青木幹雄先生ご逝去など
石破 茂 です。
解散のないまま、通常国会は閉幕し、永田町にはつかの間の静寂が漂っています。
不信任案が淡々と否決され、国民に問うべき具体的なテーマもないということであれば、総選挙で国民に審判を仰ぐことに私は賛成しません。
政権の維持だけを考えれば、先週の金曜日6月16日に解散し、野党(特に維新)の選挙準備が整わないうちに総選挙を断行した方がよかったのではないかとの見方もありました。たしかに維新は政策的にも党の体質も自民党と近似した政党で、この党の候補者が早朝から駅頭で朝立ちし、朝から晩まで1日数百軒のあいさつ回りや数人規模の小集会開催を徹底するという、かつての中選挙区制下での自民党の選挙手法を展開すれば、2012年の政権奪還以来、追い風の選挙しか経験したことのない多くの自民党の候補者は厳しい状況となるのではないでしょうか。
いかなる選挙制度であれ、選挙の基本はかつて田中角榮先生が仰っておられたように「歩いた家の数しか、握った手の数しか票は出ない」ということに尽きるのであり、どのような逆風下であっても勝てる体制を整えておくことが政党の基本であるべきです。
また、37年間の議員生活の中で、細川護熙政権、鳩山由紀夫政権という二度の政権交代を経験しましたが、いずれも小沢一郎氏が仕掛けたものであり、その手腕と手法を決して侮ってはなりません。小沢一郎氏の凄さは、田中角榮先生流の選挙を知り尽くしていることに加えて、かつて「総理は軽くてパーがいい」と言い放ったと伝えられるように、総理に据える人物に決して多くを望んでいないことなのだと思っています。「総理は誰でもいい」と割り切れるのは実に恐るべきことです。今後、小沢氏は立憲民主党や維新の会などという政党の枠組みに拘らず、自民党から共産党に至るまで、幅広く政界再編を視野に入れて仕掛けてくることでしょう。これに対抗するためには、自民党は党運営も政策立案もこれ以上ない緊張感をもって臨まねばなりません。政権奪還から10年余、有権者の意識が大きく変化し、日本政治が重大な転換点にあることをひしひしと実感しています。
24日土曜日は、自民党鳥取県連大会が開催されます(12時45分・倉吉未来中心)。
2010年5月、下野した深い反省に基づき、自民党は新たに定めた綱領にこのように記しました。
「勇気を持って自由闊達に真実を語り、協議し、決断する」
「多様な組織と対話・調整し、国会を公正に運営し、政府を謙虚に機能させる」
「全ての人に公正な政策や条件づくりに努める」
今、自民党はこれらを忘れかけているのではないでしょうか。もう一度この原点に立ち返り、鳥取県から自民党が本来あるべき姿を発信する大会となるよう、心掛けてまいります。
防衛産業の今後について議論するにあたっては、今までの在り方を総括・検証する作業が必要不可欠です。国産に拘った航空自衛隊のC-2輸送機も、海上自衛隊のP-1哨戒機も、開発者の努力には敬意を払うべきですし、機体の性能についても一定の評価は出来るものの、それが本当にベストの選択であったかどうかは客観的に、感情を交えず検証されなくてはなりません。
輸送機は出来るだけ遠くまで飛べて、多くの物資が運べるのが理想ですが、C-2は陸上自衛隊の10式戦車が積めず、不整地離着陸能力に難のある高額の機体を敢えて国産で開発・保有し、世界中で活躍するC-17輸送機の導入は見送りました。
哨戒機は米海軍のP-8を見送り、国産のジェットエンジンを採用した4発機となりました。
陸上自衛隊のNBC(核・生物・化学)偵察車にしても、ドイツ製のフォックス偵察車を早期に導入しておけば、東日本大震災に伴う福島原発事故の対処は随分と違ったものになったはずです。
防衛庁長官在任中、単発エンジンの小型機体で拡張性に難があったF-2戦闘機の調達中止を決定した際、ある防衛庁長官経験者から「国産兵器に対する愛情がない!」と批判されたことがありましたが、そういう感情論めいたものが今でもあるように感じます。すべてを国産で賄えるに越したことがないのは当然ですが、安全保障環境が予断を許さないものとなり、時間的にも財政的にも余裕がなくなった現下の情勢では、常にどの装備が最も合理的か、を素早く判断し、できれば月単位で導入ができるような体制を整備することも必要だと考えます。
