民主主義の意義など
石破 茂 です。
ここ数日、報道もめっきり少なくなりましたが、宮古島周辺海域での陸上自衛隊UH-60JA型ヘリコプター事故で殉職された第8師団長・坂本雄一陸将をはじめとする諸官の御霊の安らかならんことを切に祈りますとともに、未だに見つかっていない隊員諸官の早期発見を願っています。
フライトレコーダーやボイスレコーダーも未回収であるため、原因の特定にはなお時間のかかることが想定され、軽々な評価は慎むべきですが、本来海上を飛行することが想定されていない陸自のヘリが、熊本→奄美→那覇→宮古というほとんどが洋上の長距離を飛んだのは何故だったのでしょう。熊本から那覇までは約800㎞あり、これを最高速でも295㎞/hと言われるUH-60JAで飛ぶことは、操縦士にも搭乗していた将官にも相当の負担ではなかったかと思われます。事故機は熊本空港に所在する高遊原分屯基地の所属でしたが、同基地には固定翼の連絡機LR-2(操縦士2名の他8名が搭乗可能、最高速度580㎞/h、巡航速度440㎞/h)も配備されているはずで、これを使わなかったのは何故だったのか。
国内各地に迅速に展開する機動師団である第8師団ですから、たしかに担任区域たる南西諸島の地形等を正確に掌握する必要性があるものと思われますが、それでも熊本から奄美経由で那覇までの飛行そのものには積極的な意味は見出しがたい気もします。
また、事故機には師団長、幕僚長以下、多くの師団幹部が搭乗していましたが、同一機にこれほど多くの最高幹部が搭乗したことの妥当性も考えなければならないでしょう。昭和18年4月、ソロモン諸島ブーゲンビル上空で、最前線視察のために山本五十六連合艦隊司令長官が搭乗していた一式陸攻の一番機が、待ち伏せしていた米軍機に撃墜されて山本長官が戦死しました。この時、二番機に搭乗していた参謀長の宇垣纏中将は撃墜されながらも生還しました(海軍甲事件)。この例を引くまでもなく、幹部が分乗するのは組織の危機管理上当然のこととされているはずですが、今回は何故それが行われなかったのか。この点についても検証の上、仮に合理性に欠くことがあったとすれば、即刻改めなければならないでしょう。
新型コロナウイルスの感染拡大防止措置として、各種の訓練も一部延期・中断されていたようですが、有事はコロナ禍終息を待ってはくれません。防衛費増額や憲法改正の議論はたしかに必要なことですが、派手で勇ましい議論の裏で、防衛体制の根幹がどこか揺らぎつつあるように危惧されます。我々国会議員は、今こそ精神論に堕することなく、阿ることなく、厳然と主権者・納税者の代表としての職務に取り組まねばならない、と痛感しております。あれこれと指摘をすれば反発や怨嗟の声が生ずるもので、これを恐れていては何も始まりません。
その意味において、香田洋二・元海上自衛隊自衛艦隊司令官の著書「防衛省に告ぐ」(中公新書ラクレ・2023年1月)は実に示唆に富むものです。防衛政策を論ずるにあたって、是非とも多くの方にご一読いただきたい一冊だと思います。憲法については故・小室直樹博士の「日本国憲法の問題点」(集英社インターナショナル・2002年4月)を大変興味深く再読しました。故・色摩力夫大使の著書との併読をお勧め致します。
今年は修学旅行がほぼコロナ禍以前の形式で再開され、国会見学に訪れた中学生に話をする機会を多くいただき、中には宿泊先のホテルで講演と質疑応答の時間を設けてくれる学校もあったのは、先週この欄に書かせていただいたとおりです。中学生に民主主義の意義や平和の構築にむけての考えを話すことが出来たのはとても有り難いことでした。
また今週はこの他にも、大学院生や専門課程の学生、大学新入生などに講演する機会があり、特に質疑応答はとてもエキサイティングでスリリングな時間でした。いろいろな地域や世代の方々に講演をする機会は、自分の勉強のためにもとても有意義だと思っております。
今週の自民党外交調査会・国連改革検討委員会では、元国連代表部大使・元駐独大使の神余隆博・関西学院大学教授のお話を拝聴しました。ヒトラーの自決後に発足したデーニッツ政権と国家としてのドイツの連続性を、ソ連とロシアとの連続性との関係で論じた視点はとても興味深いものでした。
ウクライナ侵攻においてロシア人が戦い続ける理由として、ロシア政府がこの戦争を大祖国戦争(独ソ戦)に擬えてその意義を強調していることとともに、兵士に破格の厚待遇がなされている、とジョージ・ワシントン大学の論考は指摘しています。ロシア人の給与の中央値は545ドル(約7万2000円)であるのに対し、兵士の月給は2500ドル(約33万円)、負傷した場合は3万9000ドル(約518万円)、戦死した場合は6万5000ドル(約861万円)が支払われ、帰還兵には公務員への採用、健康保険、公共交通機関の無料パス、大学教育の無償化などの恩典が与えられるのだそうです。ソ連崩壊後、産業の低迷、経済の混乱、短命化、高い失業率などに悩むロシア人男性にとって、この戦争は人生を立て直すための大きな手段となっている、との主張には深く肯かされるものがありました。
