山口享先生、森田実氏、田勢康弘氏ご逝去など
石破 茂 です。
1月31日、元鳥取県議会議長 山口享(すすむ)先生が逝去されました。享年88。全国都道府県議会議長会長、自民党鳥取県支部連合会長などの要職を歴任され、私が鳥取県に帰った昭和59年以来、長きにわたって後援会長もお務めいただきました。
亡父・石破二朗が鳥取県知事を退任後、参議院議員に転じ、近寄る人が格段に少なくなってもずっと傍で支えてくださり、昭和55年7月、鈴木善幸内閣で自治相に就任した時も、政務秘書官人事や地元の祝賀会などを取り仕切っていただきました。病気で大臣を辞任し、翌56年9月に地元鳥取で逝去した時も最期を看取ってくださり、田中角栄先生の鶴の一声で私が衆議院に出馬することになって以来、本当にお世話様になりました。
衆議院選挙、参議院選挙、県知事選挙等々幾多の選挙がありましたが、鳥取県政治の転換点にはいつも山口先生の存在があり、先生なくしては私も、片山善博県政も、現在の平井伸治県政もあり得なかったことでした。
当時全国最年少での初当選、候補者中ただ一人消費税賛成を訴えて戦った2回目の選挙、宮沢内閣不信任に賛成票を投じて無所属での立候補となった3回目の選挙…一番厳しいときに支えていただいたご恩を終生忘れることはありません。
政治家の常として毀誉褒貶は相半ばするものでしょうが、選挙に対する執念とも言える熱意と、会った人の顔と名前を決して忘れない驚異的な記憶力、一度決めたら決して中途で迷うことなく最後まで突っ走る行動力は、決して他の人が真似できないものでした。ダミ声で語られるあの八頭(やず)弁をもう聞くこともないと思うと、寂しさで一杯になります。
ご葬儀は故人のご遺言によりごく内輪のご親戚と関係者のみで2月4日、出身地の鳥取市河原町(旧八頭郡河原町)北村のご自宅で執り行われました。豪放磊落な印象でしたが、とても細心で賑やか好きな寂しがり屋の一面もお持ちでした。統一地方選が終わった後、しめやかな中にも賑やかで心のこもった偲ぶ会を開けたら良いなと思っております。
初当選から37年、当時お世話様になった重鎮の方々はこれですべて居られなくなってしまいました。来し方を思うとともに、自分に残された時間もそう長くはないことを痛感したことでした。
厳寒の季節のせいか、訃報が相次ぎます。決して権力に阿ることのない気骨の言論人、ジャーナリストであった森田実氏、田勢康弘氏が今週相次いで亡くなられました。
森田先生に親しくご指導頂いたのは最晩年の数年でしたが、深い教養と鋭い洞察力、ひたすら平和を希求される高い志にいつも感動させられたものでした。政治家は中国の古典、特に論語を再学習しなければならないと再三口にしておられたのが強く印象に残っています。昨年末の長寿をお祝いする会でお姿を拝見したばかりでしたので、信じられない思いが致します。本日、森田先生より遺稿となった「ふくしま 地球文明の未来を」が送られてまいりました。最後まで本当にご立派な方であったと思います。
田勢康弘さんとはテレビ東京の対談番組「田勢康弘の週刊ニュース新書」で何度もご一緒し、多くのことを教えられました。対談中のスタジオ内を「まーご」という名の猫が歩き回るという面白い番組でしたが、番組中にふと見せる田勢さんの温かい眼差しが忘れられません。昭和歌謡にも造詣が深く、海上自衛隊東京音楽隊の有志をバックバンドにした全日本歌謡選手権的な催しも企画しておられました。ここ数年、お目にかかる機会もないままに突然のご訃報に接することとなってしまったのがとても残念です。
権力に媚びることも、阿ることもしないジャーナリストであった中村慶一郎さんも2020年に物故され、またお二人が旅立たれてしました。寂しい思いがしてなりません。御霊の安らかならんことを切にお祈り申し上げます。
今週も予算委員会は粛々淡々と進み、中央公聴会の日程までセットされて早くも出口が見えてきました。政府の安定した答弁によるものというより、野党の質問の拙劣さに助けられている面が大きいことを今週もまざまざと見る思いでした。
核心に迫る良い質問をする野党議員もいるのですが、与えられている時間が短いために議論が深まらないままに終わってしまう光景をこう何度も見せられると、ディベートの勉強を一からやり直した方がよいのではないかと思ってしまいます。顔見世興行ではあるまいし、まだ当選期数の少ない議員が短時間に入れ代わり立ち代わり質疑に立つのはやめたらどうか、若手議員の選挙区向けの顔見世と政権奪取とどちらが大事だと思っているのか、我々政府与党にとってはこの上なく有り難いことですが、日本の民主主義にとっては極めて憂慮すべきことですし、相手のレベルが低いとこちらまでが駄目になってしまうことを恐れています。弱体チームを相手にいくら連戦連勝してもこちらの実力は全く向上しません。
総理秘書官の失言・更迭をきっかけに、LGBTQについて、また同性婚の是非が議論されています。
日本国憲法第24条第1項「婚姻は、両性の合意のみに基づいて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない」に「両性」とあることを根拠として同性婚を否定的に解する説がありますが、この「両性」に積極的な意味はなく、旧民法下で婚姻の成立に戸主の同意が必要であった例に鑑み、第三者の意思により婚姻の成立や効力が妨げられることはない、というのがその趣旨なのであり、「当事者」と解すべきものではないかと私は思っております。
憲法制定時に同性婚は想定されていなかったのであり、民法や戸籍法もまた同様であるとするのが政府の立場ではなかったかと記憶していますし、下級審(宇都宮地裁真岡支部)でも同様の判断がなされていたはずです(本事案で最高裁は明確な憲法判断を示していません)。つまり憲法上も明確に禁止はしていないということですが、条文を四角四面に読む限りはこの解釈のままで同性婚を認めるのも困難があるので、最高裁の判決を待つか、法律によって認めるか、ということですが、権利を阻害されている国民が存在する以上、最高裁の判決を待つまでもなく早急な法制化が必要ではないでしょうか。LGBTQとされる方々の数は自己申告に基づいて推定する外はなく、比率も国民の3~10%と言われていますが、その多寡にかかわらず基本的人権は最大限に尊重されねばなりません。
いわゆる「保守派」の立場の方々は、同性婚を認めるどころかLGBT理解増進法にすら否定的ですが、これは好き嫌いの問題や、政治的な右・左の立場によるものではありません。そもそも日本社会は本来もっと寛容なはずだったのですが、近年特に自分と違う考えや存在を排斥する狭量さが目立つのはとても残念なことです。「保守」の本質も寛容にこそあったと思うのですが。
近々「JR時刻表」などを発刊している交通新聞社より、「忘れられない鉄道の本」(交通新聞社新書)が発売になります。撮り鉄の前原誠司代議士や高校時代の同級生であるエッセイストの泉麻人氏らとともに、私のインタビューも収録されております。政治から離れた、鉄道や音楽などの趣味の世界は本当に楽しいものですね。
今日の都心は雪混じりの霙模様となっています。まだまだ寒い日々が続きます折、皆様ご健勝にてお過ごしくださいませ。
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コメント
【 「ペロペロ」と「オフレコ」 】
①「ペロペロ」 誰が悪いのか?
②「オフレコ」 誰が悪いのか?
③ 内心の自由(憲法(19条)上の権利)
④ マスコミが他人の内心に踏み込むことは許されるのか?
⑤ 思想警察、特高、ゲシュタポ
⑥ 取材源の秘匿
⑦ 国民に対する裏切り
⑧ 堕落した一部マスコミに対する対処
①「ペロペロ」 誰が悪いのか?
回転ずしチェーン大手のあきんどスシローは(2023年2月)1日、「スシロー岐阜正木店」(岐阜市)で来店客による迷惑行為の動画が撮影され、SNS上に投稿されたと発表した。卓上のしょうゆボトルの注ぎ口や未使用の湯飲みをなめる様子が映っており、ネット上で拡散している。
同社は、岐阜正木店の全ての湯飲みを洗浄し、しょうゆボトルを入れ替える対応を取った(注1)。
来店客による迷惑行為が悪いのか、あるいは、撮影された迷惑動画をSNS上に投稿した行為が悪いのか?
迷惑行為は悪いことだが、影響はその店限りだったであろう。
しかし、迷惑動画をSNS上に投稿する行為は、日本及び全世界に負の影響力を拡散する行為であり、運営会社とそこに働く従業員及び家族に重大な影響を与える虞がある。
②「オフレコ」 誰が悪いのか?
