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2024年6月21日 (金)

第213回国会閉会など

 石破 茂 です。
 第213回国会(令和6年通常国会)も大きな混乱もなく本日閉会となりました。最初から最後まで主要なテーマが派閥のパーティ券問題に端を発した「政治とカネ」であったこと、会期末に成立した政治資金規正法改正案が多くの国民の理解を得ることも出来ないまま終わったこと、どちらも残念なことでした。
 民主主義にコストがかかるのは事実ですが、選挙区の事務所やスタッフの数に上限を設けるなどの改善はもっとできるはずですし、政党のガバナンス(統治プロセス)を規定する「政党法」の制定に向けて、議論を始め、早急に結論を得るべきです。党の綱領、党内意思決定の組織とプロセス、代表選出方法等々、もちろんその内容は各党によって異なって当然ですが、少なくとも定めるべき事項を明示し、有権者に対して明らかにできるようにしなければなりません。
 本来は、憲法に政党を明確に位置づけ、政党法の憲法上の根拠を定めることが望ましいと考えます。
 平成24年に党議決定された自民党憲法改正草案はその第64条の2において、「国は、政党が議会制民主主義に不可欠の存在であることに鑑み、その活動の公正の確保及びその健全な発展に努めなければならない」「政党の活動の自由は、保障する」「前二項に定めるもののほか、政党に関する事項は、法律で定める」としているところ、この議論が自民党内で等閑視されているのが残念でなりません。
 「令和の政治改革」は今国会で法律が成立したことをもって、事成れり、なのではありません。政治活動の基本的なルールが揺らいでいると言わざるを得ない状況も出てきています。東京都知事選においてN党が大量の候補者を立候補させ、立候補していない人でも同党に寄付をすれば掲示板にポスターを貼る(内容は自由)スペースを提供する、という選挙法が予想もしていない盲点を突く形のビジネスを展開しているのも、その一例でしょう。専ら選挙妨害のみを目的としたとしか考えられない「つばさの党」の活動も同様です。政党の活動に権力が不当に介入してはならないのは当然ですが、だからと言って何をやってもよいのではありません。何が必要とされ、何を守らければならないか。そもそも論からの議論が必要だと考えます。

 

 東京都知事選挙は過去最多の56人が立候補する異例の事態となりました。都知事選なのですから候補者が「もっと住みやすい東京に」「もっと魅力的な東京に」的な公約を掲げるのは当然ですが、東京への一極集中がもたらしている多くの課題についても語られるべきだと思います。地方からの人口流出が加速し続けることは、東京にとって望ましい姿なのか。立ち止まって考えることも必要なのではないでしょうか。
 その一点において、前安芸高田市長の石丸候補の公約は、人口が急減する日本において東京と地方の共存を目指すリ・バランスを訴えており、注目には値すると思います。
 また、三期目を目指す小池候補が公約の中で「他国からの攻撃に備えたシェルターの整備」「富士山噴火の際の降灰対策」を掲げたことには強く共感しております。

 

 時節柄、と言うべきなのでしょうか、ここのところ一週間に20冊程度の本と30冊程度の雑誌が送られてくるのですが、能力的にもとても全部は読めませんし、ましてや咀嚼して自分の言葉に直すことなどほぼ不可能です。これに加え、二週間に一度は書店で何冊かの本を買い求めるのですが、それすら読み切れず、一種の飽和状態になりつつあります。「せっかく送った本を読んでいないのか」とのお叱りは甘んじて受けねばなりませんが、そのような事情もご賢察頂ければ幸いです。

 

 イタリアでのプールア・サミットにおいて、現在凍結しているロシアの資産を活用してウクライナの支援に充てる枠組みが決定され、今後細部を詰める作業が行われます。おそらくこれは世界で初の試みで、国際法的にも相当精緻な理論を構築しなければならないのでしょうし、ロシアから対抗措置が取られるリスクも勘案しなければなりません。
 サミットでは、恐らく日本から「今日のウクライナは明日の東アジアかもしれない」との問題提起がなされたのでしょうし、これはウクライナを台湾に、ロシアを中国に置き換えての議論に違いないのですが、そうであればなおさら、「そもそも何故ロシアに対する抑止力が効かなくなったのか」についての検証をスキップしてはなりません。NATOの集団安全保障と集団的自衛権を(意図的に?)混同したような議論も散見されますが、一見シンプルでわかりやすい議論にも注意が必要です。

