敗は深刻になり、やがてばれてしまう。そして分割された。総務省も同じ轍を歩むことになるかもわからないが、腐敗の内容の全部が出たわけでもないと思っているかもわからない。ここはマスゴミをコントロールすることもできる。電波の裁量を握っている。都合の悪い変な事は電波で流さないだろう。

 高市氏と野田氏はライバルなのだろう。年齢が近いこともある。同じ大臣に起用された任期もさほど変わりがない。官僚からの接待攻勢も同じ程度かもわからない。

 我が国初の女性総理の誕生は、このキャリアと年齢を考えれば、どちらかになると考える人もいるのかもわからないがニュースの行方次第で他の人を探すことになる。まあ、逆にこういう事態での対応次第では、総理の呼び声を増やすことも期待できることになるかもわからない。災いを福に変える力量があるとか・・・。

 まあ、これからだ。男女は平等だ。腐敗も平等だ。

投稿: 旗 | 2021年3月11日 (木) 01時24分

石破さんは、『緊急事態宣言の目的は、あくまで「医療崩壊の阻止」にあったはずであり、・・・』と書かれていますが、1都3県は緊急事態宣言が継続されています。これは、東京都の感染者が他道府県並みに減少しない限り、継続されるでしょう。
これに対して、島根県知事は、いつまで東京に引きずられないといけないのか?と発信したのだと思います。
GoToトラベルキャンペーンは、東京都除外で始まりました。もう、緊急事態宣言地域を除いてGoToキャンペーンを始めても良いのではないのでしょうか。付帯条件付は有るでしようが。
東京一極集中は、良い面もありますが、今は、良く無い面が出ています。
鄧小平が、先に豊かになれる者たちから豊かになれ。と言う、先富論を唱えました。今こそ、地方は、先に豊かになれるタイミングだと思います。
東京都を初め、1都3県が無策とは言いませんが、結果は出ていません。
結果を出している道府県では、基本的な対策の実施を維持しつつ、経済活動の活性化を、GoToキャンペーンを利用して、開始すべきです。そのことにより、コロナ禍での地方再生が実現されるのではないでしょか。
石破さんは、文末に、『政治家に大事なことは、まず自分に忠実であること、自分を偽らぬことである』と書かれていますが、石場さんの自分の一つには、地方創生が入っていると思います。これらの状況を踏まえて、これまでと違う手法での地方再生を推進して下さい。

投稿: 大石 | 2021年3月11日 (木) 04時54分

初めてコメントします。石破さんは自民党に居ながら、違うと思う事には批判もする方なので、なぜ、聞きたいのですが、ひとり親世帯だけではなく、ふたり親世帯にまで給付金を出すのはおかしくないですか?低所得者には、出してくれないのに、、、子供が大切なのはわかりますが、働いても生活が苦しい低所得者に目を向けてくれないのは、おかしいと思いませんか?

投稿: 杉山理香 | 2021年3月12日 (金) 00時18分

【外見的に見れば、似て非なる三態】

 普通の風邪とコロナ感染症と今が盛りの花粉症のことである。

 風邪とコロナ感染症は初期症状はよく似ている。重篤化すれば風邪も肺炎の症状になる場合もあるので注意が必要なのだが、決定的な違いはコロナウイルスがあるのかないのかという点だ。検査を受け陽性となるまで、犯罪容疑者のような扱いである。そして、花粉症もまた、外形的に咳とか鼻水くしゃみなどが続き頭痛を伴うこともあったり倦怠感が起きるようなこともあるので、コロナ感染症のような気分になる人もいるのかもわからない。コロナでは鼻水は稀らしい。
 違いは体温の上昇が花粉症にはほぼ見られないということと、検査で陽性になることがないと証明がされ、そこで晴れて、ただの花粉症ということに落ち着く。この時期はスギ花粉ヒノキ花粉ほかの最盛期を迎えているので大変だ。

 まあ、花粉症で死ぬことは稀だ。絶対にないとは言えないような気もしている。目がしょぼしょぼして、前をしっかり見ることができなくなって足元が崩れて事故に遭うということも考えられる。それで命を落とすことになるかもわからない。まあ、アクシデントである。コロナ感染も、アクシデントのようなものだから、広い意味では結果が同じといえなくもない。

 それはともかく、変異株が猛威を振るっているという話である。しかも致死率を上げているらしい。大阪でも英国変異株の感染者が現れ死亡したというニュースがあった。

 詳しい状況は不明なところが多いのであるが、感染したと思われるのがわかって3日ほどで死に至ったらしい。高熱が急に起きたという話があるらしい。その状況を詳しく説明した記事がどこにもないので不安の方が大きい。死亡されたのは2月4日頃らしい。渡航歴のない80歳代の女性とだけ記事にあった。それを3月17日になって公表するのである。1か月以上の間、なんで黙っていたのか? 説明もないので、不気味だ。

 変異株の罹患者は大阪では今現在約5名ほどいるのではないかと思われている。高齢者ばかりだ。医療体制が追い付いていないのかもわからない。1か月以上の時間を経て英国変異株の罹患が分かったというのであれば、それは深刻な事態だ。追跡調査もできなかったということになるのだろう。2月4日の話である。細かい話まで覚えているような人がどれほどいるのかわからない。本人は2月4日に死亡しているのであるから周囲にいた人の記憶に頼ることになる。ますます頼りにならない話だ。

 ワクチン接種が増えている米国なのだが感染者数に衰えがないようだ。3月18日だけで全米で62700名ほどの新規感染者の数字が挙がっているようだ。死亡者は1289名である。まだ1000人以上の数字をはじき出している。ワクチンの効果が現れるのには時間がかかるのだろう。累計の感染者総数は3000万人をすでに超えている。先はまだまだ長いようだ。


 ワクチンで命を落とす人もいる。花粉症の人は敏感なのだからワクチン拒否できないものかと最近考えるようになった。とにかく鼻水と目のしょぼしょぼ感がつらい。

 先が長い。いつまで続くのかと思ってしまいますね。
   

投稿: 旗 | 2021年3月19日 (金) 03時10分

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