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2021年10月 8日 (金)

岸田新内閣、解散・総選挙など

 石破 茂 です。
 解散・総選挙が早まり、今月14日解散、19日公示(日本国憲法による天皇陛下の国事行為。地方の首長や議員の選挙は「告示」という)、31日投開票という日程が報道されております。最も遅い11月28日投開票という日程も取り沙汰されておりましたので、衆議院議員は東京も地元も恐ろしく慌ただしい雰囲気になっています。今期の衆議院議員の任期は10月21日までですので、あまりこれを過ぎるのも好ましくないとの判断なのかもしれません。一方では、「本会議の代表質問だけではなく予算委員会の論戦を経るべきだったのではないか」との批判や、「新政権への期待とご祝儀相場が冷めないうちに選挙すべきということか」との冷ややかな見方もあります。
 長く議員を務めて、解散・総選挙もこれまで10回経験していますが、これほど慌ただしいのは初めてで、地元の選挙体制作りや応援日程の調整に追われており、せめて初日と最終日は半日ずつでも地元に帰りたいと思っています。
 また結成以来、苦労を共にして下さっている水月会の皆さんをはじめとして、この総裁選で思いを同じくした候補の応援には、出来る限りの時間を割きたいと思っております。
 当選6回以降、選挙期間中に地元に居られることが少なくなりましたが、公示日から最終日まで全日選挙区にいて、朝6時から夜の10時過ぎまで(拡声器を使わなければ、午前8時以前と午後8時以降も選挙運動は可能です)全力で自分の選挙をしていた頃のことが懐かしく思い出されます。
 選挙も今度で12回目となります。地元、後援者の皆様、スタッフ、家族に恵まれてここまでやってこられたことに心から感謝しています。今度も誠心誠意、取り組みたいと思っております。

 総裁選挙は、「負けに不思議の負けなし」というように、やはり負けるべくして負けたということです。
 党員票で圧倒して議員票の伸びに繋げるとの構想でしたが、この伸びが今ひとつだったことですべてが崩れてしまったように思いました。街頭演説が出来なかったことも大きな痛手でしたが、総裁選挙は有権者である党員・党友に早めに候補者と自分自身の心のこもった手紙を送る、自分の事務所からも電話依頼を徹底する、地域や職域の支部長や幹事長には丁寧に依頼の挨拶回りをする、というのが基本的な手法であり、これがうまく共有されず、河野候補の知名度や、彼に対する期待を十分に生かせなかったのではないかと反省しています。

 総裁選挙も終わり、いよいよ主権者の審判が下される総選挙を迎えます。総裁選で自民党が変わることに期待したが駄目だった、さりとて野党に任せるわけにもいかない、もう今回は選挙に行くのをやめよう、という種類の「棄権」が増えることを怖れています。
 小選挙区制は、投票率が50%の場合、その半分(つまり全有権者の25%)を取れば当選できるという制度であり、自民党に対する積極的な支持は3割以下でも7割以上の議席を持つことができます。このことに対する怖れを我々は忘れてはならないのですが、「棄権」は「消極的支持」と見做されるため、この怖れの気持ちはどうしても失われがちになります。これは自民党、日本国、民主主義すべてにとって決して良いことではありません。小選挙区制導入時にこの視点が欠落していたことにも、深い反省の念を持っています。(ちなみに「白票」を投じることはこれと異なり、積極的な批判となりえます。)

 「自民党はもはや変わらない」との失望感からか、「新党を結成せよ」とのご意見が多く寄せられています。
 平成5年,集団的自衛権の容認、消費税の拡充など本来あるべき真の保守政党を目指していた新生党に自民党を離党して参加し、翌年には政権交代可能な二大政党としての新進党へと移行していくのですが、この時に味わった挫折感を私は終生忘れることはありません。
 確かに小沢・羽田両氏を中心とした新生党は細川内閣という政権交代を実現させてその中核を占めたのですが、細川政権やこれに次ぐ羽田政権は短命に終わり、村山富市社会党委員長を首班とする自社さ政権の誕生を許すことになってしまいました。
 自民党離党者による新党は、一時期旋風を巻き起こすことが出来ても、結局長続きはしないものです。
 鳥取県においても新進党として自民党に敗けないだけの勢力を作ることが出来たのですが、党はその後、路線闘争や権力闘争に明け暮れて全国的には伸び悩み、自分は一体何のために政治家になったのかという思いが日々募り、無所属で立候補した平成8年の総選挙を経て、平成9年に自民党に復党しました。「青い鳥」は何処にもいないのです。
 自民党の強さの理由は、自民党が日本社会をそのまま体現した多様な政党であることと、強固な地方組織を有していることです。そして自民党の問題は、野党時代の真摯な反省を忘れてしまったことであり、これをもう一度思い起こして再生させることは可能なのだと思っています。
 これらについて、新刊の「自民党失敗の本質」(宝島社新書)に一文を載せましたので、ご関心がおありの方はご一読ください。

 本日午後の新総理の所信表明演説は、論点を網羅した卒のないものでしたが、これが岸田流、ということでしょう。
 今を「国難」とおっしゃる危機意識を私は共有するものですが、その本質は何であるのか、それをどのように解決するのか、国民にも広く共有してもらえるように与党としても努力しなければなりません。経済政策に多くの時間を費やされましたが、ここ10年で賃金はわずか1.02%の伸び、韓国の1.35%増、アメリカや欧州諸国の1.2%増に比しても非常に低率で、OECD加盟国中第5位から第30位へと後退しています。円安によって円に換算した輸出企業の利益は上がっても、労働者の所得は上がらず技術革新も進んでいません。東京の中間世帯の可処分所得は全国最下位、出生率も全国最低でありながら一極集中は止まりません。これらがまさに危機の本質であり、これを直視してこそ新たな経済も国の形も構築できるのだと思います。岸田総理は的確な問題意識を持っておられると思いますので、今後の論戦に期待しています。

 新政権の体制が論功行賞や政権の利益のためではないことは極めて重要なことです。国家国民のため、このポストにはこの人しかいない、という考え抜かれた体制でなければ、不幸になるのは国民であり、次代の人々です。民間の組織でももちろんそうだとは思いますが、政府や与党の人事においてはこの点はより重視されるべきです。

 週末は選挙区へ帰り、選挙期間中には行けないであろう地域を予め丁寧に回っておきたいと思います。
 皆様、良い秋の週末をお過ごしくださいませ。

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コメント

私としても、
石破さんには是非是非、
是が非でも自民党に残り続けて欲しい。
逆に言うなら、石破さんが自民党を去ったら
完璧に自民党を見限りますが、
政権担当能力を持つ野党が全く無いので、
その場合、政治に真に絶望して、国政では白紙投票を繰り返すことになるでしょうね。
国政に私の一票は結局生きないのだなと今回の自民党の総裁選には本当にがっかりしました。
私は、石破さんから受けた
国政としての私たちの産業に対しての
過去の恩を決して忘れませんし、
あの時の石破さんは変わっていないなと思ってます。
これからも、石破さんが変わらない限り、
心の底から応援しています。

そして、どんなに苦しくても、
自民党にいて下さい。

政権担当能力の無い野党では駄目ですよ。

投稿: Hitomi Ishikawa | 2021年10月 8日 (金) 18時51分

政権交代を否定された時点で、自民党の健全化も、国体の根本的な改革もありません。
新進党が失敗したのは、「政権交代」以外の政治理念が存在しない野合だからです。
地方体制の問題ではありません。
石破さんがトップに立たれるなら、その心配はありません。
何を言っても聞かれなのだと思うと、書いているこちらも空しくなりますが。
残念です。

投稿: 軍師 | 2021年10月 8日 (金) 19時27分

石破閣下

ポンコツモデラーのポンコツコメントです。

 政治は政治家になるために選挙に勝たなくてはならないという手法に左右されるのですが、たとえ公正で投票率が優れていても適切な結果が約束されるものではありません。それは運用に適切さを欠くことへの関心のなさとも言えます。選挙に際しては議論を尽くし、勝った者だけが優先されるという軽率さの無い、漏れのない対応をする政治にシフトされるよう、またかつその様な運営が為されているか確認されるような制度化が確立されることなどが選挙に新たに息を吹き込むのではと思います。
 選挙活動に合わせたかのように感染が終息しています。ぐずぐずせずに手早く選挙を済ませてしまうべきなので、準備期間が短いですがまあこれもやむを得ないのではと思います。それにもうそれも計算の内なのではないではと・・・。河野候補は騒がしい割に貪欲さに乏しく、積極的に創造していくところが弱いのでこの激変に振り落とされる可能性が危惧されての結果ではと思います。負けるべくして負けたというのはその様なところで妥当なのではと思います。
 コロナ後の世界を見越しての施策をスタートさせる時期になりつつあると思います。なぜ終息現象が起きたのか仮説ですが予想された事態ではないかと推測できます。神の国の奇跡という事にしておきましょう。奇跡はまだまだこれからです。乱文・乱筆お許しください。