 

 昨20日、党本部において自民党鳥獣食肉利活用推進議連(ジビエ議連)、鳥獣捕獲緊急対策議連、自民党鳥獣被害対策特別委員会の共催によるジビエの試食会が開催され、今までにない盛況ぶりでした。「ジビエにしては美味しい」ではなく「ジビエは美味しい」ことを実感したひとときで、ご尽力いただいた日本ジビエ振興協議会の藤木会長(レストラン・エスポワールオーナーシェフ)をはじめとする皆様に、心より厚くお礼申し上げます。

 

 そういえば昨日、議員会館の玄関で中国の最高級車「紅旗」を見かける機会があったのですが、その洗練されたデザインには驚きを禁じ得ませんでした。同車はすでに日本国内でも販売されており、やがては日本車の強力なライバルになるのかもしれません。
 最近の日本車のデザインには「優美さ」が乏しくなっているように感じるのですが、これも時代の流行なのでしょうか。かつてのクラウンツードアハードトップや初代マークⅡハードトップ、日産の初代ローレルハードトップやセドリック4ドアハードトップなどは本当に美しくて、うっとりしていつまでも眺めていたい誘惑にかられたものですが、これも古い世代の郷愁なのかもしれませんね。

 

 東京も遅い梅雨入りとなりました。皆様、ご健勝にてお過ごしくださいませ。

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コメント

石破閣下

ポンコツモデラーのポンコツコメントです。

 善意を信じてルールを作っても守る気が無ければどんなルール、法令も結果を出せないものでは無いでしょうか。東京都知事選がそこのところを笑っているように思います。民主主義とは包む心です。人は神に包まれ、その神もその上の神に包まれまたその上の神に包まれているのです。幾重にも包まれた姿は民主主義のひな型です。今の人は何をどう包んでいるのでしょうか。
 神は我々の前にその姿を現すことは無いし何かを命じることなどさらさらない。しかし無言で我々にあるべき姿を求めてくる。それは神が変わるので、神にまつろいその神についていくことである。これは日本の神の物語であり良くも悪くも他の国には無いしきたりなのかも知れない。
 神が変わるとは別の神になるという事では無い。神がその上に登るか下に落ちるかということなので、落ちる神にはまつろう民が居ない。登る神にはまつろう民がいる。神と人が共に落ちるか登るかはまつろいしだい。これらは日本の神話。
 アメリカが音をたてて崩れるのも時間の問題になりつつあるという恐ろしい事態になりつつある。信じがたいことではあるけれど、もしプーチンがウクライナで特別軍事作戦を始めて居なければ我が国に滅亡の危機さえあったことを考えると、偶然なのかも知れないが、なにか最後のチャンスを与えられているように感じられる。やっぱりプーチンはヒトラーなのかも知れない。ヒトラーも日本の危機を知り対米開戦を決意してギリギリ我が国を救ったのだから。乱文・乱筆お許しください。

投稿: 野村嘉則 | 2024年6月21日 (金) 20時46分

いつも 応援させて頂いております 
マイナンバーカード 携帯購入時に提示無いと作れないとか 如何なものかと 日本のIT等 なかなか 心配な状況で 免許証提示でも作れなくなる方向だとか 少し不安です 情報漏えいは個人では防げない時代と認識してますが 海外(中国)にも流出している事でしょう 武器が無くても 国を乗っ取れる と云う時代に近づいてる様で 
マイナンバーカード 作っておりません 後10年もすれば 後期高齢者となる身ですが 心配の無い カードにしていただけると 老後が少し安心です
総理大臣になって頂ける日が来る事を切望しております

投稿: 吉田 妙子 | 2024年6月22日 (土) 01時13分

石破様こんばんは。昨日の敵は今日の友という言葉がありますが、選挙とは先が読めない不思議なもののような気がします。世界状況も昨日の敵が今日の同盟国になる気もいたします。ロシアや中国とも今は敵かもしれませんが、明日の友になる可能性もあるのではないかと思います、石破様期待しています。

