在職35年など
石破 茂 です。
東京都議会議員選挙の結果は今の有権者の気持ちを率直に現したものであり、衆議院選挙の先行指標となることをよく認識しなくてはなりません。事前には、自民党が大幅に議席を伸ばして50議席に迫るのではないかとの予想もありましたが、実際に街頭で演説し、選挙カーに同乗してみると、12年前の惨敗した時に近い雰囲気が感じられたばかりか、それ以上に冷ややかな無反応さに怖れに似た思いが致しました。
獲得できた33議席数は12年前の38議席をも下回るもので、「都議会第一党に躍進」などという大本営発表的な捉え方をして現状から目を逸らせていると、総選挙でも同じことが起こります。12年前の都議選に引き続いて行われた麻生内閣の下での総選挙で自民党は歴史的大敗を喫し、鳩山民主党政権の誕生を許してしまったのですが、それを知らない、もしくは忘れてしまっている自民党議員が多くなっていることを看過すべきではありません。「あの悪夢の民主党政権(の系譜を引く)のような野党に政権を任すわけにはいきません!」などといつまでも言っていると、「他党との比較ではない。一体自民党はどうなっているのだ?きちんと説明しない政治はもう要らない!」との大批判を浴びることは必定です。
そして、「総選挙には選挙の顔になるトップが必要だ」などという選挙目当てのゴタゴタなどは決してすべきではありません。有権者はそのような浅ましい動きをきちんと見透かすのだと思います。平成元年、当選一回生の頃、竹下内閣や宇野内閣の後継として、清廉さで知られた伊東正義元官房長官に総裁選への立候補をお願いに行ったところ「表紙だけ代えても駄目だ。自民党そのものが変わらなければならないのだ」と一喝されたことを、今深い感慨と共にしみじみと思い出しています。
オリンピック開催を目前にして、東京都に四度目の緊急事態が宣言されることが決まりました。
メディアは感染者数の増加ばかりを大きく報じていますが、それが全てなのではありません。医療の逼迫が「感染者・発症者の数」と「病床数・医療スタッフ・医療機器」という需要と供給との関係で決まる以上、感染者数だけをセンセーショナルに報じることは著しく均衡を失しており、これが今日の混乱の最大の原因です。医療の供給体制の整備を進めないままに国民や善良な事業者に負担を強いていれば、やがて民心は離反していくのであり、これを我々は忘れてはなりません。
医療体制は防衛・警察・消防と共に公的なインフラなのであって、市場原理に全面的に任せるべきではありません。思想信条そのものは私とはかなり異なりますが、鳥取県米子市出身の経済学者である宇沢弘文博士(1928~2014)の考えを今改めて学ぶ必要性を痛感しています。
オリンピックの一都三県における無観客での開催が決定される中、唯一の主催者であるIOCのバッハ会長が来日しました。
バッハ氏の口から、主催者としてオリンピック開催の意義を語り、ここまで積み重ねてきた東京都や日本政府の努力に敬意を表し、もちろん偏にオリンピックのためだけではないにせよ、忍耐と負担に耐えてきた日本国民や東京都民に対する感謝と労いの言葉が当然あってしかるべきですし、そう期待したいと思います。オリンピックとは一体何なのか、その原点が問われる大会となる事だけは事実です。
この7日で、衆議院在職満35年となりました。今期で引退・転身する議員も多い中にあって、随分と長く務めてきたものだと思います。選挙区の有権者の皆様、長らくお支え頂いている選挙区内外の後援者の皆様、東京や地元のスタッフ、家族・親族には感謝の言葉以外ありません。一体何を為してきたのか、何を残せたのかを省みると忸怩たる思いばかりが募りますが、更なる研鑽努力を重ねる他はありません。
今週は「日本の医療の不都合な真実 コロナ禍で見えた『世界最高レベルの医療』の裏側」(森田洋之著・幻冬舎新書)、「NATOの教訓 世界最強の軍事同盟と日本が手を結んだら」(グレンコ・アンドリー著・PHP新書)、「10代に語る平成史」(後藤謙次著・岩波ジュニア新書)の三冊を大変面白く、大きな共感を持って読みました。ジャンルは全く違いますが、三冊とも映画評的に言うなら「一食抜いても是非!」という内容だと思います。
ウクライナ人であるグレンコ・アンドリー氏のロシア観は実に興味深く、とかく中国と北朝鮮の二国を念頭に置きがちな我が国の安全保障観を是正し、立体化するものだと思い、ご一読をお勧めいたします。
熱海に続いて今週は山陰地方を中心とする西日本が記録的豪雨に見舞われています。あまり耳慣れない言葉である「線状降水帯」とは「同じ場所で積乱雲が次々と発生して帯状に連なる現象」のことなのだそうですが、近年の異常気象による新しい現象なのかどうかも含めて、もう少し丁寧な解説をしてもらいたいと思います。
被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げますとともに、亡くなられた方の御霊の安らかならんことをお祈りいたします。
皆様、ご健勝にてお過ごしくださいませ。
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コメント
拝読しました。先にお断りしておくと、私は無党派です。石破さんのご見解のとおり、政権、特に自民党に対する不信感や不満は、かつての政権交代前の空気かそれ以上です。
コロナ禍での五輪強行開催でさらに風当たりは増したと思いますが、それ以前に、赤木ファイルにおける麻生氏の発言、前首相安倍氏の、モリカケサクラ、河井克行氏の公選法違反、etc…。
こうした、国民を欺き、血税を悪事に利用した(であろう)悪業を有耶無耶にしたまま、悪びれもせずに政局を進める傲慢な態度の結果が、都議選や地方選での酷評の原因です。
自業自得です。
政権と自民党に著しく欠如しているのは、「倫理観」です。倫理とは社会秩序を保つための行動規範ですが、日本でコロナが低く抑えられているのは、日本人の倫理観が高いからです。これに尽きます。
ところが、日本で唯一、倫理を破壊しているのが、政権であり自民党です。検察庁法改正案もそうでした。国民だけでなく、検察OBや弁護士会までが顔色を変えて阻止した、検察庁法改正案。あれから何の反省の色も見せずに、繰り返される政権主導の倫理破壊。
対極に位置する共産党の支持が上がるのは当然です。志位さんは国民に寄り添っているし、党首討論のたった5分の熱弁も、ストレートに心に刺さりました。一方菅氏は、ノスタルジックな思い出話をだらだら垂れ流し、見るに堪えなかった。
なぜ石破さんにこのようなことを申し上げているかと言えば、自民党の中で唯一私が好きなのが、石破さんだからです。先に述べた倫理観を、石破さんはお持ちである。
石破さんの国民人気が高いのは、おそらく、石破さんは信用できると、人間性を評価しているからだと思います。反社集団の自民の中だから、より清廉に見えるのもあるかと思います。
ですから、私の石破さんへの期待は、自民党の自浄作用を牽引していただくことです。
たぶん石破さんにしか出来ないです。
昭和と違い、コンプライアンス、セクハラ、パワハラは断罪させる時代で、若い世代は、無欲ですが、そうした倫理観には敏感です。
昭和の価値観を引きずる自民党は、もう、時代に合わなくなります。
本当は石破さんに野党連合を率いて、「腐敗政治をぶっ壊す!」とやっていただきたいのですが(これで間違いなく総理の椅子に座れます)、その気は無さそうなので、せめて自民党を立て直していただいて、野党と真正面からけんけんがくがくできる政府にして頂きたい。そう願っています。
長文、大変失礼いたしました。
推薦図書、読んでみます。
投稿: 山本晋 | 2021年7月 9日 (金) 17時19分
自民党の国会議員のなかで日本の社会や現状について真摯に考え発信している方では、石破氏と村上誠一郎氏に注目してフォローさせていただいています。
国会で虚偽答弁を118回も行い自粛もせずに復権して、三度目の総理大臣を目指そうとしている阿倍氏を許容する政党に未来はありません。今の自民党は賞味期限切れで、再生していくのにはかなり難しいのではないかと思います。自民党のなかで多数派を形成するのは至難の業で、消耗するだけで今のままで力量ある政治家が埋没するのは国家の損失です。
しょう。少人数でも有志で「本来に保守政党を守る」ため、新しい党を立ち上げていただきたいと思います。
投稿: 石橋洋一 | 2021年7月 9日 (金) 17時25分
まずは在職35年おめでとうございます。
都議選は、2人区以上で自民が議席を取れなかった選挙区が10ありました。
総選挙では政権交代となるかどうかは微妙ですが、政界が大混乱する事は必至でしょうね。
この政界再編の絶好の機会に、石破さんが自民党を割って出ていない事が何よりの国益の損失です。
もうそう長くはない政治生命です。
国益第一で動く最後のチャンスかと思いますが。
コロナの感染状況は、ワクチンの普及が進まず、重症化リスクが払拭出来ない以上、増加傾向を放置する事=医療崩壊を意味します。
ウイルスの変異を甘く見てはなりません。
今、マスク以外の全ての対策をやめると、1ヶ月で20倍に増加し、医療崩壊とロックダウンによる経済麻痺のダブルパンチになります。
東京で感染を抑えられなかった最大の原因が、電車のつり革等による移動経路での接触感染です。
つり革でクラスターが起こっても濃厚接触者を追うことは出来ません。
東京のコロナは、実態が分からないものは放置する・・という頭を使わない対応が招いた惨事です。
路上飲みをやめない自制の効かない馬鹿な若者の間だけで感染が蔓延するなら何も文句は言いませんが、彼らが集まったり帰宅する時に電車を使い、コロナに汚染された手でつり革を握り、それを全く関係無い人が触って感染するのです。
これが「感染経路不明」の実態です。
つり革感染は、つり革を握る前に手にアルコール噴射すれば防げるのです。
国民一人に100円のアルコールスプレーを配布すれば済む事です。
アベノマスクの1/3の予算です。
電車通勤の都民だけなら、たったの5億円で済みます。
なぜやらないのですか?
