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2023年2月24日 (金)

松本零士先生、色摩力夫先生ご逝去など

 石破 茂 です。
 当選1回生の頃のことで全く記憶にないのですが、昭和63年10月に、自民党国防部会 防衛法制小委員会は自衛隊法第84条(領空侵犯措置)の改正案をまとめ、国会提出寸前までいっていたのだそうです(織田邦男・元航空支援集団司令官・空将の論考による。「安全保障懇話会」機関誌『安全保障を考える』平成28年11月号)。
 領空侵犯措置には、海上警備行動や治安出動とは異なり、任務のみが規定され、武器使用についての権限は規定されていません。我が国の領空を侵犯し、警告にも従わず、退去も着陸もしない外国の航空機(戦闘機)に対して航空自衛隊のパイロットがどのように対処するのかについては、いわゆるROE(Rules Of Engagement)が内規として決められているはずですが、これを踏まえて「仮定のことには答えられない」「手の内を明らかには出来ない」との答弁から少しは踏み出すべきではないでしょうか。そうでなければ、国会の議論の意味がなくなってしまいます。
 話を戻すと、この昭和63年の改正案は、前回私が提示した案とその趣旨をほとんど同じくするものでした。翌平成元年7月の宇野宗佑内閣時の参議院選挙で自民党が大敗を喫したため、結局国会に提出されることのないままに今日に至っているとのことで、迂闊にもこれを全く知らなかったことを深く反省しております。当時の自民党の先輩には見識のある立派な方がおられたのですね。法律を作ることはまさしく「国家意思の表明」なのであり、立法府の責任です。
 平和安全法制を定める際、海空の「グレーゾーン事態」についての法的な整理を併せて行うはずだったのですが、その後「憲法第9条に自衛隊を明記する」ことに膨大な政治的なエネルギーを費やしてしまい、結局何の成果も得られなかったことは痛恨の極みです。

 

 専守防衛も非核三原則も、その本質は堅持しながら、抑止力を強化する方策を考えるべきです。その一つとして核共有の議論があり、拒否的抑止力の一つの大きな柱としてシェルター整備を進めるべく、具体的な目標を定めるべきです。防衛予算を増やしさえすれば、日本の独立と平和がもたらされるわけではありません。

 

 我が国が今後持つことになる「反撃能力」は、報復的抑止力にはなりえず、拒否的抑止力の一部を担うという位置づけになるのか。「日本に飛来する敵のミサイルが迎撃ミサイルの数を超え(飽和攻撃)、反撃する以外に手立てがない」場合への対応が典型的なケースでしょうが、更に精緻な思考が必要です。

 

 今週も衆議院予算委員会は淡々粛々と進み、来週には衆議院を通過して参議院に送付される見通しです。政府・与党としては有り難い限りですが、本当にこれでよいのだろうかとの思いは拭えません。

 

 19日日曜日の早朝、滞在先の倉吉市のホテルで観たNHK-BSの「軍人スポークスマンの戦争 大本営発表の真実」は丁寧に作られたとても良い番組で、権力とメディアが一体となった時、国は滅びるということを肝に銘じなくてはならないと改めて思ったことでした。アーカイブスでまだ視聴が可能かと思います。ご興味のある方は是非ご覧くださいませ。

 

 13日月曜日、漫画家の松本零士氏が逝去されました。対談やイベントなどでご一緒したこともありましたが、平和を真に希求された深い考えをお持ちのとても立派な方でした。初期の作品「潜水艦スーパー99(ナイン・ナイン)」(月刊「冒険王」1964年~65年連載)からのファンでしたが、「銀河鉄道999」のメーテル、「宇宙戦艦ヤマト」の森雪など、竹久夢二の美人画にも似た、清楚で美しくも儚い女性キャラクターがとても好きでした。
 残念な訃報が続きます。迂闊にも知らなかったのですが、元駐チリ大使で国際法の第一人者、色摩力夫先生が昨年11月24日に逝去されておられました。ご著書の「国家権力の解剖 軍隊と警察」(総合法令 1994年)、「日本人はなぜ終戦の日付をまちがえたのか 8月15日と9月2日の間のはかりしれない断層」(黙出版 2000年)、「国際連合という神話」(PHP新書 2001年)、「日本の死活問題 国際法・国連・軍隊の真実」(2017年 グッドブックス)はどれも優れた見識と深い考察に満ちた、極めて示唆に富む不朽の名著です。これらの著作を読まなければ、今の私の考えはなかったに相違ないのですが、未だ十分には理解しておらず、一知半解的な議論しか出来ていないことを恥じています。最後のご著書「日本の死活問題」を上梓された時、お目にかかる機会を逸してしまったことが悔やまれてなりません。
 深い思考の方が次々と亡くなられ、表層的で勇ましい声高の議論が横行する言論空間になってしまえば、それはとても危ういように思えてなりません。お二方の御霊の安らかならんことを切にお祈り申し上げます。

 

 明日土曜日は、大阪・堺市、熊取町へ参ります。日曜日は自民党大会、内容のある大会となることを期待しております。
 皆様、ご健勝にてお過ごしくださいませ。

 