明日から春の連休に入ります。選挙の有無にかかわらず、少し丁寧に地元廻りをしておきたいと思っております。
皆様、ご健勝にてお過ごしくださいませ。
| 固定リンク
コメント
今回の衆参補欠選挙・統一地方選挙は、激戦になった選挙区がある一方で、およそ3割の候補者が無投票当選になったそうで、地域によって両極端な印象でした。私の地元も、知事選があっただけで県議選の方は立候補者が定数を超えなかったため無投票でした。その知事選も事実上、女性問題が報じられた現職相乗り候補と共産党公認候補との対立という選択に悩むものでした。全国的には良くも悪くも今の地域の実情を反映した選挙ではなかったかと思います。
岸田首相は選挙結果を受けて、重要政策をしっかりやれという叱咤激励をいただいたとのコメントを出しましたが、補欠選挙は与党の4勝1敗に終わったものの、無党派層は野党候補支持の割合が多く僅差となり、こうした投票結果に首相は危機感を持ったのではないかと思います。自民党内であまり喜べない空気というのも事実でしょう。首相の立場としては上記の様なコメントをするでしょうけれども、私の印象では全体的に維新の会を除く既成政党への失望感や諦めが有権者のベースにあり、消極的な選択をした結果ではないかと感じます。裏を返せば「今の政治に喝だ!」という意思表示ではないでしょうか。先日、私は本欄に現場労働の軽視を感じるとの意見を投稿しましたが、連合を支持母体とする両民主党は労働者の声を分かっているのか疑問であります。
今後、まだ国会は続きますので、重要政策の一つである異次元の少子化対策が注目されるかと思いますが、異次元という言葉の使い方はともかく、国がようやく本腰を入れて少子化対策に取り組むというのであれば、もはや霞が関が考えて予算を組み、永田町が決めるというようなやり方では期待出来ないでしょう。国と地方公共団体を含めた議論の中で地域の実情に応じたきめ細かい対策、結婚という形に拘らない出産子育てをも含めた意識改革など複合的な政策が求められているのではないでしょうか。
少子化対策は、間違っても「お金をあげるから子供産んでね」というような安直な魂胆が透けて見えるようであってはならず、理念をしっかりさせて社会全体で取り組む課題で、経済、社会保障、税制、教育、医療などとも密接に関係するものでありますから、大きな視点から与野党の方々の真剣な議論を望みたいと思います。児童手当の支給要件に所得制限がどうこうというみみっちい議論では失望落胆するばかりです。
また、最近マスコミでは解散総選挙の可能性を報じるものもありますが、いま何を国民に問うのかが分からず党利党略でしかないと映れば、内閣にとってリスクが大きい選挙となる気がいたします。
話は変わりますが、選挙期間中また安倍元首相への襲撃事件を思い起こさせる事件が起き、石破先生がブログで丹羽元労働相の件を書かれましたが、今回そして昨年の事件の容疑者は精神科に通院していたという情報はありませんので、精神疾患の人が犯罪予備軍になるかのような誤解を与えかねない記述は偏見を助長させますからご注意いただきたいと思います。私自身も、精神科で睡眠導入剤や抗うつ薬を処方して貰った経験がありますが、誰でもストレスの飽和やその他の要因で精神疾患になりえます。精神疾患は恥ずかしい事ではなく積極的に治療をするべきと思いますし、症状も人によって様々です。
もちろん、卑劣なテロは許されませんが、こうした犯罪者を生む土壌として偏見や差別による孤独な環境や社会の受け皿の問題があるのではないかと私は思います。
投稿: コジュケイ | 2023年4月28日 (金) 19時19分
【 誠が嘘に勝った! 】
政治においては、嘘は大変便利なものである。
政治家の不祥事などを嘘が救って呉れる。
日本の政治家も、与党、野党、ユ党を問わず、嘘を吐いて窮地を脱する。
しかし、自分は嘘を吐いて議員が続けられるのかも知れないが、その嘘が日本の政治を汚していることを分かっているのだろうか?
議員が嘘を吐く度に、日本の政治が汚染されて行く。
与党議員で在ろうが、野党(ユ党)議員で在ろうが、吐いた嘘が放つ腐臭に変わりが在ろう筈がない。
そんな時、一陣の爽やかな風が、日本政界に吹き込んだ。
選挙と言えば、選挙カーから出る騒音が付き物であるが、遠くは良いとして、近くで聞くと苦痛である。
ところが、今回の、2023年の統一地方選で、選挙カーの「音出し」を止める候補者が複数現れた。
4月23日投開票の東京都豊島区議選で、立憲民主党の新人・宮崎慧子氏(33)が当選を果たした。
宮崎氏は、選挙カーからの「音無し」を掲げて7日間を戦い抜いた。理由を「自分が子育て最中に辛い思いをした経験があるから」とSNSで説明し、「子育て政策、安心のある暮らしを謳っているにも関わらず自分が選挙に出るときは音を出す、というのはなんだか矛盾していると思いました」と書き込んでいる(注)。
「有権者の為に全力を尽くします。」と選挙カーから大音量で叫んで、有権者を苦痛に陥れる「嘘」。
「有権者の中には子育て中のママさんが居るのではないか。」と有権者を慮って、選挙カーから音を出すのを止めた「誠」。
有権者を思う「誠」が有権者を思う「嘘」に勝った!