投稿: 野村嘉則 | 2021年10月 8日 (金) 20時26分

総裁選最中のコロナ感染者数の減少が投票行動に与えた心理的影響、進次郎氏の好戦的な発言、候補者のここにかける意気込み等々、要因は複数あると思いますが、政治にあまり詳しくない層は、ワクチン大臣が総裁になるものだと思っていた方が多かったものと感じています。

中枢を渡してなるものかという権力闘争、その執念は充分伝わってきました。

先生の先行きはたまた石破派の今後等々様々な事が面白おかしく言われておりますが、全て自民党が待ち受ける衆院選にて勝利し引き続き政権与党として存在し続ける前提での話であり、それ以前に私自身果たして自公で過半数取れるのかどうかと思っております

志を共にした方々が1人でも多く戻って来られますようご尽力なさること期待しております。また総裁に対する強い意欲を声を大にして公言なさる事期待しております。

不謹慎ではありますが災い転じて云々という展開も大いにあり得るのではないでしょうか。
選挙の顔を変えるための自民党による自民党のための総裁選びで自民党の選択がどう出るか興味深く感じています

投稿: まあべらす | 2021年10月 8日 (金) 21時05分

石破先生へ

表題(目次)「総裁選挙の残したもの」
付録資料 ミサイル阻止能力を明記 自民、衆院選公約了承 10/8(金) 15:56配信

10月1日公開の、双日総研吉崎氏のレポート溜池通信から、自民党総裁選の意味することと、今後の政治的展望に関する文書のご紹介です。
 今週のお題は、「総裁選挙の残したもの」と致します。

(本文)
双日総研吉崎氏 溜池通信 21年10月1日号 より(抜粋)

自民党総裁選挙においては、しばしば「意味深な数字」が登場し、「含蓄のある結果」
がもたらされる。今回もその例に洩れなかった。1 回目の投票は、なんと 1 票差で岸田文雄氏が河野太郎氏を上回った。さらに議員投票では、高市早苗氏が河野氏を上回るという番
狂わせがあった。こんな結果は、狙って出せるものではあるまい。

<1 回目投票>
議員投票 党員算定票 合計
河野 太郎 86票 169票 255票
岸田 文雄 146票 110票 256票
高市 早苗 114票 74票 188票
野田 聖子 34票 29票 63票

<決選投票>
議員投票 都道府県票 合計
河野 太郎 131票 39票 170票
岸田 文雄 249票 8票 257票

事前の予想では、1回目投票では党員票に強い河野氏が 1 位となるものの、決選投票で
岸田氏、高市氏の「2 位 3 位連合」に敗れる、というものであった。この場合、新しい総裁は、議員票で党員票をひっくり返したという「後ろめたさ」を抱えることとなる。そのた
めに 2 位の候補者を幹事長とする、といった「党内結束」のための妥協が図られるので、
結果的に弱い政権が誕生する公算が高かった。

ところが岸田氏は「ハナ差」とはいえ、堂々の先行逃げ切り勝ちであった。これなら人
事においても遠慮は不要となる。党役員人事においては、河野氏は党 4 役より一段下の広
報委員長に指名された。これでは高市政調会長はもちろん、当選 3 回で抜擢された福田達
夫総務会長よりも「格下の扱い」ということになる。

それでは、河野氏は決定的敗北を喫したのか。上の結果をよく見ると、決選投票では河
野票が 45 票も増えている。議員心理としては、「勝ち馬に乗ろう」と 1 回目よりも票数が
減っても不思議はなかったところだ。これは党内に、反・岸田勢力が一定数存在すること
の表れであろう。まだまだチャンスはある、と考えてよいのではないだろうか。

●センターレフトに「+アルファ」が必要だった
過去の自民党総裁選挙の歴史を振り返ると、2000 年以降はほとんど清和会(右派)が首
相を輩出してきた。それ以前は、経世会や宏池会(左派)の首相が多かった。その点、今
回は河野氏でも岸田氏でも、久々に元宏池会の流れをくむセンターレフトの総裁が誕生す
ることが当初から予想されていた。初の無派閥首相であった菅義偉氏は、その中間に位置
する存在だったと言えるかもしれない。

20 年周期で自民党内の振り子が動いていると考えると、なかなかに興味深い動きと言え
るのではないだろうか。

考えてみれば、海外でも左派政権の優勢が続いている。米国では昨年、共和党のトラン
プ大統領を破って民主党のバイデン政権が誕生した。9 月 26 日に行われたドイツ連邦下院議会選挙では、長らく政権を担ってきた CDU の得票を SPD が上回った。9 月 20 日のカナダ総選挙では、トルードー首相率いる自由党が保守党の追撃をかわして、かろうじて第 1党の座を維持している。

コロナ下の政治は、どうしても「大きな政府」とならざるを得ない。そして感染を食い
止めるためには、個人の自由をある程度犠牲にして、公共の安全を優先しなければならな
い。そんな中で、自民党も久々に党内左派にボールが回るということになる。

ただし安倍晋三元首相は、「このままではいけない」と感じたようである。自民党総裁
選では、コアな保守層にアピールする新しいスターを作る必要があった。そこで高市氏の
応援に動いたわけだが、彼女もまた高い説明能力を示してその期待に応えた。特にネット
空間での高市ブームは大変なものだった。やはり自民党支持層の一部は、「防衛力強化、
保守的な家族観、皇室重視」というタイプの候補者を求めていたのである。

実際のところ、センターレフトの総裁を担いで支持者を左に広げたとしても、「右派の
支持」が弱いと自民党は選挙に勝てないのである。7 月の東京都議会選挙、8 月の横浜市長
選挙において、自民党は支持層の 6 割しか固めることができなかった。逆に通常の選挙に
おいては、「自民党支持層の 8 割を固めれば勝てる」と言われる。自民党は急いで、コア
な保守層を活性化する必要があったのだ。

今回の総裁選において、安倍氏は 3 つの目標をすべて達成したと言える。すなわち、①
新しい右派のスターを育成し、②盟友、岸田氏の総裁就任を実現し、③なおかつ党内にキ
ングメーカーとしての存在感を示す、である。まさにパーフェクトゲームだが、これだけ
の成功を収めてしまうと、後で何らかの形で反動が出るようにも思える。

●海外の見る目は国内よりも厳しい
海外メディアは、今回の自民党総裁選挙をどう見ていたか。「今週の The Economist 誌か
ら」(P8)で取り上げた 9 月 23 日時点の記事”Going round in circles”は、見事な日本政治分析である。それでは選挙結果に対して、同誌はどんな評価を下しているのか。
10 月 2 日付の記事は、案の定”Uninspired”(つまらない)という評価であった1。以下の
冒頭部分だけをご紹介しよう。河野氏の人気があったが、それは彼を軟弱と見る右派にと
って「最悪のシナリオ」であった。左派もまた、右派の高市氏を恐れた結果、真ん中にい
た「つまらない」岸田氏が勝ったという評価である。

こちらはいかにも米国流で、「党員票で負けていた議員が勝った」ことを問題視している。
この辺は、「いやいや、間接制民主主義では違うんですよ…」と説明しても、あまり理解
してもらえそうにない。

ちなみに NY Times 紙は、岸田氏は党のエリートで菅氏と大差がない、と言っているがこ
れは事実誤認である。菅氏は以前から岸田を嫌っていて、今回の総裁選でも同じ神奈川県
選出の河野氏を勝たせようとしていた。むしろ河野政権が誕生していた方が、菅前首相の
影響力は強く残っていたはずである。
などと海外の評判は散々だが、国内では違うだろう。来週にも出始める世論調査におい
て、新内閣は 50~60%程度の支持率を得るのではないだろうか。「ご祝儀相場」があるだ
ろうし、岸田氏は久々のフルスペック総裁選を大差で勝ち抜いている。菅首相や二階幹事
長には喧嘩を売ったけれども、引き続き「いい人」のイメージのままである。
もう一点、コロナの感染状況は 9 月に急速に落ち着き、今月からは緊急事態宣言が解除
されている。このところ、内閣支持率と感染状況は連動しているから、新内閣は高い支持
率となるはずである。となれば、選挙は次の感染拡大が来る前が望ましく、新内閣は投票
日をなるべく手前にセットしようとするだろう。

●「菅内閣の置き土産」は大きかった
4 人の候補者の間では、約 2 週間にわたって政策論争が繰り広げられた。当初はコロナ対
策が多かったが、やがて年金改革や原子力問題といった中長期のテーマが多くなった。ま
た保守政党たる自民党総裁選の中で、選択的夫婦別姓などの社会問題が取り上げられたの
も画期的なことだったと言えよう。

