憲法53条改正など
石破 茂 です。
11日木曜日、今国会において初めての衆議院憲法審査会が開催されましたが、議論は今までの延長線上で何らの進展もなく、実に虚しい思いが致しました。
何の理由かさっぱりわかりませんが、開催時間は午前10時から11時半の1時間半で、最初に自民党から有志の会まで各会派の7人の幹事が1人5分ずつ意見を述べて40分以上が経過、その後委員の自由討議に移るのですが、これも審査会長が与党と野党各会派を交互に指名するため、人数の多い自民党の委員は発言意思を示す名札を立ててもほとんど指名されないままに「まだ発言を希望されている委員もあるようですが、時間も参りましたので本日はこれにて閉会と致します」との審査会長の終了宣告でジ・エンド。これで議論が深まるはずもなく、このようなことで国民に国会の本気度が伝わるなどとはとても思えません。
日本維新の会は立憲民主党が意図的に審議を遅らせていると口を極めて非難していますが、確かにそのような面はあるにしても、意見の分かれる第9条や教育無償化に拘泥することなく、すべての改正に絶対反対の立場である共産党は除き、立憲など他の野党も乗れるような条項から先に議論するという手法もあってしかるべきだと思います。自民党として党議決定した平成24年憲法改正草案と野党の主張には、いくつかの共通点もあるのです。
例えば、憲法第53条は、衆参いずれかの議院の総議員の4分の1以上の要求があった時、内閣が臨時国会の召集を決定しなければならないことを定めますが、その期限が設定されていないために、要求があっても内閣が召集を引き延ばす例が過去に何度か見られました。自民党の平成24年草案では、「内閣は要求があった日から二十日以内に臨時国会の召集を決定しなければならない」としており、これなどは与野党の多くが一致できる例の一つだと思います。
昨年9月12日、最高裁第三小法廷は、2017年に安倍内閣が臨時国会の召集要求に98日間応じなかったのは違憲だとして野党議員らが起こした訴訟(憲法53条違憲国家賠償等請求事件)の判決で、憲法第53条は個々の国会議員の権利を保障したものではないとして請求を棄却しましたが、宇賀克也裁判官(行政法学者出身))は「臨時国会での審議を妨げられるのは議員の利益の侵害」として反対意見を付けました。学説も「臨時国会の召集があまりに遅れては、召集要求権の制度は無意味になる」として「国会開会の手続きのために客観的に必要とみられる相当の期間内で、できるだけ速やかに召集されることが決定されなければならない」と論じています(清宮四郎・憲法Ⅰ新版・法律学全集3・有斐閣)。臨時国会の召集要求は国会議員の権利であるとともに、主権者である国民の権利でもあるはずで、この行使が内閣の恣意で妨げられることは民主主義の根幹にも関わることだと思います。
憲法は改正できるのだ、という、一種の成功体験を、主権者である国民と、その代表である国会議員がともに経験することができれば、日本国憲法の捉え方は大きく変わると思います。ですから、迂遠なようでも、まずは国民の理解と賛同を得やすい条項から始めるべきだと私は思っております。
台湾の地震で被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。
それにしても、地震発災から3時間で個室テントや簡易ベッド、シャワー用のテントなどが完備された避難所が開設されるなど、今回の地震の被災者に対する台湾の迅速な対応、官民の連携は実に見事なものだと感心させられました。台湾やイタリアでできることが何故日本ではできないのか、防災省(名称は防災庁でも国民保護庁でも何でも構いませんが)設置の必要性を改めて痛感させられたことでした。
今回の日米首脳会談において、日米の連携強化が確認されたことは意義あることだったと思います。ガザ情勢についてハマスのテロ行為を強く非難したことは当然ですが、イスラエルの軍事行動も明らかに自衛権の範囲を逸脱したものがあり、この点についての言及がなかったことは残念に思いました。
かつて大平正芳内閣の伊東正義外相は1980年の国連総会演説において、「我が国は、公正かつ永続的な中東和平の実現のためには、イスラエルが全占領地から撤退し、かつ国連憲章に基づき、パレスチナ人の民族自決権を含む正当な諸権利が承認され、尊重されなければならないと考える」「パレスチナ情勢の悪化の第一次的原因は占領地におけるイスラエルの入植地の建設など、イスラエルの占領政策に起因していることは非常に遺憾なことであり、イスラエルが国際社会の声に素直に耳を傾け、平和的な話し合いに応じる勇気と柔軟な態度を示すよう切に願う」と述べており、ここには日本国の決然たる意志が感じられます。