同性婚をめぐって「見るのも嫌だ」などと発言した荒井勝喜総理大臣秘書官について、岸田総理大臣は、政権の方針と相いれない発言で言語道断だとして、更迭したことを明らかにしました。
荒井秘書官は3日夜、オフレコを前提にした記者団の取材に応じた際に、同性婚についての見解を問われ「見るのも嫌だ。隣に住んでいたら嫌だ。人権や価値観は尊重するが、認めたら、国を捨てる人が出てくる」などと発言しました(注2)。
「オフレコ」を前提に、自分の同性婚に対する気持ちを洩らした荒井氏が悪いのか?
荒井氏のマスコミに対する信頼を踏み躙り、「オフレコ」破りをして、報道した一部マスコミが悪いのか?
荒井氏は、「オフレコ」故に、自らの発言が記事になることは無く、同性愛者を傷付けることは無いと思って、自らの内心を吐露したのだと思う。
しかし、一部マスコミは、荒井氏の期待と信頼を裏切り記事にして、同性愛者を傷付けた。
そう、悪いのは、「オフレコ」破りをして、荒井氏の前途を多難にし、同性愛者にダメージを与えた一部マスコミなのである。
③ 内心の自由(憲法(19条)上の権利)
【 コトバンク 思想および良心の自由(内心の自由)
https://kotobank.jp/word/%E6%80%9D%E6%83%B3%E3%81%8A%E3%82%88%E3%81%B3%E8%89%AF%E5%BF%83%E3%81%AE%E8%87%AA%E7%94%B1-73649#google_vignette
日本大百科全書(ニッポニカ)「思想および良心の自由」の解説
思想および良心の自由
憲法(19条)に「思想及び良心の自由は、これを侵してはならない」と保障された内心の自由(中略)。
しかし、それを内心の自由の総則規定と解したり、体系化されていない道徳・世界観といった価値判断に対する保障規定ととらえる見解が多い(中略)。現実には踏絵のように、しばしば権力者が内心を強引に披瀝(ひれき)させたうえで不利益を課す例が多く、また忠孝を説く教育勅語が国民の価値観を束縛したと考えられているために、「思想及び良心の自由」に独自の意義を認めて解釈するのである。
したがって、それは沈黙の自由として問題提起されることが多い(たとえば、取材源の秘匿(ひとく)をめぐる石井記者事件、謝罪広告の強制に関する判決(後略))。
[佐々木髙雄] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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④ マスコミが他人の内心に踏み込むことは許されるのか?
荒井勝喜総理大臣秘書官とて、日本国憲法によって保護される日本国民である。
内心で何を思おうが自由である。
その内心の内容故に、職を辞さなければならないとすれば、憲法19条「思想及び良心の自由(内心の自由)」が泣く。
荒井氏は、通常の取材であれば、自らの進退や同性愛者への人権侵害を考慮して、同性婚についての本心の見解を述べなかった。
しかし、マスコミの「オフレコ」にするという詐術に騙され、自らの内心を開陳して仕舞ったのである。
これは、マスコミが詐欺を用いて、荒井勝喜総理大臣秘書官の内心に土足で踏み込んだのも同然である。
マスコミが他人の内心に踏み込むことはゆるされるのか?
国家権力にも国民の内心を侵すことを禁じているのに、マスコミが他人の内心に踏み込んで良い訳がない。
⑤ 思想警察、特高、ゲシュタポ
【 コトバンク 思想警察(読み)しそうけいさつ
https://kotobank.jp/word/%E6%80%9D%E6%83%B3%E8%AD%A6%E5%AF%9F-73652
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「思想警察」の解説
思想警察
自己の支配にとって危険ないし有害と思われる思想の取締り,弾圧を目的として設置された警察をいう。したがって思想警察は基本的人権としての思想,表現の自由を根底から侵害するものであり,その活動は検閲や情報収集のための諜報活動から体制イデオロギーの浸透を目的とした思想統制にいたるまで,広範囲にわたって行われる。ナチス・ドイツのゲシュタポ,旧ソ連のチェカ,日本の特別高等警察などは有名である。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 Copyright © DIGITALIO, Inc. All rights reserved. 】
日本の特別高等警察(特高)やナチス・ドイツのゲシュタポは戦争遂行に邪魔になる思想を取り締まる思想警察と言われる。
荒井秘書官を騙して罠に嵌めた一部マスコミは、政権から同性婚に嫌悪感を持っている官僚を排除しようとした。
彼らは、思想警察なのである。
安倍総理をヒトラーと呼ぶならば、一部マスコミはゲシュタポと呼ぶべきなのだ!
⑥ 取材源の秘匿
【 コトバンク 取材源の秘匿(読み)しゅざいげんのひとく
https://kotobank.jp/word/%E5%8F%96%E6%9D%90%E6%BA%90%E3%81%AE%E7%A7%98%E5%8C%BF-182939
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「取材源の秘匿」の解説
取材源の秘匿
取材記者が取材の相手先(取材源,ニュースソース)を相手の承諾なしに記事などで外部に明らかにしないこと。ジャーナリストが守るべき鉄則であり,基本的な職業倫理の一つとされる。取材源の名を具体的に明らかにしないばかりでなく,容易に類推されないように配慮するのも当然の義務とされる。もしこの鉄則が破られると,報道機関に提供される情報はごくかぎられたものとなる。その結果,報道の自由は基盤を失い,国民の知る権利は大幅に制約されることになる。取材源の秘匿について日本の法律では明文上の規定はない。新聞記者が取材源を秘匿できなかった著名な事件としては,毎日新聞記者の「外務省公電漏洩事件」(1972。いわゆる西山事件)がある(後略)。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright © DIGITALIO, Inc. All rights reserved. 】
取材源の秘匿は、報道の自由(憲法21条)を護るジャーナリストが守るべき鉄則であり,基本的な職業倫理の一つとされる。
「オフレコ」取材とは、取材源の秘匿を以って行う取材のことである。
従って、「オフレコ」破りは、取材源の秘匿を約束しながら、取材対象者の秘匿への期待を一方的に反故にする行為なのである。
⑦ 国民に対する裏切り
一部マスコミは、「オフレコ」取材を餌にして、荒井秘書官の内心に土足で踏み込むことに成功した。
そして、思想警察の様に、同性婚に偏見を持っている人物を官邸からパージしようとして、成功した。
また、「オフレコ」破りをすることによって国民に、マスコミは取材源を護らないのではないかという疑念を生じさせた。
これらは、一部マスコミの国民に対する裏切り行為である。
今回一部マスコミは憲法19条(思想及び良心の自由(内心の自由))と21条(報道の自由)を侵害した。
何故、憲法違反に敏感な憲法学者や弁護士が黙っているのだろう?
同性婚禁止が憲法14条(法の下の平等)違反と言うならば、荒井秘書官の内心侵害に付いて誰も問題にしないのも憲法14条(法の下の平等)違反ではないか?