元内閣官房長官・元参議院自民党会長の青木幹雄先生が逝去されました。竹下登元総理の流れを正統に受け継ぐ、真に田舎(「地方」ではなく「田舎」という表現を常に使っておられました)を愛する、人心の機微を心得た立派な方でした。あの出雲弁が聞けなくなってしまったことに、強い寂しさを感じております。ご生前に賜った幾多のご厚情に深謝し、御霊の安らかならんことを切にお祈り申し上げます。
皆様、ご健勝にてお過ごしくださいませ。
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コメント
石破閣下
ポンコツモデラーのポンコツコメントです。
僅かな間に随分弱含みな政権になりました。期待した新しい資本主義も尻つぼみに成るのでしょうか。奪い合いの資本主義から補い合う資本主義を期待していましたもう実現は無理でしょう。
解散総選挙の口実に新しい資本主義実現のためというのもアリかな思っていましたが、それが解散の動機に成らないという事はそれ程具体的な案を持ち合わせが無かったのでしょう。人気が選挙勝利のバロメーターと考えた時点で負けは見えています。次の選挙は相当の苦戦が予想されます。
国産兵器に対する総合評価の仕方を定めようのない日本で、なぜこの兵器が不適正なのか説得、説明出来ないのはや無負えないのかも知れません。戦争しないのですから使えようもない物でも兵器と言えば兵器となります。ウクライナでの戦いで役に立たないはずの100年前の兵器が活躍し、最新兵器がクズ鉄だったりしています。持たされる身に(自衛官)なって考えて貰いたいものです。
自衛隊の装備や編成に基本的な変更無しで防衛体制の強化など期待できない物です。現行の編成・装備は米軍戦力を補完するものです。陸自の師・旅団は沿岸防御に適した戦闘団構成を前提にしています。陸軍では部隊、特に大隊が攻撃の基本とどこの国でも教育されています。しかし陸自では連隊編成が基本です。これは防御には適していますが反撃のための歩兵戦力がありません。陸自では歩兵戦力をすり潰しながら行う攻撃の訓練が十分ではないという事です。なお陸自でも空挺団は大隊を持ちます。この様な例は海・空でも同様でしょう。自衛官には責任の無い事です。与えられたもので最善を尽くす彼らに理不尽な編成、訓練、装備を与えたのは政治的都合なのでしょうからです。それと変化を嫌う軍隊の癖も自衛隊にはありますけど。
我が国には圧倒的な潜在能力があります。この力を適正に運用できる政治の出現を望むばかりです。乱文・乱筆お許しください。
投稿: 野村嘉則 | 2023年6月23日 (金) 21時05分
【ブリゴジンの乱は、1日で終わったらしい】
24日のロイターの記事。
『[24日 ロイター] - ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン氏は24日、通信アプリ「テレグラム」に音声を投稿し、ワグネルの部隊がウクライナから国境を越え、ロシア南部ロストフに入ったと表明した。
同氏は、部隊の進路を妨げるものは誰であろうと撃破すると述べ、ロシア軍に「徹底的に」対峙する用意があると発言した。
プリゴジン氏は23日、ロシア軍上層部がワグネルの戦闘員を爆撃で大量に殺害したと主張。ロシア当局はプリゴジン氏が武装蜂起を呼びかけていると非難し、タス通信によると、連邦保安局が刑事事件として捜査に着手した。』
怒涛の進撃があったらしい。ロシア軍の攻撃ヘリが9機撃墜され固定翼機が1機撃墜された動画も公表されたらしい。ロシア軍空軍は合計10機の軍用機を破壊撃墜され、15名以上の兵士の人命が失われたらしい。ワグナー軍の装甲車と戦車も破壊されたという動画も上がっている。こっちの被害状況は詳細不明のままだ。モスクワに向かって進軍を開始して、プー氏はモスクワから逃亡したようだ。その時、ベラルーシのルカシェンコ大統領が仲介を名乗り出て、ブリゴジンを受け入れることを公表し、国家反逆罪容疑を取り下げさせたという話が伝わっている。
25日の記事は
『[ロストフナドヌー/ボロネジ 25日 ロイター] - ロシアの民間軍事会社ワグネルは24日、首都モスクワへの進軍を停止し、占領していたロシア南部から撤収を始めた。創設者エフゲニー・プリゴジン氏は流血の事態を避けるためと説明しており、プーチン大統領の権力への挑戦は収束しつつある。
プリゴジン氏は24日、モスクワに近づいていた同社の部隊に引き揚げを命じた。ロイターは、部隊が同日夜にロシア南部ロストフナドヌーから撤収を始めるのを目撃した。
プリゴジン氏はビデオで「ワグネル部隊の解体を求められたことから23日、正義を求めて進軍した。24時間でモスクワから200キロ圏内まで到達した」と説明。「流血の事態になろうとしていることの責任を理解し、部隊を野営地に戻す」と述べた。