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コメント

石破さん
ブログのご更新、有り難うございます。日を追うごとに春めいていますが、油断大敵。♪季節の変わり目♪ですからね。
     ♪格好の人創り教本♪
≫「‥答えられない」「‥出来ない」との答弁から少しは踏み出す‥そうでなければ、国会の議論の意味がなくなってしまいます。
⇒ご指摘の通りだと考えます。
⇒殆どの世事は、特に民主主義体制下ではほゞ例外なく ≪精巧な構造≫ で出来上がっていますから、パーツの一つを入れ替えれば「それで相済み」で済む道理がありません。世事を統べる上層部に「想像力、連想力」が欠けていると ≪想定外だった≫ と言い訳する仕儀となる。ま、無謬を言い立てる連中も少なくないのですけれど‥。
⇒ま、然し、過去の数十年を振り返って診ると、「これで相済み」として政策的ないし制度的な不具合を引き擦った(放置した)まま現在に至る‥というケースも少なくない。その当事者らは、孔子翁の貴重な訓え「過而不改是謂過矣」を無視していると知らぬらしい。
⇒極東島国の政治の現況に照らせば、それらの不具合や禍根の集積が ≪国会議員のチルドレン化≫、≪国会審議の空疎さ≫ に露れ、延いては ≪社会全体の劣化と困窮≫を通じて、 ≪民主主義の機能不全または崩壊の傾向≫が昂じていると診えます。
⇒多種多様かつ数多の悪循環が回っている世情を改めるには、同様に多種多様な方策が要るのですが、それらを煎じ詰めると‥所詮は良識Decencies見識Intellectualityなどを備える ♪人創り戦略♪に帰結すると考える。例えば、「今だけ‥此処だけ‥自分だけ‥幸せなら好い」などの風を撲滅しないとなにも変わらないと。
⇒石破さんが毎週上げられるこのブログも、多くの人たちに熟読精読玩味されれば♪格好の人創り教本♪なのですけれど‥(ニッコリ)。

投稿: 黒山椒無躇 | 2023年2月24日 (金) 17時50分

石破閣下

ポンコツモデラーのポンコツコメントです。

 「仮定のことには答えられない」とは現状を把握できていないという事を意味し、「手の内を明らかには出来ない」とは攻撃する気満々ですと言っていること丸分かり。頭隠して尻隠さずの問答ですね。議論する気も失せてしまう迷論法には閉口です。
 「グレーゾーン事態」は戦前の中立地帯法に相当し、陸海軍が担当することになっていたことが軍の暴走を可能にする一因でした。これは明確にしておかないとうやむやの内に開戦となりかねない事柄です。何故かこのような重要法案が議論としても避けられる。戒厳令解除の明文化も戦前避けられて解除に困難を極めた。何か方向性に齟齬があるような。
 シェルター整備は継戦施設であり、反撃を想定する備えなので、その反撃が核報復であるとすれば核共有は前提となる事です。つまりセットで考える事なのですが理解されているとは思えられず、まさに現状を理解できず、考えもなく反撃を意味することを発信する最悪な事象を生み出しています。力を落とさずに頑張ってください。理解する方は応援しています。
 「反撃能力」とは相手を仕留めることです。反撃するとは「いくさ」のある戦争を開始するという事であり相手を仕留める意志の表示にほかならない。であれば飽和攻撃を受ける前に反撃という名の総攻撃を開始する。軍事の常識がどうかしている日本では議論が可笑しな方に進んでしまう。どうも戦争も交通事故と同列に論じられそうで、よければ避けられそうな錯覚に陥っているのではないでしょうか。
 「大本営発表」はどこでもしているのでそれ自体は問題ないのだけれど、検証することを禁じると深刻な問題が発生するでしょう。いまのウクライナ戦争でも可笑しいこと限りない。これは国連の内部紛争であり日本の取って実はチャンスなのだけれど誰も触れない。いまは具体的に説明しない。乱文・乱筆お許しください。

投稿: 野村嘉則 | 2023年2月24日 (金) 18時40分

 【 竹島を奪還せよ! 】

 一昨日、2023年2月22日は、島根県が条例で定めた竹島の日であった。
 「2月22日」は、1905年(明治38年)の閣議決定に基づき、竹島を島根県隠岐島司の所管とする旨を島根県知事が公示した日であり、2005年(平成17年)は公示の日から100周年の節目の年にあたる(注1)。

 竹島を奪還しようとしない自民党に存在価値は無い!
 速やかに解散せよ。
 政権から滑り落ちた時、竹島の日を制定する、を公約に政権を奪取した(注2)。
 然るに、簡単に実現可能な公約さえ反故にした(注3)。
 嘘吐き自民党には領土問題を任せられない!
 竹島を奪還しようとする強い意志のある政党が竹島を奪取するまで、自民党は政権を離れて欲しい。

 日本法で「竹島」は何処の領土?
 「竹島」に日本の刑法が及んでいるとしたら、韓国軍に日本の刑法が及ぶ?

 韓国軍に日本の刑法が及ぶとしたら、韓国軍には何罪が適用される?

 【 (不動産侵奪)
 第235条の2 他人の不動産を侵奪した者は、10年以下の懲役に処する。
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=140AC0000000045_20220707_504AC0000000067&keyword=%E5%88%91%E6%B3%95 】

 韓国軍を、日本国内である「竹島」で日本人(「他人」)の不動産を侵奪した廉により、逮捕して裁判に掛ける。

 韓国軍の居なくなった「竹島」に自衛隊は駐屯する。
 これで、「竹島奪還」完了。

 警察的強制力は使うが、武力は使わない。
 国内治安維持作戦だから、国際法にも、憲法9条にも抵触しない。
 後は、警察庁と海上保安庁、防衛省、法務省、外務省の合同チームに期待する!