⑧ 堕落した一部マスコミに対する対処
普段は国民の権利を護れと主張している一部マスコミは、これは金(特ダネ)に成るぞ思ったら、いとも簡単に国民の権利を踏み躙る。
その様な堕落した一部マスコミに対しては、真っ当なマスコミと違った処遇をしなければならない。
「オフレコ」破りをしたマスコミと、「オフレコ」破りをこれから行うであろう一部マスコミを「オフレコ」取材から追放すべきだ。
「オフレコ」破りをこれから行うであろう一部マスコミとは、今回の「オフレコ」破りを擁護する記事を書いたマスコミである。
「オフレコ」破り擁護記事は次回の「オフレコ」破りへの布石であることが強く推定されるからである。
嘘を吐いたり、騙したりする行為は国民の道徳規範に悪影響を与えるのであり、その様な組織は日本社会から排除することが望ましい。
(注1)【 読売新聞オンライン 2023/02/01 11:32
スシローでも迷惑行為、しょうゆボトルなめる動画…警察に被害届を出し謝罪受け入れ拒否
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20230201-OYT1T50097/
© The Yomiuri Shimbun. 】
(注2)【 NHK 2023年2月4日 18時22分
岸田首相 同性婚「見るのも嫌だ」などと発言の荒井秘書官 更迭
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230204/k10013970711000.html
Copyright NHK (Japan Broadcasting Corporation). All rights reserved. 】
投稿: 三角四角 | 2023年2月10日 (金) 20時23分
石破閣下
ポンコツモデラーのポンコツコメントです。
LGBTQに関する明確な定義が成立しない以上、これに相当の権利身分を与えることは犯罪行為でしかない。つまり怪しい。それは米国の混乱を見ればよく分かることです。そうでは有りますがアメリカに逆らう訳には行きませんから仕方なく犯罪国家を目指すのです。岸田総理も投げやり。そっと分からないように対策を進める。いつもの我が国の常套手段。今はアメリカに盲従。
最近はウクライナの報道が少なくなった。相当ウクライナ軍は苦しい。プーチン大統領は米欧を本当に追い詰めるようだが、日本はどうするのだろう。水面下でロシアを支援して勝敗が見え始めたら豹変するのだろうか。この戦争は日本には救いと言う面を忘れてはいけない。もしこの戦いが無ければ日本は本当に米欧に追い詰められてただろう。確かに交易条件は急速に悪化した。安倍政権が進めた異次元の量的緩和は日本の経済力を叩きのめしたがそれ以上に米欧は深手を負った。実弾が飛んでこないが戦争である。国は支配できるし文明を滅ぼすことも出来る。しかしそれは目に見え、捕まえることが出来る事柄などで有り、得たいの知れない物はどうだろうか。繰り返したいけれど日本の神は時間をかもうことに留意。世に知れないところから黎明が始まる・・・乱文・乱筆お許しください。
投稿: 野村嘉則 | 2023年2月10日 (金) 21時21分
故人を悼むことは
歴史から、学ぶことに
繋がりますね❗
「保守」とは
守り保つ ことでは無く
「温故知新」なのだと
考えます❗
投稿: koji koji love | 2023年2月10日 (金) 21時55分
【 日本国憲法の解釈 】
『 日本国憲法第24条第1項「婚姻は、両性の合意のみに基づいて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない」に「両性」とあることを根拠として同性婚を否定的に解する説がありますが、この「両性」に積極的な意味はなく、旧民法下で婚姻の成立に戸主の同意が必要であった例に鑑み、第三者の意思により婚姻の成立や効力が妨げられることはない、というのがその趣旨なのであり、「当事者」と解すべきものではないかと私は思っております。』
【 日本国憲法(昭和二十一年憲法)
The Constitution of Japan(Constitution 1946)
https://www.japaneselawtranslation.go.jp/en/laws/view/174
日本国憲法
第三章 国民の権利及び義務
CHAPTER III. RIGHTS AND DUTIES OF THE PEOPLE
第24条 婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない(後略)。
Article 24.Marriage shall be based only on the mutual consent of both sexes and it shall be maintained through mutual cooperation with the equal rights of husband and wife as a basis.
第二章 戦争の放棄
CHAPTER II. RENUNCIATION OF WAR
第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
Article 9.Aspiring sincerely to an international peace based on justice and order, the Japanese people forever renounce war as a sovereign right of the nation and the threat or use of force as means of settling international disputes.
前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
In order to accomplish the aim of the preceding paragraph, land, sea, and air forces, as well as other war potential, will never be maintained.The right of belligerency of the state will not be recognized.
第十章 最高法規
CHAPTER X. SUPREME LAW
第99条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。
Article 99.The Emperor or the Regent as well as Ministers of State, members of the Diet, judges, and all other public officials have the obligation to respect and uphold this Constitution.
Japanese Law Translation Database System
Copyright © 2023 Ministry of Justice, Japan. All Rights Reserved. 】
日本国憲法の解釈は出来るだけ文理を離れて解釈すべきではないと考えます。
従って、「同性」は憲法第24条の「両性(both sexes)」に明らかに反しており、「両性に積極的な意味はなく」というのは一つの解釈であり、文理から逸脱していると言うべきです。
日本国憲法9条は、文理から離れた防衛戦争を可能にする解釈が行われています。
しかし、彼の大東亜戦争は、防衛戦争を名目として行われており、実質上もブロック経済から日本を救うという目的を持っていたのです。
従って、問題解決を憲法の解釈に頼っていると、憲法9条から侵略目的の「防衛戦争」も可能になるのです。
憲法の危険な解釈を行わない為に、国会議員には憲法尊重擁護義務が在るのです!
同性婚を憲法改正を経ずに法律改正だけで済ます行為は憲法を軽んずる行為であり、憲法99条に違反すると考えます。
投稿: 三角四角 | 2023年2月10日 (金) 22時03分
石破さん
ブログのご更新、有り難うございます。
♪春の香や 残雪を越え 心にしみる♪~なんちゃって…w。
① ≫予算委員会は粛々淡々と進み‥早くも出口が見えてきました
⇒論点問題を深堀りせずさらっと撫でるだけ。空疎に速く流れる。短絡で矮小な数値評価なら≪極めて生産性が高い国会≫です(哀笑)。
「出口」といえば、深刻であるはずの経済低迷や社会劣化からの出口は問題提起さえ全くなかった「国会」でした。情けないことです。
② ≫「保守」の本質も寛容にこそあったと思うのですが
⇒「保守の真髄は中庸にあり!」と考える愚者には、このお考えに然り!と膝を打ちつつも、言葉遊びとて‥、寛容の語を「寛さ(ひろさ)」に言い換えて、漢字だけではなくやまと(大和)ことば的にかなを使えば言葉の解釈の垣根を下げて意味合いが広がるw。
ま、言い方を変えれば「曖昧になる」ともいえる。そもそも、孔子翁が遺された「中庸の概念」も曖昧なままのようですから‥。
春はもうすぐそこまで‥。皆様のご健勝とご活躍を念じます。
投稿: 黒山椒無躇 | 2023年2月11日 (土) 10時06分
誠実で有り、かつ確実に動いてくれ、自らの責任を認めて
対処してくれる、そんな人柄を求めます、石破茂先生と岸田総理の人柄は、真面目で尊敬できます、将来の日本の国をお願いします
投稿: 高埜寿一 | 2023年2月12日 (日) 13時28分
LGBTは最早公理です。議論の余地もなく,その存在は否定できないのです。存在が否定できなければ、その人々の生活も生存も全ての権利も憲法の下に何の異論も議論もあってはならないのです。
家族を規定することが即ち間違いなのです。
勿論社会が変わるという議論もあり得ないのです。
LGBTは人類の歴史と共に,必然としてあったのですから、それを否定することが間違いなのです。
つまり自民党の「議論」は間違えているのです。
間違えた議論を幾ら積み重ねても何も生産するはずがないのです。
むなしい議論などすぐに止めてください。
解党しても止めさせる覚悟がなければ世界の笑いものになります。
「社会が変わってしまう」などという認識が,既に原理として間違えているからです。
そのことを世界の誰もが知って日本にあきれているのです。
コレが日本の総理大臣の発言かと驚いているのです。
国辱です。
投稿: かも | 2023年2月12日 (日) 21時07分
石破先生へ
お疲れ様です。
私的には森田実先生のご逝去に謹んでお悔やみ申し上げる次第です。
私は今年48歳になりますが、選挙権を得る前からずっと自民党支持者で、自民党党員歴も3年余りですが、「平和主義と憲法遵守」は政治において最も重要であると森田先生の御言葉を思い出して振り返っています。