投稿: hitomugi | 2024年6月22日 (土) 19時34分

『 ぴっぽーのサッカー談義 』

ユーロ2024 ドイツ大会が開幕した

俺の愛するイタリア代表が 面白い。


今大会のイタリア代表の最大の特徴は 層の厚さだろう。

突出したワールドクラスは 現状、バレッラぐらいしか 見当たらないが、

層が厚く、穴がない。


初戦アルバニア戦は 素晴らしかった

開始直後の失点は 愛嬌みたいなものであり、点を決めた アルバニアの選手の集中力を褒めるべきだろう。

その後、今季は守備の安定さが売りの アルバニア相手に 事実上のワンサイドゲーム

守備と攻撃のオーガナイズが光った。


この試合のMVPは キェーザだそうだが、

どう見ても、バレッラだろう。最も幅広くゲームをオーガナイズしたのは 彼だからだ。


初戦の完成度の高さから、次節のスペイン戦 イタリア勝利も想定したが、


俺から 言わせれば ”まさか”の敗戦。 しかも、各メディアが軒並み スコア(1-0)以上にスぺイン圧倒、イタリア完敗の論調!!


俺も、その記事を真に受けて 正直、ガッカリしていたのだが

家に帰り、軽く拝見し いささか安堵している。


というのも、メディアの論調とは 違っていたからだ。


高い技術をベースに速いゲーム展開で、イタリアをスペインは圧倒していたのかもしれないが、

終盤のイタリア自身のミスによるもの以外、決定機は ほぼゼロじゃないかな? 私が見る限り 枠内シュート含め ”真の決定機”といえるものは ほぼゼロかと。


枠内シュートの数を強調される方がいるが ゲーム見ればわかると思うが、


イタリアは スペインのシュートコースを 基本、ほぼ全て切っている(終盤のトラップミス以外は)。

故に、GKドンナルンマは 正面でのセーブが目立つし 失点も1失点のみ。

それも、味方のオウンゴールだ。 それすらも、ドンナルンマが弾いたものが彼に当たったものであり、カラフィオーリの自責点というものではない。

むしろ、スペインは 終盤のイタリアのミスが2度あったと思うが、あれを1度も決めきれないのは 逆に情けない話だ。


新鋭DF カラフィオーリのオウンゴールのシーンですらも スペインはイタリアの守備を崩し切れていない。

スペインのアタッカー(ヤマル等)より、早く反応した ドンナルンマの過剰反応で、ボールの軌道が変わり、ゴール前にヤマル等より 全然先に詰めていた カラフィオーリに当たり オウンゴール。