久々に、明るいニュースを聞いた。
(注)【 J-CASTニュース 2023年04月24日11時54分
選挙カーから「音出しません!」 静かさアピール奏功?当選者多数「選挙は大きく様変わりするかも」
https://www.j-cast.com/2023/04/24460357.html?p=all
Copyright (c) J-CAST, Inc. 2004-2023. All rights reserved
投稿: 三角四角 | 2023年4月28日 (金) 23時12分
石破閣下
ポンコツモデラーのポンコツコメントです。
陸上自衛隊UH-60JA型ヘリコプター事故は時間の波の中に水没していくでしょう。世間の関心は移ろいやすく興味を失いやすいのです。そして結論を求め何かしらの結果が出るとその時も急速に興味を失い忘れられます。そこで分かることだけを扱うことにした方が建設的でしょう。
第8師団は九州南部からだ台湾を視界に臨むまでの広大な陸島を担当する部隊。その師団長とその幕僚を一度に失う大事故なのです。この師団の抱える問題点と師団首脳部に期待されている課題の解決に向けた働きが停滞しないような手当を講じるという点はどうなっているのでしょうか。
戦争において占領は実兵による国旗掲揚による既成事実を以てなされるので、最後の突撃が行われます。最近自衛官によりこれは止めようという声も聞きますが、世界標準を無視は出来ないことです。ですから上陸してくるでしょう。できれば上陸させないに越したことはないのですが、上陸された場合はこれを追い返さなければなりません。少なくとも高台を占領されないようにしなければなりません。どこをどう叩いてどこを死守するのか制圧するのかを検討していたのかもしれません。
ウクライナでロシアが戦い続ける理由はほとんど無いと思います。第2次大戦時にはウクライナ解放運動がドイツに就いたり独立的にだったりしてソ連軍に対して戦いました。小競り合いは続いているので今更戦い始めた訳では有りません。その小競り合いをここまで大きくしてしまった責任が一方にだけあるというのはどこに根拠があるのでしょうか。ウクライナと多民族国家であるロシアが戦うという事はロシアの解体に通じる事であり最も忌むことです。戦いたくない事ですがロシアから見れば自己の存在を否定することになるのでこの点の安全を担保しなければ今後第3次世界大戦に飛躍しかねない危険性があることに留意するべきな事です。乱文・乱筆お許しください。
投稿: 野村嘉則 | 2023年4月29日 (土) 00時28分
軍隊とは「あらゆる事態を想定し、想定に基づき対応を検討し、装備を整え訓練する。」ものだそうです。
陸自のヘリの場合は、海上での作戦は想定されていないので、フライトレコーダー等にビーコン等は装着されていないそうです。
海上での作戦は想定されていないのに、長距離の海上飛行を行ったのはなぜか? 防衛大臣も経験した石破先生にも分からない飛行が行われたことが不可解です。
東シナ海に離島が散在する南西諸島で、「海上での作戦は想定されない」という想定が見直されなかったことも不可解です。
陸上自衛隊は、想定外の疑問を抱くことが許されない組織なのでしょうか?
投稿: 水の月 | 2023年4月29日 (土) 19時27分
石破様、こんばんは。ウクライナ侵攻が独ソ戦ならロシアはこの戦争に勝った後、極東の日本をターゲットにすることを考えているのは私だけでしょうか?スターリンの野望は北海道北半分だったようです。明日は我が身ですので自衛隊の機動部隊には安全に気を付けて十分な準備をしてほしいと思います。石破様、国防に期待します。
投稿: hitomugi | 2023年4月29日 (土) 21時39分
少人数で意見を出すより、大人数で意見を出せば、良い考え方や意見が出ます、それは当然ですが、民主主義はベストな考え方、其れを模索するツールです、先の戦争の愚かな体制を思い出して下さい、石破茂先生、将来の日本の国をお願いします
投稿: 高埜寿一 | 2023年4月30日 (日) 08時15分
こんにちは。
人の往来が激しいこの時期に、大きな事件が起きませんように。
後、若い方との時間は貴重なものですね。
羨ましいです。
投稿: シマエナガ | 2023年4月30日 (日) 15時51分
日経新聞電子版、4月29日より
核保有国等の世界地図
核保有国
米国
ロシア
中国
イギリス
フランス
インド
パキスタン
北朝鮮
イスラエル
(イラン)
潜在的核保有国
日本
韓国
台湾
広瀬陽子
慶応義塾大学総合政策学部 教授
コメントメニュー ひとこと解説
ウクライナ戦争は「核を持たなければ自分がやられる」という印象を世界に植え付けたが、それを最も実感しているのがウクライナだ。
ウクライナは1994年のブダペスト覚書で核兵器を放棄した。英米露が署名した同覚書は、旧ソ連のウクライナ・ベラルーシ・カザフスタンの核不拡散条約加盟を受け、協定署名国がこの3ヶ国の安全を保障するというものだ。
だが、2014年のクリミア併合後のウクライナの惨状は説明するまでもない。ロシアが協定違反をしたが、英米も決定的な対応ができなかった。ウクライナでは2014年以降、核放棄への後悔の念が広がる。
核に関する協定の遵守、非保有国の安保を世界が保障する事が核軍縮の前提となろう。
2023年4月30日 12:10
//
(以下は、私、山口達夫の感想)
広瀬教授は、敢えて、逆説的にのべているが、「非保有国の安保を世界が保障する事」
が全然世界的になされていないから、世界は、「現状、核大軍拡に向かいつつある。」のが現実で、教授は、「平和運動の影響」を暗に無意味と言外に示している様だ!