オリンピックは無観客にする必要はありませんでした。
飲食店も観光も全て含めて「ワクチンパスポート」(もしくはPCR検査陰性証明)にしておけば良かったのです。
余りにも政府の対応が酷過ぎました。
オリンピックは規模が大きくなり過ぎました。
特に多人数の団体競技の負担が大きく、会場を全国レベルで手配しないと開催不能です。
「東京オリンピック」ではなく、「日本オリンピック」なんです。
もうこんな馬鹿騒ぎはやめましょう。
サッカーなど4年毎に大きな大会がある5人以上の競技から順にオリンピックから外していく措置が必要です。
野球が外れるのは残念ですが、仕方ありません。
分けた方が各々の収益性は格段に良くなり、メジャーな団体競技の影に埋もれているオリンピック本来の競技への関心を高める事にもなります。
投稿: 軍師 | 2021年7月 9日 (金) 17時33分
石破さん、35年おめでとうございます。今回の日本の危機どうおもわれますか?
線状降水帯のキーワード
熱海の雨はあまりにも不思議な雨、人口雨という事はありませんか?
崩れた場所の近くにソーラーパネルの敷き詰めらた所もあり、何年か前の常総市の鬼怒川氾濫も土手にソーラーパネルがありました。
今熱海は中国の投資家たちが買い漁っていると聞きます。
九州も中国国が買い漁っていると聞きます。
島根は大丈夫ですか?
線状降水帯とでも気になります。
投稿: 米田 | 2021年7月 9日 (金) 21時42分
石破閣下
ポンコツモデラーのポンコツコメントです。
誰も今現在から将来への社会設計の具体的姿を明示できないのかしない政治に、期待や望みを持てる有権者は居ないのでは。それが自民党に限らず野党も同様です。あまり言いたくないでことですが、後ろから撃つという方々の期待に応えて、妖怪小池との連携を匂わせて揺さぶりでも掛けてみては。有象無象を一網打尽にしない限り麻生の変は2回目を経験となるでしょう。
ワクチン接種が進んでいるので重症化には歯止めが掛かると見られるので、医療機関への負担は確実に軽減していくと見られます。ただウイルスの変異は引き続き悪性化を深めますので、まだまだ脅威はこれからも強まることには変わり在りません。明けの再来年までは我慢の連続になりますが、希望はあります。最近その予兆を目にすることが出てきました。あと半年もすればボチボチと身近に感じる様になるでしょう。
異常気象はどうも世界的な現象のようです。戦争どころでは無いはずですが、相変わらず教条的な柔軟性のない世界観が大手を振っている様です。何故に目の前で起きていることに目を背けるのか。何を見ているのか。新型コロナが伝えてきている事を可笑しな例えで言い換えてみましたが、ストレートな表現を取ればそれは変化に合わせる様にという忠告と言えると思います。少なくとも日本は素直な方ですけれども・・・。乱文・乱筆お許しください。
投稿: 野村嘉則 | 2021年7月 9日 (金) 21時58分
石破さん ブログのご更新、有り難うございます。
無事開催された一昨日の水月会パーティが、この国と社会と自民党の♪回復、復活♪を呼び戻すことを念じます。
♪過ちて改むるに憚る勿れ♪
♪ならぬことはならぬのです♪
July 8 (Reuters) https://is.gd/cmd7bj
Toyota Motor will halt donations to some of U.S. members of Congress - members of then-President Donald Trump's Republican Party.
"We are actively listening to our stakeholders and, at this time, have decided to stop contributing to those members of Congress who contested the certification of certain states in the 2020 election," the company said.
⇒同じく極東の島国に出自を持ちながらも、両者の間に横たわる谷は深く繰り返された土石流の痕が醜い。
一方は、東アジアの故事箴言に己の襟を正せる世界的な優良企業。
他方は、考えるだに反吐を催す無知無智無恥で愚昧な茹蛙自民党。
投稿: 黒山椒 無躇 | 2021年7月10日 (土) 07時49分
石破先生、このコロナウイルスの状態では流石にパーティへは参加出来ませんでした、申し訳ないです、石破先生、人間の価値は短期間では、なかなか正しい評価出来ないようです、長く付き合っているとその人の値打ちが本当に正しく分かります、逆に衣をかぶっても長い時間は無理です、かえって信用を失う度合いの方が大きいでしょう
田中角栄先生に支持されておられたのだから、その辺りは良くご存知だと思いますが、黙って助け舟を出して裏切られても何も言わなかった田中角栄先生、人間の大きさは側で見ていた人が良く分かっていると思います、勿論、石破先生は良く分かって居られると思いますが、田中角栄先生の言葉の中で、人間なんてみんな出来損ないだよ、でも人間が好きで無ければ政治家は務まらんゾ、、、この言葉は凄い、私ら凡人は出来損ないの部分をついつい口に出したりしてしまいます、器が大きかったのですね田中角栄先生は、欠点は包み込み、人間全体で評価して、また扱う、私には出来ませんが石破先生は努力なされて器がこのレベルまで至って欲しいです、名ではなく身をとって欲しい、悪口を言われても、あの人は立派な人だ、立派な政治家だ、そう言わしめる政治家でいて欲しい、先生ならできるはずです、将来の日本の国をお願いします
投稿: 高埜寿一 | 2021年7月10日 (土) 08時27分
石破さん、頑張って下さい。
応援しております‼️
投稿: 福井満 | 2021年7月10日 (土) 08時31分
石破先生へ
表題(目次)「東京五輪へのテロ等の脅威(公安調査庁資料より)」
付録資料1.国内でも中国人民解放軍関与のサイバー攻撃
付録資料2. 5月の全国スーパー売上高2.9%プラス 「巣ごもり」消費反映
公安調査庁の資料より、東京五輪へのテロ等の脅威に関するコラムのご紹介を、今週は取り纏め、最後に、個人的意見を少し述べてみたいと思います。
そこで、今週のお題は、「東京五輪へのテロ等の脅威(公安調査庁資料より)」となります。
(本文)
公安調査庁資料、「内外情勢の回顧と展望(令和3年1月)」より、
特集 3
新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大を受けて延期となった東京オリンピッ
ク・パラリンピック競技大会(東京大会)は,令和3年(2021年)夏に開催が予定されているところ,引き続き,テロやサイバー攻撃などに警戒が必要である。
過去に外国で開催されたオリンピックに際しては,昭和47年(1972年)9月に西ドイツ
(当時)・ミュンヘンのオリンピック選手村イスラエル選手団宿舎において襲撃・人質テロ
が,平成8年(1996年)7月に米国・アトランタの100周年オリンピック公園において爆
弾テロが発生している。こうした大規模国際スポーツイベントは,テロリストにとって世
界中の注目を集める格好の機会である。このため,東京大会の開催に際しては,各競技会
場はもとより,公共交通機関,宿泊施設,観光地などのいわゆるソフトターゲットのほ
か,首都圏以外の都市部などにおいても,テロに警戒する必要がある。
東京大会開催に伴うテロに要警戒
【ミュンヘンオリンピック】
南部・ミュンヘンのオリンピック選手村にイスラエル選手団宿舎で襲撃・人質テロ事件
が発生し,同選手団11人を含む12人が死亡米国 平成8年(1996年)7月
【アトランタオリンピック】
南東部・アトランタの100周年オリンピック公園で,爆弾テロが発生し,市民ら2人が死亡,112人が負傷米国 平成25年(2013年)4月
【ボストンマラソン】
東部・ボストンのマラソン会場で,爆弾テロが発生し,市民3人が死亡,約300人が負傷
フランス 平成27年(2015年)11月
【サッカー国際親善試合 フランス対ドイツ】
首都パリ近郊の試合会場付近で,相次いで自爆テロが発生し,市民1人が死亡
テロ計画ブラジル 平成28年(2016年)7月
【リオデジャネイロオリンピック競技大会】(2016年8月開催)
ブラジル人14人による競技大会開催中のテロ計画が摘発(法務大臣発表)サウジアラビア 平成28年(2016年)10月
【FIFAワールドカップロシア大会アジア最終予選 サウジアラビア対アラブ首長国連邦
(UAE)】(2016年10月開催)
西部・ジッダで開催予定のサウジアラビア対UAEの試合会場を標的とした自動車爆弾テロ計画が摘発(内務省報道官発表)フランス 平成28年(2016年)11月
【UEFA欧州選手権(ユーロ2016)】(2016年6〜7月開催)
東部・ストラスブール及び南部・マルセイユで,ユーロ2016などに対するテロ計画が摘
発(内務大臣発表)ロシア 平成30年(2018年)4月
【FIFAワールドカップロシア大会】(2018年6〜7月開催)