 (注1)【 島根県  竹島問題と「竹島の日を定める条例」について
https://www.pref.shimane.lg.jp/gikai/ugoki/takesima/takesima.html
 Copyright (C) 2013 Shimane Prefectural Government. All Rights Reserved. 】

 (注2)【 日本経済新聞 2012年11月22日 3:30
 自民党 政権公約の要旨
https://www.nikkei.com/article/DGXDZO48699150S2A121C1M10600/
 (12)憲法・国のかたち
 政府主催で2月11日の建国記念の日、2月22日を「竹島の日」、4月28日を「主権回復の日」として祝う式典を開催する。 Nikkei Inc.No reproduction without permission. 】

 (注3)【 産経ニュース   2013/6/6 07:01
 自民公約案 TPP脱退辞せず 竹島の日「政府主催」削除
https://www.sankei.com/article/20130606-36BXU3KKK5OLHMH2OMTPDLKG2A/
 自民党が7月の参院選で掲げる総合政策集「Jファイル」の原案が5日、明らかになった(中略)。 2月22日の「竹島の日」の式典開催については、昨年12月の衆院選の際に明記した「政府主催」の文言を削除した(後略)。
 ©2020-2022 The Sankei Shimbun. All rights reserved. 】

投稿: 三角四角 | 2023年2月24日 (金) 19時37分

石破先生へ
お疲れ様です。
私は平和憲法を遵守しつつ、制服自衛官が国会予算委員会審議で答弁するのは全く問題無い(予算委員会審議では背広に着替える)と考えています。
むしろキャリア官僚だけが(或いは管轄省庁・副大臣せいむか)大臣に代わって答える現在の国会審議は事なかれ主義の果てと感じまして、石破先生の憂いを全て共有しているつもりです。
銀河鉄道999は今から27年前の1996年平成8年に日本テレビ(フジテレビから放映権移管)でほぼ全話を視聴しました。
幼少期より、宇宙科学は学研の写真集や東海大学出版会発行の日下実男(朝日新聞社元科学記者)監修の「大宇宙の設計」を読んでいましたので、スペースコロニーや地球外生命体の存在を夢見ながら、心踊らせて松本先生のアニメを楽しんだ思い出があります。

投稿: 正木公二 | 2023年2月24日 (金) 20時30分

石破さん
引用≫NHK-BSの「軍人スポークスマンの戦争 大本営発表の真実」は丁寧に作られたとても良い番組で‥
⇒御意!です。愚見でも予て(籾井勝人の時代にさえw)、NHK 歴史ドキュメンタリーには、「映像の世紀」など冷静で良識Decenciesと大局broader perspectiveを弁えたて優れたものが多いと思います。
その高い評価功績も、結局はNHKのドキュメンタリー部隊に属する ≪関わった人たちの良識Decencies見識Intellectualityに帰す≫。
最近では、私が偶々視聴した ≪優れたNHK歴史ドキュメンタリー≫はこれ(↓)。
NHK「特派員たちの日中国交正常化 50年後の証言」
https://bit.ly/3Z38okI 
敗戦の五十年後、カメラの前に立つ彼らの人品骨柄と貴賤~
≪泰然たる威風堂々 vs 身形は立派な小心翼翼≫が非常に興味深い。
特に易経「大人虎変、君子豹変、小人革面」の姿を目の当たりにする。

投稿: 黒山椒無躇 | 2023年2月26日 (日) 11時27分

戦争と言うのは、経験した人と歴史書で学んだ人とは距離が有ります、命をモノのように軽く扱う、この事のアホらしさは、実体験した人間に勝てません、防衛の事は国家機密が有るとはいえど、数多くの人間に意見を聴きなければ決めてはイケナイ、そう思います、石破茂先生、日本の国を宜しくお願いします

投稿: 高埜寿一 | 2023年2月26日 (日) 11時43分

【岸田本人も、実現を避けているキーウ参拝を早速、政治の駆け引きに使いだした立民という政党】

 2つも記事があった。まずは時事に掲載のあった安住の見解。

『立憲民主党の安住淳国対委員長は24日、岸田文雄首相が検討するウクライナの首都キーウ(キエフ)訪問について、「日本の首相が行くことが戦争を一日も早く終わらせるために大きな貢献をするのであれば、国会として協力することはやぶさかではない」と一定の理解を示した。』

 発信の時間を見ればわかるが、これの4時間後に反日の共同に掲載のあった立民代表の泉の見解。

 『立憲民主党の泉健太代表は25日、岸田文雄首相が模索するウクライナの首都キーウ(キエフ)訪問に関し、国会の事前承認が必要との認識を示した。訪問先の甲府市で記者団に「秘匿して行く必要があるのか。国会の了承を得て堂々と行くのも一つの姿だ」と述べた。』

 まあ、岸田本人は非公式のコメントはあるが、公式発言的には、『ぜひ行きたい』という内容の発言の類は一切ない。それを、野党は政治の玩具のように使い始めたという内容の記事である。
 デビスカルノ夫人がやり遂げたキーウ参拝も、ビビッてしまって、できない無能な首相をデスッているように見える。野党政治家の参拝はいけないと云うようなことは、どこにもないので、自分たちが行けばいいのにと思うが、そういう発言が出たことはない。日本国を代表するのは首相だと認めて持ち上げるふりをしながら、魁傑ばあさんほどの胆力もないと言っているようだ。国会への事前承認とは何かといえば、やる気があるなら国会へまず承認を求めろよと脅迫しているのだよ。やる気もないことがこれで見透かされている。

 小中学校で見られるような、苛めに近いことを発言しているのが泉の立場なのだ。新しい代表なので安住他とは違うところを見せたいだけなのだろうと思う。国会の事前承認など最初から分かっているから国会が始まる前に欧州歴訪の日程を組んだことも推測できる。しかし、実際は、欧州に到着して見て、その直前になって、ビビったのだ。だから逃げた。そういうこともわからない野党である。