現実は、以下の日経新聞の本文による。
「
ロシアが核使用を検討しているとの情報が駆け巡った22年秋、バイデン氏は踏み込んだ表現で警告した。「キューバ危機以来、初めて核使用の直接的な脅威に直面している。安易に使えばアルマゲドン(世界最終戦争)は避けられない」
均衡を揺さぶるのはロシアだけではない。中国は核弾頭数を35年までに現在の4倍、1500発に増やすとの予測がある。米ロの5000発ほどではないが急激な増加ペースだ。インドなども核増強に向かえばバランスはより複雑になる。
」
最近、バイデン政権の米国も核弾頭の数的質的増強、を再開した報道があった。
韓国の世論の64%が自前の核武装を支持しており、個人的には、北朝鮮の現状の核配備増強の状態から、いずれ、韓国が現実に、核武装するのは、時間の問題だと思う。
トランプ前大統領は、日本、韓国から米軍を削減する代わり、日本や韓国の核武装を容認する発言があった。
ひろゆき氏の感覚で言うと、「核攻撃を受けるのは、核武装をしている国では無く、核武装をしていない国」という発言があったが、ウクライナへの核攻撃をロシアが示唆する現状、
ひろゆき氏の説は暴論では無く、個人的には真理だと思える。
平和運動家にとっては、「感情的に悔しいから」、「核保有国が核攻撃で大惨事になり」「平和主義国は、攻撃されず平和」だと言いたいのだろうが、それは、攻撃する方の立場に立てば、
逆だということが分からないのか!
(記)
投稿: 山口達夫 | 2023年4月30日 (日) 22時56分
【扱いに困る事態が発覚したようだ。しかし、日本は何とも思わないのか?】
時事の記事があった。
『第45回モスクワ国際映画祭で、カナダ在住のブルガリア人映画監督テオドル・ウシェフ氏のSF作品が審査員特別賞に決まったものの、本人が受賞を辞退する騒動になった。
ロシアのウクライナ侵攻の中、4月27日の閉幕式に際したビデオ演説で「子供、女性、高齢者を殺す命令が下される都市で受賞することはできない」とプーチン政権に抗議した。』
この映画の賞は国際映画製作者連盟によって、今年の3月「現在では「世界四大映画祭のひとつ」とはみなされていない。とりわけ2022年のロシア政府によるウクライナ侵攻以後は、ロシア側のプロパガンダに利用されうる場として、欧米を中心に批判を集めるようになった。つまり、小がこれまで持っていた権威の失墜状態にあると認定したようだ。それに対して我が国の受賞者は
『モスクワ国際映画祭で、常間地裕監督の「この日々が凪いだら」で主演の瀬戸かほさんが最優秀女優賞を受賞しました。
常間地裕監督:「どのように届くのかというところ、すごく気になっていたので、国も文化も言語も越えて作品が届いたことをうれしく思います」
授賞式は27日、モスクワで行われ、常間地監督と主演のサトウヒロキさんが出席しました。そして主演女優のコメントがあった。
『瀬戸は、自身のSNSで「サトウさんと常間地さんから連絡いただいたとき、夢かと思いました。うれしいという言葉でこの気持ちを表していいのかわからないくらいうれしいです。この作品に関わっているすべての方へ、感謝の気持ちです」とコメントを寄せた。』
彼女のコメント記事には批判的なコメントが殺到しているようなのだが、戦争のことが頭にあっても受賞するチャンスと云うものは2度とこないのだから・・・・と云うことなのかもわかりません。当事者の意識と云うものは難しいとしか言えませんね。非常に残念な決断です。
これはベルリンオリンピックで響いた、「前畑頑張れ」と延々と中継実況したNHKのアナウンサーの放送を批判できない気分と同じ状況があるようにも見えてしまう。その金メダルの扱いは、偉大なことなのに、わずか数年後には、小さい扱いになってしまう運命を持ってしまった。或いは、内容は逆なのであるが、ブルガリアの映画監督の様にあってほしいという気持ちが内在しており、それが非常に強いだけである。批判だけなら誰でもできるということだ。
間が悪い出来事のように見えるのが難しい判断と重なるように見える。ロシアに利用されるようなことなのだろうか・・・・?