W杯ロシア大会に対するテロを含む12件のテロ計画が摘発(連邦保安庁長官発表)
オリンピック・パラリンピック競技大会は,サイバー攻撃の脅威にもさらされており,特
に,英国・ロンドン大会(平成24年〈2012年〉7月)以降,その脅威が顕著となっている。
同大会では,大会運営に支障を来す被害は生じなかったものの,電力供給システムが攻撃者に狙われていた可能性もあったとされる。
また,ブラジル・リオデジャネイロ大会(平成28年〈2016年〉8月)に際しては,世界反ドーピング機構(WADA)のデータベースから,各国代表選手の医療情報(治療目的で
の薬剤使用記録等)が窃取され,インターネット上に暴露される事案が発生した。
さらに,韓国・平昌ピョンチャン冬季大会(平成30年〈2018年〉2月)では,大会運営を支えるITシステムがデータ破壊型マルウェアによる攻撃を受け,開会式開催中に公式ウェブサイト(入場チケット印刷機能を含む),会場内Wi-Fiサービス等が一時停止するなどの被害が引き起こされた。
米英両国政府は,前述のリオデジャネイロ大会及び平昌冬季大会に際したサイバー攻撃
事案について,WADAから国家的なドーピングを認定されたことで,両大会への代表選
手団の参加が制限・禁止されたロシアのサイバー戦部隊(連邦軍参謀本部情報総局〈GRU〉
隷下)が実行したものと断定した。
このほか,複数の大会で,ハクティビストと呼ばれる社会的・政治的主張を目的として
サイバー攻撃を行う個人・組織によって,オリンピックの妨害を掲げたDDoS攻撃キャン
ペーン等が展開された。
このような脅威の動向を踏まえ,東京大会においても,国家が関与する主体によるもの
を始め,大会の妨害を図る勢力によるサイバー攻撃に十分警戒する必要がある。
円滑な大会運営を阻害しかねないサイバー攻撃の脅威東京大会をめぐっては,「オリンピックは開催地を破壊させる災害」などと主張する勢力が,東京大会延期決定後も開催反対運動を継続し,「オリンピックは延期ではなく中止を」などと訴える集会・デモを実施した。また,
11月にIOC会長が来日した際には,同会長に対して,「オリンピックなんかどこにも要ら
ない」などと直接訴える抗議行動を行った。
こうした活動には,国内過激派関係者も参加しており,大会開催が近づくにつれて,反対
運動が活発化していくものとみられる。
さらに,右翼団体及び右派系グループが,新型コロナウイルス感染症問題のほか,領土
や歴史認識などの諸問題に関する自らの主義・主張をアピールする好機と捉えて,来日
する特定国の関係者を糾弾したり,外国人排斥を主張したりする活動などを行うおそれも
ある。
反オリンピック・パラリンピック勢力が反対運動を継続
公安調査庁では,平成25年(2013年)に設置した「2020年東京オリンピック・パラリ
ンピック競技大会関連特別調査本部」の下で,全庁を挙げての情報収集・分析態勢の強化を
図りつつ,テロの未然防止や各種不法事案などの早期把握に資する情報を関係機関などに
随時提供している。
公安調査庁は,今後も,東京大会の安全な開催に向けた取組を進めていく。
//
「国際テロリズム要覧2020(公安調査庁)、
コラム
2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を控えた我が国におけるテロの脅威」
より(抜粋)
(3) イスラム過激組織の我が国に対する認識
ISILや「アルカイダ」は,我が国をテロの対象として名指ししている。
ISILは,2015年以降,我が国を「十字軍連合」の一員と名指しし,我が国の国民及び権益を「イスラム国」の兵士及び支援者らの攻撃対象と位置付け,テロの実行を呼び掛けている。また,「アルカイダ」も,2003年以降,同様に我が国を「十字軍」の一員と位置付け,テロの実行を呼び掛けている。
このほか,我が国に地理的に近接し,我が国との人的・経済的交流も活発な東南アジアでは,ISIL関連組織が活発に活動しており,2018年7月には,ISILが,同関連組織を「東アジア州」と初めて呼称し,同地域をISILの支配地の一つであるとして支持者らにアピールした。また,ISIL支持者の中には,我が国を「東アジア」の一部と位置付けてテロの実行を呼び掛ける動きも見られた。
過去の大規模国際スポーツイベント開催時のテロ事件及びテロ計画
4 東京大会を狙うテロに要警戒
2020年3月現在,東京大会に関し,特段の不穏動向など具体的な脅威情報は把握されていない。しかし,世界中の注目を集める大規模国際スポーツイベントとしての特質や過去のスポーツイベント開催時のテロ事件及びテロ計画の傾向,イスラム過激組織によるテロ実行の呼び掛け,最近の欧米諸国におけるテロ発生状況などのテロ情勢を踏まえると,東京大会の開催時にテロが発生する可能性は否定し得ない。このため,以下に留意し,テロへの警戒が必要である。
○ 各地の東京大会関連施設・イベントのみならず,東京大会とは無関係な施設や開催地から離れた場所(首都圏以外の都市部など)が狙われる可能性もある。その場合,公共交通機関や宿泊施設,観光地などのソフトターゲットが標的となる可能性がある。
○ 仮にテロが発生した場合,テロ組織が直接関与したか否かにかかわらず,多数の被害者が発生し,イベント関係者のみならず,不特定多数の者が巻き込まれる可能性がある。
テロ対策において何よりも重要なことは,テロを未然に防止することである。過去に発生したテロでは,実行犯に過激思想への傾倒や過激化を示す様々な兆候が見受けられた事案も多くあるとされ,そうした事案においては,過激化が進行するに従って,発言の内容や服装,態度などに変化が見られたとされる。こうした兆候や変化を重要なテロ防止のためのサインとして認識・共有することなどによってテロを未然に防止していく必要がある。
一方で,近年,欧米諸国で「一匹狼」型テロが発生している主な背景には,単独又は少人数で計画・実行され,容易に入手可能なナイフや車両などを凶器とするため大掛かりな準備を必要としないことから,当局による事前の発見・阻止が困難であるという事情がある。このため,テロはいつでもどこでも予期せず発生し得るという側面があることを認識しつつ,東京大会の安全開催に向けたテロの未然防止に万全を期していくことが必要である。
//
(以下、山口達夫の意見)
1. 我が国に対する、東京五輪を標的にした、主なテロの脅威は、イスラム系のものと、
国家関与のテロに大別されるだろう。
2.国家関与のテロの可能性としては、中国は、来年の北京五輪成功を睨んで、今回は、具体的なサイバーを含むテロ活動をしてくる意図が少ない様に、個人的には感じる。
但し、今回、五輪参加辞退をしている北朝鮮の存在が、どことなく、不気味な感じがする。
‘3.イスラム系のテロの勃発に関しては、個人的にある意味で、日本国内の団結や海外との連帯といったものに弛緩が生じている事態が、テロリストにつけ込まれる間隙を生じる危険性を感じさせる。
その意味で、25日報道による、宮内庁長官が「五輪組織委員会や関係団体の連携」を訴えた主旨に、直接的にはコロナ感染対策でありながら、実態は、「民心の離反を危惧している」主旨が読み取れ、なんとなく、危険性がゼロではない様な考えも、浮かびました。
(記)
付録資料1.国内でも中国人民解放軍関与のサイバー攻撃
時事通信社 6月24日(抜粋)
国内でもランサムウエアの被害は確認されており、被害を公表したゲーム大手カプコンの事例を含め、各地の警察への相談は2020年4~12月に10都府県で23件あった。相談しない企業もあるとみられ、実態はより深刻な疑いがある。
警視庁は4月、16~17年に宇宙航空研究開発機構(JAXA)や防衛関連企業など約200の国内組織を狙ったサイバー攻撃に関与したとして、中国共産党員の男を私電磁的記録不正作出・同供用容疑で書類送検。警察庁の松本光弘長官は定例会見で「中国人民解放軍の戦略支援部隊、第61419部隊が関与している可能性が高い」と言及した。
//
国家関与のサイバーテロで、我が国の脅威になっているのは、1位中国、2位北朝鮮、3位ロシアだろう。
(記)
付録資料2 5月の全国スーパー売上高2.9%プラス 「巣ごもり」消費反映
テレビ東京、WBS、6月24日22時
日本チェーンストア協会が発表した5月の全国スーパー売上高は1兆1,201億円となりました。既存店ベースでは1年前と比べて2.9%プラスで3ヵ月連続で前の年を上回りました。5月は緊急事態宣言の延長などで「巣ごもり」消費が続き食料品や家電製品が伸びました。
//
緊急事態宣言や蔓延防止処置の中、食料品等必需品の消費は、堅調であり、経済は飲食外食産業や宿泊業、運輸業等サービス業全般の業態の厳しさとは別に、家計全般では、決して、それほど悪化しているとは言えない。
野党等は、財政出動を補正でどんどん流す必要を言っているが、これは、個別的な問題であり、日本の家計全般に対する対策を考えれば、その様な施策をしても、貯蓄が積みあがるだけだろう。
財政規律を乱せば、それは、現役では無く、将来世代に、禍根を残すもとにしかならない。
(記)
投稿: 山口達夫 | 2021年7月10日 (土) 13時15分
今の自民党どう思いますか?