 機会は何度もあるわけがない。バイデンさんも昨年から念入りに計画したうえで実行に移している。ポーランドには開戦が始まった最初のころから、『オールアメリカン』の異名を持つ第82空挺師団の大隊をポーランドに派遣している。そして昨年の10月には虎の子の『叫ぶ鷲』の異名を持つ第101空挺師団の部隊を、これもポーランドに派遣をしてウクライナの陸軍部隊の教育訓練にあたらせていたようだ。それは同時に、大統領がウクライナへ入国する足場にしているからに他ならない。

 岸田にはそのような下準備は何もなかったのかもわからない。それは、最初からそう云う気がなかったからだと思われる。おそらく、これから先については、訪問する機会はないだろう。言い訳を考えることに集中するはずだ。

 それにしても野党も暇なのだ。この姿勢は続くだろう。

投稿: 旗 | 2023年2月26日 (日) 18時31分

【しかし、財務省の岸田がキーウ参拝をしたとして、何をアピールするのかという疑問がある】

  宏池会は外交政策を重要に見ることがほぼない。伝統的に唯我独尊のようなところがある。普通なら領土問題について同じ境遇にあるのだから北方領土の返還要求とかを表に出してウクライナと連帯を主張するという話もできるはずであるが、ウクライナ侵略戦争が始まって以降、そういう発言をしたことがない政権だ。それから見てもわかるのは、キーウ参拝には関心が低いのではないかと思われる。

 我が国の最高責任者を財務省の岸田にしたことが大きな問題だったのだ。彼に領土奪還の意思や意欲が低いのは自民党の罪ではないか?  なんでこういう人を担いだのか?

  それはともかく、シナ帝国の習近平が調停の仲介者に乗り出す気満々なのだそうだ。ロシアをわがものにするチャンスが到来したとみているらしい。武器弾薬の供与をちらつかせて乗り込むと思われている。EUや米国は警戒しているという話だ。

 早速シナ共産党なりに足場を固めるための工作活動に着手したという報道があった。反日の毎日の記事である。

 『中国外務省は25日、ベラルーシのルカシェンコ大統領が28日から3月2日の日程で中国を公式訪問すると発表した。習近平国家主席の招待だといい、習氏と会談するとみられる。ロシアのウクライナ侵攻から1年となった今月24日に停戦などを呼びかける文書を発表した中国と、ロシアと同盟関係にあるベラルーシの首脳による協議内容に注目が集まる。

 習氏とルカシェンコ氏の会談は、昨年9月にウズベキスタンで上海協力機構(SCO)首脳会議が開催された時以来となる。』

 習近平はゼレンスキー大統領に幻想を振りまいているようなのだ。これは危険な兆候に見える。BBCが記事にしている。

 『ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は24日、ロシアの侵攻開始から1年を迎えたのに合わせて首都キーウで記者会見を開いた。ゼレンスキー氏は、同国での戦争終結に関する中国政府の提案について協議するため、習近平国家主席との会談を計画していると述べた。

 中国は、和平交渉や国家主権の尊重などを提案している。

内外の記者を大勢招き、その質問に2時間以上にわたり原稿なしで次々と答え続けたゼレンスキー氏は、中国の和平案について質問され、平和実現の方法探しに中国がかかわっていることの表れだろうと述べた。

その上で、「中国がロシアに兵器を提供したりしないと、本当に信じたい」とした。』

  シナ帝国は自分の利益の為だけに動くのは歴史的に確かなことだ。それを知らないゼレンスキーではないと思うが、シナ帝国の主張を信じるのは危険だとしか言えない。

 記事の後段にあるのを見れば、BBCも不安視しているのが解る。

『ただ、中国の和平案に盛り込まれた12項目には、ロシアがウクライナから自軍を撤退させなければならないとは明記されていない。また、ロシアに対する「一方的な制裁」の使用を非難する内容が含まれており、ウクライナに協力する西側諸国を暗に批判しているとみられる。

中国当局はこれまでのところ、習氏との首脳会談を呼びかけたゼレンスキー氏の申し出に、公式には反応していない。

他方、ロシアは中国の和平案を歓迎している。ロシア外務省は声明で、「我々は中国政府の見解を共有する」とした。』

 まあ、ロシアが歓迎するのはシナ帝国による武器弾薬の供与があるからだ。それは米国も認めている。同じ記事に米国の見解がある。

『アメリカのアントニー・ブリンケン国務長官は19日、中国がロシアに対して「殺傷力のある」兵器と弾薬の提供を検討しているとの見方を示した。中国政府はこの主張を強く否定している。米メディアは24日に再び、ロシアへのドローンや砲弾の提供を中国政府が検討していると報じた。

ジョー・バイデン米大統領は24日、米ABCニュースのインタビューで中国の提案について問われると、「(ロシア大統領のウラジーミル)プーチン氏が歓迎しているのだから、いいわけがない」と述べた。

「この計画がロシア以外の誰の利益になるのか。そういう要素はひとつも見当たらない」と、バイデン氏は批判した。』


  これは戦線の拡大につながる危険がある。ロシアが完全敗北すればシナ帝国はボッチになる。これを避けたいという妄想が彼等にある。

 そして台湾侵攻に影響が出る。

シナ帝国は自分の都合を最優先にして行動する。世界は騙されてはいけない。

投稿: 旗 | 2023年2月26日 (日) 19時07分

【米国にも財務省の岸田の行動力に期待をする人がいたようだ。産経は余計なことを・・・・と岸田は思っているだろう。】

  まあ、こういう記事が出るとは思っていなかったので際物扱いのように思ってしまいます。産経の記事だ。産経も立民と同じで、ただ単にデスっているだけかもわからない。

『【ワシントン=坂本一之】オバマ米政権で国防長官を務めたチャック・ヘーゲル氏は26日までに産経新聞のインタビューに応じ、岸田文雄首相が検討するウクライナ訪問に関し「インド太平洋地域のリーダーがウクライナを訪れ、支援を示せれば大きな意味を持つ」と支持を表明した。ウクライナ軍とロシア軍の戦いに関しては、年内に第三者による戦争終結に向けた取り組みが動き出す可能性があるとの見方を示した。