投稿: 旗 | 2023年5月 1日 (月) 00時00分
石破先生
今晩は!!。
愈々本日より五月となり、朝より良く晴れ、木々の枝の新緑が綺麗な様相となりました。然し、気温は相変わらず不順であり朝方は冷えを覚える事もあります。
先生に於かれましては、この黄金週間は如何お過ごしでありましょうか?地元鳥取の選挙区へ入り、地元の意見、希望などをお聴き取りされるものと想い、大変お疲れ様であります。
小生は先生と同郷、鳥取県出身の「国の将来を憂う」者であります。
本日はこの一週間の大きな話題として感じた事を取り上げ、感想と拙論を述べて見たいと存じます。
さて、4月27日(木)の読売新聞1面に「人口70年に8700万人、3割減推計、外国人1割超」との大きな見出しによる出生率の下方修正が発表されました。
厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所は26日、2070年までの日本の将来推計人口を発表しました。総人口は20年の1億2615万人から70年には3割減少し、8700万となるそうであります。
更に、このうち外国人が1割を占めると推計しました。出生数は70年には50万人となるそうであります。
又更に65歳以上の高齢者が全人口の38・7%を占めるとも報告されて居ります。
人口減少の推計がこのまま推移すれば、将来的に我が国の生活基盤の維持が厳しくなり、医療・水道「延命」にも限界をきたし、社会のあり方を抜本的に見直さざるを得ないとして居ります。
又、40年には東京を除く全国で1100万人の労働力不足の恐れがあるとして居ります。現に早くもコロナ禍が収まりつつあり、インバウンド効果による観光地の需要増でもホテル・レストランなど、人出不足の為全ての設備は稼働していないと、連日のようにテレビによって報道されて居ります。
石破先生は予ねてより何年も前から、「我が国の非常事態は何も外国勢力からの軍事的脅威だけではない。人口減少により国家の社会基盤が損なわれつつあり、少子化対策が我が国一番の喫緊の課題である」と、人口減の推移を伝え事ある毎に述べられて来ました。
先生が以前、地方創生大臣を担当された後、1年程で「足下の梯子を外すような」地方創生事業を棚上げの上、屋上屋を重ねるような政策が安倍元総理によって採られ、その後令和の今の地方創生は参議院岡田直樹議員による内閣府特命担当大臣の所管の一部にまで、「捨て置かれたような」状態であります。
岸田総理は今年に入って急に「異次元の少子化対策を行う」と打ち上げましたが、少子化対策は若い人に「結婚して下さい。子供を産んで下さい」と云うような簡単な問題ではなく、「地方創生、経済問題、医療制度、教育制度、年金介護などの社会保障問題」等々、あらゆる分野と連動して居り、与野党関係なく今日今すぐにでも取り組み、対策を具現化する事が必要であります。
更に人口減と云えども、労働力不足を補う為外国人を安易に受け入れ、その事によって社会基盤を維持すれば良いと云うものでもありません。
文化の違いがある人々が国内に急激に増えれば、国民相互間に無用の軋轢を生ずるものとの懸念もあります。
要するに現在の若い層は勿論、あらゆる年代の人の国民個人々が「どうすれば心豊かに日々を過ごし、暮らせるか?」を目に見える形の政策によって見出す事が肝要であります。
これらに関連する事は過日当欄に於いて述べましたが、「将来を担う子供は両親個々人ではなく、国民全体の資産と捉え、蜂や蟻さんと同じく国を挙げて育て上げ、将来の税を生み国へ還元する仕組み」にするべきであります。
投稿: 桑本栄太郎 | 2023年5月 1日 (月) 19時50分
石破さん
ウクライナ、大規模攻勢をかけるとウクライナが宣言しています。
其れが実際に行われて、ロシアに甚大な被害が発生したときに何が起きるのでしょう。
ロシアにとって、敗北はないのです。
この攻撃によって、東部地域や、クリミアに甚大な被害が出るとすれば、ロシアは、キーウへの空爆を始めるでしょう。
今まで、何故キーウに攻撃阻止ないのか不思議ですがその決断をロシアがするときが来るかもしれません。
勿論その攻撃には、核攻撃も選択肢として含まれることを想定しておかねばならないでしょう。
ゼレンスキーの無謀は反撃がもたらされるものがなんなのかをしっかり考えておく必要がありそうです。
一方で、いよいよ自衛隊機の引き上げが始まります。
引き上げられて何がでるか。此も又深刻な問題です。
何らかの外力が働いて墜落したとなると、日本政府はどう発表するのでしょう。
自衛隊の幹部が、遊覧飛行などするはずがないので、単に地形観察などというものではない目的があったはずです。
高度150mでの飛行というのも、レーダを回避する航法と考えるとその意味が見えてきます。
其れを見抜いた一部が、外力を持って破壊したと考えるのが似つかわしいでしょう。
民主主義、今こそ大きく変わるベき時なのかもしれません。
地方議会、首長選挙の投票率が停滞しています。
地方政治が既に崩壊し、無能化してしまっているからです。地域の問題を提起して解決したり改めて改善するなどの政治的動機付けが社会から喪失してしまっているのです。
此は地方政治だけでなく、国政の場でも同じように起きています。
改革を起こすべき抵抗勢力が、徹底して潰され、排除されてしまっているからです。
嘗て自民党政権の中にあった主流派と反主流派の抗争などが既にないから、政治の活力が失われてしまっているのです。
臭いものに蓋、見て見ぬ振り、其れが今の政治の実態です。
入管法の改定など目に余る問題が全く何の異論のも反論のなしに通ってしまう。
とんでもない悪法だという当事者の発信をよそに、世とも野党も全く議論すら使用としません。
異形としか言い様がありません。
どうぞ解説してください。
投稿: かも | 2023年5月 1日 (月) 23時42分
石破さん
ブログのご更新、有り難うございます。
コロナ禍が遠ざかり、行楽には絶好の時季となり、GW後半に入り…憂さを忘れて≪パンとサーカス≫に熱狂する人々…。
ま、好いんですけどね…、政治も経済産業も社会も夫々の指導者が立派な人たちですから。
≪History doesn’t repeat itself, but it does often rhyme.≫
①引用≫民主主義の意義や平和の構築にむけての考えを話す…
⇒石破さんのそのお話の核心はW.Churchill卿のあの名言にあると愚考します。しかし、その一文が有名なのに…残念ながら、その思想の深奥が一般には理解されないまま、民主主義に深化や改善が加えられることなく、様々な劣化が進み、危機に瀕している場面が世界中で広がっていると診える。その深奥は小学校から大学院から社会教育において徹底的に解説されるに足る価値があると。
曰く♪It has been said that democracy is the worst form of government, except all the others that have been tried.♪
②-a) CNN — Geoffrey Hinton, the ‘Godfather of AI,’ left his role at Google to speak out about the “Dangers of the Technology”
The wave of attention around ChatGPT helped renew an arms race to develop and deploy similar AI tools.. Microsoft and Google are at the forefront of this trend.
