AIによるキャッチフレーズなど
石破 茂 です。
今国会会期末の6月23日まであとひと月余り、ここのところの永田町の話題は専ら解散や人事に関するもので、報道も主に政局ネタを取り扱っているようですが、この光景にはもう辟易気味です。「誰と誰が、いつ、どこで会った」とか、「日頃の面倒見が良い、悪い」とか、政治の生業が人間相互の関係を調整することも含むこと、それらが極めて重要であることも十分に承知しておりますが、まずは「この国をどうするのか」の議論があってしかるべきでしょう。近年それが大きく欠落していること、あるいはメディアがこれを全くと言っていいほど報じないことに、慄然とするような危機感を感じております。
ウクライナとロシアの戦争も、純粋に軍事力だけを比較すればロシアの兵員数はウクライナの5倍、戦車数は6倍、戦闘ヘリ数は17倍、戦闘機数は16倍です。国際法の順法意識、法の支配の重要性、人道主義の重要性などは、単なる美辞麗句ではなく小国が味方を得るにあたっての重要な価値観ですが、今後の戦局については通貨価値や財政事情も冷静に考慮した上で論じなければ方向性を見誤ります。このような全体を考える機会が今のところ見出せないことにも違和感を覚えます。
「異次元の金融緩和」を続けた結果、日本円が下落し、付加価値の総和であるGDPは人口も就労者数も日本の3分の2であるドイツに抜かれて世界第4位になりました。GDPに占める輸出の割合は、ドイツ47%、韓国44%に比して日本は18%で、OECD36カ国中35位なのですが、これをどのように考えるべきなのか。ドイツはMade in Germanyに拘り、決して安売りはしないそうです。日本は国内投資を抑え、非正規労働者を増やして賃金を上げず、人材も育成せず、生産拠点の多くを海外に移し、通貨安で儲けてきました。
AIを使って作成した自民党の広報ポスターは「経済再生 実感をあなたに」と謳いますが、キャッチフレーズは侃々諤々たる議論の上で定めるべきものではないのか、これが国民感情と乖離しないことを切に願います。あまり議論されてはいませんが、働き方改革によって全就業者の12%に当たる建設業や物流業に従事される方の残業代が減ったことにも注意が必要なのは当然です。
本日の総務会で政治資金規正法改正案が了承され、国会提出の運びとなりました。多くのご批判が予想されますが、政治資金の透明性の確保もさることながら、政治資金を今以上に党に頼ることになるのは決して好ましいこととは思っておりません。説明は困難ですが、国民にどのようにご理解を頂くのか、今後なお一層の努力が必要です。
いつにもましてバタバタとした慌ただしい一週間でした。今週、小泉元総理や山崎元副総裁、亀井元政調会長から賜ったご指導を拳拳服膺しながら、週末は少し心静かに過ごしたいと思っております。
皆様、ご健勝にてお過ごしくださいませ。
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コメント
石破さん
ご政務繁多、慌ただしい中でのブログのご更新を戴き、有り難うございます。
🌸「為す」
🌸「国益の最大化」を為すためのチーム(人の交わり)とは…
🌸彼我に文字数の多寡に違いはあるが、奥底にある心は一つ…
① 荘子翁曰く:君子之交淡若水、小人之交甘若醴。君子淡以親、小人甘以絶。彼無故以合者、則無故以離。
② 石破さん曰く:不徳の致すところだが、「この国をこうします」ということにおいて一致すれば、何も無二の親友ではないので、嫌いだろうが、なんだろうと一緒にやるのが、お国のためだ。 https://shorturl.at/UxGSq
⇒まあ、愚見では、一般論として、原則論(or総論)は古今東西を貫く剛さや心地良さを以て人望を集めるものですが…、
⇒僭越ながら…、個別論(or各論)ではその時々の情勢形勢に応じて、原則を離れて、 ≪臨機応変、大人虎変、君子豹変≫に例外的で一時的な妙策に拠るのも大切なのだなあ…と
⇒市井の凡人に過ぎない私も、最近は考えるようになりました(微笑)。
愚者の座右の銘(AmongManyOthers)
㋑処世経営の要諦は、“例外”の上手な運営にあり
㋺上杉鷹山翁「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」
孫子「知彼知己百戰不殆。不知彼而知己一勝一負。不知彼不知己毎戰必殆」(“知る”だけでは不足だから“為す”)
(㋺の名言二句は表裏一体として心を読む必要がありますが)