 ヘーゲル氏は、露軍の侵攻開始から1年がたつ中で戦況が膠着(こうちゃく)状態にある理由について「プーチン露大統領が3つの大きな過ちを犯した」と指摘。「第1にウクライナの人々の意志を過小評価した。第2に露軍部隊の能力を過大評価した。第3に西側諸国の強さや結束力を完全に見くびっていた」と説明した。

  プーチン氏が核兵器で米欧を威嚇していることには「核兵器を使うと思わないが、どうなるか分からない。最悪のシナリオに備える必要はある」と指摘。核戦争を引き起こすような行動を控えなければならないとしつつ、「脅かされるわけにはいかない」とウクライナ支援の継続を主張した。

今後の情勢については、ロシアに戦争を数年にわたって継続する能力はないと分析、「戦争が数年続くとは思えない」と述べた。プーチン氏は露国内の「圧力にさらされている」との見方も示した。

  私見として「年内のどこかのタイミング」で第三者による終戦に向けた協議などの取り組みが動き出す可能性を指摘した。「現在も戦争を止めるための極秘の動きがあるのではないか」と述べ、「ほとんどの戦争は交渉によって終結する」と語った。

岸田氏のウクライナ訪問は、本人の判断としつつも「ウクライナの士気を高めることになる」とその意義を述べた。同国への支援や対露制裁など積極的に取り組んできた岸田氏を評価。日本が議長国を務める5月の先進7カ国(G7)首脳会議では、ロシアを巡る中国やイラン、北朝鮮の動きなどを含め「予測不能で危険な世界」を地政学的に議論する機会になると述べた。』


  やはり、G7の議長国としての重みである。今の岸田には荷が重いので、せめてキーウ参拝をして厄除けぐらいの効果を期待したいという意味である。

 元高官が言っている内容は老人のバイデンさんでも訪問したのだ。と云うような扱いが言外にあるような印象を受けますね。岸田を追い詰めているわけではないが、アジアの同盟国としてどうなんだと言っているようにも見える。  まあ、追い込んでいる。

 岸田が、これに応える事ができるのか?  金がかかる問題に育っていくかもわかりませんね。1月にやっておけばよかったという後悔に悩まされるところにいるかもわかりません。目の前の機会を無駄にしたのは、高くつく。

   そういうことだ。

投稿: 旗 | 2023年2月26日 (日) 20時55分

【シナ帝国に金がないという兆候】

 2つの記事がある。まずそれを見ていただいた方が話は早い。

『(ジェトロの記事2022年2月15日)
 中国人民銀行(中央銀行)、中国銀行保険監督管理委員会、中国証券監督管理委員会は1月26日、「金融機関の顧客管理と身分証明資料および取引記録保存管理弁法」(中国人民銀行、中国銀行保険監督管理委員会、中国証券監督管理委員会令〔2022〕第1号)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(以下、弁法)を発表した(公布日は1月19日)。銀行、証券会社、保険会社などの金融機関、非銀行系の支払機関(モバイルペイなど)に対し、マネーロンダリング、テロリズム対策などの観点から顧客管理強化を求めたもの。3月1日から施行される。

弁法では、金融機関に口座を開設している個人顧客が、1回当たり5万元(約90万円、1元=約18円)以上もしくは1万ドル相当以上の外貨の現金預け入れ・引き出しを行う場合、金融機関は顧客の身分証明資料を確認し、資金の出どころや用途を登録する必要があると定められている。』

 ここでは5万元とあるがユウチューブの動画では、2023年では5千元になっているらしい。記事の10分の一である。締め付けが酷くなっているようだ。

 次に読売の記事。これも昨年の2月の記事であるが、もしかすると、この事件のような騒ぎの再現があると言い出す人が早速出てきているらしい。ユウチューブの動画にあった。

『【上海=吉永亜希子】香港紙・明報などによると、中国河南省の省都・鄭州市で10日、不正流用事件のため、預金の引き出しを停止した地元銀行の預金者約3000人が集団抗議を行い、警官隊と衝突した。中国で数千人規模の抗議活動が行われることは異例だ。 習近平シージンピン 国家主席が3期目政権の発足をにらむ今年後半の共産党大会を控え、政府は問題が広がらないよう火消しに躍起となっている。

 ・・・・・中国では顔認証技術やコロナアプリなどで人々の行動が当局に把握されており、当局が抗議活動の参加者を事前に妨害することがある。今回は早朝で当局の対応が遅れたり、連絡手段として海外のメッセージアプリが使われたりした可能性がある。

 中国のSNS上でも関心が高く、「警察がなぜ預金者を殴る必要があるのか」「中央政府は直ちに調査すべきだ」などと政府への批判的な書き込みが相次いだ。

 地元の金融監督当局は10日夜、「預金者の権利を守る」との声明を発表。11日夜には預金額が5万元(約100万円)以下の場合、15日から立て替え払いをすると表明した。警察当局も10日夜、預金流用の疑いで複数の容疑者の逮捕を発表し、矢継ぎ早の対応で、沈静化に必死な姿勢を示した。』

 今年の5千元限度の引き出し制限は昨年よりひどい内容である。

 シナ帝国の銀行口座にある金は共産党のものだという意識がないと、こういう馬鹿な真似ができるわけがない。

 金欠状態にあるのだろうか?
シナ共産党の言うことは、信じられないことばかりである。信用してはいけないと思った方がいい。

 今年の2月26日に銀行口座から5千元以上のお金が引き出せないことが新たに発覚したという動画が出ている。

 シナ帝国は、今どのような状況にあるのか正しく見ないといけませんね。金の問題では2年続けて国民の金の使用を制限している。その背景に関心がある。なんでシナ帝国政府に金がないのだろう?