なんとかしないとあなたも落選しますよ、少なくとも私はあなたに投票しません。
投稿: 匿名 | 2021年7月11日 (日) 20時52分
【高温多湿の日本の夏が始まった。】
まあ、毎年のことではある。皆さんもご存じの夏なのだが、なぜこういうその時にオリンピックを開催すると決めたのか謎なのだ。
1964年の東京オリンピックは10月だった。それは日本の7月は、危険だという認識があったからそうなったのかと私は勝手に思っていた。そしてこの偉大な前例を尊重するなら10月を踏襲するべきだと思っていたのである。昨年はコロナ感染爆発で延期となり、今年は今そのコロナ感染症の第4波ぐらいの勢いが弱まることなく続き、今年の初めから勢いがあったので、もしかすると、再度の延期はあると思っていた。つまり、危険な7月を外すチャンスと思っていたのであるが、開催者の中に頑なに7月に固執する人がいるのかどうか不明ながら、ついに今月やり抜くという方針の変化がないことが確認されていたようだ。
まあ、大変なことになる。無観客がせめてもの救いだろうと思っている。コロナはどうでもいいほど、高温多湿の今の気候は危険なのだと思っている。熱中症で命を落とす人はコロナより怖いことではないだろうか? 渇きの中にのたうち回る地獄である。冷房完備の野外競技場など存在しない。
勝手な想像であるが無観客にしたのは熱中症対策なのでは・・・・・と思っている。
コロナは無観客にするための口実だろう。まあ、正直に言わないと思うが、この高温多湿の基地の外のような夏を思えば、そっちの方が納得する。
大阪では天神祭りが2年続きの中止だ。ギャルみこしの募集がなかった辺りから察していたが、天神祭り奉納花火の中止が、この10日ごろにネットにあった。天満宮内の神職が行う神事はあるかもわからないが、天神祭りと呼ぶ船渡御からの広域を使う一式がないということのようである。
まあ、あれもこれも、原因はシナ帝国にある。これを忘れることなかれ。
1964年の東京オリンピックではシナ帝国が核実験を行っていた。これに関する国際社会に向けた謝罪は未だにない。これも忘れてはならない。
彼等は平和の対極にある異様な国である。ネット動画を見れば最近核兵器発射基地を増やしているという報告が米国からあったという記事を動画にしている人がいた。シナ帝国の核兵器は小型化に苦労しているというような話もあるらしい。威力のあるミサイルは基地からの発射に頼っているそうだ。本当なのかどうか我が国の政府は言わない。
我が国だけではないが世界は彼等のやったことで多大の迷惑を被っているのは事実だ。損害も大きい。非難決議を妨げている連中はどこの国の政治家なのか? 10月の選挙で、はっきりさせよう。
投稿: 旗 | 2021年7月11日 (日) 22時45分
石破先生へ
7月11日日曜日、21時から放送、
『 NHKスペシャル
2030年未来への分岐点⑤
AI戦争・無限の恐怖
自律型ドローンの衝撃
敵にあやつられる国家機能 』
から、NHKの「政治目標」と「営業目的」を考えて見ました。
//
1. 番組の構成と流れ
(1) 完全自律型AIドローンのアルメニア・アゼルバイジャン戦争での実戦投入と戦果の大きさを報道
(2) 第一次世界大戦の毒ガス、第二次世界大戦における原爆と並列させることから、自立型AI兵器の「大量破壊兵器」へのレッテル貼りに奔走。
(3) 途中、ロシアによる開発が主体的に報告され、中国の動きは5秒くらいの、アリバイつくり的な触れ方で、何が、問題なのか、完全に隠蔽。
(4) 国家間の姿勢から、サイバーテロの取り扱いを、「社会的意識」と「規模の誇張」さらに、「市民暗殺の空想」まで動員して、ことさらに、恐怖を煽り、AI兵器とサイバーテロという異質の問題を混乱、短絡させて、恐怖と違和感を炊きつける。
また、「番組の主旨が、中国よりの、国内でのAI兵器反対という世論工作一色になっている」という批判を回避するための、アリバイ作りのために、サイバーテロの内容を含ませて、一部政府の許諾を得ようとする苦心が滲みでている。
(5)‘結局、市民運動の「AI兵器反対」という、世論工作への同調圧力ばかり、特別協調されている
‘(6)市民運動の「AI反対」を導く元として、国連職員の、「AI導入後の戦争のルールの崩壊の危機」を絶対的な世論の有りどころとして、あたかも、無党派性、中立性、無国籍性を訴えているが、実際は、現状の国際世論を無視する中国のあり様とか、中国の資金力やアフリカ等への進出、侵略で、国連世論が中国よりになっている実態を、完全に隠蔽している。
2. 想定されるNHKの政治目標
私の、F/B タイムライン・記事より
中国、「革命的兵器」開発急ぐ AI・脳科学で対米勝利目標
2020年12月28日07時19分 時事ネット
【北京時事】中国の習近平指導部はこれまでの発想を根本から覆す「革命的技術」による兵器開発を急いでいる。人工知脳(AI)や脳科学を活用し、打撃力に頼らない「未来の戦争」で米国に勝利することを想定。敵兵の脳をコントロールして中国に有利な動きをさせる技術開発を目指している。
習氏、「戦争準備」訓練指示 実戦能力向上訴え
10月に開かれた共産党の重要会議は「最先端の革命的な技術発展を加速し、武器装備のAI化を進める」という方針を決めた。これに関連し、今月24日付の中国人民解放軍機関紙・解放軍報は「新型兵器は急速にAI・無人化している」と指摘した。
中国の兵器は米国製より劣っているものが多く、特に航空機の開発は遅れが目立つ。しかし、米国が十分な技術を取得していない分野で中国が先行すれば、「伝統的領域や主流技術を追い越すことができる」(同紙)と判断。この考え方に基づき、中国は新たな兵器として注目されている無人機の性能を急速に向上させている。
さらに、従来とは全く異なる次元で「未来の戦争」に関する研究を進めている。解放軍報は「作戦は物理・情報領域から認知領域に広がっている」「破壊力、機動力以外の知力などの充実によって作戦の効果は最大化される」と強調。重点分野の一つに、脳とコンピューターを結合する技術を挙げた。
郭雲飛・軍戦略支援部隊情報工程大学校長は6月2日付の解放軍報で、脳科学の研究が進めば、敵兵の脳内にある文章や音声、映像などの記憶を読み取ったり、電気や磁気で外部から脳に刺激を与え敵兵に命令に反する行動をさせたりできると指摘。「大脳は未来の戦争の主戦場になり、『制脳権』が作戦のカギとなる」と分析した。
//
最小の予算で、安全保障上の目的を果たす手段は、仮想敵と同様の構想で準備してゆけば、将来的には、互いに膠着、別の言い方をすれば、「相互確証破壊」になり、やっと「軍縮」の話しができる状況になる。
日本がこの分野で、手緩い対応しかしなければ、やがては、バランスが崩れて、大惨事の悲劇が起こるだろう。
(山口達夫 記)
//
つまり、NHKの政治目標は、「我が国におけるこの分野の開発、配備を政治的に頓挫させる。」という、中国側の対日侵略政策に同調する、売国的色彩が濃厚だということだ!
3. NHKの営業目標
なぜ、この時期に、かくも、中国側に付く同調圧力が、NHKに強くなっているか?と理由を考えると、東京五輪開催の時期に近く、半年後の冬季五輪である中国の北京五輪での放映権の取り扱いが、東京五輪の無観客で縮小した利益相反の関係で、色を付ける売国的な姿勢が、北京側から求められたのだろう!
(山口達夫 記)
投稿: 山口達夫 | 2021年7月11日 (日) 23時05分
こんばんは!
久しぶりの投稿です。
我が家は、なんとなく自民党員で、子供の頃から家には自民党のポスターが貼ってました。
初めとの選挙に母と行き、ママが選挙の仕方を教えてあげると言われました。
近所の小学校に行くでしょ、掲示板を見るでしょ、自民党が2人いるから、男前の方に入れるのよ。この頃は、中選挙区だったんですね。
その後はずっと自民党に入れてきました。通勤途中で不在者投票できるから、棄権なしで来ました。
石破先生推しだし、鉄板の自民党支持者なんですよね、私。
でも、近頃は。自民が負けたと報道されると一瞬、小さなガッツポーズを取る自分がいる。悪夢と思った民主党がましに思えるほど。
だって、素人がみても嘘ばかり。一度だけ、地元議員に私が元総理の説明責任の文句を言ったら、派閥に逆らったら、仕事させてもらえないんですよ!と流された。
口先だけでも、言い方があるだろと。派閥作れない程、ボロ負けろと思う今日この頃です。
石破さんだけは応援してるんですがね🥰
投稿: なこ | 2021年7月11日 (日) 23時07分
【指摘を受けてから、なるほどと思う担当責任者の視野は、プロと呼ばれる人ではない件について】
東京のホテルで実際にあった話のようだ。Yahoo!に記事があった。
『東京都千代田区のホテルで、外国人利用客に対し、日本人と同じエレベーターに乗らないよう求める貼り紙が掲示されたことに「差別だ」などと批判が上がっている。指摘を受け、ホテル側は掲示から2日後の7月11日に貼り紙を撤去したという。
ホテルによると、エレベーターのカゴ内の貼り紙には、外国人客が利用できることや、日本人と同乗しないよう求める内容が記載されていた。
さらに、エレベーターホールには「日本人専用」「外国人専用」という案内も掲示していたという。ホテルの貼り紙とみられる写真とともに、ホテル名を書き込んだツイートが拡散し、SNS上で「ひどい対応」「人種差別だ」といった批判が相次いだ。』
思いもしない事態に勝手に発展すると予測した責任者がただの一人も、そのホテルにいなかったようだ。これらの処置は政府や五輪関係からの通達があったようだ。記事の後段にある。
『同ホテルの客室管理の責任者は、貼り紙を設置し、外国人と日本人でエレベーターを分けて利用するよう求めたことを認めた。責任者によると、7月9日から掲示していたという。
「コロナの感染拡大防止を目的に、海外からのオリンピック関係者と、一般の利用客の動線を分けるために掲示しました。受け入れ施設に関する東京2020組織委のマニュアルをもとに、感染対策の一環として行いました」と説明する。
内閣官房が公表している『ホストタウン等における選手等受入れマニュアル作成の手引き』では、宿泊に関する規定で、「他の宿泊客など、選手等以外の者との接触を避けるための措置を取る」ことを明記している。
ただ、今回の貼り紙の表記では、五輪に関連した感染対策であることを明記しておらず、差別的なメッセージとして受け取られかねない内容だった。
ホテルの責任者は「(貼り紙は)動線を確保するためだけの意図であり、それ以外の意図は全くありませんでした。誤解を招く表記をしてしまい、表現が至らなかったと受け止めています」とコメントした。』
接客商売の商売人が自分の本業が何なのか理解していないというのが実態かもわかりませんね。これを書けば不快に思う人が出てくるという視点がない。人の宿泊と移動に配慮することと、お上からの通達に応える内容に沿うことが、彼の仕事だという理解である。どうみられるのかは別の人間が考えることというのがあったのかもわかりません。接客業としては失格なのかもわからないですね。難しい問題ではない。どっちを重点的に保護するのかが、はっきりしていれば書き方も変わっただろう。例えば、従業員が利用する貨物用エレベーターなどがあるところなどは一般人は誤って立ち入らないような配慮がある。考え方として、その延長である。
人種差別の意図はないと改めて説明する事態になってしまったのは痛くない腹を探られたと思うべきだ。我が国のプロと呼ばれるはずの職業人の意識が劣化しているような気がする。そういう処まで気が回らなくなっているのだろうか?