投稿: 黒山椒無躇 | 2024年5月17日 (金) 20時17分
石破閣下
ポンコツモデラーのポンコツコメントです。
大きな誤解があります。様々な自民党の失策が有りましたがそればかりが取り上げられるので大層な問題化の様に言われます。もっと酷い失策を繰り返す国が多くあり比較して上手くやり過ごしているのでは無いでしょうか。最大の誤解は決して日本は衰退していません。少しのエネルギーで同等以上の生活を提供できる体質を作り上げました。そう相対我が国は世界第3位の存在となりました。気が付かないのは不幸な事です。「どこがだ」という方が多いのはわざと分からない振りをしているのだと思います。
日本には未来像があります。展望があれば必ず実現させます。そういう国民です。今となってはロシアがウクライナで特別軍事作戦を開始してくれたことが幸いしているという事が皮肉な事です。これでアメリカとロシアが協力した日本を包囲することが無くなりました。戦後続いてきた連合国の包囲網が崩れたのですからおかしな話です。ロシアをたたきすぎたアメリカの自業自得なのかも知れません。
何を実現させたいか知れば必ず実現させる可能性を与えられていることを自覚すべき。政治はその姿を示すべき。乱文・乱筆お許しください。
投稿: 野村嘉則 | 2024年5月17日 (金) 20時38分
石破様、こんばんは。日本は長い間、経済ばかり注目してきたことにより全てをお金に換算して考えるようになったことが行動パターンの単調さにつながっていったのではないかと考えられます。聖書では人間の理解を超えたことが書かれています。天に宝を蓄えることこそ祝福の源と書かれています。神を試してよいのは神にささげるささげものだけです。今、日本もまことの神に富で試してみてはいかがかと考えます。石破様、期待しています。
投稿: hitomugi | 2024年5月18日 (土) 22時37分
【 企業献金廃止が日本の政治を清浄化させる! 】
日本の活力の低下は職の不安定化と価値観の多様化だと思う。
職の不安定化は非正規雇用が齎し、価値観の多様化は移民政策が齎している。
非正規雇用も移民政策も自民党の政策と言うより、これらの政策により利益を得る人材派遣業者の為の政策である。
【 第4回産業競争力会議議事録
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
(開催要領 )
1.開催日時:2013 年3月 15 日(金) 17:40~18:56
2.場 所:官邸4階大会議室
3.出席議員:(抜粋)
議 長 安倍 晋三 内閣総理大臣
議 員 竹中 平蔵 慶應義塾大学総合政策学部教授
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/skkkaigi/dai4/gijiroku.pdf
(竹中議員)
(前略)労働移動型の解雇ルールへのシフトは大変重要です。金銭解決を含む手続きの明確化することが必須です。雇用調整助成金を大幅に縮小して、労働移動に助成金を出すことは大変重要です。是非大規模にやって欲しいです。 】
→ 第4回産業競争力会議に出席の民間議員・竹中 平蔵氏は慶應義塾大学教授の資格で出席しているが、もう一つの肩書人財派遣会社大手のパソナの会長職を隠して出席していたのである。
竹中 平蔵氏は、2009年8月から2022年8月までパソナグループ会長を務めている(注1)。
大学教授の様な第三者の振りをして、人材派遣会社の会長が、政府の産業競争力会議に身分を隠して出席し、人材派遣会社に利益に成る労働移動型の解雇ルールへのシフトを推奨するなど、政治が企業によって歪められたと言って良いだろう。
【 第4回産業競争力会議雇用・人材分科会 議事要旨
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
(開催要領 )
1.開催日時:平成 25 年 11 月 27 日(水) 10:30~12:00
2.場 所:内閣府本府仮庁舎講堂
3.出席者:(抜粋)
竹中 平蔵 慶応義塾大学総合政策学部教授
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/bunka/koyou/dai4/gijiyousi.pdf
(竹中議員)
(前略)女性が労働市場に参加するため、メイドさんを海外から来ていただくような制度も検討しなければいけないのではないか。日本の今後の経済の発展のために外国人のメイドさんが来ていただくことは、非常に重要なことになってくるのではないかと個人的には思っている。 】