投稿: 旗 | 2023年2月26日 (日) 21時29分

こんにちは。

「表層的で勇ましい声高の議論が横行する言論空間になってしまえば、それはとても危ういように思えてなりません。」

石破さんの危惧するところは、やっぱり違うなと思います。
気づきを与えてくださいますね。

今週ご多忙かと思いますが、お仕事頑張ってください。

投稿: プロレタリア | 2023年2月27日 (月) 08時07分

    ♪Edmund Burkeさんの訓え♪
朝日―石破さん:(自民党大会後、記者団の取材に対して)
≫少子高齢化は、地方創生に取り組み始める以前からわかってたことであって、急に岸田政権になって効果が出るというものではない。
https://bit.ly/3mdeMHl
⇒地方創生‥本当にそうですね~。本当に残念なことでした。
余人には解るまいが‥初代の地方創生相として東奔西走され開拓に取り組まれた石破さんの悔しさがその行間に滲み出ている。
あまつさえ(漢字では“剰え”と書くらしいw)、折角のご苦労があの愚猿一味に 加計学園事件で ≪悪用≫ されて仕舞いましから。
⇒‥‥などとしんみりと昔語りをしている場合ではありませんね。厳しい国難の渦中にあっても、Edmund Burkeさんは”Never Despair, but if You Do, Work on in Despair!”だと。

投稿: 黒山椒無躇 | 2023年2月27日 (月) 17時30分

石破先生

今晩は!!。
春の到来は三寒四温と云いながら、昨日までは日中の気温も上がらず寒い日が続いて居りました。然し、今日27日は漸く青空の風も無い暖か一日でありました。
そのような中、先生に於かれましては、連日の予算委員会審議に出席され大変お疲れ様であります。
本日27日も午後より予算員会があり、テレビ中継にてその様子を見て居りました。質問者の真後ろの席であり、時折メモをとったり頷かれたり時には前屈みとなり、沈思黙考か?とも想える事もあるようです。
小生は先生と同郷、鳥取県出身の「国の将来を憂う」者であります。

さて今回も、国会中継よりの話題を中心に、感想と拙論を述べて見たいと存じます。
衆議院予算員会も終盤の筈ながら、野党の質問内容も稚拙が目だち、岸田総理を始め政府閣僚の答弁も相変わらず本質を述べず、少しも議論が深まる事がありません。
今回のこの予算員会では、①我が国の「防衛体制の大転換」と43兆円にも上る予算の中身の根拠、②総理が発表した「異次元の少子化対策」について、その方策と予算措置そして財源などが主な論点になる筈でありながら、少しも話が前に進みません。

この事は後に詳しく述べるとして、その前に2月22日の予算委員会審議では、立憲民主党の逢坂誠二議員が質問に立ちました。
『原子力発電所の運転期限延長』の件であります。
現在の全国各地の原発は稼働を始め古いものは間もなく50年を迎えようとしている中、政府は運転期限を更に延長の上、稼働期間を60年まで可能とする事を発表しました。
逢坂議員は原発の稼働は「安全性が最優先」されなければならない中、今回の政府発表の裏には「原子力規制員会と資源エネルギー庁」の官僚が裏で話し合いによって、先に「運転期限延長可能」を政府へ答申した事は、「原子力規制員会」の独立性に反するものであり、その委員会のメンバーも同じ省庁出身の官僚が多く、大変問題であると云う内容でありました。
然も従来50年迄となって居たものを60年へ延長するにあたっても、その検査方法と審査基準は未だ決まって居らず、これから作成との「驚愕の内容」であります。「運転期限延長ありき」が先になっているとの内容を暴露しました。
又関係官庁に資料を依頼した所、以前のように黒塗りの資料提出であり、未だに官僚の隠蔽体質を政府は許しているのか?との怒りの質問であります。本当に我が国の政府は大丈夫であろうか?と愕然とした次第でありました。

さて、
①の我が国の防衛体制の大転換と43兆円もの防衛費増額予算と根拠についてであります。
以前より安保三文書改定に伴い、突然のように閣議決定された事が発表され、与野党内外や国内に大反響をもたらしましたが、本日も立憲民主党に後藤祐一議員が質問に立ちました。日米安保に於ける周辺危機事態発生に対して我が国の立ち位置のスタンス、反撃能力と敵基地攻撃能力の保持は「我が国の存立危機事態」とどのようにリンクするのか?との突っ込んだ質問でありました。
憲法に即した反撃能力保持は「専守防衛」に徹するものの、その場合々々によって状況は変わるとの岸田総理の心もとない説明であります。