これは決して小さな問題ではない。これを大きな問題と考える人もまだおられるかもわかりません。痛くない腹は探られると不快なものだ。
投稿: 旗 | 2021年7月12日 (月) 00時09分
石破先生へ
7月11日日曜日、21時から放送、
『 NHKスペシャル
2030年未来への分岐点⑤
AI戦争・無限の恐怖
自律型ドローンの衝撃
敵にあやつられる国家機能 』
から、NHKの「政治目標」と「営業目的」を考えて見ました。
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1. 番組の構成と流れ
(1) 完全自律型AIドローンのアルメニア・アゼルバイジャン戦争での実戦投入と戦果の大きさを報道
(2) 第一次世界大戦の毒ガス、第二次世界大戦における原爆と並列させることから、自立型AI兵器の「大量破壊兵器」へのレッテル貼りに奔走。
(3) 途中、ロシアによる開発が主体的に報告され、中国の動きは5秒くらいの、アリバイつくり的な触れ方で、何が、問題なのか、完全に隠蔽。
(4) 国家間の姿勢から、サイバーテロの取り扱いを、「社会的意識」と「規模の誇張」さらに、「市民暗殺の空想」まで動員して、ことさらに、恐怖を煽り、AI兵器とサイバーテロという異質の問題を混乱、短絡させて、恐怖と違和感を炊きつける。
また、「番組の主旨が、中国よりの、国内でのAI兵器反対という世論工作一色になっている」という批判を回避するための、アリバイ作りのために、サイバーテロの内容を含ませて、一部政府の許諾を得ようとする苦心が滲みでている。
(5)‘結局、市民運動の「AI兵器反対」という、世論工作への同調圧力ばかり、特別協調されている
‘(6)市民運動の「AI反対」を導く元として、国連職員の、「AI導入後の戦争のルールの崩壊の危機」を絶対的な世論の有りどころとして、あたかも、無党派性、中立性、無国籍性を訴えているが、実際は、現状の国際世論を無視する中国のあり様とか、中国の資金力やアフリカ等への進出、侵略で、国連世論が中国よりになっている実態を、完全に隠蔽している。
2. 想定されるNHKの政治目標
私の、F/B タイムライン・記事より
中国、「革命的兵器」開発急ぐ AI・脳科学で対米勝利目標
2020年12月28日07時19分 時事ネット
【北京時事】中国の習近平指導部はこれまでの発想を根本から覆す「革命的技術」による兵器開発を急いでいる。人工知脳(AI)や脳科学を活用し、打撃力に頼らない「未来の戦争」で米国に勝利することを想定。敵兵の脳をコントロールして中国に有利な動きをさせる技術開発を目指している。
習氏、「戦争準備」訓練指示 実戦能力向上訴え
10月に開かれた共産党の重要会議は「最先端の革命的な技術発展を加速し、武器装備のAI化を進める」という方針を決めた。これに関連し、今月24日付の中国人民解放軍機関紙・解放軍報は「新型兵器は急速にAI・無人化している」と指摘した。
中国の兵器は米国製より劣っているものが多く、特に航空機の開発は遅れが目立つ。しかし、米国が十分な技術を取得していない分野で中国が先行すれば、「伝統的領域や主流技術を追い越すことができる」(同紙)と判断。この考え方に基づき、中国は新たな兵器として注目されている無人機の性能を急速に向上させている。
さらに、従来とは全く異なる次元で「未来の戦争」に関する研究を進めている。解放軍報は「作戦は物理・情報領域から認知領域に広がっている」「破壊力、機動力以外の知力などの充実によって作戦の効果は最大化される」と強調。重点分野の一つに、脳とコンピューターを結合する技術を挙げた。
郭雲飛・軍戦略支援部隊情報工程大学校長は6月2日付の解放軍報で、脳科学の研究が進めば、敵兵の脳内にある文章や音声、映像などの記憶を読み取ったり、電気や磁気で外部から脳に刺激を与え敵兵に命令に反する行動をさせたりできると指摘。「大脳は未来の戦争の主戦場になり、『制脳権』が作戦のカギとなる」と分析した。
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最小の予算で、安全保障上の目的を果たす手段は、仮想敵と同様の構想で準備してゆけば、将来的には、互いに膠着、別の言い方をすれば、「相互確証破壊」になり、やっと「軍縮」の話しができる状況になる。
日本がこの分野で、手緩い対応しかしなければ、やがては、バランスが崩れて、大惨事の悲劇が起こるだろう。
(山口達夫 記)
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日本国内には、中国人居留者が100万人居る。その内、中国共産党が関与して、有事の際、特殊部隊を含むコマンドをその内、数%つまり、数万人の規模で組織できるとされる。
現状の警察力や自衛隊の総力を挙げても、国内のレーダーサイトや米軍、空自の航空基地を守備するのは、相当な無理があるとさえ言われている。
また、弾道弾攻撃、航空攻撃で制空権、制海権を取られると、正規軍数万規模の空挺部隊や正規軍の海軍上陸部隊が上陸可能だ。
さらに、中国は600万の民兵組織があるが、漁船55万隻を使うと、100万人近い海上民兵を、国内に上陸させてくる能力が現状あるとされる。
このような圧倒的な数の力を、最近、自衛隊側が少しずつ、AI技術で埋めようとする努力を始めた段階だ。
中国側の対日工作施策で、政治的にこの様な、芽を摘み取ってしまおうとする意図は、濃厚に感じられてきたが、NHKも、この中国の対日工作施策に乗っかった、売国方向に梶を切ったのが実情だろう!
3. NHKの営業目標
なぜ、この時期に、かくも、中国側に付く同調圧力が、NHKに強くなっているか?と理由を考えると、東京五輪開催の時期に近く、半年後の冬季五輪である中国の北京五輪での放映権の取り扱いが、東京五輪の無観客で縮小した利益相反の関係で、色を付ける売国的な姿勢が、北京側から求められたのだろう!
(山口達夫 記)
投稿: 山口達夫 | 2021年7月12日 (月) 02時46分
石破先生
今晩は!!。
日本列島は連日のように線状降水帯による豪雨続きであり、本日も山陰地方の豪雨により、島根県雲南市の河川の氾濫も伝えて居ります。
まさに地震、風水害、火山、などの災害列島日本国となり、恐ろしくて身震いするほどであります。
小生は先生と同郷、鳥取県出身の「国の将来を憂う」者であります。
先ず、石破先生に於かれましてはこの7月7日をもって衆議院議員在職35年になられるとの御由、大変おめでとう御座いますと申し上げますと共に、大変お疲れ様であります。
その間自民党の防衛庁長官、防衛大臣、農水大臣、政務調査会長、幹事長、地方創生担当大臣などの要職に就かれ、その在任中には大変な足跡を残されて来られましたが、まだ63歳と大変若く、まさに政治家として充実期を迎えられているものと存じます。
私達はこの国民からの信用を失い、凋落の激しい今の自民党の立て直しと、国民と共に政治を行われる石破先生の更なる発展を願って居るものであります。
さて、本日より新に沖縄と東京を中心に第4回目の緊急事態宣言が発令されました。
そして関東の神奈川・千葉・埼玉や大阪市はまん延防止措置法が適用されましたが、東京を初めそれぞれの大都市圏に於いて感染者の増大が報告され、感染のリバウンドが見られて居ります。
そのような中オリンピック開催はあと10日ほどとなり、東京を始め神奈川・千葉・埼玉の会場にて行われる競技は無観客となりました。北海道も無観客を決め、その他各地に予定されて居りましたプライベートビユー(大型テレビによる放映)も廃止の自治体が続々と出て来て居ります。
そのような中で、先日IOCのバッハ会長も来日しましたが、取り立てた会見や談話は無いものの、「この困難の中での開催は、有観客、無観客でもなんであれIOCへの収入も確保出来、関係者への配慮には大変満足している」と聞きました。
日本国内でのオリンピックへの論調を知らない筈もなく、石破先生も云われますように、オリンピック開催の「崇高で高邁な」意義そのものに多いに疑問のある所であります。
本日のニュースでは、我が国でのオリンピック開催の中止を求める団体がIOCバッハ会長の宿泊ホテルに抗議のデモを掛け、警察ともみ合いになったとニュースで知りました。
又他方安倍前総理が「オリンピック開催に反対するのは反日的な団体である」などと、講演会において発言していると聞こえて来ます。
又、緊急事態宣言の東京への発令は、感染の増加傾向で爆発の感染を抑える為のものとして政府は発令したとし、西村経済再生担当大臣は「酒類の提供を続ける飲食店に取引先金融機関からも働き掛けて頂きたい」と述べ、世間に大変な物議を醸しております。この発言は与野党からも問題となり、7月9日には「恰も私権を制限するかのような誤解を受け、発言を撤回する」としました。
しかし、この法律に拠らない行政の民間営業の私権を圧迫するメッセージは、火に油を注ぐように燎原の火となりつつあります。この様に、お上からの達しのような発言があれば、折角の緊急事態宣言やまん延防止措置法での国民の協力を得られる筈も無く、ひいては今度の衆議院選挙のおいても悪影響は必至ではありませんか?先ほどの安倍前総理の「出しゃばり」は御免被りたいところであります。
更に、政府の強力な働き掛けによりワクチン接種の東京,大阪での自衛隊による大規模集団接種会場の設営、各自治体の集団接種会場、企業独自の接種体制や医師の手配などが図られながら、肝心なワクチンの入荷が間に合わず、予約の中止やお断りの為の個々人への連絡、1回のみ接種を行い2回目は見通しが立たないなどと云われ、現場は大混乱と相互に怒り心頭の状態であります。このような国民への不信感も次回の衆議院選挙の有権者の投票行動へ現れるのは必定でありませんか?