今から半世紀近くも前のことだ、時代が違う、と言ってしまえばそれまでですが、ここには積極的に平和国家たろうとする日本国の矜持が明確に示されているようで、改めて感動に近いものを感じたことでした。
来週火曜日16日には東京、島根、長崎において衆議院の補欠選挙が始まります。東京と長崎は自民党が不戦敗の様相ですが、隣県の島根だけは何とかがんばりたいものです。強い逆風の吹く、極めて困難な情勢の中ですが、山陰から日本国と自民党の再生を図るため、応援遊説など、出来る限りの支援をして参りたいと考えております。
久しぶりに憲法学の教科書を読んでみると、かつて学んだことをほとんど忘れてしまっていることに愕然とします。赤線が引いてあるので確かに読んだはずなのですが、49年の月日の経過がなせる業なのか、それとも実は全然理解できていなかったのか、なんとも悲しいことではあります。
今週前半の春の嵐で都心の桜はほとんど散ってしまいました。今年もお花見をする機会はありませんでしたが、いつかは楽しんでみたいものです。この時期になると麗美の「花びらの舞う坂道」(1985年 作詞・作曲:松任谷由実)を聞いてみたくなります。あまりヒットはしませんでしたが、この季節に相応しい佳曲です。
皆様、ご健勝にてお過ごしくださいませ。
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コメント
石破閣下
ポンコツモデラーのポンコツコメントです。
今回の台湾での地震はあまり具体的な情報が無いように思います。なにか大陸に遠慮しているかのような気配です。大陸の動きも感じませんが。
それはそうと期限を明記しないという事は効力を持たせないつもりで法案を考えたと見るべきでしょう。ですから請求が棄却されたとしても何の不思議も有りません。務めれば良いのですから何日後でもあり得ます。このようなものを違法とすると現行の法体系が維持できなくなります。マストではなくメイも必要です。そうしないとマスト同士で分裂が起きるでしょう。
日本が迎えるであろう災害のレベルはとんでもなく巨大です。首都直下型の巨大地震が発生したとするとそれが関東大震災とは比べられないほどの災害を超えた破滅の様相に成るでしょう。これは人口減少を考えた国家構想から始めるべきです。何かを揃えるとか何かをサービスするとかでは収まり切らない問題と考えます。石川での災害を考える時にすでに災害に脆弱なコンポーネントが考えられます。だからといって新しいコンポーネントはそうは簡単に受け入れられないでしょう。
農林水産畜産の場と生活の場が無理なく分離でき、もちろん工業観光業もですが生活の場を守りなおかつ両立できる生計のコンポーネントを実現できないかと思います。これには生計の場と生活の場の間の交通手段が容易で快適である必要があります。今後飛躍的な交通手段の出現により新たなコンポーネントによる国土の再構築がかなう方向で事態が進むように思います。乱文・乱筆お許しください。
投稿: 野村嘉則 | 2024年4月12日 (金) 21時38分
【頼りにならない国会議員の姿が、まだ続くのか。】
憲法改正が、一度もないまま国会議員が存在していることに呆れてしまいます。
やるやる詐欺が仕事になっているのだろう。これは有事が起きるとか一切関係がないと思っているのだから、そのような無責任議員を選出したことと関係がある。手遅れになるのは時間の問題だ。正しい判断も下せずに裏金で脱税していること変わるところがない。これとは別方向の問題が、護憲だ。護憲が間違いだと云われて久しいのであるがこれも未だに捨てられないのは病人である。シナ帝国は南シナ海でフィリピン等に向けてやっていることを見てみぬふりをしている病気だ。ウクライナ戦争で反戦を叫んだ人々がフィリピンとシナ帝国の戦争になれば沈黙するのだろう。現にロシアを応援する国会議員も存在しているしロシアの行動に沈黙に近い姿の政党もある。武器を輸出したくて我慢しているのは左右の両方の政党にいるだろう。しかし、我慢しているように見える。現行憲法には明確に武器輸出を反対している条項はないのであるが、防衛省という役所の行動が関係することになるので、憲法違反と疑われることになるのだろう。だから、フィリピンに供与されたのは国土交通省傘下の海上保安船であり海事が関与する護衛艦ではないのだろう。
まあ、我が国は国を挙げてフィリピンを見捨てる行動に出ているのだろう。海上自衛隊や航空自衛隊を動かしたくないわけだ。それがとてもよくわかる内容だ。そして、それは台湾につながることになる。防衛省を抜きにした防衛作戦を話し合うことになる。海上保安庁の出番で終わるのか?