更に後藤議員の安保三文書改訂に伴う防衛力増強に於いてアメリカよりトマホーク500発他、新兵器ミサイル購入は再来年2025年との事であるが、何故23年度の予算に計上するのか?トマホークの1発単価は幾らか?との追及に対して、岸田総理も浜田防衛大臣も「我が国の経戦能力に関わる事であり答えられない」との答弁であります。このように「詳細は控えさせて頂く」との説明が多すぎるようであります。
「5年間で防衛費増額43兆円とその後2027年以降より毎年ごとに2兆円づつの増額」との具体的予算数字を発表しながら、このままでは全く国会審議の意味もなく、国民も防衛予算の増額の意味もわからないままではありませんか?
更に、政府防衛省は中距離、長距離、そして超音速弾道弾ミサイルの開発も発表して居り、このままでは大軍拡と取られても仕方ないようであります。何やら我が国の安全保障への知識も資質もない、現政府メンバーによって恐ろしい方向へと進んでいるように思えて不安でなりません。

この様に、防衛力増強の実際は先の事であり計画も煮詰まっていない中で、専守防衛の法整備の中での「5年間で43兆円の防衛力増強」も「絵に描いた餅」と云うべきのようであります。イージスアショアによる防衛計画も「とん挫したまま」であれば、一早く法整備の上アメリカの原子力潜水艦による我が国周辺海域への警備巡航を依頼することも一考ではないでしょうか?

次に、
「異次元の少子化対策」についてであります。
先の国会答弁では岸田総理は少子化対策の予算を2倍にすると述べ、
未だ決まっていない少子化対策予算でありながら、何故2倍と云えるのかと追及されました。その事に対して、「この6月迄に少子化対策の骨子を決め、その方策と予算の提言を行う」と慌てて訂正していました。このように、「異次元の少子化対策」と大きな花火を上げながら、その方策と財源確保はこれからと云うお粗末さであります。
後藤議員が指摘しましたように、「少子化対策は喫緊の課題と云うのであれば、数年先への防衛費予算より一早く少子化対策への方策と実施へ向けて行えば良いでは?」との提案は最もであると思います。

投稿: 桑本栄太郎 | 2023年2月27日 (月) 22時01分

石破先生

今晩は!!。
連日にわたる国会審議にご出席され、大変お疲れ様であります。
本日2月28日は令和5年度の予算案が衆議院を通過したとの御由、
ニュースにて知りました。
小生は先生と同郷、鳥取県出身の「国の将来を憂う」者であります。

さて、過日2月26日は自民党々大会が開催されと聞きましたが、どのような内容であったのでしょう?「この春の統一地方選挙に於いて頑張ろう!」とのエールと、シェプレヒコールの写真をニュースにて拝見しましたが、中身が少しも伝わって来ません。

国民のこの一年間の岸田政権への評判は、前菅政権やその前の安倍政権の頃より、内容は更にひどくなったとの声を良く聞きます。
どの時代にあっても、組織の栄枯盛衰は必ずあるものであり、外からより内側からの崩壊の多いい事も事実のようであります。
自民党に於いては、その世評の是々非々を本当に把握して「民意本意の政治」が出来ていると、若手議員をはじめベテラン議員にいたるまで党全体で捉え、修正できているのでしょうか?
令和5年度の予算案が衆議院を通過したとの事ながら、本当に衆議を尽くしたと云えるのでしょうか?

今国会の内容は、安保三文書改訂に伴う戦後我が国の防衛体制の大幅な転換とその防衛費増額、そして予算措置の是非、異次元の少子化対策、地方創生対策、給与所得の賃上げ、相次ぐ値上げによる物価高とその対策等々、どの項目も「待った無し」の内容ばかりであります。

過日の新聞報道によれば令和4年度の「国民負担率」は「47、5%」になるとの見通しが発表されました。ご存知のように「国民負担率」とは、国民の租税負担と社会保障負担を合わせた義務的な公的負担と国民所得との比率であります。これに将来的に国の赤字を担う若者世代では、更なる負担となると見られております。先の「47.5%の負担率」を称して昔のように5公5民などと云う人もいるようであります。

若者世代の賃金もあがらず、高齢の年金生活者も年金支給額を抑えられ、消費税は下げられず物価の高騰がこのまま続けば、国民は全ての層に於いて更なる貧困化となりそうです。本当に、「民意本意の国会議員は何処にもいないのであろうか?」と嘆くばかりであります。
石破先生のリベラル自民党議員第一人者として、本当にこの国の舵取りを行って頂かなければ、我が国は世界の中での埋没国家となりそうであります。


投稿: 桑本栄太郎 | 2023年2月28日 (火) 19時11分

【イエレン財務長官も、キーウ参拝する行動力の発揮】

 記事があった。ロイターだ。

『[キーウ 27日 ロイター] - イエレン米財務長官は27日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)を電撃訪問し、ゼレンスキー大統領らと会談した。ロシアによる全面侵攻が2年目に入る中、ウクライナに対する米国の支援を改めて確認した。

イエレン氏は20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が開かれたインド南部ベンガルールからの帰途、ウクライナを訪問。20日にはバイデン米大統領がキーウを電撃訪問し、必要な限り支援を継続すると表明している。

イエレン氏はゼレンスキー大統領やマルチェンコ財務相など政府高官と相次ぎ会談。土嚢が積まれた政府の建物でシュミハリ首相に対し、「米国は必要な限りウクライナと共にあり続ける」と改めて表明した。』

  財務省の岸田と違うのは、彼女は米国で生まれた人であるが、彼女のご両親は共にポーランド系の人である。だから容易にウクライナの隣国ポーランドへの立ち寄るように見せかけることが可能だ。よもやインドに立ち寄った際にウクライナに直行するとは誰も想像しないことである。財務省長官には政府専用機でもあるのだろうか?