あらためて思い起こすと、この夏までのわが国は「コロナ下でどうやって東京五輪を実
施するか」という国家的な難題を抱えていた。そのストレスが限界に至って、菅内閣が退
陣に追い込まれた、と言っても過言ではないくらいである。

しかし今になってみれば、オリパラは既に終わっており、感染状況も著しく改善してい
る。ワクチンの接種状況に至っては、米国を抜いてしまった。気がついてみたら、次期首
相を目指す 4 候補は、「喫緊の課題」に事欠くほどになっていたのである。
つくづく感心するのだが、菅義偉内閣がこの 1 年で達成した仕事量は膨大なものである。
以下は筆者が勝手に 10 項目を選び出し、ランキングをつけてみたものだ。1 内閣が 1 年間で成し遂げたとは考えられないほどの量である。

① ワクチン接種体制の構築。当初、「1 日 100 万回体制」はとても無理ではないかと思わ
れたが、ワクチンを 2 回接種した比率は 10 月 1 日時点で全人口の 59.8%に至っている。
11 月前半には、希望する全ての人が打ち終わる予定である。

② 東京五輪の開催。いろいろ議論はあったにせよ、また無観客だったにせよ、とにかく大
きな事故もなくイベントを終了させた。オリパラに参加したアスリートたちも、「あり
がとう、菅さん」の思いだろう。

③ 「2050 年カーボンニュートラル」の宣言。かなり困難な目標となるが、大方針を決し
たことは歴史に残る仕事と言える。岸田新首相はこれを引き継いで、いきなり今月末の
G20 ローマ会合や 11 月の COP26 グラスゴー会合に出席することになる。

④ デジタル庁の創設。わずか 1 年でスタートにこぎつけた。約 600 人の小さな組織だが、
「デジタル敗戦」と言われた過去を否定できるか?。

⑤ 一連の外交成果。日米豪印による初の Quad 会合、バイデン大統領との日米首脳会談、
コーンウォール G7 会合出席など。外交文書に「台湾」という文言を入れることは G7
のコミュニケにも踏襲されたが、もとはと言えば日米間で決めたこと。長年の国際政治
上のタブーを打ち破った。
⑥ 福島第一原発から出るトリチウム水の処分方法の決定。安倍内閣が先送りしてきた課題
に目途をつけた。

⑦ 携帯料金の値下げ。結果的に 4300 億円分の負担軽減となり、家計の可処分所得がそれ
だけ増えたことになる。

⑧ 最低賃金の引き上げ。「最低時給 1000 円」を目指し、2021 年は全国平均で 28 円と過
去最高の上げ幅になった。

⑨ 不妊治療への保険適用。来年 4 月からスタートの予定だが、遡って今年 1 月から助成を拡充。年収 730 万円未満という所得制限も撤廃へ。

⑩ 過去の積み残し法案の処理。国民投票法案、種苗法、重要土地取引規制法など。総じて
安倍内閣 8 年間のやり残しを一掃した 1 年であった。

昨年秋、まだ人気が高かった菅首相が解散に打って出ていれば、今回のような形で退陣
することはなかっただろう。しかし菅氏は、選挙による政治空白を嫌って仕事に専念した。
つくづくワーカホリック首相だったのである。今となっては、特に「ワクチンと五輪」を
片付けてくれたことに感謝したいと思う。

● 岸田内閣が、「新しい日本型資本主義」や「成長と分配の好循環」といったテーマに取り組むことには、必然性があると言っていいだろう。ただし、そのための具体策はといえば、どこかにお手本があるわけではない。世界中の左派政権が、思い悩んでいるテーマである。一例を挙げれば、岸田氏が公約に掲げていた「金融所得課税の強化」は、高所得者への課税を強化する分かりやすい手口だが、「貯蓄から投資へ」という高齢者の資産形成を妨げることになる。もちろん株価に対してもマイナスである。

ひとつのアイデアは、バイデン政権が目指している「人への投資」というやり方だ。現
状では、”American Family Plan”と銘打った 3.5 兆ドルのインフラ投資案は、与野党間でもみくちゃになっているが、「働く人に投資する」という方向性は間違っていないはずである。
岸田氏は早い時期から「数十兆円の対策が必要」という大胆な言い方をしていた。総選
挙後に、「人への投資」を含む補正予算を素早く、大きな規模で実施できるかどうか。そ
のことが、政権長期へのカギを握るのではないかと拝察している。
//
以下は、私、山口達夫の感想です。

安倍元首相が、「勝ちすぎ」という点の、揺り戻しが、衆議院選挙での小池政党の割拠を防げないとか、立憲、共産の選挙協力に弾みがついて、自民党支持率の回復の割に、衆議院選挙で、厳しい結果が出るとか、安定化一方の岸田政権が苦境に立つ様な事態の招致を想像してしまう。

10月1日の日経平均株価は、一時、700円以上下落したが、外国人投資家が、岸田総裁の人事案に関して、「安定を求め、変革を犠牲にした。」として、日本売りに走っている噂も、報道でしりましたが、その部分も安倍氏の本意なのだろうか?
(記)

付録資料 ミサイル阻止能力を明記 自民、衆院選公約了承 10/8(金) 15:56配信
時事通信

 自民党は8日の総務会で、衆院選公約を了承した。

 岸田文雄首相(党総裁)が訴える「新しい資本主義」や「デジタル田園都市国家構想」などを明記。敵基地攻撃能力を念頭に、ミサイル阻止能力の保有も盛り込んだ。12日にも正式に発表する。

 公約は、国防上の脅威が深刻化しているとの認識を踏まえ、「相手領域内で弾道ミサイルなどを阻止する能力の保有を含めて、抑止力を向上させるための新たな取り組みを進める」と打ち出した。

 国家安全保障戦略や防衛計画の大綱、中期防衛力整備計画を改定する方針も示した。防衛費については目安としてきた国内総生産(GDP)比1%枠内にこだわらず、「2%以上も念頭」と記した。 
//
GDP2%以上の防衛費を支持します。

また、「敵基地攻撃能力」の意味も、深く解析すれば、敵の弾道弾を破壊するのではなく、弾道弾被弾後の敵の航空優勢を抑圧するために、「敵の航空基地」「敵の艦艇」「敵のレーダーや指揮通信設備、GPS制御中枢施設、情報端末」等を破壊して、敵の弾道弾使用による戦果を無効化させ、敵の攻撃意図を挫き、平和を維持する、という軍事施設に対する通常弾頭による報復能力という意味なら、十分意味が通じるし、実際の我の戦略もそうであろうし、「本来の敵ミサイルの阻止」と意味は、殆ど変わらない。

だから、その意味で、私は岸田政権のこの施策、公約を支持します。(記)

投稿: 山口達夫 | 2021年10月 8日 (金) 21時08分

河野さんと思いを同じくするということは、理解できません。河野さんの過去の言動や行動は石破さんと真反対のものだと思っていたので、石破さんの思いとはいったい何なのかがわからなくなってきました。
 ごく普通に政治的な、もっと言えば政略的な判断で河野氏の応援についたと言っていただけるのなら納得できます。
 わたくしも、そんなに政治のことが分かっている人間ではないのですが、だからこそ余計に今回の石破さんの選択が素人には情けなく稚拙に感じるのです。
 堂々と、ご自分の芯を筋を通されることを希望します。
 ただ、政治家としてそれに固執することは総理への道を閉ざすことにはなると思いますので、もっと鋭利にクレバーに立ち回っていただいても嬉しく思います♪

by隣の島根県人より(^ν^)

投稿: 山口 晃央 | 2021年10月 8日 (金) 22時39分

石破先生、こんばんは。
党内のくだらん小競り合いでガチャガチャしている山口3区のシングルマザーです。
どっちに転んでも裏ボスが違うだけで自民党の「悪しき慣習」は変わりそうにないです。
一体誰のための選挙なんでしょうね?
ちょっとした独裁政治に思えてなりませんよ。
私たちは定年までの限られた時間の中で働いているのに、失言多いおじいちゃん達は退くこともなく自民党を牛耳ってますもんね。
そうやって、いいものも自分らに都合の悪いものも踏み潰してきたのでしょう。
議員さんにも定年制度を設けてもいいんじゃないかなって最近思います。
石破先生が防衛大臣をされていた頃、少年のように目をキラキラさせて、軍艦(だったと思いますが)について語っていらっしゃった姿をテレビで見ました。あの笑顔が忘れなくて、その時から石破先生を応援していますし、これからもそれは変わりありません。
しかし、次の衆院選は自民党への期待を込めて野党にわたしの1票を投じたいと思います。
石破先生、これからも頑張ってくださいね。負けないでください。