→ 第4回産業競争力会議雇用・人材分科会にパソナ会長の身分を隠して出席した竹中平蔵氏は日本の経済発展の為に外国人メイドの活用を強く推奨している。
【 仁風林(にんぷうりん)という表向きはパソナの福利厚生施設とされるが、その実態は南部代表が各界のVIPを接待するサロンがある。
その仁風林で招待された大物政治家リストに、安倍晋三総理大臣、菅義偉官房長官、西村康稔経済再生担当大臣(新型コロナ対策担当大臣)がいる(注2)。 】
→ 安倍晋三総理は、非正規雇用増大と移民政策により利益を得る人材派遣業者のパソナから仁風林に招待されているのである。
【 パソナの南部靖之社長は安倍首相の後援者として知られ、会長の竹中平蔵・元総務相は安倍政権の産業競争力会議の議員を務めるブレーンでもある。竹中氏は小泉政権時代には、派遣法の規制緩和推進論を唱えて業界の成長に貢献した後、パソナ会長に迎えられた人物だ(注3)。 】
→ 安倍晋三総理は、パソナに操られ、非正規雇用増大と移民政策により、日本の活力を奪われたのである。
これも、企業献金の所為で、日本が非正規雇用増大からの少子高齢化、移民の増大による社会の不安定化が進んでいる。
【 2023年に全国の警察が認知した銅線など金属を狙った窃盗事件は、前年比5908件増の1万6276件だったことが(2024年5月)9日、警察庁への取材で分かった。
露木長官は、太陽光発電施設で相次いで銅線が盗まれた事件を例に挙げ「外国人グループが複数の県で犯行を重ね、被害品をまとめて買い取り業者に売却している実態がある。不法滞在外国人の収入源になっていることがうかがわれ、治安上も大きな課題だ」と述べた。各都道府県警にも、関係部門が連携して対策強化をするよう指示するとした(注4)。 】
一部の人材派遣業者や外国人労働者を使う企業の為に、日本の治安が悪化している。
自民党は国民の為より、政治献金をしてくれる企業の為に政治をしている。
最早政治献金は必要悪では無い!
政治献金は今や不必要悪なのである。
企業政治献金を廃止しない自民党と日本国民に未来は無い!
(注1)【 竹中平蔵氏、パソナグループの会長を退任
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC19ACC0Z10C22A7000000/ 】
(注2)【 「パソナ」の“酒池肉林”迎賓館 接待を受けた大物政治家たちの名
https://www.dailyshincho.jp/article/2020/06250559/?all=1 】
(注3)【 安倍政権「主婦特需」にパソナと麻生ファミリー企業食いこむ
https://www.news-postseven.com/archives/20140627_262401.html?DETAIL 】
(注4)【 金属窃盗、過去最多 「不法滞在外国人の収入源に」
https://www.sankei.com/article/20240509-5C5VOJROANMOXG6ZSYZN2LJDQA/ 】
投稿: 三角四角 | 2024年5月19日 (日) 22時59分
【時が過ぎるのが早く感じるのは、耄碌したせいか?】
なんと! 5月20日になっていた。5月は長い連休があるので、あるべき時間が消えてしまったような気分にさせられる。残りは2週間もない。焦るような状況にはないが、恒例の強烈な猛暑が始まるのが近い。
夏が恐ろしいのは6月からではないか? 7月ともなれば手遅れの季節が始まり、各地で倒れる人々のニュースばかりになる。この方面に特化した改善策が出たという話を聞いたことがない。政治家の数は多いのに気にする人がいないようだ。熱中症とは無縁の環境に政治家が生活しているのだろう。そう言えば7月から8月に解散総選挙をやったことがあるのか?
やったことがないのであれば何事も経験だ。遮るものがない真夏の午後2時ごろの駅前、ショッピングモールの陸橋とかで演説をやってみるのも、熱中症をじかに知る体験になるだろう。熱中症で倒れることがあればマスゴミはニュースにしてくれるだろう。命を落とすかもわからないが選挙戦には有利に働くかもわからない。殺人的な真夏の甲子園よりはましだと思う。人の痛みを政治家が知る機会は多くはない。今回は裏金と云って脱税した償いだ。解散総選挙は甲子園大会の日程と重ねる意義はある。特にメガネは最悪だ。炎天下に磔をしたい気分だ。逃れられない重罪だ。まあ、がんばれ!