まあ、わが国の政治家は無責任が身上である。何も恥じることもないだろう。裏金問題でメガネに責任がないとメガネが勝手に決めたということなのだから、勝手に決めることは得意技である。防衛省を抜きにするという判断も今の与党なら恥じることもないだろう。
政権与党の幹部は金儲けに忙しいのがばれてしまったので、次がない。
問題はそこだ。メガネは保身工作を思いつきだけでやろうとする。何の頼りにもならないアホ議員のひとりだ。何があったのか不明だが、思い出作りのために米国訪問をしたようだ。こんな人を総理総裁にしたのは災難だと知るべきだ。自分さえよければ・・・・・という人である。売電と変な密約を勝手にしているかもわからない。大きな不安だ。
投稿: 旗 | 2024年4月14日 (日) 21時21分
【謎の癌患者】
昨年の10月頃にメデアに登場した話では余命4ヶ月の宣告を受け、2024年の桜を見ることがないという話だった。膵臓癌ということになっていたが、今や「原因不明の癌」ということになり、ステージ4を送っておられる人がいる。昭和32年生れの森永卓郎氏のことである。風貌の変化は糖尿病だと騒いでいたころから見れば全くの別人のように見えるのであるが、癌患者なのだろうと思わずにはいられない。しかし、目が輝いて見えるので不思議である。気合だけで闘病生活に向かっておられるのだろうか?
まあ、記事を見て、「ザイム真理教」をアマゾンに発注した。わが国の財務省は国賊の巣窟なのは知られた事実だ。問題は批判ではない。彼らをどうやって退治するのかということだ。例えば、メガネが財務省の言いなりだというのは早くから知られていた事実である。その事実の結果が今にある。時すでに御寿司なのだ。しかし、次の世代に引きずらせてはならない。財務省は国家の癌だ。だから森永卓郎は癌患者になって、財務省の悪事を広報する気になったのだろう。
本が到着すれば感想を書く予定です。
財務省の言うことは信じないほうがいい。同省出身の高橋洋一氏もおっしゃてますね。
投稿: 旗 | 2024年4月14日 (日) 22時15分
石破様こんばんは。国民が政治に興味を持たせないためにはどうすればよいか?有事に興味を持たせないためにはどうすればよいか?という視点から政治を見ていった時、現在の日本の政治がどういう位置や立場にあるか分かるのかもしれません。日本の歴史を見ていった時、この国は外敵を跳ね返してきましたが、それは、国の主権者の意見が反映されていました。しかし、現在は国民主権で一人の主権者によって決めることはできなくなっています。国連の敵が我が国であること自体から日本は世界の中では主導権がとりにくいポジションにいます。全体を見回した上で現在の日本がどういう舵取りをしたほうがベターなのかを見極めて歩まれたほうが良いかもしれませんね。石破様期待しています。
国民主権で
投稿: hitomugi | 2024年4月14日 (日) 22時32分
石破先生へ
御疲れ様です。
そうですね、憲法審査会が国会に設置されてもう26年近くが経過しているのにも関わらず、一向に議論が深まらないのはイチ国民としても忸怩たる思いが強いです。
ただし、我々国民にも相応の責任があり、物価高やデフレ不況、そして政党のスキャンダルや汚職疑惑などを引き合いに、憲法改正がバーター取引の道具として軽んじられていることも事実でして、憲法審査会の実りある議論構築が進むように、自民党支持者としても努力しなければならないと感じています。
台湾大地震にて、台湾花蓮省の初動対応ぶりが注目されていますが、確かに素早い対応を評価できますが、日本と比較対象することはかなり難しいと考えます。
日本の地方公務員は総じて能力が低く、県民市民の対応も、「それはわかりません。」「それは国が決めたことですから、私ども(県)では決められません。」「それは前例がありません。」といわゆるたらい回しで高給が保障される組織ですから、大災害/緊急時に動ける吏員がどれだけいるか、といえば極めて少ないかゼロで、それは能登大地震を観れば一目瞭然かと思います。
私は横浜市泉区居住ですが、政令指定都市の横浜市の対応はかなり対応や評価が良いですが、神奈川県はどこの組織も不完全で、少なくとも神奈川県内で大災害が発生したら、横浜市や川崎市は素早く対応できても、神奈川県は独自で動くこと対応することはできないと断言できます。