勿論、私自身、自民党支持歴30年超の者ですから、自由民主党結党の理念である「自主憲法の制定」そして憲法改正も当然、支持共鳴しております。
但し、現在の日本国憲法を遵守しないで、専守防衛を守らないで、日本だけ好き勝手にできるかという視点では、私はいわゆるタカ派の反中・護憲派批判は全く的を得ていない机上の空論と断じる事ができます。
私は自民党支持者ながらも、元社会党委員長で横浜市長であった飛鳥田一雄氏や埼玉県知事の元社会党右派の畑和氏、そして日本共産党幹部会委員で元参院議員の鈴木市蔵氏(何れも故人)を10代20代の時から私淑・文通しておりました。
思想的には全く「左」ではありましたが、私は政治に対する深い造詣と最たる思慮に慧眼と治療所そして人間味溢れる生き方に尊敬をしておりまして、日本人は差別はしてはいけないと、子供たちに教育しながら、大人達は思想信条で好き嫌い以上の嫌悪と憎悪をする浅はかな考えに、48歳の私は「皆さんもっと大人としてしっかりしないと」と思わざるを得ない胸中でおります。
以上であります。
投稿: 正木公二 | 2023年2月12日 (日) 23時47分
【リチウムイオン電池の持ち込みを認めているユナイテッド航空で起きた事故】
リチウムイオン電池は過去に何度も航空機火災を起こしていることから危険なので、持ち込み禁止が当たり前になっていると思っていたのであるがユナイテッド航空では、そうではなかった。
それを示す事故が記事になっていた。
『離陸後の旅客機内で電子機器のバッテリーが発火した。
2月7日(火)、カリフォルニア州のサンディエゴ国際空港を離陸したユナイテッド航空の機内で、電子機器用の外付けリチウムイオンバッテリーが発火した。
乗り合わせた乗客は「離陸して10分ほどで異臭がして、煙が立ち込めました」と語った。また、床の絨毯も燃えたという。
他の乗客は「近くに座っていた男性が叫び始めた。ファーストクラスの男性客がシャツで顔を覆うと、すぐに火が見えた」と語った。
発火したバッテリーはファーストクラスの座席ポケットに入れられており、乗務員が防火バッグに入れ延焼を防いだという。旅客機はサンディエゴに戻り、客室乗務員4人が煙を吸い込んだとして病院に搬送され、乗客2人が空港で診察を受けた。
カリフォルニア大学サンディエゴ校ナノ工学科准教授は「通常、バッテリーの発火は水で消火できない。バッテリーの発火はとてもまれだ」と語った。
バッテリーの燃焼には酸素を必要としないため水で消火できず、製造上の欠陥または過度な使用で発火する可能性があるという。
連邦航空局よると、2022年1年間で機内でのリチウムイオンバッテリーによるトラブルは57件起きている。専門家は、バッテリーが付いている機器は預け入れ荷物に入れず、必ず機内持込荷物に入れるよう、改めて注意を呼びかけている。』(FNN)
この電池のメーカー名はどこにも記されてない。他の記事をあたったが不明のままだ。代わりにユナイテッド航空の規定が見つかったので挙げる。
トラベル関係のサイト記事である。
『ロサンゼルス空港で米国内の国内線(ユナイテッド航空)に乗り換えるのですが、航空会社のホームページを見るとリチウムイオン電池搭載のノートパソコンは取り外し可能であれば持ち込み可、となっていました。取り外すとしたらドライバーが必要なのですが、実際にそのような対応が求められる場合があるのでしょうか…?どなたかご教示頂けますと助かります!』
これの答えが、
『10月にユナイテッド航空を利用しました。リチウム電池の持込については取り外し可能なら持込可となっていましたが、私の場合は、モバイルバッテリーがリチウム電池だったので問合せした結果、機内持込手荷物でセキュリティチェックを受ければ持込可能でした。パソコンも同じだと思います。不安であればユナイテッド航空に電話で問合せば回答してくるます。』
他にも、
『殆どのノートパソコンはリチウムイオン電池を使用していると思います。
ユナイテッド航空のノートパソコン機内持ち込みルールですが、
参考URLに
『ユナイテッド運航便では、小型で軽量の携帯用電子機器類(下記に明記)を非電波発信モードまたは「機内モード」でお使いいただけます。』
『お使いいただける機器類:
—電子ゲーム機
—パソコン(高度10,000フィートを超えましたらお使いいただけます)
・・・』
と記載されています。
リチウムイオン電池を取り外した状態では使えないわけで、「ノートパソコンからリチウムイオン電池を取り外して機内持ち込みする」ルールは、ないと思います。
Apple MacBook Proのノートパソコン(2015年9月~2017年2月に製造)は論外としてです。
『受託手荷物および機内持込み手荷物に搭載されたリチウムバッテリーは事前に取り外していただくことがあります。 取り外したリチウムバッテリーは手荷物として機内への持ち込みが可能です。 バッテリーの取り外しが不可能なスマートバッグは、ユナイテッドまたはユナイテッド・エクスプレスのフライトではご利用いただけません。』という規定は別途ありますが。』
この航空会社は、安全に対する配慮がないのではないかとさえ思ってしまいますね。電池を電子機器に接続させても稼働させていなければ安全だという誤った認識があるようだ。
2010年9月にリチウムイオン電池が引き起こした最初の火災事故は貨物便である。荷物として81000個のリチウムイオン電池が輸送目的で、それらの電池が作動することがない状態で梱包された姿で発火したことが調査で明らかになった。
この時は量が注目されたのだが、その後、2011年に韓国のアシアナ航空が同じような貨物便で量が不明ながらも、荷物の内容がリチウムイオン電池を輸送していて墜落したことがあったので、持ち込み禁止の荷物に指定された。同じ原因が2度も続くと流石に禁止になるのである。犠牲者は2回とも貨物便なので搭乗者は操縦士と副操縦士だけ、つまり2機だから4名だ。しかもサムソンスマホ発火事件は2016年だから乗客持ち込みのリチウムイオン電池の重大さに気が付いていない時代である。旅客機でなかったのが幸いしている。しかし、航空機の火災事故はその後も続き、原因不明の旅客機の火災事故が発生して、もしかすると客が持ち込んだリチウムイオン電池が・・・・と疑われているケースが2件はあるらしい。
その後の、2016年以降はサムスンのスマホ発火爆発事件が起きたこともあって禁止対象にされていたと思っていたのである。だから、ユナイテッド航空の安全基準は何なのだと思った。
今回は、こういう火災事故が起きたおかげでユナイテッド航空の考え方を知る機会になったのであるが、他はどうなのかを調べてから航空機に乗り込むことをしなければならないのだろうか?
やはり、面倒なことだと思わない方がいい。自己防衛のために必要なことだと思いますね。ユナイテッド航空のような例があると思わないと、自分の命は守れませんね。自分で調べて納得することが必要である。リチウムイオン電池のクオリテイは2010年から何も変わっていないというのが実態だ。それを車載電池にして火災事故を起こしまくっているのが、今もある姿だ。原因解明や再発防止は何も進んでいない。
投稿: 旗 | 2023年2月13日 (月) 02時14分
【森田実さんは、共産党に入党して、共産党が嫌いになった人である。】
森田さんは、ある意味で田中清玄のような人だと思いますね。若かったから騙されたのだろうと思います。共産党は今も若い人を騙すことに長けている。迷惑な政党だ。
森田さんの凄いところは日本社会党の最盛期にあった時に、これからは社会党の終わりの始まりだと指摘したことである。この人の予言通りに社会党の衰退を言い当てたことは左派政治の限界を同時に指摘したことでもある。反米の姿勢は崩さずに、小沢一郎を批判して、我が国には独自の道があると言っておられた。珍しい人である。
それはともかく、森田さんは財務省の岸田を指して、「ゼロの人だ」と言っておられたそうだ。
これは昨年の話、反日の朝日の系列の週刊誌で述べておられた。
『「日本の政治はこの50年間、坂を静かに転がり落ちています。この間に行われた改革はことごとく失敗。でも自民党はごまかしだけはうまくなった。近年は官僚もよく協力をするので、その傾向がさらに強まっています」
そんな自民党に、先の総選挙でも野党は勝てなかった。
「岸田(文雄)さんというのは、何があるというわけでもないゼロの人。それなのに枝野(幸男)さんが勝手に自分で沈没した。政権交代を自己目的にして共産党と連合したから。ゼロの岸田さんがマイナスの枝野さんに勝っただけ」
では立憲民主党の新代表になった泉健太氏はどうなのか?
「直接話をしたことはありませんが」と前置きしたうえで、「京都(泉氏の地元)の人にいろいろ聞きました。如才なく、愛想がよくて、中身のない人だそうです(笑)。でも中身のなさは、人がよければ補えるんですよ。するとチャンスが回ってきます」。
評論家生活半世紀のベテランは、野党への期待をそう表現した。』
立民の政治家はどうでもいいのであるが、岸田は、ゼロなのだ。そこから上に数字を増やす手がないのが残念なことかもわからない。頼りにならない政治家だという印象がある。しかし、自民党は何が目的で岸田を担いだのか? 話にならない気がする。
投稿: 旗 | 2023年2月13日 (月) 02時38分
【シナ帝国は、米国との外相会談を、もしかすると本当はしたくないのかもわからない。その根拠は気球だ】
ブルムバーグの記事。
『(ブルームバーグ): カナダのトルドー首相は11日、領空に飛来した未確認物体の撃墜を命じた。こうした北米の領空侵犯は今月3回目で、米国とカナダで警戒感が強まっている。
米国防総省によれば、この飛行物体は米アラスカ州の高高度を飛んでいた10日夜に特定され、カナダ領空に向かう動きを米軍機が監視していた。
トルドー首相はカナダと米国の軍用機がスクランブルをかけ、カナダ北西部ユーコン準州の上空で米国のF22戦闘機が撃墜に成功したとツイート。米軍機はミサイル「AIM・9X」を使用したという。
同首相はこの問題への対応を巡りバイデン米大統領と協議した。カナダ軍が飛行物体の残骸を回収し分析する。』
これは、2/12の記事なので、最初の気球が発見撃墜されたものとは全くの別物である。こっちのものも、シナ帝国方面からフラフラと飛んできたと見られている。経路の特定はないらしい。何度も懲りずにやっているなと思われているようだ。ブリンケン国務長官のコメントは、これについては今のところ見当たらない。証拠の分析が終わる頃に出るかもわかりませんね。
何度も懲りずにやるのは習近平の指示があったのかなかったのかを、混乱させて、思考停止に持ち込む意図があるように見える。嘘を隠蔽する作業のために飛ばされた気球かもわからない。まあ、米国も混乱するだろう。
ただ、シナ帝国が友好的な国ではないということが明白だ。今の処、敵対しているという処がはっきりしている。外相会談を設ける気がないと判断するに至るかどうかの分かれ目ですね。
そして、そこに習近平の意思があると見れば、台湾有事の時期を謀ることになりますね。シナ帝国は焦っているのだろうか? いったい、何を焦っているのか?