ロイターは、ワグネル部隊が実際にどこまで進軍したのか確認できていない。
ロシア政府によると、プリゴジン氏を長年知るベラルーシのルカシェンコ大統領がプーチン大統領の了承の下でプリゴジン氏と協議し、事態を鎮静化することで合意した。プリゴジン氏がベラルーシに移動することも決まった。
ロシア大統領府のペスコフ報道官は、一連の出来事を「悲劇」と表現。ルカシェンコ大統領が仲介した合意に基づき、プリゴジン氏に対する犯罪容疑を取り下げるとした。同氏とワグネル戦闘員の安全を保証する以外に何らかの譲歩をしたかについては言及を避けた。
一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は夜の定例ビデオ演説で、「ロシアの指導者が何も統制できていないことが明らかになった。完全に混乱し、何も予測できない状態だ」と述べた。』
ロシアは国家としての体裁もない国になったようだ。崩壊は内部から始まっていたのではないか?
核兵器等の管理が心配になってきた。プー氏がモスクワから逃亡することになったのは、簡単に言えば本能寺の変における織田信長と状況が似ている。モスクワには頼りになる部隊が一つもなかったからだ。ウクライナに主力を向けていたからである。逃げるしかなかったのだろう。まさか反乱を起こす事態になるとは、と云う驚きもあったらしい。ワグナーの動向に関心がなかったのかもわからない。国防大臣と参謀総長はロシア軍一般の兵士から嫌われているのだそうだ。ワグナーだけが嫌っていたわけではないらしい。ロシア軍のトップは非常に怪しい。プー氏の信頼もないということがあるようだ。なのに、なにもできない。
腐敗した官僚に支配されている国に落ちぶれているのだろう。
核兵器の管理が心配だ。世界はそこに関心を持つべき事態になっている。しかし、もしかすると、手遅れかもわかりませんね。
投稿: 旗 | 2023年6月26日 (月) 03時22分
石破先生
今晩は!!。
今年の梅雨はやはりエルニーニョ現象によるものでしょうか?長梅雨の傾向にあり、全国的な線状降水帯による豪雨があり至る所に豪雨被害が齎らされて居ります。当地も降ったり止んだり、晴れたかと想えば又曇りとなり、降りだしたりと少しも定かではありません。
そして日中は気温がかなり上がるものの、朝方は肌寒い日などもあります。このような気候の中で、紫陽花の花ばかりが元気なようです。
このような中石破先生に於かれましては、衆議院の解散は無かったものの講演に報道機関への出演に、そして自民党県連会長としての職務へと多忙を極められ、大変お疲れ様であります。
小生は先生と同郷、鳥取県出身の「国の将来を憂う」者であります。
さて、6月21日の新聞記事に政府税制調査会により『十分な税収確保』強調とした答申案が「負担先送り警鐘」としまして、政府に「中期答申」がなされました。
これは、財政赤字が続く中現在の歳出を賄うのに十分な税収を確保する「租税の十分性」を強調しているものであると云います。
少子化対策に於いて財源確保で増税論を封印した岸田政権に「必要な租税負担を社会全体で分かち合わなければならない」と説き、一石を投じる内容であると云います。
答申原案では、日本の財政は社会保障費の増大により「多額の公債発行に依存している」と指摘し、「必要な税負担を将来に先送りする事は、経済的な効率を損なうとの考えもある」と言及しています。
増税を避けていれば赤字国債の発行が増え、将来世代にツケを残すと云う考え方であると云います。又、この答申の背景には、コロナ禍で急膨張した歳出に税収が追い付いていない現状への危機感があると云います。一般会計でおおむね8割を税収によって賄っていたものが2020、2021年度には4割台まで落ち込んでいると云います。
このような背景のもとに具体的答申案を政府に上申し、政府は近いうちにこの答申案をもとに方針を決めるようであります
然し、ここ2022年~2023年に渡って急激な物価高騰への、政府による何ら具体的な国民生活の負担軽減対策は計られず、その割に「43兆円にもなる防衛費の確保とその後2兆円の増加」に対する必要性の説明もなく、具体的財源案も示されないままに、次に「異次元の少子化対策」の方針をぶち上げ、その財源案への政府の説明もないままであります。
これでは子供が駄々をこねているような政権運営の方針と云うべきではないでしょうか?