この辺りが、菅総理の指導力と政権の纏まりの無さを露呈していると云えるのではありませんか?
投稿: 桑本栄太郎 | 2021年7月12日 (月) 22時50分
こんにちは。
長きに渡る公務お疲れ様です。
今後もご活躍されますように。
投稿: 水アメ | 2021年7月13日 (火) 01時09分
【異常な気象】
長雨状態が続いている。梅雨明け宣言は今の処まだ無いようだ。気象庁のHPには近畿方面の欄は空白である。はっきり言えば九州沖縄方面以外は空白なのである。梅雨明けの見通しがないのだろう。平年であれば7月19日頃、昨年は8月1日だったようだ。今年はもっとずれ込むのかもわからない。オリンピックに突入していたとしても梅雨明けがないということになる。
気象庁の予報サイトには『競技会場周辺の暑さ指数(WBGT)』が今年に限ってあるのだそうだ。熱中症対策のために用意されたとある。心配しておられる人はいるのがよくわかる。こういうのが正しく発表されて、実際に役に立ってほしいものだ。
高温多湿の夏だ。乗り切るのが大変だ。
投稿: 旗 | 2021年7月13日 (火) 06時01分
このたびの西村発言は、安倍、菅の正体見たりである。スタンフォード大学の囚人と看守実験と同じく、辞めさせないと国が滅びる。野党は頼りない、だったら、自民の中に国士はいないか?大塩平八郎は、いないか?知識があっても行動しないのは、知らないのと同じ。
投稿: 安倍、スガ、麻生は駄目だが、野党は頼りない、自民の中に国士はいないか | 2021年7月13日 (火) 21時35分
【大阪でも起きたワクチン接種4回の老人】
やっぱり、というべき事態が起きていたようだ。Yahoo!に記事があった。
『大阪府岬町は13日、新型コロナウイルスのワクチン接種で、町内在住の80代男性が2カ所の医療機関で重複して予約し、計4回接種を受けるミスがあったと発表した。4回はいずれも米ファイザー製で、これまで男性に副反応などの症状はないが、引き続き体調変化を観察するという。
町によると、男性は町が発行した接種券を用いて、町外のかかりつけ医で5月下旬と6月16日の2回接種。その後、接種券を紛失したとして町役場の窓口で再発行を受け、町内の医療機関で6月18日と7月にも接種。町内の医療機関からの接種済み証を不審に思った家族が問い合わせ、ミスが判明した。』
これにはこの老人の既往症的な間違いが原因のようだとする説明が、記事の後段にあった。先日、北海道であった強靭な体力を持った強欲な老人のように『抗体を増やしたい』という意図などなかったということだ。
記事には、
『町は原因として、町外での予約を町のシステムで把握することが困難だったことと、接種券再発行時に本人から聞き取るだけで済ませたことなどを挙げている。男性は認知機能の低下がみられ、2回でワクチン接種が完了したことを認識していなかったという。』
つまり、昼ご飯を食べ終えたばかりの爺さんが「昼ご飯はまだかのう」と言って、続けて食事をしたような状況によく似ていると言いたいようだ。認知症なのだろう。本人は接種券の存在を理解しており、それが手元から紛失したという誤認識があったようで、疑うことなく再発行を申請して接種したようである。こういう老人はもしかすると他にもおられるかもわかりませんね。確認作業の難しさを思い知ることになります。
今回は、死者を大量に出しているファイザー製ワクチンなので経過を見るのにも慎重にならざるを得ないだろう。この老人のために人手を割かないといけなくなります。大変な事態だ。記事の最後に意味深な一行の記載があった。
『ファイザー製は通常約3週間の間隔をあけて2回接種することが推奨されている。』
おそらく、結果的に見て、推奨されるような使用をしていないのだろう。怖い話である。笑い話ではない。周りにいる人々がしっかりしないと起きてしまう問題だ。続報が必要なケースですね。
投稿: 旗 | 2021年7月14日 (水) 03時54分
【インドネシアが地獄に突入したようだ。なんと!! 1日当たり4万人の新規感染者】
シナ帝国製氏のバックワクチンを接種して接種率が50%以上になっていたインドネシアで感染者の爆発的な急増が記事になっていた。
『【ジャカルタ共同】インド由来の新型コロナウイルス変異株「デルタ株」の勢いが続くインドネシアの政府は12日、1日当たりの新規感染確認者が4万427人に上り、過去最多となったと発表した。』
『【AFP=時事】(更新)インドネシアは7日、新型コロナウイルス対策の規制を全国に拡大した。同国では新型ウイルスによる1日の死者数が1000人を突破。政府はさらなる感染拡大の恐れを警告している。
同国では感染力の強い変異株「デルタ株」の感染が、人口密度の高いジャワ(Java)島から全土に拡大。規制は、西部スマトラ(Sumatra)島から最東端のパプア(Papua)州まで数十の都市に適用される。
アイルランガ・ハルタルト(Airlangga Hartarto)調整相(経済)は、「他の地域でも感染者が増えており、病床使用率に注意を払う必要がある」と述べた。政府は規制を7月20日まで延長することも決定した。
インドネシアでは7日、1日の新規感染者3万4379人、死者1040人と、いずれも過去最多を記録。1日の新規感染者に対する死者の割合は、ここ1か月足らずで10倍に増加している。【翻訳編集】 AFPBB News』
『中国シノバック社が開発した新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)ワクチンのインドネシア臨床試験を進めてきた責任者が新型コロナで死亡した。このためシノバックの「水ワクチン」議論は一層強まった。
8日、インドネシアの日刊紙コンパスなどによると、国営製薬会社ビオ・ファルマのNovilia Sjafri Bachtiar博士が、前日新型コロナで亡くなった。
Novilia博士は昨年から中国シノバックのコロナワクチン「コロナバック(coronaVac)」のインドネシア臨床試験総括責任を担当してきた。・・・Novilia博士の死亡が伝えられ、シノバックワクチンの効能を疑う声が高まった。・・・シノバックワクチン接種以降に死亡する事例が繰り返し報告されて「水ワクチン」問題が広がっていた。6月中旬、中部ジャワ州クドゥス県でシノバックワクチン接種完了後、コロナにかかった保健医療関係者数が350人以上にのぼると集計された。』
この問題はタイでも起きている。
『中国の製薬企業“シノバック”の新型コロナウイルス感染症ワクチンを接種したタイの医療陣のうち 600人以上が新型コロナに感染し、そのうち1人は死亡したことがわかった。
11日(現地時間)ロイター通信によると、タイ保健省はこの日、シノバック社ワクチンの2回の接種を終えた医療陣67万7348人のうち、618人が新型コロナに感染したことを明らかにした。これは 今年の4月から7月までの数値で、新型コロナの感染者のうち 看護師1人は死亡し、また他の医療陣1人は重体である。
タイ保健省の高位官僚は 記者会見で「専門家グループは、感染の高危険群に対して 免疫力向上のための3次接種を勧告した」と伝えた。これは 新型コロナに対する免疫力を高めるための追加接種である、いわゆる「ブースターショット」という意味だ。
この官僚は「ブースターショットは、アストラゼネカ社ワクチンや 近いうちにタイに入ってくるmRNA(メッセンジャー・リボ核酸)ワクチンの一つとなるだろう」と付け加えた。
mRNAワクチンであるファイザー社ワクチン150万回分は、米国による無償提供により 今月末 タイに到着する予定である。』
本日のニュースには、そのタイに我が国からAZワクチンの供与があったとする記事もある。
『【バンコク=田原徳容】タイ政府は12日、日本政府から英アストラゼネカ製の新型コロナワクチン約105万回分の無償提供を受けたと発表した。タイは現在、感染が急拡大し、1日当たりの新規感染者数が8000~9000人台で推移しており、ワクチンも不足している。タイのプラユット・チャンオーチャー首相は、「日本の支援は、タイが力強く前進する上で重要な役割を果たす」と述べた。(読売)』
シナ帝国製シノバックは、役立たずを証明したようなもので、本国でも忌避され始めているという噂がある。何か目的が隠されているのかもわかりませんね。効能検査もせずにシナ系の人が経済を握っているとされるインドネシアやタイ等の国に役立たずのワクチンを振りまいた意図が別に隠されているのではないかと言い出す人もネットおられる。経済的な優位を今以上に確実にするつもりなのだろうと囁かれていたようだ。しかし、ここまで接種後の感染者の急増があれば、不信が生まれる。そして、使用されなくなるだろう。既に、インドネシアはギブアップしている。AZ社に交渉を始めたとする話もあるらしい。
シノバックの成果が、これから、シナ帝国をさらに追い詰めることになるだろう。シナ帝国に向けた敵意が醸造されているようだ。
投稿: 旗 | 2021年7月14日 (水) 04時35分
【足元を見透かされている西村発言】
我が国の憲法に決定的に欠けた規定があって、それがために戒厳令等の非常事態が普通の国のように宣言できないので、迫力がない状態が、このコロナ過の動きの中で何度もあぶりだされてきた。
西村大臣の発言もそれの一例だ。ただ担当大臣が思い切ったことを国民の前で言っても効果が少ないということもある。無責任に近い状態の責任者という意味だ。憲法改正を行って非常事態が宣言できる立場についても審議しないといけないですね。
西村氏では・・・・と言っては怒るかもわからないが、彼では軽い。業者他多数からの反発がすぐに帰ってきたではないか。そういう処も見ておかないといけませんね。