投稿: 旗 | 2024年5月20日 (月) 03時04分
やりすぎ防犯パトロール、特定人物を尾行監視
3月19日19時7分配信 ツカサネット新聞
全国で展開されている防犯パトロール(民間団体などによる通称「安全安心パトロール」)は、ニュースで報道されている聞こえのいい内容とは裏腹に、特定個人を尾行し監視するなど悪辣な法律逸脱行動に及んでおり、憲法違反を含む数々の重大な問題を含んでいる。
安全安心パトロールの根拠にしている「精神規範」は、通称生活安全条例である。これは、識者によると、1994年に警察法改正によって警察庁に生活安全局が設置されてから特に制定が促進されている国家的施策。
事実、資料によると当初は市町村レベルで制定が図られ、それに続いて都道府県段階に取り掛かって、2002年の大阪府を皮切りに、広島、滋賀、茨城と矢継ぎ早に制定され、昨年2008年の奈良を最終として、
09年3月現在で47都道府県のうち制定未定・討議中・不明の4県(福島、長野、愛媛、佐賀)を除き、91%43都道府県がすでに制定を終えている。
この生活安全条例は、市町村でしらみつぶしのように数多く制定され、それに伴う民間防犯団体つまり「子供110番の家」「子供老人パトロール隊」などの組織化も警察主導で行なわれている。それのみならず、
その団体員に対して県警警部補が「尾行の仕方」「ごまかし方」まで教えているありさまである。
こういう実態をみると、まさしく警察の下部組織の育成であり、警察国家へのまい進を思わせる。
警察は、新宿通り魔事件など凶悪事件が勃発するたびに、時をおくことなく「犯罪者捕り物」のデモンストレーションを華々しく意図的に展開している。これは、その事件の記憶の生々しいうちに社会不安の精神の傷に乗じて防犯行為の必要性を浸透させる、という意図を持つものだろう。逆に見れば、ことさら社会不安を醸成しているるようにさえ見える。つまり、狼が来る来る、と。
しかし、統計では逆の結果が出ている。犯罪白書を読むと、2007年殺人認知件数は1199件と戦後最低を記録しているし、昭和と比べると半分以下、強姦に至っては3分の1に激減している。
また、2008年では殺人認知件数は1297件と上昇に転じたけれど、かといって1973年から1977年の昭和後半の2000台(1974年は1912件)に比べるとはるかに低いし、それ以降の昭和末の1800台から1400台までの減少した件数にも及ばない。
凶悪化の進行しているというイメージは、その件数の内実が85%以上親族知人友人という親和的人間関係で起こっているから、なおさらマスコミによるセンセーショナルな報道によって増幅させられている一面がある。だから、それなりの理由のないことではない。しかし、件数からみれば、急増とまではいえないのである。
そして、この減少傾向は別の統計、厚生省の人口動態調査から「他殺」を抜き出してみれば、なおさら明らかである。「他殺」は、1997年718人から翌 1998年808人を小ピークに2003年705人まで漸減、2004年655人、2005年600人となり、2006年にはついに600人を割って 580人にまで減少した。(それ以降は厚生労働省統計なし)。
防犯パトロールの第1の問題は、民間の警備員ですら「正当防衛」以上の権限を持ちえないのに、一般市民である人物が見える形で尾行や監視という行為をして、その対象個人へ”身辺への「圧力」”を感じさせることである。これは、端的にストーカー行為と同じである。それが、集団で行なわれている。
被害者らはこれを「集団ストーカー」と呼び習わしている。これは、どうみてもプライバシーの侵害であり、個人の文化的生活を保障した憲法への違反ではないか。
防犯パトロールの違法行為は尾行や監視にとどまらない。
たとえば、対象個人が生活に必要な物資を購入するために店舗に入ると、そこの店員に防犯パトロールの要員が警戒するように「密告」して歩く。そのまま信じた店員は対象人物をあたかも「万引き犯罪者」のごとくひそかに、あるいはあからさまに尾行して付いて来る。
そういう行為をされた個人の心象はいかばかりだろう。これは、プラバシーの侵害以上に、弾圧のである。防犯パトロールの問題性は、その団体の「警察の下部組織化」という現在の施策に、そもそも問題の芽を含んでいるのである。
なぜなら、防犯パトロールへの警戒対象人物への情報は、そもそも警察サイドからのもので検証されていない。それが恣意的だったら、どうだろう。政治的にであれ、現場の警察官の私的な感情にもとづくものであれ、そういう悪意の情報が紛れ込む余地は十分ある。
それに、防犯パトロールを担当する民間人とて、差別感や偏見と無縁ではいられない。その感情を利用する形で、個人情報が流され、警戒という尾行・監視あるいはスパイという行動が取られるとしたら、それはまさに「警察国家」である。