②-b) J. Robert Oppenheimer "I am become death, the destroyer of worlds."
"When you see something that is technically sweet, you go ahead and do it and you argue about what to do about it only after you have had your technical success. That is the way it was with the atomic bomb."
投稿: 黒山椒無躇 | 2023年5月 2日 (火) 12時30分
★愚猿の後は昼行燈
★昭和16年夏の敗戦
★History doesn’t repeat itself, but it does often rhyme.
岸田首相に「やりたいことが見えない」 https://bit.ly/3VyoWjA
⇒だって「学而不思則罔 思而不学則殆」な昼行燈ですもの~。
やりたいことがない原因は、思想がない信念もない情熱もない…国家と国民のために奉仕する気慨もないし覚悟もない。
⇒逆にあるのは、「今だけ‥此処だけ‥政治権力の座に縋り憑き‥自分が幸せなら、それだけで好い」という好い歳した餓鬼の醜態。
――――――――――
付録①:岸田首相が「安倍さんもやれなかったことをやった」と異様で異常な高揚感を周囲に見せた https://bit.ly/3HzPJq4
≫昨年12月、安保関連3文書を改定し…、原発政策は再稼働の推進建替え運転期間延長に踏み込んだ
⇒戦後日本の中庸で崇高な平和的な安保戦略も、福一事件への国民的な慚愧も、国民になんの断りもなく一気に大転換させた。
⇒「ぜんぶ俺一人でやった」と自慢した≪罔く殆い妄執と愚昧≫が浮き彫りになっている。極右の安倍愚猿に勝ったら…偉いのか?自慢できることなんか?
付録②:片桐直人阪大教授 https://bit.ly/44fOEx8
今の政治のあり方は憲法の財政民主主義が描いた姿ではない…
説明責任とは、ただ言えば好いというものではなく、聞いた人の納得が得られるように「することだ」
⇒そもそも、Accountabilityとはその謂いなんですけどね~
付録③:今の極東の島国は西郷南洲翁の戒めを破り「必ず邦家を覆す道」を暴走している。♪このみちは~いつかきたみち~★♪
南洲遺訓その六に曰く「“小人”ほど才芸ありて用便なれば、用ゐざればならぬもの也。然りとて長官に居ゑ重職を授くれば“必ず邦家を覆す”ものゆゑ、決して上には立てられぬものぞ」
https://www.aozora.gr.jp/cards/001320/files/47885_31033.html
投稿: 黒山椒無躇 | 2023年5月 4日 (木) 19時12分
【いかなる魂胆があって、韓国を訪問すると言い出したのか?】
産経の記事だ。出発前の内容だそうだ。
『岸田文雄首相は7日午前、就任後初めての韓国訪問のため、政府専用機で羽田空港を出発した。同日午後、ソウルで尹錫悦(ユンソンニョル)大統領と会談し、首脳が頻繁に相互往来する日韓間の「シャトル外交」を再開させる。
首相は出発に先立ち、公邸で記者団に「尹大統領と信頼関係に基づいて、率直な意見交換を行いたい」と述べた。
午後の首脳会談では、核・ミサイル開発を進める北朝鮮に対する日韓や日米韓の安全保障協力の強化を確認する。日本政府が対韓輸出管理の厳格化措置を解除する方針を決めたことを受け、半導体の安定的なサプライチェーン(供給網)構築といった経済安保分野の協力も進める。
日本の首相の韓国訪問は、2018年2月に当時の安倍晋三首相が平昌(ピョンチャン)五輪の開会式に出席して以来、約5年ぶり。シャトル外交としては2011年12月の当時の李明博(イミョンバク)大統領訪日以来となる。首相は、3月に尹氏とシャトル外交再開で合意してから約50日後に早期訪韓することで、日韓関係改善の流れを加速させたい考えだ。』
2011年シャトル外交の李明博は、2013年の竹島上陸を敢行した現役の大統領となった。2015年の朴槿恵との合意、その後の文在寅の取った合意反故。韓国と云う国は同一人物でさえも信用できな結果をもたらすことで有名だし、政権が変われば前政権の事跡を全部否定することでも有名だ。
岸田の言う「尹大統領と信頼関係に基づいて、率直な意見交換を行いたい」は、次の政権のことはわからないね。と言ったつもりなのだろう。
時間の無駄にしかならないために韓国へ行ったようだ。
緊張感が顔に出てこない総理も珍しいのだが、無責任で済ますつもりなのだろう。国民に向けた説明に尹大統領との信頼関係と言い出すほどの何があるのかを挙げてみればオムライスを一緒に食べただけなのだ。これを指して『信頼関係』と肯定的に持ち上げる材料にするにはかなり無理がある。友達に恵まれたことがない人かもわからない。どのような言葉が出て来るのか?大きな不安である。
明日になれば日本中の評論家が騒ぐことになるだろう。宏池会はまともな政治家の集団ではない。早く官邸から撤去するべきだ。
投稿: 旗 | 2023年5月 7日 (日) 20時16分
【証明する記事は出てこない事件と報奨金の内訳】
時事にあった。