投稿: コメちゃん | 2021年10月 9日 (土) 00時55分

石破先生
私は自民党員でも自民党支持者でもない私が先生のブログに発言することを恐縮しつつも、石破先生の国をみるスタンス、法治国家たる日本を世界情勢からフラットにをみる石破先生の文章に日々励まされている一国民です。
石破先生が仰る「国民が納得できる政治(意訳失礼します)」をしてくれる政治家が現れないものかと日々考えております。そして石破先生が仰る「野党が弱すぎるから自民党」という現状を憂いているものでもあります。自民党に替わって私たちの国を任せようと思える政党が存在しないことこそ最も憂慮すべきことと考えておりました。
石破先生ご自身が今回の総裁選の先頭に立候補され、先生のブログにある政策を真っ先に打ち出されましたら、自分も自民党員になりたいと「入党する」ボタンを初めて見た次第です。
しかし先生は総裁選に立候補されませんでした。先生がご推薦された河野前大臣の政策も大きな魅力ではありましたが、ご自身のお立場も顧みず国と国民を第一にお考えになる石破先生のものとは次元が違ったものと思えてしまい、忸怩たる思いで総裁選を傍観者としてみたものです。
最も象徴的な「プロの世界」という発言をされた方には、私のような一国民とって国民の願いと政治の大きな隔たりがあると思えてなりません。だからと言って、その真逆のアメリカのような極ポピュリズムに陥った結果、民主主義の象徴たる議事堂に暴徒が乱入するような国になってほしいとも到底思えません。
石破先生が発信されるような、私も住む国である日本を少しでも国民として納得でき、良くしていただける政治の世界がやってこないか、それだけが一国民としての願いです。
末筆ながら今後とも先生のご健勝をお祈り申し上げます。

投稿: 浮動層 | 2021年10月 9日 (土) 02時19分

石破先生、原点に帰られたら如何でしょう、政治家の仕事とは泣いている人は居ないか、不遇な思いをしている人は居ないか、其れらを救うのが仕事です、そうおっしゃられたのを思い出して下さい、国民がコロナで困窮しているのに国会を開かない、今も自分や自分達の勢力、保身を争いで庶民は二の次三の次、誰のために働いているのですか、と言いたくなります、嘘もたまには必要でしょう、しかし何回も嘘を重ねたり説明から逃げたり、限度が有りますよ、Eコマースの時代、現品を見ないで購入するのが当たり前になっているですから、これまで以上に人間の信用や誠実さが必要になるのは当然です、石破先生を支持する人は皆、同じコトを言いますでしょう、誠実で努力家で人格者であられる、そうです私も同じ事を思っています、今、正反対の人間が政治の世界では力を持っている、ナンデですか、小選挙区と内閣人事局のせいでしょう根本は、石破先生、亡き田中角栄先生や亡き中曽根康弘先生が、こんなに勉強しなければ総理大臣と言うのは務まらないのか、それくらい努力して書物や資料に向かっていたのを思い出して下さい、田中角栄先生は石破先生の政治のお師匠でしょう、その姿を近くで見ていたのですから、今のままで良いと思います
政治家の原点に戻られ時の来るのを待たれるのが良い、そう思います

投稿: 高埜寿一 | 2021年10月 9日 (土) 04時40分

何か虚しい。石破さんとは、同じ年です、もう自民党で思いを遂げる時間はないんでは⁉️無所属で自分の政治信条による行動を強く強く望みます☺️

投稿: 村崎 寿彦 | 2021年10月 9日 (土) 06時13分

所信表明演説、美辞麗句を網羅して、国民の思いに答えようとする姿勢が見えないことも無いのですが、やはり、と言うか、巧言令色の域を出ない。

一言で言えば、「そんなことは判っている。其れをどうするかだ」
そんな多くの声が聞こえてきそうです。

今大きく世界が動き出そうとしています。AUKUSが軍事同盟であることは明らかですが、今何故という思いが強くします。

中国が、第3次世界大戦恐れずと言い出している。

台湾が、出口の穴に落ち込もうとしている。
いったん有事が発生すれば、中国は躊躇無く、グアム、沖縄に侵攻するでしょう。次に襲いかかるのは、先ず日本だという覚悟を決めておかなくてはなりません。

米中会談に嘘は無いのか。バイデンをなめてしまっている中国いとって、畏敬や信頼を持って世界に向かう信義があるのか。

イギリスが大変なことになって居ます。
ガス欠です。車の燃料に端を発して、いよいよ発電がままならなくなって、この冬の寒冷期にブラックアウトの危機が様って居る。
脱炭素、再生可能エネルギーという巧言が破綻している。太陽光や風力では、安定なエネルギーを確保することが出来ない。
そこに、当につけ込むように、ロシアからのガス供給が思うに任せない。

イギリスでは、ransomという表現すら使われている。明らかに、プーチンは、不足を見越して、冷徹に、ロシアに利益を誘導しようとしている。メルケルなきEU がこの苦境をどう打開できるのか。

アフガンで、騒乱が止まらない。バイデンは、国を守る気のないアフガンに、米国の戦費も血も流さないと、一夜にして撤退を宣言してしまった、20年の米軍の存在がアフガンにもたらしてきたものの大きさを思うとき、間違いなくこの撤退は失敗であったことが決定的になることが来ないことを祈るのみです。

日本人のノーベル物理学賞受賞、慶祝の限りだが、一方で、、頭脳流出した90歳の学者であることを日本人は大いに着目しなければならないでしょう。

折しも、光触媒を研究している研究者が、チーム諸共中国の招きに応じて、移転してしまった。

光触媒は、太陽光を使って水素を取り出す技術であり、日本人が原理を発見した当初は、世界の石油資本が、新たなエネルギー源になることを恐れて、断固潰そうとした技術です。

太陽光発電は、電気を蓄えることが出来ないから、不安定で制御が出来ないが、 水素を作り出せば、どこで作っても、どれだけ作っても、いつでも安定して、無限に使うことが出来る、究極の安定エネルギー源になり得る。

其れを燃料電池で発電すれば、完全な分散電源として、どこでもいつでも、幾らでも電力を作り出すことができる夢のエネルギーです。

其れを恐れて、石油業界も電力業界も、光触媒と、燃料電池の技術を封印して断固阻止してきた技術で、未だに日本では、研究することすら出来ないのです。

其れをそっくり中国に渡してしまった。

日本では、研究も出来ず、研究費も出ないことに絶望した研究者が、人類のためにと、中国に移転した思いが痛いように判るのですが、いったん、手に入れてしまえば、中国は独占して世界を人質にして世界を支配する手段にするでしょうに、そうなりうる技術です。

日本のエネファームが94%の夢のような熱効率を実現しているにも拘わらず、普及しないのは、使えないように制限している日本の電力業界とその意向に従う経産省、電力族議員の妨害によってですが、天然ガスを使っても、或いは光触媒によってでも、世界を変える大革命になることは間違いの無い事実です。

100兆円の投資をして、燃料電池を日本の主力電源にすれば、世界に魁ける、地位を再建できます。

この頭脳流出を認めてしまったことは、歴史に禍根を残す日本政府の大失態です。

日本の天皇制が、いよいよ危機を無開けています。内親王の結婚問題は、逃げようのない原理的問題を日本国民に突きつけています。

一部の極端な思想が、内親王の結婚問題を家の問題にすり替えて、結婚相手の家柄、品格が相応しかにから、破談にしろと動いている。

憲法下で、婚姻は両性の合意と明記されているのに、その原理を打ち壊して、皇室は国民の税で養われているから別だとの暴論を繰り返している。

歴史における日本国の天皇制の意味を考えるなら、今こそその危機にあるといえるのです。

いろいろ書いてきましたが、今世界は、新たな騒乱に向かって、雪崩を打って落ち込もうとしています。

コロナも、専門家は全く何も出来ないことが露呈してしまった。
患者が減っても何故なのかを誰も答えることが出来ない。
羮に懲りて膾を吹く状況が続いている。

日本の政治の混乱が、そこに拍車をかけて居る。

今こそもとめられるものは、英知です。

残念ながら、小泉政権以来の自民党政治には、知性のかけらも無い。孫が政治を壊しているのです。

小選挙区制を廃して、国民の意思に答える政治を実現するしか無いのです。

もう自民党には無理です。

更に、野党にはもっと無理です。

日本の英知を結集する政党を今こそ立ち上げてください。

投稿: かも | 2021年10月 9日 (土) 07時40分

初心貫徹正義は勝つ、ガンバロー

投稿: 折敷地 稔 | 2021年10月 9日 (土) 09時25分

石破さん、日本の危機を本当に救えるのはあなたしかいないと信じています。諦めないでください。応援してします。

投稿: 川崎剛 | 2021年10月 9日 (土) 09時30分

石破様、おはようございます。これまでの石破様の選挙や政党・政策への思いを今日のブログで感じることができました。後ろの者を捨てて前を目指して進むことも大事ですが、日々、反省して修正していくことこそ王道であり、強くなる秘訣ではないかと思います。石破様はどちらも重視しておられるのできっとバランスの取れた政策・政治をなすことができるのではないかと思います。石破様期待しています。

投稿: hitomugi | 2021年10月 9日 (土) 09時35分

石破さん過去の失敗慎重さは良くわかりますが、もう 小石河連合で新党なり 行革を実際やっている維新の党と組んで下さい!国民はもう派閥 3Aバックにはうんざりしています。
理不尽な熱海土砂崩れ問題や多々何で罪もない人が被災や被害者になり 人生や家族を奪われそれを事前に防げづ厳しい取り締まりや厳罰化されないのは納得できません!毎日車やバイクを乗っても相変わらず自転車のながらスマホやあおり運転など減っていません。これらの人間が事故を起こした場合‼一生交通手段のジェットスキー含め取れなくするような厳しさが必要です!日本を全て変えてください!本当の平和の国民の為に!!!!!!