まあ、いろいろと考えさせることもシナ帝国の目的になっている疑いもある。
投稿: 旗 | 2023年2月13日 (月) 02時56分
石破先生
今晩は!!。
2~3日前より急激に春めいた陽気かと想えば、又明日より寒くなるとの予想であります。三寒四温と云いながら、春は一気にやっては来ない様であります。
そのような中、本日13日もパソコンにより検索を行い衆議院予算委員会の中継を見ておりましたが、先生もご出席の様子を確認致して居ります。然し野党よりの質問は、相変わらず余りにも些末な問題定義が多く、稚拙とも想える質問内容であり、然もころころ変わる質問者にうんざりでありました。
小生は先生と同郷、鳥取県出身の「国の将来を愁う」者であります。
さて、そのような中にあって2月8日の予算員会では立憲民主党の元総理野田佳彦議員が質問に立ちました。
与党自民党政権による、過去からの外交戦略への基本的なスタンスの問い但しであります。
即ち、特にロシアとの外交に於いて従来北方領土は基本的に4島返還であったものが、プーチン大統領と安倍元総理の間でシンガポール合意により2島返還へとなった事。又その後20数回安倍元総理とプーチン大統領の間で会談を行ったのにも関わらず、ロシアの憲法改正により、領土は一寸たりとも他国へ渡さない事などが決められ日露交渉は中断され、経済協力も破綻してしまった事。その為未だに日露平和条約は締結されて居ないままであることなどでした。
さすがに野党とは言え、元総理であった為でしょうか?岸田総理とは格の違いを想わせる質問内容と話し方でありました。
その他、夕方には無所属「有志の会」の吉良修司議員が少子化問題を提案との方式で述べ、岸田総理がその提案に応えるとの珍しい内容でありました。即ち、「現在所得税の税額に於いて「N分のN乗方式」が提案されているものの、フランスのように一人当たりの給与所得の多いい国であれば成り立つが、我が国のように一人当たりの給与所得の低い国では成り立つことは難しい。その為、少子化問題を喫緊の課題とするのであれば、敢えて消費税を更に5%上げるべきではないか?」とのグラフを示しての提案でありました。
然し、小生はこの5%アップの消費税値上げには大反対であります。
それは何故かと云えば、「消費税とは」個人の所得には関係なくすべての消費者に対して一律である為、基本的に税の応能負担の原則に反するからであります。
それより、分離課税方式の所得課税限度額を1億円までとの仕切りを止め、応能負担とするべきであります。
更に言えば、社員の給与にもまわされず、投資もされない大企業の450兆円以上もの内部留保金へ課税すべきであります。これこそ企業の社会的責任を果たすと云えるのではないでしょうか?
又、岸田総理が就任前に約束していました、金融所得への課税の強化なども果たすべきであります。
我が国の内外には余りにも難しい問題が沢山山積しているとはいえ、これらの課題に優先順位を決め、着実に見えるように成果を上げるべきであります。何にでも課税ばかりでは、そのうち国民一人当たりへ「呼吸税なども導入される」のでは?との、笑えないような現実ではありませんか!!。
投稿: 桑本栄太郎 | 2023年2月13日 (月) 22時13分
【ウクライナ戦争が1年を迎え・・・】
あと10日ほどでロシア軍による汚い戦争が1年を迎える。現状を示すニュース報道を見ると、ロシア軍の状況にいい話が一つもないことがわかるようになっているようだ。これらの報道が事実なのかどうかについて、我が国のメデアに確認を求めても無駄なので、あとは信じるかどうかは、あなた次第と云うことになる。
実態が判明するのは先のようだと思った方がいいのであるが、反日の朝日にあった記事を上げる。記事自体は外国メデアにあった記事を転載しているだけだ。
『米政治専門サイト「ポリティコ」は12日、ウクライナ東部ドネツク州ブフレダールをめぐる戦闘で、ロシア軍が精鋭の第155海軍歩兵旅団全体を失った可能性があると報じた。ウクライナのメディア「キーウ・インディペンデント」が13日、伝えた。
ウクライナ国防軍タブリスキー地区の統合プレスセンター責任者がポリティコに語ったところによると、「指揮官を含む多数の敵軍が、ブフレダールとマリンカ近くで撃退された」と主張。旅団は約5千人の兵士で構成されるが、そのほとんどが死傷または捕虜になったと見積もっているという。
また、「第155旅団は3回人員を補充しなければならなかった。最初が(首都キーウ近郊の)イルピンとブチャの後、ドネツク近郊で敗北したときが2度目。そして今回、ブフレダール周辺で旅団のほぼ全体が破壊された」と話した。』
海軍歩兵旅団 と云う兵種自体は我が国の旧軍で言えば海軍陸戦隊のような位置にある軍隊で、米軍の海兵隊のような組織なのだそうだ。主な装備には戦車と偵察戦闘車を持ち、機械化された陸戦戦闘部隊だそうだ。戦闘機と呼べるものはヘリコブタ―を使っているようだ。米軍の海兵隊のような航空戦闘機までは持っていないようだ。陸上作戦でヘリボーン任務は当たり前の世界なので、空挺任務も展開できる構成になっているらしい。
記事にある第155海軍歩兵旅団は、ロシア太平洋艦隊所属の旅団を指す。1944年に創設されたようだ。第2次大戦に参加して以来、チェチェン紛争とかで活躍していたそうだ。ウクライナ戦争では、開戦以来、ヴォルノヴァーハの戦い、マリウポリの戦い、キーウの戦い、ブチャの戦いに投入され、団員600人が戦死し、600人が負傷で部隊は大損害を受け壊滅した。
2022年4月1日、マリウポリ方面での戦いが評価され、ウラジーミル・プーチン大統領から、「親衛隊」の名誉称号を授与された。だから今は、第155独立親衛海軍歩兵旅団と呼ぶのが正式名称になっているそうだ。
その後、昨年9月以降、歴戦の兵士が戦死や負傷が大量にあって壊滅寸前の状態にあったらしい。そこで新たな動員令があって訓練もされない新兵が大量に配属された結果、上記のような壊滅に至ったようだ。
顛末に至る記事は他にもあった。
『9月に動員された動員兵は十分な訓練も受けず、兵士たちは1960-70年代の自動小銃を与えられ、30年以上前に製造された歩兵戦闘車に乗せられて、地図・通信機器・ドローンもなしに前線に送られた。自国の部隊との戦闘、砲兵隊からの攻撃も体験している。』 全滅に至った経緯については不明な部分も多いので、そのうち詳細が判明するだろう。海軍歩兵旅団が壊滅したという記事は他にもあるが、それはこの第155旅団のことを指しているようである。
ロシア軍の精鋭部隊は無茶苦茶な使われ方をしているような気がする。敗戦に向かっているという流れが、こういう処からも見えてきているのではないだろうか?
プー氏は、もはや正常な判断が出来ていないという証拠のような気がする。開戦から1年近く経過して、こうなってしまったと、上層部にいる人々は理解できているのかどうか怪しい。
レオポルドほかの西側戦車は、まだ戦場に投入されていないのであるが、反攻が始まれば、ロシア軍にとって悲惨な戦いが始まることになる。
戦争は始末をするのが大変なのである。欧州連合や米国は終戦の脚本を練りこんでいる最中かもわからない。どこが中心になって「戦後」を進めることになるのか?