(私は黒岩神奈川県知事を高く評価していますが、実際の県職員の意識が低いのと、決められない職員の多さを指摘しているのみです。反論あれば、直接私に直言してほしいですが、それをできる方は世界に誰もいないかと思いますので、自分自身でしっかりと考えをリファイン・リボーンしていきます。)
衆議院補選ですが、長崎と東京の不戦敗はやむを得ないでしょう。
ここにきて、小池都知事への不肖バッシングが行われていることに、東京都民や無党派層のいい加減さを露呈していますが、自民党も独自候補を出せないという、東京都連の見通しの甘さもあるわけでして、自民党もなるべく早く、党内に党人派の第2第3の新リーダーを出していかないと、岸田総理総裁や茂木幹事長だけに頼ることにしない政治を創っていかなくてはならない、と考えます。
投稿: 正木公二 | 2024年4月15日 (月) 00時24分
石破先生
今晩は!!。
あれ程待ちに待った桜の花も散り終え、急激に気温も上昇し早くも初夏の様相であります。
石破先生に於かれましては、衆議院議員補欠選挙への応援に於いて、東奔西走の多忙の様子のようであり、大変お疲れ様であります。
小生は先生と同郷、鳥取県出身の「国の将来を憂う」者であります。本日もここ数日の話題より拙論を述べさせて頂きます。
先ず、過日石破先生が松江駅前に於いて細田元衆議院議員逝去後の
補欠選挙立候補者,「錦織まさのり氏」の応援演説をユーチューブ動画により拝聴致しました。
東京15区と長崎県は自民党の独自候補を立てる事を断念し、独自候補の錦織まさのり氏を立て、可能性のあるのはこの島根県のみであります。昨日の新聞では、鳥取県は人口が益々減少して現在では53万7千人との驚異的少なさであり、島根県も60万人強との過疎県であります。然し、出生率は両県とも未だ全国上位とのことであります。
又、先ほどの新聞報道によれば、人口が増加に転じたのは全国でもただ一ヶ所、東京都のみであります。然し、石破先生がいつも憂いて指摘されて居りますように、人口が増えても出生率の低さは一番であり、一極集中による人口減少の傾向は益々募っているようであります。
「この裏日本の鳥取・島根の活性化無くして日本の未来はなく、両県より日本の将来を変えようではありませんか」との趣旨であったと記憶して居ります。
この自民党の「裏金問題」による大逆風の中での応援であり、お疲れ様ながら頑張って頂きますよう!!。
次に過日4月11日に開催されました、衆議院憲法審査会の様子をこれも又、ユーチューブ動画により具に拝聴致しました。
与党筆頭委員の中谷元議員の発言に始まり、立憲民主党、維新の会、公明党、国民民主党、共産党、そして最後は無所属「有志の会」の北神議員での,各会派の発言でありました。
憲法審査会に自民党の「裏金問題」をこの場に持ち込む共産党は論外ながら、この場に於いて他党を非難する維新の会も又大変違和感を覚えました。
概して新しい議論は出ず、緊急事態発生時の議員の資格を何処まで認めるべきかなどが主な議論の中心になっているようであり、与党自民党からの過去の提案や野党各党も合意できている「憲法53条の臨時国会の要求があった場合の期間(例えば20日間)などや、総理による解散権の制限などを先ず合意を行い」、国民投票まで進めるべきであります。嘗て安倍政権下に於いて、「消費税を上げる事を延期する事の是非について」との、理解に苦しむ理由により衆議院の解散総選挙がありました。一度解散総選挙を行えば経費が600億円以上かかり、税の無駄遣いと云うべきであります。
その為、何もかも一度にではなく国柄を大きく変える事になる「憲法9条の規定の改変や破棄など」や、「自衛隊の憲法への書き込み」などなどは切り離して検討を行い、出来る事柄より少しでも憲法改正を前に進めるべきであります。
石破先生も冒頭にお嘆きのように、発言要求の議員は名札を立てて待つようにとの事ながら、10時に始まり11時30分に突然のような閉会などは、信じられずただ呆れるばかりであります!!。
「会して議せず、議して決せず」などは、最後の発言者であります北神議員による、「時間の徒労は避けるべきである」とのそのものではありませんか?