投稿: ろめお セブン | 2021年10月 9日 (土) 21時31分

石破さん過去の失敗慎重さは良くわかりますが、もう小石河連合で新党なり 行革を実際やっている維新の党と組んで下さい!国民はもう派閥 3Aバックにはうんざりしています。
理不尽な熱海土砂崩れ問題や多々何で罪もない人が被災や被害者になり 人生や家族を奪われそれを事前に防げづ厳しい取り締まりや厳罰化されないのは納得できません!毎日車やバイクを乗っても相変わらず自転車のながらスマホやあおり運転など減っていません。これらの人間が事故を起こした場合‼一生交通手段のジェットスキー含め取れなくするような厳しさが必要です!日本を全て変えてください!本当の平和の国民の為に!!!!!!

投稿: ろめお セブン | 2021年10月 9日 (土) 21時33分

石破さんが総理にならないのでガックリきちゃって、立ち直れてないのですが、なっちゃったものはなちゃったと。
といって、野党は原理主義のうえに経験がない、いまは普通に考えれば複雑怪奇な国際状況ですから無理だし。
科学技術でなんとか時間を稼ぐ。
しかし、甘利さんの本には、60年以前に戻してしまえばまた高度成長になると、とれるところがあり、科学がないというか、自民党ってだいたいこのレベルでしょうか。組閣を見ても無理だ。
日本は詰んじゃったかもですが、最期まで頑張りましょう。
台湾にたくさん中国空軍が行ってるので、それを捉えて、F15の契約を変えて改造ができるように、バイデン政権に迫るべきと思います。
お金を出して買ったのに改造出来ないのはアンフェアでしょう。
それが要ると。ダメだといってもやると。要るのだから。で、なんでこのタイミングで核の傘をやめたんだ、と。日米同盟は終っているのか、と。訊いたらなんとかなるかな。

選挙で忙しいと存じます、お体に気を付けて、がんばってください。

投稿: 遠藤宏一 | 2021年10月 9日 (土) 22時08分

田中角栄は選挙に強く、またロッキードで不遇をかこった時は、その選挙に頼りました。
石波さんは、今、その不遇の時です。選挙に頼らねばなりません。

多くの人を当選に導くには、人の心を掴まねばなりません。
しかし、コロナ禍という事情もあり街頭演説はなかなか難しい面もあります。どのように対応するかが問われるでしょう。
また街頭演説が出来たとしても、足を止める聴衆は、落ち目の過去の人(石波さんのことです)がやってきた、という目で見るかもしれません。

角栄は、
「私が自民党なんだ!」
と簡潔に訴えました。
今回、石波さんは角栄のように簡潔に訴えることです。今までのようにネチネチ話をしても始まらない。
「私は自民党を愛しているんだ!」
それを訴えれば良いのです。
もう少し長くすれば、
「私は自分が見捨てられようと、(お世話になった)田中角栄先生、渡辺美智雄先生達が作ってきた自民党を見捨てるわけにはいかない!、自民党を愛しているんだ!」

その気持ちを真摯に伝えるのです。
それしかありません。

お身体ご自愛なされて、選挙の後を見据えて下さい。岸田政権は持って2年です。
必ず、チャンスはやってきます。

投稿: デブロン・ジェームス | 2021年10月 9日 (土) 23時34分

 総裁選挙では北陸3県や四国九州など河野太郎さんの支持が得られにくいとされる県でも党員票で1位の票を得たことです。これは今後の政治活動に大きな原動力になりますし、石破先生のご尽力の賜物でもあります。しかしながら、総裁選挙は終りましたので、わだかまりやしがらみは全て忘れて、今は岸田総裁・岸田内閣自公政権をみんなで支えることで一致協力していかなければなりません。イチ党員としてもそう強く思います。

投稿: 正木公二 | 2021年10月10日 (日) 12時48分

この選挙で与野党の議席差が縮まらなければ終わりの始まりと思ってます。白紙委任になりおごり緊張感なき政治となれば先人の努力も水泡に化すか
この辺りを発信でき活躍をめげずに続けていけば活路はあると思います。国民も馬鹿ばかりではないことをお伝えしたい

投稿: 飛永 勝 | 2021年10月10日 (日) 17時00分

 衆議院選挙の日程については、本年6月に立憲民主党の手塚仁雄議員から質問主意書が提出されており、任期満了日の10月21日解散が可能との政府回答です。その場合は解散から40日以内という規定(公選法第31条3項)により、日曜日を投開票日とすれば最も遅い場合で11月28日が想定されることは承知しておりました。
 ただ、同法第31条の2を参考にすれば、「総選挙を行うべき期間が国会開会中又は国会閉会の日から二十三日以内にかかる場合においては、その総選挙は、国会閉会の日から二十四日以後三十日以内に行う。」とあり、この条文は解散による規定ではないものの、任期満了直前の解散も同様に捉えて、24日から30日程度の間を置くのが法の主旨に照らし合わせて適当ではないでしょうか?
 ですから、私の印象では、先月末時点の報道で、投開票11月7日か14日説があっての前倒しですので、野党や国民に対する奇襲攻撃のような気がしてなりません。
 まあしかし、これらの事を含めて、とにかく選挙で有権者がしっかりと政治に対し意思表示をしたいところです。
 衆議院選挙は、小選挙区比例代表並立制(拘束名簿方式)であります。拘束名簿なので比例区は政党名を記入する。小選挙区との重複立候補者は名簿順位を同一にできる規定がありますので、比例単独候補者の名前もちゃんと見て、当選の確立が高い候補者はどのような人物かを事前に知っておきたいですね。

投稿: 北島 | 2021年10月10日 (日) 21時43分

【分配と経済的な支援の話が全開】

 まあ、冷静に考えればこういう話はコロナの終息が確実なものになってから騒げばいいのであるが、なんせ、1か月後には選挙だ。自分の党はこれだけ気前がいいのだということをアピールするには、今しかない。

 期間限定の大盤振る舞いが記事になっていた。時事の記事だ。

『与野党の政策担当者らは10日、NHK番組に出演し、新型コロナウイルスで打撃を受けた経済の再生をめぐり議論した。

 岸田文雄首相が「分配と成長の好循環」を掲げていることや19日公示の衆院選を意識し、各党とも「分配」の必要性を訴えた。

 自民党の高市早苗政調会長は、生活困窮者への給付や持続化給付金の運用改善に取り組む考えを表明。「分配には大方の皆さんに賛成していただける。消費マインドが改善しなければ税収も上がらない」と語った。

 公明党の竹内譲政調会長は、18歳以下を対象とする10万円相当の給付に加え、「マイナポイント」数万円分の付与を主張。「分配の新しい手法だ。ポイントは必ず消費され、行政コストが安くなり、デジタル化につながる」と利点を挙げた。

 立憲民主党の泉健太政調会長は「分配が足りないから日本経済がうまくいかなかった。勝負は分配の具体策だ」とし、消費税率5%への時限減税などを訴えた。減少する財源の穴埋めとして、赤字国債発行や法人税、金融所得課税の引き上げを提唱した。

 共産党の田村智子政策委員長は「アベノミクスで格差が拡大した」と断じ、持続化給付金や家賃支援給付金の再支給を要求。国民民主党の大塚耕平代表代行は、宿泊や旅行といった業種が厳しい状況だとして「固定費の9割くらいまでカバーできる支援策を実施すべきだ」と述べた。

 日本維新の会の浅田均政調会長は「2年間程度、消費税を5%に下げるべきだ」と語った。 』

 政治日程で確実に見えているのは衆議院選挙の日程である。こればかりは勝手に延期できない。そしてコロナの終息宣言も未定というままなのは確かだ。税金が原資の金を自分の党の金から出しているようなそぶりでふるまうので期待してくれと騒いでいるのである。あさましい姿に見える人もいるだろう。コロナは誰も知らないうちに、勝手に感染者数の急激な減少が起きている。
医療関係者も沈黙しているので、わけがわからないという人もいるらしい。

 何らかの出来事が功を奏し、新規感染者が減少したということなので喜んでもいいが先の見通しがないので黙っている。ここで浮かれてどこかの国の酋長様のように『我々はエライ、世界の人々は我々を見習うべき』などと云う根拠の乏しい妄想を口にすれば翌日から急激な感染者数の増加となって跳ね返るかもわからないので、そのようなみっともない発言はしないだろう。しかし、不気味な現象である。ワクチン効果と云えるのかどうかも断定は避けているそうだ。

  季節は秋から冬に向かう。コロナウイルスは活性化するだろう。勝手に進化するので対応が難しい。果たして選挙運動期間は、3人以上の集会の禁止とかの対応になるのだろうか?