最近は、この「戦後」の展開ばかり気になっている。岸田はお呼びではない立場だ。キーウ参拝もやっていないので、金だけ出せと言われるかもわからないね。台湾有事のことがあるから仕方ない。
投稿: 旗 | 2023年2月14日 (火) 00時48分
【シナ帝国人民解放軍はやる気満々なのだろう?】
気球を米国方面に飛ばすだけでなくフィリピンの沿岸警備隊相手にレーザー照射をしたという記事があった。
読売の記事だ。
『【ハノイ=安田信介】フィリピン沿岸警備隊は13日、比軍が駐留するスプラトリー(南沙)諸島のアユンギン礁(中国名・仁愛礁)付近で、中国海警局の船からレーザー光線を2回照射されたと発表した。
発表によると、照射されたのは6日で、比沿岸警備隊の船は海軍の補給活動を支援していた。同隊は「明白な主権侵害」と反発している。
中国外務省の汪文斌(ワンウェンビン)副報道局長は13日の記者会見で「仁愛礁は中国の一部だ。中国海警局は法にのっとって行動した」と主張した。』
シナ帝国外務省の報道官がレーザー照射をしたわけではないのに、法に則った行動だと主張するあたりに無理がある。相手国の艦艇の行動とシナの海警局の艦艇の行動を承知しているとは思えない。その辺りの時系列的な説明がなかったようだ。シナの海警局から言われるままを主張しているのだろう。韓国と違うのはでっち上げの説明をしなかったぐらいだろう。そのうち捏造された動画を公表するかもわからないが、今のところは口頭だけだ。
フィリピンにも誤算はある。スービック米軍基地が今もあれば、こういうことは起きなかったと思う。シナ帝国がどういう国なのかについて、中越戦争を間近で見ても理解に至らなかったようだ。
台湾有事になれば狙われてしまうだろうな。マルコスの息子は試されているようにも見える行為だ。これからが大変だと思いますね。
投稿: 旗 | 2023年2月14日 (火) 01時22分
【習近平はイランを引き込んだようだ】
記事があった。
『【北京=吉田健一】中国外務省は12日、イランのエブラヒム・ライシ大統領が14~16日の日程で中国を訪問すると発表した。習近平(シージンピン)国家主席が招待した。
ライシ師は反米・保守強硬派として知られる。習氏は米国との対立を念頭に、イランとの関係強化を図る考えだ。』
これはイランにとっては渡りに船である。対米行動だけではなく、シナ帝国をつつけば、韓国にネコババされた金8000億円が返ってくるかもわからない。金欠のイランは習近平の指導力に期待するだろう。しかし、失敗すれば習近平の面に塗られた泥の厚みが増すだけだ。
イランの期待通りになればイランは習近平に協力することになる気がする。ウイグルにいるムスリムはイランと同じ宗派のような気がするが、イスラム世界ではやや孤立化しているイランは、無視するかもわからない。8000億円が返って来れば対応も変わるだろう。習近平はその辺りを考えているかもわからないが、韓国に命令できると思っているかもわからない。文在寅であれば素直に命令できたと思えるが、考え方が異なる尹錫悦に対しては、どうなるのか不明としか言いようがない。
厄介な展開であるが、習近平の思い通りにいくとも思えない気もする。
イランはシナ帝国が宗教に理解がないのを知っている。その辺りが大きなポイントだ。
投稿: 旗 | 2023年2月14日 (火) 01時41分
石破さん
「四寒三温」の時季 きたりなば春遠からじ~。
自然の日和も政治の風も 和やかさの到来には 今暫くの辛抱。
民主主義と社会正義のために戦う若き政治家にご注目!!w
♪“正義”は神棚に飾る“非日常”ではない♪
極東島国の首都にある某区議会での“正義”にまつわる一幕:
①堂々と(?)稚拙な質問を吐くxxxxx議員(男 52歳):
「『正義』という言葉を行政の長が全面に押し出して使うことは危惧を覚える。研究者・活動家ではなく〇〇区長という現在の職責に鑑み言葉選びは慎重に」
②良識Decencies見識Intellectualityを武器に戦う若き女性区長:
『気候正義』は国連COP21パリ協定の前文にあり世界の政府・自治体に共有されている。正義とは公平、公正を指すもので、政治学者の宇野重規教授(付録)によれば「いい空気を吸い、おいしいご飯が食べられて、自然環境を身近に感じられ、誰からも危害を加えられる不安がなく生きられることはすべての人に与えられて然るべきもの、それができるのがジャスティスです。
私は、気候変動に取り組まないことは、私たちの子や孫からこのジャスティスを奪うことであり、気候正義の実現に向けて、何ができるかを考え、取り組んでいくことが必要と認識している。
付録:宇野重規教授(政治学 当年56歳) https://bit.ly/3HRrNxv
曰く「絶対、民主主義は負けない」
⇒見過ごしても好いんですが‥、敢えて言えば、 ≪呆れるばかりの理想的な楽観論≫。世事に「絶対」なんて一つ「生き物は絶対に死ぬ」しかない。その吞気さにトクヴィル先生も大いにお怒りだろう。
投稿: 黒山椒無躇 | 2023年2月14日 (火) 15時56分
【在露米国市民に危険が忍び寄っているという勧告があるようだ】
テロ朝の2/13付けのニュースがYahoo!にあった。文字起しまでしているようなので、深刻な危機が迫っているのを伝えたいのだろうと思う。
記事は
『在ロシアのアメリカ大使館がロシア国内にいるアメリカ国民に対し、ただちにロシアから出国するよう勧告しました。
モスクワにあるアメリカ大使館は13日、ロシアにいるアメリカ国民に対し、不当に拘束されるリスクやテロの可能性があるため、渡航手段が残っている間にただちに出国するよう勧告しました。
大使館としてできる支援は、厳しく制限されていると説明しています。
また、アメリカ連邦航空局がロシアの航空会社の安全評価レベルを下げており、大使館員は原則として国内線の利用が許可されていないとも記しています。
アメリカ大使館は昨年9月、プーチン大統領が国民の部分動員を発表した際にもアメリカとロシアの二重国籍者は動員の対象になる恐れがあるとしてロシア国内にいるアメリカ国民に対して、出国を促していました。』
記事にもある昨年の9月の退去を呼びかける声明は知っていたが、今回のような緊迫感はなかったような気がする。
いよいよ、ロシア国内が戦場にされるのかと思ってしまいますね。ウクライナの自前の兵器でロシア国内に向けた攻撃をすることは認められているらしいので、それが時間の問題になってきていると、米国は気にしているようだ。ウクライナの国民の兵士以外の非戦闘員の被害者数は、不明とは言え、かなりの人数があると思われているのでウクライナ軍も黙っているはずがない。ロシア国内の軍事基地を重点的に攻撃対象にするとは思うが、軍の本部があるモスクワは、最重点目標の位置にあるだろう。もちろんドローンなどを使ってピンポイントの攻撃を目指すと思うが、700キロも離れた標的になるので、ずれることがあるかもわからない。モスクワ他にとどまっていれば危険だということである。
こういうニュースが流れるだろうと思っていたが、開戦から1年を待たずに、現実になるのは、ロシア軍が思いのほか、評判を台無しにするほど軍事強国とは異なった姿が続いたからである。敗北寸前と云った方がいい。
どこでどう間違ったのかについてはいろんな話が伝わるほどになっている。真面目に分析した方がいいと思いますね。ぷー氏が自国の軍の実力を知らなかったというのは理由にならないと思いますね。なぜ、思い通りに行くと決め込んでいたのかについて考えた方がいいと思いますね。ぷー氏がバカだから、と云うのは言い訳に使えませんね。愚かであったのは確かですが、ロシア軍のどのあたりを過信していたのか? 等々を 掘り下げて分析しておいた方がいいと思いますね。同じ間違いを習近平も犯すだろうと思います。何かのはずみでそうなるのであれば共通した考え方が現れた場面を見ることになるかもわかりませんね。無駄な分析にならない気がします。
やはり諸外国からの経済制裁の大きさが、ぷー氏の予想をこえていたのかもわかりませんね。それと諸外国がウクライナ軍に供与した兵器の数の多さについても、ぷー氏の想定外であったのだろうとは思います。つまり、ロシアがなぜ嫌われているのかについての考察が足りなかったことに気が付いていなかったように見えます。なんと、あの永世中立のスイスまでが対ロシアに向けた行動を起こしていますね。これはスイスのロシアに向けられた嫌悪感を抑えることができなかった顕れですね。驚きました。ロシア(ロシア政府)は嫌われていると思います。
他にもあるだろうと思います。例えば、侵略戦争がその定義通りに行われた姿に驚いた人々が大量にいたわけだ。それをロシアは無視した。これも大きいような気がします。
習近平もまた、この辺りの理解はないと思った方がいいですね。フィリピンの沿岸警備隊に向けてレーザーを照射していることがニュースになった。
シナ帝国はフィリピンを格下扱いにしているのが見えますね。この傍若無人の行動は成長すると思います。シナ帝国もまたロシアと同じ轍を踏むだろう。残念な姿をさらすのは時間の問題だ。
投稿: 旗 | 2023年2月14日 (火) 22時52分
【東京五輪談合事件は、被告企業は電通だけではないのだそうだ。】
もしかすると我が国の最大規模の汚職事件ではないかと思っているのであるが、この事件の闇の深さには圧倒されそうだ。
記事があった。反日の共同や反日の毎日他が得意気になって記事を掲載しているようなのだが、我が国の主要なメデアは電通がなければ何もできなかったマスゴミであったことを忘れているのではないかと思ってしまいますね。忘恩のメデアであると、もしかすると電通の元役員であった高橋某辺りは思っているかもわかりません。
それはさておき、記事を見る。
『東京五輪・パラリンピックの事業を巡る談合事件で東京地検特捜部が、逮捕した大会組織委員会大会運営局の元次長森泰夫容疑者(55)と広告最大手電通の元幹部ら3社3人に加え、広告業界2位博報堂の幹部ら4社の4人も受注調整に関与したと判断していることが14日、関係者への取材で分かった。主要な広告会社の担当者が関わったとみて調べる。組織委の事務局内でも、面談で調整が進められた疑いのあることも判明した。
関係者によると、4社は博報堂、広告会社のADKホールディングス(HD)と東急エージェンシー、イベント制作会社セイムトゥー。いずれも昨年11月に家宅捜索された。特捜部は各社の担当者を独禁法違反(不当な取引制限)容疑で在宅のまま捜査しており、立件の可否を検討している。ADKHD側は同法の課徴金減免制度に基づき違反行為を公正取引委員会に自主申告しており、立件されない可能性がある。
森容疑者らは企業側とメールでやりとりするなどして応札の意向を確認したほか、組織委事務局内で面談することもあったという。』
我が国のテレビ業界他、広告が絡む業界の成長は電通他の独断場であったし、メデアは電通を批判することができなかった。やりたい放題にさせてだんまりを決め込んでいた時代が長くあったのは事実である。そして、大型イベントを成功させるには電通や博報堂がいないことには話にならなかったという風潮を作ったのはマスゴミである。それを忘れたのかと聞きたいくらいだ。
そこがマスゴミ史上最大の汚職事件を引き起こしていたことに、当事者であるマスゴミがただの一社も恥じることがないのは、異様である。彼等の面の皮がどれほど分厚くなっているのかを示すことにはならないか? 国を代表する大舞台である東京オリンピックを舞台に汚職事件を引き起こしていた事実に驚くことがないのか!!