スペイン圧倒というが イタリア伝統のカテナチオが まずまず機能していたと思う。


スペインにボールを持たれて支配されていたのではなく、持たせて支配されている如くで 実は、カウンターチャンスを伺っていたと思う。

つまり、今のイタリア代表の一番の課題は、やはり決定力だろう。


受けに回ったスペイン戦は 初戦のアルバニア戦とは違う戦い方だが それでいいと思う。


なぜなら、スペインの3トップは 両サイドの若手中心に 機動力が売りだ。

故に、最終ラインを高く設定し過ぎて 背後にカウンタースペースを空けるのは 大きなリスクだからだ。


故に、決定力という一番の課題が 改めて浮き彫りとなったスペイン戦となった。


現行のスタメンは 今季、EL優勝チームのアタランタで一皮剥けた感のある スカマッカ。

期待の新鋭だし、彼以外にも レデギなど 期待の若手はいるが


スペイン相手には、フィジカルの強さよりも スペースを突ける機動力のあるアタッカーの方が 有効と思われる。

過去、数試合でイタリアが勝利したゲームでは そのパターンに填まっていたかと思う。


本来ならば、好調時のラスパドーリに 俺は最大限期待したかったのだが、

彼は、今季、好調とはいえないシーズンを送ったばかりだ。

故に、決定力には難があるが、エルシャーラウィ、ザッカーニ、キエーザ等の 機動力のあるセカンドトップも含めた

”ゼロトップ”戦術が スペイン相手には填まると思われる。


スパレッティも、チームの決定力に不安があるのか フォロルンショという ユベントス戦でのボレーゴールで一躍名を高めた フィジカルモンスターを

直前でチームに帯同させている。


今後の決定力というか、得点パターンを如何に高めるかが 課題だ。

本来、ラスパドーリが覚醒すれば かなり面白いゲーム構築ができると思うのだが・・


逆に言えば、新鋭のフォロルンショ、スカマッカ、レデギ 不調のラスパドーリ、いつの間にかベテランのエルシャーラウィ辺りの

いずれかが、ラッキーボーイ的に 大会中に覚醒すれば 決勝まで進んでもおかしくないチームだ。


スペインは むしろ、逆に厳しいかと思う。

攻撃のタクトを振るう ペドリにしても 局面打開力など 明らかに 全盛期のイニエスタには至らない。

ヤマルにしても ブラジルのロナウド辺りに比べれば まだ若いので未知数だが どうだろうか?