そこで、小生はこの憲法審査会に「アドバイザリーグループの提言により、膠着しがちな憲法審査会へ議論を進める為として、「中立的な憲法学者、政治ジャーナリスト、民間からの人材」などによる、意見提言集団」の提言をさせて頂きます。
次に過日台湾花蓮市を中心に大規模な地震が発生しました。
石破先生もご記述のように、地震発災3時間後には緊急避難設備が整えられた事への、驚異的な対応力についてであります。
小生もテレビニュースに於いてある程度知って居りましたが、その速さには目を見張るべきものがあります。
何時何処で大規模な震災が発生するかなどは分からず、その対応方法を国家レベルにて普段よりシステム的に整えて居ると云うことであります。先ず人命救助への情報の早さ→避難救助設備の確保(トイレカー、キッチンカー、発電カー、ベッド兼用カー)などが配備されます→並行してガス・水道・電気などのインフラ復旧のための体制→自宅へ戻る為のスケジュール化など、次々に行われます。
我が国日本では、先ず対応は都道府県単位での対応であり、そこが大きく違う点であります。先生が云われますように、我が国では避難と云えば各地域の学校の体育館、公民館などであり、数十年前と少しも違いが無いのは「行政の怠慢」とは最もな事であると云います。
良かれと思う国の事は、即学び取り入れるべきであります。
先ず地方行政ではなく、即国家による対応と出来るようにすべきでありましょう!!。
以上のような事を考えて居れば、国内の難問山積の折柄、岸田総理のアメリカ訪問などは自身の政権担当時のメモリアルとしたい為であろうか?と勘繰りたくなり、「いい気なもの」ですね!!。
投稿: 桑本栄太郎 | 2024年4月15日 (月) 22時00分
石破さん。
些か過激ですが、思うところを書いてみました。
妄想と笑い飛ばして頂いても結構です。
ご笑覧ください。
決して笑えませんが。
さて、いよいよ、柏崎刈羽、核燃料の装荷が始まって、運転準備に入った。想定外の事故は防ぐことが出来ない。
想定出来ないから想定外だからだ。
その想定外を何度聞かされてきたことか。
関東平野の住民は、等しく息を詰めて、次の瞬間が無事であったことを感謝する日々が始まる。
何かが起きたときには既に答えが出ている。不治の病を得るという恐怖だ。 或いは、期日を決められた死だ。
知らずに死ねれば寧ろ幸運だという不幸を背負っていかなければならない。
それが原子力という機関の持つ恐怖だ。
ダモレスクの剣だ。
其の恐怖で得られるものは僅かばかりのエネルギーと10万年か管理し続けなければならない核ののゴミだ。
其の処分法は未だ全くない。
其のどれもが、誰でも解っている想定外の事実だ。
実は、もう、温暖化は詰んでいる。
炭酸ガスを止めても温暖化を止めることは出来ないし、炭酸ガスが出ても、それで人類が滅亡することはない。
今日のこの人類の繁栄は、化石燃料があったればこそ実現出来た繁栄だ。
人類が滅亡する明確な理由は、原子力と、地球環境からする緑の収奪だ。
それで砂漠化が生まれるからだ。
ナイル文明も、メソポタミア文明も黄土文明も元々緑豊かな肥沃な大地に繁栄した文明だ。
其の繁栄した文明が等しく、木を切り、草を牧草にして、灌漑したことで食い潰してしまった。それが砂漠の出来た理由だ。
サハラ砂漠のアフリカも密林のジャングルだった。それを焼き畑と薪炭の伐採で取り尽くして砂漠を作ってしまった。
この世代が、化石燃料の存在を識っていれば、これほどに広大な砂漠が作られることはなかった。
実は化石燃料こそ、人類に与えられた完全に自然界では余剰となって与えられた有機物の塊だからだ。
それを燃やして出来る炭酸ガスこそ、植物の栄養源だ。
其の植物を切り倒したから、砂漠にない余剰炭酸ガスとなって処理出来なくなり、後世の世代が温暖化という咎を背負うことになった。
温暖化とは、化石燃料を使ったからではなくて、炭酸ガスを吸収する植物を燃やしてしまったから起きた人災だ。
今人類は又同じ間違いを犯そうとしている。木を燃やすことが再生可能エネルギーだという間違い。
太陽光パネルで、本来植物が享受すべき太陽光を奪って自然を破壊している。
取り返しがつかない。
投稿: かも | 2024年4月15日 (月) 22時17分
石破さん
ご苦言引用 https://shorturl.at/qsHMZ
≫「塩谷さんは自分に弁明する場もなく手続き的な問題があるという旨を主張していた。…手続き的に問題があったかなかったかについてはちゃんと答えておかないと、今後も同じようなことが起きたときにどうだったんだ、という話になる」