残念な姿を国民の前にさらすのは反日の朝日や反日の毎日反日の共同も同じである。彼等のメデアの上層部と電通との癒着がないとテレビ業界他が息することもできないのは知れ渡っている。電通は、こういう事件があっても生き残るに値する企業なのかよく考える必要がありそうだし、政府は発注事業について、電通の入札資格停止などを検討しているという記事も見たが、1年間ほどの措置だとしているらしい。そんなことをしても屁とも思わない企業ではないかと思っているので、子供騙しのような行政指導を発揮しても、またいずれ反日メデアなどの応援とかを得て復活するのは目に見えている。
政府を巻き込んだ巨額汚職事件であることを内外に向けて公表することから始め、こういう企業の息の根を止めるぐらいのことをしないと我が国の立場はないと思わないといけませんね。
ヤクザのような反社会的企業ではないのか。電通は昔からそうだ。我が国を貶めることに尽力する人々がここに集まっている。韓国政府から勲章をもらっている役員がいるのが証拠とさえ思えてくる。反日主義者が集中している企業である。だから東京五輪を食い物にしたのだ。反日メデアはそれを知っていたのだろうと推測するのであるが、だんまりを決め込んでニュースにしなかった罪がある。
東京五輪はメデアも食い物にする方向で電通とかに協力したのではないか? 東京地検はその闇を暴いてほしいものだ。これはあってはならない巨額汚職事件である。マスゴミの罪が大きい。
投稿: 旗 | 2023年2月15日 (水) 01時36分
寒波がぶりかえしていますが、お元気でしょうか。ぶりかえす?いいますよね?
コロナにかかってしまい、それ自体は6日目で微熱になり楽になったのですが。咳、痰が止まらず。コロナ診療経験豊富の医者に当たって、処方された薬で20日過ぎてやっと動いても熱がでなくなったのです、が。よく効く咳止めの、リン酸コデインという薬が不足しております。問屋の流通在庫が無いということで、病院に行っても処方してもらえませんでした。おそらく、後遺症が続く患者が累積しているためだと思います。将来予想で続くようなら政府に対策を求めたいです。
さて。今日は話題豊富なので、どんどん行きます。
労働生産性とは。
竹中さん以来、これをミクロに個人の能力評価として使う風潮がありますが。そもそも経済学には経済人という価値観の前提があり、その空想世界の限界内での数値計算に過ぎないという事を考えれば。現実に生きている世界において、ある個人の会社への貢献を貨幣価値の数字で算定できるか、といえば、ぼくは不可能だと思います。
釣りバカ、を思い出してください。ある社員がいくら会社に貢献しているのか本当のところを計算できると思いますか?
例えば、ぼくでいえば信濃町のソニースタジオで入り口がわからず、20代のぼくは疲れて、あれぇ~、と独り言を言ったら、駐車場の警備の方が、同じく、あれぇ~と出てこられた。いまレコーディングしてますよ、鍵を開けるからどうぞ。この対応で帰らずに知人の音楽家と会えたけど。何の用ですか、と機械的に言われてたら、ぼくはそのまま帰ったと思う。おそらく彼は田舎から楽器かかえて東京に来る若者の対応に慣れていたのだけど。その物腰や声音はなんの警戒心もおきない柔らかな音楽だった。。。これを数字にできるかというと、できない。ぼくじゃなくフジコヘミングさんだったら大変な損失でしょう? <そういえば阿部加奈子さん、指揮者、最近、欧米世界で盛り上がってきてます、いい人です。ぼくは随分前からファンです> 会社に貢献しているのは間違いないけど、計量できるかというとできない。できないから、ゼロ、というのが竹中ワールドです。
本来ステイクホルダー資本主義の原義というか要諦はここにある筈です。経済学は経済学に過ぎない。過大な扱いは宗教的熱狂。駐車場の警備員にも相応の給料を払うべき。だって、わが社の一員じゃないか。わが社会の一員じゃないか。我が国、わが世界の。それは、管理社会の共産主義とは関係ない。人間の現実を反映させた結果の、経営なのです。これは経営学の分野であって、ミクロ経済学は限定的で狭い世界のものです。
労働生産性は、普通は、マクロ経済学で使うもので。労働生産性の向上で経済効率が上がることで、貨幣流通量が増大してもインフレにならないで国民の富が増える、というような使い方をします。
もう一点。
理系に対する文系とは。人間にとっての現実を現実とすると人間はどのように現わせるかの学問。
つぎ。
一気通貫。経済産業大臣が言ってましたが、ユーチュウバーのものづくり太郎さんが使っている言葉。これが、いま、重要用語。
3DCADと、3Dプリンターやもっと簡単な摩擦熱を使うなんとか接合で、ひとつの会社で企画から製品生産までできる世界がタイあたりから広がり始めている。
自動車はもちろん。ITはこうなる可能性がある。TSMCは、生産だけ。鴻海は、組み立てだけ。東京エレクトロンは、生産装置だけ。企画、設計、仮生産、検証、本生産、組み立て、製品販売、をひとつの会社ででも全部、小さなロットからできる時代が来ている。企画設計という頭を押さえた企業が極めて優位になる。首から下はあちこちに競争させてやらせればいい。
特に需要が多い、5軸加工から組み立てまで一つのマシンでできる機械が中国でできました。3DCADをつなげば、設計図から完成製品までが、自動でできます。しかも、異種金属を組合すことができるので、3DCADにAIをつなげば必要な特性を材質も形状もコンピューターに提案してもらいながら設計できます。人間だけでは思いつかない、将棋でいえば藤井聡太さんの指し筋の製品ができる。いまその前線はタイで中国。
という革命の話に。その前のステイクホルダーの話をつなげる。
確かに全部は計量できないけどできる部分もあるから、そこだけで給料に差をつけるのが、個人の承認にもなってよく働くだろう、というのはいまの日本大企業の社会主義。会社主義?