そこまでの怖さは 感じない。 只、可能性はある。

むしろ、右サイドの ニコ・ウィリアムズに可能性をより感じた。


彼は、まるで クリロナを思わせる。

クリロナも 当初は、ウィング、サイドアタッカーから スタートしている。

クリロナほどのフィジカルがあるかはともかく、技術は クリロナ以上かもしれない。機動力・フィジカルも相当なものだ。


セリエのクラブを始め、世界のビッグクラブは 彼に投資すべきだろう。

只、それでも 本当に圧倒的な個は ないね。


クオリティ的にも 実は醒めたゲームだった スペイン―イタリア戦だったね

とにかく、世代交代期的な 今大会だ。

新たなスターが より多く見出せる そして、チームとしてのアイデンティティーも示せる 大会となることを期待したい。

投稿: ぴっぽー | 2024年6月23日 (日) 15時31分


【 ぴっぽーのサッカー談義 続 】

ゼロトップでやるなら、ニョント(今大会は招集外)が 面白かったけどな


俺は、彼のことを勝手に ”ミニマラドーナー”と評しているのだが、


マラドーナ―を思わせる ずんぐりむっくりしたような体型で、体幹が強く、技術というかボールをこねる上手さがある。


彼は、前監督のマンチーニが代表に抜擢した若手(まだ20歳)だが、


彼は、潜在能力高い。


彼以外にも、イタリアには 今回のユーロには未招集の20前後、10代の若手アタッカーが パッと思いつくだけでも 4人ぐらいいる。


いずれもユース年代では 実績のある得点力なり、技術レベルを示している 新鋭ばかりだ。

イタリアの未来は 明るいと思うよ。 最終ラインの層も 厚くなってきたしな いつの間にか、気づいてみれば。


余談だけど、ユーロ後のW杯に 今度、昇格のコモに移籍するとみられている ステファノ・センシの復活に期待している。


怪我で、全盛期を棒に振った選手だが、


あのセスク(監督)が 大好きだと評すほど 中盤のオーガナイズ能力は高い。


シャビを想起させる 技術の持ち主だ そもそもは。


余談だが ミランは 昨季の半分を怪我で棒に振った ベナセルの移籍話が 持ち上がってるそうだが、


彼は 売ってはならない。


レオンは、本当に契約解除条項の1億7500万ユーロ(約280億円)程度を出す プレミアやサウジ等のクラブがあれば 売っても構わない。

彼は 代替が効きやすいが、べナセルは 年齢的にも、プレースタイル的にも 代替は難しい。


それこそさ、レオン売って スペインのニコ・ウィリアムズ買うとか 悪くはない。

所属先のビルバオと 契約更新したばかりらしいが。

投稿: ぴっぽー | 2024年6月23日 (日) 17時23分

【靖国神社で放尿をして石柱に「トイレ」と落書きした中国人に沈黙のメガネ。】

今月の3日に起きた事件であるが、その時からシナ帝国関係の容疑者ということがわかっていたらしい。翌日の4日には、上川外相が、「外交ルートを通じて中国政府に懸念を表明した」という声明を国内に向けて発信している。安倍氏が首相であった頃は公式参拝を控えていただけで恒例の祭礼には榊の奉納を絶やすことがなかった神社で、その独特の地位が尊重されていたのであるがメガネの代になって、それらは踏襲されることがない。シナ帝国はその隙を突いて聖域を貶める事件を起こしたようだ。事件から2週間以上の間、メガネが何をいうのか見ていた人は大量におられたが、上川外相の言葉以上のものが何もなかった。
これで分かったことはメガネは安倍氏から引き継ぐものが何もない政権だということだ。お粗末すぎる偽りの保守政権と白状したようなもんだ。
国民を騙す方向を向いているのか?
安倍氏が時間をかけて取り組んでいたシナ帝国包囲網を捨てる方向なのか? 俄かにはわからないが、メガネが政治家のつもりでいるならこの事件を利用して国際的な追及にできる機会すら捨てたと思われる。彼は馬鹿なのだろう。その上、日本国民の役に立つ行動がしたくないのだろう。最悪の政治家を総理にした自民党という事実が際立つ。
世襲政治家なら靖国の重みや立ち位置を承知の上であると思うが、メガネは何も知らないバカなのだ。
我が国には終戦時に20歳台であった人々が6万人以上生存しておられる。100歳老人が大量にいる国である。大きな不満が燎原を走る炎のように広がっていくだろう。岸田はそこにいるだけで何もできない愚か者だ。

投稿: 旗 | 2024年6月24日 (月) 02時35分

石破先生

今晩は!!。
この春より気候が異常に不順であり、長らく寒暖定まらない天候でありましたが、漸く本州も21日頃~23日に掛けて、「梅雨入りとなったようである」と気象庁により発表がなされました。
例年より10日~2週間遅いようであります。
又、この間先生に於かれましては長い不毛のような通常国会も閉会となり、本当にお疲れ様でありました!!。
小生は先生と同郷、鳥取県出身の「国の将来を憂う」者であります。
今回も先生の記述に沿いながら、拙論を述べて見たいと存じます。

さて、この213回通常国会は自民党各派閥による政治資金パーティ開催のパーティー券販売への収支報告書不記載に始まり、ノルマ以上の販売があった際のキックバックや裏金問題に終始してしまったような内容でありました。
更に政党助成金への「政治資金収支報告書への不記載」なども露呈してしまいました。
又岸田総理自らの行動により、各派閥解消となった期間でもありました。数多の疑惑が噴出し、自民党政権の信用と支持率が一気に地に墜ちた期間でもありました。
そして、疑惑のあった派閥や議員個人への国会での政治倫理審査会による「聴取」がありましたが、総理自ら申し出て受けると云う異例の事はあったものの、殆どの議員がスルーしてしまいました。
岸田総理はこの裏金問題について「実態の解明と解決に不退転の決意をもって行う」と云いながら、今回の抜け穴だらけの「政治資金規正法改正」であります。国民のおよそ70%以上が納得して居らず、その所為もあってか岸田政権の支持率は各世論調査に於いても20%前後と云う低迷の連続であります。

政治資金規正法改正法案については、茂木幹事長や麻生副総理との何ら相談もなく行い、今や自民党政権の首脳はバラバラになってしまいました。この為、各議員は選挙区に帰れば突き上げられ、「このまま岸田総理の下では次回の選挙も戦えない」と、与党自民党内からも不満の声が噴出して居ると聞きます。当に岸田総理は野党からも指摘されるように「四面楚歌」の状態のようであります。
この間、色々なニュースによれば菅元総理を中心に「岸田総理後の総理候補を」画策しているとか?漏れ聞こえてまいります。

話は少し横道に逸れますが、過日元大阪府知事・元大阪市長でもありました橋本徹氏のテレビ対談によれば、「今の自公政権のままでは、やがて政権交替となるのは必定である。然し、野党もそれぞれ纏まれず自民党の過半数割れの状態となれば、国民的人気のある石破さんあたりが時期総理に良いのではないか?石破さんは、野党の中にもファンが居り、政策毎に連衡する「変容性政権」の出来る時代ではないか?」とも述べて居ります。
小生は、橋本氏は先を見据えた政策通でもある所を買っているものの「余りにも政治家としての言動に品格が無く、好きではありません。
然し、歯に衣を着せずせず「正論を述べる」姿勢は」大いに的を得ているところもあると思って居ります。