先の現憲法9条無視かのような「継戦能力向上のために、防衛装備品供給強化法」なども制定し、岸田政権は何もかもすこしも国民の納得いくような一定の方向性がなくて、呆れるばかりであります。
次に10日前の16日に「LGBT理解増進法案」が参議院本会議に於いて可決されました。所謂「ジェンダーフリー促進法案」でありますが、世の中には大変多くの問題を残したままの法案成立であると大きな非難が渦巻いております。参議院本会議に措いても与党議員の和田議員、青山議員、山東議員が採決をボイコットしまました。
後に自民党より処分が出されると云う事態となりました。
この問題に関して小生は過日の当ブログでも記述しております。
・・「さて、先生のブログの冒頭にもありますように自民党「LGBT理解増進法案」の骨子が党総務会などに於いて党議決定されたとの御由。然しながら反対議員の欠席も目立ち、出席議員からの発言も殆どなく執行部に一任のような形で決定してしまった事への先生の懸念が伝えられて居ります。
党議決定が所謂「閣議決定」のような形で国会に提出され、賛成多数によって余り議論が煮詰められる事無く成立されてしまう場合が多く、先生と同様大変懸念するところであります。
所謂「トランスジェンダー層」への社会的理解の認識論の事のようであります。
人には色々な「性認識があり」その事は認めるものの、その事と社会生活の中で「権利として認める事」は別物である」と思う者であります。「LGBT」と「性同一性障害」とは別なもののようであり、「LGBT」は個々人の性認識に対して、「性同一性障害」は多分に病的な部分があり、その違いは理解しておく必要があるようです。
その為、違いを認識しなければ公衆トイレ、公衆浴場での扱いに混乱を来たす事が考えられます。
世の中には恰もその事に理解を示し、寛容になる事が時代の先端を行くかのような風潮がありますが、大方の人々はこれらの「性差」を理解し、その上で社会生活を営んで居るのであります。
社会生活に於いては「マジョリティ層」が「マイノリティ層」によって、社会生活上での不利益を被る事は、社会生活を混乱させるばかりであります。」・・との下りであります。
小生はこれらのジェンダーフリーを法律によって規制してしまえば、大半の国民は「世の中にそのような性認識の人も居るものだ」と認めて居る、所謂「サイレント・マジョリティー・・・あまり深く問題にしなくて、お互いに共存出来る」としていたものが、法律制定によって社会的混乱を来たしてしまう事にはならないではないでしょうか?
今国会期間中には衆議院解散は無かったものの、このような国民にとって理解の出来ない政権運営では、果して任期満了前に行われる事になりそうな解散総選挙に於いて、果たして国民からの信任を得る事が出来るのでしょうか?