『【ニューヨーク時事】米証券取引委員会(SEC)は5日、寄せられた情報がSECの法執行などに役立ったとして、内部告発者1人に報奨金約2億7900万ドル(約380億円)を授与したと発表した。
内部告発に対するSECの報奨金としては、これまでの最高額(約1億1400万ドル)を大幅に上回った。 』
短い記事ながら、扱う中身も詳細が不明と云う記事だ。ただ380億円が関係者一人に付き支払われてたとする内容だ。似たような記事は2016年にもあった。まだネットで見ることができるので挙げる。
『2016年8月31日 3:43 JST
米証券取引委員会(SEC)は巧妙に隠された不正行為の調査に協力したとして、内部告発者1人に2200万ドル(約22億7000万円)の報奨金を支払った。内部告発者に対するSECの報奨金としては過去2番目に大きな額となる。
SECが30日発表した声明によると、この告発者は「詳細な内部情報や広範に及ぶ協力」を提供。告発者の雇用先での違法行為摘発につながった。連邦法に基づく秘密保護の必要性から、SECはこの告発者の身元や雇用先についての情報は開示していない。』
世界記録があるのかどうか知らないが、数年おきに記事が出る。不正を働く人は絶えることがない。今回の額は驚異的であるが、シナ帝国にはもっと上がいるような気がしている。地方の共産党の幹部ながら『副区長』と云う人が金塊だけで13トンと云う事件があった。続報がなかったので総額は不明だ。不正を働くのは底なしである。シナ帝国は摘発した人に報奨金を払っているのだろうか?
そういう方面の記事を見たことがない。そこがシナ帝国と米国の差があるのだろう。
不正を告発するのは勇気がいる事であり、一人ではできないのだろう。だから、報奨金について「一人あたり・・・」と云う注釈が付いている。不正に関与していないという証人も必要だ。短い記事の中に大きなドラマがありそうだ。380億円もあれば報われるだろう。外部にさえ知られなければ・・・・・・。
投稿: 旗 | 2023年5月 8日 (月) 03時31分
石破先生
今晩は!!。
今年は5月6日の立夏を迎えても、寒暖定まらず本当に気候が不順のようです。
そのような中、先生に於かれましては、ゴールデンウイークにも関わらず多忙であったのでは?と想います。少しは休養も取る事が出来ましたでしょうか?
小生は先生と同郷、鳥取県出身の「国の将来を憂う」者であります。
本日もこの1週間の出来事より拙論を述べて見たいと存じます。
1、ウクライナ情勢について
さて、この4月よりウクライナによる大規模な反転攻勢が伝えられて居りましたが、アメリカ側の機密情報が洩れると云う問題が発生し、少し遅れているようであります。
ロシア国内では過日クレムリン宮殿が何者かによってドローン攻撃が行われ、炎上すると云う事態が発生しました。プーチン大統領はその時内部の居らず、危うく難を逃れたと伝えられて居ります。ウクライナ側はこの件には関与を否定しているものの、ロシア側はウクライナによる攻撃であったと強く非難し、報復を発表しました。そして早速、ウクライナの首都キーウ攻撃を行いました。
最近のロシア側の国内情勢は、ワグネル傭兵団がロシアからの武器弾薬の補給が無いとして離反を発表したり、国内の反プーチン勢力の活動が秘かに進行して居り、ニュースではクレムリン宮殿の攻撃もその勢力による仕業ではないかとも伝えられているようです。又クリミヤ半島にある武器弾薬の貯蔵庫の爆発、ロシア国内の各地にドローン攻撃が行われるなど、国内的もきな臭くなって来ているようであります。
更にロシア国内の資産家集団である「オルガルヒ」のトップも、当初ウクライナ侵攻が短期間で終わるとしながら、長引いている事に対し痛列に非難を行い、「この戦争は早く終結すべきである」と主張していると云います。このようにロシアのプーチン大統領はかなり追い詰められて居るようであります。
然し、プーチン大統領は国内の情報統制を強力に行って居り、プーチンに取って「ロシヤの敗北」とのシナリオは全く無いようであります。そういう事態に至れば早速戦術核の使用に踏み切る事が予想され、その懸念がとても大きいと云わざるを得ません。
又反面ウクライナの反転攻勢が有利に展開されればゼレンスキー政権の勝に乗じた増長も出る事さえ予想されます。
何れにしてもウクライナ、ロシア双方にとってもこの戦争が長引き、泥沼化しているのが現状であります。
現在のロシアによるウクライナ侵攻は、プーチン大統領の個人的思惑によるところが大いにあり、このプーチン大統領の政権からの排除以外ロシアが国家として自ら停戦を行うこと等、とても考えられず、欧米諸国は武器弾薬の支援ではなく可及的速やかに「先ず停戦」を行うべきであり、その仲介の国を喫緊の課題として模索すべきであります。
小生は昨年のロシアによるウクライナ侵攻の時より、長引けば両国のみならず、国際的にも影響が出る事が予想されるとして居りましたが、事実世界各国に影響が出て来て居ります。
更に、双方の勝敗は兎も角ロシアがこの戦争によって弱体化すれば、中国の更なる抬頭を許す事になり、その事は欧米諸国のみならず我が国日本そのものにも多大な影響が出るとしておりました。
何れにしてもウクライナ、ロシア双方にとって「勝敗」と云う事実ではなく、「名誉ある停戦」とすべきでは?と考えます。
さしずめ、仲介国としては比較的中立的なインドなどが最適ではないでしょうか?