しかし、この自画自賛の結果。商品は消費者の幸せのためにある事が抜けてしまう。ケイタイがまさにそれ。いままた同じミスをしている。タイ人に日本の製品が最高だから高いけどこれを買え、ではなく、タイ人とも一緒に成長させてもらう経営哲学が必要。みんな同じ人間じゃないですか。
小学校でアイパッドをくばるのも、本来のステイクホルダーの哲学からは間違い。よくないという証拠がたくさん出ている。
では。どういうデバイスなら脳の成長を助長し、自分で考えて個人的にも社会的にもたくましく困難を生き抜く力が身につくのか。そういう道具こそ考えると。ソニーの復活もあるかも。
情報管理社会に岸田政権は頑張っているのですが。少ない資源を効率的に配分するって事でしょうが。これは、頭を殺します。
ちょうど、日本共産党さんが除名さわぎですけど、ああいう縦の管理社会は、創造性よりつくった規則に合ってるかが重要。自民党さんも安部さん以後そうなってないでしょうか。
自由な議論、ペナルティなしの。が要る。民衆の頭の中をコントロールしてないと不安というのでは終わる。
いろんな遺伝子がめちゃくちゃに交配するところにこそつぎのタイプがでてくる。
猥雑さが必要です。
たとえば表通りで首相をバカよばわりできなくてはいけません。捕まって即決裁判で殺されるような社会はもう死んでいます。
人口からいっても、経験の蓄積からいっても、日本人は頭により注力して発展した方が、安全に安保条約を終わりにできるのではないかとも思います。
アメリカだって、イントレイランスであんなにでかい空母を12隻も展開するのだから、日米安保は終わっていて、あとはどう終わらせるかではないでしょうか。
岸田内閣は、短期的にはしかたないのですが。緊急避難的内閣ではないかと思います。
今回は経済に特化して書きました。
うちのとなりビルが解体工事で、コンクリート粉末が入ってきて大変でございます。
屋根に大穴あけて黙っていたり。
迷惑料として5万円払ってくれるそうです。
といって。生活保護では迷惑料は収入だからと市に納付しなくてはなりません。
食費高騰、電気代高騰。
なのに目の前を5万が通り過ぎていく。w
めげずにいけるとこまでいきます。
なんでも、またしばらく春の陽気になるという。この寒暖差攻撃はぼくはつらいです。石破さんはそうでもないですか?
また寄せてもらいます。
では、お元気でご活躍ください。
投稿: 遠藤宏一 | 2023年2月15日 (水) 18時55分
石破先生
今晩は!!。
急激な寒の戻り予報通り、一昨日は日中の気温が18℃まで上がったものの、今朝15日の当地は5℃迄の予報であり、朝より綿雪の春の雪が降りしきって居りました。余りの気温差により、体調がおかしくなるほどであります。
小生は先生と同郷、鳥取県出身の「国の将来を憂う」者であります。
さて、本日15日の衆議院予算委員会では本当に久しぶりに石破先生がトップバッターとして質問に立たれ、安保三文書改訂に伴う防衛力増強について根本的な防衛に関する持論を滔々と展開されました。岸田総理と質疑応答の形式ではなく新しい我が国の防衛政策の在り方の「思いのたけ」を述べられ、久しぶりに「胸のつかえが解消された思いでありました。
内容に関しては先生がいつもテレビ出演などに於いて述べられて居る通りであり、小生も殆ど承知している内容でありました。
即ち、現憲法下で出来る防衛力強化と「専守防衛」の基本的概念の話でありましたが、現在の状況下での『何がどの様に問題であるのか?その為には何をどのように行うべきか?』の詳しい内容でありました。
例えば、
①現場自衛官をも国会審議の場に於いて証言させる。
②専守防衛下に於いて反撃の為のどのような兵器をいつまでに準備するのか?
③日米統合司令部の設置の提言と合同訓練の実施提言。
④「持たず、作らず、持ち込ませず」の非核三原則の見直しと核のニュークリアシェアリングについての是非の検討。
⑤台湾有事の際の米国との関係に於いて、我が国の基本的スタンスについて。
⑥シェルターの整備の提言。
など覚えているだけでも是ほどの提言でありました。
岸田総理は余り答弁への時間は無かったものの、相変わらずおぼつかない答弁でありました。然し、石破先生の持論と提言は総理を始め他の与野党議員へも大変参考になり、大いに勉強となったものと確信致しております。
又午後遅くには、国民民主党の前原誠司議員の質問でありましたが、石破先生と同じように「台湾有事」を引き合いに、我が国の基本的防衛政策のあり方でありましたが、「外交努力と並行して行う」との内容でありました。
我が国の「安保三文書改訂」に伴い、彼の北朝鮮は我が国の防衛力増強について「抑止力ではなく『先制攻撃能力増強』と、捉えて居るだけに、実効性のある政策をいち早く決定すべきようであります。
内容の不明確な5年で43兆円の防衛費増額とその後の2兆円づつの増額については、少しでも内容を具体的に決定を行い実施すべきことは「喫緊の課題」のようであります。
投稿: 桑本栄太郎 | 2023年2月15日 (水) 19時53分
【予算委員会で石破さんの姿を見た】
質問に立つ姿を拝見するのは本当に久しぶりのことなので、感動してしまいました。この重要な今を国民に広く知らしめる契機になれば、幸いなことであると思います。
『専守防衛』とは何かについて岸田文雄の見解を引き出す意味は非常に大きいものがあります。彼は大きな転換点を迎えたと云う割には、金のことしか頭にないことが分かった。「財務省の岸田」と呼ばれるのは間違ってはいなかったわけだ。そこにシェルターほかの整備を迅速に、克、確実にすること等、国民の生命財産等々を守るという決意もなかったことが暴かれ、外国から購入する兵器だけで国民の生命財産が守れると勘違いしているような意気込みがあるのが、よく解った次第だ。
岸田は、非核三原則の堅持を強調するのであるが、その理由の開示、或いは根拠を示す説明がなかった。それを国是と云うようにしたいなら現状ある状況の中でしっかり説明することが必要になるのに、それをしなかった。逃げていると取られても仕方がない。彼自身は広島選出の議員なので、非核三原則が当たり前だと言うなら、それも説明の根拠になるのかもわからないが、それもなかった。核兵器の存在をどのように理解しているのかについて我が国の最高責任者の認識が重要であるのに、それが説明できないのは残念ですらある。触れたくないという姿勢だけが強調されているようで情けない。
非核三原則はどこかの宗教の教条ではない。現実に核兵器を持つ国があって、それを使う可能性のある国と対峙することがあるかもわからないことについてどう対応するのかを国民が知っておく必要があるために必要な見解の表明ではないのか?
個人の感情で判断する問題ではないし、今までの政府の方針を見直す意味があるのかどうかを含めて、改めて考えるという姿勢が必要なのである。頭からこれまでの政府の方針を踏襲するという姿勢を出すのは良くないように思いますね。核兵器の保持と運用、もしくは、抑止力を兼ねた威嚇を目的にした開発製造に着手するという宣言とかは、目に見えないが相手があっての宣言のように見える政治的な活用の方法である。それを勝手に判断して核兵器の存在を無視するのは、政府の見解としては落第である。今と云う時にあっては防衛の見直し作業から除外していることになる。岸田は、何が重要なのかわかっているのか怪しい。大きな不安を感じますね。
統合司令部の創設問題も今のうちに考えて、同盟国他と会合を持ち数多くの会合の中で発展させ、その実現にこぎつけておく必要がある。その場合においても、我が国の現行憲法が大きな足かせになる可能性は高いような気がしているのであるが、必要なことから逃げるような事態になってはならないと思いますね。
平和な国の実現とは実に手間のかかる厄介な事業だと思います。何もしなければ、何も得られるものがない。
岸田は、43兆円を出せば平和が買えると思っているのだろうか?
それを糺すことができたのはこの予算委員会での質疑である。43兆円を出すという発想からして、これは財務省の指金だなと思った次第だ。愚かな岸田が縋った先はやはり財務省なのだろう。その金を税金で賄うという発想が、その証拠だ。
財務省が国防の任にあたるのか?
誰かほかの議員が、そのように岸田に尋ねてほしいものだ。それで国民の生命財産国土他全部が守れるのかと。
改めて思ったのは、石破茂さんが、そこにいることで大きな御楯を手に入れることになった気がする。実にありがたいことである。
投稿: 旗 | 2023年2月16日 (木) 01時20分
安全保障について国会で質疑応答があったようですね。内容は知りませんけど。んで、昨今の中国からの気球についてどう思われます?
日本政府はどこから飛んできているのかバカでもない限り検討はついていたと思うんですよね。そしてこれまで何も言わなかった、アメリカが撃墜してからなにやら言ってるようですけど。
この日本政府の態度どうなのって思うんですが。知らなかったってんなら無能だし、知ってて何も言わなかったってのなら(私はこっちだと思うけど)これまで何も言えなかった政府がこれから先も何も出来ないんじゃないかと思うんですいけどね。
投稿: nh | 2023年2月16日 (木) 08時48分
昨今のように覇権的な騒ぎが喧しく罔く殆い時代にこそ、「人間的Humaneで良識Decentに溢れ謙虚さHumbleを備えたリーダー」が欠かせないのだと尽く尽く思います。
伝統文化として孔子翁や老子翁に連なる筈の習近平に欠けているなら、アジアを代表して、日本のリーダーがそれを諭すのも「SoftPowerだ🌸」と考えると‥残念至極ですね。
投稿: 黒山椒無躇 | 2023年2月17日 (金) 12時50分
はじめてお便りいたします。岡山県人なので、同じ中国地区のものとして、ひそかに応援しています。今後ともよろしくお願い申し上げます。敬具
投稿: 木戸照比古 | 2023年3月29日 (水) 11時29分