⇒御意!🌸 例えば、AmongManyOthers、2年前に銃殺された安倍晋三を送るに当たり、岸田の昼行燈は ≪無理やり国葬≫ を強行し、その直後から現在に至るまで、その「説明」たるや ≪ちゃんとしたもの≫は皆無であってグチャグチャです。
罔く殆い昼行燈の放つ光の昏さやお頭の出来具合は、≪どうなってるんだ、という話≫です。
⇒このような事態を想定して古人が様々な金言を遺しておられる。然るに、極東島国の政官財学報各界のリーダーも国会議員らも国民も、それらの金言に背いて…現在がある…という話。
①南洲曰く(抄訳)「小人は用便なれど、重職を授くれば必ず邦家を覆す。決して上に据える勿れ」
②君子 不重則不威 過則勿憚改
③殺し文句:子曰過而不改是謂過矣
投稿: 黒山椒無躇 | 2024年4月17日 (水) 18時32分
こんにちは。
昔学んだ本も大事にされているのですね。
桜も散ってしまいましたが偶には休息も必要ですよ。
投稿: くま | 2024年4月17日 (水) 20時00分
【 利上げによる 国債の利払い費 回避の方法を 思いついたので 教えてあげます よ。】
”やる気”に欠ける アホ官僚、政治家が多い。
今、国家・国民を守るために 何を最優先とすべきなのか? が分かってない ”思考停止”のアホが多い。
なぜ、過度な円安が進み、物価が高騰し それが構造化しているのか?
その最大要因は 「 日米の金利差 」だ。
解決方法は 岸田総理お得意の一過性の 介入パフォーマンスなどではなく、
日米の金利差を埋めるくらいの 利上げしかない!!!!!!
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で、利上げによる 住宅ローンの上昇は
ようやく、これまでの甘やかされてきたデタラメ過保護から 好景気の昭和のそれに戻ってきた という話に過ぎない。
一番の懸念は 国債利払い費の上昇だが、こんなの 簡単だ!!
俺が 幾つかある解決手法の一つを 参考までに提示するので よく聞きなさい。
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● 国債利払い費の上昇を チャラにする方法 その一。
我が国の幸運は 国債の大部分を 日銀を筆頭とした 国内償還できている点だ。
故に、これから提示する 俺のオリジナル手法が 通用する。
1)まず、時限性の特別立法を制定する。
その主たる内容は、国債利払い費によって得た収益は、各々方の”愛国心”に鑑みて 国庫に自発的に寄付・返納すること。
その愛国心を高く評価することで 翌年からの課税を一部免除の特典を 与える。
2) そうすれば、政府が払う 国債利払い費の大半は、日銀や 政府の監督権限が及ぶ 市中の銀行等ですから
支払った筈の 利払い費は、彼らの”愛国心”の発露により 全額、国庫に寄付・返納されるという ミラクルが起きるわけだ。
以上だ。 実に、シンプルかつ 効果的なスキームだ。
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それから、岸田政権は 裏金問題の真相解明をすると約束しておきながら 全然、果たされていない。
又、比較的、巨額の裏金を手にした 二階は 政治家引退で 血税の食い逃げを許そうとしている。
又、萩生田にしても 俺の知る限り 全く説明責任を果たしていない。
自身は何の処罰も課されていない 岸田総理といい 何なんだ この連中は?
そして、それを追及できない 国税と 検察の 情けない官僚機構。
全員、クビにできるものなら したい気分だ。
投稿: ぴっぽー | 2024年4月17日 (水) 22時54分
時を経た。
内容的
内容性
私如き、年齢を経た。
いまの
投稿: 六角川太郎 | 2024年5月 5日 (日) 17時29分
与野党 党派を越えて、マスコミとか!?メディアの正しい日本の在り方。特に、今日も含めた明日以降。
投稿: 六角川太郎 | 2024年5月 5日 (日) 17時33分
結論無き、闘争。
誰かしら、『仲裁』真実の見えない『国際社会』
あらゆる、マスコミ報道。
岸田現総理大臣を批判するのは!?『楽』
何故に、各閣僚は、外遊と、表して、日本から離れて、各国へ行くのか!昔から…報道の在り方。
投稿: 六角川太郎 | 2024年5月 5日 (日) 17時43分