総裁選お礼など
石破 茂 です。
総裁選挙では、本当に全国の皆様にお世話様になりました。心より厚く御礼申し上げます。
地元鳥取県では河野候補に対して全国でトップの82%もの圧倒的なご支持を頂き、言葉に尽くせないほどの感謝の気持ちで一杯です。
有り難い地元にお支えいただいていること、そして多くの方々が献身的に資料送付や電話かけをしてくださったことに感激しています。その熱い思いに応えられなかったことに本当に申し訳のない思いがしてなりません。
この気持ちの披瀝と、来たる総選挙に臨む心構えを述べるため、明日は鳥取県庁記者クラブで記者懇談を致したいと思っています。
菅総理の辞意表明によって自民党の国会議員に安堵感が広がり、改革よりも安定を求めたことが今回の総裁選の底流にはあったように思います。日本の危機的状況はそんなに悠長なものではないはずなのですが、どうしてこんなことになってしまうのでしょう。「日本が本当に危機に瀕するまで、議員も国民も覚醒しないのではないか」と言う方がこの総裁選挙の期間にも何人かおられましたが、そのようなことを政治家が言うのは国民にあまりに申し訳ないというものです。
総裁選について詳しいことはまたの機会に記したいと思います。当然、至らなかったことは多々ありますが、自分としてできる限りの力は尽くして参りました。どんな選挙もそうですが、敗けた時にはそれでなくても大きく落ち込んでいるのに多くの批判や批評が寄せられ、人もあまり寄り付かなくなってとても辛いものですし、辛い時、苦しい時にそれを分け合ってくれる人もそれほどいないものです。少なくとも自分は、人の痛みや辛さを分かち合える人間でありたいと思っています。
新たに発足する体制は、国民に対する真摯な怖れと誠実さを持つものであることを心から願います。それを忘れたとき、今度こそ国民の信頼を失い、厳しい審判が下ることをよく認識しなければなりません。
台風の接近により明日の飛行機便の就航が危ぶまれ、これから陸路で姫路まで向かいますため、行き届かない文章になってしまいましたことをご容赦ください。
皆様、どうかご健勝にてお過ごしくださいませ。