投稿: 桑本栄太郎 | 2023年6月26日 (月) 19時31分
【なにをやっても上手くいくことがない習近平】
ブルムバーグにその記事があった。
習近平はプー氏を支えると公言していたのだ。彼はコロナロック以来、内政外交は共に失敗続きで、経済成長すらどこの国からも信用を失うほど、回復基調に成れないことが明るみに出て、今や相手にする国が一つもない。ウクライナ戦争の仲介に名乗りを上げてもゼレンスキー大統領から相手にされていないことが明らかになったし、今回のブルゴジンの乱で、プー氏を支持し続けることが大変な事態になるだろうと予測されているらしい。
『(ブルームバーグ): ロシアがウクライナを昨年侵攻して以来、プーチン大統領との「制限のない」友好をうたった中国の習近平国家主席は賭けが裏目に出ているように映る。プーチン政権に対する武装蜂起は短期間で収拾した様子だが、習氏が直面するリスクをいま一度浮かび上がらせた。
中国当局は25日、両首脳の強力な関係を挙げてプーチン氏への支持を打ち出しつつ、「複雑で厳しい国際情勢」の中で「両国の共通利益を守る」ことが必要だと表明した。反乱の首謀者である民間軍事会社ワグネル創設者のエフゲニー・プリゴジン氏とプーチン氏との合意について単刀直入に尋ねる質問に、中国外務省は「内政問題」への対処で「国家の安定」を維持するロシアの措置を支持すると表明した。
だが、プーチン氏の権威に対する今回の重大な挑戦は、それが習氏にとって長期的にどういった影響を与えるかという問題をすぐさま提起した。米国とのイデオロギー的な闘争や自身の権力維持に至るまで、さまざまな面に影響が及ぶ恐れがある。中国では昨年、新型コロナウイルス対策の厳格な制限を巡って習氏の体制に反対する全国的な抗議活動があったばかりだ。
「今回の混乱は、中国にとってマイナスとしか映らない」とシンガポールの南洋理工大学ラジャラトナム国際学院のシニアフェロー、ラファエロ・パントゥッチ氏は指摘。「世界の舞台で最も重要なパートナーがもろさを露呈し、習氏が近い存在として演出してきた人物の弱さが明らかになった。今回の件が戦争終結につながれば、一部の西側資産が解き放たれ、中国に再び焦点が向かうだろう」と語った。』
シナ帝国もと云うより習近平の読みの甘さは致命的なのではないかと思いますね。成り行き任せで外交を進めているようにしか見えない。台湾侵攻目的が既にバレているので、それを支持するのがプー氏だけでは、ウクライナ戦争のコピーになってしまいそうだ。
シナ帝国にある各種武器弾薬軍用装備一式は全部ロシア軍のコピーである。どうやら、もしかすると作戦遂行までコピーするのかと見られそうだ。呆れるほどに、なにもかも上手くいかない習近平だ。
本人だけがそれに気が付いていないようでもある。先のことが読めない体質なのかもわからない。その例として、今年の食糧問題でも山林を強制的に伐採して田畑を山頂まで拡大する政策をやっているらしい。シナ全土にその号令をしたようだ。先のことも考えないのは、天候を見てわかった。今年は強烈な干ばつが予想されているらしい。雨が降らないのだ。
それを指して、天にも見捨てられた習近平と呼ぶ人もあるようだ。例えば最近の天候で言えば、3日連続の40度を超える熱波が北京を襲っている。雨など期待できない天候がこれから先も続くらしい。
習近平の周りにあるものは不幸ばかりだ。国の指導者としては疫病神ではないかと思う。大変な人だ。
投稿: 旗 | 2023年6月27日 (火) 06時23分
【27日の試合で、エンゼルスの必死さが伝わってきたプレイ。まるで高校野球のようなトラウトのさよならヘッドスライディング】
9回裏の攻撃は、メジャーではあまりお目にかかれないようなプレイだった。
ホワイトソックスの捕手に致命的な欠陥があるのだろう。2回も後逸するなんて異常だわ。最初の後逸でダブルスチール。2回目の後逸でサヨナラの得点だよ。トラウトの度胸の良さもあったのだが、相手捕手のザルのようなプレイは、非常に珍しい。2回続けてと云う辺りが異様な印象を持ちました。この捕手がいなければ、延長戦になっていたのではないか?
