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2021年6月25日 (金)

イシバチャンネル第百十六弾

イシバチャンネル第百十六弾「コロナ禍におけるエンターテインメントについて」をアップロードしました

 

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(表題)目次「公安調査庁HPでの、台湾問題の視点」
付録資料 1 公安調査庁資料、最近の内外情勢 2021年5月、から中国、北鮮関係の抜粋
付録資料2 YAHOO ニュース 中国軍の大型輸送機、落下傘部隊降下の効率化に要注意=シンクタンク/台湾 6/13(日) 17:27配信
付録資料3 大阪の救急隊員、コロナに感染し死亡 2回目のワクチン接種受ける前

台湾問題は、我が国の安全保障に直結する重大な問題を含みます。
もし、台湾が中国側に吞飲されれば、我が国の商船シーレーンが大幅に迂回せざるを得なくなり、現状の商船規模では、その場合、食料調達にさえ支障を来たす可能性があります。

また、我が国が外国と通じる、電信、電話、等光海底ケーブルの内多くの結束が台湾沖を経由されており、その様な事態になれば、中国側の思惑で、いつでも金融経済に関わる情報ルートを断絶させられる危機となります。

また、半導体を初め、先端技術の集積を台湾は抱えており、ここを取られると、米国を含む、対中戦略が経済面から瓦解する可能性もあると思います。

中国の対台湾侵攻の場合、搦めて側に位置する我が国の宮古島及び周辺島嶼部には、陸自が対空、対艦ミサイル部隊を置いて、台湾支援の姿勢が感じられますが、この地域には、近年中国人の土地取得が集中して、地価が東京都より高まり、年間の中国人旅行者30万人、土地をもつ居留者が数万人くらいいると言われており、万一、数割が軍事訓練を受けたコマンドだったら、最大200~300名基幹くらいしかいない自衛隊側が、中国側の短距離弾道弾の直撃とともに、瞬殺される懸念があるほどの緊張感が伝わっていると言われています。

その様な、重要な地域の政情に関する、政府公表資料として、今週は、公安調査庁の資料のご紹介を致します。

そこで、今週のお題は、「公安調査庁HPでの、台湾問題の視点」と致します。
 
(本文)
以下、公安調査庁、HP、本文からの抜粋です。

「公安調査庁資料、内外情勢の回顧と展望、20年度版より」
◎2-5
台湾が国際社会との関係深化を図る中,圧力を強化する中国


〇 第二次祭英文政権が発足、現状維持を堅持しつつ、国際社会でのプレゼンス拡大を模索

 台湾では,第15代総統選挙が実施され, 与党・民主進歩党(民進党)の蔡英文総統が, 最大野党・中国国民党(国民党)の韓 カン・コクユ 国瑜高 雄市市長(当時)らを破って再選を果たし, 同時に実施された立法委員選挙においても, 民進党が過半数を維持した(1月)。

蔡総統は, 就任演説(5月)で改めて,中国が求める「一 国二制度」の台湾への適用を拒否した上で, 「両岸の現状維持」を堅持する姿勢を示した。

 台湾は,平成28年(2016年)の蔡政権発 足以降,外交関係を有する国が減少したほか, 世界保健機関(WHO)総会へのオブザーバー 参加が困難になるなど,国際社会での活動空 間が縮小した。

こうした中,令和2年(2020年) は,蔡総統が「コロナ禍における変化は挑戦 であるがチャンスでもある」などと述べて(5 月),国際社会への参与や価値観を共有する 国々との関係強化を進めていく意欲を示し, 台湾の当局が医療支援を積極的に展開したほ か,蔡総統がオンラインでの国際イベントに 参加するなど,国際社会でのプレゼンスを拡 大する動きが見られた。

 これに対して中国は,「『台湾独立』分子が 疫病を利用して独立を図ることに対する外部 勢力の激励・放任に断固反対する」(5月, 王毅外交部長)などと,民進党政権及び台湾 と関係強化を図る国々の動きをけん制した

〇 米台関係の緊密化が進む中、中国は軍事的威嚇を強化

 令和2年(2020年)は,米台関係が経済も 含め多方面で緊密化した。

このうち,“外交” 面では,米国で台湾の国際的地位向上を支援 する“TAIPEI法”が成立した(3月)ほか, エイザー保健福祉長官(8月)やクラック国 務次官(9月)が訪台した。