 しかし、そのおかげで、おそらく自公体制は安泰だろう。固定票の読み込み作業だけで済むと思っているかもわからない。反二階反安倍が生きているのが拡散すれば状況が変わるだろう。岸田内閣の閣僚が、無事に国会に戻ってこられたとして、何人生き残るのか注目したいところである。


 それはともかく、韓国とシナ帝国の経済状況は深刻の度合いが進んでいるようだ。もう、両国とも隠す気がないらしい。同時多発経済破綻という前例のない事態が起きるのではないか?

 世界経済第2位と第11位が飛ぶ。しかも、東アジアで起きる。世界は注目するだろう。まあ、我が国はシナ帝国との絡みがどれほど大きいのか改めて問題になるだろう。

投稿: 旗 | 2021年10月11日 (月) 02時46分

石破さん、お疲れ様です😊

私は統合失調症からの不眠もあるので、眠れない事は毎日なのですが、最近は石破さんの心情やお立場を考えて辛うございます。

新進党ではそのような事があったのですね。『青い鳥はいない』…涙が出ました。権力を得なければ冷飯を食う事になるのならば、私は石破さんと冷飯を食いますよ。ですから、納得のいく生き方をしてください。

勿論、石破さんがトップとして相応しいと信じていますが、総理になって命を削るくらいなら望まないかもしれません。

新党も同じ理由で望んでいないですね。

こんな状態がまかり通る訳はないので。国民の考えとかけ離れている結果が、はたしてこのまま受け入れられるのか、です。申し訳ないのですが私は河野さんは支持していません。ちょっと柔軟性に欠ける気がするのです。暴走するのではないかと不安になるんですね。

とにかく、石破さんには心身共に健康でいてほしいです。その上での総理大臣です😊お酒の飲みすぎにもお気をつけください。では。

投稿: lyrics&front | 2021年10月11日 (月) 02時52分

石破先生

今晩は!!。
先週一週間は西日本と東日本の気温が全く違い、西日本は連日30℃を超える夏日が続きました。それでも朝夕はひんやりと肌寒い程であり、金木犀の艶やかな香りが心地よい日々でありました。
先生に於かれましては、自民党総裁選の失意も癒えぬまま、慌ただしい衆議院選挙への突入のようですね?日程が詰まっているからとは言え、何故このような議会運営になるのでしょう?
小生は先生と同郷、鳥取県出身の「国の将来を憂う」者であります。

さて、冒頭述べました日程の詰まった衆議院総選挙の件でありますが、先の第204回通常国会が6月16日に閉会後、臨時国会の要求が何度もあったにも関わらず、与党自民党はこれを拒否しその結果臨時国会が開かれないまま菅前総理は与党自民党の総裁選に立候補をせず、新しい顔ぶれによる総裁選があり、岸田新政権が発足しました。この事は憲法五十三条に照らし合わせて、憲法違反にはならないのでしょうか?
そして臨時国会が開かれないままに今回10月4日に召集された第205回臨時国会が始まり、10月14日迄の会期として新総理の所信表明演説に次ぎ、本日10月11日からの衆議院本会議場に於いて各党の代表質問と岸田新総理による答弁がはじまり、新総理を初め各省庁の大臣による答弁も行われる予定と云うようです。
しかし、14日の会期末と同時に衆議院が解散され総選挙へと突入の運びのようです。我が国内外の難問山積の折り、これほど短い期間にどれほどの内容の国会審議が出来ると云うのでしょう?国会審議に於いて岸田政権の方針の全容が国民へ見えなければ、国民は何を参考に衆議院選挙の投票を行えば良いのか?疑問だらけであります。

いつも新総理の誕生の時は、支持率も株価でも御祝儀相場と云うものがあり上がると云われながら、岸田新総理誕生では支持率は45%と低く、株価もアメリカの低い相場に引きずられご祝儀相場はありませんでした。このことは、岸田政権誕生の裏側を国民も知って居り、老壮青からの入閣と云われながら各派閥への論功行賞の感もあり、付け加えて総裁選の時からの岸田新総理の意気込みも次第にトーンダウンを見せて居る為もあるようです。総裁選では中間層の所得増加、政府による国民への丁寧な説明、特に疑惑への納得のゆくこと等掲げながら、次第に意気込みが尻すぼみになる気配があり、やはり以前の優柔不断が出るのでは?と懸念されているようです。

本日衆議院の本会議に於いて、与野党の代表質問があ立憲民主党枝野代表と辻本副代表、自民党からは甘利幹事長が質問に立ちました。この甘利幹事長が出てくれば、どんなに経済対策の良い事を述べても『白ける事この上ありません』。やはり立憲民主党辻本副代表が質問で述べたように、「安倍前総理の強権による長すぎた政権担当と菅前官房長官と菅総理の間の、森友事案、加計事案、桜を観る会、の各種疑惑、そしてIR法案と収賄事件など当時の政府首脳が関わり、何も責任を取らずのままの事」などが岸田新政権の禍となりそうであります。
これらの事を国民は決して忘れて居らず、岸田新総理が「断固として解明を行い、決別する事」を示さなければ、やはり自民党では改革が出来ず、変われないと国民より見なされて今度の衆議院選挙はさりとても、来年の参議院選挙に於いて自民党は過半数が難しくなり、又ぞろ「ねじれ国会」となりそうであります。

投稿: 桑本栄太郎 | 2021年10月11日 (月) 22時31分

【政治と金、欧州の国で起きた汚職疑惑が、3年がかりの追及で政権崩壊となった例】

 オーストリアの新首相の誕生のニュースがあった。この2日前に35歳の首相が辞任をして、本日、52歳の首相が就任したという記事だ。時事にあった。

『【ベルリン時事】オーストリアで11日、シャレンベルク新首相(52)が就任した。

 汚職疑惑で辞任したクルツ前首相(35)の後任だが、クルツ氏は保守与党・国民党の党首にとどまる上、権力の大きい同党の院内総務も新たに兼務する。地元メディアは、クルツ氏が自身に近いシャレンベルク氏をかいらいとし、「影の首相」(スタンダード紙)として権力を維持する可能性を指摘している。』

  クルツ氏が傀儡政権を立てたのかどうかは別にして、この辞任劇には長い道のりがある。1969年生まれのハインツ=クリスティアン・シュトラッヘという副首相が2019年にいた。同国の副首相であるとともにオーストリア自由党の党首でもあった。つまり連立政権の副首相という立場である。
 この人が何をしたのかと云えば
『2017年選挙の直前、ロシア新興財閥の関係者と名乗る女性とスペインで会合し、選挙支援を得る見返りに公共事業受注を約束したとする疑惑が2019年5月になって表面化し、5月18日に副首相と自由党党首を辞任した』

  この副首相氏は辞任をしただけで捜査当局の捜査を受けたわけでもなく、直後にあったのは連立政権の解消だけである。そして、この疑惑は首相であったクルツ首相にも向けられていたというのが大きなポイントだ。そして、その2019年5月に内閣不信任案が発議され連立を解消したばかりのオーストリア自由党および辞任した副首相氏までもが不信任案に賛成をして、政権は崩壊するに至った。まあ、複雑怪奇な政局の行方は万国共通のようである。

  しかし、クルツ氏は2020年に大統領からの要請を受け、今度は緑の党と連立を組むことに成功したので再び組閣をして、この10月9日まで首相の座にあった。しかし、当局による捜査の対象になっていたようだし、オーストリアのマスゴミはしつこく追及する手を緩めることがなかったようだ。そして別の疑惑が、新たに起きたそうだ。それは、クルツ氏が『報道機関に対して自らが有利になるような世論調査の結果を掲載するよう求めた見返りに政府からの支出金を渡したという疑惑が持ち上がり、クルツ自身はこれを否定したものの野党からは不信任決議案の提出が表明され、連立政権に参加する緑の党からもクルツに対する非難の声が高まったこともあり、』