彼の意図するところは明白だ。しかし、憲法にその規定がない。残念だが何も起きない。普通の日常だ。我が国は、こういうことの繰り返しで落ちぶれていくのかもわからない。覚悟を持った人が少なくなる。憲法をこういう作りにした米国の戦略があると思った方がいい。
まあ、そういうことだ。本気で憲法改正をやらないといけなくなって久しいのだ。
国民の理解が足りないのだろう。
投稿: 旗 | 2021年7月14日 (水) 05時06分
【MLBのオールスターゲーム】
たった1日のゲームというのがいいですね。我が国のそれは、スポンサーの意向が強すぎて、だらけたような印象が強い。まあ、仕方がない。今はもうこの世にない家電メーカーの名前がオールスターゲームの頭についていた。見なくなって久しいので今はどう名乗っているのかも知らない。
それはともかく、大谷選手にとっては何事も初体験だったようだ。しかし、臆することなくのびのびと楽しそうに参加しておられたようだ。メデアへの露出が大量にアップされていたので記事を追うだけでも時間が暮れる。
100マイルの速球を連発したことでクライマックスがいきなり登場した。HRダービーは不本意な結果だったが、こっちで健在ぶりを発揮できたことが大きな収穫なのだろう。これは日本にいる多くのファンの期待に応えた投球のようにも見えます。
大変な活躍だ。打つ方はナショナルリーグ側の投手の熱心な研究心が功を奏したという記事もあったのと、大谷選手は初対面投手に対してはどちらかと言えば苦手な結果がこれまで普通にある。通常なら2回目対戦時に克服をするスタイルなので期待はしていなかった。 まあ、その通りだなという打撃結果になったようだ。
指名打者兼ピッチャーという登場というのは、今回限りなのかどうかまでは知らないが特例中の特例のルールになったそうだ。それで実現が可能となり球速100マイルを世界に見せることに成ったのだ。MLBコミッショナーも米国球界全体に寄せる大谷選手の貢献を称えていたのが大きな印象だ。コロナ過にあって、デンバーの球場を満員にした事実は大きく報道されている。その中のどれ程が大谷選手の貢献があったのかよくわからないがMLBが公式CMまで作って大谷選手を中心に広報していたことと関係があるだろうと思います。世界を見据えた戦略は何十年も前からやっていたのであるがアジアからの才能が大きくなかった。変わってきたのはイチロー選手の登場からだと言える。そのイチロー選手も現役ではなくなったこともあって継ぐ者が途絶えようとしていた矢先に大谷翔平選手が大量のHRを広角砲のように打ちまくりながら登場し、投げては100マイルの球速でマウンドに立ったわけだ。しかも盗塁もできる。イチロー選手とは全くスタイルの異なるアジアからの野球男の登場だ。彼こそが、MLBが待っていたプレイヤーなのだろうと思いますね。MLBが力を入れている様子がありありだ。
まあ、それもともかく、後半戦の開始が待ち遠しい。2021年のMVPは彼が獲得するだろう。頑張ってほしいものだ。
投稿: 旗 | 2021年7月15日 (木) 02時50分
【唐突に、東京オリンピックの開会式に出席したいと言い出した韓国の大統領】
大きな勘違い、或いは、誤解が文在寅の脳みそに湧いているのかもわからない。韓国国内世論はこの7月に入った時点ですら参加ボイコットが主流になっていたようだ。韓国の世論にその変化がないのに、訪日と日韓首脳会談をセットにして強要するような発言が韓国大統領府の高官から連発されているようだ。彼等はこれを外交カードか何かのように誤解している。我が国は一貫して彼等に向けて東京オリンピックへの参加を呼びかけたことが2020年を通してほぼなかった。日韓首脳会談に至っては2015年以降無い。貿易問題や日韓基本条約請求権問題及び2015年の日韓合意等々に関係する宿題の提出がないからだ。
話し合う必要を韓国が一切認めてこなかったことが基本にある。そして、急に日韓首脳会談を開きたいと言い出した。言い出したことの中身についても、この宿題に触れる内容がどこにもない。つまり、我が国にはあっては、時間の無駄になるばかりである。
それで、ネットには通貨スワップのことじゃね。という話が飛び回っている。韓国はもしかすると戦後3度目の金融危機を迎えるつもりのようだ。外貨準備高が史上最高額だと、どこの国からも尋ねられたこともないのに吹聴しまくっている記事があったのは6月の話である。しかし、家計債務が最悪を更新し、為替相場も無残な数字を晒していることが経済面の記事にある。ネットでは経済音痴の文在寅もさすがにこれはやばいと思ったのかもわからない。その上、為替相場の急落は外貨準備高を強調しだした1998年と同じ行動だと指摘されている。まあ、他には、いつもの自転車操業の毎日なので危機感は慢性化していると見る人も多数おられるらしい。
実際の処はわからないが今回の日韓首脳会談を強要する姿勢は尋常ではないと見る点において一致しているのだそうだ。何があるのか? ワクチン乞食じゃねという声もあった。ワクチンの在庫が枯渇しているという記事もYahoo!他から上がっている。ワクチン目当てか? と、見る人も多い。そういう人は、台湾との差を痛感しているのだろうと云う。
宿題をかたずけたという報告がないので、うっかり相手をすれば、被害を被ることに成る。彼等と話をすることの意味は、はっきり言うが本当に時間の無駄である。その上、不快であるともいえる。
目的は多岐にわたっているのだろう。米韓関係も絡んでいるらしい。ソウルの光化門から逃亡した米国駐韓大使館が、予定の場所に移転建造されるのかどうかについて雲行きが怪しくなっているという噂もあるようだ。
その根拠は不明だが、大使館業務の規模の縮小があると言われているそうだ。米国政府から日韓関係のことについても注文を付けられているらしい。改善する気がないことについて、小言を言われているらしい。それは福島の処理水問題他で、韓国側の意向を汲んだ同調をしてくれない処から漏れ出た話である。何もかも裏目に出ていることがやっと彼等をして正気に変えたということかもわからないが、それを外交カードか何かのように、開会式に参加してほしいのなら日韓首脳会談を開催しろという強迫に使うような話しぶりである。頭がおかしいままだと云う人もいる。
めんどくさい人々なのだ。我が国は彼等に構う必要などどこにもない。韓国の不参加は国民の喜びになりつつある。そして現政権が仮に、首脳会談に応じれば自民党は国民から捨てられかねない事態になるだろう。宿題がどうなったのかを明らかにさせることが目的なら、それは外務省の部長クラスの確認があればすぐにわかることだ。その上で、その中身について政府が確認したいとなれば外務大臣の仕事である。どこに首脳会談開催の必要があるのだということになる。
通貨スワップなどという噂話は10年近く前に終了している。韓国は有り余る外貨準備高を抱えているということでもあるので必要がない。ワクチン問題は友好関係にない国に供与しないという姿勢を貫いていただきたいものだ。台湾は我が国の安全保障問題上の意味もある重要な国である。しかも、我が国の恩人だ。あきらかに、我が国国民は台湾は韓国とは全く異なる国だという認識が強い。だから韓国に向けたワクチン供与はない。東北6県が反対するだろう。
いったい何のために日韓首脳会談と騒いでいるのだろう。気持ちの悪い連中だ。
投稿: 旗 | 2021年7月15日 (木) 03時58分
【南アフリカで暴動が起きている】
Yahoo!に記事があった。
『[ヨハネスブルク 13日 ロイター] - 南アフリカで、ズマ前大統領(79)の収監への抗議活動に端を発した暴動が全国に広がり、暴徒化したデモ隊が各地で警察と衝突し、ショッピングモールでの略奪や放火が横行している。過去数年で最も激しい暴動となっている。
治安当局によると、暴力や略奪行為はズマ前大統領の出身地クワズール・ナタール州や、最大都市ヨハネスブルクを擁するハウテン州、東部の港湾都市ダーバンに広がっており、政府はさらなる拡大を食い止めようとしている。
警察当局は13日遅く、過去数日の混乱で72人が死亡し、1234人が拘束されたと明らかにした。』
他に、韓国系企業の工場が破壊されたという記事もあった。サムスンとLG電子の工場である。これらは意図的に標的にされたとある。どのような目的がそこにあったのか説明はない。
『南アフリカ共和国でジェイコブ・ズマ前大統領の収監に対する暴力的な抗議活動が大規模な暴動につながり、現地にある韓国企業の被害が続出している。LG電子の工場が全焼したのに続き、サムスン電子の物流倉庫も被害を受けていたことが確認された。
13日(現地時間)、関連業界によると南アフリカ南東部・ダーバンにあるサムスン電子の物流倉庫も略奪による被害に遭った状態だという。・・・・ダーバン産業団地にあるLG電子テレビ事業所は去る12日午前、武装暴徒に襲撃された。彼らは電子製品や装備などを略奪したのに続き、午後は火をつけ、工場が全焼する被害に遭った。
LG電子のダーバン事業所は1つの生産ラインを運営し、テレビとモニターを生産して現地で販売してきた。勤務者は100人ほどで、幸い人命被害はないことがわかった。
政府は当局に韓国企業に対する保護措置の強化を要請した。』
企業名が明らかに記載されている記事は韓国のものばかりである。何か目的があったのだろうと思うのであるが、その説明は記事にない。ネット動画ではチャイナタウンが襲撃されたというのもあったが、そこにもその目的等の説明がない。暴動の発端は前大統領の疑惑があって拘束されたことから始まったという。それとアジア系企業への襲撃が結びつくのはなぜなのか? 一部の噂では現政権と癒着している業者が韓国系とシナ帝国系だという噂がある。根拠は何なのかを含めて説明が記事になったものが見当たらない。追跡中の話なのかもわかりません。暴動の標的にされているというのは異常だ。韓国系企業は現政権を頼って警察による防禦を要請していることが記事になっている。やはり何らかの特別な関係があるのだろうか?