安全保障面では, 米国が空対地ミサイルや無人機などの台湾へ の武器売却を相次いで決定した(5月,7月, 10月,11月)。

経済面では,「新たな経済対話」 設置の合意(9月)や第三国でのインフラ開 発等への共同投資に関する枠組みへの調印(9 月)などが行われた。

蔡総統は,「台米関係 はこれまでにないほど緊密になった」と評価 する(8月)とともに,安全保障協力の強化 や自由貿易協定(FTA)締結など,米台関 係を更に深化させる意欲を示した。

 中国は,こうした米台関係の緊密化に対し, 「米国と民進党当局との関係強化に対し,中 国は然るべき反撃をする必要がある」(9月, 「人民日報」)などと反発するとともに,令和 2年(2020年)を通じ,台湾の周辺で各種軍 事演習を相次いで実施した。

また,中国が台 湾海峡における中間線の存在を否定する(9 月,中国外交部)中,中国軍機が同中間線を 越境した件数は,過去30年で最多を記録し た(10月,台湾国防部)

〇 中国は、「平和統一」の実現に向け、硬軟両様の対応を継続
 中国は,台湾に対する「非平和手段」の行 使を明記した「反国家分裂法」の施行15周 年座談会(5月)で,「『台湾独立』勢力が身 勝手な行動をとるなら,あらゆる手段で断固 粉砕する」(栗戦書全国人民代表大会常務委 員会委員長)と表明するなど,民進党政権に 対する強硬姿勢を改めて示した。

 一方,中国は,台湾の若手研究者を対象に した生活費等の支援を表明した(8月)ほか, 新型コロナウイルス感染症対策では,操業を 停止していた中国進出の台湾企業に対し,税 制面等での支援措置を発表する(5月)など, 台湾民衆への優遇措置を相次いで発表した。

また,対面交流が困難になる中,青少年交流 や商談会等を目的にオンラインを併用した働 き掛けも実施した。

 中国は,引き続き,米国等との関係強化を 図る民進党政権を強くけん制する一方で,コ ロナ禍に対応した様々な両岸の交流を推進し つつ,「両岸の平和発展を推進する」(5月, 全国人民代表大会政府活動報告)という方針 に基づき,「平和統一」の実現に向けた働き 掛けを継続するものとみられる。
//
まさに、台湾問題は、薄氷を踏むような展開にあるのは、私の感想です。

特に、中国側が、単純な軍事侵攻企図だけではなく、台湾を組織内部からの瓦解を狙った、
対民心での懐柔策、国際的な孤立化政策、などを繰り広げている実態が良く分かると思います。

こうした中、今年は、我が国の菅政権や米国のバイデン政権が、新型コロナウィルスのワクチン供与や、WHOオブザーバー参加支援等の国際的枠組みでの、関係強化施策に動いているのは、献策だと思います。
(記)


付録資料 1 公安調査庁資料、最近の内外情勢 2021年5月、から中国、北鮮関係の抜粋

5月 2日(日)
中国の海洋調査船「海洋地質12号」が,波照間島沖の我が国排他的経済水域(EEZ)でワイヤーのようなものを海中に垂らして航行。

5月 11日(火)
中国国家統計局が,「第7回全国国勢調査」の結果を発表。2020年における中国の総人口は14億1,178万人で,第6回調査時(2010年)から7,206万人増加。

5月 12日(水)
中国の海洋調査船「海洋地質9号」が,12日から14日及び16日に,沖ノ鳥島沖の我が国排他的経済水域(EEZ)でワイヤーのようなものを海中に垂らして航行。

5月 16日(日)
中国海軍艦艇3隻が,沖縄本島と宮古島の間の海域を南下し,太平洋に向けて航行。
バイデン米大統領と文在寅韓国大統領が会談(ワシントン)。会談後,米韓首脳共同声明を発表し,朝鮮半島の完全な非核化を目指し,北朝鮮との対話を模索していく方針を確認。

5月 22日(土)
北朝鮮船籍の貨物船「CHONG BONG」が島根県の隠岐諸島沖合で沈没。

5月 27日(木)
朝鮮人学校に「高校無償化」が適用されなかったことは違法であるとして,九州朝鮮中高級学校卒業生が国を相手取って提起した訴訟について,最高裁が原告の上告を棄却。原告敗訴が確定。

香港立法会が,行政長官,立法会議員などの選挙制度を変更する条例案(「2021年選挙制度整備条例案」)を賛成40,反対2で可決。

5月 31日(月)
中国海軍艦艇3隻が,大隅海峡を東進し,太平洋に向けて航行。
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・中国の対外海洋資源関係の強奪思惑が漏れる内容である。