 まあ、これは、経済閣僚でありながら、財務省の岸田にはできない話である。岸田より10歳年長の76歳のばあさんだ。ここにも魁傑ばあさんはいる。

 まあ、岸田はいまだにキーウ参拝に希望を見せているようだが、それは新たな言い訳を発見することにあるのだろう。実現しないのは我が国のマスゴミには機密保持が出来ないことが悪いと唱えているらしいからだ。論点のすり替えだ。話にならない。

 国民は、この話題は過ぎたことで、今更チャンスを自分から潰した男の言い訳を聞くほど暇ではない。

 国民の玉木は余計なことを煽るようだがやめた方がいい。

 『国民民主党・玉木雄一郎代表:「事前にいつからいつまでどこに行くとか国会に知らせれば、当然マスコミの皆さんも知ることになりますし、G7の議長国として、ゼレンスキー大統領に現地で会っていないということは、国益や世界の平和と繁栄のためにもマイナスになる」』

 はっきり言うが、岸田には無理ゲーだ。

  イエレン長官は胆力のある女性だ。感心することばかりである。

 

投稿: 旗 | 2023年2月28日 (火) 23時28分

【少子化の数字を現実には驀進中の韓国ソウルで、小学校の教師が余っているのだそうだ。誰に知らせたいのだろう?】

 Yahoo!のトップが日本国籍を持つ韓流の人なので韓国の記事がよく報道されている。

 これもそうだ。

『【02月28日 KOREA WAVE】ソウル地域で今年1月、公立小学校教員任用試験に合格した114人全員が現場に配置されないことがわかった。政府の教員定員削減基調の中で合格者が1年以上任用を待つ現象が繰り返されたのだ。

 3月1日付でソウル地域公立小学校に配置されず待機しなければならない教員任用候補者は119人だ。・・・ソウルの小学校教師任用試験合格者規模は毎年減少傾向にある。今年の合格者数(114人)は、5年前の2018学年度(382人)の3分の1にもならない。』

 人余り現象である。同じ話は韓国より少子化が驀進しているシナ帝国にもある。公表された話ではないが、シナ人の動画によれば、幼稚園の倒産が急増して、例えば北京では半数が廃業しているそうだ。

 東アジアの少子高齢化は加速度の高い順で見れば、韓国、シナ帝国そして、日本の順である。韓国はもう立ち直れない数字を出しているのに2025年には出生率を現状の0.8から1.2の大台に回復すると妄想しているようだ。しかし、その根拠を出さないので、誰からも信じてもらえていないようだ。


 0.8から1.2には大きな飛躍だ。現実にそれがあれば、誰も苦労はしない。我が国では新生児の数が80万人を下回ったということで大騒ぎしている。韓国のそれは24万人を下回った。人口比から見ても、32万人が限界のはずで、それより8万人も少ないのであれば、国家の消滅を考えないといけない。しかし、韓国政府にその危機感はない。

 シナ帝国は本当の数字を出さないのでよく解らない処はあるが、幼稚園が半滅するほどだと言えば、かなりの少子化があると見る。一人っ子政策は間違っていたという声明は今もない。2人目を作ってもいいですよと云うだけだ。だから不安視されていた。シナ帝国は突然豹変するからである。例えば、最近の例で言えば、日本人向けのピザ発給の話さえ急に態度を変えたではないか。こういうことも怪しいと思う人がいるから信頼されていなように見える。

 嘘の数字を出し続けてごまかしがきかなくなるまで辞めないのがシナ帝国と韓国金氏朝鮮である。彼等は、基本的に嘘が大好物である。韓国の経済政策の崩壊話も世界を欺くのが目的なのだろうと見る人もいるらしい。彼等の嘘に付き合いたくない人々が世界には一定数いる。それが事態を深刻にさせているのか、様子見をしているのかわからない。

 韓国はいつまでも自称経済大国である。それは崩壊することがない。

 不自由な人々である。

投稿: 旗 | 2023年3月 1日 (水) 00時05分

【財務省の岸田政権における外務大臣の立場とは?】


  反日なんだろうなと思うのだが、岸田に統率する力がないので、G20なのに、インドに行かずに国会に出席したのだろう。時事ですら呆れたような記事を発信。


 『【ニューデリー時事】日本の林芳正外相が国会対応のため1日からの20カ国・地域(G20)外相会合を欠席することについて、議長国を務めるインドの主要紙は「日本の信じられない決定」(ヒンドゥスタン・タイムズ)など総じて批判的に受け止めている。

 ヒンドゥスタン紙は、欠席を巡って日本国内で批判が集まっていることも紹介しながら「決定はインドを動揺させる可能性が高い」と伝えた。経済紙エコノミック・タイムズは「日印関係に影を落とすかもしれない」と指摘した。 』


  これも先日書いたように宏池会は、外交政策において、唯我独尊の姿勢を崩すことがない表れだ。親しい国とは何かについての理解がない。外交とは何かについての理解に欠ける。

 自分たちの立場について言えば、日本国を代表する気が最初からない。

 それは政権を握っても同じだ。だから派閥の領袖の地位を離れる気もない。宏池会は宏池会だとしているわけだ。

  こんな愚か者を総理に担いだことを恥じた方がいい。

 親シナ帝国寄りの林芳正は、インドに行く気が最初からない。岸田に了解を求めて国内にいてもいいという了解を得られたから国会に出席していると思う。バカな外相だ。

 G7しか眼中にないなら、なぜキーウ参拝のチャンスを潰したのか?  謎になる。

 やる気もないのに、後になってからキーウに行くぞと言い出すのは異様である。外交政策に関心がないということがバレるのを恐れているからだ。

 国益が解っていないふりをしているのではなく、積極的に国益毀損に向かっているのではないか?

 岸田を担いだ責任者だけが責任を負うものではないだろう。残念な政党と呼ばれるだけだ。

  

投稿: 旗 | 2023年3月 2日 (木) 04時28分

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