記事の後段に『駐南アフリカ韓国大使館はホームページの公示を通じて「現在、事件解決のため駐在国政府や治安当局と活発に協力しており、同胞の安全のために最善の努力をする」と明らかにした。』
特別な関係を期待しているようにも見える記事だ。シナ帝国系のメデアにはこういう話は出てこないようだ。シナ帝国との関係も深いアフリカの国である。チャイナタウンが襲撃されているのであれば人民日報他が沈黙するのは異様である。その辺りは謎だ。
13日だけで72人が亡くなり、1200名以上が検挙されたという暴動である。国際社会も騒ぎだすだろう。その中で韓国系企業だけが名指しで襲撃を受ける意味が明かされるのかもわかりませんね。続報を待つしか無いようだ。
投稿: 旗 | 2021年7月15日 (木) 05時48分
なんだかこのコメント欄が約一名に乗っ取られた様相を呈しておりますな。兜の緒を締め直し百論を以って賑わわせたいものです。
≪こんな連載に寄稿しておられたんですね≫
デイリー新潮:石破茂の異論正論、第10回:バイデン、習近平、プーチンの思考回路… https://is.gd/tTYPce
①≫バイデン政権の人権に関する強硬な姿勢は、もしかすると日本に対しても向けられる可能性があることは考慮しておかなければなりません。
②≫私たちが終わったことと思っている歴史認識に関することが、再度問題化されるリスクもあります。「中国は人権無視だから当然だ、ざまあみろ」などと安易に思っているだけでは、攻撃対象が私たちになったときに対処できません。
(愚見の蛇足:ま、中国を侮蔑的に“チャイナ”と呼んで安易な優越感に浸るのも殆い態度だと考える)
⇒真に石破さんのご指摘の通りだと思います。視座を広く深く永く取り、思考を鍛えるには 愚猿小人がする ≪安易な想定外≫ を置いてはいけません。
⇒茹で蛙状態、黴症候群に冒された極東の島国には、先進的で開明的な眼から向ける攻撃の標的は数多く夫々が深刻である。報道の自由度然り、ジェンダー格差やLGBTなどへの時代遅れ然り。これらは、広深永な視座から眺めれば、真に人権侵害であり、為政者既得権益が言い張る如き ≪単なる認識不足≫と捉えるのは過ちだと。
日本が対米従属関係を続けていれば、米国は満足してことを荒立てることはない可能性はある。然し、それは日本国民にとっては民主主義の基本である人権も喪い、独立国の基本である主権も失っている ≪戦後日本の姿≫ と重なる。
投稿: 黒山椒 無躇 | 2021年7月15日 (木) 09時44分
【2年前のクルーズ船の再現を韓国は軍艦でやってしまう】
まあ、何というか、無責任なのだろうとしか言いようがない。時事に記事があった。
『【ソウル時事】韓国国防省は15日、海賊対策でアフリカ東部ソマリア沖のアデン湾に派遣されている海軍部隊の駆逐艦の乗組員6人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。物資調達のため駆逐艦は先月末から数日間、近隣国に寄港。その後に多数の乗組員が風邪の症状を訴え、6人をサンプル検査したところ、感染が確認されたという。
艦内ではこの6人のほか、80人以上が症状を訴えて隔離されている。軍は検査態勢が整い次第、全乗組員300人以上を対象にPCR検査を実施する見通し。乗組員らはまだワクチン接種を受けていない上、駆逐艦には密閉された空間が多く感染が広がっている恐れがある。』
密封された空間が問題になるのは2年前からさんざん指摘をされていた案件である。当時のクルーズ船はそれで国際的に世論が炎上した。下船許可を得るまで約2か月ほどの時間を要したのは記憶にある。しかし、今回のこれは、変異株の疑いが濃厚なので対応に苦慮すると思いますね。若い人でも重篤化するからだ。外洋に出る海軍兵は出発前にワクチン接種は常識である。それが感染者となったということはデルタ株の可能性が高い。既に80人が隔離とある。乗員約300名の26%が既に罹患しているわけだ。時間の問題ですね。
寄港を許可する港はおそらくないであろう。行く先々で警戒されることになる。迷惑この上ない事態というのはクルーズ船で証明済みだ。海賊対策ということのようだが、韓国の軍艦を見れば海賊の方から逃げ出すだろう。そういう効果でも狙っていたのかもわかりませんね。彼等の考えることは予測がつかないことが多い。
迷惑な人々である。
それはさておき、我が国に入国した韓国選手団がさっそく選手村で政治的なスローガンを掲げた横断幕を張り巡らしたという報道がありました。IOCはこれを見過ごすつもりなのだろうか? 詳しい内容は不明な点も多いが竹島の領有に絡む内容があるという報告がネットの嫌韓ブロガー他から発信されているらしい。
これで思い出すのは、1972年のミュンヘンオリンピックで起きた殺人事件である。パレスチナ系の選手が複数で引き起こしたイスラエル選手団の占拠拉致及びイスラエル人の殺害事件のことである。パレスチナ系の選手団は政治的なスローガンを掲げた幕をひらめかせていたことが事前にあったそうだ。IOCはそれを放置していたことがのちに指摘されている。こういう事件の前例があるのに放置するつもりなら大変な事態が発生するかもわかりませんね。彼等は競技に参加する気がなく政治的な言動が目的なのだとすれば直ちに帰国していただいた方がいいのではないだろうか。不測の事態が起きるかもわかりません。何があってもホスト国の責任と言われるでしょう。責任問題が発生しますね。文在寅が必死に訪日を主張することと、選手団のこの政治的な行動につながりがあれば、責任は文在寅にあると言えます。勝手なことをさせてはなりませんね。二階俊博が裏で手を引いているという噂もネットで飛び回っています。厳戒態勢が必要です。大きな不安だ。
投稿: 旗 | 2021年7月16日 (金) 02時12分
石破先生
ここのコメント欄は機能しているのだろうか?とも思いつつ、線状降水帯についてのお話がありましたので、簡単にコメントさせていただきます。
まず、線状降水帯という概念は近年生まれたものですが、この現象自体は普遍的なものであると考えられます。
線状降水帯は地表付近と上空との風向きやその強度、地形による上昇気流などによって発生するものであり、必ずしも特殊な現象ではありません。降水解析の高度化により、大雨の際にそのような降水形態が見られることが分かった、というものです。
一方、降水量の増加、あるいはゲリラ豪雨と呼ばれる短時間降水の増加については、気温上昇との相関が認められると考えられています。
2017年のJAMSTECによる論文では、可降水量は気温1℃あたり最大14%上昇するという趣旨が述べられています。
気温上昇に伴う気候変動は可降水量増加にとどまらず、特に海水温上昇による水蒸気量増加、蓄積された熱エネルギーによる台風の強化など、日本の気候環境をより厳しいものに変えていく可能性は十分に考えられます。
それに伴い、防災・減災に関わるコストも年々増加していくことが見込まれます。
生産性に寄与しないこれらのコスト増加は企業努力によって補えるものではなく、公的施策が求められていくでしょう。
また一方で、日本は置かれた環境から災害リスク管理のノウハウを豊富に持ち合わせています。気候変動でこれまでにない災害に見舞われるのはどの国でも同じであり、その際に日本の持つノウハウは大きな価値になるかと思います。
以前石破先生が盛んに仰っていた防災省の設立について、個人的にはあるべきだと考えております。災害リスクの要因は多岐に亘り、現在の行政の体制では即応することが難しいように感じます。
ただ、従来通りの省庁形態では今後の災害対応に十分な機能を有するとは思えません。災害は地理的・社会的要因による地域環境の影響が大きく、中央集権的制度との相性が悪いことが理由です。
長々と失礼いたしました。
梅雨も明け、猛暑の日々が迫っております。
お体ご自愛くださいませ。
気象予報士(非現業)
投稿: ふなき | 2021年7月16日 (金) 19時04分