・日本の税金で、北朝鮮という国の国民学校の様なところの運営資金を捻出される構造は、我が国が、北朝鮮の被占領下にある場合としか思えない。
 どこが法律に触れるのか、全く、理解の範囲外だ。

・中国海軍の行動は、どう考えても、防衛企図ではなく、対外侵略企図としか取りようがない。
(記)

付録資料2 YAHOO ニュース 中国軍の大型輸送機、落下傘部隊降下の効率化に要注意=シンクタンク/台湾 6/13(日) 17:27配信

(台北中央社)国防部(国防省)が設立したシンクタンク、国防安全研究院の研究員は、中国で開発された大型輸送機、Y20による落下傘部隊の降下が効率化されたことに注意を払うべきだとの見解を示している。機体の左右の扉に加え、後部の広い扉からも同時に兵を降下させることができ、短時間での部隊投入が可能になるという。
同院の歐錫富氏がこのほど発表したレポートによれば、これにより落下傘部隊が着陸した後、集合に要する時間が縮まるため、素早い作戦展開が可能になる。また、輸送機が空中にとどまる時間が短縮され、爆撃されるリスクが抑えられるとも指摘。Y20による落下傘部隊の降下訓練は日中に加え、最近初めて夜間にも実施されたという。
ただ現時点では、Y20が実際に投入された任務は限られているとし、中国空軍の主力輸送機にはまだなっていないとの見方を示した。
(游凱翔/編集:楊千慧)
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航空自衛隊のC2輸送機の最大積載重量は36tだが、Y20は55tとされており、同じ規模の作戦で、降下兵が自衛隊規模の1.5倍の兵力が少なくとも降って来る計算である。
(記)

付録資料3 大阪の救急隊員、コロナに感染し死亡 2回目のワクチン接種受ける前
      朝日新聞社 2021/06/13 20:00  

大阪市消防局によると、5月3日の勤務明けにのどの痛みを訴え、5日に症状が悪化。抗原検査で陽性が判明し、入院した。
 同局では、4月20日から職員のワクチン接種を開始。亡くなった男性は1回目のワクチン接種を受けた後に発症した。
 救急隊員を含め、これまでコロナに感染した同局職員は100人超で、いずれも感染経路は不明。感染による死者は初めてという。
 ある職員は取材に対し、「第4波のなか、救急隊員はコロナ感染者を連日運んでいた。いつ感染してもおかしくない状況だった」と打ち明ける。
 現場で救急活動をする救急隊員らは、医師や看護師、薬剤師、自衛隊員、検疫所職員らとともに、先行して接種を受ける「医療従事者等」に位置づけられている。総務省消防庁によると、対象は全国で約15万3千人いる。
 政府は2月から医療従事者への接種を始めたが、対象者数が想定より膨らんだことなどから、日程が後ろ倒しになっている。
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50代の年齢で、1回のワクチン接種でも、効かない例があるということは、重要。
でも、この調子だと、インド変異株で、2回接種者での犠牲者が出るのも時間の問題の様な気がしてきた。
それでも、打てる人は、なるべく打った方が良いのには変わりない。
問題は、どの程度の話になるかということで、それは、現状、不確定要因だ!
(記)

投稿: 山口達夫 | 2021年6月26日 (土) 15時42分

アーティストの方々の磨かれたスキルが失われること、それは心に響くものが失われていっていることにつながるんですね。

投稿: ハム | 2021年6月29日 (火) 08時13分

アーティストの方々の磨かれたスキルが失われること、それは心に響くものが失われていっていることにつながるんですね。

投稿: ハム | 2021年6月29日 (火) 08時13分

石破先生へ

ここ最近漫画家の小林よしのり氏の著書を読み、ブログや動画などで「参考にしている」と評価したことがとても心配になります。
よしのり氏の主張にははっきりと「優性主義」や「反ワクチン」のものがあり、信頼にたる識者とは到底思えません。
もし、よしのり氏の反科学的主張を政策に反映されることになれば、国民の安全を危うくすることになります。
「昭和16年夏の敗戦」というフレーズをよく使われますが、今になっては先生がその「敗戦」にいたる判断ミスのプロセスを経ているようにしか思えません。
前々回の総裁選から先生を応援してきましたが、これ以上よしのり氏に肩入れするのならば見切りをつけざるを得ません。
今でも総理総裁を目指しているのなら、怪しい人物と関わり続けるのはその障害になると理解してください。
ブログでもイシバチャンネルでもいいのでよしのり氏の主張は受け入れられない、参考にすることはないと表明してください。

投稿: 小林よしのり氏は「反ワクチン」論者です! | 2021年7月 1日 (木) 16時27分

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