相手の投手に失敗の責任はなく、捕手の技能にその原因と責任がある。
なにわともあれ、貴重な勝利となったのは喜ばしいことだ。トラウト選手のヘッドスライディングも初めて見たような気がする。それもあって貴重な勝利だと思います。
高校野球のような展開ですね。楽しいゲームだ。
26号も出たし、サヨナラ勝ちだし、何もかも素晴らしいゲームでした。
このような展開が今後も続くようであればエンゼルに大谷選手が残留するということになるかもわかりません。
先のことはわかりませんが勢いがあるので、ワールドシリーズに向かうかもわかりませんね。楽しみだ。
投稿: 旗 | 2023年6月28日 (水) 05時40分
【明日HRが出たら、29日なので29号と云うおめでたい並び数字になる】
ゲームを支配して7勝目を手にし、2本のHRで自身を援護した。それが出来るのが彼の強みだ。他の人には真似ができない。野球が米国で再び勢いをつけてきているという話である。大谷選手がそこにいるからだ。
大谷選手は休養を取らないという話がある。27日にネビン監督が理由を明らかにした記事がある。
『エンゼルスの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、本拠地で行われるホワイトソックス戦に「3番・指名打者」で先発出場する。27日(同28日)の同戦では先発マウンドに上がる。二刀流でフル回転が続くが、フィル・ネビン監督は休養日について「(現時点では)必要がないと思う。状態はいい」との考えを示した。
6月はここまで打率.364、10本塁打、23打点と絶好調。さらに「明日登板するけど、今週は右投手との対戦が続く。彼はプレーしたがっているので、ベンチに置いておく理由が見当たらない」と説明した。』
この記事には大谷選手の感想とか意見と云うものは書かれていないのだが、休養を不要とする原因は、もしかすると先月MLBの鉄人と呼ばれた元野手に会ったことが影響しているのではないかと思ってしまうのだ。記事はまだネットにあったので揚げておく。
『鉄人カル・リプケン氏が大谷翔平と初対面「あなたがやっていることはとても素晴らしい」
[2023年5月18日11時26分]
<オリオールズ3-1エンゼルス>◇17日(日本時間18日)◇オリオールパーク
歴代1位の2632試合連続出場のメジャー記録を樹立し、米国野球殿堂入りしている鉄人カル・リプケン氏(62)が、エンゼルス大谷翔平投手(28)を称賛した。
この日の試合を観戦後、スタジアム内で初対面。ツーショットの記念撮影を行った。大谷の印象についてリプケン氏は「つい数分間、会う機会があったんだ。僕はこう伝えたよ。『あなたがやっていることはとても素晴らしい。投げること、打つことを同時にやる選手の扉を開けてくれた』と。彼の才能はとてつもない。見ていて楽しいね」と笑顔で語った。』
この記事でもそうなのだがどのような両者の会話があったのか不明である。リプケン氏は彼をほめたたえたと云うのはコメントであって大谷選手とどういう話をしたのかは何もわかっていない。
休み知らずの連続出場の偉大な記録を持つリプケン氏と会ったことは、何か考えることになったかもわからない。休みが嫌いなのではなく、野球が好きなことがこの両者の共通点だと思う。休む必要なく連続出場を続けるのはどうすればいいのかと云うような相談をリプケン氏に話をしたのかもわからないが、それを証明するような根拠はない。
休みたくないほど野球が好きなのだ。これが応えのような気がする。まあ、移動日とか調整するような空白の時間があるので、それを休養にあてているという認識が大谷選手にあるのかもわからない。
まあ、何とも言えないが1年のうち8か月仕事すればいいと思っているかもわからない。残り4か月を休養していると思えば、恵まれているという認識かもわからない。カルリプケン氏と云う立派な参考例が既に米国にある。休みを取らずとも2632試合連続出場した野球マンだ。
大谷選手は、その記録も塗り替えたいのかもわからない。何とも言えないが鉄人になりたいと思っているような気がしている。
野球の記録を塗り替えるのが生きがいになっているように見えるのだ。
投稿: 旗 | 2023年6月29日 (木) 00時47分
【最初から2大政党制など眼中になかった元総理、それが細川護熙だ】
国民の玉木さんが細川の欺瞞を暴いた記事があった。
『国民民主党の玉木雄一郎代表は2023年6月27日の定例会見で、衆院に導入されている現行の「小選挙区比例代表並立制」では、二大政党制について「もう無理なんだということが確定したのではないか」と熱弁する場面があった。
与野党6党でつくる衆院選挙制度協議会が6月26日、首相在任中に制度の導入を決めた細川護熙氏から意見を聞いたところ、「政権交代可能な二大政党制を必ずしも求めたわけではない」などと話したことに対する反応だ。玉木氏は、政権交代の前提になる二大政党制が現行制度では否定されたとみており、「他の戦術戦略を考えないと、権力に対する緊張はいつまでたっても生まれない」などと話した。