防犯パトロールを動員しての尾行・監視ばかりではない。その活動に加えて、警察の生活安全課が地元のライフライン企業と「防犯協力覚え書」という形の協定書を取り付け回っている。宅配便や市役所、電話会社などもそうであり、たいてい子供パトロールとして登録されステッカーを配布している。また、さらに警察は、青色回転灯なる擬似赤色灯をその企業らに使用許可を出し、その登録数の増加を達成目標に掲げている。
たとえば病院。警察と病院の覚え書によって、警察は容易に病院という本来病気治癒という場所を監視の場所に変えてしまう。防犯パトロールの要員が、患者へのボランティアという偽装の形で病院に入り込むのみならず、病院職員自身たとえば看護師が入院病室の対象人物のそばで付きっきりで会話の立ち聞きをするのは日常茶飯事である。
日常的に展開されるこれらの人権侵害は、すでに「警察国家」の域に達している。一般市民の人権意識は低く、まさかという反応と対応を示す。しかし、じっさいやられていることなのだ。
戦前の状況の経験や知識のある人は、気づくに違いない。戦前の自警団・隣組に似ている、と。かつての市民は、異議を唱える自立心と勇気をもたなかった。それゆえ、関東大震災において他民族への殺戮が行なわれたし、鉱山労働の逃亡者へ鎌で追うようなこともした。今の防犯活動の状況は、まさしくこれを彷彿とさせるものである。
全体状況を見回してみれば、いくら防犯といっても、これはやりすぎだ、ということに尽きる。防犯パトロールはなかば小権力化しており、「お上」の威光をかさに来て振る舞っているようにみえるし、このボランティア活動に、ある特定の政治的団体が関与して容易に入り込み、権力化するという流れも疑われている。
宮城で問題となったように、もし情報非公開とされている報償費がこれらの防犯パトロールに使われているとしたら、それは経済的にもバックアップされることであり、児童虐待通知義務法も検討される昨今、市民は否が応にも「密告社会」に巻き込まれることになる。
[ 記者:森山つきた ]
投稿: 浅野和人 | 2024年5月20日 (月) 08時43分
日本は日米貿易摩擦や様々な歴史から現地生産が増えきました。すでに円安にして輸出を増やして経済を回すと言うシステムは過去のものになっています。むしろ、円高にして輸入価格を抑えて物価を下げて、国民の消費を促進した方が良い状況になっています。アベノミクスは構想段階で間違えていたのです。日銀はゼロ金利政策を続けていますが、ゼロ金利政策があまり効果を発揮しなくなっています。この原因は借り手の不在にあります。長い間のデフレ不況で安い金利だからとお金を借りて投資をする案件が急速に減ってきているのです。少子高齢化もその投資案件の縮小に拍車をかけています。新自由主義は、東京などの投資に寄与しましたが、弱い地方はあまり投資をされず地方の投資案件が減っていきました。これにより、投資先が無くなっていったのです。現在、日本においては年金受給者3割ですが、地方においては4割を超えています。今回、東京都知事選に出ると言っている広島県の市長さんの市では年金受給者が4割ということです。年金の増額がなく、輸入価格が高くなると高齢者の消費は減速します。地方ほど、疲弊が強くなっている今の状況になります。思い切った経済政策が必要になりますが、与党の経済政策はまるでダメです。今の与党は、AIに全てをかけている感じを受けます。AIは、機械学習と深層学習という学習方法がありますが、例えばスマートシティやスーパーシティの政府広報において生体認証のことが書かれています。まだ表に出ていない生体認証システム(脳波を柱としたシステム)を使い、人の行動情報や体内情報、ペットまで行動をインターネットに繋げるIobを広げて、ビックデータを強力に収集し、機械学習の為のデータとしようとしている。この脳波や生体情報を元にAIが予測をすることにより、深層学習に繋げる都市がスーパーシティであり、デジタル田園都市国家構想です、つまり、AIの進化の為の都市構想なんですね。そのAIを使ってサービスの提供や自動運転などに利用できると言っても、AIを使った超監視システムの中に国民を放り込もうとしている。警察は、このシステムを使い国民が今、何をしているか?どこにいこうとしているか?などを瞬時に把握することができます。その実験的に行われているのが集団ストーカーと言われている防犯活動だと思われます。これを良しとするかですね。ビルゲイツやダボス会議は、AIの進化に前のめりになっている。AIの規制や巨大なプラットフォーマ規制を考えて生まれたのがデジタル立憲主義という考えです。欧州を中心にその考えが広まっています。欧米では情報がかなり広まっているので、これは日本でも遅かれども広まるでしょう。ハッキリ言って政府は歴史上類のない犯罪に手を伸ばしています。石破氏は、どこまで把握していますか?