過日、今回の東京都知事選に出馬しました元安芸高田市長でありました石丸伸二氏の事を少し述べましたが、石丸候補は日を追うごとに人気が高まっているようであります。その理由の一つに、従来の政治家に多いい曖昧な表現の「・・の様であります」、「・・かと想われます」、「・・ではないでしょうか?」などの曖昧表現は一切ありません。正論であれば「・・です」、「・・ではありません」と言い切る表現が多く、このあたりが聴衆を魅了しているようであります。
正論であれば、堂々と言い切る話し方は政治家には絶対必要であります。
石破先生に於かれましても、良く「正論を堂々と述べてこそ」政治家であると共通しているようであります。

又本題に戻ります!!。
小生は、今度の国会もかなりの回数をテレビやユーチューブ動画にて拝聴しましたが、質問や論争に将来的な見通しや明るさが無く、更に岸田総理のつっかえながら「的外れ」の答弁にうんざりするばかりでありました。
我が国の物価高騰、将来展望のない円安、対中国、ロシア、北朝鮮など外交の課題は大きく、然も沢山ある中で「緊張と責任感のある政治」には、総理の「国民投票による選挙」の公選制と国会との、『二元政治も』必要ではないか?と思う者であります。

投稿: 桑本栄太郎 | 2024年6月24日 (月) 19時43分

車のデザインに関しては同感ですね。優美さを競っていた時代はもう遥か過去に思います。デザイナーの優劣ではなく、時代がそうさせて来たのかなと思いますが。日本車のみならず、アメリカ車、ドイツ、イタリア製も同じように見えます。
現行のフェラーリが通りを疾走しているのを見ると悲しく思います。ポルシェだか日産だか区別が付きません。車も没個性ってところですかね。ブランドの個性は見てとれません、どのメーカーも。
民主主義、党のポリシーやキリスト敎の理念やあげく近代史からの引用を聞かされるのは飽き飽きだしワンパタと存じます。諸外国の状況も確かに重要ですが、都知事選のごたごたを見るにつけ、今すぐに解決の努力くらい始めた方がよろしい問題が国内に山積している様です。遠くばかり見ていては目の前にある大切な物事も目に入らなくなるのは当然、逆も然りです。中身のない安っぽいスローガンを連発するくらい末期のバイデン政権もやってます。新鮮味も現実味もありませんし、どんな偉人や政治家も民衆に退屈だと思われたら終わりかと思います。市民に こいつはダメだ、と思わせるきっかけがその落日の始まりです。自民党政治によりかかって余裕を決めるのは結構ですが、自民が2009年とも違う状況でいらっしゃるという認識くらいはお持ちかと信じています。一瞬たりとも本題から目を逸らさないリーダー、与党が必要です。石破殿がその器か、私にはまだ十分には思えません。

投稿: 丘下からの眺め | 2024年6月25日 (火) 22時00分

石破さん 事務局の皆さん 日々お疲れ様です。

先日、旧国鉄時代から40年を超えて出雲市から米子を経由して岡山まで運行されてきた381系特急電車が引退しました。
一部の不良撮り鉄のマナー違反はありましたが無事に新型273系にバトンタッチされました。

私個人的には食堂車の付いた181系ディーゼル特急やくもに乗車し冷凍みかんを食したことを記憶しております。

次はスーパーはくと車輌の更新です。それに合わせて倉吉駅に留置線一本を新設されたらよいと考えますが如何でしょうか。

さて、政局です。

ご存知の通り、徳川家康は長男信康と正室築山を信長の命により死に至らしめても信長に協力し、本能寺後は秀吉に頭を下げ天下泰平の世を作り上げました。
足利義昭では天下は収まりませんでした。

石破さん、令和の家康となってくださいませ
時は今 です。  

内外に問題山積ですが、救日本国・救日本国民・救自由民主党のため立ち上がって下さい。

体調に留意され国家国民のためご活躍願います。

長文失礼しました。

投稿: コスモタイガー搭載しなの | 2024年6月26日 (水) 16時28分

梅雨といいつつ曇りが多い九州北部です。
東京はいかがでしょうか。

原付バイクの法規が変わるのですが。利用者からすると、積極的な意味がわかりません。
125cc以下で。原付1種、原付2種、ができるのですが。
これまでの延長上ではなく。環境の変化に対応した根本的な議論を望みます。
ぼくの感覚では。同一排気量になるなら、1種、2種、と分ける意味がないのではないかと思います。
また、125ccだとカタログスペックで最高速度は100キロ近いです。自動車専用道路は渋滞させずに十分に通行可能です、禁止し続ける意味がわかりません。