■「二大政党に収れん」ではなく「多党化をむしろ助長する制度」
細川氏は首相在任時の1994年、野党だった自民党の河野洋平総裁(当時)との党首会談で、中選挙区から現行制度に変更することで合意。同年に公職選挙法が改正され、96年に現行制度のもとで初めて衆院選が行われた。
細川氏が出席した協議会自体は非公開だったが、出席した国会議員が 内容を報道陣に説明した。そこで出たのが前出の「政権交代可能な二大政党制」に関する発言だ。細川氏の以前からの持論である、3~5程度の政党で連立政権をつくる「穏健な多党制」が日本の国民性に沿った政治体制だ、とも話したという。
玉木氏は、これを「椅子から転げ落ちるような話」として受け止め、次のように話した。
「今の制度って二大政党制って無理なんだ、ということですよね?であれば、(支持母体の)連合さんも含めて二大政党制的な制度を目指すと言っている前提が、昨日ガラガラと崩れたんじゃないですかね?」
さらに「比例代表並立」によって多党化が進んだとの見方を披露。二大政党制を目指してきた勢力にとっては、細川氏の発言は痛手になるとの見方を示した。』
どこを指して「穏健な多党制」と言っているのかよく解らない説明だ。細川はわけのわからない福祉税の導入を勝手に決めようとして夜中の午前3時に各種メデアをたたき起こして記者会見をぶち上げたことで有名になった常識のない男である。佐川急便の金の説明ができなかったことで突然退陣したわけのわからない内閣でもあったのだ。いい加減な政治家である。その男が2大政党制など眼中になかったと言い出しただけの話だ。
国民の玉木さんは騙されたと思ったのだろう。
幾多の混乱の末に政権を握った安倍内閣辺りは民主党政権への反動があったので緊張感があったが、自分の息子を秘書官に任命して何をしているのか知らない親バカの姿をさらした岸田政権では緊張感と云うものが微塵もないことが分かった。連立最強体制が仕組まれていたのではないか?
愚か者集団の旧民主党に政権を渡さないことだけが目的になっていたように思えます。2大政党制を最初から考えたことがないと細川が言っているのは現状とは全くつながりのない話のように聞こえるが最初からそのモデルもない「穏健な多党制」と誤魔化すのはおかしいのではないか?
いい加減な連中は誤魔化すことしかやってこなかったわけだ。今からでも遅くはないので佐賀急便の金を国民に説明した方がいい。細川のおかげで日本の政治は少なくとも当時において30年は後退したと言える。
投稿: 旗 | 2023年6月29日 (木) 01時28分
【反日の宏池会岸田。交換レート他を隠蔽して韓国との通貨スワップを締結したアホな首相】
各種メデアが一斉にニュースにした。ロイターの記事が核心をついているので挙げる。
『[東京 29日 ロイター] - 日韓両政府は29日、100億ドルの通貨スワップ協定を再開すると発表した。日韓両政府による二国間通貨スワップ再開は8年ぶり。日韓両政府による「財務対話」を2024年に韓国で開催することでも合意した。
鈴木俊一財務相と韓国の秋慶鎬企画財政相が同日開いた財務対話を通じて合意した。通貨スワップは危機時に外貨を融通し合う仕組みで、日韓両国の財務対話で地域金融のセーフティーネットを強化することで一致した。
鈴木財務相は、財務対話後の記者会見で「アジア域内の経済を支え、金融の安定を維持するためには域内の金融セーフティーネットであるチェンマイ・イニシアチブ(CMIM)とともに、二国間の通貨スワップを強化していくことが必要との認識を両国で共有した」と語った。
日韓両国とも「十分な外貨準備が積み上がっており、当面は(発動されることは)ないと思うが、いざというときの備えは(通貨の)信認にはプラスに働く」とした。
・・・・・・・・・≪略≫・・・・・
為替水準そのものに対する言及は避けた。』
最後の行に書かれている内容は岸田の隠蔽したい内容なのだ。
交換レートの数字をどうするのかで韓国がこれに手を出すのかどうかがわかるようになっている。しかし、そこは隠蔽したということだ。
売国奴首相と云う名を残したかったのだろう。解散を延期するのも同じ目的だ。自民党を道づれにして政治の世界から消去したいのだろう。Yahoo!にあるこの関連記事のコメントは炎上している。
これから先、自民党に票を入れないとする意見が大半だ。
釜山にある売春婦像設置がきっかけで前回の通貨スワップ延長が凍結された。今回のこの再開で釜山の売春婦像はどうなるのだ?
最低限の説明として、この像の扱いに関する結果を説明するべきなのに、それすらない。岸田の売国奴魂をこれに見ることができる。
宏池会岸田は反日団体の領袖だ。政治の私物化を最優先にした国民の裏切り者だよ。
投稿: 旗 | 2023年6月29日 (木) 23時01分