投稿: 浅野和人 | 2024年5月20日 (月) 09時07分
ドイツの欧州議会議員
クリスティーネ・アンダーソン氏は、
mRNAワクチンの導入は
「人類に対して犯された最大の犯罪として知られるようになるだろう」と述べた。
投稿: 浅野和人 | 2024年5月20日 (月) 20時17分
石破先生
今晩は!!。
ゴールデンウイーク明けより政局の話題がおどろおどろしい中、国民より岸田総理の次期総裁に相応しいとの人気第1位の先生への期待は、益々高まるばかりであります。そのような情勢でも先生におかれましては、国内外の諸問題が一番であろう?とうんざり気味ながら、時の趨勢は「歳月人を待たず」であります。
小生は先生と同郷、鳥取県出身の「国の将来を憂う」者であります。
今回もここ一週間の中の話題より、拙論を述べてみたいと存じます。
さて、当ブログの最後に述べられております小泉元総理、山崎拓元副総裁、亀井元政調会長よりご指導を賜ったとの御由、今では大変な話題になって居ります。一国の総理には「なりたい人より国民がなって欲しい人に」とは、かなり昔より云い伝えられて居ります。
昨今の国会審議の様子を見て居ても、加藤鮎子少子化担当大臣のように国会審議での答弁もまともに応えられないとは、自民党も余程人材が枯渇してしまったようではありませんか?
見て居て情けない限りであります。女性活躍と云っても、「女性議員であれば誰でも良い」と云うものでは無い筈であります。
その辺りを憂いて、自民党の先達議員の元閣僚による石破先生への次期総裁への決断を迫られたものと存じます。
石破先生は、「自分が自分が」と言う積もりは無くても「その時が来れば慌てないようしっかり備えている心算である」と常々言われて居ります。
小生は時々昔の「田中角栄元総理」の演説を、動画にて見ることが良くあります。施政報告会の演説では、集まった聴衆を前に夢を語り、「大いなる希望を与える事に長けていた」と想います。「見て、聞いて居て希望が湧く演説であり、分りやすい言葉で聴衆の心を鷲掴みにするその才能は、ずば抜けて居た政治家であった」と想う者であります。
石破先生・・・どうか国民にリーダーへと望まれるうちが政治家も花であり、その意思をむき出しにされ我が国日本への希望を与えて下さいませ。
最初に小生の先生への希望を述べてしまいましたが、今朝の新聞でも岸田政権の支持率は26%と低迷したままであります。他の新聞報道では支持率20%と云う所もあるようであります。
先般自民党の「政治資金規正法の改正案」が示されましたが、公明党との合意にも至っておらず、その内容は70%以上の国民からも支持されていないようであります。
打ち出す政策は殆ど支持されず、政権与党内部も相互に疑心暗鬼となって居り最早、解散の上国民の信を問うべきではありませんでしょうか?このままズルズル岸田政権が長引く事は、「何かの事があれば国民にとって大きな不幸になるのでは?」と想う事頻りであります。
縷々僭越な申し状ながら、何卒政局の混乱を抑え、以て国民へ明るい希望を与えて下さいますよう!お願い申し上げます。
投稿: 桑本栄太郎 | 2024年5月20日 (月) 21時16分