 この混乱が1年以上続くという事態になったらしい。そして、クルツ氏は折れたようだ。『混乱収拾のため首相を辞任する意向を2021年10月9日に表明』


   政治と金の関係は大きな問題に発展する。我が国の自民党幹事長氏は就任する前からその疑惑を説明しないまま今に至っているようなので、もしかすると大変な事態に成長する可能性もある。安倍氏のは、金が絡む話になる要素もあるのどうか不明だが、こっちは政治の私物化という疑惑だ。その疑惑もまた、はっきりと晴れたわけではないような気がする。
  未だ35歳のクルツ氏には、期待する国民も多いらしい。どういう性格の人なのかわからないが優秀な人というイメージは、崩壊しているかもわからない。収拾する力がなかったから辞任に至ったのである。疑惑を持たれたなら説明するしかないわけだ。それが回避できないのも万国共通なのだろう。

  前途は常に多難である。

 最初の疑惑の人の副首相氏は、今や安全な立場にいるらしい。まだオーストリア自由党の党首である。捜査の対象にもなっていないそうだ。不思議な能力が彼にあるのかもわかりませんね。

投稿: 旗 | 2021年10月12日 (火) 01時11分

【自民党の『銀座3人組』と『北朝鮮による拉致被害者の生存はない』と断言した立民の生方衆議院議員の扱い】

 自民党の銀座3人組についての記事があった。時事の記事だ。
『自民党の甘利明幹事長は11日、緊急事態宣言の発令中に東京・銀座のクラブに出入りした政治責任を問われ離党した松本純・元国家公安委員長(衆院神奈川1区)ら3人について、衆院選前の復党を認めない方針を明らかにした。

 党本部で記者団に語った。衆院選で3人への対抗馬擁立は見送り、無所属で当選すれば追加公認したい考えだ。

 松本氏は麻生太郎副総裁の側近。麻生派を中心に復党を探る動きがあったが、認めれば「批判は免れない」と党内で懸念が強まっていた。
・・・・・・甘利氏は「池に落ちた犬を棒でたたくようなことはしたくない」と述べ、3人の選挙区を空白区とする方針を表明。自民党は「はい上がってきたら温かい対応を考える」(幹部)として追加公認を検討する。』

  そして、久々に立憲民主党の議員が注目を集める発言があったようだ。
 なんと金氏朝鮮領土内に拉致監禁されている疑いが高い我が国の国民についての見解を披露する人が現れたようだ。

 曰く、『彼等はすでに全員死んでいる。騒いでも無駄だ』という趣旨の発言だ。
 これが政府および与野党、そして拉致被害者の家族および全国民の間で大いに注目を集めるところとなった。

 政府からは
『松野博一官房長官は11日の記者会見で、立憲民主党の生方幸夫衆院議員(比例代表南関東ブロック)が北朝鮮による拉致被害者について「生きている人はいない」などと発言したことについて「政府の立場と相いれず誠に遺憾。全ての拉致被害者が生存しているとの前提に立ち、一日も早い帰国実現に向け全力を挙げて取り組む」と述べた。』

 立民の枝野代表は
『立憲民主党の枝野幸男代表は11日、党所属の生方幸夫衆院議員(比例代表南関東ブロック)が北朝鮮による拉致被害者について「生きている人はいない」などと発言した問題を受け、「大変間違った発言。私も大変驚愕(きょうがく)し、激怒している」と述べ、拉致被害者や被害者家族、関係者に「党を代表し深くおわび申し上げる」と謝罪した。国会内で記者団に語った。
 生方氏には関係者に謝罪して回るよう指示するとともに、枝野氏が拉致被害者救出の支援組織「救う会」の西岡力会長に、同党の渡辺周衆院議員が横田めぐみさん(57)=拉致当時(13)=の家族に、それぞれ電話で謝罪したと明らかにした。』

  生方氏は次の選挙に出馬する意向があるのかどうかはともかく、立民が公認をするのかどうかが注目を集めることになるだろう。こういう場合銀座3人組と行動を共にしていた公明党議員の例が参考になるかもわからない。公明党は掟破りの議員を議員辞職にした。これはこれで問題もあるが、なんでかわからんのだが、公明党はそういう処だけは厳しいところがあるようだ。人気商売と勘違いしている疑いさえ感じられる。それはともかく、果たして、立民はそういうことができる政党なのか?

  立民の対応に注目が集まることだろう。銀座3人組への対応が今となっては政治劇のような扱いだ。

  何もしないということであれば票を落とすだろう。簡単なことであるが判断が難しいかもわからない。選挙直前のこの時期にわざわざ、国民を敵に回すような発言は説明を求めたいものだ。選挙テロと、立民関係者から名指しされてもおかしくない。何か精神的に不安定な人かもわからないという印象すら受けてしまいます。枝野代表が同党の国会議員の発言に激怒したというのは、非常に珍しいことだ。蓮舫ほか問題発言をしまくる人は大量にいるが激怒はなかっただろう。だから珍しいのである。

  まあ、選挙は近い。人々はこの生方発言を覚えていることになる。影響は必至だ。

投稿: 旗 | 2021年10月12日 (火) 01時54分

【 令和・日本の JFKとなれるか 岸田政権 】


始動したばかりの岸田政権ですが、私は 比較的に高く評価しています。

岸田政権の 主題は大きく3つあると思います。


1) 全体像を示した上での コロナ対策( 機動的な医療リソースの拡充、国産ワクチン、経口薬の開発・普及 )


2) 成長と分配の好循環に根ざした 新しい資本主義 ( 消費の中核となる 分厚い中間層の再形成、二極化の是正、金融資本主義偏重の是正 )


3) 主に対中包囲網としての 経済安全保障 ( 中国を置いて、台湾のTPP加盟、国内へのサプライチェーン回帰:特に半導体・発電分野 )

ざっと、こんな感じでしょうか。

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己の失策を顧みない それでいて給料・賞与が毎月・毎回きちんともらえる 年功序列の”お役所”から、

財務省の矢野康治事務次官が 月刊誌「文芸春秋」に寄稿し、与野党の政策論争を「バラマキ合戦」と指摘したことについては、


成果が、出ているのか???????????????? と 問いたい。

かって、我が国の強みであった中間所得層が崩壊・減退し、二極化が進み、国内分断が進み、デフレの負のスパイラルに長期間落ち込み、

成長著しいASEANや 隣国韓国と比べても 低成長・低所得の我が国。


早い話が、過剰なインバウンド論調然り、 つまるところ ” 発展途上国化 ”している 我が国。

これの反省が あるのかと!!!!!!

偉そうなコトは、財務省の矢野康治事務次官は お前の給料を 成果に見合うだけ 削ってから モノを言えと。

そういう感じだ。


成果が 出ているのか と。

投資無くして、成長なし。 当り前の話だ。


財務省の矢野康治事務次官は、家計簿の類を付けるのは 上手いのかもしれないが、

国家の成長戦略・ビジョンを 論じられる器ではないと 感じるが 如何に。


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岸田さんの 人材登用も 細かい部分は 分からないが、

全体像としては、概ね評価している。

甘利幹事長 高く評価している。

大物の二階幹事長を 引き摺り下ろすには、それなりの大物で 且つ、見識のある人物が最適だ。

甘利さんは それに叶う。 経済安全保障でも党内で主導的な役割を演じてこられた方だと 認識している。


不起訴となった話は、謀略の匂いがしてならなかった。 狙われた感じだ。

そもそも、なぜ 録音が仕掛けられていたのか? そこからして 不自然だ。


保守で、積極財政派の高市さんを 政調会長へ登用したのも 良い。

党の公約作成にも主導的に関われるし、


何より 彼女というか、岸田さん自身もそうだし、甘利さんも ”戦う政治家”という認識だ。

リスクをとって、リスクを背負って 戦える政治家という認識だ。


こういう人材が背骨にある 政権は、大きなことが成し遂げられる可能性が ある。


--


” 安倍、麻生の影響力 ”を馬鹿の一つ覚えの如く 論じる マスゴミには幻滅する。


最大派閥の細田派(事実上の安倍派)、第二派閥の麻生派の協力を得ないで、

安定した 政権運営が できる筈がない。


これは、石破さんだろうが、河野太郎だろうが 誰が政権とっても 同じ課題なのだから、

この点で、色々言うのは 意味がない。


むしろ、各派閥から 多様な人材を登用した上で 彼らを、如何に己の信念・方向性の上で 働かせるか?

これが、政権運営に拘わらず、どの業種・業態でも 求められる管理姿勢ではないのか?