さらに。ワールドエコノミックフォーラムからの圧力で、モータースケートボードみたいなのから、3輪自動車など、分類がよくわからないものが認可されています。試行期間が終わって見極めがつけば価値観のレベルからカテゴリーを整理して法制しなおす方がよいと思います。

乗り物の話のつぎは、生活保護の話です。
安部時代に支給額を下げたのは違法という判決がある。そしてこの階層の現実では食費が実質3割以上上がってる。臨時の給付金でなんとかやりくりしている、のですが。支給額そのものを本来に戻してください。

そして選挙の話です。
ワクチンで脳梗塞になろうと自民党と言っていた小金持ち年寄りたちも。どうもアメリカが弱いと思うように変わった気がします。イスラエルを抑えきれないのはNHKも報道してますから。外交のウエートが下がり。重要なのは内政です。
自民党がなくなるかもしれません。
公明党はもっとなくなりそうな気がします。
創価学会の中から。
石破さんは従来の自民党と心中してはいけません。
政治資金、コロナ、マイナンバー、消費税、これまでの竹中みたいなレトリックは終わったと思います。

では、きょうはここまでで。
また。

投稿: 遠藤宏一 | 2024年6月26日 (水) 19時00分

石破先生、はじめまして。
先生にこの国を立て直して欲しいと願っています。
先日、とあるテレビ番組で「岸田首相は国家観を語ったことがない」と発言されている評論家の方が居ました。私の記憶では岸田首相就任当初は、分厚い中流層により、経済の好循環を実現する、といったことを仰っていた記憶があります。
就任当初は多少なりとも新政権に期待したのですが、一国の総理の考えだけで上向くほど経済は甘くないのだと今となっては考えが変わりました。
石破先生は総理総裁になることが目的になってはならないと常々仰っておられます。石破先生の独立主権国家としての日本を作るという国家観は個人的に強く支持しています。しかしながら、今の日本には異なる考えの国民の方が多いのかもしれません。
石破先生が先頭になって、国家観を発信することで異なる国家観を持つ政治家の方が発信されるかもしれません。
これからいつかあるであろう総選挙は、目先の経済ではなく、国家観を国民に問うような選挙戦を実現してください!期待してます。

投稿: なおサラリーマン | 2024年6月27日 (木) 11時22分

🌸メディア諸君、総理職を求める大義は国家の建て直し、自民党立て直しは重要だけど単なる手段だよ
🌸自民党の好い歳の餓鬼議員諸君も、危機に立ち向かう政治家として心得違いをしたままじゃいけないよ
≫石破さん、国家のために自民総裁選に立候補へ 国家と国民と自民党にWin-Winを https://shorturl.at/Q668U 
(論旨を明確にするため一部字句を無断で勝手に変更してある)
⇒時機はやや早めでも、自民党議員団にはそうせざるを得ない ≪止む無き事情≫がありますからね。
安易に右側に傾いでいる ≪好い歳した餓鬼議員ら≫を覚醒させ、その身に迫る危機に自覚を促し資質を診断する必要がある。
自民党内のあちこちに散らばっている見識良識国家観などの在庫を糾合し体制を作る必要もある。
⇒ま、従来の愚見の繰り返しですが、石破さんご自身も、今回こそ、21世紀らしく、「大人虎変、君子豹変」の一環としてヘアスタイルやスーツなどイメージ戦略を変革することが大切ですよ…と重ねて申し上げたい。特に、今の時代、投票する側の過半以上の有権者や多くの自民議員らは ≪そういう軽さ≫ で繋がっていますので、その現実を無視しちゃ、政治家人生に禍根を残しますよw。
補足:「やれることは何でもやってみる。やってみなはれ~」
上杉鷹山翁「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の為さぬなりけり~」

投稿: 黒山椒無躇 | 2024年6月28日 (金) 09時45分

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