2、次にコロナ禍の2類より5類への移行措置について
新型コロナ感染症の法律上の分類が5月8日より、「2類」から季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げられました。2020年1月より国内で感染者が確認されてから「約3年4ヶ月」を経て、コロナ対応は平時の体制に移行されました。感染者の全数把握は終了し、医療費は原則自己負担となりました。
政府と自治体による様々な行動制限がなくなり、療養や感染症防止のあり方は基本的に個人の判断に委ねられる事となりました。
その事をこの際、表記したいと存じます。
①感染者への対応
イ、自宅療養・・・自治体による要請はなくなり個人判断に。政府は発症後「5日間(外出自粛は外出を控える事を推奨
ロ、入院・・・・・入院勧告・指示はなし。個人判断に
ハ、小中高校等・・「発症後5日間」かつ「軽快後1日」が過ぎるま児童生徒 で出席停止
ニ、医療体制・・・幅広い医療機関で対応する通常の体制へ段階的
に移行
ホ、医療費の窓口・原則自己負担。コロナ治療薬や入院医療費は9月
支払い 末まで軽減措置あり
ヘ、ウイルス検査・費用は原則、自己負担
②日常の感染対策
マスクや店舗・・・個人や事業者の判断
等での対策
③ワクチン・・・・2024年3月末までは自己負担なし
④感染動向の把握
感染者の把握・・・毎日の全国感染者数の集計は終了。全国約5000医療機関の 医療機関の患者数を、週1回公表する定点把握に
変更
死者数・・・・・毎日の集計は終了。約5ヶ月遅れの「人口動態統 計」で月単位の公表に
⑤政府・自治体による制限
緊急事態・・・・緊急事態宣言、蔓延防止等重点措置とも適用出来
宣言など ない
行動制限・・・特措法に基づく営業自粛、外出自粛要請などは出来
ない。
水際対策・・・入国時の陰性証明かワクチン接種証明の提示は、4月
28日で既に終了
以上であります。
これらの内容を検討すれば、政府や自治体などの管理体制が大幅に縮小され個人的な判断に委ねる事が多くなり、医療費も個人負担が多くなって居ります。然し、本当に感染症が更に拡大し又ぞろ9波などが出た時に、過去の知見を活かし、国による医療体制や行動制限などの措置が取れるのでしょうか?とても疑問を感じて居ります。
現に今でも全国では連日1万人~1万5千人ほど感染者が出て居り、コロナ感染はとても終息したと云える状態ではないのでは?と思います。
パンデミックなどの感染症対策の規制は急速に行い、規制緩和は緩やかに様子を見ながら行う事が原則ではないでしょうか?
投稿: 桑本栄太郎 | 2023年5月 9日 (火) 22時44分
【ロシアの議会は何をしているのかと云うことを取材したメデアがないのは、ウクライナ戦争が起きた時からの疑問だった】
WIKIにあるような記述の通りであれば議会を持っている意味がないように思える。
WIKIによれば、
『国家元首である大統領は行政には含まれないが、行政に対して強大な指導力を発揮する。大統領は議会(ロシア連邦議会:上院に相当する連邦院および下院に相当する国家院)の信任を要する首相を含むロシア連邦政府の要職の指名権・任命権と、議会の同意なしに政令(大統領令(英語版))を発布する権限を保持し、ロシア連邦軍とロシア連邦安全保障会議の長を兼ねる。』
万能の大統領令の存在だ。これが今のウクライナ戦争を続けている理由と云うことだ。議会は反対もできないのだろう。 つまり、何のために民主的手続きを経て議員を集め議会を作ったのか? である。
無用の存在のために議会がある。この戦争の責任は最初から最後までぷーひとりが背負うことになるようだ。ロシア国民は反乱を起こすしかない。戦争をやめさせるにはぷーを放り出すしかないということである。5月9日の軍事パレードの演説で戦争をやめるつもりはないと、ぷーは宣言している。自分から降りることがないと宣言したので議会は役に立たない。国民がぷーを引き摺り下ろすしかないということである。独裁国家の方程式がここにある。
ロシアの連邦議会が、戦争の始まりから何も言わないことが不思議だったのだが、他人事だったのな。こんなに無責任な議会は国家にとって、必要性がない組織だ。ただただ、驚くしかない。大統領令が出たら何もできない。沈黙するだけだ。
ロシアの国会議員は恥ずかしくないのだろうか?
投稿: 旗 | 2023年5月11日 (木) 03時01分
いつも応援しています。
このブログの内容と直接は関係ないですが、先日の自由民主党の部会で、LGBT法案が反対多数にも関わらず、部会長一任となった様です。
問題が多いので、反対が多かったと思います。
私も反対です。歌舞伎町でジェンダーレストイレとして、女性トイレをなくして、男女共用のトイレを作って、問題になっています。
埼玉県でも同様の事をしようとする動きがある様です。
この後、この法案は、総務会にかけられるそうです。
部会で反対多数であるならば、一任はおかしく、民主主義にも反するので、総務会のメンバーである石破さんにも慎重にお考えいただき、判断していただきたいです。
投稿: よっぴー | 2023年5月14日 (日) 23時22分