余談だが、「 管理 」という言葉は 私は好きではない。

というか、「 管理 」されるのが好きな人間など いないと思う。


だから、幅広い意味での「 管理 」はあっていいと思うが、

それは、あくまで 裏方であって、表で求められるのは やはり、「 リーダーシップ 」ですよ。


で、人はよく見てますから、「 リーダーシップ 」を発揮しようとすれば、

まずは、己が「 率先垂範 」で 物事・課題へ 当たらねば、

人は 絶対についてこないし、「 リーダーシップ 」は 発揮できない。


顎の先で人を 使う様な真似は 絶対に長続きしない。

どれくらい偉くなろうが、低姿勢で現場へ自ら降りてきて、係わる姿勢は 絶対に必要。


人は見てますから、それが、部下のモチベーション・信頼醸成へと 繋がります。


--


あと、分配について 色々、反対意見を述べる方が いますが、


そもそも、「 政治 」「 国家 」「 税金 」というのは、


分配するために あります。

あなた一人で、1兆円 有意義に使えるんですか??

分配しないなら、「 税金 」 集めなくて いいよ。

分配しないなら、「 政治 」とか 「 国家 」とか 要らないじゃん。

幸運なあなたが 稼ぎ過ぎた所得の 幾ばくかを 税金で徴収して、

それを 広い意味での社会インフラへと 流用・分配・再投資 することで、


分配と 更なる成長の 好循環が 確立されるのではないのですか?


--


あと、最後に 総裁選前から 世界経済を危惧してます。

成長エンジンだった 中国、米国で 懸念がでてますね。


中国は、不動産バブルの崩壊が表面化し始めてます。


自国の通貨・人民元を刷って 救済しようにも、

人民元の裏支え・発行根拠は、外貨(米ドル)準備ですから。


その米ドル貯蓄は、トランプ政権が始めた 貿易面における米中のデカップリングで 先細りしている。

仮に、貿易等で貯蓄した 外貨(米ドル)準備以上の 人民元を刷れば、

人民元の大暴落が 今度は、見えてきます。


一方、米国は 市中のインフレが加速しており、インフレ抑制のため 金利の引き上げが視野に入っているとか。

そうなれば、世界の投資マネーは 金利が高くなる 米国へ向かうかもしれません。


日本でも 為替の関係からも 無関係ではいられません。

米国が 金融緩和を引き締めれば、為替の関係からも 日本もそれに 連動せざるを得なくなるでしょう。


中国は 次第に追い詰められる方向へと 向かっており、


先ごろの、TPP加盟希望や、武力を辞さない台湾との統一姿勢の強調など

独裁政権がやりがちな 愛国心を過剰に鼓舞して、外へ目を向ける方策をへと より向かいつつあります。


台湾・尖閣危機は もう目の前です。


” 肉を切らせて、骨を断つ ”。

以前から申してますが、


最低でも 中国全土を射程に収めた GPSに頼らないバックアップ体制も備えた 長距離ミサイル網の構築は 必要不可欠です。


陸、海、空で 多重の包囲網を 構築します。

更に、米国のように その運用を サービス化して、ASEAN等へ 輸出・加入を求めます。


尖閣というのは 足元の蹴り合い みたいなものですから、

有事の際は、 ピンポイントで、「 相手の喉元を 締め上げる 」 業を確立すべきです。


そうじゃないと、相手はビビらないので 抑止にならないですね。

足元(台湾・尖閣)で蹴り合っても 習近平は怖くないと思いますよ。

投稿: ぴっぽー | 2021年10月12日 (火) 05時26分

おはようございます。


今朝の読売新聞の書評欄に紹介されていました。
今度読んでみます。
今週もお仕事頑張ってください。

投稿: くま | 2021年10月12日 (火) 08時13分

石破さん ブログのご更新、有り難うございます。
季節の変わり目です。ご健勝とご活躍を念じます。

   ≪岸田文雄首相の発言録(11日夜)≫
1.表の字面
所信表明で掲げた看護師や介護福祉士、保育士らの所得を引き上げるための財源について、
①≫「税を引き上げるて財源にすることは想定していない」として、消費増税を財源とすることを(珍しくw)明確に否定。
②≫「基本は成長。成長を実現してそれを分配することによって、みなさんの給料を引き上げる。結果として消費が喚起される」。

2.意地悪な(?)裏読み
⇒私の耳にもノートにも、「過小に抑えられている現在の所得や処遇を是正して欲しいとの要望」は、記憶も記録もありません。
⇒私は格差は放置して是正は致しませんが、今の所得水準の引き上げも、私のアベノミクスが成長を実現するまでご辛抱下さい。
前前任のアベノミクス以降9年掛けても経済成長はなく、弱者のみなさんの処遇が壊滅的に下がりました。私が1~2年で約束を果たす保証は全くありません。
⇒それでも私は ≪分厚い中間層の復活≫ の看板は掲げ続けます。ご期待戴ければ幸いです。皆さんの篤い信頼と熱い声援が私の力の源です。是否、衆院選で勝たせてください!!!!

投稿: 黒山椒 無躇 | 2021年10月12日 (火) 11時40分

【やることが変わらない朝鮮半島の北の指導者。口先先行は彼等の習性】

 時事の記事。時事がこういう記事を散発的に上げるのは、そういう方向に向かうシンパのような社員がいるのだろう。

『【ソウル時事】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は、党創建76年の10日、党本部で記念講演会を開いて演説し、「(今年1月の)第8回党大会が設定した5カ年計画期間に経済を立て直し、人民の衣食住問題を解決する」と強調した。朝鮮中央通信が11日、伝えた。

 軍事・外交など対外的メッセージはなかった。金総書記は「党活動家が、特典、特恵を望まず清廉潔白に生活することは党が一貫して強調してきた重要な問題だ」と指摘。「人民の利益を侵害し党と大衆を離間させる行為は絶対に容認できない」と述べた。

 党創建日に記念講演を行ったのは初めてとみられる。2011年12月に政権を継承してから10年になることを意識した可能性がある。 』

 この短い記事からも、金氏朝鮮の王は支配者となってから国民のことについて何も考えていなかったことがわかる。急に思い立ったように演説をして、衣食住の拡充を述べたという話だ。しかも、それをこれからやると言っているだけである。

 思えば、南の文在寅も、これからやるという内容の話は多い。しかし、相当時間がたっても、言ったとおりだろ。と云える内容の補完がない。むしろ、失態とか、嘘がばれて黙ってしまうことが多いようだ。とりかかる前だけは威勢がいいというのが習い性なのだろう。計画性などない話なら得意中の得意だということである。

  社会主義国の体裁を繕うのに5か年計画が当たり前のように登場する。経過進捗は嘘が並ぶ。旧ソ連はこれで何度も失敗したし、毛沢東時代のシナ帝国もまた。大飢饉とかを招いたりして、大失態を晒すことになった。彼等は発展という言葉の意味を解していないのだろうと思う。

 指揮を執る側には、出たとこ勝負と成り行き任せが常にある。
 基本的に、当たり前にある感覚として、自分の儲けがちっとも得られない仕事に全力を尽くす人は稀だ。お人好しばかりの人々が国民の9割以上を占めないと難しいのではないか?

 食料の問題などはこれだと思うが、指導者の考えは異なるようだ。シナ帝国と金氏朝鮮は自国内で飢餓地獄を作った国である。これの元をたどればソ連のレーニンやスターリンも同じことをやって餓死した国民を大量に発生させた。

  計画的な生産は食糧問題に関する限りうまくいくのは至難の業だろう。
 金氏朝鮮では、代を引き継いで10年目にしてやっと自分の仕事の中身がなんであるのかわかったような演説内容だ。これは国連による制裁を意識した演説のようにも見える。ミサイルと核兵器の開発では国民を食わせることができないという事実に気が付いたのかもわかりません。しかし、この指導者にとっては自国民は自分の身を守るための人質だ。
 冷徹な思考が別にあるのだろうと思いますね。
 これを見ると、人類は社会主義体制というのは100年以上かけてやっとその失敗に気が付いたというべきだ。

  社会主義には残念な結果なら膨大にある。と云っても、資本主義もベストではないが死の淵に立ちながら生活することから、まだ距離がある。自由が尊いのはその生存本能と結びつくものが豊富にあると思うからだ。自由主義と資本主義そして法の支配。人類の生存本能はこれを求めているようだ。

投稿: 旗 | 2021年10月13日 (水) 04時02分

  ♪これが人類の叡智Wisdomeです♪
Noam Chomsky on the Consequences of Capitalism  https://www.youtube.com/watch?v=y8UciV-Frr8 
Chomsky discusses the brutal realities laid bare and the urgent need for an alternative to capitalism.
⇒岸田文雄よ~ 思想性のない口先だけの君の、その先には「新たな資本主義」はない‥というごチョムスキーさんの託宣。

投稿: 黒山椒 無躇 | 2021年10月14日 (木) 09時47分

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